JP2020097353A - 車両制御装置および車両制御装置に対するインタフェース装置 - Google Patents

車両制御装置および車両制御装置に対するインタフェース装置 Download PDF

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Abstract

【課題】車両に太陽光が入射する前に、車上機器である窓部材の透光率を制御することを可能にする。【解決手段】車両に搭載される車上機器の制御を行う制御部と、制御部からの制御信号に基づいて車上機器に対して制御指示を出力する操作部とを備える車両制御装置として、車上機器は透光率を制御可能な窓部材であり、制御部は、車両の環境情報、位置情報および速度情報と、車両が走行する行路の方角や距離に関する行路情報と、当該行路上の太陽の位置や高度に関する天体情報とに基づいて、窓部材への太陽光入射の有無を判定し、当該太陽光入射がある場合には窓部材の透光率を制御する制御信号を作成して、伝送路を介して当該制御信号を操作部へ送信し、操作部は、車両ごとに設けられ、透光率を制御する制御信号と外部から受け付ける操作指示内容とから窓部材ごとに透光率を制御する制御指示を作成する。【選択図】図1

Description

本発明は、鉄道車両をはじめとする移動体に搭載される車両制御装置および当該車両制御装置に対するインタフェース装置に関する。
鉄道車両をはじめ乗客が搭乗する移動体においては、乗客の快適性を確保するために、車両内部の光環境や温熱環境を適切に制御する必要がある。加えて、車両内の照明や空調装置などを適切に制御することにより省エネルギー化を実現することも近年求められ、この実現のためにも、車両内に入射する太陽光を適切に制御することが必要である。
こうした入射する太陽光等を制御する技術としては、例えば特許文献1には、車両内に入射する光を検知して窓ガラスの透光率を制御する指示を出力する制御装置が示されている。
また、特許文献2には、窓の位置と方角およびその日時における太陽光の入射を計算し、入射が想定される時間帯に調光ガラス窓の透光率を下げる制御指示を出力する制御装置が示されている。
さらに、移動体において窓ガラスの透光率を下げる制御を実施している事例として、ある特定の地点に車両が到達した際に、その地点への到達をトリガとして、窓ガラスの透光率を下げる制御指示を出力する制御装置がある。
特開平3−42633号公報 特開2005−282106号公報
特許文献1に開示の技術では、制御の条件は、太陽光が車内に入射した場合や窓ガラスの温度が所定の条件に達した場合に限られるため、太陽光が入射される前に窓ガラスの透光率を制御することができないという課題がある。
また、特許文献2に開示の技術では、車両をはじめとする移動体において、車両の移動方向に応じて相対的に変化する太陽光の入射に対応することができないという課題がある。
本発明に係る車両制御装置は、車両に搭載される車上機器の制御を行う制御部と、制御部からの制御信号に基づいて車上機器に対して制御指示を出力する操作部とを備え、車上機器は、透光率を制御可能な窓部材であり、制御部は、車両の環境情報、位置情報および速度情報と、車両が走行する行路の方角や距離に関する行路情報と、当該行路上の太陽の位置や高度に関する天体情報とに基づいて、窓部材への太陽光入射の有無を判定し、当該太陽光入射がある場合には窓部材の透光率を制御する制御信号を作成して、伝送路を介して当該制御信号を操作部へ送信し、操作部は、車両ごとに設けられ、透光率を制御する制御信号と外部から受け付ける操作指示内容とから窓部材ごとに透光率を制御する制御指示を作成することを特徴とする。
本発明によれば、移動体の車内において太陽光が入射する前では従来行うことができなかった透光率制御を可能にし、乗客の快適性の向上に寄与することができる。
また、本発明によれば、透光率制御を行うタイミングを太陽光が入射する場合など限定的に行うこと、さらに、車内の空調装置や調光装置に連動した制御指示を行うこと、によって省エネルギー性を向上させることが可能となる。
本発明の実施例に係る車両制御装置の構成の一例を示す図である。 操作部に対する制御信号のフォーマットを示す図である。 演算部が操作部に対する制御信号を出力するまでの処理の流れを示すフローチャートの前半部を示す図である。 演算部が操作部に対する制御信号を出力するまでの処理の流れを示すフローチャートの後半部を示す図である。 操作部が制御対象装置に対して制御指示を出力するまでの処理の流れを示すフローチャートの前半部を示す図である。 操作部が制御対象装置に対して制御指示を出力するまでの処理の流れを示すフローチャートの後半部を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態として、実施例について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例に係る車両制御装置の構成の一例を示す図である。
車両制御装置は、鉄道車両が備えるインバータ装置、自動列車制御装置、或いは空調装置等の各種の車上機器の制御を行うために、鉄道車両に搭載される装置である。なお、図1では、主に説明する透光率制御に直接的に関係しない構成物などについては、その記載を略している。
車両制御装置は、少なくとも、制御部1および車両の各号車に搭載される複数の操作部10を有する装置であって、制御部1および操作部10は、制御部1内部の出力部9を介して接続される。
制御部1は、操作部10に対して制御信号を送信することで、操作部10に接続されている制御対象である装置13〜15の制御を行う。
操作部10は、制御部1から受信した制御信号の内容に応じて、制御対象である、窓部材13、照明装置14および空調装置15に対する制御指示を出力する。
ここにおいて、窓部材13とは、透光率を制御する機能(透光率制御機能、図示せず)を有する車両の窓ガラスを意味し、本実施例では、車両の窓部材(窓ガラス)の透光率制御機能に対して印加する電圧を変動させることにより透光率制御を行うことを想定しているが、透光率の制御手法としてはこれに限定されるものではない。
また、制御部1は、図1に示されるように、計測部2と記録部7、演算部8および出力部9を有している。
計測部2は、車両に関する各種情報(温度情報3、照度情報4、位置情報5および速度情報6)をセンサもしくは外部装置からの通信によって取得し、これら情報を制御部1に入力する機能を有する。
記録部7は、車両の走行する方角や距離などの行路情報、その地域・季節・時間における太陽の位置・高さなどを含む天体情報などを記録し、制御部1からの要求によって該当する情報を読み出して制御部1に入力する機能を有する。記録部7は、例えばハードディスクや半導体メモリ等の記憶装置から構成される。
演算部8は、計測部2から得られた情報や記録部7から読み出された情報を基に、対象とする操作部10に対して、透光率制御を実施するかどうかの判断および対象とする操作部10に接続される制御対象装置13〜15に対する制御信号を作成する機能を有する。演算部8は、例えばCPUにより構成される。
出力部9は、車両の各号車に搭載される複数の操作部10に対して、一定周期T[秒]ごとに演算部8が作成した制御信号を送信する。すなわち、出力部9は、演算部8が作成した制御信号を演算部8から受け取り、複数の操作部10に対して、図2に示すフォーマットを有するデータで送信する機能を有する。出力部9は、例えば演算部8と共にCPUにより構成されるか、単独のインタフェースから構成される。
操作部10は、車両の各号車に搭載される装置であり、乗務員からの操作を受け付ける第1の受付部11、乗客からの操作を受け付ける第2の受付部12、透光率の制御機能を有する窓部材13、車両の各号車の照明装置14および車両の各号車の空調装置15と接続されている。なお、第1および第2の受付部は、例えば表示機能を有する入力機器から構成される。
また、操作部10は、窓部材13に対して透光率制御を行う指示を段階的に出力する機能、および、窓部材13に対して透光率を制御することを照明装置14および空調装置15に対して事前に通知するための指示を出力する機能、を有する。操作部10は、例えばCPUにより構成される。
操作部10に接続される窓部材13は、左右でそれぞれM枚あるものとして(窓部材1、…、窓部材M−1、窓部材M)、その1枚ごとに第2の受付部12を設け、乗客からの操作を受け付ける。乗務員からの操作を受け付ける第1の受付部11および乗客からの操作を受け付ける第2の受付部12から取得する指示の具体的内容としては、「常に透光率を下げる制御を行う」、「常に透光率を下げない」または「制御対称面の透光率制御を行う」がある。操作部10は、これらの乗務員や乗客からの操作による指示に基づいて、制御信号を出力するかを判定する。操作部10による具体的な動作態様については後述する。
次に、図2に示す制御信号について説明する。図2は、操作部10に対する制御信号のフォーマットを示す図である。
制御信号は、制御部1の出力部9から車両の各号車に搭載される操作部10に対して送信される信号である。具体的フォーマットの一例としては、制御信号が対象とする操作部番号20、前回の制御信号との差分があった場合に設定される前回信号からの差分フラグ21、制御対象である装置13〜15への各制御指示22、現在時刻と制御開始時刻23および制御信号の内容に対する誤り検出符号24から構成される。
操作部10は、車両の各号車ごとに設置され、それぞれに操作部番号20を持つ。制御部1の出力部9から送信される制御信号に含まれる操作部番号20は、制御対象とする操作部番号を示し、これによって制御信号を受けとった操作部10が、自らに宛てて送信された制御信号であるかどうかを判定する。
前回信号からの差分フラグ21は、前回の制御信号との差分があった場合に、制御部1の演算部8によって設定される。すなわち、差分フラグ21が‘0’に設定された場合は、制御部1の出力部9から送信された前回の制御信号における制御指示22が変化していることを示す。
制御対象である各装置13〜15に対する制御指示22は、制御対象である装置13〜15に対して、窓部材13に対する透光率制御に係る調光指示、照明装置14に対する調光率制御に係る調光指示および空調装置15に対する温度制御に係る制御指示を行うか否か、制御指示を行う場合にはその強度などを格納した情報である。
現在時刻と制御開始時刻23は、時刻情報として演算部8が付与した現在時刻や制御指示22により制御を開始する場合の時刻(制御開始時刻)を示す情報である。
誤り検出符号24は、通信手段によって制御信号の内容が変化した場合に誤りを検出するための符号である。
続いて、制御部1の演算部8が実行する制御信号の生成処理について、図3および図4を用いて説明する。なお、図3〜6のそれぞれにおいて、参照番号の前に付したアルファベットの“S”は、「ステップ」であることを意味する。
図3および図4は、制御部1の演算部8が操作部10に対する制御信号を出力するまでの処理の流れを示すフローチャートである。
制御部1の演算部8は、図3および図4のステップ101〜112を定期的に実行し、これらのステップを車両ごとの操作部10の数だけ繰り返して行う。また、全ての操作部10の数分を繰り返すのではなく、特定の操作部番号を1個以上指定して特定の操作部10の数分を繰り返すようにしてもよい。さらには、必要に応じて、特定の窓部材1、…、窓部材M−1、窓部材Mを指定できるようにし、車両ごとに特定の窓部材1、…、窓部材M−1、窓部材Mに対するフローチャートとすることもできる。
以下では、図3および図4に示すフローチャートに沿って、1つの操作部10に対するステップ101〜112の処理内容を説明する。
ステップ101(S101)で、演算部8は、計測部2から計測部2により取得された情報を取得する。この情報には、車両の内や外の照度情報と温度情報、車両が現在走行している位置情報並びに車両の現在の速度情報が含まれる。
ステップ102(S102)で、演算部8は、記録部7から行路情報および天体情報を取得する。先ず、行路情報は、基準点からの距離ごとに走行路の勾配や曲率など、また進行する方角を含む。本ステップで演算部8が記録部7から取得する行路情報は、現在走行している距離と速度を基に、Tb[秒]後に走行すると見込まれる地点までの行路情報を取得する。次に、天体情報は、列車が走行する地域および季節における太陽の方角や高度および太陽の有無に関する情報を時刻ごとに有している。制御部1は、記録部7から現在時刻からTb[秒]後までの天体情報を取得する。
ステップ103(S103)で、演算部8は、取得した天体情報から現在時刻に太陽からの日射があるか否かを判定する。ここで、判定がYESの場合は、ステップ104(S104)に進み、判定がNOの場合は、透光率制御を行わないものとしてステップ109(S109、図4)に進む。
ステップ104(S104)で、演算部8は、計測部2で取得した照度情報4を参照し、現在の照度がL0[Lx]以上であるか否かを判定する。照度がL0[Lx]以上であると判定した場合(YES)は、ステップ105(S105)に進み、照度がL0[Lx]未満である、すなわち天候等により日射がないあるいは少ないと判定した場合(NO)は、ステップ109(S109、図4)に遷移する。
ステップ105(S105)で、演算部8は、計測部2から取得した速度情報6を基にTa[秒]後までに列車が走行する地点の行路情報を求めて、車両の窓部材13が向く方角を算出し、さらにその方角とその時点における太陽の方角の角度差を算出する。その角度差がθ[°]未満である場合、窓部材13に対して太陽光からの日射があると判定し(S105の判定がYES)、窓部材13に対して透光率制御を行う指示を作成するステップ108(S108、図4)に遷移する。ここで、Taに関しては、各種信号の伝送時間や各制御部の応答時間に基づいて決定される値である。
一方で、S105の判定がNOの場合には、ステップ106(S106)に遷移する。
ステップ106(S106)で、演算部8は、前回処理で作成した制御信号を参照し、現在(現時点で)透光率制御を行っているか否かを判定する。透光率制御を行っていない場合(NO)は、ステップ109(S109、図4)に遷移するが、現在透光率制御を行っている場合(YES)は、ステップ107(S107)に遷移する。
ステップ107(S107)で、演算部8は、Tb[秒]後に列車が走行する位置までにおいて、窓部材13への太陽光入射の有無を判定する。この判定基準は、ステップ105(S105)で用いた判定基準と同じものを用いる。ここで、Tb[秒]後までに入射がないと判定した場合(NO)は、透光率制御を今後しばらく行う必要がないものとして、ステップ109(S109、図4)に遷移する。一方、Tb[秒]後までに入射があると判定した場合(YES)は、透光率制御を今後しばらく行う必要があるものとして、ステップ108(S108、図4)に遷移する。ここで、Tbに関しては、トンネルや駅等を通過する時に感じる人的(特に乗客)要因により決定される値である。
図4へ移り、ステップ108(S108)で、演算部8は、操作部10に対して、窓部材13に対する透光率制御の強度を指示するための制御データを作成する。
窓部材13に対する透光率制御の強度については、計測部2より取得した照度情報4が示す現在の照度に応じて段階的に設定する。具体的には、現在の照度が透光率制御を行う最小の照度L0[Lx]以上L1未満[Lx]の場合は、最も弱い制御レベル1を指示し、L1[Lx]以上L2[Lx]未満の場合は制御1に、次いで弱い制御レベル2を指示する。このように、現在の照度の強弱に応じて、窓部材13に対して行う透光率制御の強度を変化させる。
一方、ステップ109(S109)で、演算部8は、窓部材13への透光率制御を行わないよう制御データを作成する。
ステップ110(S110)で、演算部8は、ステップ108(S108)およびステップ109(S109)で作成した制御データに応じて、照明装置14および空調装置15に対して、制御対象面13への透光率制御の実施の有無を設定する。例えば、透光率制御を実施する場合は‘1’、実施しない場合は‘0’をそれぞれ設定する。
続いて、ステップ111(S111)で、演算部8は、対象とする操作部10に対する制御信号を作成する。制御信号に格納するデータは、ステップ110(S110)までで作成した制御データを用い、さらに対象とする操作部番号20、前回信号からの差分フラグ21、現在時刻と制御開始時刻23を作成し、最後に誤り検出符号24を付与する。
ステップ112(S112)で、演算部8は、ステップ111(S111)で作成した制御信号を、対象とする操作部10へ送信することを出力部9に対して指示する。
以上のステップ101(S101)〜ステップ112(S112)により、演算部8による一連の処理が終了する。
また、制御部1は、以上のフローチャートに基づいて作成した制御信号を、車両ごとの各操作部10に対して異なるタイミングで送信するようにしてもよい。
次に、操作部10が、制御部1の出力部9から受け取った制御信号に応じて、制御指示を制御対象装置13〜15に対して実行するまでの処理の流れを、図5および図6を用いて説明する。
図5および図6は、操作部10が制御対象装置13〜15に対して制御指示を出力するまでの処理の流れを示すフローチャートである。ここで、操作部10は、T[秒]ごとに図5および図6に示すステップ201〜212の処理を定期的に繰り返す。
ステップ201(S201)で、操作部10は、制御部1の出力部9から送信された制御信号の取得処理を行う。
ステップ202(S202)で、操作部10は、制御信号を受信(取得)したかを判定し、受信(YES)ならば、ステップ203(S203)へ遷移する。
ステップ203(S203)で、操作部10は、制御信号に付与された誤り検出符号24と、受信した制御信号を基に算出した誤り検出符号とを比較し、両者が一致(誤りなし)の場合(YES)には、受信した制御信号を採用するものとして、ステップ204(S204)へ遷移する。
ステップ204(S204)で、操作部10は、制御信号に格納された対象とする操作部番号20が自らに割り当てられた操作部番号と一致するか否かを判定する。一致した場合(YES)には、ステップ205(S205)へ遷移する。
ステップ205(S205)で、操作部10は、制御信号に格納された前回信号からの差分フラグ21を参照し、差分フラグ21が‘0’(前回制御信号からの差分あり)の場合(YES)は、今回受信した制御信号に格納された制御指示22を採用する。
ここで、以上のステップ202(S202)〜ステップ205(S205)のそれぞれにおいて、判定がNOの場合には、ステップ207(S207)に示すように、操作部10は、前回受信した制御指示22を採用する。
続いて、制御部1から受け取った制御データと乗客並びに乗務員からの操作による操作内容とを比較し、各制御対象装置13〜15に対する制御指示を作成する処理(ステップ208以降)について、図6により説明する。
ステップ208(S208)で、操作部10は、第1の受付部11を操作した乗務員による操作内容が、「常に透光率を下げる制御を行う」または「常に透光率を下げない」といった特定の内容である場合に(YESの判定時)、ステップ209(S209)へ遷移する。
ステップ209(S209)で、操作部10は、ステップ208(S208)で得た乗務員による操作内容に従った制御指示を、全ての窓部材13に対して設定する。
一方、ステップ208(S208)で得た乗務員による操作内容が「窓部材13の透光率制御を行う」の場合か乗務員による操作がない場合に(NOの判定時)、操作部10は、乗客からの操作内容との比較処理に入る。なお、以下のステップ210〜212の一連の処理は、接続される窓部材13の枚数分の繰り返し処理となる。
ステップ210(S210)で、操作部10は、対象となる窓部材13に付属する第2の受付部12を操作した乗客による操作内容が、「常に透光率を下げる制御を行う」または「常に透光率を下げない」といった特定の内容である場合に(YESの判定時)、ステップ212(S212)へ遷移する。
ステップ212(S212)で、操作部10は、ステップ208(S208)と同様に、ステップ210(S210)で得た乗客による操作内容に従った制御指示を、対象となる窓部材13に対して設定する。
一方、ステップ210(S210)での乗客による操作内容が「窓部材13の透光率制御を行う」の場合か乗客による操作がない場合に(NOの判定時)、操作部10は、制御部1から指示された制御データに従い制御指示を作成する。
操作部10は、対象となる窓部材13に対して上記ステップによる制御指示を作成後、ステップ213(S213)で、照明装置14および空調装置15への制御指示を作成する。ここで、窓部材13への透光率制御を行う制御指示が作成された場合に、操作部10は、該当する照明装置14および空調装置15に対して、窓部材13の透光率制御を行うことを通知する信号を作成する。
ステップ214(S214)で、操作部10は、制御対象装置13〜15に対して制御指示を出力する。
本実施例に係る車両制御装置は、上述した構成および機能を有することにより、列車の走行区間において、窓部材13に対して太陽光の入射があるか否かを判定し、太陽光が入射する前に窓部材13の透光率を下げる制御指示を出力することが可能となる。これによって、車両客室内における乗客の快適性を向上させることができる。
ここで、乗客からの操作と制御データを比較する処理を、ソフトウェア論理によって実現しているが、スイッチによる接点論理等で構成することも可能である。
以上、本発明に係る実施形態を説明したが、具体的な構成としては、実施形態として示した構成に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれるものである。
例えば、本実施例は、制御部1を車両制御装置が備える構成要素として車両制御装置に組み入れた実施形態であるが、既存の車両制御装置に対して、上述した制御部1による透光率の制御機能を有する装置をインタフェース装置として別に設け、透光率の制御信号を既存の車両制御装置に対して送信するような実施形態を採用してもよい。
また、本実施例では、制御部1は、太陽光の入射があり照度が一定値以上であることによって透光率制御を行うように構成されているが、例えば、照度が一定値を下回った場合には車両客室内の照明装置に対して照度を強めるように、制御指示を出力するなどの制御態様を採用してもよい。そしてまた、太陽光のような環境要素的なものではなく、最近の車両内の広告表示(車両側面や車両天井部などへの画面配置による)の良好な視認性を確保するために、透光率制御を連動させる制御態様を採用してもよい。
加えて、窓部材13(窓ガラス)の透光率制御を実施中の場合に、照度が下がっていても透光率制御を継続する構成としているが、照度が下がった際には透光率制御を解除する構成としてもよい。
さらに、本実施例では、太陽光の入射があるときにのみ透光率制御を行う構成としているが、記録部7に予め透光率制御を行いたい地点の情報を登録することによって、任意地点において透光率制御を行うことを可能とする処理を加えてもよい。
さらにまた、本実施例における透光率制御手段を有する窓部材13(窓ガラス)に対する制御指示は、透光率制御手段に対して印加する電圧の変動によって段階的な透光率制御を実現する制御態様を採っているが、そのような段階的な制御手段を有さない場合には電圧以外の方法により透光率を段階的に制御する態様を用いてもよい。
1 制御部、2 計測部、3 温度情報、4 照度情報、5 位置情報、6 速度情報、7 記録部、8 演算部、9 出力部、10 操作部、11 第1の受付部、
12 第2の受付部、13 窓部材(窓部材1、…、窓部材M−1、窓部材M)、
14 照明装置、15 空調装置、20 操作部番号、21 差分フラグ、
22 各制御指示、23 現在時刻と制御開始時刻、24 誤り検出符号

Claims (9)

  1. 車両に搭載される車上機器の制御を行う制御部と、
    前記制御部からの制御信号に基づいて前記車上機器に対して制御指示を出力する操作部と、
    を備える車両制御装置であって、
    前記車上機器は、透光率を制御可能な窓部材であり、
    前記制御部は、前記車両の環境情報、位置情報および速度情報と、前記車両が走行する行路の方角や距離に関する行路情報と、当該行路上の太陽の位置や高度に関する天体情報とに基づいて、前記窓部材への太陽光入射の有無を判定し、当該太陽光入射がある場合には前記窓部材の前記透光率を制御する制御信号を作成して、伝送路を介して当該制御信号を前記操作部へ送信し、
    前記操作部は、前記車両ごとに設けられ、前記制御信号と外部から受け付ける操作指示内容とから前記窓部材ごとに前記透光率を制御する制御指示を作成する
    ことを特徴とする車両制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両制御装置であって、
    前記車両の環境情報は、前記車両における照度情報および温度情報である
    ことを特徴とする車両制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の車両制御装置であって、
    前記制御部は、前記車両の環境情報、位置情報および速度情報と、前記行路情報と、前記天体情報とに基づいて、現時点の前記太陽光入射による照度が所定閾値以上であり、かつ、第1の所定時間後に前記太陽光入射があると判定した場合に、前記透光率を制御する前記制御信号を作成する
    ことを特徴とする車両制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両制御装置であって、
    前記制御部は、前記環境情報の内の現在の照度情報に応じて、前記透光率を制御する前記制御信号に含まれる当該透光率の強度信号を段階的に設定する
    ことを特徴とする車両制御装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両制御装置であって、
    前記車上機器は、さらに照明装置および空調装置を含み、
    前記操作部は、前記透光率を制御する制御指示を前記照明装置および前記空調装置に対して通知する
    ことを特徴とする車両制御装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両制御装置であって、
    前記制御部は、前記車両ごとに設ける前記操作部に対して、当該操作部ごとに異なるタイミングで前記制御信号を出力する
    ことを特徴とする車両制御装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の車両制御装置であって、
    前記操作指示内容は、前記車両の乗務員および乗客の少なくともいずれか一方の入力から受け付けた前記窓部材の前記透光率を制御する可否に係る内容である
    ことを特徴とする車両制御装置。
  8. 請求項3〜7のいずれか1項に記載の車両制御装置であって、
    前記制御部は、前記第1の所定時間後に前記太陽光入射がなく、かつ前記第1の所定時間より長い第2の所定時間後に前記太陽光入射があると判定した場合に、前記透光率を制御する前記制御信号を作成する
    ことを特徴とする車両制御装置。
  9. 車両に搭載される車上機器の制御を行う車両制御装置に対するインタフェース装置であって、
    前記車上機器は、透光率を制御可能な窓部材であり、
    前記車両の環境情報、位置情報および速度情報と、前記車両が走行する行路の方角や距離に関する行路情報と、当該行路上の太陽の位置や高さに関する天体情報とを基に、前記窓部材への太陽光入射の有無を判定し、当該太陽光入射がある場合に作成される前記窓部材の透光率を制御する制御信号を、伝送路を介して前記車両制御装置へ送信する
    ことを特徴とするインタフェース装置。
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