JP2006079502A - 指紋入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】指とライン型指紋センサとの位置関係を常に一定に保つことで指の不用意な動きによる指紋画像の変形を防止し、画像処理の負荷を軽減し、指紋入力時の姿勢、使用する手、指の自由度を向上させた指紋入力装置を提供する。
【解決手段】操作者は指6の爪先6Pを掃引開始位置指ガイド1eに当て、指摺動掃引部2c上で手前に向けてゆっくりと掃引する。このとき、指6の掃引方向FLが直線的でなくなると、第1の指ガイド2dと第2の指ガイド2eが感知して台座2を矢印方向Yに回動させることで、ライン型の指紋センサ5と指6との関係を常に一定に保つ。
【選択図】図2

Description

本発明は、情報機器や情報システム等に用いる指紋入力装置に関し、特にライン型指紋センサを用いて指を掃引させて指紋画像を取得する指紋入力装置に関するものである。
従来の指紋入力装置は操作者の指先と同等もしくはより大きな入力面積をもつ指紋センサ上に指を押し付け、1回の読み取りで指紋画像を取得するエリアセンサを用いたものが主流であった(たとえば特許文献1)。また、特許文献1のものでは指の移動距離を検出するセンサを設け取得画像と移動距離データをもとに指紋画像の再構築を行うようになっている。
近年、小型装置への組込、コストの低下を目的としてセンサ面積を小さくするため、操作者は指をセンサ上で掃引させることで短冊画像を取得し、多数の短冊画像から1枚の画像を再構築することで指紋画像を取得するライン型の指紋センサが開発された。このようなラインセンサとして「指紋データ読取り装置」が開示されている(たとえば特許文献2)。これは、ライン型のセンサに対して指をほぼ直交する方向に掃引させることで指紋画像を取得する。
特開平11−155837号公報 特開昭63−273975号公報
しかしながら、ライン型指紋センサを使用した指紋入力装置は、指紋画像を得るために指を掃引させる必要があった。このため、指を指紋入力装置に置く角度や指を掃引する方向が変化すると得られる指紋画像は変形してしまう。これでは、入力毎に形の異なる指紋画像となり、指紋認証における本人拒否率の増加につながってしまう。こうした中、特許文献2の「指紋データ読取り装置」では変形のない画像を得ることについてはなんら開示されていない。また、特許文献2の指紋データ読取り装置を機器に組み込んだ場合、指紋画像入力時に不自然な姿勢を強いられたり、機器と操作者の位置関係によっては使用する指や手を限定されたりする。これは、指紋入力において操作者がライン型指紋センサに対し常に指をほぼ直角に保った状態で掃引する必要がある。このため、情報機器への組込に伴いライン型指紋センサの向きが固定されてしまう事に起因し、指紋の安定した入力と入力時の利便性を著しく損なう要因となっている。
本発明は、このような従来の指紋入力装置の抱える課題を改善し、指とライン型指紋センサの関係を常に一定に保つことで指の不用意な動きによる指紋画像の変形を防止し、画像処理に関する負荷を軽減し、指紋入力時の姿勢、使用する手や指の自由度を向上させた指紋入力装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するために本発明の指紋入力装置は、基台と、基台の一部に設けられ操作者の指を摺動掃引させる指摺動掃引手段と、指の指紋に応じた信号を出力するライン型の指紋読み取り手段と、指紋読み取り手段を保持し、基台に対して回動することができる保持手段とを有する。
また、本発明の指紋入力装置は、指の動き伝達手段の長手方向を操作者の掃引方向に一致させるとともに、指摺動掃引手段に近接配置する。
また、本発明の指紋入力装置は、動き伝達手段を操作者の指の長手方向の側面に接するように設ける。
また本発明の指紋入力装置は、指の掃引開始位置指定手段を指摺動手段の延長線上に設ける。
また本発明の指紋入力装置は、保持手段の回動角度を制限する回動角度制限手段を有する。
また本発明の指紋入力装置は、保持手段を初期位置に復元させる復元手段を有する。
加えて本発明の指紋入力装置は、動き伝達手段は、操作者の指の太さに応じて指ガイド部材の間隔を調整するガイド部材間隔調整手段を有する。
上記のように構成された本発明の指紋入力装置によれば、指を掃引する方向に追従して指紋読み取り手段の向きを変更することができる。これによって、掃引中の指の動きが変化しても指とライン型指紋センサの関係を一定に保つことができ指紋画像の変形をなくすことができ、画像変形の補正処理を軽減し指紋入力に関する消費電力を抑えることができる。
また、情報機器に指紋入力装置を組み込んだ場合もライン型指紋センサの向きが指に追従して変化するため掃引方向が限定されなくなり、操作者は不自然な姿勢を強いられたり、指紋を入力する指や手を限定されたりせず自由度が格段に向上する。
また、操作者の全ての指が使用可能になるため登録する指紋の選択肢を狭めることがなくなりセキュリティを向上させることができる。
なお、指の動き伝達手段を設けた場合、指の掃引方向を誘導するとともに、指の動きを直接台座に伝達し台座の指への追従性を向上させることができる。
また、掃引開始位置指定手段を設けた場合、操作者は掃引開始位置を容易に認識することができ適切な長さの指紋画像を取得することができる。
また、回転角度制限手段を設けた場合、保持手段の反転や掃引動作を妨げる位置への回転を防止し、入力時に保持手段の角度を再調整する手間を省くことができ効率的な入力動作を行うことができる。
また、復元手段を設けた場合、使用後に保持手段が初期の状態に復元するので、だれにも使用しやすく、また商品価値も向上させるものである。
加えて、ガイド部材間隔調整手段を設けた場合、指の細い,太いにかかわらず、指の掃引に際して保持手段が機器ケースに対して回動することによって、ライン型指紋センサに対する指の掃引方向は常に直角となり、ライン型指紋センサで読み取った指紋画像の変形を排除できるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
実施の形態1では、情報処理装置に指紋入力装置を組み込む場合について説明する。図1は本発明の実施の形態1にかかる指紋入力装置の主要部品の組み立て状態を示す分解斜視図、図2は同じくその使用状態を示す外観図で、(a)は平面図、(b)は平面図におけるa−a矢視断面図、図3は同じくその動作時の説明図、図4は同じく指紋入力装置を組み込んだ情報処理装置の外観斜視図である。
図1,図2において、基台である情報処理装置の機器ケース1には円形の取り付け孔1aを設ける。取り付け孔1aに対して台座2の円筒部2aを挿入し、台座2の円筒部2aの爪掛け部2bの内側から台座止め3の爪3aをはめ込んで台座2と台座止め3とを一体に固定する。台座2と台座止め3が機器ケース1を挟んで一体となった保持手段が機器ケース1の取り付け孔1aに対して回動自在となるように組み立てる。
台座2の上面中央部には、指紋を検出するために指摺動掃引部2cを設ける。指摺動掃引部2cの長手方向SLに沿って指6を掃引する。すなわち、指摺動掃引部2cの長手方向SLと指6の掃引方向FLとを合致させる。また、指摺動掃引部2cの中央部表面にはライン型指紋センサ5が、その長手方向5Lが指6の掃引方向FLとほぼ直交するように埋め込まれている。
指摺動掃引部2cの両側には動き伝達手段として、第1の指ガイド2dと第2の指ガイド2eの長手方向QLが、指摺動掃引部2cの長手方向SLおよび指6の掃引方向FLと合致するように一対の指ガイド2d,2eを配置する。また、第1の指ガイド2dと第2の指ガイド2eの高さh1は指摺動掃引部2cの高さh2よりも高くなるように、指摺動掃引部2cに凹凸を設ける。こうした構成によって、指摺動掃引部2c上で指6を摺動させて掃引するとき、指6の変位を抑えることができる。また、指6の掃引方向FLが変化しそうになったとき、保持手段をそれに合わせて回動するように誘導することができる。
台座止め3には突起部3bが設けられ、機器ケース1の下面に設けたピン1bと当接することで台座2と台座止め3が一体となった保持手段の回動角度を制限する。
また、機器ケース1の下面にはU字形の溝1dを持ったばね保持部1cが設けられ、U字形の溝1dにU字形のばね4を挿入し、その開放端4aで台座止め3に設けたピン3cを挟持して復元手段としている。通常は台座2と台座止め3が一体となった保持手段を中立の位置に保っている。
また機器ケース1の上面の一部を円弧状に突出させて掃引開始位置指ガイド1eを、指摺動部2cの延長線上に設けて掃引開始位置指定手段としている。円弧状の大きさは操作者が指6を指摺動掃引部2に置いたときに隠れることがないようにその直径を15mm〜30mm程度に選ぶとよい。なお、ここでは掃引開始位置指ガイド1eに凹凸をもたせて掃引開始位置を画定したが、機器ケース1や台座2上掃引開始位置指ガイド1eをマーキング等で指示しておいてもよい。
なお、台座止め3の爪3aの数は2〜4個程度、台座止め3の突起部3bはピン1bの配置によっては1個でもよい。
つぎに指紋読み取り手段であるライン型指紋センサ5の構成を説明する。ここで、指紋読み取り手段とは指紋を読み取り、指紋の凹凸に応じた信号を出力する。指紋読み取り手段は、必ずしもイメージセンサなどの光電式撮像素子とレンズなどの光学系とから成る光学式のものに限られるものではなく、例えば指紋の凹凸による静電容量や電界の変化から画像を読み取る半導体式のものや指紋の凹凸による熱の伝わり方の違いにより画像を読み取る感熱式のものなどでもよい。
実施の形態1では、指紋読み取り手段にたとえば、米国、Atmel Corporation製のAT77C101B型指紋チップを用いることができる。このチップは指紋の凹凸を温度によって検出するタイプのCMOS半導体指紋センサで、280ドット、8列の検出部を有し、8ビットの指紋画像を検出する。この指紋センサ上で指6をゆっくりと掃引させると、列から列への画像の移動により指6の移動を検出できる。
列同士の画像比較により、指6がセンサに対して直角に移動したかどうかが分かり、不正な方向にずれた時にはソフトウエア的に補正して正しい指紋画像を得る。
以上のように構成された指紋入力装置について、以下、その動作を図2(a),(b)を用いて説明する。まず、掃引開始位置指ガイド1eに爪先6Pが当たるようにして台座2の指摺動掃引部2cに指6を置く。掃引開始位置指ガイド1eは前にも述べたが、指摺動掃引部2cの延長線上に設ける。指6は第1の指ガイド2d、第2の指ガイド2eに接するようにしており、誘導されて指摺動掃引部2cの所定位置に落ち着く。つぎに操作者は手前方向に(掃引開始位置指ガイド1eから離れる方向に)指6をゆっくりと掃引する。もちろん、こうした操作とは反対方向、すなわち手前から掃引開始位置指ガイド1eに向けて掃引するように構成することもできる。
このとき、もし、たとえば情報処理装置に対する操作者の位置関係のために、掃引開始後に指6の掃引方向が直線的ではなくなるような動作をしたとき、動き伝達手段としての第1の指ガイド2dと第2の指ガイド2eは掃引方向FLを感知して、台座2と台座止め3が一体となった保持手段が機器ケース1に対して回動する。これにより、ライン型指紋センサ5の長手方向に対する指6の掃引方向はほぼ直交することになるので、ライン型指紋センサ5で読み取った指紋画像の変形を排除することができる。
ここでは、動き伝達手段としての第1の指ガイド2dと第2の指ガイド2eが存在するものとして説明した。しかし、第1の指ガイド2dと第2の指ガイド2eを設けなくとも、指6とライン型指紋センサ5との摩擦力により指6の掃引に追従して台座2が回動し、ライン型指紋センサ5に対する指6の掃引方向FLを一定に保つ。これにより、ライン型指紋センサ5の長手方向に対する指6の掃引方向がほぼ直交することになるので、ライン型指紋センサ5で読み取った指紋画像の変形をなくすことができる。また、第1の指ガイド2dと第2の指ガイド2eのいずれか1つを設けるようにしてもよい。
台座2の回動に、指6とライン型指紋センサ5との摩擦力によるよりも第1の指ガイド2dまたは第2の指ガイド2eへの指6の当接が大きく関わってくるときは、掃引を開始するポイントが台座2の回動中心付近であるほうが回動がスムーズに行うことができる。この場合には掃引開始位置指定手段である掃引開始位置指ガイドを台座2上に設けることになるが、台座2の直径を少し大きくすればよい。
台座2と台座止め3が一体となった保持手段が回動したとき、回動範囲の制限と、回動力が与えられなくなったときの保持手段の復元について図3を用いて説明する。図3は台座止め3の下方から見た図とし、図3(a)は初期状態である。図3(b)において保持手段が上から見て時計方向TFに回動されたとき、すなわち図3のように下方から見て反時計方向TRに回動されたとき、回動により台座止め3に設けたピン3cがばね4を開き、台座止め3に設けた突起部3bの一方が機器ケース1に設けられたピン1bに当接することで回動範囲を制限される。指6を離すことで回動力が去ったとき、ピン3cは、ばね4の復元力によって図3(a)の状態に復元する。
図3(c)において保持手段が上から見て反時計方向に回動されたとき、すなわち図3(c)のように下方から見て時計方向TFに回動されたとき、同様に回動により台座止め3に設けたピン3cがばね4を反対方向に開き、台座止め3に設けた突起部3bの他方が機器ケース1に設けられたピン1bに当接することで回動範囲が制限される。指6を離して回動力が去ったとき、ピン3cは、ばね4の復元力によって図3(a)の状態に復元する。
図4は本発明の実施の形態1にかかる指紋入力装置を組み込んだ情報処理装置を示す。機器ケース1に対して蝶番で開閉する液晶パネル7,機器ケース1上に配置されたキーボード8,タッチパッド9と並んで指紋入力装置10が配置されている。図4に示すように実施形態の指紋入力装置を情報処理装置に組み込んだ場合、ライン型指紋センサが回動するため掃引方向の制限を受けず、左手でも右手でも、どちらの指でも無理なく使用することができる。
このように実施の形態1の指紋入力装置は、指紋入力時に指の掃引方向がずれようとすれば、指の掃引方向FLに追従してライン型指紋センサの向きを変更することができる。こうしたライン型指紋センサの向きの変更は、複雑でないソフトウエアで補正が可能であり、修復ができない、という状態になりにくい。
もし、実施の形態1のような構成が実現できないとすると、掃引方向のずれが大きくなったとき、そのずれを補正するためのソフトウエアの規模が大きく、かつ複雑となり、消費電力も大きくなる。また、ずれが大きすぎると修復できなくなる。
また指が置かれる指摺動部の長手方向の両側には、一段と高くなった左右の指ガイドを動き伝達手段として設けたので、指の掃引方向がずれそうになったとき、ライン型指紋センサの向きを変更する動作をさらに確実にする。
また、掃引開始位置指定部を設けることによって操作者に掃引開始位置を明示的に示すことができ、認証に必要な適切な長さの指紋画像を取得することができる。この掃引開始位置指示部は、必ずしも機器ケースに設ける必要は無く保持手段である台座2へ設けることによって位置を示しても良い。
また、実施の形態1において保持手段の回転角度を制限する回転角度制限手段を設けた場合、保持手段の不要な回転を抑制し、ライン型指紋センサの反転や無理な入力位置への回転を防ぐことができスムーズな入力を可能とする。
さらに、保持手段から指を離した後に、保持手段を最初の状態に復元する復元手段を設けた事により、だれにも使用しやすく、また商品価値も向上するものである。
実施の形態1の指紋入力装置には、ライン型指紋センサとして、ここで例示した温度検出型に限らず、光学的検出方法を用いたセンサや指紋の凹凸を圧力として検出するセンサを用いたものなどにも適用できる。
さらに実施の形態1では指の摺動掃引をラインからラインに移動する画像の対比からソフトウエア的に検出する場合を示した。しかし、たとえば特許文献2のように、機械的に指の掃引を検出する構成の場合にも同じように適用できることはいうまでもない。
(実施の形態2)
前に述べた実施の形態1においては、台座2の指摺動掃引部2cの両側に形成した第1の指ガイド2dと第2の指ガイド2eとの間隔は固定していた。このため、細い指の操作者には隙間ができ、一方太い指の操作者には指が入りきれないという不都合が生じる。そこで、実施の形態2ではこのような場合に対処する手段を提案する。
図5は実施の形態2にかかる2つの指ガイド間の間隔を指6の太さに対応して調整する手段を示す透視斜視図であり、ライン型指紋センサ5などを取り外して調整機構の要部を示している。
台座12は図1,図2にかかる台座2と同様の役割を果たし、中央部に指紋を検出するために指6の長手方向すなわち指6の掃引方向FLに摺動掃引させる指摺動掃引部12aを設けた。指摺動掃引部12aの中央部表面にはライン型指紋センサ5を、その長手方向5Lが指6の掃引方向FLと直交するように埋め込んだものとしたが、ここでは図示を省略する。
以下、動き伝達手段である指ガイドの間隔を指6の太さに適合させるガイド部材間隔調整手段について説明する。台座12上には指6の第1のガイド部材13と第2のガイド部材14が台座12上でスライドできるように配置している。これら2つのガイド部材13,14は指摺動掃引部12a上で指6を摺動させて掃引するとき指6の摺動をガイドして、指6の摺動方向が変化しそうになったとき、保持手段をそれに合わせて回動するように誘導する。
第1のガイド部材13の下部には第1のラック部材下15が2本埋め込まれ、第2のガイド部材14の下部には第2のラック部材16が2本埋め込まれている。第1のラック部材下15と第2のラック部材16の間にはラックピニオン17を挟み、2個のラックピニオンは共通の軸18に固定されて軸18ごと回動するようになっている。この軸18は他端を固定したコイルスプリング19が係止され、ラックピニオン17を時計方向TFに回動するように付勢している。ガイド部材13,14やラック15,16を移動可能に支持する方法や、軸19の支持方法については詳細を省く。
台座12には、実施の形態1と同様に台座止め3が一体となり保持手段を形成し、これが機器ケース1に対して回動する。その他の構成は実施の形態1と同様であり、説明を省く。
つぎにその動作を説明する。図5には、第1のガイド部材13と第2のガイド部材14の間隔Fは、細い指6がかろうじて入る程度の間隔Fを示している。ここへ太い指6を入れると、指6の第1のガイド部材13は右Rへ押され、第2のガイド部材14は左Lへ押される。この動きはそれぞれに埋め込まれた第1のラック部材15を右Rに、第2のラック部材16を左Lに摺動させ、ラックピニオン17をコイルスプリング19の付勢力に抗して時計方向TFとは逆の反時計方向TRに回動させる。指6の当たりが不均等で、片方の指ガイド部材だけに力が加わってもラックとラックピニオンの働きで左右均等に広げることができる。指6を取り去ると、これらの部材はコイルスプリング19の付勢力によって時計方向TFに回動して元の状態に戻る。
このように実施の形態2によれば、第1および第2のガイド部材の間隔をラックとラックピニオンとで均一に拡大できるように構成したことによって、指6の細い,太いにかかわらず、指6の掃引に際して台座12と台座止め3が一体となった保持手段が機器ケース1に対して回動することができる。これにより、ライン型指紋センサ5の長手方向に対する指6の掃引方向はほぼ直交しており、ライン型指紋センサ5で読み取った指紋画像の変形をなくすことができる。
なお、上記各実施の形態において、構造の細部は一例であり、同じ機能を果たせる異なった構造に置き換えても差し支えない。
さらに、上記各実施の形態ではノートパソコンなどの情報処理装置に組み込む場合を説明したが、指紋入力装置単体として構成しても差し支えない。
本発明にかかる指紋入力装置は、指の動きに応じ指紋読み取り手段の方向を変えることができ指の掃引方向の変化によって発生する指紋画像の変形を抑えることができる。また、指の掃引方向に大きな自由度を持たせることができ操作者の使用する指や入力姿勢の自由度を飛躍的に高めることができ、ライン型指紋センサを用いた指紋入力装置として有用である。
本発明の実施の形態1にかかる指紋入力装置の主要部品の組み立て状態を示す分解斜視図 同じくその使用状態を示す外観図 同じくその動作時の説明図 同じく指紋入力装置を組み込んだ情報処理装置の外観斜視図 同じく実施の形態2にかかる2つの指ガイド間の間隔を指の太さに対応して調整する手段を示す透視斜視図
符号の説明
1 機器ケース(基台)
1a 取り付け孔
1b ピン(回転角度制限手段)
1c ばね保持部
1d U字形の溝
1e 掃引開始位置指ガイド(掃引開始位置指定手段)
2 台座(保持手段)
2a 円筒部
2b 爪掛け部
2c,12a 指摺動掃引部
2d 第1の指ガイド(動き伝達手段)
2e 第2の指ガイド(動き伝達手段)
3 台座止め(保持手段)
3a 爪
3b 突起部(回転角度制御手段)
3c ピン(復元手段)
4 ばね(復元手段)
5 ライン型指紋センサ(指紋入力手段)
6 指
6P 指先
7 液晶パネル
8 キーボード
9 タッチパッド
10 指紋入力装置
12 台座(保持手段)
13 第1のガイド部材(動き伝達手段、ガイド部材間隔調整手段)
14 第2のガイド部材(動き伝達手段、ガイド部材間隔調整手段)
15 第1のラック部材(ガイド部材間隔調整手段)
16 第2のラック部材(ガイド部材間隔調整手段)
17 ラックピニオン(ガイド部材間隔調整手段)
18 軸(ガイド部材間隔調整手段)
19 コイルスプリング(ガイド部材間隔調整手段)

Claims (7)

  1. 基台と、前記基台の一部に設けられ操作者の指を摺動掃引させる指摺動掃引手段と、前記指の指紋に応じた信号を出力するライン型の指紋読み取り手段と、
    前記指紋読み取り手段を保持し、前記基台に対して回動することができる保持手段とを有することを特徴とする指紋入力装置。
  2. 動き伝達手段の長手方向を前記操作者の掃引方向に合致させるとともに、前記指摺動掃引手段に近接配置することを特徴とする請求項1に記載の指紋入力装置。
  3. 動き伝達手段を前記操作者の指の長手方向の側面に接するように設けたことを特徴とする請求項2に記載の指紋入力装置。
  4. 指の掃引開始位置指定手段を前記指摺動手段の延長線上に設けたことを特徴とする請求項1に記載の指紋入力装置。
  5. 前記保持手段の回動角度を制限する回動角度制限手段を設けたことを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の指紋入力装置。
  6. 前記保持手段を初期位置に復元させる復元手段を有することを特徴とする請求項6項に記載の指紋入力装置。
  7. 前記動き伝達手段は、操作者の指の太さに応じて指ガイド部材の間隔を調整するガイド部材間隔調整手段を有することを特徴とする請求項2から4までのいずれか1項に記載の指紋入力装置。
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