JP2020092561A - モータユニットとアクチュエータ - Google Patents
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Abstract
Description
尚、特許文献1は本件特許出願人によるものである。
まず、モータユニットがあり、このモータユニットは、モータカバと、このモータカバ内に収容・配置されたモータと、同じくモータカバ内に収容・配置されたモータ制御用基板と、等から構成されている。
すなわち、上記モータ制御用基板は、上記モータカバ内の所定位置に、複数組のボルト・ナット締結手段により取り付けられているが、その取付作業が面倒であり、多くの労力と長い作業時間を要してしまうという問題があった。
又、請求項2によるモータユニットは、請求項1記載のモータユニットにおいて、上記アダプタは一対の側片とこれら一対の側片をコ字形状に連結する連結片とからなり、上記モータ制御用基板は上記アダプタに上記コ字形状の開口側から装着されるように構成されていることを特徴とするものである。
又、請求項3によるモータユニットは、請求項2記載のモータユニットにおいて、上記一対の側片には上記モータ制御用基板を支持するモータ制御用基板支持部が設けられていて、上記モータ制御用基板はこれらモータ制御用基板支持部と上記連結片に挟持された状態で装着されることを特徴とするものである。
又、請求項4によるモータユニットは、請求項2又は請求項3記載のモータユニットにおいて、上記アダプタは上記一対の側片の内何れか一方の側片側から上記モータカバ内に挿入されるものであることを特徴とするものである。
又、請求項5によるモータユニットは、請求項4記載のモータユニットにおいて、上記モータカバ内には一対のガイド部が設けられていて、上記アダプタを上記モータカバ内に挿入する際上記一方の側片の下面と上記連結片の下面が上記ガイド部上を摺接していき、最後に上記他方の側片の下面が上記ガイド部に乗り上げるように構成されていることを特徴とするものである。
又、請求項6によるモータユニットは、請求項5記載のモータユニットにおいて、上記放熱シートは、上記他方の側片の下面が上記ガイド部に乗り上げることにより、上記モータカバと上記モータ制御用基板との間に押圧・保持されるものであることを特徴とするものである。
又、請求項7によるモータユニットは、請求項1〜請求項6の何れかに記載のモータユニットにおいて、上記アダプタには挿入時に把持する把持部が設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項8によるモータユニットは、請求項1〜請求項7の何れかに記載のモータユニットにおいて、上記モータカバにはエンドカバが取り付けられ、上記アダプタには位置決用係止部が設けられていて、一方、上記エンドカバには上記位置決用係止部が係合する位置決用係合部が設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項9によるアクチュエータは、請求項1〜請求項8の何れかに記載のモータユニットと、上記モータユニットに連結され上記モータによって駆動されるアクチュエータ本体と、を具備したことを特徴とするものである。
又、請求項2によるモータユニットによると、請求項1記載のモータユニットにおいて、上記アダプタは一対の側片とこれら一対の側片をコ字形状に連結する連結片とからなり、上記モータ制御用基板は上記アダプタに上記コ字形状の開口側から装着されるように構成されているので、モータ制御用基板のアダプタに対する取付作業も容易である。
又、請求項3によるモータユニットは、請求項2記載のモータユニットにおいて、上記一対の側片には上記モータ制御用基板を支持するモータ制御用基板支持部が設けられていて、上記モータ制御用基板はこれらモータ制御用基板支持部と上記連結片に挟持された状態で装着される構成になっているので、アダプタによるモータ制御用基板の保持も確実なものとなる。
又、請求項4によるモータユニットによると、請求項2又は請求項3記載のモータユニットにおいて、上記アダプタは上記一対の側片の内何れか一方の側片側から上記モータカバ内に挿入されるものであるので、アダプタのモータカバへの取付作業も容易である。
又、請求項5によるモータユニットによると、請求項4記載のモータユニットにおいて、上記モータカバ内には一対のガイド部が設けられていて、上記アダプタを上記モータカバ内に挿入する際上記一方の側片の下面と上記連結片の下面が上記ガイド部上を摺接していき、最後に上記他方の側片の下面が上記ガイド部に乗り上げるように構成されているので、当初は他方の側片の下面が上記ガイド部に乗り上げていない分、アダプタとモータカバとの間に十分な空間が確保され、挿入作業が容易なものとなり、最終的には他方の側片の下面が上記ガイド部に乗り上げることにより、アダプタひいてはモータ制御用基板を安定した状態で取り付けることができる。
又、請求項6によるモータユニットによると、請求項5記載のモータユニットにおいて、上記放熱シートは、上記他方の側片の下面が上記ガイド部に乗り上げることにより、上記モータカバと上記モータ制御用基板との間に押圧・保持されるものであるので、放熱効果を高めることができる。
又、請求項7によるモータユニットによると、請求項1〜請求項6の何れかに記載のモータユニットにおいて、上記アダプタには挿入時に把持する把持部が設けられているので、アダプタのモータカバへの取付作業の容易化を図ることができる。
又、請求項8によるモータユニットによると、請求項1〜請求項7の何れかに記載のモータユニットにおいて、上記モータカバにはエンドカバが取り付けられ、上記アダプタには位置決用係止部が設けられていて、一方、上記エンドカバには上記位置決用係止部が係合する位置決用係合部が設けられているので、アダプタひいてはモータ制御用基板を所定の位置に正確に位置決めすることができる。
又、請求項9によるアクチュエータによると、請求項1〜請求項8の何れかに記載のモータユニットと、上記モータユニットに連結され上記モータによって駆動されるアクチュエータ本体と、を具備した構成になっているので、モータ制御用基板の取付作業の容易なアクチュエータを提供することができる。
尚、本実施の形態によるアクチュエータ1はコントローラ一体型アクチュエータである。
まず、アクチュエータ1としての通常の作用から説明する。モータ21を正転・逆転させることによりボールねじ軸107を同方向に回転させる。上記ボールねじ軸107の回転によりボールねじナット115が適宜往復動し、それによって、スライダ117が往復動する。スライダ117には各種機器、ワークが搭載されており、スライダ117が適宜往復動することによりそれら各種機器或いはワークが往復動し、それによって、所望の作業が行われる。ここで、モータ21はモータ制御用基板31から供給される電力により駆動されており、モータ21の回転はモータ21に装着されたエンコーダ27からのフィードバック信号に基づいてモータ制御用基板31により制御されている。モータ21の回転を制御することでスライダ117の位置が制御される。
次に、モータ制御用基板31を保持した上記アダプタ33を上記モータカバ7内に挿入して取り付ける。すなわち、アダプタ33の左右の底面(側片51の下端面、側片53の下端面、連結片55の下端面)を上記モータカバ7のガイド部73、73に沿って摺接させながら押し込む。
後は、エンドカバ13を固定用長ねじ91、固定用ねじ93、95によって上記モータカバ7に固定する。その際、位置決め用係止片75が上記位置決め用切欠部77に係合する。それによって、上記アダプタ33ひいては上記モータ制御用基板31が位置決めされる。
まず、モータ制御用基板31のモータカバ7内への取付作業を容易化することができる。これはモータ制御用基板31をアダプタ33に装着した状態でモータカバ7内に挿入して取り付けるようにしたからである。
又、上記アダプタ33は一対の側片51、53を連結片55によってコ字形状に連結した形状になっていて、そのコ字形状の開口部がモータ制御用基板差込口57になっているので、モータ制御用基板31のアダプタ33に対する装着作業も容易である。
又、モータ制御用基板31は一対の側片51、53に設けられたモータ制御用基板支持部61、61と連結片55の間に挟み込まれるようになっているので、モータ制御用基板31のアダプタ33に対する装着作業が容易であるとともにその装着状態を確実に保持することができる。
又、モータ制御用基板31を保持した上記アダプタ33をモータカバ7内に挿入する場合には、一方の側片51側から押し込むようにしており、その際、他方の側片53側が僅かに下がった傾斜状態となるので、アダプタ33とモータカバ7との間に隙間が形成され、アダプタ33の挿入作業の作業性が高くなる。
又、最終的には、他方の側片53がモータカバ7のガイド部73に乗り上げることにより、アダプタ33をタイトな状態で取り付けることができ、同時に、放熱シート81は所定量押圧された状態でモータカバ7の内面に密着された状態で取り付けられるので、高い放熱効果を提供することができる。
又、放熱シート81をアダプタ33の一方の側片の近傍に設置することで、アダプタ33のモータカバ7への挿入の挿入最終段階に近付くまで、放熱シートがモータカバ7の内面に接触せず、アダプタ33の挿入作業の作業性が高くなる。
又、アダプタ33を使用することにより、モータ制御用基板31に実装されている各種電子部品とモータカバ7の内面との間に必要な絶縁距離を確実に確保することができる。
又、エンドカバ13をモータカバ7に取り付けることにより、位置決め用係止片75が上記位置決め用切欠部77に係合し、それによって、上記アダプタ33ひいては上記モータ制御用基板31を位置決めすることができる。アダプタ33周辺に締結部を配置することなくモータ制御用基板31をモータカバ7に取り付けることができる。
尚、モータユニット3の大きさ、形状は様々であるが、アダプタ33の大きさ、形状を適宜変更することにより、モータ制御用基板31についてはこれを共通化することができる。
まず、アダプタの形状は図示したものに限定されるものではなく、様々な形状が考えられる。
又、前記一実施の形態の場合には、アクチュエータのモータユニットを例に挙げて説明したが、それに限定されるものではなく、様々な機器のモータユニットに適用可能である。
その他、図示した構成はあくまで一例である。
3 モータユニット
5 アクチュエータ本体
7 モータカバ
31 モータ制御用基板
33 アダプタ
51 側片
53 側片
55 連結片
61 モータ制御用基板支持部
71 把持部
73 ガイド部
75 位置決め用係止片
77 位置決め用切欠部
81 放熱シート
81a 放熱シートの圧縮代
Claims (9)
- モータを収容するモータカバと、
上記モータカバ内にアダプタを介して取り付けられるモータ制御用基板と、
上記モータ制御用基板に設置され上記モータ制御用基板が上記モータカバ内に取り付けられることにより上記モータカバと上記モータ制御用基板との間に押圧・保持される放熱シートと、
を具備したことを特徴とするモータユニット。 - 請求項1記載のモータユニットにおいて、
上記アダプタは一対の側片とこれら一対の側片をコ字形状に連結する連結片とからなり、
上記モータ制御用基板は上記アダプタに上記コ字形状の開口部側から装着されるように構成されていることを特徴とするモータユニット。 - 請求項2記載のモータユニットにおいて、
上記一対の側片には上記モータ制御用基板を支持するモータ制御用基板支持部が設けられていて、上記モータ制御用基板はこれらモータ制御用基板支持部と上記連結片に挟持された状態で装着されることを特徴とするモータユニット。 - 請求項2又は請求項3記載のモータユニットにおいて、
上記アダプタは上記一対の側片の内何れか一方の側片側から上記モータカバ内に挿入されるものであることを特徴とするモータユニット。 - 請求項4記載のモータユニットにおいて、
上記モータカバ内には一対のガイド部が設けられていて、
上記アダプタを上記モータカバ内に挿入する際上記一方の側片の下面と上記連結片の下面が上記ガイド部上を摺接していき、
最後に上記他方の側片の下面が上記ガイド部に乗り上げるように構成されていることを特徴とするモータユニット。 - 請求項5記載のモータユニットにおいて、
上記放熱シートは、上記他方の側片の下面が上記ガイド部に乗り上げることにより、上記モータカバと上記モータ制御用基板との間に押圧・保持されるものであることを特徴とするモータユニット。 - 請求項1〜請求項6の何れかに記載のモータユニットにおいて、
上記アダプタには挿入時に把持する把持部が設けられていることを特徴とするモータユニット。 - 請求項1〜請求項7の何れかに記載のモータユニットにおいて、
上記モータカバにはエンドカバが取り付けられ、上記アダプタには位置決用係止部が設けられていて、一方、上記エンドカバには上記位置決用係止部が係合する位置決用切欠部が設けられていることを特徴とするモータユニット。 - 請求項1〜請求項8の何れかに記載のモータユニットと、
上記モータユニットに連結され上記モータによって駆動されるアクチュエータ本体と、
を具備したことを特徴とするアクチュエータ。
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