JP2020095531A - 走行制御装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動体の位置の推定精度が悪くても、移動体を予め設定された走行経路に沿って精度良く走行させることができる走行制御装置及び方法を提供する。【解決手段】走行制御装置1は、移動体の位置を推定する自己位置推定器3と、移動体の位置が仮想マークの位置に相当するかどうかを判定する仮想マーク検知判定部13と、仮想ガイド線と移動体とのずれ量に基づいて、移動体を仮想ガイド線に沿って走行させると共に、仮想マークに関連付けられた走行指示データに従って移動体を走行させる駆動制御部14とを備え、仮想マーク検知判定部13は、移動体の位置を2次元座標から仮想ガイド線の位置を割合で表現したときの仮想ガイド線に対応する割合に置き換え、仮想ガイド線に対応する割合において、移動体の位置が仮想マークの位置に相当するかどうかを判定する。【選択図】図1

Description

本発明は、走行制御装置及び方法に関する。
従来の走行制御装置としては、例えば特許文献1に記載されているような技術が知られている。特許文献1に記載の走行制御装置は、レーザを発射し、その反射光を検知して物体までの距離を測定するレーザ距離センサと、無人搬送車が走行する走行エリアの番地と走行エリアに設定されている座標との対応情報を格納するデータメモリと、レーザ距離センサからの計測データと地図データとをマッチングさせて無人搬送車の現在位置を推定し、その推定結果に基づいて無人搬送車を経路データに従って走行させる処理部とを備えている。
特開2011−253414号公報
しかしながら、上記従来技術においては、無人搬送車の現在位置の推定精度が悪いと、無人搬送車の現在位置の座標と走行エリアの番地との対応付けの精度が悪くなり、意図しない番地の経路データを参照する可能性がある。従って、無人搬送車を予め設定された走行経路に沿って精度良く走行させることが困難になる。
本発明の目的は、移動体の位置の推定精度が悪くても、移動体を予め設定された走行経路に沿って精度良く走行させることができる走行制御装置及び方法を提供することである。
本発明の一態様は、移動体を第1地点から第2地点まで自動的に走行させる走行制御装置であって、第1地点から第2地点までの走行経路の位置と、移動体が走行を行うための走行指示データを関連付けた走行指示地点の位置とを記憶する記憶部と、移動体の位置を推定する位置推定部と、記憶部に記憶された走行経路の位置と位置推定部により推定された移動体の位置とに基づいて、走行経路と移動体とのずれ量を検出する検出部と、位置推定部により推定された移動体の位置が記憶部に記憶された走行指示地点の位置に相当するかどうかを判定する判定部と、検出部により検出された走行経路と移動体とのずれ量に基づいて、移動体を走行経路に沿って走行させるように移動体の駆動部を制御すると共に、判定部により移動体の位置が走行指示地点の位置に相当すると判定されたときに、走行指示地点に関連付けられた走行指示データに従って移動体を走行させるように駆動部を制御する制御部とを備え、判定部は、移動体の位置を2次元座標から走行経路の位置を割合で表現したときの走行経路に対応する割合に置き換え、走行経路に対応する割合において、移動体の位置が走行指示地点の位置に相当するかどうかを判定する。
このような走行制御装置においては、移動体の位置が推定され、移動体の位置が走行指示地点の位置に相当すると判定されると、その走行指示地点に関連付けられた走行指示データに従って移動体を走行させるように駆動部が制御される。このとき、移動体の位置は、2次元座標から走行経路の位置を割合で表現したときの走行経路に対応する割合に置き換えられる。そして、走行経路に対応する割合において、移動体の位置が走行指示地点の位置に相当するかどうかが判定される。このように走行指示地点及び移動体の位置が走行経路に対応する割合で表現されるため、移動体が走行経路に沿って第1地点から第2地点まで走行する際には、移動体が走行指示地点に相当する位置を確実に通過することになる。従って、移動体は、走行指示地点に関連付けられた走行指示データに従って走行する。これにより、移動体の位置の推定精度が悪くても、移動体を予め設定された走行経路に沿って精度良く走行させることができる。
走行指示地点は、データ上で仮想的に表される仮想マークであり、判定部は、走行経路に対応する割合において、移動体が仮想マークを検知したかどうかを判定してもよい。このように走行指示地点として仮想マークを用いることにより、例えば磁気マーク等をマークセンサで検出し、その検出結果に基づいて移動体を走行させるシステムに合わせた処理を実行することができる。
走行経路の位置は、第1地点を0%、第2地点を100%とした割合で表現され、判定部は、走行経路に対応する割合において、移動体の位置が仮想マークの位置よりも大きくなったときに、移動体が仮想マークを検知したと判定してもよい。このような構成では、移動体が仮想マークを検知したとの判定を容易に且つ確実に行うことができる。
記憶部は、走行経路の位置を2次元座標として記憶すると共に、走行指示地点の位置を走行経路に対応する割合として記憶してもよい。このような構成では、検出部において、走行経路と移動体とのずれ量を容易に検出することができる。また、判定部において、走行指示地点の位置を2次元座標から走行経路に対応する割合に置き換えなくて済むため、判定処理を簡単化することができる。
本発明の他の態様は、移動体を第1地点から第2地点まで自動的に走行させる走行制御方法であって、移動体の位置を推定する位置推定ステップと、第1地点から第2地点までの走行経路の位置と位置推定ステップにより推定された移動体の位置とに基づいて、走行経路と移動体とのずれ量を検出する検出ステップと、位置推定ステップにより推定された移動体の位置が移動体が走行を行うための走行指示データを関連付けた走行指示地点の位置に相当するかどうかを判定する判定ステップと、検出ステップにより検出された走行経路と移動体とのずれ量に基づいて、移動体を走行経路に沿って走行させると共に、判定ステップにより移動体の位置が走行指示地点の位置に相当すると判定されたときに、走行指示地点に関連付けられた走行指示データに従って移動体を走行させる制御ステップとを含み、判定ステップでは、移動体の位置を2次元座標から走行経路の位置を割合で表現したときの走行経路に対応する割合に置き換え、走行経路に対応する割合において、移動体の位置が走行指示地点の位置に相当するかどうかを判定する。
このような走行制御方法においては、移動体の位置が推定され、移動体の位置が走行指示地点の位置に相当すると判定されると、その走行指示地点に関連付けられた走行指示データに従って移動体が走行する。このとき、移動体の位置は、2次元座標から走行経路の位置を割合で表現したときの走行経路に対応する割合に置き換えられる。そして、走行経路に対応する割合において、移動体の位置が走行指示地点の位置に相当するかどうかが判定される。このように走行指示地点及び移動体の位置が走行経路に対応する割合で表現されるため、移動体が走行経路に沿って第1地点から第2地点まで走行する際には、移動体が走行指示地点に相当する位置を確実に通過することになる。従って、移動体は、走行指示地点に関連付けられた走行指示データに従って走行する。これにより、移動体の位置の推定精度が悪くても、移動体を予め設定された走行経路に沿って精度良く走行させることができる。
本発明によれば、移動体の位置の推定精度が悪くても、移動体を予め設定された走行経路に沿って精度良く走行させることができる。
本発明の一実施形態に係る走行制御装置の構成を示すブロック図である。 仮想ガイド線及び仮想マークを2次元座標及び割合で表した場合の概念図である。 移動体の位置を2次元座標及び割合で表した場合の概念図である。 図1に示された仮想マーク検知判定部により実行される判定処理手順の詳細を示すフローチャートである。 移動体が仮想マークを検知するときの様子を示す概念図である。 図1に示された駆動制御部により実行される制御処理手順の詳細を示すフローチャートである。 仮想ガイド線及び仮想マークを2次元座標のみで表した場合に仮想マークが検知されない様子を示す概念図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る走行制御装置の構成を示すブロック図である。図1において、本実施形態の走行制御装置1は、例えばフォークリフト等の移動体2をスタート地点15A(第1地点)から目的地点15B(第2地点)まで自動的に走行させる装置である(図3参照)。なお、スタート地点15A及び目的地点15Bとしては、走行路全体におけるスタート地点及び目的地点でもよいし、走行路の一部におけるスタート地点及び目的地点でもよい。
走行制御装置1は、移動体2に搭載されている。走行制御装置1は、自己位置推定器3と、自動走行制御ユニット4とを備えている。
自己位置推定器3は、移動体2の位置を推定する位置推定部である。自己位置推定器3は、SLAM(simultaneous localization andmapping)手法を用いて、移動体2の自己位置を推定する。SLAMは、センサデータ及び地図データを使って自己位置推定を行う自己位置推定技術である。SLAMは、レーザレンジスキャナー等を利用して、自己位置推定と環境地図の作成とを同時に行う。
自己位置推定器3は、レーザセンサ5と、SLAMコントローラ6とを有している。レーザセンサ5は、移動体2の周囲にレーザ光を照射し、その反射光を受光することにより、移動体2の周囲の物体までの距離を計測する。
SLAMコントローラ6は、CPU、RAM、ROM及び入出力インターフェース等により構成されている。SLAMコントローラ6は、レーザセンサ5により計測された移動体2の周囲の物体までの距離と移動体2の周囲の環境地図データとに基づいて、移動体2の自己位置の推定演算を行う。移動体2の位置は、2次元座標(XY座標)及び向きで表される(図3参照)。
自動走行制御ユニット4は、自己位置推定器3により推定された移動体2の位置に基づいて、所定の処理を行い、移動体2をスタート地点15Aから目的地点15Bまで自動的に走行させるように、走行モータ7及び操舵モータ8を制御する。
走行モータ7は、走行輪(図示せず)を回転駆動させるモータである。操舵モータ8は、操舵輪(図示せず)を回転駆動させるモータである。走行モータ7及び操舵モータ8は、移動体2の駆動部を構成している。
自動走行制御ユニット4は、CPU、RAM、ROM及び入出力インターフェース等により構成されている。自動走行制御ユニット4は、記憶部10と、ずれ量検出部11と、位置置換部12と、仮想マーク検知判定部13と、駆動制御部14とを有している。
記憶部10は、走行経路、走行指示地点及び走行指示データ等といった移動体2の走行に関する情報を記憶する。なお、走行指示地点及び走行指示データの数は、1つの走行経路に対して、1つずつでもよいし、複数ずつでもよい。
走行経路は、図2(a)に示されるように、スタート地点15Aから目的地点15Bまでの経路であり、仮想ガイド線15として記憶部10に予め記憶されている。仮想ガイド線15は、データ上で仮想的に表される走行経路である。なお、図2では、仮想ガイド線15は、直線経路となっているが、曲線経路であってもよい。
スタート地点15A及び目的地点15Bを含む仮想ガイド線15の位置は、2次元座標(XY座標)で表されている。ここでは、スタート地点15Aの2次元座標は、(0,0)である。目的地点15Bの2次元座標は、(100,0)である。
走行指示地点は、図2(a)に示されるように、仮想マーク16として記憶部10に予め記憶されている。仮想マーク16は、データ上で仮想的に表されるマークである。仮想マーク16は、スタート地点15Aと目的地点15Bとの間に配置されている。仮想マーク16の位置は、2次元座標で表されている。例えば、スタート地点15Aから1つ目の仮想マーク16(1番の仮想マーク16Aとする)の2次元座標は、(10,0)である。スタート地点15Aから2つ目の仮想マーク16(2番の仮想マーク16Bとする)の2次元座標は、(50,0)である。
各仮想マーク16には、移動体2が仮想ガイド線15に沿って走行を行うための走行指示データが関連付けられている。走行指示データとしては、例えば加速指示、停止指示、右折指示及び左折指示等がある。
また、仮想ガイド線15の位置は、図2(b)に示されるように、スタート地点15Aを0%、目的地点15Bを100%とした割合で表現されている。仮想マーク16は、仮想ガイド線15の位置を割合で表現したときの仮想ガイド線15に対応する割合で表現されている。つまり、仮想マーク16は、仮想ガイド線15の何%に対応する位置にあるかという割合で表現されている。このとき、1番の仮想マーク16Aの位置は、10%であり、仮想マーク16AのX座標位置に対応している。2番の仮想マーク16Bの位置は、50%であり、仮想マーク16BのX座標位置に対応している。
記憶部10は、仮想ガイド線15及び仮想マーク16の位置を2次元座標及び割合としてそれぞれ記憶している。
ずれ量検出部11は、記憶部10に記憶された仮想ガイド線15の位置と自己位置推定器3により推定された移動体2の位置とに基づいて、仮想ガイド線15と移動体2とのずれ量を検出する。このとき、ずれ量検出部11は、仮想ガイド線15の位置座標と移動体2の位置座標とのずれ量と、仮想ガイド線15の向きと移動体2の向きとのずれ量とを検出する。
位置置換部12は、自己位置推定器3により推定された移動体2の位置を、2次元座標から仮想ガイド線15の位置を割合で表現したときの仮想ガイド線15に対応する割合に置き換える。つまり、移動体2は、図3に示されるように、仮想ガイド線15の何%に対応する位置にあるかという割合で表現されることになる。
このとき、移動体2の位置は、移動体2における任意の箇所(ここではマーク検知部17とする)の位置が2次元座標で表されている。移動体2の位置が仮想ガイド線15に対応する割合で表現されるときは、図3(b)に示されるように、仮想ガイド線15における移動体2のマーク検知部17から最も近いポイントに対応する割合が移動体2の位置となる。より具体的には、移動体2の位置は、仮想ガイド線15に対して移動体2のマーク検知部17から垂線を降ろしたポイントに対応する割合となる。このため、図3(a)に示されるように移動体2の位置座標が(30,10)である場合、移動体2の位置は、図3(b)に示されるように30%であり、移動体2のX座標位置に対応している。
仮想マーク検知判定部13は、仮想ガイド線15に対応する割合において、移動体2が仮想マーク16を検知したかどうかを判定することにより、移動体2の位置が仮想マーク16の位置に相当するかどうかを判定する。
図4は、仮想マーク検知判定部13により実行される判定処理手順の詳細を示すフローチャートである。なお、本処理は、スタート地点15Aから目的地点15Bに向けての移動体2の走行が開始されると、実行される。
図4において、仮想マーク検知判定部13は、位置置換部12により得られた移動体2の位置を取得する(手順S101)。ここでの移動体2の位置は、移動体2のマーク検知部17の位置である。そして、仮想マーク検知判定部13は、仮想ガイド線15に対応する割合において、移動体2の位置が仮想マーク16の位置よりも大きいかどうかを判断する(手順S102)。
仮想マーク検知判定部13は、移動体2の位置が仮想マーク16の位置よりも大きいと判断したときは、移動体2が仮想マーク16を検知したと判定し(手順S103)、手順S101を再び実行する。仮想マーク検知判定部13は、移動体2の位置が仮想マーク16の位置以下であると判断したときは、手順S103を実行せずに、手順S101を再び実行する。
例えば図5(a)に示されるように、移動体2が2番目の仮想マーク16Bを通過しようとする際には、図5(b)に示されるように、移動体2の位置が51%になると、2番目の仮想マーク16Bの位置(50%)よりも大きくなるため、移動体2が2番目の仮想マーク16Bを検知したと判定される。
駆動制御部14は、ずれ量検出部11により検出された仮想ガイド線15と移動体2とのずれ量に基づいて、移動体2を仮想ガイド線15に沿って走行させるように走行モータ7及び操舵モータ8を制御する。また、駆動制御部14は、仮想マーク検知判定部13により仮想マーク16が検知されることで、移動体2の位置が仮想マーク16の位置に相当すると判定されたときに、仮想マーク16に関連付けられた走行指示データに従って移動体2を走行させるように走行モータ7及び操舵モータ8を制御する。
図6は、駆動制御部14により実行される制御処理手順の詳細を示すフローチャートである。なお、本処理も、仮想マーク検知判定部13と同様に、スタート地点15Aから目的地点15Bに向けての移動体2の走行が開始されると、実行される。
図6において、駆動制御部14は、まず仮想マーク検知判定部13により仮想マーク16が検知されたかどうかを判断する(手順S111)。駆動制御部14は、仮想マーク16が検知されたと判断したときは、仮想マーク16の番号に対応した走行指示データを記憶部10から取得する(手順S112)。このとき、仮想マーク検知判定部13により検知された仮想マーク16が2番目の仮想マーク16Bである場合は、2番目の仮想マーク16Bに紐づけられた走行指示データが取得される。
そして、駆動制御部14は、取得した走行指示データに応じた制御信号を走行モータ7及び操舵モータ8に出力する(手順S113)。駆動制御部14は、例えば取得した走行指示データが加速指示である場合には、走行モータ7の回転速度を高くするような制御信号を走行モータ7に出力する。これにより、移動体2の速度が上昇するようになる。
駆動制御部14は、手順S113が実行された後、または手順S111で仮想マーク16が検知されていないと判断したときは、ずれ量検出部11により検出された仮想ガイド線15と移動体2とのずれ量を取得する(手順S114)。そして、駆動制御部14は、仮想ガイド線15と移動体2とのずれ量が0となるような制御信号を走行モータ7及び操舵モータ8に出力する(手順S115)。これにより、移動体2の位置座標及び向きが仮想ガイド線15に近づくようになる。
続いて、駆動制御部14は、移動体2が目的地点15Bに達したかどうかを判断する(手順S116)。駆動制御部14は、移動体2が目的地点15Bに達していないと判断したときは、手順S111を再び実行する。駆動制御部14は、移動体2が目的地点15Bに達したと判断したときは、本処理を終了する。
以上において、自己位置推定器3は、位置推定ステップを実施する。ずれ量検出部11は、検出ステップを実施する。位置置換部12及び仮想マーク検知判定部13は、判定部を構成すると共に、判定ステップを実施する。駆動制御部14は、制御ステップを実施する。
以上のような走行制御装置1においては、自己位置推定器3により移動体2の位置が推定される。そして、自動走行制御ユニット4において、移動体2の位置が仮想マーク16の位置に相当すると判定されると、その仮想マーク16に関連付けられた走行指示データに従って移動体2を走行させるように走行モータ7及び操舵モータ8が制御される。
ところで、図2(a)に示されるように、移動体2及び仮想マーク16の位置を2次元座標で表したまま、仮想マーク16の検知を行う場合には、次のような不具合が発生する。即ち、移動体2の位置座標の推定精度が悪いと、図7に示されるように、移動体2が仮想マーク16から離れた領域を走行することがある。この場合には、移動体2のマーク検知部17が仮想マーク16と重ならないため、仮想マーク16を読み落とすことになる。このように移動体2の位置座標の推定精度が悪い場所では、仮想マーク16が検知されないことがあるため、移動体2を走行指示データに従って走行させることができない。
そのような不具合に対し、本実施形態では、自己位置推定器3により推定された移動体2の位置は、2次元座標から仮想ガイド線15の位置を割合で表現したときの仮想ガイド線15に対応する割合に置き換えられる。そして、仮想ガイド線15に対応する割合において、移動体2が仮想マーク16を検知したかどうかを判定することにより、移動体2の位置が仮想マーク16の位置に相当するかどうかが判定される。このように仮想マーク16及び移動体2の位置が仮想ガイド線15に対応する割合で表現されるため、移動体2が仮想ガイド線15に沿ってスタート地点15Aから目的地点15Bまで走行する際には、移動体2が仮想マーク16に相当する位置を確実に通過することになる。従って、移動体2は、仮想マーク16に関連付けられた走行指示データに従って走行する。これにより、移動体2の位置座標の推定精度が悪くても、移動体2を予め設定された仮想ガイド線15に沿って精度良く走行させることができる。
また、本実施形態では、移動体2が走行を行うための走行指示データを関連付けた走行指示地点として仮想マーク16を用いるので、例えば磁気マーク等をマークセンサで検出し、その検出結果に基づいて移動体2を走行させるシステムに合わせた処理を実行することができる。
また、本実施形態では、仮想ガイド線15の位置を、スタート地点15Aを0%、目的地点15Bを100%とした割合で表現し、仮想ガイド線15に対応する割合において、移動体2の位置が仮想マーク16の位置よりも大きくなったかどうかを判断するので、移動体2が仮想マーク16を検知したとの判定を容易に且つ確実に行うことができる。
また、本実施形態では、仮想ガイド線15の位置が2次元座標として記憶部10に記憶されるので、ずれ量検出部11において、仮想ガイド線15と移動体2とのずれ量を容易に検出することができる。また、仮想マーク16の位置が仮想ガイド線15に対応する割合として記憶部10に記憶されるので、仮想マーク検知判定部13において、仮想マーク16の位置を2次元座標から仮想ガイド線15に対応する割合に置き換えなくて済む。従って、仮想マーク検知判定部13による判定処理を簡単化することができる。
なお、本発明は、上記実施形態には限定されない。例えば上記実施形態では、仮想ガイド線15の位置は、スタート地点15Aを0%、目的地点15Bを100%とした割合で表現されているが、特にその形態には限られず、仮想ガイド線15の位置を、スタート地点15Aを100%、目的地点15Bを0%とした割合で表現してもよい。この場合には、仮想ガイド線15に対応する割合において、移動体2の位置が仮想マーク16の位置よりも小さくなったときに、移動体2が仮想マーク16を検知したと判定される。
また、上記実施形態では、仮想ガイド線15及び仮想マーク16の位置が2次元座標及び割合として記憶部10にそれぞれ記憶されているが、特にその形態には限られず、仮想ガイド線15の位置が2次元座標としてのみ記憶部10に記憶され、仮想マーク16の位置が仮想ガイド線15に対応する割合としてのみ記憶部10に記憶されていてもよい。この場合には、記憶部10に記憶される情報を必要最小限とすることができる。このような構成では、移動体2が仮想マーク16を検知したかどうかを判定するときに、仮想マーク16の位置が2次元座標から仮想ガイド線15に対応する割合に置き換えられる。
また、上記実施形態では、移動体2が仮想マーク16を検知したかどうかを判定することで、移動体2の位置が仮想マーク16の位置に相当するかどうかを判定しているが、特にそのような仮想マーク16を使用しなくてもよい。例えば、走行指示データを関連付けた走行指示地点の位置情報を記憶部10に予め記憶しておき、仮想ガイド線15に対応する割合において、移動体2の位置が走行指示地点の位置に相当するかどうかを単に判定してもよい。
また、上記実施形態では、自己位置推定器3は、自己位置推定技術としてレーザを利用したSLAM手法を用いて、移動体2の位置を推定しているが、自己位置推定技術としては、特にそれには限られず、カメラの撮像画像を利用したSLAM手法または衛星を利用したGNSS(globalnavigation satellite system)測位法等を用いてもよい。
また、上記実施形態の走行制御装置1は、移動体2としてフォークリフトを走行指示データに従って自動的に走行させる装置であるが、本発明は、例えば搬送台車等のような自動走行可能な移動体全般に適用可能である。
1…走行制御装置、2…移動体、3…自己位置推定器(位置推定部)、7…走行モータ(駆動部)、8…操舵モータ(駆動部)、10…記憶部、11…ずれ量検出部(検出部)、12…位置置換部(判定部)、13…仮想マーク検知判定部(判定部)、14…駆動制御部(制御部)、15…仮想ガイド線(走行経路)、15A…スタート地点(第1地点)、15B…目的地点(第2地点)、16…仮想マーク(走行指示地点)。

Claims (5)

  1. 移動体を第1地点から第2地点まで自動的に走行させる走行制御装置であって、
    前記第1地点から前記第2地点までの走行経路の位置と、前記移動体が走行を行うための走行指示データを関連付けた走行指示地点の位置とを記憶する記憶部と、
    前記移動体の位置を推定する位置推定部と、
    前記記憶部に記憶された前記走行経路の位置と前記位置推定部により推定された前記移動体の位置とに基づいて、前記走行経路と前記移動体とのずれ量を検出する検出部と、
    前記位置推定部により推定された前記移動体の位置が前記記憶部に記憶された前記走行指示地点の位置に相当するかどうかを判定する判定部と、
    前記検出部により検出された前記走行経路と前記移動体とのずれ量に基づいて、前記移動体を前記走行経路に沿って走行させるように前記移動体の駆動部を制御すると共に、前記判定部により前記移動体の位置が前記走行指示地点の位置に相当すると判定されたときに、前記走行指示地点に関連付けられた前記走行指示データに従って前記移動体を走行させるように前記駆動部を制御する制御部とを備え、
    前記判定部は、前記移動体の位置を2次元座標から前記走行経路の位置を割合で表現したときの前記走行経路に対応する割合に置き換え、前記走行経路に対応する割合において、前記移動体の位置が前記走行指示地点の位置に相当するかどうかを判定する走行制御装置。
  2. 前記走行指示地点は、データ上で仮想的に表される仮想マークであり、
    前記判定部は、前記走行経路に対応する割合において、前記移動体が前記仮想マークを検知したかどうかを判定する請求項1記載の走行制御装置。
  3. 前記走行経路の位置は、前記第1地点を0%、前記第2地点を100%とした割合で表現され、
    前記判定部は、前記走行経路に対応する割合において、前記移動体の位置が前記仮想マークの位置よりも大きくなったときに、前記移動体が前記仮想マークを検知したと判定する請求項2記載の走行制御装置。
  4. 前記記憶部は、前記走行経路の位置を2次元座標として記憶し、前記走行指示地点の位置を前記走行経路に対応する割合として記憶する請求項1〜3の何れか一項記載の走行制御装置。
  5. 移動体を第1地点から第2地点まで自動的に走行させる走行制御方法であって、
    前記移動体の位置を推定する位置推定ステップと、
    前記第1地点から前記第2地点までの走行経路の位置と前記位置推定ステップにより推定された前記移動体の位置とに基づいて、前記走行経路と前記移動体とのずれ量を検出する検出ステップと、
    前記位置推定ステップにより推定された前記移動体の位置が前記移動体が走行を行うための走行指示データを関連付けた走行指示地点の位置に相当するかどうかを判定する判定ステップと、
    前記検出ステップにより検出された前記走行経路と前記移動体とのずれ量に基づいて、前記移動体を前記走行経路に沿って走行させると共に、前記判定ステップにより前記移動体の位置が前記走行指示地点の位置に相当すると判定されたときに、前記走行指示地点に関連付けられた走行指示データに従って前記移動体を走行させる制御ステップとを含み、
    前記判定ステップでは、前記移動体の位置を2次元座標から前記走行経路の位置を割合で表現したときの前記走行経路に対応する割合に置き換え、前記走行経路に対応する割合において、前記移動体の位置が前記走行指示地点の位置に相当するかどうかを判定する走行制御方法。
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