JP2020094948A - 検査装置及び検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】プラント設備や機械装置の耐食性改善処理の効果に対し、非破壊かつ簡易な検測定装置および評価方法を提供する。【解決手段】液中部材を対象とする検査装置であって、対象部材と接続される接点と、検査部位と絶縁されている耐食性評価基準部位と、パルス発生装置と、測定値の記録装置とを備え、パルス電流に対する電圧応答、またはパルス電圧に対する電流応答を検出し、検出結果に基づき液中部材の状態または環境を判定することを特徴とする検査装置。【選択図】 図1

Description

本発明は、液中部材の検査装置及び検査方法に係り、特に耐食性を評価するための検査装置及び検査方法に関する。
プラント設備や機械装置は、納入時には出荷検査として様々な項目を試験する。納入後、一定期間運転された後には装置を停止し、分解整備する際にはその機械的性質の確認や洗浄が実施される。同時に、液体と接する部品で腐食が発生した部位には、製品に発生した腐食部位の補修や電解研磨、不動態化処理を用いた耐食性の改善処理も実施される。金属材料、特に鉄系材料の耐食性は表面に形成される不動態皮膜と呼ばれる酸化皮膜に依存するが、その検査法は試験片を基にした実験室レベルの耐食性評価や、薬液を用いた呈色反応などが一般的であった。しかし、前者は設備や装置を据え付けした後に実機の状態を再現して実施することが難しく、また後者は耐食性を十分持っているときには問題なく実施できるが、耐食性を十分持たない際には不動態皮膜が破壊されることによる再施工が必要になること、薬液に耐えたことと実環境で耐食性を持つことが必ずしも一致しないことが問題となる。
そのため、プラント設備や機械部品に対して複雑な測定系や特殊な装置の取り付けを行うことなく、非破壊かつ定量性を持った耐食性の検査手法が必要となる。
非破壊検査として耐食性を評価する手法としては特許05304696号などがあるが、当該評価手法にはインピーダンスの特性曲線の算出や、参照電極などを環境内に挿入する必要があるなど、現地での判定や施工が必要な点について難がある。
また、特開平8−5598号では交流電圧・電流を用いた分極抵抗の測定を行うが、分極抵抗は全面的な腐食の発生に対する評価としては有効であるが、プラント設備や機械部品で最も問題となる局部腐食の検出には不向きである。
この局部腐食の発生にはJISG0577に代表される孔食電位の測定や試験片レベルの局部腐食発生挙動観察などが実施されているが、稼働中や停止中の実プラント設備に実施することは現実的ではない。
特許05304696号 特開平8−5598号
本発明の目的は、プラント設備や機械部品の耐食性を検査する測定装置および評価方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の検査装置は、対象部材と接続される接点と、検査部位と絶縁されている耐食性評価基準部位と、パルス発生装置と、測定値の記録装置とを備え、パルス電流に対する電圧応答、またはパルス電圧に対する電流応答を検出し、検出結果に基づき液中部材の状態または環境を判定する。また、本発明の検査方法は、対象部材にパルス電流、パルス電圧の少なくともいずれか一方を印加し、パルス電流に対する電圧応答またはパルス電流に対する電流応答を記録し、応答に基づき対象部材の耐食性を評価する。
本発明の検査装置によれば、プラント設備や機械部品の環境中の不動態皮膜の耐食性強度を定量的に評価し、評価時点での金属部品の耐食性や腐食による劣化を検出することができる。これにより、プラント設備や機械部品の補修時期や製品寿命を予測することができる。
実施例1の検査装置の構成図である。 実施例1の検査装置におけるパルス状電圧の印加状態の模式図である。 実施例1の検査装置におけるパルス応答電流による不動態皮膜の耐食性強度の算出図である。 実施例2の検査装置の構成図である。 実施例2の検査装置におけるパルス応答電流による不動態皮膜の耐食性強度の算出図である。 実施例3の検査装置におけるパルス状電流の印加状態の模式図である。 実施例3の検査装置におけるパルス応答電圧による不動態皮膜の耐食性強度の算出図である。 実施例4の検査対象設備の保守方法および耐食性の検査方法を示す図である。
海水ポンプなど、海水機器の配管や、医薬・化学物質のプラント設備のタンクなど、腐食性の液と構造部材が接触する設備では、耐食性向上のため表面の不動態化された部材が使用される。上述の通り、プラント設備や機械装置の耐食性改善処理の効果に対し、非破壊かつ簡易な検測定装置および評価方法が望まれる。しかしながら、使用や経年による部材の劣化評価には、設備の停止や破壊が必要であったり、定性的となりがちである。そこで本発明者らは、非破壊的かつ判定が定量的な耐食評価手法であって、現地での確認も可能とできるものを検討した結果、本発明に至った。
本発明は、配管内に流体を流すなど、液と接触する液中部材を対象とする検査装置、及び検査方法である。具体的には、対象部材と接続される接点と、検査部位と絶縁されている耐食性評価基準部位と、パルス発生装置と、測定値の記録装置とを備え、パルス電流に対する電圧応答、またはパルス電圧に対する電流応答を検出し、検出結果に基づき液中部材の状態または環境を判定することを特徴とする検査装置である。
上記装置で、電流・電圧パルス波により、測定対象の表面状態若しくは測定環境の不純物によるインダクタンス成分(キャパシタンス成分/還元性応答)を検出し、耐食性を定量的に判定できる。また、腐食電流の検出や、酸素過電圧と応答電位の差による腐食反応検出等にも活用可能である。
評価対象と絶縁された耐食性の基準部位と、評価対象と基準部位を接続する外部からの接点と、導電性を持つ内部流体によって構成される。
本発明は、パルス電流に対する電圧応答、またはパルス電圧に対する電流応答を測定し、液と接触する検査対象の抵抗成分のうち、検査対象由来の還元性応答(キャパシタンス成分)を定量的に測定し、その結果から表面に形成された不動態の耐食性を評価するものである。
パルス幅は30mS以上50mS以下とすることが好ましい。応答ピーク(10mS〜25mS)よりも長くする必要がある。また応答ピーク確認に十分な範囲である。パルス幅を大きくすることで、診断時間が長くなるためである。
また、パルス高さは一定でなく、ステップ状など、パルスごとに変化させることができる。例えば、ステップ状のパルス電圧に応答する電流値が一次線形の関係であることを用いて耐食性の評価を行ってもよい。また、ステップ状のパルス電流に応答する電圧(電位)が一定であることを用いて耐食性の評価を行ってもよい。金属表面の不動態皮膜におけるキャパシタンスを十分充電できる時間の間印加されるパルス状の電流もしくは電圧を、徐々に値を上昇させるステップ状を制限の範囲で印加し、その時の電圧・電流応答から皮膜の耐食性強度の指標を算出する評価手法とすることができる。
また、電源をON−OFFした際の応答電流もしくは電圧を記録して耐食性の評価を実施することも可能である。なお、電源をOFFとしたときにも、腐食電流に相当する電流Aが流れている(電流値はゼロでない)ため、パルスは当該値Aを基準に設定することが好ましい。
評価基準部位は別体(基準電極)とし、検査対象と連続した液中に設けることができる。また、検査対象と連結して同じ液に接触していても、検査対象の金属部材から絶縁され、耐食性を保証された他の部材(絶縁接続部位)を使用することができる。同環境内に設置されている対象部材と同じ材質の部品でもよい。
パルス電源12を用いる代わりに50ms以下のパルス幅を持つパルス波を印加できる関数発生器および電源装置を使用してもよい。
以下、図面を用いて、本発明の実施例を説明する。
図1から図3を用いて、本発明の実施例1の検査装置100を説明する。
まず、図1の構成図を用いて、本実施例の検査装置100を用い、金属部品である検査対象10の耐食性を評価する例の概要を説明する。
本実施例の検査対象10は、プラント配管を模擬し、内部に電気伝導性流体22が充填されている管状部材である。液体と接する面が不動態化処理された金属部品であって、耐食性不明である。
図1の検査装置100は、基準電極11と、パルス電圧および電流を印加するためのパルス電源12と、パルス電源12と検査対象10を接続する電気的接点21、および電圧と電流を記録する記録計31によって構成される。検査対象10と基準電極11は絶縁されており、検査対象10―導線等の電気的接続―基準電極11―電気伝導性流体中22―検査対象10、での閉回路を形成する。
基準電極11は、検査対象10内部に設置される。電気伝導性流体中22で安定であれば材質は問わない。基準電極を内部に挿入したり、絶縁体に挟まれた形で接合部に設置することが考えられる。
電気的接点21は、検査対象10と点接触でも問題はないが、接触抵抗が高くなる場合には接触状態を均一にするため、領域を広くすることが好ましい。また、溶接などで直接検査対象10と接続する形でも問題は無いが、簡易に取り外しできることが望ましい。図1は、電気的接点21として金輪を固定した例である。幅は5mm以上あればよい。パルス電源12の出力は最大2V程度、電流値は最大1A程度で十分である。
なお、図1は検査対象10の内部に電気伝導性流体22が存在しているが、配管外面に電気伝導性流体22が存在する場合には検査対象10の内部で結線し、電気的接続を取ることが可能であれば適用できる。すなわち、電気伝導性流体と配管の界面における反応抵抗で耐食性を評価するため、電気的接点21から絶縁されていない領域はすべて検査対象10となり、検査対象10と、基準電極11が電気的接点21を介しパルス電源12および記録計31と接続し、電気伝導性流体22を介して閉回路を構成することが可能であれば検査装置100は成立する。
耐食性の測定はパルス電源12から発生した酸化反応を起こす基準電極12を基準とするパルス電圧もしくは電流を用いる。パルスは矩形波や三角波など、形状は問わない。また、パルス印加後はパルス印加前の電位状態に戻すON−OFFの形式とする。パルス電圧の場合は10−50mV程度(ΔV1、ΔV2、ΔV3)を印加し、それに対応するパルス印加終了直後の電流値(A1、A2、A3)を応答電流として記録計31に記録する。パルス電圧41は図2の模式図に示すようにステップ状に印加され、その電圧は初期ステップパルスの値を加算していく。一例として挙げるなら、20、40、60、80mV・・・と印加していく。パルス電圧41の上限は200mVとする。パルス電圧41の印加時間は不動態皮膜のキャパシタンスが十分充電される時間とするが、目安としては10−50msとする。これは測定対象10の材質と、伝導性流体22の組み合わせに依存する。パルス間の時間間隔は不動態皮膜のキャパシタンスが十分放電される時間とするが、目安としては1−10sとする。
パルス電圧を印加した際に記録した応答電流42を図3に示したようにパルス電圧に対してプロットし、測定対象11の材質と、伝導性流体22で予め作成しておいた判定条件に当てはめて耐食性を判定する。この結果は3.5%の塩濃度を持つ人工海水を電気伝導性流体22とし、基準電極11に白金線を用いてオーステナイト系ステンレス鋼SUS316Lの圧延材を検査対象10として評価した一例である。判定条件はパルス電圧に対する応答電流の傾きの値aによって示される。傾きaが一定値以上に大きい場合にはキャパシタンスの放電電流に加えて測定対象11の還元電流が加わっており、この際には印加したパルス電圧で腐食反応が起こっていることが推測できる。一方、傾きaが十分小さい場合には不動態皮膜が薄く、十分な耐食性を将来的に持ち得ないことが考えられる。傾きaが十分耐食性を持つ範囲内に存在しない場合には、不動態化処理の施工や部品の交換によって耐食性を改善する。
図4および図5を用いて、本発明の実施例1の検査装置101を説明する。まず、図4の構成図を用いて本実施例の検査装置101の概要を説明する。この検査装置101は、金属部品である検査対象10と、これを評価するための基準部位13と、パルス電圧および電流を印加するためのパルス電源12と、パルス電源12と検査対象10を接続するための電気的接点21、および電圧と電流を記録する記録計31によって構成される。基準部位13は検査対象10と絶縁部位14を介して接続される。また、絶縁部位14は絶縁フランジや樹脂性ガスケットおよび絶縁クランプなどによって構成される。
電気的接点21およびパルス電源12は検査装置100と同様の構成である。基準部位13は伝導性流体22に対して電位がほぼ一定である安定な状態にあることが望ましい。パルス電圧の印加条件も検査装置100と同様でよい。
応答電流は検査装置100と同じように図5に示すパルス電圧に対してプロットを行い、判定は一定範囲内の傾きに収まっていれば十分な耐食性があることを示す。この結果は0.1%質量濃度の水酸化ナトリウム溶液を電気伝導性流体22とし、基準電極11にオーステナイト系ステンレス鋼SUS316Lの圧延材を用いてオーステナイト系ステンレス鋼SUS316L圧延材を検査対象10として評価した一例である。
図1もしくは図4および図6、図7を用いて、本発明の実施例1の検査装置102を説明する。
検査装置102の構成は図1もしくは図4に示すものとなるが、図6に示す通り、パルス電流A4、A5、A6を印加する。電流は10μA/cm2から10mA/cm2の間で設定し、例えば10μA、20μA、30μA/cm2、・・・と印加する。パルスの形状は検査装置100および101と同様、形状を問わない。その範囲は最大1A/cm2とする。
検査装置102の耐食性の判定はパルスに対応して上昇する電位(V4、V5、V6)によって判定する。各パルス電流に対しこの電位が電流に依存せず、一定に上昇すれば耐食性が十分であることを示す。図7中の破線のように耐食性が不十分であればこの電位はパルス電流に応じて低下する。図7に示す結果は基準電極11に銀塩化銀飽和塩化カリウム電極を用いて3.5%の塩濃度を持つ人工海水を電気伝導性流体22におけるオーステナイト系ステンレス鋼SUS316Lを検査対象10として測定した一例である。
以下、実施例4として、実施例1〜3の検査装置を用いた医薬プラントの保守方法について説明する。図8は本実施例の医薬プラント設備のプラント停止時に行う保守および耐食性(不動態)の検査方法を示す図である。
プラント設備を停止し(S101)、停止したプラント設備のタンクや配管を洗浄液(リン酸塩溶液など)で洗浄(S102)した後、硝酸溶液などの不動態化処理溶液で、プラント設備の表面の不動態化処理を行う(S103)。その後、不動態化処理溶液を除去し、タンクや配管内に水酸化ナトリウム溶液などの電気伝導性流体を充填する溶液の入れ替えを行う(S104)。
洗浄工程(S102)は、設備により、複数種類の洗浄液を入れ替えて行うことが可能である。また、不動態化処理(S103)は設備全体に一括で、もしくは各部位毎に行うことができる。
電気伝導性流体を充填したプラント設備に対し、本発明の検査装置を用い、パルス電圧またはパルス電流の印加によるパルス応答を確認する耐食性の測定(S105)、得られた結果により耐食性の判定を行う(S106)。耐食性が不十分の場合には、追加の保守(再度の不動態化処理や、設備部材の置換)を行い、耐食性の確認を繰り返す。図8では、不動態化処理工程(S103)を再度行う場合を示している。適切な不動態が形成され、充分な耐食性を確認できた場合には、プラント設備の稼働を開始する(S107)。
なお、本実施例では、不動態化処理(S103)後に耐食性の検査(S105)を行ったが、最初に耐食性を確認し、不十分の判定をされた設備にのみ不動態化処理等の保守を施すこととしてもよい。
耐食性の測定工程(S105)について、詳細を説明する。耐食性被膜及び電気伝導性流体を介した閉回路を構成し、基準電極11、または基準部材13と、測定対象部材10との間にパルス電流、パルス電圧のいずれかまたは両方を印加する電圧印加工程(S201) パルス電圧を変えた場合の応答電流値、パルス電流を変えた場合の応答電位を記録計31に記録する応答記録工程(S202)、記録に基づき、パルス電圧値と応答電流値の相関、パルス電流値と応答電位値の相関を算出する耐食性測定工程(S203)よりなる。
その後、耐食性の判定(S106)として、S105で算出される各部材の耐食性評価値を事前に設定した閾値と対比し、耐食性評価結果を判定する。パルス電流を印加した場合には応答する電位の絶対値が耐食性の指標となる。例えばこれがJIS0577等に規定される孔食電位を下回る場合には耐食性不足とし、不動態化処理工程(S103)を再度実施する。パルス電圧を印加した場合には応答電流の一次関数傾きを抵抗値と見なし、電気伝導性流体22に対する耐食性指標とする。
なお、上記工程は、海水機器などの他の設備でも同様に行うことができる。保守・点検時等に、洗浄や錆落とし処理など、一般的な整備を行った後、硝酸などで不動態化処理を施し、水酸化ナトリウム水溶液などの電気伝導性流体に浸漬した状態でパルス印加による耐食性測定、パルス応答による耐食性の判定を行う。
100 検査装置
101 検査装置
102 検査装置
10 検査対象
11 基準電極
12 パルス電源
13 基準部位
14 絶縁部位
21 電気的接点
22 電気伝導性流体
31 記録計
41 パルス電圧
42 応答電流
43 パルス電流
44 応答電位

Claims (8)

  1. 液中部材を対象とする検査装置であって、対象部材と接続される接点と、検査部位と絶縁されている耐食性評価基準部位と、パルス発生装置と、測定値の記録装置とを備え、パルス電流に対する電圧応答、またはパルス電圧に対する電流応答を検出し、検出結果に基づき液中部材の状態または環境を判定することを特徴とする検査装置。
  2. 請求項1に記載の検査装置において、
    評価基準部位が同環境内に設置されている対象部材と同じ材質の部品であることを特徴とする検査装置。
  3. 請求項1に記載の検査装置において、
    ステップ状のパルス電圧に応答する電流値を用いて耐食性の評価を実施することを特徴とする検査装置。
  4. 請求項1に記載の検査装置において、
    ステップ状のパルス電流に応答する電圧(電位)が一定であることを用いて耐食性の評価を実施することを特徴とする検査装置。
  5. 請求項1に記載の検査装置において、
    ステップ状のパルス電圧に応答する電流値が一次線形の関係であることを用いて耐食性の評価を実施することを特徴とする検査装置。
  6. 請求項1に記載の検査装置において、
    ステップ状のパルス電圧および電流をON−OFFした際の応答電流もしくは電圧を記録して耐食性の評価を実施することを特徴とする検査装置。
  7. 液中部材を対象とする検査方法であって、
    対象部材にパルス電流、パルス電圧の少なくともいずれか一方を印加し、
    前記パルス電流に対する電圧応答または前記パルス電流に対する電流応答を記録し、
    前記応答に基づき前記対象部材の耐食性を評価する検査方法。
  8. 液中部材の保守方法であって、
    対象部材を不動態化処理溶液に含浸し、不動態化処理を行う不動態化処理工程と、
    前記対象部材を電気伝導性流体に含浸し、前記対象部材にパルス電流、パルス電圧の少なくともいずれか一方を印加し、前記パルス電流に対する電圧応答または前記パルス電流に対する電流応答を記録し、前記応答に基づき前記対象部材の耐食性評価値を算出する耐食性評価工程と、
    前記評価値を所定の閾値と対比し、耐食性評価結果を判定する耐食性判定工程とを備え、
    耐食性が不十分の場合には追加の保守を行い、再度前記耐食性評価工程及び前記耐食性判定工程とを行うこと、
    を特徴とする保守方法。
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