JP2020091599A - カードリーダ - Google Patents

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寛之 相吉
Hiroyuki Aiyoshi
寛之 相吉
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Abstract

【課題】前面カバーに取り付けられた指紋センサ等の生体認証センサの検出面に利用者の指が所定の押付力で押し付けられても、前面カバーからの生体認証センサの外れを防止することが可能なカードリーダを提供する。【解決手段】このカードリーダは、カード2の挿入口3が形成される前面カバー6と、利用者の指先から利用者の生体認証データを取得するための生体認証センサ8とを備えている。生体認証センサ8は、前面カバー6の上面で生体認証センサ8の検出面が露出するように前面カバー6に取り付けられている。前面カバー6には、生体認証センサ8を下側から支持する支持部材12が取り付けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、カードに記録されたデータの読取りやカードへのデータの記録を行うカードリーダに関する。
従来、カードに記録されたデータの読取りやカードへのデータの記録を行う手動式のカードリーダが知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のカードリーダは、カードの挿入口が形成される前面カバーと、カードリーダの利用者の指紋データを取得するための指紋センサとを備えている。前面カバーには、カードリーダの利用者によるカードの挿入およびカードの抜取りが可能となるように切り欠かれた切欠部が形成されている。切欠部は、カードリーダの前端から奥側に向かって切り欠かれており、左右方向における切欠部の両側は、前側に突出する突出部となっている。
特許文献1に記載のカードリーダでは、一方の突出部の上面に、下側に向かって窪む凹部が形成されている。指紋センサは、この凹部の底面に配置されている。また、指紋センサは、突出部の上面側で指紋センサの検出面が露出するように前面カバーに取り付けられている。このカードリーダでは、指紋センサによって読み取られた指紋データが適切な指紋データであると判断されると、カードリーダへのカードの挿入が可能になる。
特開2017−16617号公報
特許文献1に記載のカードリーダの場合、利用者の指が所定の押付力で指紋センサの検出面に押し付けられる。すなわち、このカードリーダの場合、指紋センサの検出面が上側から所定の力で押される。そのため、このカードリーダでは、前面カバーに取り付けられた指紋センサが前面カバーから外れるおそれがある。
そこで、本発明の課題は、前面カバーに取り付けられた指紋センサ等の生体認証センサの検出面に利用者の指が所定の押付力で押し付けられても、前面カバーからの生体認証センサの外れを防止することが可能なカードリーダを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明のカードリーダは、カードに記録されたデータの読取りおよびカードへのデータの記録の少なくともいずれか一方を行うカードリーダにおいて、カードの挿入口が形成される前面カバーと、カードリーダの利用者の指先から利用者の生体認証データを取得するための生体認証センサとを備え、挿入口に挿入されたカードの厚さ方向の一方を第1方向とし、第1方向の反対方向を第2方向とすると、生体認証センサは、前面カバーの第1方向側の面で生体認証センサの検出面が露出するように前面カバーに取り付けられ、生体認証センサを第2方向側から支持する支持部材が前面カバーと一体で形成されているか、または、前面カバーと別体で形成された支持部材が前面カバーに取り付けられていることを特徴とする。
本発明のカードリーダでは、生体認証センサを第2方向側から支持する支持部材が前面カバーと一体で形成されているか、または、前面カバーと別体で形成され生体認証センサを第2方向側から支持する支持部材が前面カバーに取り付けられている。そのため、本発明では、前面カバーの第1方向側の面で検出面が露出するように前面カバーに取り付けられた生体認証センサの検出面に利用者の指が所定の押付力で押し付けられても、第2方向側から生体認証センサを支持する支持部材によって、前面カバーからの生体認証センサの外れを防止することが可能になる。
本発明において、生体認証センサは、たとえば、利用者の指紋を検出する検出面を有する指紋センサである。
本発明において、挿入口へのカードの挿入方向とカードの厚さ方向とに直交する方向をカードの幅方向とすると、支持部材は、カードの幅方向における生体認証センサの両端部を支持していることが好ましい。このように構成すると、生体認証センサが第2方向側から支持部材に支持されていても、カードの幅方向における生体認証センサの一端部を支持する支持部材と、カードの幅方向における生体認証センサの他端部を支持する支持部材との間にスペースを確保することが可能になる。したがって、前面カバーの内部に、生体認証センサ以外の部品を配置しやすくなる。
本発明において、生体認証センサの第2方向端には、生体認証センサの外周側に広がる鍔部が形成され、前面カバーには、生体認証センサの第1方向側の部分が配置される貫通穴と、貫通穴を囲むとともに鍔部の第1方向側の面が接触する接触面が形成され、支持部材は、鍔部の第2方向側の面に接触していることが好ましい。このように構成すると、鍔部の第1方向側の面が前面カバーの接触面に接触しているため、前面カバーに取り付けられた生体認証センサを第1方向側へ抜き取りにくくなる。したがって、生体認証センサの不正な抜取りを防止することが可能になる。
本発明において、支持部材は、前面カバーと別体で形成され、前面カバーには、支持部材の第2方向側の面が接触する第2接触面が形成されていることが好ましい。このように構成すると、支持部材が前面カバーと一体で形成されている場合と比較して、容易に、鍔部の第1方向側の面と接触面とを所定の接触圧で接触させつつ、支持部材と鍔部の第2方向側の面とを所定の接触圧で接触させることが可能になる。また、このように構成すると、支持部材の第2方向側の面が接触する第2接触面が前面カバーに形成されているため、支持部材が前面カバーと別体で形成されていても、支持部材の第2方向側へのずれを防止することが可能になり、その結果、支持部材によって第2方向側から生体認証センサを適切に支持することが可能になる。
本発明において、支持部材の第1方向側の面および接触面は、カードの挿入方向側に向かうにしたがって第1方向側に向かって傾斜する傾斜面となっており、支持部材の第2方向側の面および第2接触面は、カードの挿入方向側に向かうにしたがって第2方向側に向かって傾斜する傾斜面となっていることが好ましい。このように構成すると、カードの挿入方向側と反対側に向かって、支持部材を移動させることで、鍔部の第1方向側の面と接触面とを確実に接触させることが可能になるとともに、支持部材と鍔部の第2方向側の面とを確実に接触させることが可能になる。
本発明において、生体認証センサの第2方向側の面の、カードの幅方向における生体認証センサの一端部を支持する支持部材とカードの幅方向における生体認証センサの他端部を支持する支持部材との間に配置される部分は、接着剤で覆われていることが好ましい。このように構成すると、接着剤によって支持部材に生体認証センサを固定することが可能になるため、支持部材に第2方向側から支持される生体認証センサの状態をより安定させることが可能になる。また、このように構成すると、前面カバーに形成される貫通穴からの液体の浸入を接着剤によって防止することが可能になる。
以上のように、本発明のカードリーダでは、前面カバーに取り付けられた指紋センサ等の生体認証センサの検出面に利用者の指が所定の押付力で押し付けられても、前面カバーからの生体認証センサの外れを防止することが可能になる。
本発明の実施の形態にかかるカードリーダの斜視図である。 図1のE−E断面の構成を説明するための断面図である。 図1のF−F断面の構成を説明するための断面図である。 図1に示す生体認証センサを示す図であり、(A)は平面図、(B)は正面図である。 本発明の他の実施の形態にかかる支持部材の構成を説明するための断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(カードリーダの概略構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかるカードリーダ1の斜視図である。図2は、図1のE−E断面の構成を説明するための断面図である。
本形態のカードリーダ1は、カード2に記録されたデータの読取りおよびカード2へのデータの記録の少なくともいずれか一方を行うための装置である。また、本形態のカードリーダ1は、カードリーダ1の利用者がカードリーダ1へのカード2の挿入とカードリーダ1からのカード2の抜取りとを手動で行う手動式のカードリーダである。具体的には、カードリーダ1は、カード2の挿入と抜取りとを手動で行ってデータの読取りや記録を行ういわゆるディップ式のカードリーダである。このカードリーダ1は、たとえば、ATM等の上位装置に搭載されて使用される。
カード2は、たとえば、厚さが0.7〜0.8mm程度の長方形状の塩化ビニール製のカードである。カード2の裏面には、磁気データが記録される磁気ストライプが形成されている。また、カード2には、ICチップが内蔵されており、カード2のおもて面には、ICチップの外部接続端子が形成されている。なお、カード2には、カード2のICチップと非接触で通信を行うための通信用のアンテナが内蔵されていても良い。また、カード2は、厚さが0.18〜0.36mm程度のPET(ポリエチレンテレフタレート)カードや、所定の厚さの紙カード等であっても良い。
カードリーダ1には、カード2が挿入されるとともに排出されるカード2の挿入口3が形成されている。また、カードリーダ1には、挿入口3から挿入されたカード2が移動するカード移動路4が形成されている(図2参照)。カードリーダ1は、カード移動路4が形成される本体フレーム5と、挿入口3が形成される前面カバー(フロントベゼル)6とを備えている。
また、カードリーダ1は、カード2に記録された磁気データの読取りやカード2への磁気データの記録を行う磁気ヘッド7と、カード2に内蔵されるICチップとデータの通信を行うための複数のIC接点バネを有するIC接点ブロック(図示省略)とを備えている。さらに、カードリーダ1は、カードリーダ1の利用者の指先から利用者の生体認証データを取得するための生体認証センサ8を備えている。本形態の生体認証センサ8は、利用者の指紋を読み取るための指紋センサである。したがって、以下の説明では、生体認証センサ8を「指紋センサ8」とする。
本形態では、手動で操作されるカード2は、図1等に示すX方向に移動する。具体的には、カード2は、挿入口3に対してX1方向に挿入され、X2方向に抜き取られる。すなわち、X1方向は、挿入口3へのカード2の挿入方向であり、X2方向は、挿入口3からのカード2の抜取り方向である。また、X方向に直交する図1等のZ方向は、挿入口3に挿入されてカード移動路4を移動するカード2の厚さ方向であり、X方向とZ方向とに直交する図1等のY方向は、カード移動路4を移動するカード2の幅方向(短手幅方向)である。
以下の説明では、X方向を前後方向とし、Y方向を左右方向とし、Z方向を上下方向とする。また、挿入口3へのカード2の挿入方向であるX1方向を「後ろ」方向とし、挿入口3からのカード2の抜取り方向であるX2方向を「前」方向とする。また、上下方向の一方であるZ1方向を「上」方向とし、その反対方向であるZ2方向を「下」方向とする。本形態の上方向(Z1方向)は、第1方向であり、下方向(Z2方向)は、第2方向である。また、本形態では、カードリーダ1は、カード2の厚さ方向(すなわち、上下方向(Z方向))が鉛直方向と一致するように設置されている。
本体フレーム5は、カードリーダ1に挿入されたカード2の後ろ側部分が収容されるカード収容部5a(図1参照)と、磁気ヘッド7が配置されるヘッド配置部5b(図2参照)とを備えている。ヘッド配置部5bは、カード収容部5aの前端から前側に突出している。また、本体フレーム5は、カード2を案内するためのカード案内部(図示省略)を備えている。カード案内部は、カード収容部5aの前端から前側に突出するとともに、ヘッド配置部5bと左右方向において間隔をあけた状態で配置されている。
カード移動路4は、カード収容部5a、ヘッド配置部5bおよびカード案内部に形成されている。カード収容部5aの上面側は、ケース9によって覆われている。磁気ヘッド7は、ヘッド配置部5bの前端部に取り付けられている。また、磁気ヘッド7は、下側からカード移動路4に臨むように配置されている。IC接点ブロックは、カード収容部5aに取り付けられている。
前面カバー6は、カードリーダ1の前面を構成している。また、前面カバー6は、本体フレーム5の前面側に配置されており、本体フレーム5の前端側部分を覆っている。前面カバー6は、ヘッド配置部5bを覆う第1カバー部6aと、カード案内部を覆う第2カバー部6bと備えている。左右方向における第1カバー部6aと第2カバー部6bとの間は、挿入口3へのカード2の挿入時および挿入口3からのカード2の抜取り時にカード2の掴み代(摘まみ代)を確保するための切欠き部6cとなっている。
第1カバー部6aおよび第2カバー部6bは、中空状に形成されている。第1カバー部6aは、左右方向の両側、上下方向の両側および前側からヘッド配置部5bを覆っている。第2カバー部6bは、左右方向の両側、上下方向の両側および前側からカード案内部を覆っている。第1カバー部6aおよび第2カバー部6bの後面は、開口しており、第1カバー部6aおよび第2カバー部6bには、後ろ側からヘッド配置部5bおよびカード案内部が挿入される。なお、第1カバー部6aの中には、カード2に記録された磁気データの不正な読取りを防止するための妨害磁界を発生させる妨害磁界発生器10が配置されている。
(指紋センサおよび指紋センサの周辺部分の構成)
図3は、図1のF−F断面の構成を説明するための断面図である。図4は、図1に示す指紋センサ8を示す図であり、(A)は平面図、(B)は正面図である。なお、図3では、本体フレーム5等の図示を省略している。
指紋センサ8は、カードリーダ1の利用者の指紋を検出する検出面8aを有する指紋センサ素子、指紋センサ素子が実装される回路基板、および、回路基板等を覆うカバー等によって構成されている。指紋センサ8は、全体として厚さが薄い扁平な直方体状に形成されている。指紋センサ8は、指紋センサ8の厚さ方向と上下方向とが略一致するように配置されている。また、指紋センサ8は、検出面8aが上側を向くように配置されている。指紋センサ8の上面では、検出面8aが露出している。指紋センサ8の下端には、指紋センサ8の外周側に広がる鍔部8bが形成されている。鍔部8bは、長方形の枠状に形成されるとともに平板状に形成されている。
前面カバー6の第1カバー部6aの上面を構成する上面部6dは、後ろ側に向かうにしたがって上側に向かうようにわずかに傾斜している。上面部6dには、上下方向に貫通する貫通穴6eが形成されている。貫通穴6eは、長方形状に形成されている。貫通穴6eの中には、指紋センサ8の、鍔部8bよりも上側の部分が配置されている。すなわち、貫通穴6eには、指紋センサ8の上側部分が配置されている。指紋センサ8の、鍔部8bよりも上側の部分は、上面部6dの下側から貫通穴6eに挿入される。
上面部6dの下面の、貫通穴6eの周囲は、鍔部8bの上面が接触する接触面6fとなっている。すなわち、前面カバー6には、鍔部8bの上面が接触する接触面6fが貫通穴6eを囲むように形成されている。接触面6fは、長方形の枠状に形成されている。また、接触面6fは、後ろ側に向かうにしたがって上側に向かって傾斜する傾斜面となっている。指紋センサ8の検出面8aは、第1カバー部6aの上面で露出している。すなわち、指紋センサ8は、前面カバー6の上面で検出面8aが露出するように前面カバー6に取り付けられている。カードリーダ1の利用者は、検出面8aに指先を載せる。検出面8aに指先が載ると、指紋センサ8によって指紋認証が行われる。
前面カバー6には、指紋センサ8を下側から支持する支持部材12が取り付けられている。支持部材12は、前面カバー6と別体で形成されている。また、支持部材12は、前後方向の長さが長い略直方体に形成されている。本形態では、図3に示すように、指紋センサ8の左右方向の両端部を支持する2個の支持部材12が前面カバー6に取り付けられている。支持部材12は、ヘッド配置部5bよりも上側に配置されている。すなわち、指紋センサ8は、ヘッド配置部5bよりも上側に配置されている。
支持部材12は、図2に示すように、上下方向の幅(高さ)が後ろ側に向かうにしたがって次第に広くなる楔形に形成されている。また、支持部材12の上面12aは、後ろ側に向かうにしたがって上側に向かって傾斜する傾斜面となっており、支持部材12の下面12bは、後ろ側に向かうにしたがって下側に向かって傾斜する傾斜面となっている。
上述のように、支持部材12は、指紋センサ8の左右方向の両端部を下側から支持している。すなわち、支持部材12は、指紋センサ8の下面に接触している。具体的には、鍔部8bの、指紋センサ8の左右方向の両端に配置される部分の下面に、支持部材12の上面12aが接触している。第1カバー部6aの左右方向の側面を構成する側面部6gには、支持部材12が嵌る凹部6hが形成されている。
凹部6hは、2個の側面部6gの左右方向の内側面から左右方向の外側に向かってわずかに窪んでいる。凹部6hの下面は、支持部材12の下面12bが接触する接触面6kとなっている。すなわち、前面カバー6には、支持部材12の下面12bが接触する第2接触面としての接触面6kが形成されている。接触面6kは、後ろ側に向かうにしたがって下側に向かって傾斜する傾斜面となっている。
本形態では、指紋センサ8の上側部分が貫通穴6eに配置された状態で、支持部材12が、第1カバー部6aの後ろ側から前側に向かって挿入されて、第1カバー部6aに嵌め込まれる。上述のように、支持部材12は楔形に形成されているため、支持部材12が第1カバー部6aの後ろ側から前側に向かって挿入されて第1カバー部6aに嵌め込まれると、支持部材12の上面12aは、所定の接触圧で鍔部8bの下面に接触し、支持部材12の下面12bは、所定の接触圧で接触面6kに接触する。また、鍔部8bの上面は、所定の接触圧で接触面6fに接触する。すなわち、鍔部8bは、支持部材12の上面12aと接触面6fとの間に挟まれる。
図3に示すように、指紋センサ8の下面の、指紋センサ8の右端部を下側から支持する支持部材12と、指紋センサ8の左端部を下側から支持する支持部材12との間に配置される部分は、接着剤14で覆われている。具体的には、指紋センサ8の下面の、2個の支持部材12の間に配置される部分の全体が接着剤14で覆われている。接着剤14は、支持部材12が第1カバー部6aに取り付けられた後に、指紋センサ8の下面に塗布される。なお、接着剤14の塗布は、指紋センサ8の下面を上側に向けた状態で行われる。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、前面カバー6に、指紋センサ8を下側から支持する支持部材12が取り付けられている。そのため、本形態では、前面カバー6に取り付けられた指紋センサ8の検出面8aに利用者の指が所定の押付力で押し付けられても、下側から指紋センサ8を支持する支持部材12によって、前面カバー6からの指紋センサ8の外れを防止することが可能になる。
本形態では、支持部材12は、指紋センサ8の左右方向の両端部を支持している。そのため、本形態では、指紋センサ8が下側から支持部材12に支持されていても、指紋センサ8の右端部を支持する支持部材12と、指紋センサ8の左端部を支持する支持部材12との間にスペースを確保することが可能になる。したがって、本形態では、第1カバー部6aの内部に、指紋センサ8以外の部品を配置しやすくなる。
本形態では、指紋センサ8の下端に鍔部8bが形成されており、指紋センサ8の、鍔部8bよりも上側の部分は、前面カバー6に形成される貫通穴6eの中に配置されている。また、本形態では、鍔部8bの上面は、前面カバー6に形成される接触面6fに接触している。そのため、本形態では、前面カバー6に取り付けられた指紋センサ8を上側へ抜き取りにくくなる。したがって、本形態では、指紋センサ8の不正な抜取りを防止することが可能になる。
本形態では、支持部材12は、前面カバー6と別体で形成されている。そのため、本形態では、支持部材12が前面カバー6と一体で形成されている場合と比較して、容易に、鍔部8bの上面と接触面6fとを所定の接触圧で接触させつつ、支持部材12の上面12aと鍔部8bの下面とを所定の接触圧で接触させることが可能になる。また、本形態では、支持部材12の下面12bは、前面カバー6に形成される接触面6kに接触しているため、支持部材12が前面カバー6と別体で形成されていても、支持部材12の下側へのずれを防止することが可能になり、その結果、支持部材12によって下側から指紋センサ8を適切に支持することが可能になる。
本形態では、支持部材12の上面12aおよび接触面6fは、後ろ側に向かうにしたがって上側に向かって傾斜する傾斜面となっており、支持部材12の下面12bおよび接触面6kは、後ろ側に向かうにしたがって下側に向かって傾斜する傾斜面となっている。そのため、本形態では、上述のように、第1カバー部6aの後ろ側から支持部材12を前側に向かって挿入すれば、鍔部8bの上面と接触面6fとを所定の接触圧で確実に接触させることが可能になるとともに、支持部材12の上面12aと鍔部8bの下面とを所定の接触圧で確実に接触させることが可能になる。
本形態では、指紋センサ8の下面の、2個の支持部材12の間に配置される部分は、接着剤14で覆われている。そのため、本形態では、接着剤14によって支持部材12に指紋センサ8を固定することが可能になる。したがって、本形態では、支持部材12に下側から支持される指紋センサ8の状態をより安定させることが可能になる。また、本形態では、貫通穴6eからの液体の浸入を接着剤14によって防止することが可能になる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態において、指紋センサ8を下側から支持する支持部材12は、図5に示すように、前面カバー6と一体で形成されていても良い。具体的には、支持部材12は、第1カバー部6aと一体で形成されていても良い。この場合には、たとえば、図5に示すように、支持部材12は、指紋センサ8の左右方向の両端部を下側から支持している。また、たとえば、図5に示すように、第1カバー部6aには、指紋センサ8の鍔部8bを上側から押える押え部材16が固定されている。押え部材16は、前面カバー6と別体で形成され、接着等によって第1カバー部6aに固定されている。また、第1カバー部6aには、鍔部8bが配置される凹部6pと、押え部材16が配置される凹部6rとが形成されている。
なお、支持部材12が前面カバー6と一体で形成されている場合に、上述した形態と同様に、鍔部8bの上面が接触面6fに接触していても良い。また、支持部材12が前面カバー6と一体で形成されているのか、それとも、別体で形成されているのかにかかわらず、支持部材12は、指紋センサ8の全体を下側から支持していても良い。
上述した形態において、指紋センサ8に鍔部8bが形成されていなくても良い。この場合には、たとえば、図5に示すように、指紋センサ8を下側から支持する支持部材12が前面カバー6と一体で形成されるとともに、指紋センサ8を上側から押える押え部材が第1カバー部6aに固定されている。また、上述した形態において、支持部材12の上面12aと下面12bとが平行になっていても良い。すなわち、支持部材12は、楔形に形成されていなくても良い。
上述した形態において、指紋センサ8の下面の、2個の支持部材12の間に配置される部分の一部が接着剤14で覆われていても良い。また、上述した形態において、指紋センサ8の下面は、接着剤14で覆われていなくても良い。また、上述した形態において、カードリーダ1は、カード2の厚さ方向が水平方向と一致するように設置されていても良いし、カード2の厚さ方向が鉛直方向および水平方向に対して傾いた状態で設置されていても良い。
上述した形態において、カードリーダ1は、指紋センサ8に代えて、カードリーダ1の利用者の指先の静脈パターンを読み取る静脈センサを備えていても良い。すなわち、カードリーダ1の利用者の指先から利用者の生体認証データを取得するための生体認証センサ8は、静脈センサであっても良い。また、上述した形態において、カードリーダ1は、カード2の搬送機構を有するカード搬送式のカードリーダであっても良い。
1 カードリーダ
2 カード
3 挿入口
6 前面カバー
6e 貫通穴
6f 接触面
6k 接触面(第2接触面)
8 指紋センサ(生体認証センサ)
8a 検出面
8b 鍔部
12 支持部材
12b 下面(支持部材の第2方向側の面)
14 接着剤
X1 カードの挿入方向
Y カードの幅方向
Z カードの厚さ方向
Z1 第1方向
Z2 第2方向

Claims (7)

  1. カードに記録されたデータの読取りおよび前記カードへのデータの記録の少なくともいずれか一方を行うカードリーダにおいて、
    前記カードの挿入口が形成される前面カバーと、前記カードリーダの利用者の指先から前記利用者の生体認証データを取得するための生体認証センサとを備え、
    前記挿入口に挿入された前記カードの厚さ方向の一方を第1方向とし、第1方向の反対方向を第2方向とすると、
    前記生体認証センサは、前記前面カバーの第1方向側の面で前記生体認証センサの検出面が露出するように前記前面カバーに取り付けられ、
    前記生体認証センサを第2方向側から支持する支持部材が前記前面カバーと一体で形成されているか、または、前記前面カバーと別体で形成された前記支持部材が前記前面カバーに取り付けられていることを特徴とするカードリーダ。
  2. 前記生体認証センサは、前記利用者の指紋を検出する前記検出面を有する指紋センサであることを特徴とする請求項1記載のカードリーダ。
  3. 前記挿入口への前記カードの挿入方向と前記カードの厚さ方向とに直交する方向を前記カードの幅方向とすると、
    前記支持部材は、前記カードの幅方向における前記生体認証センサの両端部を支持していることを特徴とする請求項1または2記載のカードリーダ。
  4. 前記生体認証センサの第2方向端には、前記生体認証センサの外周側に広がる鍔部が形成され、
    前記前面カバーには、前記生体認証センサの第1方向側の部分が配置される貫通穴と、前記貫通穴を囲むとともに前記鍔部の第1方向側の面が接触する接触面とが形成され、
    前記支持部材は、前記鍔部の第2方向側の面に接触していることを特徴とする請求項3記載のカードリーダ。
  5. 前記支持部材は、前記前面カバーと別体で形成され、
    前記前面カバーには、前記支持部材の第2方向側の面が接触する第2接触面が形成されていることを特徴とする請求項4記載のカードリーダ。
  6. 前記支持部材の第1方向側の面および前記接触面は、前記カードの挿入方向側に向かうにしたがって第1方向側に向かって傾斜する傾斜面となっており、
    前記支持部材の第2方向側の面および前記第2接触面は、前記カードの挿入方向側に向かうにしたがって第2方向側に向かって傾斜する傾斜面となっていることを特徴とする請求項5記載のカードリーダ。
  7. 前記生体認証センサの第2方向側の面の、前記カードの幅方向における前記生体認証センサの一端部を支持する前記支持部材と前記カードの幅方向における前記生体認証センサの他端部を支持する前記支持部材との間に配置される部分は、接着剤で覆われていることを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載のカードリーダ。
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