JP2020093912A - 高所作業車 - Google Patents

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Abstract

【課題】安全性を確保した状態で作業効率を向上させることが可能となる高所作業車を提供すること。【解決手段】昇降する作業床を有する高所作業車1であって、作業床が上昇している場合において、高所作業車の状態が作業床上昇走行条件に合致しているか否かを判定する判定部251と、高作業床上昇走行条件に合致しているものと判定した場合、作業床が上昇している場合の高所作業車1の走行を許可し、作業床上昇走行条件に合致していないものと判定した場合、作業床が上昇している場合の高所作業車1の走行を停止する第1走行制御部252と、を備え、作業床上昇走行条件は、少なくとも、使用可能状態又は使用不可能状態に切替え可能であるセンサアーム部であって、高所作業車1の走行の安全性を確保するためのセンサアーム部が、使用可能状態又は使用不可能状態の何れの状態であるかに関する条件を含む。【選択図】図5

Description

本発明は、高所作業車に関する。
従来、高所で作業を行うために用いられる高所作業車が知られていた(例えば、特許文献1参照)。この高所作業車においては、例えば、作業床を上昇させた場合、作業床を上昇させていない場合に比べて、転倒し易くなることを考慮して、安全性確保の観点から、作業床を上昇させた状態での走行を禁止する運用がとられていた。
特開2017−226528号公報
しかしながら、この従来の運用では、高所作業車の作業床上で作業を行っている場合において、当該作業床からは届かない周辺領域の作業を行う場合、一旦作業床を降下させて高所作用車を移動させた後、再度作業床を上昇させる必要があり、手間となっていた。
本発明は上記事実に鑑みなされたもので、安全性を確保した状態で作業効率を向上させることが可能となる高所作業車を提供する事を目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の高所作業車は、昇降する作業床を有する高所作業車であって、作業床が上昇している場合において、前記高所作業車の状態が作業床上昇走行条件に合致しているか否かを判定する判定手段と、前記高所作業車の状態が前記作業床上昇走行条件に合致しているものと判定した場合、前記作業床が上昇している場合の前記高所作業車の走行を許可し、前記高所作業車の状態が前記作業床上昇走行条件に合致していないものと判定した場合、前記作業床が上昇している場合の前記高所作業車の走行を停止する第1走行制御手段と、を備え、前記作業床上昇走行条件は、少なくとも、使用可能状態又は使用不可能状態に切替え可能である安全走行手段であって、前記高所作業車の走行の安全性を確保するための前記安全走行手段が、前記使用可能状態又は前記使用不可能状態の何れの状態であるかに関する条件を含む。
請求項2に記載の高所作業車は、請求項1に記載の高所作業車において、前記作業床上昇走行条件は、少なくとも、前記高所作業車の傾斜角度に関する条件を含む。
請求項3に記載の高所作業車は、請求項1又は2に記載の高所作業車において、前記作業床上昇走行条件は、少なくとも、前記高所作業車のステアリングの操舵角度に関する条件を含む。
請求項4に記載の高所作業車は、請求項1から3の何れか一項に記載の高所作業車において、前記作業床が上昇している場合における前記高所作業車の走行速度又は操舵角度を制限する制限手段、を備える。
請求項5に記載の高所作業車は、請求項1から4の何れか一項に記載の高所作業車において、前記第1走行制御手段は、前記作業床が降下された状態で前記安全走行手段が前記使用可能状態とされた場合、前記判定手段の判定結果に基づいて前記高所作業車の走行を許可又は停止し、前記作業床が降下された状態で前記安全走行手段が前記使用不可能状態とされた場合、前記高所作業車の状態が前記作業床上昇走行条件に合致しているか否かに関わらず、前記高所作業車の走行を許可する。
請求項6に記載の高所作業車は、請求項1から5の何れか一項に記載の高所作業車において、前記安全走行手段は、自己が前記使用可能状態に切り替えられている場合、前記高所作業車の進行方向における検出対象であって、前記高所作業車の走行の妨げとなる前記検出対象を検出し、前記安全走行手段が前記検出対象を検出した場合、前記第1走行制御手段による制御に関わらず、前記高所作業車の進行方向における走行を停止する第2走行制御手段、を備える。
請求項7に記載の高所作業車は、請求項1から6の何れか一項に記載の高所作業車において、前記作業床の上昇位置を表示する上昇位置表示手段、を備えており、前記上昇位置表示手段は、前記高所作業車の上側の天井側に光を照射することにより前記上昇位置を表示する。
請求項8に記載の高所作業車は、請求項7に記載の高所作業車において、前記上昇位置表示手段は、前記作業床の外形に対応する像、又は、対象物データを前記天井側に映すことにより前記上昇位置を表示する。
請求項9に記載の高所作業車は、請求項1から8の何れか一項に記載の高所作業車において、前記作業床の上昇時における、前記作業床の上側の障害物に対する前記作業床上のユーザの安全性を確保するための障害物安全手段、を備える。
請求項10に記載の高所作業車は、請求項9に記載の高所作業車において、前記障害物安全手段は、前記作業床側から前記ユーザの高さよりも上側に突出する弾性棒状体、を備える。
請求項11に記載の高所作業車は、請求項9又は10に記載の高所作業車において、前記障害物安全手段は、前記障害物を検出する障害物検出手段と、前記障害物検出手段が前記障害物を検出した場合に、前記作業床の上昇を停止する停止手段と、を備える。
請求項12に記載の高所作業車は、請求項1から11の何れか一項に記載の高所作業車において、立ち入りを禁止する範囲である立入禁止範囲であって、前記高所作業車を基準にした前記立入禁止範囲を表示する立入禁止表示手段、を備え、前記立入禁止表示手段は、前記高所作業車の下側の床側に光を照射することにより前記立入禁止範囲を表示する。
請求項13に記載の高所作業車は、請求項12に記載の高所作業車において、前記立入禁止表示手段が表示している前記立入禁止範囲に進入対象が進入した場合、前記第1走行制御手段による制御に関わらず、前記高所作業車の進行方向における走行を停止する第3走行制御手段、を備える。
請求項1に記載の高所作業車によれば、高所作業車の状態が作業床上昇走行条件に合致しているものと判定した場合、作業床が上昇している場合の高所作業車の走行を許可し、高所作業車の状態が作業床上昇走行条件に合致していないものと判定した場合、作業床が上昇している場合の高所作業車の走行を停止することにより、例えば、作業床上昇走行条件に合致している場合にのみ作業床が上昇している場合の高所作業車の走行を許可することができるので、安全性を確保した状態で作業効率を向上させることが可能となる。又、例えば、作業床上昇走行条件は、少なくとも、安全走行手段が使用可能状態又は使用不可能状態の何れの状態であるかに関する条件を含むので、安全走行手段が使用可能状態又は使用不可能状態の何れに切り替えられているかを考慮して、作業床が上昇している場合の高所作業車の走行を許可又は停止することができ、安全性をより確実に確保することが可能となる。
請求項2に記載の高所作業車によれば、作業床上昇走行条件は、少なくとも、高所作業車の傾斜角度に関する条件を含むことにより、例えば、高所作業車が走行する床面の傾斜角度を考慮して、作業床が上昇している場合の高所作業車の走行を許可又は停止することができるので、安全性を確保することが可能となる。
請求項3に記載の高所作業車によれば、作業床上昇走行条件は、少なくとも、高所作業車のステアリングの操舵角度に関する条件を含むことにより、例えば、高所作業車のステアリングの操舵角度を考慮して、作業床が上昇している場合の高所作業車の走行を許可又は停止することができるので、安全性を確保することが可能となる。
請求項4に記載の高所作業車によれば、作業床が上昇している場合における高所作業車の走行速度又は操舵角度を制限することにより、例えば、高所作業車の走行速度を比較的低速に保ったり、あるいは、操舵角度を比較的浅く保ったりすることができるので、安全性を確保することが可能となる。
請求項5に記載の高所作業車によれば、作業床が降下された状態で安全走行手段が使用不可能状態とされた場合、高所作業車の状態が作業床上昇走行条件に合致しているか否かに関わらず、高所作業車の走行を許可することにより、例えば、高所作業車の状態が作業床上昇走行条件に合致しているか否かに関わらず走行させることができるので、安全走行手段を備えていない従来の高所作業車と同様にして使用することが可能となる。
請求項6に記載の高所作業車によれば、安全走行手段が検出対象を検出した場合、第1走行制御手段による制御に関わらず、高所作業車の進行方向における走行を停止することにより、例えば、高所作業車が進行方向における障害物に勢いよくぶつかったり、あるいは、当該進行方向における段差から転げ落ちたりすることを防止することができ、走行の安全性を確保することが可能となる。
請求項7に記載の高所作業車によれば、高所作業車の上側の天井側に光を照射することにより作業床の上昇位置を表示することにより、例えば、作業床が上昇する位置を把握させることができるので、安全性を確保することが可能となる。特に、例えば、光を照射することにより作業床の上昇位置を表示するので、天井側が比較的暗くなって見え難くなっている場合であっても、上昇位置を確実に表示することが可能となる。また、例えば、夜間作業でも上方を明るく照射するため安全に作業が可能である。
請求項8に記載の高所作業車によれば、作業床の外形に対応する像を映すことにより、例えば、作業床の上昇位置を直観的に把握させることが可能となり、安全性を確実に確保することが可能となる。特に、例えば、作業床の一部の部品をスライドさせる等して当該作業床の形状が変形可能となっている場合、作業床の外見に対応する像の形状を当該作業床の形状の変形に追従させて変形することができ、安全性をより確実に確保することが可能となる。また、対象物データを映すことにより、例えば、上昇位置に加えて対象物の情報を確認させることができるので、作業性を向上させることが可能となる。
請求項9に記載の高所作業車によれば、作業床の上昇時における、作業床の上側の障害物に対する作業床上のユーザの安全性を確保することにより、例えば、高所作業車を利用しているユーザの安全性を確保することが可能となる。
請求項10に記載の高所作業車によれば、作業床側からユーザの高さよりも上側に突出する弾性棒状体を備えることにより、例えば、障害物に当たって曲がっている弾性棒状体を視認させることにより、障害物の存在をユーザに認識させることが可能となる。また、例えば、弾性棒状体という比較的シンプルな構成でユーザの安全性を確保することができるので、高所作業車の低コスト化を図ることが可能となる。
請求項11に記載の高所作業車によれば、障害物を検出した場合に、作業床の上昇を停止することにより、例えば、ユーザが障害物に当たったり、あるいは、ユーザが障害物と作業床との相互間に挟まれたりして負傷することを防止することができるので、ユーザの安全性を確実に確保することが可能となる。
請求項12に記載の高所作業車によれば、高所作業車の下側の床側に光を照射することにより立入禁止範囲を表示することにより、例えば、立入禁止範囲を把握させることができるので、安全性を確保することが可能となる。特に、例えば、光を照射することにより立入禁止範囲を表示するので、床に作業用の工具や部材等が置かれており当該床が比較的煩雑となっておりカラーコーン(登録商標)等を置き難くなっている場合であっても、立入禁止範囲を確実に表示することが可能となる。また、例えば、夜間作業でも下方を明るく照射するため安全に作業が可能である。
請求項13に記載の高所作業車によれば、立入禁止範囲に進入対象が侵入した場合、高所作業車の進行方向における走行を停止することにより、例えば、高所作業車が進入対象に当たってバランスを崩したり、あるいは、進入対象を損傷又は負傷させたりすることを防止することができ、安全性を確保することが可能となる。
本実施の形態に係る高所作業車を示す斜視図である。 高所作業車の正面図である。 高所作業車の側面図である。 高所作業車の平面図である。 高所作業車のブロック図である。 センサアーム部が収納された状態の高所作業車の側面図である。 センサアーム部の拡大側面図である。 上昇走行処理のフローチャートである。 作業床を上昇させた状態の高所作業車の側面図である。 走行停止処理のフローチャートである。 検出対象を検出した場合の高所作業車の側面図である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る高所作業車の実施の形態を詳細に説明する。まず、〔I〕実施の形態の基本的概念を説明した後、〔II〕実施の形態の具体的内容について説明し、最後に、〔III〕実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔I〕実施の形態の基本的概念
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、高所作業車に関する。
ここで、「高所作業車」とは、高所で作業を行うための装置であり、具体的には、昇降する作業床を有する装置であり、例えば、建設現場等を含む任意の場所で利用される装置である。「高所作業車」とは、例えば、判定手段、及び第1走行制御手段を備える装置であり、任意で、制限手段、第2走行制御手段、上昇位置表示手段、障害物安全手段、障害物検出手段、停止手段、立入禁止表示手段、及び第3走行制御手段を備える。
「作業床」とは、高所で作業を行うための床であり、例えば、作業員(ユーザ)、機材、又は工具等が載せられて昇降するものであり、例えば、床面積を拡張可能な変形可能なもの、あるいは、床面積が固定されており変形不可能なもの等を含む概念である。
「判定手段」とは、作業床が上昇している場合において、高所作業車の状態が作業床上昇走行条件に合致しているか否かを判定する手段である。
「第1走行制御手段」とは、高所作業車の状態が作業床上昇走行条件に合致しているものと判定した場合、作業床が上昇している場合の高所作業車の走行を許可し、高所作業車の状態が作業床上昇走行条件に合致していないものと判定した場合、作業床が上昇している場合の高所作業車の走行を禁止(つまり、停止)する手段であり、例えば、作業床が降下された状態で安全走行手段が使用可能状態とされた場合、判定手段の判定結果に基づいて高所作業車の走行を許可又は停止し、作業床が降下された状態で安全走行手段が使用不可能状態とされた場合、高所作業車の状態が作業床上昇走行条件に合致しているか否かに関わらず、高所作業車の走行を許可する手段等を含む概念である。
「安全走行手段」とは、使用可能状態又は使用不可能状態に切替え可能である手段であって、高所作業車の走行の安全性を確保するための手段であり、例えば、自己が使用可能状態に切り替えられている場合、高所作業車の進行方向における検出対象であって、高所作業車の走行の妨げとなる検出対象を検出する手段等を含む概念である。「使用可能状態」とは、安全走行手段の機能が有効となっている状態であり、例えば、高所作業車の走行の妨げとなる検出対象を検出可能な状態等を含む概念である。「使用不可能状態」とは、安全走行手段の機能が無効となっている状態であり、例えば、高所作業車の走行の妨げとなる検出対象を検出不可能な状態等を含む概念である。
「作業床上昇走行条件」とは、作業床が上昇している場合において高所作業車を走行させるための条件であり、具体的には、合致した場合に走行が許可され、合致しない場合に走行が禁止(つまり、停止)される条件である。
「検出対象」とは、高所作業車の走行の妨げとなるものであり、例えば、高所作業車が走行する路面上に設けられている走行障害物、あるいは、段差等を含む概念である。
「制限手段」とは、作業床が上昇している場合における高所作業車の走行速度又は操舵角度を制限する手段である。なお、「走行速度を制限する」とは、例えば、作業床が上昇している場合における高所作業車の走行速度又は走行速度の上限を、作業床が上昇していない場合における高所作業車の走行速度又は走行速度の上限よりも下げること等を示す概念である。また、「操舵角度を制限する」とは、例えば、作業床が上昇している場合における高所作業車の操舵角度の最大範囲を、作業床が上昇していない場合における操舵角度の最大範囲よりも狭めること等を示す概念である。
「第2走行制御手段」とは、安全走行手段が検出対象を検出した場合、第1走行制御手段による制御に関わらず、高所作業車の進行方向における走行を停止する手段である。
「上昇位置表示手段」とは、作業床が上昇したに到達する位置に対応する位置である上昇位置を表示する手段であり、具体的には、高所作業車の上側の天井側に光を照射することにより上昇位置を表示する手段であり、例えば、作業床の外形に対応する像又は対象物データを天井側に映すことにより上昇位置を表示する手段等を含む概念である。なお、「作業床の外形に対応する像」とは、例えば、作業床の形状の少なくとも一部(例えば、四隅等)に対応する像であり、一例としては、点の像、あるいは、線の像等を含む概念である。また、「対象物データ」とは、作業対象となる物のデータであり、一例としては、天井側に設けるべき配管の画像又は接続図の画像等を含む概念である。
「障害物安全手段」とは、作業床の上昇時における、作業床の上側の障害物に対する作業床上のユーザの安全性を確保するための手段であり、例えば、作業床側からユーザの高さよりも上側に突出する弾性棒状体等を含む概念であり、また、障害物を検出する障害物検出手段と、障害物検出手段が障害物を検出した場合に、作業床の上昇を停止する停止手段とを備えるもの等を含む概念である。「作業床の上昇時」とは、例えば、作業床が上昇している場合(つまり、移動している場合)、又は、作業床が上昇した状態で(高さ方向において)停止した場合等を含む概念である。「障害物」とは、作業床上のユーザに対して障害になるものであり、例えば、ユーザに当る可能性があるものであり、一例としては、天井、梁、及びその他の任意の部材等を含む概念である。
「立入禁止表示手段」とは、立ち入りを禁止する範囲である立入禁止範囲であって、高所作業車を基準にした立入禁止範囲を表示する手段であり、具体的には、高所作業車の下側の床側に光を照射することにより立入禁止範囲を表示する手段である。「第3走行制御手段」とは、立入禁止表示手段が表示している立入禁止範囲に進入対象が進入した場合、第1走行制御手段による制御に関わらず、高所作業車の進行方向における走行を停止する手段である。
そして、以下に示す実施の形態では、「高所作業車」が判定手段、及び第1走行制御手段、制限手段、第2走行制御手段、上昇位置表示手段、及び障害物安全手段を備える場合について説明し、これらの各手段以外の手段については、変形例において説明する。
〔II〕実施の形態の具体的内容
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
(構成)
まず、本実施の形態に係る高所作業車の構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る高所作業車を示す斜視図であり、図2は、高所作業車の正面図であり、図3は、高所作業車の側面図であり、図4は、高所作業車の平面図であり、図5は、高所作業車のブロック図である。なお、図1〜図4に示すX―Y―Z方向が互いに直交する方向であり、具体的には、Z方向が垂直方向であって、X方向及びY方向が垂直方向に対して直交する水平方向であるものとして、例えば、Z方向を高さ方向と称し、+X方向を上側(平面)と称し、−X方向を下側(底面)と称し、+X方向を正面側と称し、−X方向を背面側と称して説明する。
高所作業車1は、例えば、図1〜図4の作業床11、昇降部12、光源部13、弾性棒状体14、センサアーム部15、図5の操作部21、出力部22、検出部23、記録部24、及び制御部25を備える。
(構成−作業床)
作業床11は、高所で作業を行うための床である。作業床11の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、図4の第1作業床111、及び第2作業床112を備えて構成することができる。第1作業床111とは、例えば、高所作業車1に固定されている固定床であり、第1手摺部113が固定されているものである。第2作業床112は、例えば、高所作業車1の前後方向(X軸方向)において、第1作業床111に対してスライド移動可能に設けられている拡張床であり、第2手摺部114が固定されているものである。
(構成−昇降部)
昇降部12は、作業床11を昇降させるための昇降手段である。昇降部12の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、いわゆるシザース式の昇降機構を備えて構成することができる。
(構成−光源部)
光源部13は、前述の上昇位置表示手段である。光源部13の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、建物の天井側(+Z方向)に向かって光を照射するレーザー光源を備えて構成することができるものであり、また、作業床11の手摺部の上部に設けられているものである。具体的には、第1手摺部113における背面側(−X方向)の端部に2個設けられており、また、第2手摺部114における正面側(+X方向)の端部に2個設けられているものである。そして、このように、光源部13が第1手摺部113及び第2手摺部114に設けられているので、第2作業床112をスライド移動させて作業床11を拡張して変形させた場合でも、当該作業床11の形状に追従して光源部13によって天井に照射される光による像(例えば、作業床11の四隅に対応する4点の像)が変化することになる。なお、ここでの光源部13から出力する光の態様(例えば、色、強度等)は任意であり、例えば、予め定められた所定の態様にて出力するように構成してもよいし、又は、ユーザによる操作によって当該態様を変更できるように構成してもよい。
(構成−弾性棒状体)
弾性棒状体14は、前述の障害物安全手段であり、具体的には、作業床11側からユーザの高さよりも上側に突出するものである。この弾性棒状体14の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、高所作業車1の移動中又は作業床11の上昇中に、作業床11に搭乗しているユーザに当接する可能性がある障害物の存在をユーザに認識させることができるように、ユーザよりも若干(例えば、30cm〜50cm程度等)高い高さとなるように、高さ方向(Z軸方向)に沿って設けられているものであり、また、前述の光源部13と同様にして合計4個設けられているものである。
(構成−センサアーム部)
センサアーム部15は、前述の安全走行手段である。図6は、センサアーム部が収納された状態の高所作業車の側面図であり、図7は、センサアーム部の拡大側面図である。このセンサアーム部15の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、図3に示すように、高所作業車1の正面側(+X方向)及び背面側(−X方向)に設けられているものであり、また、Y軸方向に沿う回動軸を基準に、ユーザの操作にて、図3のセット位置又は図6の収納位置に回動されるものである。なお、「セット位置」とは、センサアーム部15の機能が有効になる位置であり、例えば、センサアーム部15が当該位置に回動された場合、当該センサアーム部15が使用可能状態となる。「収納位置」とは、センサアーム部15の機能が無効になる位置であり、例えば、センサアーム部15が当該位置に回動された場合、当該センサアーム部15が使用不可能状態となる。また、センサアーム部15は、例えば、図7の衝突センサ31、及び段差センサ32を備える。
(構成−センサアーム部−衝突センサ)
衝突センサ31は、高所作業車1が正面側(+X方向)又は背面側(−X方向)の走行障害物に衝突したことを検出する(つまり、走行障害物を検出する)走行障害物検出手段である。この衝突センサ31の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の感圧センサを用いて構成することができる。
(構成−センサアーム部−段差センサ)
段差センサ32は、高所作業車1が正面側(+X方向)又は背面側(−X方向)の段差を検出する段差検出手段である。この段差センサ32の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、キャスタ部321、キャスタ支持部322、付勢部323、及び近接センサ324を備える。キャスタ部321は、路面側(−Z方向)に向かって付勢された状態で路面に沿って走行する走行手段である。キャスタ支持部322は、キャスタ部321を支持する支持手段であり、例えば、下端部(−Z方向)にキャスタ部321が固定されているものであり、また、少なくとも一部がセンサアーム部15のフレーム部に挿通されているものであり、また、棒状のものである。付勢部323は、キャスタ支持部322及びキャスタ部321を共に路面側(−Z方向)に付勢する付勢手段であり、例えば、キャスタ支持部322の上側(+Z方向)に設けられているものであり、また、ばね等を含む任意の弾性体を用いて構成することができるものである。
近接センサ324は、高所作業車1が平坦な路面に載置されている状態(つまり、キャスタ部321の高さと高所作業車1のタイヤの高さが同一の高さとなっている状態)を基準にして、キャスタ支持部322が(高所作業車1のタイヤの高さに比べて)上側(+Z方向)又は路面側(−Z方向)に所定距離(例えば、20mm〜30mm程度等)以上移動したことを検出する移動検出手段である。この移動を検出する具体的な手法は任意であるが、例えば、高さ方向(Z軸方向)においてキャスタ部321及びキャスタ支持部322が共に同じ距離だけ移動することに着目して、キャスタ支持部322の所定位置(例えば、高所作業車1が平坦な路面に載置されている状態において、近接センサ324と対向する位置)に基準検出物を設け、この基準検出物と近接センサ324との間の距離に基づいて検出する手法を用いてもよい。
図5の操作部21は、高所作業車1を操作する操作手段である。この操作部21の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、ジョイスティックや押しボタン等を備えて構成することができる。
出力部22は、情報を出力する出力手段である。この出力部22の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、表示灯やスピーカ等を備えて構成することができる。
検出部23は、高所作業車1の状態を検出する検出手段である。この検出部23の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、図1のセンサアーム部15と電気的に接続されており、センサアーム部15がセット位置であるか収納位置であるかを検出したり、また、センサアーム部15による検出結果を取得することにより走行障害物及び段差を検出したり、また、高所作業車1の不図示のステアリングによる操舵角度を検出したり、また、高所作業車1の傾斜角度(つまり、高所作業車1が載置されている路面の傾斜角度)を検出したりするものとして構成することができる。なお、操舵角度の検出に関しては、高所作業車1が、正面側(+X方向)の2個のタイヤの角度を変更することにより進行方向を曲げることができるように構成されていることとし、このタイヤの角度に対応する操舵角度を公知の手法を含む任意の手法で検出できるように構成されていることとする。また、傾斜角度の検出に関しては、高所作業車1に公知の傾斜角度検出センサが設けられており、当該センサの検出結果を取得することにより、傾斜角度を検出できるように構成されていることとする。
(構成−記録部)
記録部24は、高所作業車1の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段である。この記録部24は、例えば、外部記録装置としてのハードディスク(図示省略)を用いて構成されている。ただし、ハードディスクに代えてあるいはハードディスクと共に、磁気ディスクの如き磁気的記録媒体、又はDVDやブルーレイディスクの如き光学的記録媒体を含む、その他の任意の記録媒体を用いることができる。この記録部24には、例えば、作業床上昇走行条件情報が格納されている。
(構成−記録部−作業床上昇走行条件情報)
「作業床上昇走行条件情報」とは、上述の作業床上昇走行条件を特定する情報である。この作業床上昇走行条件情報で特定される床上昇走行条件は、例えば、センサアーム部15が使用可能状態である(以下、「第1条件」とも称する)こと、高所作業車1の傾斜角度が所定角度(例えば、2度〜3度等)以下である(以下、「第2条件」とも称する)こと、ステアリングによる操舵角度が所定範囲(例えば、0度〜10度等)以内である(以下、「第3条件」とも称する)こと等があげられる。なお、床上昇走行条件として用いる条件は任意であり、例えば、これらの第1〜第3条件以外の任意の条件を用いてもよいし、第1〜第3条件のうちの1個のみの条件、あるいは、2個の条件を用いてもよいし、又は、これらの各条件の論理積の条件を用いてもよいし、あるいは、論理和の条件を用いてよい。以下の説明では、作業床走行条件として、例えば、第1条件に合致し、且つ、第2条件に合致し、且つ、第3条件に合致するという条件を用いる場合を例示して説明する。そして、このような作業床上昇走行情報の具体的な格納手法は任意であるが、例えば、高所作業車1の管理者が操作部21を介する所定操作を入力することにより、記録されることとする。
(構成−制御部)
制御部25は、高所作業車1を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。
また、この制御部25は、機能概念的に、判定部251、第1走行制御部252、制限部253、及び第2走行制御部254を備える。判定部251は、使用可能状態又は使用不可能状態に切替え可能であるセンサアーム部15であって、高所作業車1の走行の安全性を確保するためのセンサアーム部15が、使用可能状態となっている場合であり、且つ、作業床11が上昇している場合に、高所作業車1の状態が作業床上昇走行条件に合致しているか否かを判定する判定手段である。第1走行制御部252は、高所作業車1の状態が作業床上昇走行条件に合致しているものと判定した場合、作業床11が上昇している場合の高所作業車1の走行を許可し、高所作業車1の状態が作業床上昇走行条件に合致していないものと判定した場合、作業床11が上昇している場合の高所作業車1の走行を停止する第1走行制御手段である。制限部253は、作業床11が上昇している場合における高所作業車1の走行速度又は操舵角度を制限する制限手段である。第2走行制御部254は、センサアーム部15が検出対象を検出した場合、第1走行制御部252による制御に関わらず、高所作業車1の進行方向における走行を停止する第2走行制御手段である。なお、この制御部25の各部により行われる処理については後述する。
(処理)
次に、このように構成される高所作業車1によって実行される処理について説明する。ここでは、例えば、上昇走行処理、走行停止処理、及び通常走行処理について説明する。
(処理−上昇走行処理)
まず、上昇走行処理について説明する。図8は、上昇走行処理のフローチャートである(以下の各処理の説明ではステップを「S」と略記する)。図9は、作業床を上昇させた状態の高所作業車の側面図である。「上昇走行処理」とは、作業床11が上昇している場合において、高所作業車1を走行させるための処理である。この上昇走行処理を実行するタイミングは任意であるが、例えば、作業床11が降下された状態でセンサアーム部15がセット位置に回動された後において、作業床11に搭乗しているユーザが図9に示すように作業床11を上昇させた後に、図5の操作部21を介する所定操作(高所作業車1を前進又は後進させるための操作)を行った場合に、起動されることとし、当該処理が起動したところから説明する。
図8のSA1において判定部251は、高所作業車1の状態が作業床上昇走行条件に合致しているか否かを判定する。具体的には任意であるが、例えば、まず、記録部24の作業床上昇走行条件情報を取得し、次に、検出部23の検出結果を取得し、取得した検出結果が、取得した作業床上昇走行条件情報が特定する作業床上昇走行条件に合致するか否かを判定する。そして、取得した検出結果が作業床上昇走行条件に合致していないものと判定した場合、高所作業車1の状態が作業床上昇走行条件に合致していないものと判定し(SA1のNO)、SA4に移行する。また、取得した検出結果が作業床上昇走行条件に合致しているものと判定した場合、高所作業車1の状態が作業床上昇走行条件に合致しているものと判定し(SA1のYES)、SA2に移行する。
ここでは、例えば、図9に示すように、センサアーム部15がセット位置に回動されており、また、高所作業車1の傾斜角度が0度であり、また、ステアリングによる操舵角度が0度である場合、作業床上昇走行条件の「第1条件」については、センサアーム部15が使用可能状態であるので合致しており、且つ、「第2条件」については、高所作業車1の傾斜角度が所定角度例えば、2度〜3度等)以下であるので合致しており、且つ、「第3条件」については、ステアリングによる操舵角度が所定範囲(例えば、0度〜10度等)以内であるので合致しているので、判定部251は、検出部23から各情報を取得し、取得した情報と作業床上昇走行条件と比較し、高所作業車1の状態が作業床上昇走行条件に合致しているものと判定する。
また、例えば、センサアーム部15がセット位置から収納位置に回動されていたり、あるいは、高所作業車1の傾斜角度が3度よりも急であったり、あるいは、ステアリングによる操舵角度が10度よりも大きかったりする場合、作業床上昇走行条件の「第1条件」〜「第3条件」のうちの何れかに合致しないことになるので、判定部251は、検出部23から各情報を取得し、取得した情報と作業床上昇走行条件と比較し、高所作業車1の状態が作業床上昇走行条件に合致していないものと判定する。
図8のSA2において第1走行制御部252は、高所作業車1の走行を許可する。具体的には任意であるが、例えば、上昇走行処理の起動時に行われた所定操作に応じた高所作業車1の走行を許可する。なお、この場合、第1走行制御部252は、出力部22の表示灯やスピーカを介して行われる、光の点灯又はブザー音の出力等により、高所作業車1の状態を報知する。
図8のSA3において第1走行制御部252は、高所作業車1を走行させる。具体的には任意であるが、例えば、公知の手法で不図示のモーターを制御することにより、高所作業車1を走行させる。なお、この場合、制限部253が、高所作業車1の走行速度及び操舵角度を制限する。この制限については任意であるが、例えば、高所作業車1が「低速」(例えば、0.5km/時)、又は「高速」(例えば、2.5km/時)で走行できるように構成されており、また、当該走行速度を操作部21を介して指定できるように構成されていることとし、制限部253は、「低速」が指定されているか「高速」が指定されているかに関わらず、「低速」にて高所作業車1が走行するように制限する。また、例えば、高所作業車1の操舵角度を操作部21を介して指定できるように構成されていることとし、制限部253は、操舵角度として所定角度(例えば、10度等)を超える指定が行われた場合、操舵角度を所定角度に制限する。
ここでは、例えば、上昇走行処理の起動時に行われた所定操作によって、「低速」にて前進(+X方向)する操作が行われた場合、第1走行制御部252は、高所作業車1を「低速」で前進させる。この後、ユーザが、操作部21を介して「高速」にて操舵角度5度にて右側に曲がる操作を行った場合、第1走行制御部252は、高所作業車1を「高速」にて操舵角度5度にて右側に曲がる制御を行おうとするが、制限部253が走行速度を制限することになり、高所作業車1は、「低速」にて操舵角度5度にて右側に曲がることになる。更にこの後、ユーザが、操作部21を介して操舵角度15度にて右側に曲がる操作を行った場合、第1走行制御部252は、高所作業車1を操舵角度15度にて右側に曲がる制御を行おうとするが、制限部253が操舵角度を制限することになり、高所作業車1は、前述の「低速」にて操舵角度10度にて右側に曲がることになる。
一方、図8のSA1において、高所作業車1の状態が作業床上昇走行条件に合致していないものと判定した(SA1のNO)後のSA4において、第1走行制御部252は、高所作業車1の走行を禁止して停止した状態を維持する。なお、この場合、第1走行制御部252は、出力部22の表示灯やスピーカを介して行われる、光の点灯又はブザー音の出力(SA2の場合と異なる出力態様での出力)等により、高所作業車1の状態を報知する。これにて、上昇走行処理の説明を終了する。
(処理−走行停止処理)
次に、走行停止処理について説明する。図10は、走行停止処理のフローチャートである。図11は、検出対象を検出した場合の高所作業車の側面図であり、特に、(a)は、高くなる段差を検出した場合の図であり、(b)は、低くなる段差を検出した場合の図であり、(c)は、走行障害物を検出した場合の図である。なお、この図11においては、高所作業車1の一部の図示が、便宜上、省略されている。「走行停止処理」とは、作業床11が上昇している場合において、高所作業車1が走行している場合に、当該高所作業車1の走行を停止させるための処理である。この走行停止処理を実行するタイミングは任意であるが、例えば、図8のSA3にて高所作業車が走行された場合に、繰り返し起動されることとし、当該処理が起動したところから説明する。
図10のSB1において第2走行制御部254は、検出対象である走行障害物又は段差を検出したか否かを判定する。具体的には任意であるが、例えば、検出部23にアクセスして、検出部23の検出結果を取得し、取得した検出結果に基づいて、センサアーム部15が走行障害物又は段差を検出したか否かを判定する。そして、センサアーム部15が走行障害物又は段差を検出していないものと判定した場合(つまり、センサアーム部15が走行障害物又は段差の何れも検出していないものと判定した場合)(SB1のNO)、センサアーム部15が走行障害物又は段差を検出したものと判定するまで、繰り返しSB1を実行する。また、センサアーム部15が走行障害物又は段差を検出したものと判定した場合(SB1のYES)、SB2に移行する。
ここでは、例えば、図11(a)に示すように、段差センサ32のキャスタ部321が高くなる段差(例えば、35mm程度等)に乗り上げた場合、付勢部323による付勢力に抗してキャスタ支持部322がキャスタ部321と共に上側(+Z方向)に所定距離(例えば、20mm〜30mm程度等)以上移動することになり、この場合、近接センサ324が当該移動を検出することにより、段差を検出する。そして、検出部23が、近接センサ324によって段差が検出されたことを検出し、第2走行制御部254は、検出部23の検出結果を取得し、取得した検出結果に基づいて、センサアーム部15が段差を検出しているものと判定する。
また、例えば、図11(b)に示すように、段差センサ32のキャスタ部321が低くなる段差(例えば、35mm程度等)に到達した場合、付勢部323による付勢力にてキャスタ支持部322がキャスタ部321と共に路面側(−Z方向)に所定距離(例えば、20mm〜30mm程度等)以上移動することになり、この場合、近接センサ324が当該移動を検出することにより、段差を検出する。そして、検出部23が、近接センサ324によって段差が検出されたことを検出し、第2走行制御部254は、検出部23の検出結果を取得し、取得した検出結果に基づいて、センサアーム部15が段差を検出しているものと判定する。
また、例えば、図11(c)に示すように、衝突センサ31が走行障害物に衝突した場合、衝突センサ31が走行障害物に衝突したことを検出することにより、走行障害物を検出する。そして、検出部23が、衝突センサ31によって走行障害物を検出されたことを検出し、第2走行制御部254は、検出部23の検出結果を取得し、取得した検出結果に基づいて、センサアーム部15が走行障害物を検出しているものと判定する。
図10のSB2において第2走行制御部254は、第1走行制御部252による制御に関わらず、高所作業車1の進行方向における走行を停止する。具体的には任意であるが、例えば、公知の手法で不図示のモーターを制御することにより、高所作業車1を停止させる。なお、この場合、第2走行制御部254は、出力部22の表示灯やスピーカを介して行われる、光の点灯又はブザー音の出力(図8のSA2及びSA4の場合と異なる出力態様での出力)等により、高所作業車1の状態を報知する。これにて、走行停止処理の説明を終了する。
(処理−通常走行処理)
次に、通常走行処理について説明する。「通常走行処理」とは、前述の上昇走行処理及び走行停止処理を行わずに、従来の高所作業車と同様にして走行させるための処理である。この上昇走行処理を実行するタイミングは任意であるが、例えば、作業床11が降下された状態でセンサアーム部15が収納位置に回動された後において、作業床11に搭乗しているユーザが、図5の操作部21を介する所定操作(高所作業車1を走行させる操作)を行った場合に、起動される処理である。この処理では、第1走行制御部252は、作業床11が上昇しているか降下しているかに関わらず、あるいは、高所作業車1の状態が作業床上昇走行条件に合致しているか否かに関わらず、高所作業車1の走行を許可し、前述の所定操作に対応する走行が行われるように、当該高所作業車1を制御する。つまり、この通常走行処理では、作業床上昇走行条件に合致しているか否かに関わらず、ユーザによる操作によって高所作業車1が走行することになる。従って、この通常走行処理では、例えば、作業床11が上昇している状態で高所作業車1を移動させる場合、上昇走行処理及び走行停止処理での各処理が行われないので、従来と同様に、作業床11を上昇させた状態での高所作業車1の走行を禁止する等の安全性を確保する運用をとることが重要となる。これにて、通常走行処理の説明を終了する
(光源部の利用)
次に、図1の光源部13の利用について説明する。例えば、前述したように、図9に示すように作業床11が上昇している場合の高所作業車1の走行速度は「低速」に制限されてしまうので、「高速」で走行可能な状態(つまり、図3に示すように作業床11が降下している状態)で目標の作業地点の直下又は近傍まで移動することが作業効率の上で好ましい。この場合、光源部13から光を照射することにより、作業床11が上昇した場合の位置を当該光の像として天井に表示することにより、高所作業車1の位置が適切であるか否かを判断させることができるので、目標の作業地点の直下又は近傍まで高所作業車1を「高速」で走行可能な状態で確実に走行させることが可能となる。
(弾性棒状体の利用)
次に、図1の弾性棒状体14の利用について説明する。例えば、天井が比較的低く作業床の上昇中に作業床11に搭乗しているユーザが天井に当ることも想定されるが、作業床11の上昇時に当該天井がユーザに当る前に、弾性棒状体14に当って当該弾性棒状体14が弾性的に曲がって変形するので、ユーザは、当該弾性棒状体14の変形を視認することにより、天井の存在を認識して高所作業車1を停止させる操作を行うことができるので、ユーザの安全性を確保することが可能となる。
また、図9に示すように上昇した状態の作業床11に搭乗しているユーザに当る高さに梁(不図示)が存在することも想定されるが、高所作業車1の移動時に当該梁がユーザに当る前に、弾性棒状体14に当って当該弾性棒状体14が弾性的に曲がって変形するので、ユーザは、当該弾性棒状体14の変形を視認することにより、梁の存在を認識して高所作業車1を停止させる操作を行うことができるので、ユーザの安全性を確保することが可能となる。
(本実施の形態の効果)
本実施の形態によれば、高所作業車1の状態が作業床上昇走行条件に合致しているものと判定した場合、作業床11が上昇している場合の高所作業車1の走行を許可し、高所作業車1の状態が作業床上昇走行条件に合致していないものと判定した場合、作業床11が上昇している場合の高所作業車1の走行を停止することにより、例えば、作業床上昇走行条件に合致している場合にのみ作業床11が上昇している場合の高所作業車1の走行を許可することができるので、安全性を確保した状態で作業効率を向上させることが可能となる。又、例えば、作業床上昇走行条件は、少なくとも、センサアーム部15が使用可能状態又は使用不可能状態の何れの状態であるかに関する条件を含むので、センサアーム部15が使用可能状態又は使用不可能状態の何れに切り替えられているかを考慮して、作業床11が上昇している場合の高所作業車1の走行を許可又は停止することができ、安全性をより確実に確保することが可能となる。
また、作業床上昇走行条件は、少なくとも、高所作業車1の傾斜角度に関する条件を含むことにより、例えば、高所作業車1が走行する床面の傾斜角度を考慮して、作業床が上昇している場合の高所作業車1の走行を許可又は停止することができるので、安全性を確保することが可能となる。
また、作業床上昇走行条件は、少なくとも、高所作業車1のステアリングの操舵角度に関する条件を含むことにより、例えば、高所作業車1のステアリングの操舵角度を考慮して、作業床11が上昇している場合の高所作業車1の走行を許可又は停止することができるので、安全性を確保することが可能となる。
また、作業床11が上昇している場合における高所作業車1の走行速度又は操舵角度を制限することにより、例えば、高所作業車1の走行速度を比較的低速に保ったり、あるいは、操舵角度を比較的浅く保ったりすることができるので、安全性を確保することが可能となる。
また、作業床11が降下された状態でセンサアーム部15が使用不可能状態とされた場合、高所作業車1の状態が作業床上昇走行条件に合致しているか否かに関わらず、高所作業車1の走行を許可することにより、例えば、高所作業車1の状態が作業床上昇走行条件に合致しているか否かに関わらず走行させることができるので、センサアーム部15を備えていない従来の高所作業車と同様にして使用することが可能となる。
また、センサアーム部15が検出対象を検出した場合、第1走行制御部252による制御に関わらず、高所作業車1の進行方向における走行を停止することにより、例えば、高所作業車1が進行方向における障害物に勢いよくぶつかったり、あるいは、当該進行方向における段差から転げ落ちたりすることを防止することができ、走行の安全性を確保することが可能となる。
また、高所作業車1の上側の天井側に光を照射することにより作業床11の上昇位置を表示することにより、例えば、作業床11が上昇する位置を把握させることができるので、安全性を確保することが可能となる。特に、例えば、光を照射することにより作業床11の上昇位置を表示するので、天井側が比較的暗くなって見え難くなっている場合であっても、上昇位置を確実に表示することが可能となる。また、例えば、夜間作業でも上方を明るく照射するため安全に作業が可能である。
また、作業床11の外形に対応する像を映すことにより、例えば、作業床11の上昇位置を直観的に把握させることが可能となり、安全性を確実に確保することが可能となる。特に、例えば、作業床11の一部の部品(第2作業床112)をスライドさせる等して当該作業11床の形状が変形可能となっている場合、作業床11の外見に対応する像の形状を当該作業床11の形状の変形に追従させて変形することができ、安全性をより確実に確保することが可能となる。
また、作業床11の上昇時に、作業床11の上側の障害物に対する作業床11上のユーザの安全性を確保することにより、例えば、高所作業車1を利用しているユーザの安全性を確保することが可能となる。
また、作業床11側からユーザの高さよりも上側に突出する弾性棒状体14を備えることにより、例えば、障害物に当たって曲がっている弾性棒状体14を視認させることにより、障害物の存在をユーザに認識させることが可能となる。また、例えば、弾性棒状体14という比較的シンプルな構成でユーザの安全性を確保することができるので、高所作業車1の低コスト化を図ることが可能となる。
〔III〕実施の形態に対する変形例
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の細部に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏したりすることがある。
(分散や統合について)
また、上述した各電気的構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。また、本出願における「システム」とは、複数の装置によって構成されたものに限定されず、単一の装置によって構成されたものを含む。また、本出願における「装置」とは、単一の装置によって構成されたものに限定されず、複数の装置によって構成されたものを含む。
(形状、数値、構造、時系列について)
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
(障害物安全手段について)
また、高所作業車1に対して、障害物検出手段として、障害物検出部、及び停止部を設けてもよい。「障害物検出部」とは、障害物を検出する障害物検出手段である。「停止部」とは、障害物検出部が障害物を検出した場合に、作業床の上昇を停止する停止手段である。これらの各部の具体的な実装手法は任意であるが、例えば、図3の作業床11を基準にして当該作業床11の上側(+Z方向)の所定距離以内(例えば、2.5m程度等)に天井(障害物)が存在するか否かを検出する検出センサ(例えば、レーザー距離計の技術を用いて実現される任意のセンサ又は装置等)を、停止部と通信可能な障害物検出部として作業床11又は各手摺部に設けて、また、停止部を図5の制御部25の機能として設けてもよい。そして、作業床11を上昇させている際中に、検出センサが、作業床11の上側(+Z方向)の所定距離以内(例えば、2.5m程度等)に天井が存在することを検出した場合に、停止部が、当該作業床11の上昇を停止するように構成してもよい。なお、この場合、停止部が、出力部22を介して、警報を出力するように構成してもよい。このように構成した場合、障害物を検出した場合に、作業床11の上昇を停止することにより、例えば、ユーザが障害物に当たったり、あるいは、ユーザが障害物と作業床11との相互間に挟まれたりして負傷することを防止することができるので、ユーザの安全性を確実に確保することが可能となる。
(立入禁止表示部について)
また、高所作業車1に対して、立入禁止表示部を設けてもよい。「立入禁止表示部」とは、立ち入りを禁止する範囲である立入禁止範囲であって、高所作業車1を基準にした立入禁止範囲を表示する立入禁止表示手段であり、例えば、高所作業車1の下側の床側(路面側)に光を照射することにより立入禁止範囲を表示する手段等を含む概念である。この立入禁止表示部の具体的な実装手法は任意であるが、例えば、高所作業車1を中心にした半径3m程度の円形の範囲を立入禁止範囲とし、高所作業車1の作業床11が上昇した場合に当該立入禁止範囲である円の周に沿って複数点(例えば、8個〜16個等)の像を光の照射にて床面(路面)に表示するレーザー光源(以下、範囲表示用レーザー光源)を、立入禁止表示部と通信可能に作業床11の下側(−Z方向)の任意の位置に設けて、また、立入禁止表示部を図5の制御部25の機能として設けてもよい。そして、作業床11が上昇した場合に、自動で又はユーザによるマニュアル操作により、立入禁止表示部が、範囲表示用レーザー光源から光を出力することにより、床面に立入禁止範囲を表示するように構成してもよい。このように構成した場合、高所作業車1の下側の床側に光を照射することにより立入禁止範囲を表示することにより、例えば、立入禁止範囲を把握させることができるので、安全性を確保することが可能となる。特に、例えば、光を照射することにより立入禁止範囲を表示するので、床に作業用の工具や部材等が置かれており当該床が比較的煩雑となっておりカラーコーン等を置き難くなっている場合であっても、立入禁止範囲を確実に表示することが可能となる。また、例えば、夜間作業でも下方を明るく照射するため安全に作業が可能である。
なお、これらの範囲表示用レーザー光源及び立入禁止表示部の構成を任意に変更してもよく、例えば、複数点(例えば、8個〜16個等)の像ではなく、立入禁止範囲である円形の範囲の外周の曲線の像を表示するように構成してもよいし、また、範囲表示用レーザー光源の光の照射方向又は照射数を変更することにより、前述の複数点又は曲線の像と共に、立入禁止範囲内(つまり、複数点又は曲線で囲まれている範囲の内側)の床面に、任意の情報(例えば、「立入禁止」という文字情報等)を表示してもよく、あるいは、当該立入禁止範囲内の床面全体を任意の色(例えば、赤色等)にて表示してもよい。
なお、ここでは、立入禁止範囲が円形である場合について説明したが、これに限らず、例えば、他の任意の形状(例えば、三角形、矩形等)であることとしてもよい。
(第3走行制御部について)
また、高所作業車1に対して、第3走行制御手段を設けてもよい。「第3走行制御部」とは、立入禁止表示手段が表示している立入禁止範囲に進入対象が進入した場合、第1走行制御手段による制御に関わらず、高所作業車の進行方向における走行を停止する第3走行制御手段である。この第3走行制御部の具体的な実装手法は任意であるが、例えば、前述の「(立入禁止表示部について)」で説明した立入禁止範囲内に進入対象(例えば、作業員等)が進入したことを検出するための人感センサ(例えば、赤外線、超音波、又はマイクロ波等を用いる公知のセンサ又は装置)を、第3走行制御部と通信可能に作業床11の下側(−Z方向)の任意の位置に設けて、また、第3走行制御部を図5の制御部25の機能として設けてもよい。そして、作業床11が上昇した状態で第1走行制御部252が高所作業車1を走行させている場合において、人感センサが立入禁止範囲に進入対象が進入したことを検出した場合、第3走行制御部が、立入禁止表示部が表示している立入禁止範囲に進入対象が進入したものとして、第1走行制御部252による制御に関わらず、高所作業車1の進行方向における走行を停止するように構成してもよい。このように構成した場合、立入禁止範囲に進入対象が進入した場合、高所作業車1の進行方向における走行を停止することにより、例えば、高所作業車1が進入対象に当たってバランスを崩したり、あるいは、進入対象を損傷又は負傷させたりすることを防止することができ、安全性を確保することが可能となる。
なお、人感センサが立入禁止範囲に進入対象が進入したことを検出した場合、第3走行制御部が、高所作業車1の進行方向における走行を停止する制御と共に、出力部22のスピーカを介して進入対象が進入したことを示す警報を出力するように構成してもよい。
(上昇走行処理及び通常走行処理)
また、上記実施の形態で説明した上昇走行処理及び通常走行処理の起動条件を任意に変更してもよい。例えば、ユーザによる所定操作により、何れの処理を実行するかを設定可能にしてもよい。
(上昇位置表示手段について)
また、上記実施の形態では、上昇位置表示手段が作業床の外形に対応する像を映す場合について説明したが、これに限らない。例えば、プロジェクタの如き画像を映写可能な光源(上昇位置表示手段)を高所作業車1に設けた上で、当該光源にて、天井側に設けるべき配管の画像又は接続図の画像等の対象物データを、建物の天井側(+Z方向)に映すように構成してもよい。
(付記)
付記1の高所作業車は、昇降する作業床を有する高所作業車であって、作業床が上昇している場合において、前記高所作業車の状態が作業床上昇走行条件に合致しているか否かを判定する判定手段と、前記高所作業車の状態が前記作業床上昇走行条件に合致しているものと判定した場合、前記作業床が上昇している場合の前記高所作業車の走行を許可し、前記高所作業車の状態が前記作業床上昇走行条件に合致していないものと判定した場合、前記作業床が上昇している場合の前記高所作業車の走行を停止する第1走行制御手段と、を備え、前記作業床上昇走行条件は、少なくとも、使用可能状態又は使用不可能状態に切替え可能である安全走行手段であって、前記高所作業車の走行の安全性を確保するための前記安全走行手段が、前記使用可能状態又は前記使用不可能状態の何れの状態であるかに関する条件を含む。
付記2の高所作業車は、付記1に記載の高所作業車において、前記作業床上昇走行条件は、少なくとも、前記高所作業車の傾斜角度に関する条件を含む。
付記3の高所作業車は、付記1又は2に記載の高所作業車において、前記作業床上昇走行条件は、少なくとも、前記高所作業車のステアリングの操舵角度に関する条件を含む。
付記4の高所作業車は、付記1から3の何れか一項に記載の高所作業車において、前記作業床が上昇している場合における前記高所作業車の走行速度又は操舵角度を制限する制限手段、を備える。
付記5の高所作業車は、付記1から4の何れか一項に記載の高所作業車において、前記第1走行制御手段は、前記作業床が降下された状態で前記安全走行手段が前記使用可能状態とされた場合、前記判定手段の判定結果に基づいて前記高所作業車の走行を許可又は停止し、前記作業床が降下された状態で前記安全走行手段が前記使用不可能状態とされた場合、前記高所作業車の状態が前記作業床上昇走行条件に合致しているか否かに関わらず、前記高所作業車の走行を許可する。
付記6の高所作業車は、付記1から5の何れか一項に記載の高所作業車において、前記安全走行手段は、自己が前記使用可能状態に切り替えられている場合、前記高所作業車の進行方向における検出対象であって、前記高所作業車の走行の妨げとなる前記検出対象を検出し、前記安全走行手段が前記検出対象を検出した場合、前記第1走行制御手段による制御に関わらず、前記高所作業車の進行方向における走行を停止する第2走行制御手段、を備える。
付記7の高所作業車は、付記1から6の何れか一項に記載の高所作業車において、前記作業床の上昇位置を表示する上昇位置表示手段、を備えており、前記上昇位置表示手段は、前記高所作業車の上側の天井側に光を照射することにより前記上昇位置を表示する。
付記8の高所作業車は、付記7に記載の高所作業車において、前記上昇位置表示手段は、前記作業床の外形に対応する像、又は、対象物データを前記天井側に映すことにより前記上昇位置を表示する。
付記9の高所作業車は、付記1から8の何れか一項に記載の高所作業車において、前記作業床の上昇時における、前記作業床の上側の障害物に対する前記作業床上のユーザの安全性を確保するための障害物安全手段、を備える。
付記10の高所作業車は、付記9に記載の高所作業車において、前記障害物安全手段は、前記作業床側から前記ユーザの高さよりも上側に突出する弾性棒状体、を備える。
付記11の高所作業車は、付記9又は10に記載の高所作業車において、前記障害物安全手段は、前記障害物を検出する障害物検出手段と、前記障害物検出手段が前記障害物を検出した場合に、前記作業床の上昇を停止する停止手段と、を備える。
付記12の高所作業車は、付記1から11の何れか一項に記載の高所作業車において、立ち入りを禁止する範囲である立入禁止範囲であって、前記高所作業車を基準にした前記立入禁止範囲を表示する立入禁止表示手段、を備え、前記立入禁止表示手段は、前記高所作業車の下側の床側に光を照射することにより前記立入禁止範囲を表示する。
付記13の高所作業車は、付記12に記載の高所作業車において、前記立入禁止表示手段が表示している前記立入禁止範囲に進入対象が進入した場合、前記第1走行制御手段による制御に関わらず、前記高所作業車の進行方向における走行を停止する第3走行制御手段、を備える。
(付記の効果)
付記1に記載の高所作業車によれば、高所作業車の状態が作業床上昇走行条件に合致しているものと判定した場合、作業床が上昇している場合の高所作業車の走行を許可し、高所作業車の状態が作業床上昇走行条件に合致していないものと判定した場合、作業床が上昇している場合の高所作業車の走行を停止することにより、例えば、作業床上昇走行条件に合致している場合にのみ作業床が上昇している場合の高所作業車の走行を許可することができるので、安全性を確保した状態で作業効率を向上させることが可能となる。又、例えば、作業床上昇走行条件は、少なくとも、安全走行手段が使用可能状態又は使用不可能状態の何れの状態であるかに関する条件を含むので、安全走行手段が使用可能状態又は使用不可能状態の何れに切り替えられているかを考慮して、作業床が上昇している場合の高所作業車の走行を許可又は停止することができ、安全性をより確実に確保することが可能となる。
付記2に記載の高所作業車によれば、作業床上昇走行条件は、少なくとも、高所作業車の傾斜角度に関する条件を含むことにより、例えば、高所作業車が走行する床面の傾斜角度を考慮して、作業床が上昇している場合の高所作業車の走行を許可又は停止することができるので、安全性を確保することが可能となる。
付記3に記載の高所作業車によれば、作業床上昇走行条件は、少なくとも、高所作業車のステアリングの操舵角度に関する条件を含むことにより、例えば、高所作業車のステアリングの操舵角度を考慮して、作業床が上昇している場合の高所作業車の走行を許可又は停止することができるので、安全性を確保することが可能となる。
付記4に記載の高所作業車によれば、作業床が上昇している場合における高所作業車の走行速度又は操舵角度を制限することにより、例えば、高所作業車の走行速度を比較的低速に保ったり、あるいは、操舵角度を比較的浅く保ったりすることができるので、安全性を確保することが可能となる。
付記5に記載の高所作業車によれば、作業床が降下された状態で安全走行手段が使用不可能状態とされた場合、高所作業車の状態が作業床上昇走行条件に合致しているか否かに関わらず、高所作業車の走行を許可することにより、例えば、高所作業車の状態が作業床上昇走行条件に合致しているか否かに関わらず走行させることができるので、安全走行手段を備えていない従来の高所作業車と同様にして使用することが可能となる。
付記6に記載の高所作業車によれば、安全走行手段が検出対象を検出した場合、第1走行制御手段による制御に関わらず、高所作業車の進行方向における走行を停止することにより、例えば、高所作業車が進行方向における障害物に勢いよくぶつかったり、あるいは、当該進行方向における段差から転げ落ちたりすることを防止することができ、走行の安全性を確保することが可能となる。
付記7に記載の高所作業車によれば、高所作業車の上側の天井側に光を照射することにより作業床の上昇位置を表示することにより、例えば、作業床が上昇する位置を把握させることができるので、安全性を確保することが可能となる。特に、例えば、光を照射することにより作業床の上昇位置を表示するので、天井側が比較的暗くなって見え難くなっている場合であっても、上昇位置を確実に表示することが可能となる。また、例えば、夜間作業でも上方を明るく照射するため安全に作業が可能である。
付記8に記載の高所作業車によれば、作業床の外形に対応する像を映すことにより、例えば、作業床の上昇位置を直観的に把握させることが可能となり、安全性を確実に確保することが可能となる。特に、例えば、作業床の一部の部品をスライドさせる等して当該作業床の形状が変形可能となっている場合、作業床の外見に対応する像の形状を当該作業床の形状の変形に追従させて変形することができ、安全性をより確実に確保することが可能となる。また、対象物データを映すことにより、例えば、上昇位置に加えて対象物の情報を確認させることができるので、作業性を向上させることが可能となる。
付記9に記載の高所作業車によれば、作業床の上昇時における、作業床の上側の障害物に対する作業床上のユーザの安全性を確保することにより、例えば、高所作業車を利用しているユーザの安全性を確保することが可能となる。
付記10に記載の高所作業車によれば、作業床側からユーザの高さよりも上側に突出する弾性棒状体を備えることにより、例えば、障害物に当たって曲がっている弾性棒状体を視認させることにより、障害物の存在をユーザに認識させることが可能となる。また、例えば、弾性棒状体という比較的シンプルな構成でユーザの安全性を確保することができるので、高所作業車の低コスト化を図ることが可能となる。
付記11に記載の高所作業車によれば、障害物を検出した場合に、作業床の上昇を停止することにより、例えば、ユーザが障害物に当たったり、あるいは、ユーザが障害物と作業床との相互間に挟まれたりして負傷することを防止することができるので、ユーザの安全性を確実に確保することが可能となる。
付記12に記載の高所作業車によれば、高所作業車の下側の床側に光を照射することにより立入禁止範囲を表示することにより、例えば、立入禁止範囲を把握させることができるので、安全性を確保することが可能となる。特に、例えば、光を照射することにより立入禁止範囲を表示するので、床に作業用の工具や部材等が置かれており当該床が比較的煩雑となっておりカラーコーン等を置き難くなっている場合であっても、立入禁止範囲を確実に表示することが可能となる。また、例えば、夜間作業でも下方を明るく照射するため安全に作業が可能である。
付記13に記載の高所作業車によれば、立入禁止範囲に進入対象が侵入した場合、高所作業車の進行方向における走行を停止することにより、例えば、高所作業車が進入対象に当たってバランスを崩したり、あるいは、進入対象を損傷又は負傷させたりすることを防止することができ、安全性を確保することが可能となる。
1 高所作業車
11 作業床
12 昇降部
13 光源部
14 弾性棒状体
15 センサアーム部
21 操作部
22 出力部
23 検出部
24 記録部
25 制御部
31 衝突センサ
32 段差センサ
111 第1作業床
112 第2作業床
113 第1手摺部
114 第2手摺部
251 判定部
252 第1走行制御部
253 制限部
254 第2走行制御部
321 キャスタ部
322 キャスタ支持部
323 付勢部
324 近接センサ

Claims (13)

  1. 昇降する作業床を有する高所作業車であって、
    作業床が上昇している場合において、前記高所作業車の状態が作業床上昇走行条件に合致しているか否かを判定する判定手段と、
    前記高所作業車の状態が前記作業床上昇走行条件に合致しているものと判定した場合、前記作業床が上昇している場合の前記高所作業車の走行を許可し、前記高所作業車の状態が前記作業床上昇走行条件に合致していないものと判定した場合、前記作業床が上昇している場合の前記高所作業車の走行を停止する第1走行制御手段と、を備え、
    前記作業床上昇走行条件は、少なくとも、使用可能状態又は使用不可能状態に切替え可能である安全走行手段であって、前記高所作業車の走行の安全性を確保するための前記安全走行手段が、前記使用可能状態又は前記使用不可能状態の何れの状態であるかに関する条件を含む、
    高所作業車。
  2. 前記作業床上昇走行条件は、少なくとも、前記高所作業車の傾斜角度に関する条件を含む、
    請求項1に記載の高所作業車。
  3. 前記作業床上昇走行条件は、少なくとも、前記高所作業車のステアリングの操舵角度に関する条件を含む、
    請求項1又は2に記載の高所作業車。
  4. 前記作業床が上昇している場合における前記高所作業車の走行速度又は操舵角度を制限する制限手段、を備える、
    請求項1から3の何れか一項に記載の高所作業車。
  5. 前記第1走行制御手段は、
    前記作業床が降下された状態で前記安全走行手段が前記使用可能状態とされた場合、前記判定手段の判定結果に基づいて前記高所作業車の走行を許可又は停止し、
    前記作業床が降下された状態で前記安全走行手段が前記使用不可能状態とされた場合、前記高所作業車の状態が前記作業床上昇走行条件に合致しているか否かに関わらず、前記高所作業車の走行を許可する、
    請求項1から4の何れか一項に記載の高所作業車。
  6. 前記安全走行手段は、自己が前記使用可能状態に切り替えられている場合、前記高所作業車の進行方向における検出対象であって、前記高所作業車の走行の妨げとなる前記検出対象を検出し、
    前記安全走行手段が前記検出対象を検出した場合、前記第1走行制御手段による制御に関わらず、前記高所作業車の進行方向における走行を停止する第2走行制御手段、を備える、
    請求項1から5の何れか一項に記載の高所作業車。
  7. 前記作業床の上昇位置を表示する上昇位置表示手段、を備えており、
    前記上昇位置表示手段は、前記高所作業車の上側の天井側に光を照射することにより前記上昇位置を表示する、
    請求項1から6の何れか一項に記載の高所作業車。
  8. 前記上昇位置表示手段は、前記作業床の外形に対応する像、又は、対象物データを前記天井側に映すことにより前記上昇位置を表示する、
    請求項7に記載の高所作業車。
  9. 前記作業床の上昇時における、前記作業床の上側の障害物に対する前記作業床上のユーザの安全性を確保するための障害物安全手段、を備える、
    請求項1から8の何れか一項に記載の高所作業車。
  10. 前記障害物安全手段は、前記作業床側から前記ユーザの高さよりも上側に突出する弾性棒状体、を備える、
    請求項9に記載の高所作業車。
  11. 前記障害物安全手段は、
    前記障害物を検出する障害物検出手段と、
    前記障害物検出手段が前記障害物を検出した場合に、前記作業床の上昇を停止する停止手段と、を備える、
    請求項9又は10に記載の高所作業車。
  12. 立ち入りを禁止する範囲である立入禁止範囲であって、前記高所作業車を基準にした前記立入禁止範囲を表示する立入禁止表示手段、を備え、
    前記立入禁止表示手段は、前記高所作業車の下側の床側に光を照射することにより前記立入禁止範囲を表示する、
    請求項1から11の何れか一項に記載の高所作業車。
  13. 前記立入禁止表示手段が表示している前記立入禁止範囲に進入対象が進入した場合、前記第1走行制御手段による制御に関わらず、前記高所作業車の進行方向における走行を停止する第3走行制御手段、を備える、
    請求項12に記載の高所作業車。
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