JP2020094568A - オイルポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】ポンプ室内の気泡除去能力を向上させることが可能なオイルポンプを提供する。【解決手段】このオイルポンプ1は、複数の外歯6aを有するインナーロータ6と、ポンプ室Sとハウジング2の外部とを連通し、ポンプ室S内のオイルAに含まれる気泡Bをハウジング2の外部に排出する排出通路8とを備える。複数の外歯6aの各々のインナーロータ6の回転方向Rの反対方向側の第1側面部64には、インナーロータ6の回転方向R側に窪む凹形状の気泡収容部61が形成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、オイルポンプに関し、特に、インナーロータと、アウターロータとを備えるオイルポンプに関する。
従来、特に、インナーロータと、アウターロータとを備えるオイルポンプが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、ドライブロータ(インナーロータ)と、ドリブンロータ(アウターロータ)とを備えるポンプ(オイルポンプ)が開示されている。上記特許文献1のポンプは、ドライブロータおよびドリブンロータを収容するハウジングを備えている。ここで、上記特許文献1のドリブンロータは、ドライブロータに対して所定量偏心した位置に配置されている。
上記特許文献1のドライブロータは、複数の外歯と、複数の外歯の間の歯底に形成された凹溝とを含んでいる。上記特許文献1のドリブンロータは、複数の外歯のそれぞれに係合する複数の内歯を含んでいる。上記特許文献1のポンプでは、複数の外歯および複数の内歯により歯間空間が形成されている。上記特許文献1のハウジングには、歯間空間にオイルを供給する吸入ポートと、歯間空間のオイルを歯間空間外に吐出する吐出ポートとが形成されている。上記特許文献1のハウジングには、吸入ポートと吐出ポートとの間に設けられる歯間空間の最大容積位置よりも吐出ポート側に、歯間空間の凹溝とハウジングの外部とを連通する貫通孔が形成されている。
上記特許文献1のポンプは、凹溝および貫通孔により、歯間空間内のオイルに含まれる気泡をハウジング外に排出するように構成されている。詳細には、上記特許文献1のポンプでは、ドライブロータの回転により生じる遠心力により、オイルに含まれる気泡が歯間空間の歯底部側に集められる。上記特許文献1のポンプでは、歯間空間の最大容積位置よりも歯間空間の容積を小さくして歯間空間を正圧にすることにより、歯間空間の歯底部側に集められたオイルに含まれる気泡が、凹溝および貫通孔を通過してハウジング外に排出される。なお、上記特許文献1のポンプでは、歯間空間の最大容積位置において歯間空間は負圧である。
ここで、上記特許文献1のポンプでは、歯間空間の最大容積位置の歯間空間は負圧であるので、最大容積位置よりも吸入ポート側の歯間空間から最大容積位置の歯間空間に向かってオイルが流入する。また、上記特許文献1のポンプでは、最大容積位置の歯間空間は負圧であるとともに、最大容積位置よりも排出ポート側の歯間空間は正圧であるので、最大容積位置よりも排出ポート側の歯間空間から流入したオイルは、最大容積位置の歯間空間に向かって流入する。
特開2008−308991号公報
上記特許文献1のポンプでは、最大容積位置の歯間空間に向かって流入するオイルの流れにより、最大容積位置の歯間空間内におけるドライブロータの径方向の内側に集められた気泡が拡散(散乱)する。この場合、径方向の内側に集められた気泡が、ハウジング外に排出されにくくなる。そこで、上記特許文献1のポンプでは、最大容積位置の歯間空間の気泡の拡散を抑制し、歯間空間の歯底部側に集められたオイルに含まれる気泡を凹溝および貫通孔からハウジング外に排出しやすくすることにより、歯間空間(ポンプ室)内の気泡除去能力を向上させることが望まれている。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、ポンプ室内の気泡除去能力を向上させることが可能なオイルポンプを提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面におけるオイルポンプは、複数の外歯を有するインナーロータと、インナーロータの複数の外歯に係合する複数の内歯を有するアウターロータと、インナーロータおよびアウターロータを収容するハウジングと、ハウジングに形成され、複数の外歯および複数の内歯により形成されたポンプ室内にオイルを導く吸入ポートと、ハウジングに形成され、ポンプ室外にオイルを導く吐出ポートと、ポンプ室とハウジングの外部とを連通し、ポンプ室内のオイルに含まれる気泡をハウジングの外部に排出する排出通路とを備え、複数の外歯の各々のインナーロータの回転方向の反対方向側の側面部には、インナーロータの回転方向側に窪む凹形状の気泡収容部が形成されている。
この発明の一の局面によるオイルポンプでは、上記のように、複数の外歯の各々のインナーロータの回転方向の反対方向側の側面部に、インナーロータの回転方向側に窪む凹形状の気泡収容部を形成する。ここで、インナーロータおよびアウターロータがポンプ室を回転移動させる際、ポンプ室内では、気泡に比べて比重が大きいオイルが、遠心力によりインナーロータの径方向の外側に移動されるので、オイルに含まれる気泡が、ポンプ室内におけるインナーロータの径方向の内側に集められる。また、最大容積位置よりも吐出ポート側の正圧のポンプ室から最大容積位置のポンプ室に勢いよく直線状に流入したオイルの流れにより、最大容積位置よりも吸入ポート側の負圧のポンプ室から流入したオイルの流れが、ポンプ室の内表面に沿うインナーロータの径方向の外側のオイルの流れおよび内側のオイルの流れに分岐する。このうち、インナーロータの径方向の内側のオイルの流れを利用して、ポンプ室内におけるインナーロータの径方向の内側に集められた気泡を、外歯の回転方向の反対方向側の側面に設けられた気泡収容部に収容して留めておくことができる。この結果、最大容積位置において、気泡収容部に気泡を収容して留めておくことにより、ポンプ室の気泡の拡散(散乱)を抑制することができるので、ポンプ室で気泡が拡散する場合と比較して、ポンプ室内の気泡除去能力を向上させることができる。
上記一の局面によるオイルポンプにおいて、好ましくは、排出通路は、インナーロータの外歯間の歯底部または歯底部に対応するハウジングの部分に設けられた排出孔を含み、気泡収容部は、インナーロータの径方向において、排出孔と連通する位置まで延びるように設けられている。
このように構成すれば、気泡収容部と排出孔とを直接連通させることができるので、ポンプ室内のオイルに含まれる気泡を排出孔を介して円滑にハウジング外に排出することができる。この結果、ポンプ室内の気泡除去能力をより向上させることができる。
この場合、好ましくは、インナーロータの回転軸線の延びる方向において、気泡収容部の排出孔側の部分の深さは、気泡収容部の排出孔とは反対側の深さよりも小さい。
このように構成すれば、深さの小さい気泡収容部の排出孔側の部分により、気泡収容部内の気泡を排出孔に近い領域に導きやすくすることができる。この結果、ポンプ室内のオイルに含まれる気泡を排出孔を介して効率的にハウジング外に排出することができるので、ポンプ室内の気泡除去能力をより一層向上させることができる。
上記排出孔と連通する気泡収容部を備えるオイルポンプにおいて、好ましくは、排出孔は、歯底部に対応するハウジングの部分に設けられており、インナーロータの回転方向から視て、気泡収容部は、外歯の側面部のうち、排出孔とは反対側の部分を閉塞するとともに、排出孔側の部分を開放するように構成され、気泡収容部と排出孔とは、インナーロータの回転軸線の延びる方向において、連通するように構成されている位置まで延びるように設けられている。
このように構成すれば、外歯の側面部のうち、排出孔とは反対側の部分が閉塞されることにより、インナーロータの外歯において回転方向の厚みを確保することできる。これにより、外歯に気泡収容部を設けることに起因する外歯の強度の低下を抑制することができる。また、外歯の側面部のうち排出孔側の部分を開放させるだけで、気泡収容部と排出孔とをインナーロータの回転軸線の延びる方向において連通させることができる。これらの結果、外歯に気泡収容部を設けることに起因する外歯の強度の低下を抑制することができるとともに、簡略な構成で気泡収容部と排出孔とを連通させることができる。
この場合、好ましくは、インナーロータの径方向において、気泡収容部の排出孔側の端部は、排出孔の回転軸線側の端部と面一か、または、排出孔の回転軸線側の端部よりも回転軸線側に配置されている。
このように構成すれば、排出孔の気泡収容部側の開口の全体を、気泡収容部に連通させることできるので、ポンプ室内のオイルに含まれる気泡を排出孔を介してより円滑にハウジング外に排出することができる。
上記一の局面によるオイルポンプにおいて、好ましくは、気泡収容部は、アウターロータの内歯とインナーロータの外歯との間の歯間から回転方向に漏れて流れるオイルの流れにより、気泡が流されて収容可能な、インナーロータの外歯の側面部の位置に設けられている。
このように構成すれば、より最適な位置に気泡収容部を設けることができるので、最大容積位置よりも吸入ポート側のポンプ室のオイルの流れおよび最大容積位置よりも吐出ポート側のポンプ室のオイルの流れにより形成される最大容積位置のポンプ室内のオイルの流れを利用して、より多量の気泡を気泡収容部に収容することができる。
なお、本出願では、上記一の局面によるオイルポンプにおいて、以下の構成も考えられる。
(付記項1)
すなわち、上記一の局面によるオイルポンプにおいて、インナーロータの径方向において、気泡収容部の外側端部は、複数の外歯の各々の外側端部よりも内側に配置されている。
このように構成すれば、気泡収容部のインナーロータの径方向の外側端部により、気泡収容部からポンプ室に流出する気泡をせき止めることができるので、気泡収容部内により多量の気泡を集めることができる。
上記一の局面によるオイルポンプにおいて、インナーロータの回転軸線の延びる方向から視て、気泡収容部は、弧状の凹形状を有する。
このように構成すれば、気泡収容部から排出孔への気泡を弧状の面に沿って円滑に流すことができるので、ポンプ室内のオイルに含まれる気泡を排出孔を介して円滑にハウジング外に排出することができる。
第1実施形態によるオイルポンプにおいてカバーを外した状態を示した斜視図である。 第1実施形態によるオイルポンプにおいてカバーを外した状態を示した平面図である。 第1実施形態によるオイルポンプにおける第1閉切工程の状態を示した拡大図である。 図3の100−100線に沿った断面の一部を省略した断面図である。 第1実施形態によるオイルポンプにおける圧縮工程の状態を示した拡大図である。 第1実施形態によるオイルポンプにおける気泡排出工程の状態を示した拡大図である。 図6の110−110線に沿った断面の一部を省略した断面図である。 図8(A)は第1実施形態によるオイルポンプの吸入工程を示した平面図である。図8(B)は第1実施形態によるオイルポンプの第1閉切工程を示した平面図である。 図9(A)は第1実施形態によるオイルポンプの圧縮工程を示した平面図である。図9(B)は第1実施形態によるオイルポンプの気泡排出工程を示した平面図である。 図10(A)は第1実施形態によるオイルポンプの第2閉切工程を示した平面図である。図10(B)は第1実施形態によるオイルポンプの吐出工程を示した平面図である。 第2実施形態によるオイルポンプにおいてカバーを外した状態を示した平面図である。 第2実施形態によるオイルポンプにおける気泡排出工程の状態を示した拡大図である。 図12の200−200線に沿った断面の一部を省略した断面図である。 図14(A)は第2実施形態によるオイルポンプの吸入工程を示した平面図である。図14(B)は第2実施形態によるオイルポンプの第1閉切工程を示した平面図である。 図15(A)は第1実施形態によるオイルポンプの圧縮工程を示した平面図である。図15(B)は第1実施形態によるオイルポンプの気泡排出工程を示した平面図である。 図16(A)は第1実施形態によるオイルポンプの第2閉切工程を示した平面図である。図16(B)は第1実施形態によるオイルポンプの吐出工程を示した平面図である。 図17(A)は、第1変形例によるオイルポンプにおける図6の110−110線に沿った断面に相当する断面図である。図17(B)は、第1変形例によるオイルポンプにおける図6の110−110線に沿った断面に相当する断面図である。 図18(A)は、第2変形例によるオイルポンプにおける図6の110−110線に沿った断面に相当する断面図である。図18(B)は、第2変形例によるオイルポンプにおける図6の110−110線に沿った断面に相当する断面図である。 第3変形例によるオイルポンプにおける図13の200−200線に沿った断面に相当する断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1〜図7を参照して、本発明の第1実施形態による車両用のオイルポンプ1の構成について説明する。
(オイルポンプの構成)
図1に示すように、オイルポンプ1は、エンジンを備えた自動車(図示せず)に搭載されている。オイルポンプ1は、オイルパン内のオイルA(潤滑油)を汲み上げて、エンジンのピストンまわり、クランクシャフトなどの可動部(摺動部)および可変バルブ機構などの油圧デバイス(油圧駆動部)に供給(圧送)するように構成されている。オイルポンプ1は、内接ギヤ型ポンプ(トロコイド式のポンプ)である。
オイルポンプ1は、ハウジング2と、吸入ポート3と、吐出ポート4と、シャフト5と、インナーロータ6と、アウターロータ7と、排出通路8(図2参照)とを備えている。ここで、シャフト5の回転軸線Cの延びる方向をX方向とし、X方向のうち一方側をX1方向とし、X方向のうち他方側をX2方向とする。また、シャフト5の回転軸回りの回転方向を回転方向Rとする。また、インナーロータ6の径方向を径方向Rdとする。
ハウジング2は、インナーロータ6およびアウターロータ7を収容するように構成されている。具体的には、ハウジング2は、ボデー21とカバー22とを含んでいる。ボデー21およびカバー22は、X方向において互いに隣接するように配置されている。詳細には、X方向において、ボデー21およびカバー22は、互いに面接触させて組み付けられている。オイルポンプ1では、ボデー21およびカバー22を互いに組み付けることより、インナーロータ6およびアウターロータ7を収容するロータ収容空間23が形成されている。
吸入ポート3は、ハウジング2に形成され、後述する複数の外歯6aおよび後述する複数の内歯7aにより形成されたポンプ室S内にオイルAを導くように構成されている。つまり、吸入ポート3は、オイルポンプ1内に吸い込んだオイルAをポンプ室Sに導く導入経路としての機能を有している。吐出ポート4は、ハウジング2に形成され、ポンプ室S外にオイルAを導くように構成されている。つまり、吐出ポート4は、ポンプ室S内のオイルAをオイルポンプ1外に導く導出経路としての機能を有している。吸入ポート3および吐出ポート4は、共に、ボデー21およびカバー22に跨るように設けられている。
シャフト5は、ハウジング2に対して回転方向Rに回転可能に取り付けられている。シャフト5は、X方向に延びる円柱形状を有している。シャフト5は、X方向のいずれかの端部に取り付けられるベルト(図示せず)を介してクランクシャフトなどから回転駆動力(トルク)を受け取って回転駆動することにより、インナーロータ6を回転駆動するように構成されている。なお、シャフト5は、インナーロータ6に圧入により挿通(嵌合)されており、インナーロータ6を同期して回転させる。
(インナーロータおよびアウターロータの構成)
図2に示すように、インナーロータ6は、アウターロータ7の回転中心軸線に対して偏心した回転中心軸線C回りに回転することにより、アウターロータ7を回転させるように構成されている。つまり、インナーロータ6の一部が、アウターロータ7の一部に係合されている。具体的には、インナーロータ6は、複数の外歯6aを含んでいる。また、アウターロータ7は、インナーロータ6の複数の外歯6aに係合する複数の内歯7aを有している。インナーロータ6の外歯6aは、アウターロータ7の内歯7aに、内側から係合するように、アウターロータ7の内側に配置されている。インナーロータ6の外歯6aの数は、アウターロータ7の内歯7aの数よりも1枚少ない。
インナーロータ6が回転方向Rに回転されると、アウターロータ7は同じ方向に回転される。回転の際、インナーロータ6とアウターロータ7との距離の小さい側では、インナーロータ6の外歯6aとアウターロータ7の内歯7aとが噛み合い、距離の大きい側では、外歯6aが内歯7aよりも1枚だけ少ないために、外歯6aと内歯7aとが噛み合うことなく外歯6aと内歯7aとの間に隙間(ポンプ室S)が形成されている。
インナーロータ6およびアウターロータ7は、ポンプ室Sを回転方向Rへ回転移動させてポンプ室Sを拡大・縮小させることにより、ポンプ機能を生み出している。したがって、ポンプ室Sの容積が拡大することに伴い、吸入ポート3からオイルAがポンプ室Sに流れ込む。この際、ポンプ室S内の圧力は減少する(負圧になる)。また、ポンプ室Sの容積が縮小することに伴い、ポンプ室SからオイルAが吐出ポート4に流れ出る。この際、ポンプ室S内の圧力は増大する(正圧になる)。ここで、ポンプでは、ポンプ室Sの容積の拡大・縮小に伴い、ポンプ室S内にオイルAを吸入する吸入工程(図8(A))からポンプ室S内のオイルAを吐出する吐出工程(図10(B))までに複数の工程が行われる。
複数の工程は、それぞれ、吸入工程(図8(A)参照)、第1閉切工程(図8(B)参照)、圧縮工程(図9(A)参照)、気泡排出工程(図9(B)参照)、第2閉切工程(図10(A)参照)および吐出工程(図10(B)参照)である。なお、吸入工程および第1閉切工程では、ポンプ室S内の圧力は負圧である。また、圧縮工程、気泡排出工程、第2閉切工程および吐出工程では、ポンプ室S内の圧力は正圧である。
また、インナーロータ6およびアウターロータ7がポンプ室Sを回転方向Rへ回転移動させる際、ポンプ室S内では、気泡B(空気)に比べて比重が大きいオイルAが、遠心力Pにより径方向Rdの外側に移動される。すなわち、オイルポンプ1の駆動時において、オイルAに含まれる気泡Bが、ポンプ室S内における径方向Rdの内側(シャフト5側)に集められる。
〈気泡収容部および排出孔〉
図3に示すように、第1実施形態のインナーロータ6は、第1閉切工程(吸入工程と圧縮工程の間の工程)において、ポンプ室S内のオイルAの流れを利用することにより、オイルAに含まれる気泡Bを集めるように構成されている。
第1閉切工程におけるポンプ室S内のオイルAの流れについて説明する。
オイルポンプ1では、第1閉切位置W2のポンプ室S内は負圧である。ここで、第1閉切位置W2は、ポンプ室Sの最大容積位置である。このため、第1閉切位置W2のポンプ室S内には、第1閉切位置W2のポンプ室Sにおける吸入ポート3側の内歯7aと外歯6aとの隙間から、第1閉切位置W2よりも吸入ポート3側のポンプ室S(吸入位置W1のポンプ室S)内のオイルAが流入する。また、第1閉切位置W2のポンプ室S内には、第1閉切位置W2のポンプ室Sにおける吐出ポート4側の内歯7aと外歯6aとの隙間から、第1閉切位置W2よりも吐出ポート4側のポンプ室S(圧縮位置W3のポンプ室S)内のオイルAが流入する。ここで、吐出ポート4側のポンプ室Sは正圧であるので、第1閉切位置W2よりも排出ポート側のポンプ室Sから流入するオイルAは噴出される。これらの結果、第1閉切位置W2よりも排出ポート側のポンプ室Sから噴出されたオイルAにより、第1閉切位置W2よりも吸入ポート3側のポンプ室Sから流入したオイルAが、外側分岐流F1および内側分岐流F2に分岐する。
つまり、インナーロータ6は、第1閉切工程において、ポンプ室S内における径方向Rdの内側(シャフト5側)に集められたオイルAに含まれる気泡Bを、内側分岐流F2により拡散させないように構成されている。ここで、内側分岐流F2が、オイルAに含まれる気泡Bを集めるためのポンプ室S内のオイルAの流れである。
具体的には、複数の外歯6aの各々のインナーロータ6の回転方向Rの反対方向側の側面部64(以下、第1側面部64)には、インナーロータ6の回転方向R側に窪む凹形状の気泡収容部61が形成されている。気泡収容部61は、オイルAに含まれた気泡Bを集めるためのポケット状に形成されている。具体的には、気泡収容部61は、インナーロータ6の回転軸線Cの延びる方向(X方向)から視て、弧状の凹形状を有している。ここで、径方向Rdにおける気泡収容部61の外側端部61aは、第1側面部64から回転方向Rに沿って延びている。また、径方向Rdの外側端部61aよりも内側は、径方向Rdの内側に向かうにしたがい回転方向Rの反対方向側に向かって湾曲している。
気泡収容部61は、アウターロータ7の内歯7aとインナーロータ6の外歯6aとの間の歯間から回転方向Rに沿って漏れて流れるオイルAにより、気泡Bが流されて収容可能な、インナーロータ6の第1側面部64の位置に設けられている。つまり、気泡収容部61は、内側分岐流F2により流されるオイルAに含まれる気泡Bを捕集可能な気泡捕集領域CRに設けられている。具体的には、径方向Rdの外側端部61aは、複数の外歯6aの各々の外側端部63よりも内側に配置されている。また、径方向Rdの内側端部は、径方向Rdにおいて、複数の外歯6aの各々の歯底部62よりも内側に配置されている。なお、インナーロータ6の外歯6aの径方向Rdの外側端部61aは、複数の外歯6aの各々の径方向Rdの中央位置よりも内側に配置されることがより好ましい。
気泡収容部61は、内側分岐流F2により流される気泡Bをせき止めるように構成されている。つまり、気泡収容部61は、内側分岐流F2により内部に流れ込んだ気泡Bを集めるように構成されている。具体的には、気泡収容部61は、内側分岐流F2の流れ方向において袋小路(先細り)形状に形成されている。このように、気泡収容部61は、内側分岐流F2により気泡Bを内部に追い込むことによって、袋小路形状の奥側に気泡Bを集約可能な構造を有している。
気泡収容部61は、ポンプ室S内のオイルAに含まれる気泡Bのうち、所望の量の気泡Bを排出孔8aから排出可能とする容積を有している。つまり、気泡収容部61は、ポンプ室S内のオイルAに含まれる気泡Bのうち所望の量の気泡Bを収容可能な容積を有している。ここで、気泡収容部61は、第1閉切位置W2のポンプ室Sの容積に対して所定の割合の容積を有している。なお、気泡収容部61の容積は、第1閉切位置W2のポンプ室Sの容積よりも小さい。
図4に示すように、インナーロータ6の外歯6aは、凹形状の気泡収容部61が形成されたとしても、インナーロータ6によりアウターロータ7を回転可能なように構成されている。つまり、気泡収容部61は、回転軸線Cの延びる方向において、インナーロータ6の外歯6aの一部を切り欠いて形成されている。具体的には、インナーロータ6の回転方向Rから視て、気泡収容部61は、外歯6aの側面部65(以下、第2側面部65)のうち排出孔8aとは反対側の部分を閉塞するとともに、排出孔8a側の部分を開放するように構成されている。ここで、第2側面部65は、インナーロータ6の回転方向Rに直交する方向の側面部である。このようにして、インナーロータ6の外歯6aは、回転方向Rにおける厚みを確保して、気泡収容部61を設けることによる強度の低下を抑制している。
気泡収容部61は、内側分岐流F2(図3参照)および排出流れF3(図7参照)の各々に対応させた形状を有している。つまり、気泡収容部61は、内側分岐流F2により流れてきた気泡Bをより多く集めるとともに、排出流れF3により気泡Bをより排出しやすい形状を有している。具体的には、インナーロータ6の回転軸線Cの延びる方向において、気泡収容部61の排出孔8a側の部分の深さD2は、排出孔8aとは反対側の深さD1よりも小さい。
したがって、気泡収容部61では、排出流れF3により気泡Bを排出孔8aに集めやすくするために、気泡収容部61の排出孔8a側の部分の深さD2が、排出孔8aとは反対側の深さD1よりも小さくなる。また、気泡収容部61では、内側分岐流F2により気泡Bを気泡収容部61に滞留させやすくするために、気泡収容部61の排出孔8a側の部分の深さD1が大きくなる。
また、インナーロータ6の回転軸線Cの延びる方向において、気泡収容部61の排出孔8aと反対側の部分は、径方向Rdの内側に向かうにしたがい排出孔8a側に湾曲している。すなわち、気泡収容部61では、気泡収容部61における回転軸線Cの延びる方向の深さは、排出孔8aに近づくにしたがい徐々に小さくなる。なお、気泡収容部61は、径方向Rdの内側の端部において、排出孔8aに接続する平面部61bを有している。
図5に示すように、オイルポンプ1は、圧縮工程において、ポンプ室S内を容積を縮小させて加圧することにより、ポンプ室S内の圧力を負圧から正圧にするように構成されている。つまり、オイルポンプ1は、第1閉切位置W2の負圧のポンプ室Sにおいて発生していたオイルAの流れを、ポンプ室S内の圧力を正圧にすることにより抑制するように構成されている。
詳細には、オイルポンプ1では、圧縮位置W3のポンプ室S内は正圧である。このため、圧縮位置W3のポンプ室S内には、圧縮位置W3のポンプ室Sにおける吸入ポート3側の内歯7aと外歯6aとの隙間から、圧縮位置W3よりも吸入ポート3側のポンプ室S(吸入位置W1のポンプ室S)内のオイルAの流入が抑制される。また、圧縮位置W3のポンプ室S内には、圧縮位置W3のポンプ室Sにおける吐出ポート4側の内歯7aと外歯6aとの隙間から、圧縮位置W3よりも吐出ポート4側のポンプ室S(吐出位置W6のポンプ室S)内のオイルAの流入が抑制される。これらの結果、第1閉切位置W2において生じた外側分岐流F1および内側分岐流F2が、圧縮位置W3において生じにくくなる。
オイルポンプ1は、圧縮工程において、オイルAに含まれる気泡Bを、ポンプ室S内における径方向Rdの内側(シャフト5側)に再度集めるように構成されている。すなわち、オイルポンプ1は、第1閉切位置W2のポンプ室Sにおいて発生していたオイルAの流れを抑制した状態で、インナーロータ6およびアウターロータ7がポンプ室Sを回転方向Rへ回転移動させる際の遠心力Pにより、ポンプ室S内における径方向Rdの内側にオイルAに含まれる気泡Bを集めるように構成されている。
このように、オイルポンプ1は、第1閉切工程から気泡排出工程にいたるまでの間に、ポンプ室S内のオイルAの流れを第1閉切位置W2よりも安定させるように構成されている。
図6および図7に示すように、オイルポンプ1は、気泡排出工程(第1閉切工程と吐出工程との間の工程)において、ポンプ室S内を加圧することにより、ポンプ室S内における径方向Rdの内側に集められたオイルAに含まれる気泡Bを、排出孔8aを介してハウジング2外に排出するように構成されている。すなわち、オイルポンプ1は、気泡排出工程において、ポンプ室S内を加圧することによりポンプ室S内から排出孔8aに向けて生じる排出流れF3を利用して気泡Bを排出するように構成されている。
ここで、排出孔8aは、ポンプ室Sとハウジング2の外部とを連通し、ポンプ室S内のオイルAに含まれる気泡Bをハウジング2の外部に排出するように構成されている。具体的には、排出孔8aは、インナーロータ6の外歯6a間の歯底部62に対応するハウジング2の部分に設けられている。排出孔8aは、カバー22を回転軸線Cの延びる方向においてX方向に貫通している。
〈気泡収容部と排出孔との関係〉
図7に示すように、気泡排出工程において、気泡収容部61は、排出流れF3により、集めた気泡Bを排出通路8に流すように構成されている。つまり、排出通路8は、気泡収容部61の径方向Rdの内側の端部61cにおいて、気泡収容部61と繋がる排出孔8aを含んでいる。具体的には、気泡収容部61は、径方向Rdにおいて、排出孔8aと連通する位置まで延びるように設けられている。また、気泡収容部61と排出孔8aとは、インナーロータ6の回転軸線Cの延びる方向において、連通している。すなわち、径方向Rdにおいて、気泡収容部61の排出孔8a側の端部61cは、排出孔8aの回転軸線C側の端部122と面一に配置されている。
図6に示すように、気泡排出工程において、気泡収容部61と排出孔8aとは、気泡収容部61の回転方向Rの中央部分において繋がっている。具体的には、気泡収容部61は、回転方向Rにおいて、少なくとも排出孔8aと連通する位置まで延びるように設けられている。すなわち、X方向(回転軸線Cの延びる方向)において、気泡収容部61と排出孔8aとは、オーバーラップしている。
(オイルポンプの動作)
以下に、図8〜図10を参照して、吸入工程から吐出工程までのオイルポンプ1の動作について説明する。
まず、図8(A)に示すように、吸入工程において、オイルポンプ1では、負圧である吸入位置W1のポンプ室S内に吸入ポート3からオイルAが供給される。このとき、オイルポンプ1では、吸入位置W1のポンプ室S内にオイルAに含まれる気泡Bも流入するが、吸入位置W1のポンプ室Sにかかる遠心力Pにより、吸入位置W1のポンプ室Sの内側に気泡Bが集められる。オイルポンプ1では、インナーロータ6を回転方向Rに回転させることにより、吸入工程から第1閉切工程に移る。
図8(B)に示すように、第1閉切工程において、オイルポンプ1では、第1閉切位置W2のポンプ室Sが最大の容積になる。つまり、第1閉切位置W2は、ポンプ室Sの最大容積位置である。ここで、第1閉切位置W2のポンプ室S内の圧力は、吸入位置W1のポンプ室S内の圧力よりも低い負圧である。このとき、オイルポンプ1では、内側分岐流F2(図3参照)を利用して、第1閉切位置W2のポンプ室S内のオイルAに含まれる気泡Bが気泡収容部61により捕集される。オイルポンプ1では、インナーロータ6を回転方向Rに回転させることにより、吸入工程から圧縮工程に移る。
図9(A)に示すように、圧縮工程において、オイルポンプ1では、第1閉切工程のポンプ室Sよりも容積が小さくなる。ここで、圧縮位置W3のポンプ室S内の圧力は、第1閉切工程のポンプ室S内の圧力よりも高い正圧である。このとき、オイルポンプ1では、第1閉切位置W2において生じた外側分岐流F1(図3参照)および内側分岐流F2(図3参照)を抑制した状態で、ポンプ室Sを回転方向Rへ回転移動させる際の遠心力Pにより、ポンプ室S内の気泡Bが径方向Rdの内側に集められる。オイルポンプ1では、インナーロータ6を回転方向Rに回転させることにより、圧縮工程から気泡排出工程に移る。
図9(B)に示すように、気泡排出工程において、オイルポンプ1では、圧縮工程のポンプ室Sよりも容積が小さくなる。ここで、気泡排出工程のポンプ室S内の圧力は、圧縮工程のポンプ室S内の圧力よりも高い正圧である。このとき、オイルポンプ1では、排出孔8a(図7参照)からハウジング2外に気泡Bが排出される。オイルポンプ1では、インナーロータ6を回転方向Rに回転させることにより、気泡排出工程から第2閉切工程を経て吐出工程に移る。
図10(A)および図10(B)に示すように、オイルポンプ1では、第2閉切工程の第2閉切位置W5および吐出工程の吐出位置W6において、オイルポンプ1では、ポンプ室S内の圧力をさらに高めることにより、排出孔8aを介して気泡Bを排出した気泡Bをほとんど含まないオイルAが、吐出ポート4を介してエンジン各部(図示せず)に吐出される。以上で、オイルポンプ1の一連の動作が完了する。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、複数の外歯6aの各々のインナーロータ6の回転方向Rの反対方向側の第1側面部64に、インナーロータ6の回転方向側に窪む凹形状の気泡収容部61を形成する。ここで、インナーロータ6およびアウターロータ7がポンプ室Sを回転移動させる際、ポンプ室S内では、気泡Bに比べて比重が大きいオイルAが、遠心力Pにより径方向Rdの外側に移動されるので、オイルAに含まれる気泡Bが、ポンプ室S内における径方向Rdの内側に集められる。また、第1閉切位置W2(最大容積位置)よりも吐出ポート4側の正圧のポンプ室Sから第1閉切位置W2のポンプ室Sに勢いよく直線状に噴出されたオイルAの流れにより、第1閉切位置W2よりも吸入ポート3側の負圧のポンプ室Sから流入したオイルAの流れが、ポンプ室Sの内表面に沿う外側分岐流F1および内側分岐流F2に分岐する。このうち、内側分岐流F2を利用して、ポンプ室S内におけるインナーロータの径方向Rdの内側に集められた気泡Bを、外歯6aの回転方向Rの反対方向側の第1側面部64に設けられた気泡収容部61に収容して留めておくことができる。この結果、第1閉切位置W2において、気泡収容部61に気泡Bを収容して留めておくことにより、ポンプ室Sの気泡Bの拡散を抑制することができるので、ポンプ室Sで気泡Bが拡散(散乱)する場合と比較して、ポンプ室内の気泡除去能力を向上させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、排出通路8に、インナーロータ6の外歯6a間の歯底部62または歯底部62に対応するハウジング2の部分に設けられた排出孔8aを設ける。気泡収容部61を、径方向Rdにおいて、排出孔8aと連通する位置まで延びるように設ける。これにより、気泡収容部61と排出孔8aとを直接連通させることができるので、ポンプ室S内のオイルAに含まれる気泡Bを排出孔8aを介して円滑にハウジング2外に排出することができる。この結果、ポンプ室S内の気泡除去能力をより向上させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、インナーロータ6の回転軸線Cの延びる方向において、気泡収容部61の排出孔8a側の部分の深さD2を、気泡収容部61の排出孔8aとは反対側の深さD1よりも小さくする。これにより、深さD2の小さい気泡収容部61の排出孔8a側の部分により、気泡収容部61内の気泡Bを排出孔8aに近い領域に導きやすくすることができる。この結果、ポンプ室S内のオイルAに含まれる気泡Bを排出孔8aを介して効率的にハウジング2外に排出することができるので、ポンプ室S内の気泡除去能力をより一層向上させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、排出孔8aを、歯底部62に対応するハウジング2の部分に設ける。インナーロータ6の回転方向Rから視て、気泡収容部61を、第2側面部65のうち、排出孔8aとは反対側の部分を閉塞するとともに、排出孔8a側の部分を開放するように構成する。気泡収容部61と排出孔8aとを、インナーロータ6の回転軸線Cの延びる方向において、連通するように構成されている位置まで延びるように設ける。これにより、第2側面部65のうち、排出孔8aとは反対側の部分が閉塞されることにより、インナーロータ6の外歯6aにおいて回転方向Rの厚みを確保することできる。したがって、外歯6aに気泡収容部61を設けることに起因する外歯6aの強度の低下を抑制することができる。また、第2側面部65のうち排出孔8a側の部分を開放させるだけで、気泡収容部61と排出孔8aとをインナーロータ6の回転軸線Cの延びる方向において連通させることができる。これらの結果、外歯6aに気泡収容部61を設けることに起因する外歯6aの強度の低下を抑制することができるとともに、簡略な構成で気泡収容部61と排出孔8aとを連通させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、径方向Rdにおいて、気泡収容部61の排出孔8a側の端部61cを、排出孔8aの回転軸線C側の端部122とを面一に配置する。これにより、排出孔8aの気泡収容部61側の開口の全体を、気泡収容部61に連通させることできるので、ポンプ室S内のオイルAに含まれる気泡Bを排出孔8aを介してより円滑にハウジング2外に排出することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、気泡収容部61を、アウターロータ7の内歯7aとインナーロータ6の外歯6aとの間の歯間から回転方向Rに漏れて流れるオイルAの流れにより、気泡Bが流されて収容可能な、インナーロータ6の第1側面部64の位置に設ける。これにより、より最適な位置に気泡収容部61を設けることができるので、内側分岐流F2を利用して、より多量の気泡Bを気泡収容部61に収容することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、径方向Rdにおいて、気泡収容部61の外側端部61aを、複数の外歯6aの各々の外側端部63よりも内側に配置する。これにより、気泡収容部61の径方向Rdの外側端部61aにより、気泡収容部61からポンプ室Sに流出する気泡Bをせき止めることができるので、気泡収容部61内により多量の気泡Bを集めることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、気泡収容部61を、インナーロータ6の回転軸線Cの延びる方向から視て、弧状の凹形状に設ける。これにより、気泡収容部61から排出孔8aへの気泡Bを弧状の面に沿って円滑に流すことができるので、ポンプ室S内のオイルAに含まれる気泡Bを排出孔8aを介して円滑にハウジング2外に排出することができる。
[第2実施形態]
次に、図11〜図13を参照して、本発明の第2実施形態によるオイルポンプ201の構成について説明する。第2実施形態では、オイルポンプ1の排出通路8をハウジング2に形成する上記第1実施形態とは異なり、シャフト205にオイルAに含まれる気泡Bを排出する排出通路208を形成する例について説明する。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同様の構成に関しては、同じ符号を付して説明を省略する。
(オイルポンプの構成)
図11に示すように、第2実施形態のオイルポンプ201は、ハウジング202と、吸入ポート3と、吐出ポート4と、シャフト205と、インナーロータ6と、アウターロータ7と、排出通路208とを備えている。シャフト205は、回転軸205aと、固定軸205bとを含んでいる。回転軸205aは、ハウジング202に対して回転可能に取り付けられている。一方、固定軸205bは、ハウジング2に対して固定的に取り付けられている。
〈気泡収容部および排出通路〉
複数の外歯6aの各々のインナーロータ6の第1側面部64には、インナーロータ6の回転方向R側に窪む凹形状の気泡収容部61が形成されている。つまり、第2実施形態のインナーロータ6は、第1実施形態と同様に、第1閉切工程(吸入工程と圧縮工程の間の工程)において、ポンプ室S内のオイルAの流れを利用することにより、オイルAに含まれる気泡Bを集めるように構成されている。
インナーロータ6の外歯6aは、凹形状の気泡収容部61が形成されたとしても、インナーロータ6によりアウターロータ7を回転させるように構成されている。具体的には、インナーロータ6の回転方向Rから視て、気泡収容部61は、第2側面部65のうちカバー22側の部分を閉塞するとともに、ボデー21側の部分を開放するように構成されている。
排出通路208は、図12および図13に示すように、インナーロータ6とシャフト205とに跨るように設けられている。排出通路208は、気泡排出位置W4のポンプ室Sと、ハウジング202の外部とを連通している。オイルポンプ201は、排出通路208を介して気泡排出位置W4のポンプ室S内のオイルAに含まれる気泡Bをハウジング202の外部に排出するように構成されている。
具体的には、排出通路208は、インナーロータ6の歯底部62に設けられる第1排出孔208aと、第1排出孔208aの下流側の端部に接続され、シャフト5に設けられる第2排出孔208bとを含んでいる。第1排出孔208aは、径方向Rdにおいてシャフト205側に貫通する貫通孔により構成されている。
すなわち、図11に示すように、第1排出孔208aは、インナーロータ6、回転軸205aおよび固定軸205bに設けられている。このうち、第1排出孔208aのインナーロータ6および回転軸205aに設けられる部分は、回転軸線Cの周方向に等間隔に複数設けられている。第2排出孔208bは、回転軸線Cの延びる方向においてシャフト205を貫通する貫通孔により構成されている。ここで、排出通路208は、インナーロータ6および回転軸205aの回転中の所定の回転角度で、第1排出孔208aと第2排出孔208bとが連通するように構成されている。
オイルポンプ201は、気泡排出工程において、ポンプ室S内を加圧することにより、ポンプ室S内における径方向Rdの内側に集められたオイルAに含まれる気泡Bを、排出通路208を介してハウジング202外に排出するように構成されている。すなわち、オイルポンプ201は、気泡排出工程において、ポンプ室S内を加圧することによりポンプ室S内から排出通路208に向けて生じる排出流れF3を利用して気泡Bを排出するように構成されている。この際、オイルポンプ201では、、第1排出孔208aと第2排出孔208bとが連通している。
(オイルポンプの動作)
以下に、図14〜図16を参照して、吸入工程から吐出工程までのオイルポンプ201の動作について説明する。
まず、図14(A)、図14(B)および図15(A)に示すように、オイルポンプ201では、図8(A)、図8(B)および図9(A)のそれぞれに示す吸入工程、第1閉切工程および圧縮工程が同様に行われる。
図15(B)に示すように、気泡排出工程において、オイルポンプ201では、第1排出孔208aおよび第2排出孔208bからハウジング202外に気泡Bが排出される。その後、図16(A)および図16(B)に示すように、オイルポンプ201では、図10(A)および図10(B)のそれぞれに示す第2閉切工程および吐出工程が同様に行われる。以上で、オイルポンプ201の一連の動作が完了する。なお、第2実施形態のその他の構成は、第1実施形態と同様である。
(第2実施形態の効果)
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記のように、複数の外歯6aの各々のインナーロータ6の回転方向Rの反対方向側の第1側面部64に、インナーロータ6の回転方向R側に窪む凹形状の気泡収容部61を形成する。これにより、内側分岐流F2を利用して、ポンプ室S内におけるインナーロータの径方向Rdの内側に集められた気泡Bを、外歯6aの回転方向Rの反対方向側の第1側面部64に設けられた気泡収容部61に収容して留めておくことができる。この結果、第1閉切位置W2において、気泡収容部61に気泡Bを収容して留めておくことにより、ポンプ室Sの気泡Bの拡散を抑制することができるので、ポンプ室Sで気泡Bが拡散(散乱)する場合と比較して、ポンプ室内の気泡除去能力を向上させることができる。
また、第2実施形態では、上記のように、排出通路208には、インナーロータ6の外歯6a間の歯底部62に排出孔8aを設ける。気泡収容部61を、径方向Rdにおいて、排出孔8aと連通する位置まで延びるように設ける。これにより、気泡収容部61と排出孔8aとを直接連通させることができるので、ポンプ室S内のオイルAに含まれる気泡Bを排出孔8aを介して円滑にハウジング202外に排出することができる。この結果、ポンプ室S内の気泡除去能力をより向上させることができる。なお、第2実施形態のその他の効果は、第1実施形態と同様である。
[変形例]
今回開示された実施形態は、全ての点で例示であり制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1および第2実施形態では、オイルポンプ1(201)は、クランクシャフトを駆動源とするオイルポンプである例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、オイルポンプは、電動オイルポンプでもよい。
また、上記第1実施形態では、複数のインナーロータ6の外歯6aには、各々、インナーロータ6の回転方向Rから視て、第2側面部65のうち排出孔8aとは反対側の部分を閉塞するとともに、排出孔8a側の部分を開放するように構成された気泡収容部61のみが形成された例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、図17(A)および図17(B)に示す第1変形例のように、カバー322だけでなくボデー321にも排出孔322bを形成してもよい。また、カバー322の排出孔322aおよびボデー321の排出孔322bのそれぞれに交互に気泡収容部361を連通させるため、気泡収容部361では、回転軸線Cの延びる方向において、インナーロータ306の複数の外歯306aの側面部365の閉塞される部分が交互に変えられてもよい。
また、上記第1実施形態では、インナーロータ6の回転軸線Cの延びる方向において、気泡収容部61の排出孔8aと反対側の部分は、径方向Rdの内側に向かうにしたがい排出孔8a側に湾曲している例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、図18(A)に示す第2変形例のように、インナーロータ406の回転軸線Cの延びる方向において、気泡収容部461の排出孔8aと反対側の部分461cは、径方向Rdの内側に向かうにしたがい排出孔8a側に傾斜していてもよいし、図18(B)に示すように、インナーロータ406の回転軸線Cの延びる方向において、気泡収容部461の排出孔8aと反対側の部分461fは、径方向Rdに沿って直線状であってもよい。
また、上記第2実施形態では、気泡収容部61は、第2側面部65のうちカバー22側の部分を閉塞するとともに、ボデー21側の部分を開放するように構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、気泡収容部561は、図19に示す第3変形例のように、外歯506aの側面部565のうちカバー22側の部分を閉塞するとともに、ボデー21側の部分を閉塞するように構成されてもよい。ここで、気泡収容部561と第1排出孔208aとは、回転軸線Cの延びる方向における中央部分で連通する。
上記第1および第2実施形態では、気泡収容部61において、径方向Rdの外側端部61aは、第1側面部64から回転方向Rに沿って延びている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、気泡収容部の径方向の外側端部には、気泡収容部に集められた気泡をより滞留させやすくするために、径方向の内側に突出する返しが形成されてもよい。
また、上記第1実施形態では、排出孔8aと、気泡収容部61におけるインナーロータ6の回転軸線Cの延びる方向において排出孔8aとは反対側の部分とは、回転方向Rから視て、平面部61bにより接続されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、インナーロータの径方向において、気泡収容部における排出孔とは反対側の湾曲した側面の先端部は、平面部を介することなくそのまま排出孔につながってもよい。
また、上記第1実施形態では、径方向Rdにおいて、気泡収容部61の排出孔8a側の端部61cは、排出孔8aの回転軸線C側の端部122と面一に配置されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、インナーロータの径方向において、気泡収容部の排出孔側の端部は、排出孔の回転軸線側の端部よりもシャフト側に配置されてもよい。
1、201 オイルポンプ
2、202 ハウジング
3 吸入ポート
4 吐出ポート
6、306、406 インナーロータ
6a 外歯
7 アウターロータ
7a 内歯
8、208 排出通路
8a 排出孔
61、361、461、561 気泡収容部
61b、361b、561b 第1側面部(外歯の側面部)
61c 第2側面部(外歯の側面部)
61b (気泡収容部の排出孔側の)端部
62 歯底部
122 (排出孔の回転軸線側の)端部
208a 第1排出孔
208b 第2排出孔
322a (カバーの)排出孔
322b (ボデーの)排出孔
A オイル
B 気泡
C 回転軸線
D1 気泡収容部の排出孔とは反対側の深さ
D2 気泡収容部の排出孔とは反対側の深さ
R 回転方向
S ポンプ室

Claims (6)

  1. 複数の外歯を有するインナーロータと、
    前記インナーロータの前記複数の外歯に係合する複数の内歯を有するアウターロータと、
    前記インナーロータおよび前記アウターロータを収容するハウジングと、
    前記ハウジングに形成され、前記複数の外歯および前記複数の内歯により形成されたポンプ室内にオイルを導く吸入ポートと、
    前記ハウジングに形成され、前記ポンプ室外にオイルを導く吐出ポートと、
    前記ポンプ室と前記ハウジングの外部とを連通し、前記ポンプ室内のオイルに含まれる気泡を前記ハウジングの外部に排出する排出通路とを備え、
    前記複数の外歯の各々の前記インナーロータの回転方向の反対方向側の側面部には、前記インナーロータの回転方向側に窪む凹形状の気泡収容部が形成されている、オイルポンプ。
  2. 前記排出通路は、前記インナーロータの前記外歯間の歯底部または前記歯底部に対応する前記ハウジングの部分に設けられた排出孔を含み、
    前記気泡収容部は、前記インナーロータの径方向において、前記排出孔と連通する位置まで延びるように設けられている、請求項1に記載のオイルポンプ。
  3. 前記インナーロータの回転軸線の延びる方向において、前記気泡収容部の前記排出孔側の部分の深さは、前記気泡収容部の前記排出孔とは反対側の深さよりも小さい、請求項2に記載のオイルポンプ。
  4. 前記排出孔は、前記歯底部に対応する前記ハウジングの部分に設けられており、
    前記インナーロータの回転方向から視て、前記気泡収容部は、前記外歯の側面部のうち、前記排出孔とは反対側の部分を閉塞するとともに、前記排出孔側の部分を開放するように構成され、
    前記気泡収容部と前記排出孔とは、前記インナーロータの回転軸線の延びる方向において、連通している、請求項2または3に記載のオイルポンプ。
  5. 前記インナーロータの径方向において、前記気泡収容部の前記排出孔側の端部は、前記排出孔の前記回転軸線側の端部と面一か、または、前記排出孔の前記回転軸線側の端部よりも前記回転軸線側に配置されている、請求項4に記載のオイルポンプ。
  6. 前記気泡収容部は、前記アウターロータの前記内歯と前記インナーロータの前記外歯との間の歯間から回転方向に漏れて流れるオイルの流れにより、気泡が流されて収容可能な、前記インナーロータの前記外歯の側面部の位置に設けられている、請求項1〜5のいずれか1項に記載のオイルポンプ。
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