JP2020095639A - ポイント管理装置、ポイント管理方法およびポイント管理システム - Google Patents
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Abstract
Description
このようなシステムでは、それぞれの携帯端末装置ごとに、通信サービスの種類が選択される。また、それぞれの種類の通信サービスごとに、携帯端末装置によって使用することが可能な通信容量が規定される場合がある。このような使用可能な通信容量は、例えば、月ごとに定額で使用することが可能な通信容量の基準値によって規定される。当該基準値は、例えば、最大値である。また、月ごとに使用することが可能な通信容量の基準値を超えても通信が可能な場合もあるが、例えば、通信速度が低下することなどが発生し得る。
一例として、特許文献1に記載された通信容量管理装置では、通信容量に制限がある無線通信回線について、通信容量を期限付きで移管することが行われている(特許文献1参照。)。このような技術では、例えば、月額払いを前提とする通信サービスにおける通信容量の余剰を別の回線に移管することが可能である。
このようなポイントの余剰の活用については、従来から検討されてはいるものの、まだ不十分な面もあった。
一構成例として、ポイント管理装置において、前記第1ポイントから前記第2ポイントへの変換の指示を受け付けるポイント変換指示受付部を備え、前記ポイント変換制御部は、前記ポイント変換指示受付部によって前記指示が受け付けられた場合に前記第1ポイントを前記第2ポイントへ変換する、構成であってもよい。
一構成例として、ポイント管理装置において、前記第1ポイントは、第3ポイントの余剰であり、前記第1ポイントには、失効期限が設定される、構成であってもよい。
一構成例として、ポイント管理装置において、前記ポイント変換制御部は、前記第2ポイントから前記第1ポイントあるいは前記第3ポイントへの変換を行う、構成であってもよい。
一構成例として、ポイント管理装置において、前記第1ポイントは、前記所定のサービスの利用可能残量に相当するポイントである、構成であってもよい。
一構成例として、ポイント管理装置において、前記第1ポイントは、前記所定のサービスの利用可能残量に相当するポイントと、それ以外の第4ポイントとが合計されたポイントである、構成であってもよい。
一構成例として、ポイント管理装置において、前記連動の開始および前記連動の終了に応じて、前記連動に係る前記金融商品の取引を実行する金融取引実行制御部を備える、構成であってもよい。
一構成例として、ポイント管理装置において、前記金融商品には取引の単位が定められており、前記金融取引実行制御部は、前記金融商品に定められた前記単位の倍数ごとに、前記金融商品の取引を実行する、構成であってもよい。
本実施形態におけるポイントについて説明する。
本実施形態では、通信サービスなどの所定のサービスを受けることが可能な量に応じたポイントがあり、当該ポイントを「通常ポイント」と呼んで説明する。
通常ポイントは、例えば、通信サービスの場合には通信することが可能な容量の値、あるいは、当該値に応じた他の値であってもよい。また、通常ポイントは、他の任意の値であってもよい。
また、本実施形態では、通常ポイントの余剰を金融商品と連動させることが可能なポイントに変換(「換算」などと呼ばれてもよい。)することが可能であり、当該ポイントを「連動可能ポイント」と呼んで説明する。本実施形態では、連動可能ポイントは、金融商品と連動させられていない状態のポイントを表す。
また、本実施形態では、連動可能ポイントが金融商品と連動させられた状態におけるポイントを「連動ポイント」と呼んで説明する。
なお、本実施形態において、通常ポイント、通常ポイントの余剰、連動可能ポイント、あるいは、連動ポイントといった語は、説明の便宜上のものであり、それぞれの名称は任意の名称であってもよい。
また、本実施形態では、単に「ポイント」と呼ぶ場合には、上記の区別を特にせずに様々なポイントを包含し得る。
例えば、利用者(本実施形態では、説明の便宜上、「ユーザ」と呼ぶ。)の通常ポイントは、当該ユーザが所定の料金を支払うことに応じて、当該ユーザに与えられる。料金の支払いの方法は、例えば、現金でもよく、あるいは、クレジットカード等であってもよい。料金は、例えば、毎月などの定額の料金であってもよく、あるいは、不定期に発生する料金であってもよい。ユーザは、例えば、通常ポイントが不足する場合には、追加的に通常ポイントを購入することが可能であってもよい。
例えば、ユーザがスマートフォンなどの契約を締結する場合、契約期間などに応じたボーナスポイントが通常ポイントに加算されてもよい。
通常ポイントは、例えば、プリペイドのチャージ、商品との交換、サービスの料金への充当など、任意の使い道に使用することが可能であってもよい。
通常ポイントに期限が定められている場合、当該期限が過ぎた通常ポイントは、通常ポイントの余剰として扱われる。当該期限は、任意の期限であってもよく、例えば、1か月などであってもよい。
通常ポイントの余剰には、例えば、期限が設定される。当該期限は、任意の期限であってもよく、例えば、1か月などであってもよい。
そして、通常ポイントの余剰は、当該期限まで、通常ポイントと同様に使用することが可能である。このような通常ポイントの余剰は、例えば、繰り越し分などと捉えられてもよい。
当該所定の割合は、例えば、契約プランに応じて異なってもよい。通信サービスの場合、当該割合は、例えば、契約プランにおける通信パケットの単価に応じた値であってもよい。
また、当該所定の割合は、例えば、ユーザの契約の期間が長期であるか否か、ユーザが所定の会員であるか否か、ユーザによる通常ポイントなどの利用の頻度または回数、ユーザによる所定のサービスの利用状況、ユーザに付される所定のランク、あるいは、サービスの内容、などに応じて、異なってもよい。例えば、所定の会員であるユーザあるいは所定のサービスを受けるユーザなどについて、優遇された割合(つまり、他の者よりも高い割合)が用いられてもよい。
また、当該所定の割合は、あるユーザについて、例えば、サービスごとの通常ポイントの余剰分の量に応じてサービスごとに異なってもよく、あるいは、複数のサービスにおける通常ポイントの余剰分の合計値に応じてこれら複数のサービスについて共通であってもよい。
ここで、通常ポイントの余剰から連動可能ポイントへの変換の割合についても、通常ポイントから通常ポイントの余剰への変換の割合と同様に、様々な割合が用いられてもよい。
ここで、連動可能ポイントから通常ポイントの余剰への変換の割合、あるいは、通常ポイントの余剰から通常ポイントへの変換の割合についても、通常ポイントから通常ポイントの余剰への変換の割合と同様に、様々な割合が用いられてもよい。
例えば、通常ポイントの余剰から通常ポイントへ変換された当該通常ポイントについて、使用されるべき所定の期限が設定されてもよい。当該期限は、所定の条件が付された期限、あるいは、当該通常ポイントが加算されるサービスに応じた期限であってもよい。
また、本実施形態では、連動可能ポイントについては、使用されるべき期限は設定されない(つまり、無期限である)が、他の例として、使用されるべき期限が設定されてもよい。
また、本実施形態では、通常ポイントと通常ポイントの余剰とを区別する場合を説明するが、他の例として、通常ポイントと通常ポイントの余剰とが区別されない場合に本実施形態と同様な構成が適用されてもよい。この場合、例えば、本実施形態における通常ポイントの余剰の代わりに、他のポイントが用いられてもよい。当該他のポイントとして、例えば、所定のサービスの利用可能残量に相当するポイントと、それ以外のポイントとが合計されたポイントが用いられてもよい。ここで、それ以外のポイントとしては、任意のポイントが用いられてもよく、例えば、所定のサービスの利用可能残量とは別に付与される一般的なポイントが用いられてもよい。
図1は、本発明の一実施形態に係るポイント管理システム1の概略的な構成を示す図である。
本実施形態では、ポイント管理システム1は、ポイント管理装置11と、携帯端末装置21と、基地局装置22を備える。
また、図1には、1以上であるN個のサービス提供装置31−1〜31−Nと、金融情報処理装置41を示してある。なお、図1の例では、3個以上のサービス提供装置31−1〜31−Nを例示してあるが、サービス提供装置31−1〜31−Nの数は1個または2個であってもよい。
図1の例では、1個の携帯端末装置21を示しているが、複数の携帯端末装置21が備えられてもよい。それぞれの携帯端末装置21は、例えば、識別情報によって識別される。
また、図1の例では、1個の基地局装置22を示しているが、複数の基地局装置22が備えられてもよい。それぞれの基地局装置22は、例えば、識別情報によって識別される。
また、図1の例では、1個の金融情報処理装置41を示しているが、複数の金融情報処理装置41が備えられてもよい。それぞれの金融情報処理装置41は、例えば、識別情報によって識別される。
基地局装置22と携帯端末装置21とが無線により通信する。
図2は、本発明の一実施形態に係る携帯端末装置21の概略的な構成を示す図である。
本実施形態では、携帯端末装置21は、スマートフォンである。他の例として、携帯端末装置21は、携帯可能な電子端末、コンピュータなどであってもよい。
本実施形態では、携帯端末装置21は、ユーザによって所有され、当該ユーザによって操作される。また、本実施形態では、説明を簡易化するために、携帯端末装置21とユーザとが、1対1で対応しているとする。他の例として、1個の携帯端末装置21が複数の異なるユーザによって使用されてもよい。
本実施形態では、携帯端末装置21は、ブラウザの機能を有する。そして、携帯端末装置21は、ポイント管理装置11から送信される表示用の情報を画面に表示し、ユーザから受け付けた指示をポイント管理装置に送信する。
操作部111は、ユーザによって行われる操作の内容を受け付ける。操作部111は、例えば、キーあるいはボタンなどを有する。操作部111は、例えば、タッチパネルを有してもよい。
表示部112は、情報を表示する画面を有する。
通信部113は、基地局装置22との間で、無線により通信する。
記憶部114は、情報を記憶する。
制御部115は、携帯端末装置21における各種の処理を制御する。
本実施形態では、N個のサービス提供装置31−1〜31−Nの構成および動作は、サービスの内容が異なり得る点を除いて、同様である。このため、サービス提供装置31−1を代表させて説明する。
それぞれのサービス提供装置31−1〜31−Nのサービスとしては、任意のサービスであってもよく、例えば、通信サービス、動画配信サービス、アプリケーション提供サービスなどであってもよく、シェアリング等のサブスクリプション型サービスなどでもよい。
それぞれのサービス提供装置31−1〜31−Nは、例えば、異なる会社によってサービスを提供するために用いられてもよい。
サービス提供装置31−1は、通信部131と、記憶部132と、通常ポイント管理部133と、サービス提供部134を備える。
通信部131は、ポイント管理装置11との間で通信する。
記憶部132は、情報を記憶する。
なお、他の例として、1個の携帯端末装置21が複数の異なるユーザによって使用される場合、通常ポイント管理部133は、例えば、携帯端末装置21のユーザごとに、通常ポイントを管理する。それぞれのユーザは、例えば、識別情報によって識別される。
また、通常ポイント管理部133は、通常ポイントの余剰を管理する。通常ポイント管理部133は、通常ポイントの余剰について、例えば、失効する期限である失効期限(有効な期限である有効期限などと呼ばれてもよい。)を管理する。
例えば、通信サービスでは、使用することが可能な通信容量の値あるいはそれに関する他の値が通常ポイントとして用いられてもよい。
例えば、動画配信サービスでは、視聴することが可能な動画の回数または容量の値、あるいはこれらに関する他の値が通常ポイントとして用いられてもよい。
アプリケーション提供サービスでは、ダウンロードすることが可能なアプリケーションの数または容量の値、あるいはこれらに関する他の値が通常ポイントとして用いられてもよい。
シェアリング等のサブスクリプション型サービスでは、利用可能な回数や時間の値、あるいはこれらに関するほかの値が通常ポイントとして用いられてもよい。
つまり、期限が過ぎていない通常ポイントは、サービスの提供に使用されることが可能である。また、期限が過ぎた通常ポイントは、消失する代わりに、通常ポイントの余剰へ移行されることが可能である。この場合、消失される通常ポイントと、当該通常ポイントが変換されて発生する通常ポイントの余剰とは、例えば、同じ値であってもよく、あるいは、異なる値であってもよい。消失される通常ポイントと、当該通常ポイントが変換されて発生する通常ポイントの余剰とが異なる場合としては、例えば、消失される通常ポイントに比例する値が通常ポイントの余剰となる場合、あるいは、消失される通常ポイントから所定の値が減算された結果が通常ポイントの余剰となる場合などがある。
なお、通常ポイントの期限、通常ポイントから通常ポイントの余剰への変換、あるいは、通常ポイントの余剰の失効期限などは、例えば、サービスごとに任意に設定されてもよい。
図4は、本発明の一実施形態に係る金融情報処理装置41の概略的な構成を示す図である。
金融情報処理装置41は、例えば、金融商品を取り扱う証券会社などの会社によって運営されていてもよい。
通信部151は、ポイント管理装置11との間で通信する。
記憶部152は、情報を記憶する。
ここで、金融に関する情報としては、例えば、金融商品に関する情報を含む。金融商品としては、例えば、株式、公社債、通貨先物、金利スワップ、為替スワップなどがある。
本実施形態では、金融商品として、株式が用いられる場合を示すが、他の任意の金融商品が用いられてもよく、また、2種類以上の金融商品が用いられてもよい。
株式に関する情報としては、例えば、株価、チャート、該当する企業のニュースなどの情報がある。
本実施形態では、金融取引としては、例えば、株式の売買などがある。金融取引の処理としては、例えば、株式を買い付ける処理、あるいは、株式を売り付ける処理などがある。
ここで、本実施形態では、金融情報管理部153によって管理される金融に関する情報と、金融取引処理部154によって行われる金融取引の処理とは、互いに関連があり、例えば、同じ金融商品に関連する。本実施形態では、金融情報管理部153によって管理される金融に関する情報と、金融取引処理部154によって行われる金融取引の処理とは、互いに株式に関連する。
図5は、本発明の一実施形態に係るポイント管理装置11の概略的な構成を示す図である。
ポイント管理装置11は、入力部211と、出力部212と、通信部213と、記憶部214と、制御部215を備える。
制御部215は、ポイント情報取得部231と、ポイント情報表示制御部232と、ポイント変換指示受付部233と、ポイント変換制御部234と、金融情報取得部251と、金融情報表示制御部252と、連動指示受付部253と、連動関連情報管理部254と、金融取引実行制御部271と、ポイント情報管理部291を備える。
なお、ポイント管理装置11が入力部211を備えない構成が用いられてもよい。
なお、ポイント管理装置11が出力部212を備えない構成が用いられてもよい。
通信部213は、それぞれのサービス提供装置31−1〜31−Nとの間で通信する。
通信部213は、金融情報処理装置41との間で通信する。
ポイント情報取得部231は、ポイントに関する情報を取得する。本実施形態では、当該ポイントは、通常ポイント、通常ポイントの余剰、連動可能ポイント、あるいは、連動ポイントのうちの1以上である。
ポイント情報取得部231は、例えば、それぞれのサービス提供装置31−1〜31−N、携帯端末装置21、金融情報処理装置41のうちの1以上と通信して情報を取得してもよく、あるいは、ポイント管理装置11の記憶情報に基づいて情報を取得してもよい。
なお、他の例として、ポイントの種類を変換する指示としては、通常ポイントの余剰を連動ポイントへ変換する指示、連動ポイントを通常ポイントの余剰へ変換する指示、通常ポイントを連動可能ポイントへ変換する指示、通常ポイントを連動ポイントへ変換する指示、あるいは、連動ポイントを通常ポイントへ変換する指示のうちの1以上が用いられてもよい。
ポイント変換制御部234は、ポイントの種類を変換する処理を制御する。
金融情報表示制御部252は、通信部213によって、金融に関する情報を携帯端末装置21に送信することで、当該情報を携帯端末装置21によって表示させる。この場合に、金融情報表示制御部252は、例えば、金融に関する情報とともに、連動可能ポイントに関する情報なども、携帯端末装置21によって表示させてもよい。
本実施形態では、このような金融商品との連動に相当する取引は、株式の買い付けである。なお、本実施形態では、携帯端末装置21からの当該指示は、実際に金融商品の取引が実行される場合と、実際には金融商品の取引が実行されない場合とがある。
本実施形態では、このような金融商品との連動の終了に相当する取引は、株式の売り付けである。なお、本実施形態では、携帯端末装置21からの当該指示は、実際に金融商品の取引が実行される場合と、実際には金融商品の取引が実行されない場合とを含む。
金融取引実行制御部271は、金融商品の取引の状況を特定する情報を管理してもよく、当該情報は記憶部214に記憶される。当該情報は、例えば、購入して所有している金融商品およびその量を特定する情報を含んでもよい。
図6は、本発明の一実施形態に係る連動関連情報1011を示す図である。
本実施形態では、連動関連情報管理部254は、連動関連情報1011を管理する。連動関連情報1011は、記憶部214に記憶される。
本実施形態では、連動関連情報1011において、ユーザIDと、銘柄と、連動日と、連動時株価と、連動時連動ポイントと、現在株価と、現在連動ポイントとが対応付けられて格納される。
ユーザIDは、ユーザの識別情報である。本実施形態では、ユーザごとに情報が格納される。
銘柄は、金融商品の一例である株式の銘柄である。
連動日は、連動ポイントと金融商品との連動が開始された日である。
連動時株価は、連動ポイントと金融商品との連動が開始されたときにおける株価である。当該株価は、対応する銘柄の株価である。
連動時連動ポイントは、連動ポイントと金融商品との連動が開始されたときにおける当該連動ポイントである。つまり、当該金融商品との連動が行われた連動ポイントであって、当該連動の開始時点での連動ポイントである。
現在株価は、現在の株価である。当該株価は、対応する銘柄の株価である。
現在連動ポイントは、現在の連動ポイントである。
一例として、ユーザIDがAであるユーザは、1000の連動可能ポイント(連動時連動ポイント)を用いて、株価(連動時株価)が1000である銘柄XXの株式を、連動日である2018年1月10日に買い付けた。現在株価が1500になっており、連動時株価に対して1.5倍になっている。これに応じて、現在連動ポイントが連動時連動ポイントに対して1.5倍になっており、つまり1500になっている。
他の例として、ユーザIDがBであるユーザは、500の連動可能ポイント(連動時連動ポイント)を用いて、株価(連動時株価)が2000である銘柄YYの株式を、連動日である2018年2月5日に買い付けた。現在株価が1000になっており、連動時株価に対して0.5倍になっている。これに応じて、現在連動ポイントが連動時連動ポイントに対して0.5倍になっており、つまり250になっている。
また、連動関連情報管理部254は、金融情報取得部251によって取得される情報に基づいて、現在株価および現在連動ポイントを書き換える。
また、連動関連情報管理部254は、連動指示受付部253によって受け付けられる連動の終了の指示に基づいて、連動関連情報1011における該当する情報を削除する。
図7は、本発明の一実施形態に係るポイント情報1031を示す図である。
本実施形態では、ポイント情報管理部291は、ポイント情報1031を管理する。ポイント情報1031は、記憶部214に記憶される。
本実施形態では、ポイント情報1031において、ユーザIDと、通常ポイントの余剰と、連動可能ポイントが対応付けられて格納される。
ユーザIDは、ユーザの識別情報であり、連動関連情報1011に格納される情報と同じである。
一例として、ユーザIDがAであるユーザでは、通常ポイントの余剰が1000であり、連動可能ポイントが1500であり、連動ポイントが1500である。
他の例として、ユーザIDがBであるユーザでは、通常ポイントの余剰が2000であり、連動可能ポイントが500であり、連動ポイントが250である。
なお、他の例として、連動可能ポイントと連動ポイントとが区別されずに管理されてもよく、この場合、ユーザIDがAであるユーザでは、連動可能ポイントおよび連動ポイントの合計が3000であり、ユーザIDがBであるユーザでは、連動可能ポイントおよび連動ポイントの合計が750である。
また、ポイント情報管理部291は、例えば、ポイント変換制御部234によって行われたポイントの種類の変換に基づいて、通常ポイントの余剰および連動可能ポイントを書き換える。
また、ポイント情報管理部291は、例えば、連動指示受付部253によって受け付けられた指示の内容に基づいて、連動可能ポイントおよび連動ポイントを書き換える。
本実施形態における連動の開始および終了について説明する。
ここでは、図6に示される連動関連情報1011におけるユーザAに関する情報を例として説明する。
連動関連情報管理部254は、「2018年1月10日に、ユーザAから、銘柄XXの株式を、1000の連動可能ポイントを使用して連動させる、指示」があったことに基づいて、連動を開始させる。
また、連動関連情報管理部254は、「2018年1月10日以降に、ユーザAから、銘柄XXの株式について、連動ポイントとの連動を終了させる、指示」があったことに基づいて、連動を終了させる。
連動関連情報管理部254は、連動の開始時に、ユーザAが有する1000の連動可能ポイントを1000の連動ポイント(連動時連動ポイント)へ変換して銘柄XXの株式と連動させる。そして、連動関連情報管理部254は、連動の終了時に、当該株式との連動を終了して、ユーザAに対して、現在連動ポイントを返還する。
これにより、ユーザAは、(現在連動ポイント−連動時連動ポイント)がプラスである場合には、その分だけ利益を得ることになる。この分がマイナスである場合には損失となる。
ここで、金融商品の金額に応じた値は、例えば、当該金額自体の値であってもよく、あるいは、当該金額に比例などする値であってもよい。
また、連動が開始された後における金融商品の金額は、例えば、連動が終了させられるときにおける金融商品の金額であってもよく、あるいは、連動の開始から終了までの間における任意のタイミングにおける金融商品の金額であってもよい。
また、本実施形態では、連動時連動ポイントに対して、株価の変動率(現在株価/連動時株価)を乗算した結果の値を、現在連動ポイントとするが、他の例として、株価の変化と、連動時連動ポイントから現在連動ポイントへの変換との関係としては、他の任意の関係が用いられてもよい。
本実施形態では、連動ポイントと株式との連動が開始した場合に、実際に当該株式が連動ポイントの分だけ買い付けられてもよく、あるいは、買い付けられなくてもよく、あるいは、一部が買い付けられてもよい。同様に、本実施形態では、連動ポイントと株式との連動が終了した場合に、実際に当該株式が連動ポイントの分だけ売り付けられてもよく、あるいは、売り付けられなくてもよく、あるいは、一部が売り付けられてもよい。
本実施形態では、金融取引実行制御部271は、連動ポイントと株式との連動が開始した場合に、実際に当該株式を連動ポイントの分だけまたは一部だけ買い付けてもよい。このような買い付けのタイミングとしては、必ずしも連動が開始する直前または直後でなくてもよく、連動が開始した後であって当該連動が終了する前における任意のタイミングであってもよい。
同様に、本実施形態では、金融取引実行制御部271は、連動ポイントと株式との連動が開始した場合に、実際に当該株式を連動ポイントの分だけまたは一部だけ買い付けたときに、その後、連動ポイントと株式との連動が終了した場合に、実際に当該株式の全部または一部を売り付けてもよい。このような売り付けのタイミングとしては、必ずしも連動が終了する直前または直後でなくてもよく、任意のタイミングであってもよい。
これについて、図8〜図10を参照して説明する。ここでは、株式の買い付けを例として説明するが、株式の売り付けについても同様であってもよい。
図8の例を説明する。
図8には、ユーザAから220株の所定の株式を買い付けることが指示された場合を示してある。当該株式の単元が100株であるとする。
この場合、金融取引実行制御部271は、220株のうち、200株を買い付け、残りの20株については買い付けない。
図9には、それぞれ異なる利用者であるユーザA、ユーザB、ユーザCについて、ユーザAから160株の所定の株式を買い付けることが指示され、ユーザBから80株の当該株式を買い付けることが指示され、ユーザCから20株の当該株式を買い付けることが指示された場合を示してある。当該株式の単元が100株であるとする。
この場合、金融取引実行制御部271は、合計260株のうち、200株を買い付け、残りの60株については買い付けない。
なお、図9の例では、3人の異なるユーザA、B、Cについて説明したが、例えば、同一のユーザであっても同様である。
図10の例では、横軸に時間を示してある。時間T1と、それよりも後の時間T2を示してある。時間T1と時間T2は、それぞれ任意の時間であってもよく、例えば、時間T1に対して時間T2が翌日の同じ時刻であってもよい。
図10の例では、ユーザEとユーザFとは、異なる利用者であるとする。
この場合、金融取引実行制御部271は、160株のうち、100株を買い付け、残りの60株については買い付けない。
この場合、金融取引実行制御部271は、合計240株のうち、100株は既に買い付け済みであり、100株を新たに買い付け、残りの40株については買い付けない。
このように、金融取引実行制御部271は、買い付け対象の株数が単元に達するごとに、株式の買い付けを行ってもよい。
なお、図10の例では、2人の異なるユーザE、Fについて説明したが、例えば、同一のユーザであっても同様である。
このように、本実施形態では、金融商品には取引の単位(株式の場合には、単元)が定められている。そして、金融取引実行制御部271は、金融商品に定められた単位の倍数ごとに、当該金融商品の取引を実行する。
本実施形態では、ポイント管理装置11は、金融商品との連動を開始させたユーザから、当該金融商品に係る手数料を徴収してもよく、あるいは、徴収しなくてもよい。株式の場合、当該手数料としては、例えば、株式を買い付けるときに証券会社等の金融商品取引業者に支払う手数料、および、株式を売り付けるときに証券会社等の金融商品取引業者に支払う手数料がある。なお、ポイント管理装置11は、例えば、金融商品取引業者に支払う手数料とは異なる値(金額)の手数料をユーザから取得してもよい。
本実施形態では、ポイント管理装置11は、金融商品の取引を実行するか否かについては、任意に設定されてもよい。
例えば、ポイント管理装置11は、金融商品との連動の開始あるいは連動の終了があった場合に、必ず、当該金融商品の取引を実行する構成とされてもよい。
例えば、ポイント管理装置11は、金融商品との連動の開始あるいは連動の終了があった場合であっても、当該金融商品の取引を実行しない構成とされてもよい。
また、例えば、ポイント管理装置11は、金融商品との連動の開始あるいは連動の終了があった場合、所定の条件が満たされると判定したときに、当該金融商品の取引を実行する構成とされてもよい。当該所定の条件としては、任意の条件であってもよく、例えば、株式の場合における単元ごとの株数で取引するという条件、取引すべき量が所定の閾値を超えた場合に取引するという条件、あるいは、日ごとなどのようにあらかじめ定められたタイミングで取引するという条件などであってもよい。
なお、金融商品の金額は、例えば、金融取引の休日あるいは金融取引の取引時間外などの理由によって変化しないときには、最新の金額(例えば、直前の取引における金額)とされる。
図11〜図16を参照して、ポイント管理装置11において行われる動作の例を説明する。
なお、以下では、携帯端末装置21、サービス提供装置31−1〜31−N、金融情報処理装置41により行われる動作についても説明する。
また、以下では、1人のユーザについての処理を示すが、例えば、複数のユーザについては、同様な処理が、並列的に、または、時分割などで、行われてもよい。また、複数のユーザが存在する場合に、一部のユーザについて異なる処理を実行することが設定されていてもよい。
図11は、本発明の一実施形態に係るポイント管理装置11において行われる通常ポイントの余剰から連動可能ポイントへのポイント変換の処理の手順の一例を示す図である。
なお、本処理は、任意のタイミングで行われてもよく、例えば、定期的に行われてもよく、あるいは、ユーザによる操作などに応じて携帯端末装置21から送信されてポイント管理装置11により受信される所定の指示に応じて行われてもよい。
ポイント管理装置11では、ポイント情報取得部231は、通常ポイントの余剰に関する情報を取得する。そして、ステップS2の処理へ移行する。
本実施形態では、ポイント情報取得部231は、通常ポイントの余剰に関する情報として、該当するユーザについて、通常ポイントの余剰を特定する情報を取得する。なお、ポイント情報取得部231は、通常ポイントの余剰を特定する情報と、通常ポイントを特定する情報とを取得してもよい。
ポイント情報取得部231は、例えば、通信部213によってサービス提供装置31−1〜31−Nに問い合わせ信号を送信することで、当該サービス提供装置31−1〜31−Nから情報を受信して取得してもよく、あるいは、サービス提供装置31−1〜31−Nが、自発的に、ポイント管理装置11に情報を送信してもよい。
また、他のサービス提供装置31−2〜31−Nについても同様である。
ポイント管理装置11では、ポイント情報表示制御部232が、通信部213によって、携帯端末装置21に対して、当該携帯端末装置21のユーザが有する通常ポイントの余剰から連動可能ポイントへの変換に関する情報を送信する。そして、ステップS3の処理へ移行する。
当該変換に関する情報は、例えば、通常ポイントの余剰を特定する情報、通常ポイントの余剰から変換することが可能な最大の連動可能ポイントを特定する情報のうちの1以上を含む。当該変換に関する情報は、例えば、サービスごとの情報であってもよい。当該変換に関する情報は、例えば、通常ポイントを特定する情報を含んでもよい。
ユーザは、通常ポイントの余剰から連動可能ポイントへの変換を希望する場合、変換すべき通常ポイントの余剰、あるいは、変換すべき連動可能ポイントを指定する。ここで、本実施形態では、通常ポイントの量と連動可能ポイントの量とが1対1で対応しており、いずれか一方が指定されれば、他方も特定される。
また、携帯端末装置21において表示される情報が、サービスごとの情報を含む場合、ユーザは、ポイントを変換すべき1個以上のサービスを指定してもよい。
一例として、携帯端末装置21からポイント管理装置11に、通常ポイントの余剰から連動可能ポイントへの変換の指示として、通常ポイントの余剰から連動可能ポイントへの変換を行うこと、変換すべきポイントの量、ポイントを変換すべきサービスを特定する情報が送信される。
ポイント管理装置11では、ポイント変換指示受付部233は、通信部213によって、携帯端末装置21から送信された、通常ポイントの余剰から連動可能ポイントへの変換の指示を受信して受け付ける。そして、ステップS4の処理へ移行する。
ポイント管理装置11では、ポイント変換制御部234が、受け付けられた指示に基づいて、通常ポイントの余剰から連動可能ポイントへの変換を行う処理を実行する。そして、本フローの処理を終了する。
当該処理は、例えば、ポイント変換制御部234が、ポイント情報管理部291によって、該当するユーザについて、ポイント情報1031の内容を変換後の内容に変更する処理と、通信部213によって、該当するユーザについて、該当するサービス提供装置31−1〜31−Nに、通常ポイントの余剰から連動可能ポイントへの変換の指示(該当するサービス提供装置31−1〜31−Nにとっては、通常ポイントの余剰を減少させる指示)を送信する処理を含む。当該指示は、通常ポイントの余剰を減少すべきユーザを特定する情報、減少すべき通常ポイントの余剰を特定する情報を含む。
ここで、該当するサービス提供装置31−1〜31−Nは、ユーザによってポイントを変換すべき1個以上のサービスが指定された場合には、当該サービスに対応する1個以上のサービス提供装置31−1〜31−Nである。また、該当するサービス提供装置31−1〜31−Nは、ユーザによってポイントを変換すべきサービスが指定されない場合には、例えば、ポイント変換制御部234が、あらかじめ定められた規則にしたがって、あるいは、ランダムに、選択した1個以上のサービス提供装置31−1〜31−Nである。
これにより、該当するユーザについて、サービス提供装置31−1〜31−Nで管理されている通常ポイントの余剰が減少し、その減少した分だけ、連動可能ポイントが発生する。
なお、本処理は、任意のタイミングで行われてもよく、例えば、定期的に行われてもよく、あるいは、ユーザによる操作などに応じて携帯端末装置21から送信されてポイント管理装置11により受信される所定の指示に応じて行われてもよい。
ポイント管理装置11では、金融情報取得部251は、通信部213によって、金融情報処理装置41から送信される金融に関する情報を受信して取得する。そして、ステップS22の処理へ移行する。
金融情報取得部251は、例えば、通信部213によって金融情報処理装置41に問い合わせ信号を送信することで、当該金融情報処理装置41から情報を受信して取得してもよく、あるいは、金融情報処理装置41が、自発的に、ポイント管理装置11に情報を送信してもよい。
ここで、本実施形態では、金融に関する情報は、株式に関する情報を含み、例えば、株式の株価などに関する情報を含む。なお、金融に関する情報は、例えば、金融の全般に関する情報であってもよく、あるいは、あらかじめ設定された特定の一部の情報であってもよい。例えば、株式に関する情報は、すべての銘柄に関する情報であってもよく、あるいは、あらかじめ設定された特定の一部の銘柄に関する情報であってもよい。
ポイント管理装置11では、金融情報表示制御部252は、通信部213によって、取得された金融に関する情報を携帯端末装置21に送信することで、当該携帯端末装置21によって当該情報を表示させる。そして、ステップS23の処理へ移行する。
金融情報表示制御部252は、例えば、金融に関する情報とともに、該当するユーザが有する連動可能ポイントを特定する情報を携帯端末装置21に送信して表示させてもよい。
ユーザは、連動の開始を希望する場合、連動を開始すべき金融商品を指定するとともに、連動を開始すべき連動可能ポイントの量、あるいは、連動を開始すべき金融商品の量を指定する。ここで、本実施形態では、連動可能ポイントの量と金融商品の量とが1対1で対応しており、いずれか一方が指定されれば、他方も特定される。金融商品が株式である場合、例えば、株式の銘柄によって、金融商品が指定される。
一例として、携帯端末装置21からポイント管理装置11に、連動の開始の指示として、連動の開始を行うこと、連動を開始すべき株式の銘柄、連動を開始すべき株式の数を特定する情報が送信される。
ポイント管理装置11では、通信部213によって、携帯端末装置21から送信された、連動の開始の指示を受信して受け付ける。そして、ステップS24の処理へ移行する。
ポイント管理装置11では、連動関連情報管理部254が、受け付けられた連動の開始の指示に基づいて、連動関連情報1011を変更する。そして、本フローの処理を終了する。
例えば、連動関連情報管理部254は、連動関連情報1011において、連動の開始の指示に基づいて、ユーザID、銘柄、連動日、連動時株価、連動時連動ポイントを登録する。
また、連動関連情報管理部254は、ポイント情報管理部291によって、連動の開始の内容に基づいて、ポイント情報1031の内容を変更する。
なお、本処理は、任意のタイミングで行われてもよく、例えば、定期的に行われてもよく、あるいは、連動の開始の指示があったことに応じて行われてもよい。
ポイント管理装置11では、金融取引実行制御部271は、株式の買い付けをするか否かを判定する。
ここで、例えば、連動が開始されて終了されていない分の株式が既に買い付け済みである場合には、金融取引実行制御部271は、株式の買い付けをしないと判定する。一方、例えば、連動が開始されて終了されていない分の株式の一部または全部が買い付けられていない場合には、金融取引実行制御部271は、あらかじめ定められた規則に基づいて、株式の買い付けをするか否かを判定する。
一方、この判定の結果、ポイント管理装置11では、金融取引実行制御部271は、株式の買い付けをしないと判定した場合には、本フローの処理を終了する。
ポイント管理装置11では、金融取引実行制御部271は、株式の買い付けをする。そして、本フローの処理を終了する。
この場合、金融取引実行制御部271は、実行した株式の買い付けに関する情報を管理してもよい。
図14は、本発明の一実施形態に係るポイント管理装置11において行われる連動可能ポイントから通常ポイントへのポイント変換の処理の手順の一例を示す図である。
なお、本処理は、任意のタイミングで行われてもよく、例えば、定期的に行われてもよく、あるいは、ユーザによる操作などに応じて携帯端末装置21から送信されてポイント管理装置11により受信される所定の指示に応じて行われてもよい。
ポイント管理装置11では、ポイント情報取得部231は、連動可能ポイントに関する情報を取得する。そして、ステップS62の処理へ移行する。
本実施形態では、ポイント情報取得部231は、連動可能ポイントに関する情報として、該当するユーザについて、連動可能ポイントを特定する情報を取得する。なお、ポイント情報取得部231は、連動可能ポイントを特定する情報と、連動ポイントを特定する情報とを取得してもよい。
ポイント情報取得部231は、ポイント情報1031に基づいて、連動可能ポイントなどに関する情報を取得する。
ポイント管理装置11では、ポイント情報表示制御部232が、通信部213によって、携帯端末装置21に対して、当該携帯端末装置21のユーザが有する連動可能ポイントから通常ポイントへの変換に関する情報を送信する。そして、ステップS63の処理へ移行する。
当該変換に関する情報は、例えば、連動可能ポイントを特定する情報、連動可能ポイントから変換することが可能な最大の通常ポイントを特定する情報のうちの1以上を含む。当該変換に関する情報は、例えば、連動ポイントを特定する情報を含んでもよい。
ユーザは、連動可能ポイントから通常ポイントへの変換を希望する場合、変換すべき連動可能ポイント、あるいは、変換すべき通常ポイントを指定する。ここで、本実施形態では、連動可能ポイントの量と通常ポイントの量とが1対1で対応しており、いずれか一方が指定されれば、他方も特定される。
一例として、携帯端末装置21からポイント管理装置11に、連動可能ポイントから通常ポイントへの変換の指示として、連動可能ポイントから通常ポイントへの変換を行うこと、変換すべきポイントの量を特定する情報が送信される。
ポイント管理装置11では、ポイント変換指示受付部233は、通信部213によって、携帯端末装置21から送信された、連動可能ポイントから通常ポイントへの変換の指示を受信して受け付ける。そして、ステップS64の処理へ移行する。
ポイント管理装置11では、ポイント変換制御部234が、受け付けられた指示に基づいて、連動可能ポイントから通常ポイントへの変換を行う処理を実行する。そして、本フローの処理を終了する。
当該処理は、例えば、ポイント変換制御部234が、ポイント情報管理部291によって、該当するユーザについて、ポイント情報1031の内容を変換後の内容に変更する処理と、通信部213によって、該当するユーザについて、所定のサービス提供装置31−1〜31−Nに、連動可能ポイントから通常ポイントへの変換の指示(サービス提供装置31−1〜31−Nにとっては、通常ポイントを増加させる指示)を送信する処理を含む。当該指示は、通常ポイントを増加すべきユーザを特定する情報、増加すべき通常ポイントを特定する情報を含む。
また、当該所定のサービス提供装置31−1〜31−Nは、任意のサービス提供装置31−1〜31−Nであってもよい。
また、当該所定のサービス提供装置31−1〜31−Nは、例えば、あらかじめ定められた特定の1以上のサービス提供装置31−1〜31−Nであってもよい。
これにより、該当するユーザについて、連動可能ポイントが減少し、所定のサービス提供装置31−1〜31−Nで管理されている通常ポイントが増加する。
なお、本処理は、任意のタイミングで行われてもよく、例えば、定期的に行われてもよく、あるいは、ユーザによる操作などに応じて携帯端末装置21から送信されてポイント管理装置11により受信される所定の指示に応じて行われてもよい。
ポイント管理装置11では、金融情報取得部251は、通信部213によって、金融情報処理装置41から送信される金融に関する情報を受信して取得する。そして、ステップS82の処理へ移行する。
金融情報取得部251は、例えば、通信部213によって金融情報処理装置41に問い合わせ信号を送信することで、当該金融情報処理装置41から情報を受信して取得してもよく、あるいは、金融情報処理装置41が、自発的に、ポイント管理装置11に情報を送信してもよい。
金融情報処理装置41では、金融情報管理部153が、通信部151によって、金融に関する情報をポイント管理装置11に送信する。
ポイント管理装置11では、金融情報表示制御部252は、通信部213によって、取得された金融に関する情報を携帯端末装置21に送信することで、当該携帯端末装置21によって当該情報を表示させる。そして、ステップS83の処理へ移行する。
金融情報表示制御部252は、例えば、金融に関する情報とともに、該当するユーザが連動している株式を特定する情報を携帯端末装置21に送信して表示させてもよい。また、金融情報表示制御部252は、例えば、金融に関する情報とともに、該当するユーザが有する連動ポイントを特定する情報を携帯端末装置21に送信して表示させてもよい。
ユーザは、連動の終了を希望する場合、連動を終了すべき金融商品を指定するとともに、連動を終了すべき金融商品の量、あるいは、連動を終了すべき連動ポイントの量を指定する。ここで、本実施形態では、金融商品の量と連動ポイントの量とが1対1で対応しており、いずれか一方が指定されれば、他方も特定される。金融商品が株式である場合、例えば、株式の銘柄によって、金融商品が指定される。
一例として、携帯端末装置21からポイント管理装置11に、連動の終了の指示として、連動の終了を行うこと、連動を終了すべき株式の銘柄、連動を終了すべき株式の数を特定する情報が送信される。なお、本実施形態では、連動している株式のうちの全部について連動の終了が指示されてもよく、あるいは、連動している株式のうちの一部について連動の終了が指示されてもよい。
ポイント管理装置11では、通信部213によって、携帯端末装置21から送信された、連動の終了の指示を受信して受け付ける。そして、ステップS84の処理へ移行する。
ポイント管理装置11では、連動関連情報管理部254が、受け付けられた連動の終了の指示に基づいて、連動関連情報1011を変更する。そして、本フローの処理を終了する。
例えば、連動関連情報管理部254は、連動関連情報1011において、連動の終了の指示に基づいて、該当する連動時連動ポイントを変更(本例では、減少)する。なお、該当する連動時連動ポイントのすべてについて連動が終了する場合には、連動関連情報管理部254は、連動関連情報1011において、該当する欄の情報を削除する。
また、連動関連情報管理部254は、ポイント情報管理部291によって、連動の終了の内容に基づいて、ポイント情報1031の内容を変更する。
なお、本処理は、任意のタイミングで行われてもよく、例えば、定期的に行われてもよく、あるいは、連動の終了の指示があったことに応じて行われてもよい。
ポイント管理装置11では、金融取引実行制御部271は、株式の売り付けをするか否かを判定する。
ここで、例えば、連動が終了させられた分の株式が既に売り付け済みである場合には、金融取引実行制御部271は、株式の売り付けをしないと判定する。一方、例えば、連動が終了させられた分の株式の一部または全部が売り付けられていない場合には、金融取引実行制御部271は、あらかじめ定められた規則に基づいて、株式の売り付けをするか否かを判定する。
一方、この判定の結果、ポイント管理装置11では、金融取引実行制御部271は、株式の売り付けをしないと判定した場合には、本フローの処理を終了する。
ポイント管理装置11では、金融取引実行制御部271は、株式の売り付けをする。そして、本フローの処理を終了する。
この場合、金融取引実行制御部271は、実行した株式の売り付けに関する情報を管理してもよい。
以上のように、本実施形態に係るポイント管理システム1におけるポイント管理装置11では、サービスにおけるポイント(本実施形態では、通常ポイント)の余剰を有効に活用することを可能とすることができる。
また、本実施形態に係るポイント管理システム1では、ユーザとサービスの事業者とのエンゲージメントを築くことができ、独自の経済圏のエコシステムを確立することができる。
本実施形態に係るポイント管理システム1では、例えば、定額制のサービスなどにおける通常ポイントの余剰が失効してしまうことに伴うユーザの機会損失を回避することができる。
また、このようなユーザが、投資などの金融商品に興味を持ち、金融商品を取り扱うコンテンツを提供するアプリケーションあるいはサイトなどにアクセスまたは常時滞在することを促すことができる。また、このようなユーザが、金融商品に興味を持つことで、実際に金融商品を売買することを促すことができる。さらに、このようなユーザが、失効する前の通常ポイントの余剰を有効に活かすことができたといった成功体験を持つことを支援することができる。これにより、ユーザにとって、ポイント管理システム1の利用の満足度を高めることができる。
そして、このようなユーザが、金融商品の取引を本格的に行うようになることを促すことができる。
なお、ポイント管理装置11では、例えば、金融商品の取引の手数料を設定すること、あるいは、当該手数料を高めることにより、ユーザによる細かな単位での金融取引を抑制することが可能である。
また、ポイント管理装置11では、例えば、金融商品との連動の開始あるいは連動の終了に応じて、当該金融商品の取引を実際に行うことにより、金融商品の価値の変動に伴うリスクをヘッジすることが可能である。
また、本実施形態では、ポイント管理装置11を1つの装置として示したが、他の例として、ポイント管理装置11が有する複数の機能部が2以上の装置に分散されて備えられてもよい。
また、本実施形態では、図1に示されるように、複数の装置を含むポイント管理システム1を示したが、他の例として、ポイント管理システム1における複数の機能部は、それぞれ、任意の装置に分散されて備えられてもよい。
一構成例として、ポイント管理装置11において、所定のサービスに対応した第1ポイント(本実施形態では、通常ポイントの余剰)を、金融商品と連動させることが可能な第2ポイント(本実施形態では、連動可能ポイント)へ変換するポイント変換制御部234と、金融商品に関する情報を取得する金融情報取得部251と、金融情報取得部251によって取得される情報に基づいて、金融商品との連動が開始された第2ポイントに、連動が開始されたときにおける金融商品の金額に応じた値と連動が開始された後における金融商品の金額に応じた値との差分(例えば、株価の場合には、株価の変化分)を反映させた情報(本実施形態では、連動関連情報1011)を管理する連動関連情報管理部254と、を備える。
一構成例として、ポイント管理装置11において、第1ポイントから第2ポイントへの変換の指示を受け付けるポイント変換指示受付部233を備える。ポイント変換制御部234は、ポイント変換指示受付部233によって指示が受け付けられた場合に第1ポイントを第2ポイントへ変換する。
一構成例として、ポイント管理装置11において、第1ポイントは、第3ポイント(本実施形態では、通常ポイント)の余剰である。第1ポイントには、失効期限が設定される。
一構成例として、ポイント管理装置11において、ポイント変換制御部234は、第2ポイントから第1ポイントあるいは第3ポイントへの変換を行う。
一構成例として、ポイント管理装置11において、第1ポイントは、所定のサービスの利用可能残量に相当するポイントである。
一構成例として、ポイント管理装置11において、第1ポイントは、所定のサービスの利用可能残量に相当するポイントと、それ以外の第4ポイント(例えば、一般的なポイント)とが合計されたポイントである。
一構成例として、ポイント管理装置11において、連動の開始および連動の終了に応じて、連動に係る金融商品の取引を実行する金融取引実行制御部271を備える。
一構成例として、ポイント管理装置11において、金融商品には取引の単位(本実施形態では、株式の単元)が定められている。金融取引実行制御部271は、金融商品に定められた単位の倍数ごとに、当該金融商品の取引を実行する。
すなわち、ポイント変換制御部234が、所定のサービスに対応した第1ポイントを、金融商品と連動させることが可能な第2ポイントへ変換する。金融情報取得部251が、金融商品に関する情報を取得する。連動関連情報管理部254が、金融情報取得部251によって取得される情報に基づいて、金融商品との連動が開始された第2ポイントに、連動が開始されたときにおける金融商品の金額に応じた値と連動が開始された後における金融商品の金額に応じた値との差分を反映させた情報を管理する。
すなわち、ポイント管理装置11は、所定のサービスに対応した第1ポイントを、金融商品と連動させることが可能な第2ポイントへ変換するポイント変換制御部234と、金融商品に関する情報を取得する金融情報取得部251と、金融情報取得部251によって取得される情報に基づいて、金融商品との連動が開始された第2ポイントに、連動が開始されたときにおける金融商品の金額に応じた値と連動が開始された後における金融商品の金額に応じた値との差分を反映させた情報を管理する連動関連情報管理部254と、を備える。
また、端末装置は、所定のサービスの提供を受ける。
なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、オペレーティング・システム(OS:Operating System)あるいは周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disc)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、例えば、非一時的記録媒体である。
また、上記のプログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)あるいは電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上記のプログラムは、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
Claims (11)
- 所定のサービスに対応した第1ポイントを、金融商品と連動させることが可能な第2ポイントへ変換するポイント変換制御部と、
前記金融商品に関する情報を取得する金融情報取得部と、
前記金融情報取得部によって取得される情報に基づいて、前記金融商品との連動が開始された前記第2ポイントに、前記連動が開始されたときにおける前記金融商品の金額に応じた値と前記連動が開始された後における前記金融商品の金額に応じた値との差分を反映させた情報を管理する連動関連情報管理部と、
を備えるポイント管理装置。 - 端末装置から送信される前記連動の開始の指示および前記端末装置から送信される前記連動の終了の指示を受け付ける連動指示受付部を備え、
前記連動関連情報管理部は、前記連動指示受付部によって前記連動の開始の指示が受け付けられた場合に前記連動の開始に基づく情報を管理し、前記連動指示受付部によって前記連動の終了の指示が受け付けられた場合に前記連動の終了に基づく情報を管理する、
請求項1に記載のポイント管理装置。 - 前記第1ポイントから前記第2ポイントへの変換の指示を受け付けるポイント変換指示受付部を備え、
前記ポイント変換制御部は、前記ポイント変換指示受付部によって前記指示が受け付けられた場合に前記第1ポイントを前記第2ポイントへ変換する、
請求項1または請求項2のいずれか1項に記載のポイント管理装置。 - 前記第1ポイントは、第3ポイントの余剰であり、
前記第1ポイントには、失効期限が設定される、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のポイント管理装置。 - 前記ポイント変換制御部は、前記第2ポイントから前記第1ポイントあるいは前記第3ポイントへの変換を行う、
請求項4に記載のポイント管理装置。 - 前記第1ポイントは、前記所定のサービスの利用可能残量に相当するポイントである、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のポイント管理装置。 - 前記第1ポイントは、前記所定のサービスの利用可能残量に相当するポイントと、それ以外の第4ポイントとが合計されたポイントである、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のポイント管理装置。 - 前記連動の開始および前記連動の終了に応じて、前記連動に係る前記金融商品の取引を実行する金融取引実行制御部を備える、
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のポイント管理装置。 - 前記金融商品には取引の単位が定められており、
前記金融取引実行制御部は、前記金融商品に定められた前記単位の倍数ごとに、前記金融商品の取引を実行する、
請求項8に記載のポイント管理装置。 - ポイント変換制御部が、所定のサービスに対応した第1ポイントを、金融商品と連動させることが可能な第2ポイントへ変換し、
金融情報取得部が、前記金融商品に関する情報を取得し、
連動関連情報管理部が、前記金融情報取得部によって取得される情報に基づいて、前記金融商品との連動が開始された前記第2ポイントに、前記連動が開始されたときにおける前記金融商品の金額に応じた値と前記連動が開始された後における前記金融商品の金額に応じた値との差分を反映させた情報を管理する、
ポイント管理方法。 - 端末装置と、前記端末装置と通信することが可能なポイント管理装置と、を含むポイント管理システムであって、
前記ポイント管理装置は、
所定のサービスに対応した第1ポイントを、金融商品と連動させることが可能な第2ポイントへ変換するポイント変換制御部と、
前記金融商品に関する情報を取得する金融情報取得部と、
前記金融情報取得部によって取得される情報に基づいて、前記金融商品との連動が開始された前記第2ポイントに、前記連動が開始されたときにおける前記金融商品の金額に応じた値と前記連動が開始された後における前記金融商品の金額に応じた値との差分を反映させた情報を管理する連動関連情報管理部と、
を備え、
前記端末装置は、前記所定のサービスの提供を受ける、
ポイント管理システム。
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