JP2020092791A - 人形の目動作装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】瞼を瞬時に閉じることができ、しかもそのための機構が単純な人形の目動作装置を提供すること。【解決手段】第1の軸を中心に回動可能で瞼が開く第1の回動位置を取り得る瞼担持体と、前記瞼担持体を前記第1の回動位置から前記瞼が閉じる第2の回動位置に向けて回動させる瞼動作機構と、前記瞼担持体が前記第2の回動位置まで回動したときに突き当たり、第2の回動位置で瞼担持体に作用する重力によって瞼担持体をその場に留め得るストッパと、操作子の操作によって瞼動作機構を作動させる操作機構と、を備え、瞼動作機構の第1の凸部によって瞼担持体を蹴ることにより瞼担持体を第2の回動位置に向けて回動させる。【選択図】図2
Description
本発明は人形の目動作装置に関するものである。
従来、人形の顔の表情を豊かにするために、人形頭部に駆動手段を設け、この駆動手段によって瞼を開閉させるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1の技術では、駆動手段としてモータの駆動力を歯車列を介して瞼に伝達している。そして、モータを一方に回転させて瞼を閉じ、モータを他方に回転させて瞼を開いている。
しかしながら、この目動作装置によれば、瞼を閉じたり開いたりする場合にモータその他電源を利用するため、高価であり、また、瞼の動作が緩慢になる虞がある。
本発明は、瞼を瞬時に動作させることができ、しかも、安価な人形の目動作装置を提供することを目的とする。
第1の手段は、
人形頭部に設けられる目動作装置であって、
瞼が形成され、第1の軸を中心に回動可能に構成され、自身に作用する重力によって前記瞼が開いた第1の回動位置を取り得る瞼担持体と、
第2の軸を中心に一方向に回転可能に構成された回転体を有し、当該回転体の回転によって前記瞼担持体を前記第1の回動位置から前記瞼が閉じる第2の回動位置に向けて回動させる瞼動作機構と、
前記瞼担持体が前記第2の回動位置まで回動したときに突き当たるストッパと、
操作子を有し前記操作子の操作によって前記瞼動作機構を作動させる操作機構と、
を備え、
前記回転体の外周には前記第1の凸部が設けられ、前記瞼担持体には、前記回転体が前記一方向に回転したときに前記第1の回動位置で前記第1の凸部によって蹴られて当該瞼担持体を前記第2の回動位置に向けて回動させる第2の凸部が形成されていること
を特徴とする。
人形頭部に設けられる目動作装置であって、
瞼が形成され、第1の軸を中心に回動可能に構成され、自身に作用する重力によって前記瞼が開いた第1の回動位置を取り得る瞼担持体と、
第2の軸を中心に一方向に回転可能に構成された回転体を有し、当該回転体の回転によって前記瞼担持体を前記第1の回動位置から前記瞼が閉じる第2の回動位置に向けて回動させる瞼動作機構と、
前記瞼担持体が前記第2の回動位置まで回動したときに突き当たるストッパと、
操作子を有し前記操作子の操作によって前記瞼動作機構を作動させる操作機構と、
を備え、
前記回転体の外周には前記第1の凸部が設けられ、前記瞼担持体には、前記回転体が前記一方向に回転したときに前記第1の回動位置で前記第1の凸部によって蹴られて当該瞼担持体を前記第2の回動位置に向けて回動させる第2の凸部が形成されていること
を特徴とする。
第2の手段は、第1の手段であって、前記瞼担持体は、前記操作子を操作したときに前記第2の回動位置で前記ストッパに当たることによる反動によって前記第1の回動位置に戻ることを特徴とする。なお、この場合、操作子を緩慢に操作したときに第2の回動位置で留まるようにすることもできる。
第3の手段は、第1の手段又は第2の手段であって、前記操作子は、前記人形頭部の後頭部から突出して設けられていることを特徴とする。
第4の手段は、第1の手段から第3の手段のいずれか一の手段であって、
外周に複数の目玉が形成され、前記第1の軸を中心に回転可能に構成された目玉担持体と、
前記第2の軸を中心に前記回転体と一体的に回転可能に構成された第1の歯車を有し、当該第1の歯車の回転によって前記目玉担持体を回転させる目玉動作機構と、
を備え、
前記目玉担持体には、前記第1の歯車に噛合する第2の歯車が設けられ、
前記目玉動作機構は、前記操作子の操作毎に前記目玉を切り替えることを特徴とする。
外周に複数の目玉が形成され、前記第1の軸を中心に回転可能に構成された目玉担持体と、
前記第2の軸を中心に前記回転体と一体的に回転可能に構成された第1の歯車を有し、当該第1の歯車の回転によって前記目玉担持体を回転させる目玉動作機構と、
を備え、
前記目玉担持体には、前記第1の歯車に噛合する第2の歯車が設けられ、
前記目玉動作機構は、前記操作子の操作毎に前記目玉を切り替えることを特徴とする。
第5の手段は、第1の手段から第3の手段のいずれか一の手段であって、前記瞼担持体、前記瞼動作機構、前記ストッパ及び前記操作機構が左右に設けられていることを特徴とする。
第6の手段は、第4の手段であって、前記瞼担持体、前記瞼動作機構、前記ストッパ、前記操作機構、前記目玉担持体及び前記目玉動作機構が左右に設けられていることを特徴とする。
第1の手段によれば、第1の回動位置で第1の凸部によって第2の凸部が蹴られて瞼担持体が第2の回動位置に向けて回動されるので、瞼を瞬時に閉じさせることができる。
第2の手段によれば、瞼担持体は、操作子を操作したときに第2の回動位置でストッパに当たった際の反動によって素早く第1の回動位置に戻るので、興趣性の高い目動作装置が実現できる
第3の手段によれば、人形頭部の後頭部から突出して操作子が設けられ、人形の正面からは操作子が隠れるので、意匠性にも優れた目動作装置が実現できる。
第4の手段によれば、目玉支持部材及び目玉動作機構が設けられているので、瞼の開閉とともに目玉の切替えを行うことができ、より興趣性の高い目動作装置が実現できる。
第5の手段によれば、瞼担持体、瞼動作機構、ストッパ及び操作機構が左右に設けられているので、左右の瞼を独立して変化させることができる。
第6の手段によれば、瞼担持体、瞼動作機構、ストッパ、操作機構、目玉担持体及び目玉動作機構が左右に設けられているので、左右の瞼及び目玉を独立して変化させることができる。
以下、本発明に係る目動作装置の一実施形態を図に基づいて説明する。
(全体構成)
図1は、本発明に係る人形の目動作装置が適用された人形を示した図である。
本実施形態の目動作装置100は人形頭部1に設けられている。この目動作装置100では、人形頭部1の後頭部の左右に操作ロッド17を1つずつ備えている。そして、人形頭部1を直立させた状態で、指で例えば右側の操作ロッド17の後端部17dを押すと人間の瞬きのように右の瞼3を閉じた後に当該瞼3を開く。この動作を素早く行う。そして、その間に右側の目玉の形態が変化する。また、指で右側の操作ロッド17の後端部17dを一旦ゆっくりと押し込むと、その押込みを止めても、右側の瞼3が閉じたままの状態となり、この状態で、指で右側の操作ロッド17の後端部17dを押し込んでも、当該瞼3は閉じたままの状態を維持する。ただし、操作ロッド17の後端部17dを押す度に、閉じた瞼3の裏の目玉は切り替わる。なお、左側の瞼3や目玉を変化させる場合には、左側の操作ロッド17の後端部17dを同様に操作すればよい。また、閉じたままの状態となった瞼3を開くには、操作ロッド17の後端部17dを勢いよく押して人形頭部1に衝撃を与えたり、人形頭部1を少し振動させたり、人形頭部1を後傾させればよい。
また、本実施形態の目動作装置100によれば、操作ロッド17の後端部17dを押さないときにも、人形頭部1を前傾させて左右の瞼3を閉じさせ、人形頭部1を後傾させて左右の瞼3を開かせることもできる。
なお、本明細書において、「左右」、「前後」は人形頭部1から見ての左右、前後を言うものとする。
図1は、本発明に係る人形の目動作装置が適用された人形を示した図である。
本実施形態の目動作装置100は人形頭部1に設けられている。この目動作装置100では、人形頭部1の後頭部の左右に操作ロッド17を1つずつ備えている。そして、人形頭部1を直立させた状態で、指で例えば右側の操作ロッド17の後端部17dを押すと人間の瞬きのように右の瞼3を閉じた後に当該瞼3を開く。この動作を素早く行う。そして、その間に右側の目玉の形態が変化する。また、指で右側の操作ロッド17の後端部17dを一旦ゆっくりと押し込むと、その押込みを止めても、右側の瞼3が閉じたままの状態となり、この状態で、指で右側の操作ロッド17の後端部17dを押し込んでも、当該瞼3は閉じたままの状態を維持する。ただし、操作ロッド17の後端部17dを押す度に、閉じた瞼3の裏の目玉は切り替わる。なお、左側の瞼3や目玉を変化させる場合には、左側の操作ロッド17の後端部17dを同様に操作すればよい。また、閉じたままの状態となった瞼3を開くには、操作ロッド17の後端部17dを勢いよく押して人形頭部1に衝撃を与えたり、人形頭部1を少し振動させたり、人形頭部1を後傾させればよい。
また、本実施形態の目動作装置100によれば、操作ロッド17の後端部17dを押さないときにも、人形頭部1を前傾させて左右の瞼3を閉じさせ、人形頭部1を後傾させて左右の瞼3を開かせることもできる。
なお、本明細書において、「左右」、「前後」は人形頭部1から見ての左右、前後を言うものとする。
(細部構成)
図2は、本発明に係る目動作装置の斜視図である。
1.操作機構10Aについて
操作機構10Aは左右に1つずつ設けられている。左右の操作機構10Aは面対象に設けられているので、同じ符号を用いて同時に説明する。なお、軸13は操作機構10Aで共有している。
操作機構10Aは、人形頭部1の前後方向に延在する棒状の操作ロッド(操作部材)17を備えている。この操作ロッド17の後端部17dは、図1に示すように、人形頭部1の後面から外方に突出している。操作ロッド17の前半部は弾性を有する帯体となっており、図4に示すように、その先端部にはラチェット爪17bが形成されている。ラチェット爪17bは、軸13を中心に回転可能なラチェット歯車16のラチェット歯16aに係合している。また、操作ロッド17の前後方向中間部にはフック17c(図2)が形成されている。このフック17cには図4に示すようにスプリング(引きばね)18の一端が掛けられている。スプリング18の他端は人形頭部1の枠体に掛けられ、それによって操作ロッド17は図4における右方に付勢されている。
図2は、本発明に係る目動作装置の斜視図である。
1.操作機構10Aについて
操作機構10Aは左右に1つずつ設けられている。左右の操作機構10Aは面対象に設けられているので、同じ符号を用いて同時に説明する。なお、軸13は操作機構10Aで共有している。
操作機構10Aは、人形頭部1の前後方向に延在する棒状の操作ロッド(操作部材)17を備えている。この操作ロッド17の後端部17dは、図1に示すように、人形頭部1の後面から外方に突出している。操作ロッド17の前半部は弾性を有する帯体となっており、図4に示すように、その先端部にはラチェット爪17bが形成されている。ラチェット爪17bは、軸13を中心に回転可能なラチェット歯車16のラチェット歯16aに係合している。また、操作ロッド17の前後方向中間部にはフック17c(図2)が形成されている。このフック17cには図4に示すようにスプリング(引きばね)18の一端が掛けられている。スプリング18の他端は人形頭部1の枠体に掛けられ、それによって操作ロッド17は図4における右方に付勢されている。
また、操作機構10Aはラチェット機構を備えている。ラチェット機構はラチェット歯車16とラチェット爪17bとを備えている。ラチェット歯車16は、軸13を中心に回転可能に構成され、軸13に対して回転フリーとなっている。このラチェット歯車16には複数のラチェット歯16aが形成されている。実施形態のラチェット歯車16には円周方向に8個のラチェット歯16aが形成されている。そして、操作ロッド17の1回の押込み操作によってラチェット歯車16が45度の角度だけ回転するようにされている。
2.位置決め機構10Bについて
図2に示す位置決め機構10Bは左右に1つずつ設けられている。左右の位置決め機構10Bは面対象に設けられているので、同じ符号を用いて同時に説明する。
位置決め機構10Bは、図6に示すように、波状円板19と係止片20とを備えている。波状円板19は、上記ラチェット歯車16と一体的に構成され、軸13を中心に回転可能に構成されている。波状円板19は軸13に対して回転フリーとなっている。この波形円板19の外周には、8個の凹凸の組が連続して形成されている。一方、係止片20は上下方向に弾性を有している。係止片20の基端は人形頭部1の枠体に固定され、先端部には当接片20aが配設されている。そして、この当接片20aは係止片20の弾性によって波形円板19に形成された凹凸のうちの凹部19aに圧接されている。
図2に示す位置決め機構10Bは左右に1つずつ設けられている。左右の位置決め機構10Bは面対象に設けられているので、同じ符号を用いて同時に説明する。
位置決め機構10Bは、図6に示すように、波状円板19と係止片20とを備えている。波状円板19は、上記ラチェット歯車16と一体的に構成され、軸13を中心に回転可能に構成されている。波状円板19は軸13に対して回転フリーとなっている。この波形円板19の外周には、8個の凹凸の組が連続して形成されている。一方、係止片20は上下方向に弾性を有している。係止片20の基端は人形頭部1の枠体に固定され、先端部には当接片20aが配設されている。そして、この当接片20aは係止片20の弾性によって波形円板19に形成された凹凸のうちの凹部19aに圧接されている。
3.瞼担持体10Cについて
図2に示す瞼担持体10Cは左右に1つずつ設けられている。左右の瞼担持体10Cは面対象に設けられているので、同じ符号を用いて同時に説明する。
瞼担持体10Cは、図2、図3及び図7に示すように、外方に向けて膨らむように湾曲した瞼3を備えている。瞼3は支持板3eを介して軸11に取り付けられ、軸11を中心に回動可能となっている。瞼3の外周面には、軸11に対して直角の方向に延びるアーム3aが設けられており、アーム3aの先端部には錘3bが設置されている。錘3bは、瞼3が第1の回動位置(図3の実線)にあるときには瞼3が開く方向に瞼3を付勢し、瞼3が第2の回動位置(図3の2点鎖線)にあるときには瞼3が閉じる方向に瞼3を付勢する。そして、第2の回動位置では、図7に示すように、錘3bがストッパ70に当接することにより、瞼3が閉じた状態に維持できるようになっている。ここで、錘3bとストッパ70との当接位置について言えば、人形頭部1が直立した位置で操作ロッド17を操作したときに、錘3bがストッパ70に当たり、その反動によって瞼担持体10cが押し返され瞼担持体10cに作用する重力によって素早く第1の回動位置まで押し返され、一方、人形頭部1が直立した位置で操作ロッド17を緩慢に操作したときに、錘3bがストッパ70に当接することにより、第2の回動位置に保持されるような位置である。なお、ここでは、錘3bがストッパ70に当接されることとしたが、瞼担持体10cやアーム3aがストッパ70に当たるようにしてもよい。
また、この瞼3には、側面に軸11と同心的な環状壁3cが設けられている。そして、この環状壁3cの外周面には突起3dが設けられている。
図2に示す瞼担持体10Cは左右に1つずつ設けられている。左右の瞼担持体10Cは面対象に設けられているので、同じ符号を用いて同時に説明する。
瞼担持体10Cは、図2、図3及び図7に示すように、外方に向けて膨らむように湾曲した瞼3を備えている。瞼3は支持板3eを介して軸11に取り付けられ、軸11を中心に回動可能となっている。瞼3の外周面には、軸11に対して直角の方向に延びるアーム3aが設けられており、アーム3aの先端部には錘3bが設置されている。錘3bは、瞼3が第1の回動位置(図3の実線)にあるときには瞼3が開く方向に瞼3を付勢し、瞼3が第2の回動位置(図3の2点鎖線)にあるときには瞼3が閉じる方向に瞼3を付勢する。そして、第2の回動位置では、図7に示すように、錘3bがストッパ70に当接することにより、瞼3が閉じた状態に維持できるようになっている。ここで、錘3bとストッパ70との当接位置について言えば、人形頭部1が直立した位置で操作ロッド17を操作したときに、錘3bがストッパ70に当たり、その反動によって瞼担持体10cが押し返され瞼担持体10cに作用する重力によって素早く第1の回動位置まで押し返され、一方、人形頭部1が直立した位置で操作ロッド17を緩慢に操作したときに、錘3bがストッパ70に当接することにより、第2の回動位置に保持されるような位置である。なお、ここでは、錘3bがストッパ70に当接されることとしたが、瞼担持体10cやアーム3aがストッパ70に当たるようにしてもよい。
また、この瞼3には、側面に軸11と同心的な環状壁3cが設けられている。そして、この環状壁3cの外周面には突起3dが設けられている。
4.目玉担持体10Dについて
図2に示す目玉担持体10Dは左右に1つずつ設けられている。左右の目玉担持体10Dは面対象に設けられているので、同じ符号を用いて同時に説明する。
図7に示すように、目玉担持体10Dは軸11に固定して設けられている。目玉担持体Dは略球状に形成され、外周面には円周方向に等間隔で目玉2aが4つ描かれている。この4つの目玉2aは互いに形態が異なっている。この4つの目玉の例が図8(A)から図(D)の展開図に示されている。ただし、これに限定されるものでないことは言うまでもない。
図2に示す目玉担持体10Dは左右に1つずつ設けられている。左右の目玉担持体10Dは面対象に設けられているので、同じ符号を用いて同時に説明する。
図7に示すように、目玉担持体10Dは軸11に固定して設けられている。目玉担持体Dは略球状に形成され、外周面には円周方向に等間隔で目玉2aが4つ描かれている。この4つの目玉2aは互いに形態が異なっている。この4つの目玉の例が図8(A)から図(D)の展開図に示されている。ただし、これに限定されるものでないことは言うまでもない。
5.瞼動作機構10Eについて
図2に示す瞼動作機構10Eは左右に1つずつ設けられている。左右の瞼動作機構10Eは面対象に設けられているので、同じ符号を用いて同時に説明する。
瞼動作機構10Eは、図3に示すように、複数の突起15aが外周に形成された回転板15と、瞼担持体10Cの突起3dとを備えている。回転板15は、後述の歯車14と一体的に構成され、軸13に回転フリーに取り付けられている。具体的には、回転板15にはその外周に等間隔で8つの突起15aが形成されている。
回転板15の回転に伴う突起15aの移動域と、瞼担持体10Cの回動に伴う突起3dの移動域とは一部重なっており、瞼担持体10Cが第1の回動位置にあるとき、突起15aの移動域に瞼担持体10Cの突起3dが存在している。そして、回転体15が一方向に回転したとき、回転体15の突起15aによって瞼担持体10Cの突起3dが蹴られて瞼担持体10Cが第2の回動位置に向けて回動する。なお、例えば、瞼担持体10Cが第2の回動位置から第1の回動位置に復帰するときには、隣り合う2つの突起15a,15aの間の大きな隙間に突起3dが入り込み、突起3dが次の突起15aに当接する。
図2に示す瞼動作機構10Eは左右に1つずつ設けられている。左右の瞼動作機構10Eは面対象に設けられているので、同じ符号を用いて同時に説明する。
瞼動作機構10Eは、図3に示すように、複数の突起15aが外周に形成された回転板15と、瞼担持体10Cの突起3dとを備えている。回転板15は、後述の歯車14と一体的に構成され、軸13に回転フリーに取り付けられている。具体的には、回転板15にはその外周に等間隔で8つの突起15aが形成されている。
回転板15の回転に伴う突起15aの移動域と、瞼担持体10Cの回動に伴う突起3dの移動域とは一部重なっており、瞼担持体10Cが第1の回動位置にあるとき、突起15aの移動域に瞼担持体10Cの突起3dが存在している。そして、回転体15が一方向に回転したとき、回転体15の突起15aによって瞼担持体10Cの突起3dが蹴られて瞼担持体10Cが第2の回動位置に向けて回動する。なお、例えば、瞼担持体10Cが第2の回動位置から第1の回動位置に復帰するときには、隣り合う2つの突起15a,15aの間の大きな隙間に突起3dが入り込み、突起3dが次の突起15aに当接する。
6.目玉動作機構10Fについて
図2に示す目玉動作機構10Fは左右に1つずつ設けられている。左右の目玉動作機構10Fは面対象に設けられているので、同じ符号を用いて同時に説明する。
目玉動作機構10Fは、図3及び図5に示すように、歯車14と、歯車14に噛合する歯車12とを備えている。歯車14は、ラチェット歯車16と一体的に構成され、軸13に回転フリーに取り付けられている。また、歯車12は、軸13に平行な軸11に固定して設けられている。この軸11の他端には目玉担持体10Dが固定して設けられている。なお、特に限定はされないが、歯車14の歯数は歯車12の歯数の2倍となっている。
図2に示す目玉動作機構10Fは左右に1つずつ設けられている。左右の目玉動作機構10Fは面対象に設けられているので、同じ符号を用いて同時に説明する。
目玉動作機構10Fは、図3及び図5に示すように、歯車14と、歯車14に噛合する歯車12とを備えている。歯車14は、ラチェット歯車16と一体的に構成され、軸13に回転フリーに取り付けられている。また、歯車12は、軸13に平行な軸11に固定して設けられている。この軸11の他端には目玉担持体10Dが固定して設けられている。なお、特に限定はされないが、歯車14の歯数は歯車12の歯数の2倍となっている。
(動作)
このように構成された目動作装置100では、操作ロッド17の後端部17dを押し込むと、ラチェット爪17b,ラチェット歯16aを介してラチェット歯車16が図4において時計方向に回転される。すると、回転板16と一体的に構成された回転板15が、図3において時計方向に回転され、その突起15aで瞼3の突起3dが蹴飛ばされる。したがって、瞼3は図3において反時計方向に回動され、瞼3が閉じる方向に動作する。この場合、操作ロッド17の後端部17dを押し込んだときには、錘3bがストッパ70に当たり大きく弾かれる。その結果、瞼3は開いた状態に戻る。一方、操作ロッド17の後端部17dの押込みが緩慢なときには、錘3bがストッパ70に当たっても大きくは弾かれないので、瞼3は閉じた状態を維持する。
なお、瞼3が第2の回動位置にあるときには、突起15aと突起3dの係合が解除された状態となる。この状態から抜けるには、操作ロッド17の後端部17dを勢いよく押して人形頭部1に衝撃を与えたり、人形頭部1を少し振動させたり、人形頭部1を後傾させればよい。
このように構成された目動作装置100では、操作ロッド17の後端部17dを押し込むと、ラチェット爪17b,ラチェット歯16aを介してラチェット歯車16が図4において時計方向に回転される。すると、回転板16と一体的に構成された回転板15が、図3において時計方向に回転され、その突起15aで瞼3の突起3dが蹴飛ばされる。したがって、瞼3は図3において反時計方向に回動され、瞼3が閉じる方向に動作する。この場合、操作ロッド17の後端部17dを押し込んだときには、錘3bがストッパ70に当たり大きく弾かれる。その結果、瞼3は開いた状態に戻る。一方、操作ロッド17の後端部17dの押込みが緩慢なときには、錘3bがストッパ70に当たっても大きくは弾かれないので、瞼3は閉じた状態を維持する。
なお、瞼3が第2の回動位置にあるときには、突起15aと突起3dの係合が解除された状態となる。この状態から抜けるには、操作ロッド17の後端部17dを勢いよく押して人形頭部1に衝撃を与えたり、人形頭部1を少し振動させたり、人形頭部1を後傾させればよい。
一方、ラチェット歯車16の回転に伴って歯車14も回転される。すると、図5に示すように歯車12が回転され、軸11を介して目玉担持体10Dが回動され、次に位置する目玉2aが眼孔4に露出する。
なお、瞼3が第2の回動位置にあるときには、突起15aと突起3dの係合が解除されているので、操作ロッド17の操作により瞳3だけを切り替えることができ、次に瞼3が開かれたときに前方に位置する目玉3が眼孔4に露出する。
なお、瞼3が第2の回動位置にあるときには、突起15aと突起3dの係合が解除されているので、操作ロッド17の操作により瞳3だけを切り替えることができ、次に瞼3が開かれたときに前方に位置する目玉3が眼孔4に露出する。
なお、上記実施形態の瞼操作装置では、ラチェット歯16aが8個形成されているので、1ピッチ回転されると、回転板16が45度回転することになる。これに対して歯車14の歯数が歯車12の歯数の2倍に設定されているため、目玉担持体10Dは90度回動されることになる。この場合には、目玉担持体10Dの目玉2aが4つ形成されているので、操作ロッド17の1ストロークごとに次の目玉2aが眼孔4に露出することになる。
また、眼孔4に対する目玉2aの位置関係は、弾性を有する係止片20の当接片20aと円板19の凹部19aとの係合によって保障される。
《発明の変形例》
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、かかる発明の実施形態に限定されず、種々変形可能であることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態では、操作ロッド17を通常操作したときにストッパ70に当たることによる反動により瞼担持体10cを第1の回動位置に戻し、操作ロッド17を緩慢に操作したときストッパ70で第2の回動位置に留めおくようにしたが、瞼担持体10cの重り又はストッパ70の位置等を変えて、操作ロッド17の緩慢に操作したときにもストッパ70に当たることによる反動により瞼担持体10cを第1の回動位置に戻すようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、かかる発明の実施形態に限定されず、種々変形可能であることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態では、操作ロッド17を通常操作したときにストッパ70に当たることによる反動により瞼担持体10cを第1の回動位置に戻し、操作ロッド17を緩慢に操作したときストッパ70で第2の回動位置に留めおくようにしたが、瞼担持体10cの重り又はストッパ70の位置等を変えて、操作ロッド17の緩慢に操作したときにもストッパ70に当たることによる反動により瞼担持体10cを第1の回動位置に戻すようにしてもよい。
1 人形頭部
3 瞼
3b 錘
10A 操作機構
10B 位置決め機構
10C 瞼担持体
10D 目玉担持体
10E 瞼動作機構
10F 目玉動作機構
11 軸
12 歯車
14 歯車
15 回転板
15a 突起
16 ラチェット歯車
16a ラチェット歯
17 操作ロッド(操作部材)
17b ラチェット爪
3 瞼
3b 錘
10A 操作機構
10B 位置決め機構
10C 瞼担持体
10D 目玉担持体
10E 瞼動作機構
10F 目玉動作機構
11 軸
12 歯車
14 歯車
15 回転板
15a 突起
16 ラチェット歯車
16a ラチェット歯
17 操作ロッド(操作部材)
17b ラチェット爪
Claims (6)
- 人形頭部に設けられる目動作装置であって、
瞼が形成され、第1の軸を中心に回動可能に構成され、自身に作用する重力によって前記瞼が開いた第1の回動位置を取り得る瞼担持体と、
第2の軸を中心に一方向に回転可能に構成された回転体を有し、当該回転体の回転によって前記瞼担持体を前記第1の回動位置から前記瞼が閉じる第2の回動位置に向けて回動させる瞼動作機構と、
前記瞼担持体が前記第2の回動位置まで回動したときに突き当たるストッパと、
操作子を有し前記操作子の操作によって前記瞼動作機構を作動させる操作機構と、
を備え、
前記回転体の外周には前記第1の凸部が設けられ、前記瞼担持体には、前記回転体が前記一方向に回転したときに前記第1の回動位置で前記第1の凸部によって蹴られて当該瞼担持体を前記第2の回動位置に向けて回動させる第2の凸部が形成されていること
を特徴とする目動作装置。 - 前記瞼担持体は、前記操作子を操作したときに前記第2の回動位置で前記ストッパに当たることによる反動によって前記第1の回動位置に戻ることを特徴とする請求項1に記載の目動作装置。
- 前記操作子は、前記人形頭部の後頭部から突出して設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の目動作装置。
- 外周に複数の目玉が形成され、前記第1の軸を中心に回動可能に構成された目玉担持体と、
前記第2の軸を中心に前記回転体と一体的に回転可能に構成された第1の歯車を有し、当該第1の歯車の回転によって前記目玉担持体を回動させる目玉動作機構と、
を備え、
前記目玉担持体には、前記第1の歯車に噛合する第2の歯車が設けられ、
前記目玉動作機構は、前記操作子の操作毎に前記目玉を切り替えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の目動作装置。 - 前記瞼担持体、前記瞼動作機構、前記ストッパ及び前記操作機構が左右に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の目動作装置。
- 前記瞼担持体、前記瞼動作機構、前記ストッパ、前記操作機構、前記目玉担持体及び前記目玉動作機構が左右に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の目動作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018231898A JP2020092791A (ja) | 2018-12-11 | 2018-12-11 | 人形の目動作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018231898A JP2020092791A (ja) | 2018-12-11 | 2018-12-11 | 人形の目動作装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020092791A true JP2020092791A (ja) | 2020-06-18 |
Family
ID=71084165
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018231898A Pending JP2020092791A (ja) | 2018-12-11 | 2018-12-11 | 人形の目動作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020092791A (ja) |
-
2018
- 2018-12-11 JP JP2018231898A patent/JP2020092791A/ja active Pending
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