JP2020095259A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】給送部28A、28B、28Cにカセットヒータ60A、60B、60Cや環境ヒータ61を着脱可能とした構成で、現像器8Y、8M、8C、8K近傍の温度が上昇し過ぎることを抑制できる構成を提供する。【解決手段】CPUは、ヒータが給送部に装着されていない場合は環境センサ39の検出結果が第1温度以上であることに応じて冷却ファン40の冷却動作を実行する。一方、ヒータが給送部に装着されている場合は環境センサ39の検出結果が第1温度よりも低い第2温度以上であることに応じて冷却ファン40の冷却動作を実行する。【選択図】図1

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複数の機能を有する複合機などの画像形成装置に関する。
従来から、現像装置近傍の温度が上昇することで、現像装置内の現像剤の温度が上昇し、現像剤が劣化してしまう場合があった。そこで、画像形成装置として、装置内の温度センサと定着装置の温度センサの情報から現像装置近傍の温度を予測し、予測した温度が閾値に達した場合にファンを駆動し、現像装置の温度上昇を抑制する構成が知られている(特許文献1)。
特開2015−87466号公報
ここで、記録材を収容する収容部としてのカセットに加熱ユニットとしてのカセットヒータを着脱可能とした構成がある。そこで、カセットにカセットヒータを装着した場合、現像装置はカセットヒータの加熱による影響を受けて温度が上昇する場合がある。しかしながら、特許文献1のように現像装置近傍の温度を装置内の温度センサのみの情報から予測すると、現像装置がカセットヒータの影響を受けているために予測温度以上に現像装置近傍の温度が上昇する虞がある。この場合、ファンの制御を的確に行えず、現像装置の温度が上昇してしまうため、現像剤が劣化してしまう場合があった。
本発明は、収容部に加熱ユニットを着脱可能とした構成で、予測温度以上に現像装置近傍の温度が上昇し過ぎることによる現像剤の劣化を抑制できる構成を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る画像形成装置は以下のような構成を備える。即ち、記録材に画像を形成する画像形成動作を実行可能な画像形成装置であって、感光体と、前記感光体に形成された静電潜像を現像剤により現像可能な現像装置と、を有し、前記現像装置によって現像された現像剤像を記録材に転写し、シートに画像を形成する画像形成ユニットと、前記画像形成装置が設置された環境の温度を検出する温度検出部と、前記画像形成ユニットへ搬送する記録材を収容する収容部であって、記録材を加熱する加熱ユニットが着脱可能な収容部と、前記現像装置を冷却する冷却ユニットと、前記温度検出部の検出結果に基づいて、前記冷却ユニットによる冷却動作を実行する制御ユニットと、を備え、前記制御ユニットは、前記加熱ユニットが前記収容部に装着されていない場合は前記温度検出部の検出結果が第1温度以上であることに応じて前記冷却ユニットの冷却動作を実行し、前記加熱ユニットが前記収容部に装着されている場合は前記温度検出部の検出結果が前記第1温度よりも低い第2温度以上であることに応じて前記冷却ユニットの冷却動作を実行する、ことを特徴とする。
また、上記目的を達成するために本発明の一態様に係る画像形成装置は以下のような構成を備える。即ち記録材に画像を形成する画像形成動作を実行可能な画像形成装置であって、感光体と、前記感光体に形成された静電潜像を現像剤により現像可能な現像装置と、を有し、前記現像装置によって現像された現像剤像を記録材に転写し、シートに画像を形成する画像形成ユニットと、前記画像形成装置が設置された環境の温度を検出する温度検出部と、前記画像形成ユニットへ搬送する記録材を収納する収容部であって、記録材を加熱する加熱ユニットが着脱可能な収容部と、前記温度検出部の検出結果に基づいて、前記画像形成動作を停止する制御ユニットと、を備え、前記制御ユニットは、前記加熱ユニットが前記収容部に装着されていない場合は前記温度検出部の検出結果が第1温度以上であることに応じて前記画像形成ユニットの前記画像形成動作を停止し、前記加熱ユニットが前記収容部に装着されている場合は前記温度検出部の検出結果が前記第1温度よりも低い第2温度以上であることに応じて前記画像形成ユニットの前記画像形成動作を停止する、ことを特徴とする。
本発明によれば、収容部に加熱ユニットを着脱可能とした構成で、予測温度以上に現像装置近傍の温度が上昇し過ぎることによる現像剤の劣化を抑制できる。
第1の実施形態に係る画像形成装置の概略構成図。 第1の実施形態に係る画像形成装置の制御ブロック図。 第1の実施形態に係るカセットヒータの斜視図。 第1の実施形態に係る環境ヒータの斜視図。 第1の実施形態に係る環境ヒータの装着例の(a)第1例を、(b)第2例を、(c)第3例をそれぞれ示す模式図。 第1の実施形態に係る環境ヒータの構成を示すブロック図。 第1の実施形態に係る(a)昇温予測温度収束値Cx及び温度変動率kのテーブルを示す図、(b)予測補正温度Ccのテーブルを示す図。 第1の実施形態に係る昇温保護制御のフローチャート。 第2の実施形態に係る予測補正温度の補正値のテーブルを示す図。 第2の実施形態に係る昇温保護制御のフローチャート。
<第1の実施形態>
第1の実施形態について、図1ないし図8を用いて説明する。まず、図1を用いて、本実施形態の画像形成装置の概略構成について説明する。
[画像形成装置]
画像形成装置100は、中間転写ベルト12の回転方向に沿って画像形成ステーションPY、PM、PC、PKが直列状に配置されたタンデム型中間転写方式の画像形成装置である。このような画像形成装置100は、パーソナルコンピュータなどの外部機器から送信された画像信号や原稿読み取り装置からの画像信号などに応じて、電子写真方式によりシート(用紙、プラスチックシートなど)などの記録材2にフルカラー画像を形成する。
このような画像形成装置100は、記録材2に画像を形成する画像形成動作を実行可能であって、装置本体101内に配置され、記録材2に画像を形成する画像形成部(画像形成ユニット)110、定着器13、給送部28A、28B、28Cなどを有する。画像形成部110は、複数の画像形成ステーションPY、PM、PC、PK、露光装置10、中間転写体としての中間転写ベルト12などを備える。画像形成ステーションPY、PM、PC、PKでは、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナー像が形成される。
なお、画像形成装置100が備える4つの画像形成ステーションPY、PM、PC、PKは、現像色が異なることを除いて実質的に同一の構成を有する。したがって、以下、代表して画像形成ステーションPYについて説明し、他の画像形成ステーションの構成は、画像形成ステーションPYにおける構成に付した符号の添え字「Y」をそれぞれM、C、Kに置き換えて示し、説明を省略する。
画像形成ステーションPYには、像担持体として円筒型の感光体、即ち、感光ドラム5Yが配設されている。感光ドラム5Yは、図中矢印方向に回転駆動される。感光ドラム5Yの周囲には、帯電手段としての帯電器7Y、現像装置としての現像器8Y、一次転写手段としての一次転写ローラ4Yなどが配置されている。また、感光ドラム5Yの図中下方には露光装置(レーザースキャナ)10が配置されている。
感光ドラム5Y、帯電器7Y、現像器8Yは、装置本体101に着脱可能なカートリッジ22Yに搭載されている。一次転写ローラ4Yは、不図示のソレノイドを動作することによって位置を変えることができ、中間転写ベルト12と感光ドラム5Yの接触(当接)状態と離間状態を切り換えることができる。
感光ドラム5Yは、アルミシリンダの外周に有機光導伝層を塗布して構成し、図示しない駆動モータの駆動力が伝達されて回転するもので、駆動モータは感光ドラム5Yを画像形成動作に応じて、図1の時計周り方向に回転させる。帯電器7Yは、感光ドラム5Yに当接して回転する帯電ローラ7YRを備え、感光ドラム5Yの表面を一様に帯電させる。露光装置10は、帯電された感光ドラム5Yの表面に露光光(レーザ光)を照射し、感光ドラム5Yの表面を選択的に露光することにより、感光ドラム5Yの表面に静電潜像を形成する。
現像器8Yは、上述のように感光ドラム5Yの表面に形成された静電潜像を現像剤により現像可能である。即ち、現像器8Yは、現像剤としてのトナーを収容すると共に、現像ローラ8YRが備えられている。現像剤担持体としての現像ローラ8YRは、感光ドラム5Yと対向して配置され、現像器8Y内の現像剤を担持して回転する。そして、現像ローラ8YRにより感光ドラム5Yとの対向部に搬送されたトナーを用いて、感光ドラム5Y上の静電潜像を現像して、トナー像(現像剤像)とする。
フルカラー画像形成時は、中間転写ベルト12は、感光ドラム5Y、5M、5C、5Kに接触した状態で反時計周り方向に回転し、一次転写ローラ4Y、4M、4C、4Kに印加された一次転写バイアスによって各色のトナー像の転写を受ける。そして、二次転写ローラ9の位置において記録材2を挟持搬送することにより、記録材2にフルカラーのトナー像が同時に重畳転写される。
一方、モノクロ画像形成時は、中間転写ベルト12は、感光ドラム5Kのみに接触した状態で反時計周り方向に回転し、一次転写ローラ4Kに印加された一次転写バイアスによってトナー像の転写を受ける。そして、二次転写ローラ9の位置において記録材2を挟持搬送することにより、記録材2にモノクロのトナー像が転写される。なお、一次転写ローラ4Y、4M、4C、4K及び二次転写ローラ9は、中間転写ベルト12の回転に伴って回転する。
記録材2は、収容部としての給送部28A、28B、28Cの給送カセット1A、1B、1Cに収納されている。そして、記録材2は、給送カセット1A、1B、1Cから、ピックアップローラ32A、32B、32C、給送ローラ33A、33B、33C、引き抜きローラ対34A、34B、34Cにより搬送パス25を通ってレジストローラ対3まで搬送される。更に記録材2は、中間転写ベルト12上のトナー像とタイミングを同期させて、レジストローラ対3によって二次転写ローラ9の位置まで搬送され、上述のように中間転写ベルト12からトナー像が転写される。
ここで、給送部28Aは、画像形成装置100と一体となった標準フィーダであり、給送部28B、給送部28Cは、装置本体101に対して着脱可能なオプションフィーダである。
定着器13は、中間転写ベルト12からトナー像が転写された記録材2を搬送しながら、転写されたトナー像を記録材に定着させるものである。このような定着器13は、記録材2を加熱する定着ローラ14と、記録材2を定着ローラ14に圧接させるための加圧ローラ15とを備えている。定着ローラ14と加圧ローラ15は中空状に形成され、定着ローラ14の内部にはヒータが内蔵されており、指定された記録材2の種類に適した温度になるようヒータを制御する。トナー像を保持した記録材2は、定着ローラ14と加圧ローラ15により搬送されると共に、熱および圧力を加えることによりトナーが表面に定着される。トナー像定着後の記録材2は、排出ローラ対31により排出トレイ27に排出される。これにより画像形成動作を終了する。
これら一連の画像形成動作は、指定された記録材の種類によって処理速度(画像形成速度)が異なる。例えば、記録材として薄紙や普通紙が指定された場合の動作速度を1/1速とすると、厚紙の場合は1/2速、グロス紙の場合は1/3速で画像が形成される。
また、画像形成装置100は、装置本体内の温度を検出する温度検出部としての環境センサ39を有する。環境センサ39は、画像形成装置100が設置された場所の温度や湿度などの環境情報を検出するためのセンサであり、検出結果は、画像形成のための各種高圧の補正や後述する現像器近傍の温度を予測するために用いられる。
本実施形態の画像形成装置100は、加熱ユニットとしてのカセットヒータ60A、60B、60C及び環境ヒータ61を有する。カセットヒータ60A、60B、60Cは、それぞれ給送部28A、28B、28Cの装着部29A、29B、29Cに対して着脱可能である。装着部29A、29B、29Cは、例えば、給送部28A、28B、28Cの給送カセット1A、1B、1Cの上方に設けられている。カセットヒータ60A、60B、60Cは、給送部28A、28B、28Cの内部及び給送カセット1A、1B、1Cに収納する記録材2の除湿を目的としたヒータである。
環境ヒータ61は、後述する図5に示すように、給送部28A、28B、28Cの何れかの装着部30に対して着脱可能である。装着部30は、例えば、給送部28A、28B、28Cの下部に設けられている。環境ヒータ61は、記録材2の除湿に加え画像形成装置内の結露防止を目的としたヒータである。
冷却ユニットとしての冷却ファン40は、装置本体101内を冷却するためのファンである。本実施形態では、冷却ファン40は、装置本体101内の空気を外部に排出する排気ファンである。
[画像形成装置の制御部の構成]
次に、画像形成装置100の制御部全体のシステム構成について図2のブロック図を用いて説明する。画像形成装置100のエンジン制御部203は、ビデオインタフェース部204、CPU(中央演算処理装置)205、現像器予測温度検出部220、機内冷却制御部221、環境温度検出部222を有している。
コントローラ部201は、ホストコンピュータ200から画像情報と画像形成命令を受け取り、受け取った画像情報を解析してビットデータに変換する。そして、ビデオインタフェース部204を介して、画像形成予約コマンド、画像形成開始コマンド及びビデオ信号をエンジン制御部203に送出する。
制御ユニットとしてのCPU205は、各種センサから取得した情報に基づいて、各種アクチュエータに対して出力を行うことによって画像形成動作を完了させる。CPU205は、プログラムコード及びデータを記憶したROM206及び一時的なデータ記憶に用いるRAM207を備えている。
また、CPU205は、信号を出力しベルト駆動モータ211、第1ドラム駆動モータ212、第2ドラム駆動モータ213を回転させる。ベルト駆動モータ211は、中間転写ベルト12を張架するローラの一つである駆動ローラ18(図1)を駆動する。中間転写ベルト12は、駆動ローラ18が回転駆動することで回転する。第1ドラム駆動モータ212は、画像形成ステーションPKの感光ドラム5Kを駆動する。第2ドラム駆動モータ213は、画像形成ステーションPY、PM、PCの感光ドラム5Y、5M、5Cを駆動する。
装着検出センサとしてのカセットヒータ有無検出センサ214A、214B、214Cは、給送部28A、28B、28Cの装着部29A、29B、29C各々に対するカセットヒータ60A、60B、60Cの装着の有無の情報を検出する。この情報は、CPU205に出力される。そして、CPU205は、カセットヒータ有無検出センサ214A、214B、214Cの検出結果に基づいて、カセットヒータ60A、60B、60Cの有無を判定する。CPU205は、この情報からカセットヒータ60A、60B、60Cの装着を検出した場合に、信号を出力してカセットヒータ60A、60B、60Cを加熱状態とする。
装着検出センサとしての環境ヒータ有無検出センサ215は、給送部28A、28B、28Cの何れかの装着部30に対する環境ヒータ61の装着の有無の情報を検出する。この情報は、CPU205に出力される。そして、CPU205は、環境ヒータ有無検出センサ215の検出結果に基づいて、環境ヒータ61の有無を判定する。CPU205は、この情報から環境ヒータ61の装着を検出した場合に、信号を出力して環境ヒータ61を加熱状態とする。
温度検出部としての環境センサ39は、環境情報である温度信号、湿度信号を検出し、CPU205に出力する。環境温度検出部222は、環境センサ39からの出力信号をもとに温度データを検出する。
現像器予測温度検出部220では、詳しくは後述するが、環境温度検出部222で検出した環境温度と、カセットヒータ有無検出センサ214、環境ヒータ有無検出センサ215の有無情報をもとに現像器近傍の予測温度を検出する。
機内冷却制御部221は、現像器予測温度検出部220が検出した現像器近傍の予測温度に応じて冷却ファン40に信号を出力してファンを駆動することにより装置本体101内を冷却する。
[カセットヒータの構成]
次に、給送部28A、28B、28Cに装着するカセットヒータ60A、60B、60Cについて、図1を参照しつつ図3を用いて説明する。カセットヒータ60A、60B、60Cは、同一の構成を有するため、代表してカセットヒータ60Aについて説明する。図3は、カセットヒータ60Aの構成を示す斜視図である。カセットヒータ60Aは、カセットヒータプレート302、カセットヒータプレート302の下部に設けられたカセットヒータユニット300、カセットヒータ電源ユニット303を備える。カセットヒータプレート302の端部には、それぞれカセットヒータホルダ301a、301b、301c、301dが設けられている。
カセットヒータ60Aを給送部28Aに装着する際には、カセットヒータホルダ301a、301b、301c、301dにより、給送部28Aの上部に設けられた装着部29Aにカセットヒータプレート302を取り付ける。そして、カセットヒータプレート302の下部に設けられたカセットヒータユニット300の熱によって、給送カセット1A内に収納された記録材2及び給送部28A内部の除湿を行う。
また、カセットヒータ電源ユニット303は、カセットヒータユニット300に電力を供給する。カセットヒータ電源ユニット303は、内部にカセットヒータ60Aの接続を検出するカセットヒータ有無検出センサ214と、CPU205(図2)からの指示に従って電力の供給、停止を切り替えるスイッチ回路とを有する。
[環境ヒータの構成]
次に、給送部28A、28B、28Cの何れかの装着部30に装着する環境ヒータ61の構成について、図1を参照しつつ図4を用いて説明する。図4は、環境ヒータ61の構成を示す斜視図である。環境ヒータ61は、環境ヒータフレーム401、環境ヒータユニット400、環境ヒータ電源ユニット402を備える。環境ヒータフレーム401の上面には、位置決めピン403a、403bが上方に突出するように設けられている。
環境ヒータ61を装着部30に装着する際には、位置決めピン403a、403bを装着部30の底面に設けられた位置決め穴に挿入することにより、環境ヒータフレーム401を装着部30に取り付ける。この状態で、環境ヒータ61は、画像形成装置100の最下部に取り付けられる。そして、環境ヒータフレーム401に設けられた環境ヒータユニット400の熱によって、装置本体101の内部の除湿及び記録材2の除湿を行う。
また、環境ヒータ電源ユニット402は、環境ヒータユニット400に電力を供給する。環境ヒータ電源ユニット402は、内部に環境ヒータ61の接続を検出する環境ヒータ有無検出センサ215と、CPU205(図2)からの指示に従って電力の供給、停止を切り替えるスイッチ回路とを有する。
図5を用いて、本実施形態における環境ヒータ61の装着パターンについて説明する。図5(a)は、給送部として標準フィーダである給送部28Aのみ備えた画像形成装置に対して環境ヒータ61を装着した図である。図5(b)は、標準フィーダである給送部28Aと、オプションフィーダである給送部28Bを備えた画像形成装置に対して環境ヒータ61を装着した図である。図5(c)は、標準フィーダである給送部28Aと、オプションフィーダである給送部28B、28Cを備えた画像形成装置に対して環境ヒータ61を装着した図である。このように環境ヒータ61は、画像形成装置の最下部に必要に応じて装着される。
[環境センサの構成]
次に、環境センサ39の構成について、図6を用いて説明する。環境センサ39は、温度検出部901と、湿度検出部902と、A/D変換部903とを備える。温度検出部901は、環境センサ39が設置された箇所の付近の温度を検出する。温度検出部901により検出された検出信号は、A/D変換部903に入力される。湿度検出部902は、環境センサ39が設置された箇所の付近の湿度を検出する。湿度検出部902により検出された検出信号は、A/D変換部903に入力される。A/D変換部903は、入力された信号をA/D変換して出力する。出力された信号は、CPU205(図2)によって読み出される。CPU205は、所定時間おきに選択的に温度データと湿度データを読み出し、読み出したデータは、RAM207(図2)に記憶される。
図2に示した環境温度検出部222は、RAM207に記憶された温度検出信号から温度データTeを算出する。算出された温度データTeはRAM207に記憶され、次述する現像器近傍の温度予測制御で用いられる。
環境センサ39は、図1に示すように、装置本体101内で、鉛直方向において画像形成部110を挟んで給送部28A、28B、28Cと反対側に配置されている。特に本実施形態では、カセットヒータ60A、60B、60C及び環境ヒータ61と環境センサ39との距離は、カセットヒータ60A、60B、60C及び環境ヒータ61と現像器8Y、8M、8C、8Kとの距離よりも大きい。即ち、本実施形態では、現像器8Y、8M、8C、8Kの方が環境センサ39よりも、カセットヒータ60A、60B、60C及び環境ヒータ61に近い位置に配置されている。
[現像器近傍の温度予測制御]
本実施形態では、画像形成動作によって現像器近傍の温度が上昇し、現像器8Y、8M、8C、8K内のトナーが劣化することを抑制するため、現像器近傍の温度Tdを予測する。尚、トナーの劣化とは、例えば現像器近傍の温度が上昇することで現像器8Y、8M、8C、8K内のトナーが溶融することである。そして、CPU205は、予測温度Tdが所定の閾値温度Thを超えた場合には画像形成動作を中断して装置本体101内を冷却する。即ち、CPU205は、環境センサ39の検出結果に基づいて、冷却ファン40の動作を開始可能であると共に、画像形成部110の画像形成動作を停止可能である。
まず、現像器近傍の予測温度Tdの算出について説明する。図2に示した現像器予測温度検出部220は、所定時間間隔ごとに環境温度検出部222によって検出された温度データTeと画像形成装置の動作による現像器近傍の昇温予測温度Cを検出し、その加算値を現像器近傍の予測温度Tdとして決定する。すなわち、
Td=Te+C ・・・(1)
の演算を行い、演算結果をRAM207に記憶する。
現像器近傍の昇温予測温度Cは、
C=C+C´ ・・・(2)
として毎回更新する。
ここで、C´は、昇温予測温度収束値をCx、温度変動率をkとして、
C´=k×(Cx−C) ・・・(3)
により算出する。
昇温予測温度収束値Cxは、温度の上昇部分の収束値である。例えば、所定の温度で画像形成を開始すると装置本体内の温度が上昇し、ある程度時間が経過すると、第1の上昇温度よりも高い第2の上昇温度で収束する。昇温予測温度収束値Cxは、第2の上昇温度から第1の上昇温度を引いた値である。温度変動率kは、単位時間あたりにどれだけ昇温すると予測するかを表す係数である。
C´は、一定時間毎に昇温する部分の温度であるが、式(3)に示したように、昇温する部分の収束温度(Cx)から現在の昇温部分(C)を引いて、一定時間で昇温する係数(k)をかけることで求める。
上述の昇温予測温度収束値Cx及び温度変動率kは、画像形成装置の動作条件などによって、予め、数値が実験的に求められている。本実施形態では、昇温予測温度収束値Cx、温度変動率kは、ROM206にテーブルとして記憶されている。図7(a)は、ROM206に記憶された昇温予測温度収束値Cx、温度変動率kの値のテーブルを示す。
図7(a)の列801は、画像形成装置の状態を示し、画像形成動作を行っている「画像形成中」、画像形成の開始を待つ「スタンバイ」、画像形成が行われない時でスタンバイよりも消費電力が少ない省エネ状態である「スリープ中」に分かれる。
列802は、画像形成中における画像形成速度であり、指定された記録材の種類に応じて「1/1速」、「1/2速」、「1/3速」がある。
列803は、画像形成時のカラーモードである。カラーモードは、画像形成する画像データに応じて、画像形成ステーションPY、PM、PC、PKの全ステーションを動作させて画像形成を行う「フルカラー」モード、画像形成ステーションPKのみを動作させて画像形成を行う「モノクロ」モードに分かれる。
列804は、昇温予測温度収束値Cx、列805は温度変動率kであり、それぞれ列801、列802、列803の組み合わせに応じて値が参照される。
画像形成を行う動作によって現像器近傍の温度が上昇するため、昇温予測温度収束値Cxは、「スタンバイ」状態、「スリープ中」状態に比べ「画像形成中」状態の方が大きい値が設定されている。また、「画像形成中」状態において、画像形成速度が速いほど各モータの駆動による昇温が大きいため昇温予測温度収束値Cxの値は大きくなる。また、「モノクロ」モードより「フルカラー」モードの方が動作する部品、部材が多く昇温が大きいためCxの値は大きくなる。
なお、図7(a)では、「1/1速」において、「k」の値がフルカラーよりもモノクロの方が大きくなっているが、これは、温度が収束するまでの時間がモノクロの方がフルカラーよりも速いため、結果的に、kの値がモノクロの方が大きくなったものである。但し、これは、装置によって異なるものである。
ここで、本実施形態では、上述したように、カセットヒータ60A、60B、60C、環境ヒータ61が着脱可能である。したがって、これらのヒータのうちの少なくとも何れかのヒータが装着された場合には、ヒータの熱の影響で現像器近傍の実際の温度が上昇する。特に本実施形態では、上述したように、ヒータ(60A、60B、60C、61)と現像器(8Y、8M、8C、8K)の距離よりも、ヒータ(60A、60B、60C、61)と環境センサ39の距離が大きい位置関係となっている。このため、上述した現像器近傍の昇温予測温度Cと実際の昇温温度でずれが生じ、画像形成中に適切なタイミングで装置本体内を冷却することができない場合がある。
そこで、本実施形態では、制御ユニットとしてのCPU205は、カセットヒータ有無検出センサ214A、214B、214C、環境ヒータ有無検出センサ215によりヒータが装着部29A、29B、29C、30に装着されているか否かを判断する。そして、何れかのヒータ有無検出センサによりヒータが装着部に装着されていることを検出した装着状態と、ヒータが装着部に装着されていることが検出されなかった非装着状態とで、冷却ファン40の動作開始のタイミングを異ならせている。具体的には、装着状態と、非装着状態とで、それぞれ同じ条件(所定の条件)で画像形成部110により画像形成を行った場合に、装着状態の方が非装着状態よりも早く冷却ファン40の動作を開始するようにしている。
ここで、上記の同じ条件(所定の条件)とは、画像形成装置100の設置環境の温湿度や、画像形成部110によって記録材に形成する画像、記録材の種類や枚数等のジョブ内容が等しいこと示す。つまり、上述した実施形態において、同じ環境で同じ画像を同じ枚数の記録材に対して形成した場合、画像形成ジョブのスタートから冷却ファン40を動作させるまでの時間は、カセットヒータ60A、60B、60C、環境ヒータ61が装着されている場合は、装着されていない場合よりも早い。つまり、カセットヒータ60A、60B、60C、環境ヒータ61が装着されている場合は、カセットヒータ60A、60B、60C、環境ヒータ61が装着されていない場合よりも冷却ファン40の動作開始タイミングが早い。
これは、カセットヒータ60A、60B、60C、環境ヒータ61が装着されている場合は、予測温度を高くするように補正をするため、カセットヒータ60A、60B、60C、環境ヒータ61が装着されていない場合よりも閾値温度への到達時間が早まるためである。換言すると、カセットヒータ60A、60B、60C、環境ヒータ61が装着されている場合は、カセットヒータ60A、60B、60C、環境ヒータ61が装着されていない場合よりも、環境センサ39の検出結果(温度)が低い状態で冷却ファン40を動作させる構成としている。
ここで、カセットヒータ60A、60B、60C、環境ヒータ61が装着されていない場合の環境センサ39の検出温度は第1温度の一例であり、カセットヒータ60A、60B、60C、環境ヒータ61が装着されている場合の環境センサ39の検出温度は第1温度よりも低い第2温度の一例である。即ち、CPU205は、ヒータが給送部の装着部に装着されていない場合は環境センサ39の検出結果が第1温度以上であることに応じて冷却ファン40の冷却動作を実行し、画像形成動作を停止する。一方、ヒータが給送部の装着部に装着されている場合は環境センサ39の検出結果が第1温度よりも低い第2温度以上であることに応じて冷却ファン40の冷却動作を実行し、画像形成動作を停止する。なお、CPU205は、環境センサ39の検出結果が第1温度よりも低い第3温度になった場合に、冷却ファン40の冷却動作を停止し、画像形成動作を再開する。以下、具体的に説明する。
本実施形態では、CPU205は、冷却ファン40の動作を開始する際に、画像形成動作を停止する(中断する)ようにしている。このため、CPU205は、装着状態と非装着状態とでそれぞれ同じ条件(所定の条件)で画像形成部110により画像形成を行った場合に、装着状態の方が非装着状態よりも早く画像形成動作を停止する。具体的には、以下のような制御を行っている。
まず、上述の式(3)によるC´の算出において、ヒータの熱の影響を考慮して昇温予測温度収束値Cxを補正する。カセットヒータ60A、60B、60C、環境ヒータ61の何れかが装着された場合には、ヒータの熱による予測補正温度をCcとして、
C´=k×(Cx+Cc−C) ・・・(4)
の演算式でC´を算出する。
図7(b)は、ROM206に記憶された予測補正温度Ccの値のテーブルを示す。給送部28Aにカセットヒータ60Aが装着された場合の予測補正温度Ccは、5.9℃である。同様に、給送部28Bにカセットヒータ60Bが装着された場合は3.0℃、給送部28Cにカセットヒータ60Cが装着された場合は1.3℃である。また、給送部28Aの下側に環境ヒータ61が装着された図5(a)のパターンの予測補正温度Ccは、5.5℃である。同様に、給送部28Bの下側に環境ヒータ61が装着された図5(b)のパターンの場合は2.5℃、給送部28Cの下側に環境ヒータ61が装着された図5(c)のパターンの場合は0.9℃である。
図7(b)は、現像器に近いヒータほどヒータの熱の影響が大きいため予測補正温度Ccは大きな値として設定されている。即ち、上述の各カセットのうち、鉛直方向において第1カセットよりも下方に設けられたカセットを第2カセットとし、第1カセットに装着されるヒータを第1加熱ユニット、第2カセットに装着されるヒータを第2加熱ユニットとした場合、CPU205は、次のように予測温度Tdを算出する。即ち、CPU205は、第1カセットに第1加熱ユニットが装着されている場合の予測温度Tdが第2カセットに第2加熱ユニットが装着されている場合の予測温度Tdよりも高くなるように、予測温度Tdを算出する。言い換えれば、第1カセットに第1加熱ユニットが装着されている場合の閾値温度Thは、第2カセットに第2加熱ユニットが装着されている場合の閾値温度Thよりも高いともいえる。
また、複数のヒータが装着されている場合、予測補正温度Ccは、加算値として決定される。
例えば、図5(a)において、給送部28Aにカセットヒータ60Aが装着された場合は、給送部28Aの下側に環境ヒータ61が装着されているので、
Cc=5.9+5.5
となる。
また、図5(c)において、給送部28Aにカセットヒータ60A、給送部28Cにカセットヒータ60Cが装着された場合は、給送部28Cの下側に環境ヒータ61が装着されているので、
Cc=5.9+1.3+0.9
としてCcが決定される。
[装置本体内の冷却制御]
現像器近傍の予測温度Tdが所定の閾値温度Thを超えた場合の冷却動作について説明する。図2に示した機内冷却制御部221は、所定時間間隔で現像器近傍の予測温度Tdと所定の閾値温度Thの比較を行い、現像器近傍の予測温度Tdが所定の閾値温度Thを超えた場合には画像形成動作を中断すると共に冷却ファン40を駆動する。
そして、冷却ファン40により現像器近傍の熱を装置外部へ送り現像器近傍の温度を下げる。冷却動作を行っている間、機内冷却制御部221は、所定時間間隔で現像器近傍の予測温度Tdと冷却停止閾値温度Trの比較を行う。そして、現像器近傍の予測温度Tdが冷却停止閾値温度Trよりも小さくなった場合に冷却ファン40の駆動を停止し、中断していた画像形成動作を再開する。ここで、所定の閾値温度Thと冷却停止閾値温度Trは、Tr<Thの関係にある。
[現像器近傍昇温保護制御]
次に、本実施形態における現像器近傍の昇温を保護する制御について、図8のフローチャートを用いて説明する。本フローチャートはROM206に記憶され、CPU205によって実行される。
画像形成装置100の電源が投入されると、画像形成装置100に装着されているヒータ(カセットヒータ60A、60B、60C及び環境ヒータ61)の構成を取得する(S101)。即ち、CPU205は、それぞれの装着部29A、29B、29Cのカセットヒータ有無検出センサ214の信号と環境ヒータ有無検出センサ215の信号によりカセットヒータ60A、60B、60C、環境ヒータ61が装着されているかを検出する。そして、装着されているヒータに対して加熱を開始する。
次に、装着されたヒータの構成から予測補正温度Ccを決定する(S102)。即ち、CPU205は、カセットヒータ60A、60B、60C、環境ヒータ61の装着状態に応じて、ROM206に記憶された図7(b)のテーブルを用いて上述した方法で予測補正温度Ccを決定し、RAM207に記憶する。
次に、CPU205は、所定時間(t秒)経過したかを判断する(S103)。本実施形態では、5秒毎に現像器近傍の予測温度Tdを更新するため、5秒経過したかどうかを判断する(t=5)。CPU205は、t秒経過すると、RAM207に記憶された環境センサ39による温度データTeを取得する(S104)。
次に、CPU205は、画像形成装置100の動作状態を取得する(S105)。動作状態として、上述した「画像形成中」、「スタンバイ」、「スリープ中」の何れかを判断し、「画像形成中」の場合には、画像形成速度、カラーモードの情報を取得する。次に、CPU205は、ROM206に記憶された図7(a)のテーブルとS105で取得した状態、画像形成装置の動作状態の情報を用いて昇温予測温度収束値Cx、温度変動率kを取得する(S106)。
次に、S106で取得した昇温予測温度収束値Cx、温度変動率k、S102で取得した予測補正温度Ccを用いて、現像器近傍の予測温度Tdを算出する(S107)。次いで、CPU205は、冷却ファン40を駆動している冷却動作中であるかどうかを判断する(S108)。
CPU205は、冷却中でなければ(S108のno)、S107で算出した現像器近傍の予測温度Tdと所定の閾値温度Thの比較を行う(S109)。本実施形態では、Thの値は45℃であり、現像器近傍の予測温度Tdが45℃以下の場合は(S109のno)、S103へ移行して処理を繰り返す。
一方、S109で、現像器近傍の予測温度Tdが45℃より大きい場合は(S109のyes)、CPU205は、画像形成動作を中断し、冷却ファン40を駆動して装置本体101内の冷却を開始し(S110)、S103へ移行する。
また、S108において、冷却動作中である場合には(S108のyes)、CPU205は、現像器近傍の予測温度Tdと冷却停止閾値温度Trの比較を行う(S111)。本実施形態では、冷却停止閾値温度Trの値は40℃であり、現像器近傍の予測温度Tdが40℃以上であれば(S111のno)、CPU205は、冷却動作を継続したままS103へ移行する。一方、現像器近傍の予測温度Tdが40℃よりも小さければ(S111のyes)、冷却ファン40の駆動を停止して、中断していた画像形成動作を再開し(S112)、S103へ移行する。
このような本実施形態によれば、給送部28A、28B、28Cにカセットヒータ60A、60B、60C及び環境ヒータ61を着脱可能とした構成で、現像器8Y、8M、8C、8K近傍の温度が上昇し過ぎることを抑制できる。即ち、本実施形態では、ヒータの装着の有無に応じて、現像器近傍の予測温度を補正して、冷却ファン40の駆動開始及び画像形成動作の中断(停止)を制御している。このため、環境センサ39の検出した温度をもとにした現像器近傍の予測温度の精度を向上させることができる。この結果、ヒータの熱により現像器近傍の温度が上昇し過ぎることを抑制できる。そして、現像器近傍の温度の昇温によるトナーの劣化を保護することができる。
特に本実施形態の構成の場合、ヒータ(60A、60B、60C、61)と現像器(8Y、8M、8C、8K)の距離よりも、ヒータ(60A、60B、60C、61)と環境センサ39の距離が大きい位置関係となっている。このため、環境センサ39の検出結果に基づく現像器近傍の昇温予測温度Cと、実際の昇温温度でずれが生じ易い。したがって、上述のように、ヒータの装着の有無に応じて、現像器近傍の予測温度を補正することで、現像器近傍の予測温度の精度をより向上させることができる。
また本実施形態では、装着されるヒータの数、位置に応じて現像器近傍の予測温度を補正することにより、環境センサの検出した温度をもとにした現像器近傍の予測温度の精度をより向上させることができる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態について、図1ないし図7を参照しつつ、図9及び図10を用いて説明する。本実施形態では、カセットヒータ60A、60B、60Cによって温められた記録材が運ぶ熱を考慮して、図7(b)の予測補正温度Ccの値をさらに補正する。その他の構成及び作用は、上述の第1の実施形態と同様であるため、同じ構成には同一の符号を付し、以下、第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
ヒータが装着された給送部に収容された記録材は、ヒータにより加熱されている。このため、この給送部から給送された記録材は、画像形成部110に熱を運ぶ。このため、この熱により現像器近傍の温度が更に上昇する場合がある。したがって、本実施形態では、このように記録材が運ぶ熱も考慮して、予測補正温度Ccを補正して、予測補正温度Cc´としている。
具体的には、予測補正温度の補正値をαとした場合に、
Cc´=Cc+α ・・・(5)
の演算式で予測補正温度をCcからCc´に補正する。
図9は、ROM206に記憶された記録材の紙熱による補正値αのテーブルであり、記録材の給送を行った給送部に対応する予測補正温度の補正値αを示す。図9のテーブルは、現像器に近い給送部ほど記録材の運ぶ熱の影響が大きいため、値が大きく設定されている。
次に、本実施形態における現像器近傍の昇温を保護する制御について、図10のフローチャートを用いて説明する。本フローチャートはROM206に記憶され、CPU205によって実行される。なお、図10のフローチャートは、図8に示したフローチャートに対して、S106とS107との間にS113がある点が異なるだけで、その他のステップについては図8と同じである。
CPU205は、S106で昇温予測温度収束値Cx、温度変動率kを取得したら、S102で取得した予測補正温度CcをCc´に補正する(S113)。具体的には、「画像形成中」の状態で記録材を給送した給送部にカセットヒータが装着されている場合には、図7のテーブルの補正値αをCcに加算する(Cc´=Cc+α)。そして、この予測補正温度Cc´を用いて、現像器近傍の予測温度Tdを算出する(S107)。即ち、上述の式(4)の「Cc」を「Cc´」として「C´」を求め、式(1)、(2)を用いて「Td」を算出する。
なお、カセットヒータが装着されていない給送部から記録材が給送された場合には、上述の第1の実施形態の制御と同様になる。
このように本実施形態の場合、カセットヒータが装着されている給送部から記録材を給送する場合、カセットヒータで温められた記録材が搬送される時に運ぶ熱を考慮して予測補正温度Ccの値をCc´に更新するようにしている。このため、環境センサ39の検出した温度をもとにした現像器近傍の予測温度の精度を向上させ、現像器近傍の温度の昇温によるトナーの劣化を保護することができる。
<他の実施形態>
上述の各実施形態では、CPU205は、環境センサ39の検出結果に基づいて、冷却ファン40の動作の開始と、画像形成部110の画像形成動作の停止を行う構成について説明した。但し、本発明は、冷却ファンを備えていない構成にも適用可能である。この場合、CPU205は、装着状態と、非装着状態とで、それぞれ同じ条件(所定の条件)で画像形成部110により画像形成を行った場合に、装着状態の方が非装着状態よりも早く画像形成動作を停止する。画像形成動作を停止すれば、装置本体内のそれ以上の昇温を抑制できるため、現像器近傍の温度上昇を抑制できる。この場合は、画像形成動作を停止する制御が、冷却動作となる。
なお、冷却ファンを備えていても、場合によって、画像形成動作の停止のみを行っても良い。或いは、冷却ファンを備えている構成で、環境センサ39の検出結果に基づいて、画像形成動作を停止せずに、冷却ファンの動作の開始のみを行っても良い。
また、装置本体内の冷却動作としては、画像形成動作の停止のみならず、例えば、画像形成動作は継続したまま画像形成速度を落としたり、搬送する記録材の間隔を広げるなど、別の方法であっても良い。
また、上述の各実施形態では、CPU205は、カセットヒータ有無検出センサ214の信号と環境ヒータ有無検出センサ215の信号によりカセットヒータ60A、60B、60C、環境ヒータ61が装着されているかを検出し、装着されているヒータに対して加熱を開始すると説明した。但し、本発明は、ヒータ有無検出センサとは別に、スイッチ等の各ヒータの加熱開始、停止手段を持ち、装着かつ加熱をしているヒータを対象として補正を行っても良い。
また、上述の各実施形態では、CPU205は、カセットヒータ有無検出センサ214の信号と環境ヒータ有無検出センサ215の信号によりカセットヒータ60A、60B、60C、環境ヒータ61が装着されているかを検出した。但し、本発明は、センサによる検出ではなく、画像形成装置100に設けられる不図示の操作パネル等から入力された情報に基づいてカセットヒータ60A、60B、60C、環境ヒータ61のそれぞれの有無を検出する構成であってもよい。また、不図示の操作パネルからではなく、画像形成装置100にインターフェース等を介して接続されるPC等の外部装置から入力された情報に基づいてカセットヒータ60A、60B、60C、環境ヒータ61の有無を検出する構成であってもよい。この場合、不図示の操作パネルや外部装置から入力されたヒータの有無に関する情報は、RAM207等の記憶部に記憶させる構成とする。CPU205は、このような記憶部に記憶されているヒータの有無に関する情報を読み出すことで、カセットヒータ60A、60B、60C、環境ヒータ61のそれぞれの有無を検出する構成であってもよい。
また、上述した各実施形態では、環境センサ39の検出結果に基づいて予測される現像器近傍の予測温度Tdが閾値温度Thより高い場合に、冷却ファン40の動作を開始する構成とした。但し、本発明は、常時冷却ファン40を低速回転させるような装置に適用してもよく、予測温度Tdが閾値温度Thより高い場合に、予測温度Tdが閾値温度Th以下の場合と比べて冷却ファン40の回転数を上げることで冷却動作を実行する構成であってもよい。この場合は、予測温度tdが閾値温度Trより低くなった場合に、予測温度Tdが閾値温度Thより高い場合よりも冷却ファン40の回転数を下げる構成とすればよい。
また、上述した各実施形態では、カセットヒータ60A、60B、60C及び環境ヒータ61の有無に基づいて予測温度Tdを補正することで、ヒータが装着されている場合は、ヒータが装着されていない場合よりも、環境センサ39の検出結果(温度)が低い状態で冷却ファン40を動作させる構成とした。しかし、同じ効果を得るために他の構成を用いてもよい。例えば、カセットヒータ60A、60B、60C及び環境ヒータ61の有無に基づいて閾値温度Thを変更してもよい。この場合、ヒータが装着されている場合の閾値温度Thは、ヒータが装着されていない場合の閾値温度Thよりも低くする。また、装着されているヒータの位置が現像器8に近い場合の閾値温度Thは、ヒータの位置が現像器8から遠い場合の閾値温度Thよりも低くする。このようにして、ヒータが装着されている場合は、ヒータが装着されていない場合よりも、環境センサ39の検出結果(温度)が低い状態で冷却ファン40を動作させる構成としてもよい。尚、ヒータの数に応じて閾値温度Thを変更する構成であってもよい。このとき、カセットヒータ60A、60B、60C、環境ヒータ61が装着されていない場合の閾値温度Thは第1温度の一例であり、カセットヒータ60A、60B、60C、環境ヒータ61が装着されている場合の閾値温度Thは第1温度よりも低い第2温度の一例である。
1A、1B、1C・・・給送カセット/2・・・記録材/5Y、5M、5C、5K・・・感光ドラム(感光体)/8Y、8M、8C、8K・・・現像器(現像装置)/28A、28B、28C・・・給送部(収容部)/39・・・環境センサ(温度検出部)/40・・・冷却ファン(冷却ユニット)/60A、60B、60C・・・カセットヒータ(加熱ユニット)/61・・・環境ヒータ(加熱ユニット)/100・・・画像形成装置/101・・・装置本体/110・・・画像形成部/205・・・CPU(制御ユニット)/214A、214B、214C・・・カセットヒータ有無検出センサ(装着検出センサ)/215・・・環境ヒータ有無検出センサ(装着検出センサ)/PY、PM、PC、PK・・・画像形成ステーション

Claims (20)

  1. 記録材に画像を形成する画像形成動作を実行可能な画像形成装置であって、
    感光体と、前記感光体に形成された静電潜像を現像剤により現像可能な現像装置と、を有し、前記現像装置によって現像された現像剤像を記録材に転写し、シートに画像を形成する画像形成ユニットと、
    前記画像形成装置が設置された環境の温度を検出する温度検出部と、
    前記画像形成ユニットへ搬送する記録材を収容する収容部であって、記録材を加熱する加熱ユニットが着脱可能な収容部と、
    前記現像装置を冷却する冷却ユニットと、
    前記温度検出部の検出結果に基づいて、前記冷却ユニットによる冷却動作を実行する制御ユニットと、を備え、
    前記制御ユニットは、前記加熱ユニットが前記収容部に装着されていない場合は前記温度検出部の検出結果が第1温度以上であることに応じて前記冷却ユニットの前記冷却動作を実行し、前記加熱ユニットが前記収容部に装着されている場合は前記温度検出部の検出結果が前記第1温度よりも低い第2温度以上であることに応じて前記冷却ユニットの前記冷却動作を実行する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記加熱ユニットの前記収容部に対する装着の有無を検出する装着検出センサをさらに備え、
    前記制御ユニットは、前記装着検出センサの検出結果に基づいて、前記加熱ユニットの有無を判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記加熱ユニットの有無に関する情報を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記制御ユニットは、前記記憶部に記憶された情報に基づいて、前記加熱ユニットの有無を判定する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御ユニットは、
    前記加熱ユニットが前記収容部に装着されている場合は前記温度検出部の検出結果が前記第1温度以上であることに応じて前記画像形成ユニットによる画像形成動作を停止し、前記加熱ユニットが前記収容部に装着されていない場合は前記温度検出部の検出結果が前記第2温度以上であることに応じて前記画像形成ユニットによる前記画像形成動作を停止する、
    ことを特徴とする、請求項1ないし3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御ユニットは、前記冷却ユニットによる前記冷却動作を実行する場合に、前記画像形成ユニットによる画像形成動作を停止する、
    ことを特徴とする、請求項1ないし4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御ユニットは、前記温度検出部の検出結果が前記第1温度よりも低い第3温度になった場合に、前記冷却ユニットの前記冷却動作を停止する、
    ことを特徴とする請求項1ないし5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御ユニットは、前記温度検出部の検出結果から前記現像装置近傍の予測温度を算出し、前記予測温度が閾値温度よりも高くなったことに応じて前記冷却ユニットによる前記冷却動作を実行し、前記加熱ユニットが前記収容部に装着されている場合の前記予測温度が前記加熱ユニットが前記収容部に装着されていない場合の前記予測温度よりも高くなるように、前記予測温度を算出する、
    ことを特徴とする請求項1ないし6の何れか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御ユニットは、前記温度検出部の検出結果から前記現像装置近傍の予測温度を算出し、前記予測温度が閾値温度よりも高くなったことに応じて前記冷却ユニットによる前記冷却動作を実行し、前記加熱ユニットが前記収容部に装着されていない場合の前記閾値温度は前記第1温度であって、前記加熱ユニットが前記収容部に装着されている場合の前記閾値温度は前記第2温度、である、
    ことを特徴とする請求項1ないし6の何れか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記収容部は、前記画像形成ユニットへ搬送する記録材を収容する第1カセットと、鉛直方向において前記第1カセットよりも下方に設けられ、前記画像形成ユニットへ搬送する記録材を収容する第2カセットと、を有し、
    前記第1カセットは、記録材を加熱する第1加熱ユニットが着脱可能であり、
    前記第2カセットは、記録材を加熱する第2加熱ユニットが着脱可能であり、
    前記制御ユニットは、前記第1カセットに前記第1加熱ユニットが装着されている場合の前記予測温度が前記第2カセットに前記第2加熱ユニットが装着されている場合の前記予測温度よりも高くなるように、前記予測温度を算出する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  10. 前記収容部は、前記画像形成ユニットへ搬送する記録材を収容する第1カセットと、鉛直方向において前記第1カセットよりも下方に設けられ、前記画像形成ユニットへ搬送する記録材を収容する第2カセットと、を有し、
    前記第1カセットは、記録材を加熱する第1加熱ユニットが着脱可能であり、
    前記第2カセットは、記録材を加熱する第2加熱ユニットが着脱可能であり、
    前記第1カセットに前記第1加熱ユニットが装着されている場合の前記閾値温度は、前記第2カセットに前記第2加熱ユニットが装着されている場合の前記閾値温度よりも高い、
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  11. 前記冷却ユニットは、前記画像形成装置内の空気を外部に排出する排気ファンである、
    ことを特徴とする、請求項1ないし10の何れか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記加熱ユニットと前記温度検出部との距離は、前記加熱ユニットと前記現像装置との距離よりも大きい、
    ことを特徴とする、請求項1ないし11の何れか1項に記載の画像形成装置。
  13. 記録材に画像を形成する画像形成動作を実行可能な画像形成装置であって、
    感光体と、前記感光体に形成された静電潜像を現像剤により現像可能な現像装置と、を有し、前記現像装置によって現像された現像剤像を記録材に転写し、シートに画像を形成する画像形成ユニットと、
    前記画像形成装置が設置された環境の温度を検出する温度検出部と、
    前記画像形成ユニットへ搬送する記録材を収納する収容部であって、記録材を加熱する加熱ユニットが着脱可能な収容部と、
    前記温度検出部の検出結果に基づいて、前記画像形成動作を停止する制御ユニットと、
    を備え、
    前記制御ユニットは、前記加熱ユニットが前記収容部に装着されていない場合は前記温度検出部の検出結果が第1温度以上であることに応じて前記画像形成ユニットの前記画像形成動作を停止し、前記加熱ユニットが前記収容部に装着されている場合は前記温度検出部の検出結果が前記第1温度よりも低い第2温度以上であることに応じて前記画像形成ユニットの前記画像形成動作を停止する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  14. 前記加熱ユニットの前記収容部に対する装着の有無を検出する装着検出センサをさらに備え、
    前記制御ユニットは、前記装着検出センサの検出結果に基づいて、前記加熱ユニットの有無を判定する、
    ことを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 前記加熱ユニットの有無に関する情報を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記制御ユニットは、前記記憶部に記憶された情報に基づいて、前記加熱ユニットの有無を判定する、
    ことを特徴とする請求項13又は14に記載の画像形成装置。
  16. 前記制御ユニットは、前記温度検出部の検出結果から前記現像装置近傍の予測温度を算出し、前記予測温度が閾値温度よりも高くなったことに応じて前記画像形成ユニットによる画像形成動作を停止し、前記加熱ユニットが前記収容部に装着されている場合の前記予測温度が前記加熱ユニットが前記収容部に装着されていない場合の前記予測温度よりも高くなるように、前記予測温度を算出する、
    ことを特徴とする請求項13ないし15の何れか1項に記載の画像形成装置。
  17. 前記制御ユニットは、前記温度検出部の検出結果から前記現像装置近傍の予測温度を算出し、前記予測温度が閾値温度よりも高くなったことに応じて前記画像形成ユニットによる画像形成動作を停止し、前記加熱ユニットが前記収容部に装着されていない場合の前記閾値温度は前記第1温度であって、前記加熱ユニットが前記収容部に装着されている場合の前記閾値温度は前記第2温度、である、
    ことを特徴とする請求項13ないし15の何れか1項に記載の画像形成装置。
  18. 前記収容部は、前記画像形成ユニットへ搬送する記録材を収容する第1カセットと、鉛直方向において前記第1カセットよりも下方に設けられ、前記画像形成ユニットへ搬送する記録材を収容する第2カセットと、を有し、
    前記第1カセットは、記録材を加熱する第1加熱ユニットが着脱可能であり、
    前記第2カセットは、記録材を加熱する第2加熱ユニットが着脱可能であり、
    前記制御ユニットは、前記第1カセットに前記第1加熱ユニットが装着されている場合の前記予測温度が前記第2カセットに前記第2加熱ユニットが装着されている場合の前記予測温度よりも高くなるように、前記予測温度を算出する、
    ことを特徴とする請求項16に記載の画像形成装置。
  19. 前記収容部は、前記画像形成ユニットへ搬送する記録材を収容する第1カセットと、鉛直方向において前記第1カセットよりも下方に設けられ、前記画像形成ユニットへ搬送する記録材を収容する第2カセットと、を有し、
    前記第1カセットは、記録材を加熱する第1加熱ユニットが着脱可能であり、
    前記第2カセットは、記録材を加熱する第2加熱ユニットが着脱可能であり、
    前記第1カセットに前記第1加熱ユニットが装着されている場合の前記閾値温度は、前記第2カセットに前記第2加熱ユニットが装着されている場合の前記閾値温度よりも高い、
    ことを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
  20. 前記加熱ユニットと前記温度検出部との距離は、前記加熱ユニットと前記現像装置との距離よりも大きい、
    ことを特徴とする、請求項13ないし19の何れか1項に記載の画像形成装置。
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