JP2020092220A - 導電性ボール検査リペア装置 - Google Patents

導電性ボール検査リペア装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020092220A
JP2020092220A JP2018229697A JP2018229697A JP2020092220A JP 2020092220 A JP2020092220 A JP 2020092220A JP 2018229697 A JP2018229697 A JP 2018229697A JP 2018229697 A JP2018229697 A JP 2018229697A JP 2020092220 A JP2020092220 A JP 2020092220A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
conductive ball
inspection
repair
section
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018229697A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7249012B2 (ja
Inventor
内藤 健治
Kenji Naito
健治 内藤
朋来 川上
Tomoki Kawakami
朋来 川上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Athlete FA Corp
Original Assignee
Athlete FA Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Athlete FA Corp filed Critical Athlete FA Corp
Priority to JP2018229697A priority Critical patent/JP7249012B2/ja
Priority to CN201920199491.5U priority patent/CN209328858U/zh
Publication of JP2020092220A publication Critical patent/JP2020092220A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7249012B2 publication Critical patent/JP7249012B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

【課題】オペレーターが、少なくともリペア装置が修正する箇所を、視認できる。【解決手段】この発明は、検査装置2と、リペア装置3と、撮像装置4と、表示装置5と、を備える。撮像装置4は、リペア装置3に対して、オペレーターが位置する側に、配置されている。表示装置5は、表示装置5をZ方向に移動調整できかつZ軸回りに回動調整できる保持部50により、保持されている。この結果、この発明は、オペレーターが、少なくともリペア装置3が修正する箇所を、視認できる。【選択図】 図1

Description

本発明は、導電性ボール検査リペア装置に関する。
導電性ボール検査リペア装置として以下の特許文献1がある。特許文献1のボール検査リペア装置は、検査装置とリペア装置とを備える。検査装置は、ワークの電極に導電性ボールが正常に実装されているか否かを検査する。リペア装置は、検査装置により、導電性ボールが正常に実装されていない箇所を検出した場合に、その箇所において導電性ボールが正常に実装されるように修正(リペア)する。
特開2017−34175号公報
しかしながら、特許文献1のボール検査リペア装置は、少なくともリペア装置が修正する箇所を対象として撮像する撮像装置と、撮像装置が撮像した対象を、オペレーターが視認する(目視して確認する、目視により確認する)画像として、表示する表示装置とを、備えていない。この結果、特許文献1のボール検査リペア装置によれば、オペレーターが、少なくともリペア装置が修正する箇所を、視認できない。
この発明が解決しようとする課題は、オペレーターが、少なくともリペア装置が修正する箇所を、視認できる、導電性ボール検査リペア装置を提供することにある。
この発明の導電性ボール検査リペア装置は、導電性ボールがワークの電極に正常に実装されているか否かを検査する検査部を有する検査装置と、検査部により、導電性ボールが正常に実装されていない箇所を検出した場合に、箇所において導電性ボールが正常に実装されるように修正するリペア部を有するリペア装置と、少なくともリペア部が修正する箇所を対象として撮像する撮像装置と、撮像装置が撮像した対象を、オペレーターが視認する画像として、表示する表示装置と、を備え、撮像装置が、リペア部に対して、オペレーターが位置する側に、配置されていて、表示装置が、表示装置を鉛直方向に移動調整できかつ鉛直方向の軸回りに回動調整できる保持部により、保持されている、ことを特徴とする。
この発明の導電性ボール検査リペア装置において、表示装置が、リペア装置側に配置されていて、表示装置を鉛直方向に移動調整できかつ鉛直方向の軸回りに回動調整できる保持部により、保持されていて、オペレーターが操作することにより指示信号を出力する操作部を備え、操作部が、オペレーターの表示装置への視線方向に配置されている、ことが好ましい。
この発明の導電性ボール検査リペア装置において、撮像装置が、対象を拡大する光学部と、光学部により拡大された対象を撮像する撮像部と、光学部により拡大され、かつ、撮像部により撮像される対象を照明する照明部と、を有する、ことが好ましい。
この発明の導電性ボール検査リペア装置において、撮像装置が、撮像部の視野を対象に位置させる時に、対象を指し示すレーザーポインター、を有する、ことが好ましい。
この発明の導電性ボール検査リペア装置において、撮像装置が、撮像装置を、水平方向であるX方向に、移動調整できるX方向移動調整部と、撮像装置を、水平方向であってX方向に対して直交するY方向に、移動調整できるY方向移動調整部と、撮像装置を、X方向およびY方向に対して直交する鉛直方向であるZ方向に、移動調整できるZ方向移動調整部と、撮像装置を、X方向の軸回りに、回動調整できる回動調整部と、を介して配置されている、ことが好ましい。
この発明の導電性ボール検査リペア装置において、リペア部が、導電性ボールが搭載されていない電極にフラックスを転写するフラックス転写部と、フラックス転写部により転写されたフラックスを介して電極に導電性ボールを搭載する導電性ボール搭載部と、ワークに余分に搭載された余剰導電性ボールを除去する余剰導電性ボール除去部と、を有する、ことが好ましい。
この発明の導電性ボール検査リペア装置において、フラックス転写部、導電性ボール搭載部および余剰導電性ボール除去部が、水平方向であるX方向に配置されていて、撮像装置が、撮像装置を、水平方向であるX方向に、手動により移動調整できるX方向移動調整部と、撮像装置を、フラックス転写部、導電性ボール搭載部および余剰導電性ボール除去部に対応するそれぞれの位置に、位置決めして停止させる位置決め停止部と、を介して配置されている、ことが好ましい。
この発明の導電性ボール検査リペア装置において、フラックス転写部、導電性ボール搭載部および余剰導電性ボール除去部が、水平方向であるX方向に配置されていて、撮像装置が、撮像装置を、水平方向であるX方向に、移動調整できるX方向移動調整部と、撮像装置を、X方向に自動移動させ、かつ、フラックス転写部、導電性ボール搭載部および余剰導電性ボール除去部に対応するそれぞれの位置に、自動停止させる自動移動停止部と、を介して配置されている、ことが好ましい。
この発明の導電性ボール検査リペア装置において、検査部が、導電性ボールがワークの電極に正常に実装されているか否かを検査する主検査部と、主検査部により、導電性ボールが正常に実装されていない箇所を検出した場合に、箇所を確認するベリファイ用検査部と、を有する、ことが好ましい。
この発明の導電性ボール検査リペア装置において、キャリブレーション部を備え、キャリブレーション部が、リペア部の、水平方向であって相互に直交するX方向の位置情報およびY方向の位置情報と、X方向およびY方向に対して直交する鉛直方向であるZ方向の位置情報と、を取得する、ことが好ましい。
この発明の導電性ボール検査リペア装置において、キャリブレーション部が、リペア部のX方向の位置情報およびY方向の位置情報を取得するX−Y位置情報取得部と、リペア部のZ方向の位置情報を取得するZ位置情報取得部と、を有する、ことが好ましい。
この発明の導電性ボール検査リペア装置において、ワークが載置されるステージと、ステージを、水平方向であって相互に直交するX方向とY方向とに、それぞれ搬送するステージ搬送部と、検査部を、X方向およびY方向に対して直交する鉛直方向であるZ方向に搬送する検査部搬送部と、リペア部を、Z方向に搬送するリペア部搬送部と、を有する、ことが好ましい。
この発明の導電性ボール検査リペア装置によれば、オペレーターが、少なくともリペア装置が修正する箇所を、視認できる。
図1は、この発明にかかる導電性ボール検査リペア装置の実施形態を示す全体の概略平面図である。 図2は、一部分を示す概略正面図(図1における概略II−II線矢視図)である。 図3は、一部分を示す概略側面図(図1における概略III−III線矢視図)である。 図4は、ワーク、キャリブレーション部、ステージおよびステージ搬送部を示す概略斜視図である。 図5は、構成部品を示すブロック図である。 図6は、ワークおよび導電性ボールを示す概略説明図である。図6(A)は、導電性ボールがワークの電極に正常に実装されている状態を示す概略説明図である。図6(B)は、導電性ボールがワークの電極に正常に実装されていない状態であって、導電性ボールがワークの電極に搭載されていない状態すなわち導電性ボールが無い状態(ミッシングボール状態)を示す概略説明図である。図6(C)は、導電性ボールがワークの電極に正常に実装されていない状態であって、導電性ボールがワークの電極から外れた位置に位置している状態(シフトボール状態)を示す概略説明図である。図6(D)は、導電性ボールがワークの電極に正常に実装されていない状態であって、余分(余計)な導電性ボールがワークに搭載されている状態(余剰ボール状態)を示す概略説明図である。 図7は、工程を示すフロー説明図である。
以下、この発明にかかる導電性ボール検査リペア装置の実施形態(実施例)の1例を図面に基づいて詳細に説明する。この明細書において、左、右、前、後、上、下は、オペレーターがこの発明にかかる電性ボール検査リペア装置を見た時の左、右、前、後、上、下である。なお、図面においては、概略図であるため、主な構成部品を図示し、主な構成部品以外の構成部品の図示を省略する。
(実施形態の構成の説明)
以下、この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置の構成について説明する。なお、この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置については、特許文献1を参照しても良い。
図1〜図3中において、符号「1」は、この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置である。また、図1〜図4において、符号「X1」は「左側」、「X2」は「右側」、「Y1」は「前(手前)側」、「Y2」は「後(奥、向)側」、「Z1」は「上側」、「Z2」は「下側」である。さらに、図1中において、符号「IP」は、オペレーター(図示せず)の目の位置である。
ここで、水平方向である「X方向」は「X1−X2方向、左右方向」、同じく水平方向である「Y方向」は「Y1−Y2方向、前後方向」、鉛直方向である「Z方向」は「Z1−Z2方向、上下方向」である。X方向とY方向とZ方向とは、それぞれ、相互に直交する。
(ワークWの説明)
図1〜図4に示すように、ワークWは、この例では、ウェハーである。ワークWは、単結晶シリコンからなり、薄い円板形状をなす。ワークWの一面には、複数個の四角形の集積回路チップCが、形成され、かつ、縦横に配置されている。集積回路チップCの個数は、ワークWの径(直径)に基づいて決定される。ワークWの直径は、たとえば、50mmから300mmである。また、ワークWの厚さは、たとえば、0.5mmから1mmである。一方、集積回路チップCの1辺の長さは、たとえば、30mmである。
円板形状をなすワークWは、作業工程前に、向きを合わせる必要がある。そこで、ワークWの円周縁には、向きを合わせる時の目印となる直線部(図示せず)または切り欠き部(図示せず)が設けられている。また、ワークWは、集積回路チップCの構成および個数が回路設計毎に異なっているものである。そこで、ワークWには、回路設計毎のワークWを認識するための認識マーク(図示せず)が、設けられている。
図6に示すように、ワークW(複数個の集積回路チップC)には、導電性ボール実装装置(図示せず)により、導電性ボールBが実装されている。すなわち、ワークWの一面には、パッド状またはランド状の電極Eが設けられている。この電極Eには、導電性ボールBが、フラックスFの接着を介して、実装されている。
導電性ボールBの直径は、たとえば、50μmから60μmである。導電性ボールBは、導電性の部材からなる。たとえば、半田、金または銀などの金属ボール、あるいは、樹脂ボールまたはセラミックボールの表面に導電性メッキが施されたボールなどである。
(導電性ボールBの実装状態の説明)
図6は、導電性ボール実装装置がワークWに導電性ボールBを実装した、状態を示す。すなわち、図6(A)は、導電性ボールBがワークWの電極Eに正常に実装されている状態(正常ボール状態)を示す。図6(B)は、導電性ボールBがワークWの電極Eに正常に実装されていない状態であって、導電性ボールBがワークWの電極Eに搭載されていない状態すなわち導電性ボールBが無い状態(ミッシングボール状態)を示す。図6(C)は、導電性ボールBがワークWの電極Eに正常に実装されていない状態であって、導電性ボールBがワークWの電極Eから外れた位置に位置している状態(シフトボール状態)を示す。図6(D)は、導電性ボールBがワークWの電極Eに正常に実装されていない状態であって、余分(余計)な導電性ボールB1がワークWに搭載されている状態(余剰ボール状態)を示す。
このように、導電性ボール実装装置がワークWに導電性ボールBを実装した時に、図6(A)に示すように、全ての導電性ボールBがワークWの電極Eに正常に実装されているとは、必ずしも限らない。すなわち、図6(B)(C)(D)に示すように、導電性ボールBがワークWの電極Eに正常に実装されていない、場合がある。そこで、導電性ボール実装装置がワークWに導電性ボールBを実装した後には、導電性ボールBがワークWの電極Eに正常に実装されているか否かを検査する、必要がある。また、導電性ボールBがワークWの電極Eに正常に実装されていない場合には、導電性ボールBがワークWの電極Eに正常に実装されるように修正する、必要がある。
ここで、図6(A)に示すように、導電性ボールBがワークWの電極Eに正常に実装されている箇所を、以下、「正常箇所」と称する。また、図6(B)(C)(D)に示すように、導電性ボールBがワークWの電極Eに正常に実装されていない箇所を、以下、「不良箇所」と称する。さらに、正常箇所および不良箇所を、以下、「箇所」と総称する。箇所は、1個の電極E、1個の導電性ボールB、および、それらの周囲を示す。
(導電性ボール検査リペア装置1の説明)
導電性ボール検査リペア装置1は、導電性ボール実装装置がワークWに導電性ボールBを実装した後に、導電性ボールBがワークWの電極Eに正常に実装されているか否かを、検査する。また、導電性ボール検査リペア装置1は、導電性ボールBがワークWの電極Eに正常に実装されていない場合に、導電性ボールBがワークWの電極Eに正常に実装されるように、修正する。
図1〜図3に示すように、導電性ボール検査リペア装置1は、検査装置2と、リペア装置3と、撮像装置4と、表示装置5と、を備える。また、図1〜図5に示すように、導電性ボール検査リペア装置1は、キャリブレーション部6と、ステージ搬送部7と、検査部搬送部20Z、21Zと、リペア部搬送部30Z、31Z、32Zと、制御部8と、操作部80と、検出部81と、駆動部82と、を備える。さらに、図1〜図5に示すように、導電性ボール検査リペア装置1は、架台10と、支持部材11と、ロードポート12と、プリアライナー13と、ステージ14と、ワーク搬送部としての搬送ロボット15と、ワーク認識情報取得部16と、を備える。
架台10は、床面または設置面(図示せず)上に設置される。架台10には、図示されていないが、作業空間を形成する壁や天井が設けられている。ここで、作業空間は、図1において、架台10の4辺により囲まれた空間とする。作業空間内部には、検査装置2、リペア装置3、撮像装置4、表示装置5、キャリブレーション部6、ステージ搬送部7、検査部搬送部20Z、21Z、リペア部搬送部30Z、31Z、32Z、検出部81、駆動部82、支持部材11、プリアライナー13、ステージ14、搬送ロボット15およびワーク認識情報取得部16が配置されている。また、作業空間外部には、操作部80およびロードポート12が配置されている。なお、制御部8は、作業空間外部または作業空間内部のいずれか配置されている。また、操作部80は、作業空間内部に配置しても良い。
図1〜図3に示すように、支持部材11は、架台10の上面の右側および後側に配置されている。支持部材11は、2本の支柱110と、2本の腕111と、1本の桁112と、からなる。2本の支柱110の下端は、架台10の上面に左右にそれぞれ固定されていて、2本の支柱110は、Z方向に設けられている。2本の腕111の後端は、支柱110の上端に固定されていて、2本の腕111は、Y方向に設けられている。1本の桁112の左右両端は、2本の腕111の前端に固定されていて、1本の桁112は、X方向に設けられている。
図1に示すように、ロードポート12は、架台10の左側の外側に配置されている。ロードポート12のテーブル面(上面)には、搬送容器17(いわゆる、FOUP)が載置される。搬送容器17は、図示されていない天井モノレールまたは床面走行ロボットなどによりロードポート12に、または、ロードポート12から搬送される。搬送容器17は、ワークWを密閉状態で格納する。搬送容器17には、ワークWを出し入れするためのドアが設けられている。搬送容器17のドアは、制御部8からの制御信号に基づいて制御される駆動部により開閉される。
図1に示すように、プリアライナー13は、架台10の上面の左側および後側に配置されている。プリアライナー13は、検査装置2による検査の前に、ワークWの中心および向きを、ワークWの直線部または切り欠き部の目印に基づいて、合わせる。プリアライナー13は、制御部8からの制御信号に基づいて駆動する。
図1〜図4に示すように、ステージ14は、ステージ搬送部7により、X方向およびY方向に搬送される。ステージ14の上面には、ワークWが載置される。なお、図1、図2に示すステージ14の位置は、初期位置とする。
図1に示すように、搬送ロボット15は、架台10の上面の左側およびプリアライナー13の前側に配置されている。搬送ロボット15は、ワークWを、搬送容器17とプリアライナー13との間、および、プリアライナー13とステージ14との間に、おいて搬送する。なお、作業空間外部側の搬送容器17と作業空間内部側のプリアライナー13との間の壁には、ワークWを出し入れするためのドアが設けられている。搬送ロボット15は、制御部8からの制御信号に基づいて駆動する。壁のドアは、制御部8からの制御信号に基づいて制御される駆動部により開閉される。
図1、図2に示すように、ワーク認識情報取得部16は、この例では、カメラ160と、レンズ161と、照明具162と、からなる。ワーク認識情報取得部16は、リペア装置3のフラックス転写部30に設けられている。なお、ワーク認識情報取得部16は、フラックス転写部30以外の箇所に設けても良い。
ここで、ワーク認識情報取得部16のキャリブレーション部6により取得される位置情報は、レンズ161の下端(先端)の中心(レンズ161の光軸)の位置情報である。
ワーク認識情報取得部16は、プリアライナー13によるワークWの中心および向きを合わせ後に、ステージ14上のワークWの認識マークから、ワークWの認識情報を取得する。そして、ワーク認識情報取得部16は、取得したワーク認識情報を、検出信号として制御部8に出力する。これにより、ワークWは、制御部8を介して、どのような回路設計のワークWであるか、認識される。
(ステージ搬送部7の説明)
図1〜図4に示すように、ステージ搬送部7は、架台10の上面であって、支持部材11の前側かつ搬送ロボット15の右側に配置されている。ステージ搬送部7は、ステージ14を、水平方向であって相互に直交するX方向とY方向とに、それぞれ搬送する。ステージ搬送部7は、X方向固定部(X方向ガイド部)70Xと、X方向移動部71Xと、X方向駆動部と、Y方向固定部(Y方向ガイド部)70Yと、Y方向移動部71Yと、Y方向駆動部と、からなる。
X方向固定部70Xは、架台10の上面にX方向に固定されている。X方向移動部71Xは、X方向固定部70XにX方向に移動可能に取り付けられている。X方向駆動部は、たとえば、サーボモータであって、X方向移動部71XをX方向固定部70Xの長手方向のX方向に移動させる。X方向駆動部は、制御部8からの制御信号に基づいて駆動する。
Y方向固定部70Yは、X方向移動部71Xの上面にY方向に固定されている。Y方向移動部71は、Y方向固定部70にY方向に移動可能に取り付けられている。Y方向駆動部は、たとえば、サーボモータであって、Y方向移動部71YをY方向固定部70Yの長手方向のY方向に移動させる。Y方向駆動部は、制御部8からの制御信号に基づいて駆動する。なお、図1〜図4において、X方向移動部71XとY方向固定部70Yとは、一体に図示されている。
(検査部搬送部20Z、21Zの説明)
図2に示すように、検査部搬送部20Z、21Zは、検査装置2の検査部としての主検査部20、ベリファイ用検査部21(以下、「検査部の各部20、21」と称する)を、それぞれ、X方向およびY方向に対して直交する鉛直方向であるZ方向に搬送する。
主検査部20の検査部搬送部20Zは、Z方向固定部(Z方向ガイド部)と、Z方向移動部と、Z方向駆動部200Zと、からなる。Z方向固定部は、桁112の前面の左側に固定されている。Z方向移動部は、Z方向固定部にZ方向に移動可能に取り付けられている。Z方向駆動部200Zは、たとえば、サーボモータであって、Z方向移動部をZ方向固定部の長手方向のZ方向に移動させる。Z方向駆動部200Zは、制御部8からの制御信号に基づいて駆動する。
同様に、ベリファイ用検査部21の検査部搬送部21Zは、Z方向固定部(Z方向ガイド部)と、Z方向移動部と、Z方向駆動部210Zと、からなる。Z方向固定部は、桁112の前面であって主検査部20の検査部搬送部20ZのZ方向固定部の左側に固定されている。Z方向移動部は、Z方向固定部にZ方向に移動可能に取り付けられている。Z方向駆動部210Zは、たとえば、サーボモータであって、Z方向移動部をZ方向固定部の長手方向のZ方向に移動させる。Z方向駆動部210Zは、制御部8からの制御信号に基づいて駆動する。
(リペア部搬送部30Z、31Z、32Zの説明)
図2、図3に示すように、リペア部搬送部30Z、31Z、32Zは、リペア装置3のリペア部としてのフラックス転写部30、導電性ボール搭載部31、余剰導電性ボール除去部32(以下、「リペア部の各部30、31、32」と称する)を、それぞれ、X方向およびY方向に対して直交する鉛直方向であるZ方向に搬送する。
フラックス転写部30のリペア部搬送部30Zは、Z方向固定部(Z方向ガイド部)と、Z方向移動部と、Z方向駆動部300Zと、からなる。Z方向固定部は、桁112の前面の中間に固定されている。Z方向移動部は、Z方向固定部にZ方向に移動可能に取り付けられている。Z方向駆動部300Zは、たとえば、サーボモータであって、Z方向移動部をZ方向固定部の長手方向のZ方向に移動させる。Z方向駆動部300Zは、制御部8からの制御信号に基づいて駆動する。
同様に、導電性ボール搭載部31のリペア部搬送部31Zは、Z方向固定部(Z方向ガイド部)と、Z方向移動部と、Z方向駆動部310Zと、からなる。Z方向固定部は、桁112の前面であってフラックス転写部30のリペア部搬送部30ZのZ方向固定部の右側に固定されている。Z方向移動部は、Z方向固定部にZ方向に移動可能に取り付けられている。Z方向駆動部310Zは、たとえば、サーボモータであって、Z方向移動部をZ方向固定部の長手方向のZ方向に移動させる。Z方向駆動部310Zは、制御部8からの制御信号に基づいて駆動する。
また、同様に、余剰導電性ボール除去部32のリペア部搬送部32Zは、Z方向固定部(Z方向ガイド部)と、Z方向移動部と、Z方向駆動部320Zと、からなる。Z方向固定部は、桁112の前面であって余剰導電性ボール除去部32のリペア部搬送部32ZのZ方向固定部の右側に固定されている。Z方向移動部は、Z方向固定部にZ方向に移動可能に取り付けられている。Z方向駆動部320Zは、たとえば、サーボモータであって、Z方向移動部をZ方向固定部の長手方向のZ方向に移動させる。Z方向駆動部320Zは、制御部8からの制御信号に基づいて駆動する。
(キャリブレーション部6の説明)
キャリブレーション部6は、リペア部の各部30、31、32の、X方向の位置情報、Y方向の位置情報およびZ方向の位置情報(以下、「X、Y、Z方向の位置情報」と称する)を取得する。リペア部の各部30、31、32のX、Y、Z方向の位置情報は、フラックス転写部30のフラックス転写ピン300の先端(下端)、導電性ボール搭載部31の導電性ボール搭載ノズル310の先端(下端)、余剰導電性ボール除去部32の余剰導電性ボール除去ノズル320の先端(下端)のX、Y、Z方向の位置情報である。そして、キャリブレーション部6が取得した位置情報により、ワークWの位置が較正される。
図1、図2に示すように、キャリブレーション部6は、ステージ14に固定されている。キャリブレーション部6は、X−Y位置情報取得部60と、Z位置情報取得部61と、を有する。
X−Y位置情報取得部60は、リペア部の各部30、31、32のX方向の位置情報およびY方向の位置情報を、取得して、検出信号として、制御部8に出力する。X−Y位置情報取得部60は、この例では、カメラである。
Z位置情報取得部61は、リペア部の各部30、31、32のZ方向の位置情報を、取得して、検出信号として、制御部8に出力する。Z位置情報取得部61は、この例では、接触センサまたは接触式変位センサである。
また、同様に、キャリブレーション部6は、検査部の各部20、21のX、Y、Z方向の位置情報と、ワーク認識情報取得部16のX、Y、Z方向の位置情報と、を取得して、検出信号として、制御部8に出力する。
(検査装置2の説明)
検査装置2は、導電性ボールBがワークWの電極Eに正常に実装されているか否かを検査する。図1、図2に示すように、検査装置2は、検査部としての主検査部20とベリファイ用検査部21とを有する。
主検査部20は、検査部搬送部20ZのZ方向移動部に設けられている。ベリファイ用検査部21は、検査部搬送部21ZのZ方向移動部に設けられている。この結果、主検査部20とベリファイ用検査部21とは、X方向に左右に配置されている。
主検査部20は、導電性ボールBがワークWの電極Eに正常に実装されているか否かを検査する。主検査部20は、この例では、カメラ200と、レンズ201と、照明具202と、からなる。主検査部20のカメラ200の視野(画角)は、ワークW上の1個または複数個の集積回路チップCを撮像できる範囲である。また、主検査部20のレンズ201を、ズーム機能を有するものに、することにより、主検査部20のカメラ200の倍率を可変させて、撮像範囲を任意に可変することができる。
ここで、主検査部20のキャリブレーション部6により取得されるX、Y、Z方向の位置情報は、レンズ201の下端(先端)の中心(レンズ201の光軸)の位置情報である。
主検査部20は、カメラ200によりワークW上の複数個の集積回路チップCを1個ずつ撮像して、導電性ボールBがワークWの電極Eに正常に実装されているか否かの情報を取得する。主検査部20は、取得した情報を、検出信号として、制御部8に出力する。そして、主検査部20が取得した情報により、導電性ボールBがワークWの電極Eに正常に実装されているか否かが、制御部8において検査される。
ベリファイ用検査部21は、主検査部20により、不良箇所を検出した場合に、不良箇所を確認する。ベリファイ用検査部21は、この例では、カメラ210と、レンズ211と、照明具212と、からなる。ベリファイ用検査部21のカメラ210の視野(画角)は、狭くとも、1つの箇所を撮像できる範囲である。したがって、ベリファイ用検査部21のレンズ211の倍率は、主検査部20のレンズ201の倍率よりも大きい。
ここで、ベリファイ用検査部21のキャリブレーション部6により取得されるX、Y、Z方向の位置情報は、レンズ211の下端(先端)の中心(レンズ211の光軸)の位置情報である。
ベリファイ用検査部21は、カメラ210により主検査部20により検出された不良箇所を撮像して、リペア装置3による修正が必要か否かの情報を取得する。ベリファイ用検査部21は、取得した情報を、検出信号として、制御部8に出力する。そして、ベリファイ用検査部21が取得した情報は、画像として、表示装置5に表示される。オペレーターが、表示装置5に表示された画像を目視することにより、リペア装置3による修正を必要とするか否かが確認される。
(リペア装置3の説明)
リペア装置3は、主検査部20により不良箇所が検出され、かつ、ベリファイ用検査部21により不良箇所において修正が必要と判断された場合に、導電性ボールBが正常に実装されるように、修正する。図1、図2に示すように、リペア装置3は、フラックス転写部30と、導電性ボール搭載部31と、余剰導電性ボール除去部32と、を有する。
フラックス転写部30は、リペア部搬送部30ZのZ方向移動部に設けられている。導電性ボール搭載部31は、リペア部搬送部31ZのZ方向移動部に設けられている。余剰導電性ボール除去部32は、リペア部搬送部32ZのZ方向移動部に設けられている。この結果、フラックス転写部30と、導電性ボール搭載部31と、余剰導電性ボール除去部32とは、X方向に左右に配置されている。
フラックス転写部30は、導電性ボールBが搭載されていない電極EにフラックスFを転写する。フラックス転写部30には、フラックス転写ピン300が、ピンホルダー、ロック機構および位置測定センサを介して取り付けられている。ここで、フラックス転写部30のキャリブレーション部6により取得される位置情報は、前記の通り、フラックス転写ピン300の下端(先端)の中心の位置情報である。
フラックス転写ピン300の下方には、フラックス供給トレイ301が、Y方向移動機構302を介して、配置されている。Y方向移動機構302は、固定部(ガイド部)と、移動部と、駆動部303と、からなる。駆動部303は、たとえば、サーボモータであって、移動部を固定部の長手方向のY方向に移動させる。これにより、フラックス供給トレイ301は、Y方向に移動して、フラックス転写ピン300の下に位置したり、フラックス転写ピン300の下から退避したりする。駆動部303は、制御部8からの制御信号に基づいて駆動する。
フラックス転写ピン300は、下に位置するフラックス供給トレイ301から適量のフラックスFを付着する。また、フラックス転写ピン300は、フラックス供給トレイ301が下から退避した後に、Z方向に下がって、ミッシングボール状態の電極EにフラックスFを転写する。
導電性ボール搭載部31は、フラックス転写部30により転写されたフラックスFを介して電極Eに導電性ボールBを搭載する。導電性ボール搭載部31には、導電性ボール搭載ノズル310が、ノズルホルダー、ロック機構および位置測定センサを介して取り付けられている。ここで、導電性ボール搭載部31のキャリブレーション部6により取得される位置情報は、前記の通り、導電性ボール搭載ノズル310の下端(先端)の中心の位置情報である。
導電性ボール搭載ノズル310の下方には、導電性ボール供給トレイ311が、Y方向移動機構312を介して、配置されている。Y方向移動機構312は、固定部(ガイド部)と、移動部と、駆動部313と、からなる。駆動部313は、たとえば、サーボモータであって、移動部を固定部の長手方向のY方向に移動させる。これにより、導電性ボール供給トレイ311は、Y方向に移動して、導電性ボール搭載ノズル310の下に位置したり、導電性ボール搭載ノズル310の下から退避したりする。駆動部313は、制御部8からの制御信号に基づいて駆動する。
導電性ボール搭載ノズル310は、下に位置する導電性ボール供給トレイ311から1個の導電性ボールBを吸着する。また、導電性ボール搭載ノズル310は、導電性ボール供給トレイ311が下から退避した後に、Z方向に下がって、ミッシングボール状態の電極EのフラックスFに搭載する。
余剰導電性ボール除去部32は、ワークWに余分に搭載された余剰導電性ボールB1を除去する。余剰導電性ボール除去部32には、余剰導電性ボール除去ノズル320が、ノズルホルダー、ロック機構および位置測定センサを介して取り付けられている。ここで、余剰導電性ボール除去部32のキャリブレーション部6により取得される位置情報は、前記の通り、余剰導電性ボール除去ノズル320の下端(先端)の中心の位置情報である。
余剰導電性ボール除去ノズル320の下方には、余剰導電性ボール受トレイ321が、Y方向移動機構322を介して、配置されている。Y方向移動機構322は、固定部(ガイド部)と、移動部と、駆動部323と、からなる。駆動部323は、たとえば、サーボモータであって、移動部を固定部の長手方向のY方向に移動させる。これにより、余剰導電性ボール受トレイ321は、Y方向に移動して、余剰導電性ボール除去ノズル320の下に位置したり、余剰導電性ボール除去ノズル320の下から退避したりする。駆動部323は、制御部8からの制御信号に基づいて駆動する。
余剰導電性ボール除去ノズル320は、余剰導電性ボール受トレイ321が下から退避している時に、Z方向に下がって、余分な導電性ボールB1を吸着する。また、余剰導電性ボール除去ノズル320は、Z方向に上がって、下に位置した余剰導電性ボール受トレイ321に、吸着した余分な導電性ボールB1を、受け渡す。
なお、余剰導電性ボール除去ノズル320は、図6(C)に示すシフトしている導電性ボールBをも、除去する。
(撮像装置4の説明)
撮像装置4は、少なくともリペア部の各部30、31、32が修正する箇所を対象として撮像する。撮像装置4は、リペア装置3に対して、オペレーターが位置する側すなわち前側に、配置されている。
図1、図3に示すように、撮像装置4は、光学部としてのレンズ40と、撮像部としてのカメラ41と、照明部としての照明具42と、レーザーポインター43と、を有する。図3において、符号「L」、実線矢印および二点矢印は、レンズ40の光軸であって、カメラ41の撮像方向(視野)を示す。符号「L1」および実線矢印は、照明具42の照明光の照射方向を示す。符号「L2」および実線矢印は、レーザーポインター43のレーザー光の照射方向すなわち指し示す方向を示す。
レンズ40は、対象(少なくともリペア部の各部30、31、32が修正する箇所)を拡大する。カメラ41は、レンズ40により拡大された対象を撮像する。照明具42は、レンズ40により拡大され、かつ、カメラ41により撮像される対象を照明する。レーザーポインター43は、拡大して撮像したい対象を、レンズ40の光軸(カメラ41の撮像方向)Lに、手動により位置させる時に、レンズ40の光軸Lを指し示す。これにより、対象とレンズ40の光軸Lとの位置合わせが、目視にて容易にできる。
図3中の二点矢印に示すように、撮像装置4は、導電性ボール搭載ノズル310の下端およびその周辺を撮像する。また、図示されていないが、撮像装置4は、フラックス転写ピン300の下端およびその周辺と、余剰導電性ボール除去ノズル320の下端およびその周辺と、を撮像する。
撮像装置4は、撮像した画像を、信号として、制御部8に出力する。撮像装置4が撮像した画像は、制御部8を介して、拡大されて表示装置5に表示される。
(撮像装置4のX方向移動調整部4X、Y方向移動調整部4Y、Z方向移動調整部4Z、回動調整部4D(以下、「各調整部4X、4Y、4Z、4D」と称する)の説明)
図1、図3に示すように、撮像装置4は、各調整部4X、4Y、4Z、4Dを介して、架台10の上面に配置されている。
X方向移動調整部4Xは、撮像装置4を、水平方向であるX方向に移動調整できる。X方向移動調整部4Xは、固定部(ガイド部)40Xと、移動部41Xと、駆動部としての自動移動停止部42Xと、からなる。
固定部40Xは、架台10の上面であって、X方向固定部70Xの前側で、かつ、X方向固定部70Xに対して、平行にすなわちX方向に固定されている。移動部41Xは、固定部40XにX方向に移動可能に取り付けられている。
自動移動停止部42Xは、たとえば、サーボモータである。自動移動停止部42Xは、移動部41Xを固定部40Xの長手方向のX方向に自動移動させる。また、自動移動停止部42Xは、移動部41Xを、リペア部の各部30、31、32に対応する位置(以下、「リペア部の各部30、31、32の位置」と称する)に、自動停止させる。自動移動停止部42Xは、制御部8からの制御信号に基づいて自動的に駆動停止する。
Z方向移動調整部4Zは、撮像装置4を、垂直方向であるZ方向に移動調整できる。Z方向移動調整部4Zは、固定部(ガイド部)40Zと、移動部41Zと、調整部42Zと、からなる。
固定部40Zは、Z方向に配置されていて、固定部40Zの下端は、X方向移動調整部4Xの移動部41Xの上端面に固定されている。移動部41Zは、固定部40ZにZ方向に移動可能に取り付けられている。調整部42Zは、オペレーターが調整操作することにより、移動部41Zを固定部40Zに対してZ方向に移動調整させる、部材である。
Y方向移動調整部4Yは、撮像装置4を、水平方向であるY方向に移動調整できる。Y方向移動調整部4Yは、固定部(ガイド部)40Yと、移動部41Yと、調整部42Yと、からなる。
固定部40Yは、Y方向に配置されていて、固定部40Yの前端は、Z方向移動調整部4Zの移動部41Zの上端面に固定されている。移動部41Yは、固定部40YにY方向に移動可能に取り付けられている。調整部42Yは、オペレーターが調整操作することにより、移動部41Yを固定部40Yに対してY方向に移動調整させる、部材である。
回動調整部4Dは、撮像装置4を、X方向の軸(以下、「X軸」と称する)回りに回動調整できる。回動調整部4Dは、固定部(ガイド部)40Dと、回動部41Dと、調整部42Dと、からなる。
固定部40Dは、Y方向に配置されていて、固定部40Dの前端は、Y方向移動調整部4Yの移動部41Yの後端部上面に固定されている。回動部41Dは、固定部40DにX軸回りに回動可能に取り付けられている。調整部42Dは、オペレーターが調整操作することにより、回動部41Dを固定部40Dに対してX軸回りに回動調整させる、部材である。回動部41Dには、撮像装置4が取り付けられている。
以上から、撮像装置4は、制御部8の制御および自動移動停止部42Xの駆動停止により、リペア部の各部30、31、32の間を自動移動し、かつ、リペア部の各部30、31、32の位置に自動停止する。また、撮像装置4は、Y方向移動調整部4Y、Z方向移動調整部4Zおよび回動調整部4Dのオペレーターによる手動調整により、Y方向、Z方向およびX軸回り方向に、調整される。
(表示装置5の説明)
表示装置5は、撮像装置4が撮像した対象を、オペレーターが視認する画像として、拡大して表示する。図1、図2に示すように、表示装置5は、保持部50を有する。表示装置5は、リペア装置3側に配置されている。すなわち、表示装置5は、リペア装置3および撮像装置4よりも右側に、かつ、撮像装置4よりも後側に、配置されている。図1において、符号「L3」は、オペレーターの表示装置5への視線方向を示す。
保持部50は、表示装置5を、鉛直方向であるZ方向に移動調整し、かつ、Z方向の軸(以下、「Z軸」と称する)回りに回動調整する。保持部50は、保持金具51と、Z方向移動調整部52と、Z方向止具53と、回動調整部54と、回動止具55と、からなる。
Z方向移動調整部52は、Z方向固定部と、Z方向固定部にZ方向に移動調整可能に取り付けられているZ方向移動部と、を有する。Z方向止具53は、Z方向移動部を、Z方向に移動調整した後に、Z方向固定部に、止める。
回動調整部54は、回動固定部と、回動固定部にZ軸回りに回動調整可能に取り付けられている回動部と、を有する。回動止具55は、回動部を、Z軸回りに回動調整した後に、回動固定部に、止める。
保持金具51の左端は、支持部材11の右側の支柱110の中間に固定されている。保持金具51の右端には、Z方向移動調整部52が設けられている。Z方向移動調整部52には、回動調整部54が設けられている。回動調整部54には、表示装置5が設けられている。表示装置5は、保持部50を介して、Z方向に移動調整され、かつ、Z軸回りに回動調整される。
以上から、表示装置5の高さおよび向きが、保持部50により、オペレーターの目の位置IP、すなわち、オペレーターの表示装置5への視線方向L3に合わせられる。
(制御部8、操作部80、検出部81、駆動部82の説明)
図5に示すように、導電性ボール検査リペア装置1は、制御部8、操作部80、検出部81、駆動部82と、を備える。
操作部80は、オペレーターが操作することにより指示信号を制御部8に出力する。操作部80は、オペレーターの表示装置5への視線方向L3上に配置されている。操作部80は、この例では、表示装置5と別個体の画面(タッチパネルなど。図示せず)からなる。オペレーターが、表示装置5に表示される画像を見ながら、操作部80の画面をタッチ操作する。これにより、この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1の各装置が、操作され、かつ、調整される。操作部80と表示装置5とは、たとえば、ユーザーインターフェースまたはHMIなどから構成される。
検出部81は、検査部の各部20、21が検査する工程に必要な情報およびリペア部の各部30、31、32が修正する工程に必要な情報を検出して検出信号として制御部8に出力する。検出部81としては、ワーク認識情報取得部16のカメラ160、主検査部20のカメラ200、ベリファイ用検査部21のカメラ210、X−Y位置情報取得部60およびZ位置情報取得部61である。
制御部8は、操作部80から出力された指示信号および検出部81から出力された検出信号を入力し、指示信号および検出信号に基づいて、検査部の各部20、21が検査する工程およびリペア部の各部30、31、32が修正する工程を制御する。制御部8は、情報処理装置であって、たとえば、電子制御ユニット(ECU)から構成されている。制御部8は、マイクロコントローラとその他の電子回路とを含む。マイクロコントローラは、プロセッサとメモリとを含む。プロセッサは、CPU、MPUまたはGPUの少なくともいずれか1つである。メモリは、ROMとRAMとを含む。プロセッサは、ROMに記憶されたプログラムやRAMにロードされたプログラムを実行する。
駆動部82は、制御部8から出力される制御信号に基づいて、駆動する。駆動部82としては、搬送容器17のドアの駆動部、壁のドアの駆動部、搬送ロボット15、プリアライナー13、ステージ搬送部7のX方向駆動部およびY方向駆動部、Z方向駆動部200Z、210Z、300Z、310Z、320Z、駆動部303、313、323および自動移動停止部42Xである。
(実施形態の作用の説明)
この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について図7の工程を示すフロー説明図を参照して説明する。
まず、オペレーターが、手動により操作部80を操作して、導電性ボール検査リペア装置1の作動を開始させる。あるいは、制御部8の制御により、自動的に導電性ボール検査リペア装置1の作動を開始させる(スタート)。
搬送容器17のドアと壁のドアとが開く。搬送ロボット15が、ワークWを搬送容器17内から取り出して導電性ボール検査リペア装置1内に搬入する(ワークWの搬入S1)。これと同時に、搬送容器17のドアと壁のドアとが閉じる。搬送ロボット15がワークWをプリアライナー13にセットする。プリアライナー13がワークWの中心および向きを合わせる(ワークWの中心向き合わせS2)。
搬送ロボット15がワークWをプリアライナー13から初期位置のステージ14上にセットする。ワークWは、ステージ搬送部7およびキャリブレーション部6を介して、ワーク認識情報取得部16に位置し、ワーク認識情報取得部16により、認識される(ワークWの認識S3)。
つぎに、ワークWの複数個の集積回路チップCは、それぞれ、ステージ搬送部7およびキャリブレーション部6を介して、主検査部20に位置し、主検査部20により、検査される(主検査部20の検査S4)。
制御部8は、主検査部20の検査に基づいて、ワークWの複数個の集積回路チップCに不良箇所が有るか無いかを判断する(不良箇所有無?S5)。ここで、不良箇所が無ければ、下記のステージ(工程)S11に進む。一方、不良箇所が有ると、次のステージ(工程)S6に進む。
不良箇所は、ステージ搬送部7およびキャリブレーション部6を介して、ベリファイ用検査部21に位置し、ベリファイ用検査部21により、確認のために、検査される(ベリファイ用検査部21の検査S6)。すなわち、不良箇所は、ベリファイ用検査部21のカメラ210により撮像され、その撮像された画像は、表示装置5に拡大表示される。
オペレーターは、表示装置5に拡大表示された不良箇所の画像を、視認して、修正が必要か否かを判断する(修正必要?S7)。そして、オペレーターが、「修正の必要が無い」、と判断すると、操作部80を操作して、下記のステージ(工程)S11に進む。一方、オペレーターが、「修正の必要が有る」、と判断すると、操作部80を操作して、次のステージ(工程)S8に進む。
不良箇所は、ステージ搬送部7およびキャリブレーション部6を介して、リペア部の各部30、31、32に位置する。そして、不良箇所は、リペア部の各部30、31、32により修正される(リペア装置3が不良箇所を修正S8)。リペア部の各部30、31、32が不良箇所を修正する作業状態は、下記の通りである。
すなわち、不良箇所が、図6(B)に示すミッシングボール状態の場合。この場合は、まず、フラックス転写部30のフラックス転写ピン300が、フラックスFを、導電性ボールBが搭載されていない電極Eに、転写する。つぎに、導電性ボール搭載部31の導電性ボール搭載ノズル310が、導電性ボールBを、電極Eに転写されたフラックスF上に、搭載する。
不良箇所が、図6(C)に示すシフトボール状態の場合。この場合は、まず、余剰導電性ボール除去部32の余剰導電性ボール除去ノズル320が、電極Eから外れている導電性ボールBを除去する。つぎに、フラックス転写部30のフラックス転写ピン300が、フラックスFを、導電性ボールBが外れていた電極Eに、転写する。それから、導電性ボール搭載部31の導電性ボール搭載ノズル310が、導電性ボールBを、電極Eに転写されたフラックスF上に、搭載する。
不良箇所が、図6(D)に示す余剰ボール状態の場合。この場合は、余剰導電性ボール除去部32の余剰導電性ボール除去ノズル320が、余分な導電性ボールBを除去する。以上のようにして、リペア部の各部30、31、32が不良箇所を修正する。
このステージ(工程)S8において、撮像装置4は、リペア部の各部30、31、32が修正する不良箇所を、対象として、撮像する。撮像された対象は、表示装置5に拡大表示される。オペレーターは、表示装置5に拡大表示されている対象を目視して、不良箇所がリペア部の各部30、31、32により修正されている状態を確認できる。
不良箇所が修正されると、次のステージ(工程)S9に進む。修正された不良箇所は、ステージ搬送部7およびキャリブレーション部6を介して、ベリファイ用検査部21に位置し、ベリファイ用検査部21により、再確認される(ベリファイ用検査部21の再検査S9)。すなわち、修正された不良箇所は、ベリファイ用検査部21のカメラ210により撮像され、その撮像された画像は、表示装置5に拡大表示される。
オペレーターは、表示装置5に拡大表示された不良箇所であって、修正された不良箇所の画像を、目視により再確認して、再修正が必要か否かを再判断する(再修正必要?S10)。そして、オペレーターが、「再修正の必要が無い」、と判断すると、操作部80を操作して、下記のステージ(工程)S11に進む。一方、オペレーターが、「再修正の必要が有る」、と判断すると、操作部80を操作して、前のステージ(工程)S8に再び進む。
不良箇所が無く、また、修正の必要が無く、さらに、再修正の必要が無い場合。この場合は、ステージ14を初期位置に戻す。これと同時に、搬送容器17のドアと壁のドアとが開く。搬送ロボット15が、ステージ14上のワークWを、導電性ボール検査リペア装置1内から搬出して搬送容器17内に格納する(ワークWの搬出S11)。これと同時に、搬送容器17のドアと壁のドアとが閉じる。
以上で、導電性ボール検査リペア装置1の作業が、終了する(エンド)。
(実施形態の効果の説明)
この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、少なくともリペア部の各部30、31、32が修正する箇所を対象として撮像する撮像装置4と、撮像装置4が撮像した対象を、オペレーターが視認する画像として、表示する表示装置5と、を備える。この結果、この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1によれば、オペレーターが、少なくともリペア部の各部30、31、32が修正する箇所を、視認できる。
すなわち、この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、オペレーターが操作部80を操作してリペア部の各部30、31、32の位置を調整する時に、オペレーターが表示装置5に拡大表示される画像を視認できる。この結果、この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、リペア部の各部30、31、32の位置を正確に調整でき、しかも、リペア部の各部30、31、32の位置を調整する状況を視認できる。これにより、この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、信頼性が高い、リペア部の各部30、31、32の位置調整ができる。
この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、表示装置5を鉛直方向Zに移動調整できかつZ軸回りに回動調整できる、保持部50を備える。この結果、この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、表示装置5の高さおよび向きを、オペレーターの目の位置IP、すなわち、オペレーターの表示装置5への視線方向L3に、合わせられる。これにより、この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、信頼性が高い、オペレーターによる視認が行われる。
この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、撮像装置4をリペア装置3に対してオペレーター側に配置する。この結果、この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1によれば、撮像装置4がリペア部の各部30、31、32を撮像する方向(レンズ40の光軸Lであって、カメラ41の撮像方向)と、オペレーターがリペア部の各部30、31、32を見る方向(オペレーターの目の位置IPであって、オペレーターの表示装置5への視線方向L3)とが、一致する。これにより、この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、表示装置5に表示される画像であって、リペア部の各部30、31、32の画像を、オペレーターが違和感無く視認できる。
この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、撮像装置4が、光学部40と、撮像部41と、照明部42と、を有する、装置である。この結果、この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、撮像部41が撮像した対象(少なくともリペア部の各部30、31、32が修正する箇所)を、光学部40により拡大しかつ照明部42により明るく照らした画像として、表示装置5に表示できる。これにより、この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、オペレーターが表示装置5において大きくかつ明るい対象を視認できるので、信頼性が高い、リペア部の各部30、31、32の位置調整ができる。
この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、撮像装置4が、レーザーポインター43を有する、装置である。この結果、この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、拡大したい箇所を撮像装置4の視野(レンズ40の光軸Lであって、カメラ41の撮像方向)に合わせる時に、オペレーターがレーザーポインター43のレーザー光の照射方向L2を目視することにより、容易に合わせることができる。
この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1によれば、撮像装置4が、X方向移動調整部4Xと、Y方向移動調整部4Yと、Z方向移動調整部4Zと、回動調整部4Dと、を有する。この結果、この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、撮像装置4が撮像する対象(少なくともリペアの各部30、31、32が修正する個所)の方向(アングル)を調整できる。
この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、リペア装置3がリペア部を有し、リペア部が、フラックス転写部30と、導電性ボール搭載部31と、余剰導電性ボール除去部32と、を有する、ものである。この結果、この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、リペア部の各部30、31、32により、不良箇所を修正できる。
この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、リペア部の各部30、31、32がX方向に配置されていて、撮像装置4が自動移動停止部42Xを有する。この結果、この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、自動移動停止部42Xにより、撮像装置4を、X方向に自動移動させ、かつ、リペア部の各部30、31、32の位置に、自動停止させることができる。これにより、この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、撮像装置4を短時間で見たい箇所(リペア部の各部30、31、32の位置)に移動できるので、効率良い作業が得られる。
この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、検査装置2が検査部を有し、検査部が、主検査部20と、ベリファイ用検査部21と、を有する、ものである。この結果、この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、主検査部20により、ワークWの電極Eに導電性ボールBが正常に実装されているか否かを検査できる。しかも、この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、ベリファイ用検査部21により、主検査部20が検出した箇所を確認できる。
この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、リペア部の各部30、31、32のX方向の位置情報、Y方向の位置情報およびZ方向の位置情報に基づいて、ワークWの位置を較正するキャリブレーション部6、を有する。この結果、この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、キャリブレーション部6により、ワークWの修正する箇所と、リペア部の各部30、31、32が修正する箇所とを、正確に合わせることができる。
この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、キャリブレーション部6がX−Y位置情報取得部60およびZ位置情報取得部61を有する。この結果、この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、キャリブレーション部6のX−Y位置情報取得部60およびZ位置情報取得部61により、ワークWの修正する箇所と、リペア部の各部30、31、32が修正する箇所とを、さらに、正確に合わせることができる。
この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、ステージ14、ステージ搬送部7、検査部搬送部20Z、21Zおよびリペア部搬送部30Z、31Z、32Zを有する。この結果、この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、ワークWを、ステージ14およびステージ搬送部7により、検査部の各部20、21の位置とリペア部の各部30、31、32の位置とに、それぞれ搬送できる。しかも、この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、検査部搬送部20Z、21Zにより、検査部の各部20、21を、ワークWが搬送された検査位置に搬送できる。また、この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、リペア部搬送部30Z、31Z、32Zにより、リペア部の各部30、31、32を、ワークWが搬送されたリペア位置に搬送できる。
この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、プリアライナー13を有する。この結果、この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、プリアライナー13により、検査部の各部20、21による検査の前に、ワークWの中心および向きを合わせることができる。
この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、プリアライナー13およびワーク認識情報取得部16を有する。この結果、この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、プリアライナー13によるワークWの中心および向きを合わせ後に、ワーク認識情報取得部16により、ワークWを認識することができる。
この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、搬送容器17、プリアライナー13、ステージ14および搬送ロボット15を有する。この結果、この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、搬送ロボット15により、ワークWを、搬送容器17とプリアライナー13との間、および、プリアライナー13とステージ14との間に、おいて搬送できる。
この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、操作部80と、検出部81と、制御部8と、を備える。操作部80は、オペレーターが操作することにより指示信号を制御部8に出力する。検出部81は、検査部の各部20、21が検査する工程に必要な情報およびリペア部の各部30、31、32が修正する工程に必要な情報を検出して検出信号として制御部8に出力する。制御部8は、操作部80から出力された指示信号および検出部81から出力された検出信号を入力し、指示信号および検出信号に基づいて、検査部の各部20、21が検査する工程およびリペア部の各部30、31、32が修正する工程を制御する。この結果、この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、検査部の各部20、21が制御部8の制御に基づいて検査し、また、リペア部の各部30、31、32が制御部8の制御に基づいて修正する。
この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、表示装置5がリペア部側に配置されていて、操作部80がオペレーターの表示装置5への視線方向L3に配置されている。この結果、この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、オペレーターが表示装置5を見る方向L3と、オペレーターが操作部80を見る方向と、がほとんど変わらない。すなわち、オペレーターの視線方向の変化が小さい。これにより、この実施形態にかかる導電性ボール検査リペア装置1は、オペレーターへの負担が少なく、かつ、オペレーターが表示装置5を正確に視認できかつ操作部80を正確に操作できる。
(実施形態以外の例の説明)
なお、前記の実施形態においては、ワークWとして、ウェハーについて説明するものである。しかしながら、この発明においては、ワークとして、ウェハー以外に、回路基板であっても良い。
また、前記の実施形態においては、自動移動停止部42Xにより、撮像装置4を、X方向に自動移動させ、かつ、リペア部の各部30、31、32の位置に自動停止させる例について、説明するものである。しかしながら、この発明においては、撮像装置4をX方向に手動移動させ、かつ、位置決め停止部により、手動により、撮像装置4をリペア部の各部30、31、32の位置に位置決めして停止させる技術を使用しても良い。位置決め停止部としては、たとえば、撮像装置4に透孔(以下、「第1透孔」と称する)を設け、一方、リペア部の各部30、31、32の位置に透孔(以下、「第2透孔」と称する)を設ける。そして、その第1透孔と第2透孔とを合わせ、その第1透孔中および第2透孔中にピンを差し込む技術である。この技術によれば、導電性ボール検査リペア装置1の製造コストを安価にできる。
さらに、前記の実施形態においては、表示装置5を1台備える場合について説明する。しかしながら、この発明においては、表示装置5を複数台備える場合であっても良い。
さらにまた、前記の実施形態においては、操作部80がオペレーターの表示装置5への視線方向L3上に配置されている場合、について説明する。しかしながら、この発明においては、操作部80が必ずしもオペレーターの表示装置5への視線方向L3上に配置されていない場合、であっても良い。
なお、この発明は、前記の実施形態により限定されるものではない。
1 導電性ボール検査リペア装置
10 架台
11 支持部材
110 支柱
111 腕
112 桁
12 ロードポート
13 プリアライナー
14 ステージ
15 搬送ロボット(ワーク搬送部)
16 ワーク認識情報取得部
160 カメラ
161 レンズ
162 照明具
17 搬送容器(FOUP)
2 検査装置
20 主検査部(検査部)
200 カメラ
201 レンズ
202 照明具
20Z 主検査部20の検査部搬送部
200Z Z方向駆動部
21 ベリファイ用検査部(検査部)
210 カメラ
211 レンズ
212 照明具
21Z ベリファイ用検査部21の検査部搬送部
210Z Z方向駆動部
3 リペア装置
30 フラックス転写部(リペア部)
300 フラックス転写ピン
301 フラックストレイ
302 Y方向移動機構
303 駆動部
30Z フラックス転写部30のリペア部搬送部
300Z Z方向駆動部
31 導電性ボール搭載部(リペア部)
310 導電性ボール搭載ノズル
311 導電性ボール供給トレイ
312 Y方向移動機構
313 駆動部
31Z 導電性ボール搭載部31のリペア部搬送部
310Z Z方向駆動部
32 余剰導電性ボール除去部(リペア部)
320 余剰導電性ボール除去ノズル
321 余剰導電性ボール受トレイ
322 Y方向移動機構
323 駆動部
32Z 余剰導電性ボール除去部32のリペア部搬送部
320Z Z方向駆動部
4 撮像装置
40 レンズ
41 カメラ(撮像部)
42 照明具(照明部)
43 レーザーポインター
4D 回動調整部
40D 固定部(ガイド部)
41D 回動部
42D 調整部
4X X方向移動調整部
40X 固定部(ガイド部)
41X 移動部
42X 自動移動停止部(駆動部)
4Y Y方向移動調整部
40Y 固定部(ガイド部)
41Y 移動部
42Y 調整部
4Z Z方向移動調整部
40Z 固定部(ガイド部)
41Z 移動部
42Z 調整部
5 表示装置
50 保持部
51 保持金具
52 Z方向移動調整部
53 Z方向止具
54 回動調整部
55 回動止具
6 キャリブレーション部
60 X−Y位置情報取得部
61 Z位置情報取得部
7 ステージ搬送部
70X X方向固定部(X方向ガイド部)
71X X方向移動部
70Y Y方向固定部(Y方向ガイド部)
71Y Y方向移動部
8 制御部
80 操作部
81 検出部
82 駆動部
B 導電性ボール
B1 余分(余計)な導電性ボール
C 集積回路チップC
E 電極
F フラックス
IP オペレーターの目の位置
L レンズ40の光軸(カメラ41の撮像方向)
L1 照明具42の照明光の照射方向
L2 レーザーポインター43のレーザー光の照射方向
L3 オペレーターの表示装置5への視線方向
W ワーク
X1 左側
X2 右側
Y1 前(手前)側
Y2 後(奥、向)側
Z1 上側
Z2 下側

Claims (12)

  1. 導電性ボールがワークの電極に正常に実装されているか否かを検査する検査部を有する検査装置と、
    前記検査部により、前記導電性ボールが正常に実装されていない箇所を検出した場合に、前記箇所において前記導電性ボールが正常に実装されるように修正するリペア部を有するリペア装置と、
    少なくとも前記リペア部が修正する前記箇所を対象として撮像する撮像装置と、
    前記撮像装置が撮像した前記対象を、オペレーターが視認する画像として、表示する表示装置と、
    を備え、
    前記撮像装置は、前記リペア部に対して、オペレーターが位置する側に、配置されている、
    ことを特徴とする導電性ボール検査リペア装置。
  2. 前記表示装置は、
    前記リペア装置側に配置されていて、
    前記表示装置を鉛直方向に移動調整できかつ前記鉛直方向の軸回りに回動調整できる保持部により、
    保持されていて、
    オペレーターが操作することにより指示信号を出力する操作部を備え、
    前記操作部は、オペレーターの前記表示装置への視線方向に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の導電性ボール検査リペア装置。
  3. 前記撮像装置は、
    前記対象を拡大する光学部と、
    前記光学部により拡大された前記対象を撮像する撮像部と、
    前記光学部により拡大され、かつ、前記撮像部により撮像される前記対象を照明する照明部と、
    を有する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の導電性ボール検査リペア装置。
  4. 前記撮像装置は、
    前記撮像部の視野を前記対象に位置させる時に、前記対象を指し示すレーザーポインター、
    を有する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の導電性ボール検査リペア装置。
  5. 前記撮像装置は、
    前記撮像装置を、水平方向であるX方向に、移動調整できるX方向移動調整部と、
    前記撮像装置を、水平方向であって前記X方向に対して直交するY方向に、移動調整できるY方向移動調整部と、
    前記撮像装置を、前記X方向および前記Y方向に対して直交する前記鉛直方向であるZ方向に、移動調整できるZ方向移動調整部と、
    前記撮像装置を、前記X方向の軸回りに、回動調整できる回動調整部と、
    を介して配置されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の導電性ボール検査リペア装置。
  6. 前記リペア部は、
    前記導電性ボールが搭載されていない前記電極にフラックスを転写するフラックス転写部と、
    前記フラックス転写部により転写された前記フラックスを介して前記電極に前記導電性ボールを搭載する導電性ボール搭載部と、
    前記ワークに余分に搭載された余剰導電性ボールを除去する余剰導電性ボール除去部と、
    を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の導電性ボール検査リペア装置。
  7. 前記フラックス転写部、前記導電性ボール搭載部および前記余剰導電性ボール除去部は、水平方向であるX方向に配置されていて、
    前記撮像装置は、
    前記撮像装置を、水平方向であるX方向に、手動により移動調整できるX方向移動調整部と、
    前記撮像装置を、前記フラックス転写部、前記導電性ボール搭載部および前記余剰導電性ボール除去部に対応するそれぞれの位置に、位置決めして停止させる位置決め停止部と、
    を介して配置されている、
    ことを特徴とする請求項6に記載の導電性ボール検査リペア装置。
  8. 前記フラックス転写部、前記導電性ボール搭載部および前記余剰導電性ボール除去部は、水平方向であるX方向に配置されていて、
    前記撮像装置は、
    前記撮像装置を、水平方向であるX方向に、移動調整できるX方向移動調整部と、
    前記撮像装置を、前記X方向に自動移動させ、かつ、前記フラックス転写部、前記導電性ボール搭載部および前記余剰導電性ボール除去部に対応するそれぞれの位置に、自動停止させる自動移動停止部と、
    を介して配置されている、
    ことを特徴とする請求項6に記載の導電性ボール検査リペア装置。
  9. 前記検査部は、
    前記導電性ボールが前記ワークの前記電極に正常に実装されているか否かを検査する主検査部と、
    前記主検査部により、前記導電性ボールが正常に実装されていない箇所を検出した場合に、前記箇所を確認するベリファイ用検査部と、
    を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の導電性ボール検査リペア装置。
  10. キャリブレーション部を備え、
    前記キャリブレーション部は、
    前記リペア部の、水平方向であって相互に直交するX方向の位置情報およびY方向の位置情報と、前記X方向および前記Y方向に対して直交する前記鉛直方向であるZ方向の位置情報と、を取得する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の導電性ボール検査リペア装置。
  11. 前記キャリブレーション部は、
    前記リペア部の前記X方向の位置情報および前記Y方向の位置情報を取得するX−Y位置情報取得部と、
    前記リペア部の前記Z方向の位置情報を取得するZ位置情報取得部と、
    を有する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の導電性ボール検査リペア装置。
  12. 前記ワークが載置されるステージと、
    前記ステージを、水平方向であって相互に直交するX方向とY方向とに、それぞれ搬送するステージ搬送部と、
    前記検査部を、前記X方向および前記Y方向に対して直交する前記鉛直方向であるZ方向に搬送する検査部搬送部と、
    前記リペア部を、前記Z方向に搬送するリペア部搬送部と、
    を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の導電性ボール検査リペア装置。
JP2018229697A 2018-12-07 2018-12-07 導電性ボール検査リペア装置 Active JP7249012B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018229697A JP7249012B2 (ja) 2018-12-07 2018-12-07 導電性ボール検査リペア装置
CN201920199491.5U CN209328858U (zh) 2018-12-07 2019-02-15 导电性球检查修复装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018229697A JP7249012B2 (ja) 2018-12-07 2018-12-07 導電性ボール検査リペア装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020092220A true JP2020092220A (ja) 2020-06-11
JP7249012B2 JP7249012B2 (ja) 2023-03-30

Family

ID=67732343

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018229697A Active JP7249012B2 (ja) 2018-12-07 2018-12-07 導電性ボール検査リペア装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7249012B2 (ja)
CN (1) CN209328858U (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08195554A (ja) * 1995-01-17 1996-07-30 Hitachi Denshi Ltd はんだ付け修正処理装置
JPH11260846A (ja) * 1998-03-10 1999-09-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 導電ボールの実装装置および実装方法
JP2001326456A (ja) * 2000-05-15 2001-11-22 Hitachi Via Mechanics Ltd ワークの検査装置
JP2008251983A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Athlete Fa Kk 検査装置
JP2014045185A (ja) * 2012-08-03 2014-03-13 Meisho Kk プリント基板用リワーク装置
JP2016154193A (ja) * 2015-02-20 2016-08-25 株式会社日立製作所 基板処理装置、基板処理システム、及び基板処理方法
JP2017204559A (ja) * 2016-05-11 2017-11-16 アスリートFa株式会社 リペアユニットを有するシステム

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08195554A (ja) * 1995-01-17 1996-07-30 Hitachi Denshi Ltd はんだ付け修正処理装置
JPH11260846A (ja) * 1998-03-10 1999-09-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 導電ボールの実装装置および実装方法
JP2001326456A (ja) * 2000-05-15 2001-11-22 Hitachi Via Mechanics Ltd ワークの検査装置
JP2008251983A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Athlete Fa Kk 検査装置
JP2014045185A (ja) * 2012-08-03 2014-03-13 Meisho Kk プリント基板用リワーク装置
JP2016154193A (ja) * 2015-02-20 2016-08-25 株式会社日立製作所 基板処理装置、基板処理システム、及び基板処理方法
JP2017204559A (ja) * 2016-05-11 2017-11-16 アスリートFa株式会社 リペアユニットを有するシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP7249012B2 (ja) 2023-03-30
CN209328858U (zh) 2019-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI411773B (zh) 外觀檢查裝置及外觀檢查方法、以及可安裝於外觀檢查裝置之周圍部檢查單元
KR100444009B1 (ko) 기판 반송장치
US20080225281A1 (en) Visual inspection apparatus
JP6145111B2 (ja) 装着位置ずれ原因究明方法
KR100954360B1 (ko) 자동 외관검사장치
JP4914761B2 (ja) 外観検査装置
JPH04233245A (ja) 半導体チップと導体リード・フレームの検査及び位置合せのためのシステム及び方法
JP6571116B2 (ja) 検査支援装置
TW202043126A (zh) 電子零件搬送裝置、及電子零件檢查裝置
TWI751437B (zh) 導電性球檢查修復裝置
JP2007095881A (ja) アライメント装置および外観検査装置
JP2018105730A (ja) 電子部品搬送装置および電子部品検査装置
JP2008224303A (ja) 自動外観検査装置
JP2007059640A (ja) 外観検査装置
TWI728477B (zh) 電子零件搬送裝置及電子零件檢查裝置
JP2022061127A (ja) 外観検査装置および方法
JP7249012B2 (ja) 導電性ボール検査リペア装置
JP2019011960A (ja) 電子部品搬送装置および電子部品検査装置
US20040150814A1 (en) Inspecting device for semiconductor wafer
JP2006165586A (ja) 基板搬送装置
JP4901451B2 (ja) 部品実装装置
TWI772465B (zh) 檢查裝置、檢查方法及記憶媒體
JP4334917B2 (ja) アライメント装置
KR100399534B1 (ko) 엘시디 패널 점등 테스트 시스템
JPH08115954A (ja) 検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211021

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230307

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230310

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7249012

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150