JP2020091461A - 定着装置、画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明では、定着ニップの長手方向の温度差を小さくできる定着装置を提供することを課題とする。【解決手段】無端状の定着ベルト22と、定着ベルト22の外周面を加圧する加圧ローラ23と、定着ベルト22の内側に設けられ、当該定着ベルト22を介して加圧ローラ23に当接して定着ニップNを形成するニップ形成部材32と、定着ベルト22を加熱するためのハロゲンヒータ31と、定着ベルト22の内側に設けられ、ハロゲンヒータ31からの熱を反射させる反射部材34とを備えた定着装置7であって、ニップ形成部材32は、その長手方向中央側の幅Daが長手方向端部側の幅Dbよりも大きく設けられ、反射部材34は、ニップ形成部材32の長手方向に延在し、ニップ形成部材32の側へ開口した開口部34kを有し、開口部34kは、その長手方向中央側の幅Faが長手方向端部側の幅Fbよりも大きく設けられることを特徴とする。【選択図】図7
Description
本発明は、定着装置および画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、またはそれらの複合機における画像形成装置においては、未定着画像が形成された用紙などの記録媒体を、定着装置の定着ベルトと加圧部材との間に形成される定着ニップに搬送し、記録媒体を加圧および加熱することにより、記録媒体の表面に画像を定着させる。
定着装置には、定着ベルトの内周面側に設けられたニップ形成部材を、定着ベルトを介して加圧ローラ等の加圧部材に当接させることで、定着ベルトとニップ形成部材との間に定着ニップを形成するものが存在する。そして、定着ベルトと加圧部材とを所定の加圧力で当接させて定着ニップを形成するために、ニップ形成部材、あるいは、加圧部材のうち一方を他方側へ付勢する付勢部材を設けた構成が既に知られている。
例えば特許文献1(特開2017−68056号公報)では、定着ベルト110の内周側に配置される部材として、図16に示すように、ニップ形成部材101と、ハロゲンランプ102と、反射板103と、ステー104とが設けられている。ニップ形成部材101が、長手方向の中央側が端部側に比べて幅広の形状をしているのに対して、反射板103およびステー104は、ニップ形成部材101側の開口端が、長手方向に均一な幅に設けられる。また、図17に示すように、ステー104の両端を支持する各サイドガイド105が、バネ106によって付勢されることで、ニップ形成部材101が加圧ローラの側へ付勢される。これにより、ニップ形成部材101が定着ベルト110を介して加圧ローラに当接し、定着ニップを形成している。
上記の構成では、バネ106の付勢力によってニップ形成部材101の長手方向両端が加圧されることで、ニップ形成部材101が撓み、その長手方向中央側がニップ形成部材101から離れる方向へ変形する。従って、定着ニップの長手方向中央側の幅と端部側の幅との大きさに差が生じ、定着ニップの温度ムラが生じるという問題があった。しかし、特許文献1の構成では、ニップ形成部材101の長手方向中央側の幅を端部側よりも相対的に大きく設けることで、長手方向中央側における定着ニップの幅を確保し、長手方向の中央側と端部側との間で生じるニップ幅の差を小さくしている。
特許文献1のようにニップ形成部材101の長手方向中央側を端部側よりも幅広に設けた構成では、ニップ形成部材101の長手方向中央側の温度上昇が端部側に比べて鈍くなり、定着ニップに長手方向における温度差を生じたり、中央側を定着温度まで加熱するために、余分な加熱が必要になるといった問題があった。
このような事情から、本発明では、定着ニップの長手方向の温度差を小さくできる定着装置を提供することを課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明は、無端状の定着ベルトと、前記定着ベルトの外周面を加圧する加圧部材と、前記定着ベルトの内側に設けられ、当該定着ベルトを介して前記加圧部材に当接して定着ニップを形成するニップ形成部材と、前記定着ベルトを加熱するための加熱部材と、前記定着ベルトの内側に設けられ、前記加熱部材からの熱を反射させる反射部材とを備えた定着装置であって、前記ニップ形成部材は、長手方向中央領域に対応する部分の幅が、自身の長手方向端部の幅よりも大きく設けられ、前記反射部材は、前記ニップ形成部材の長手方向に延在し、前記ニップ形成部材の側へ開口した開口部を有し、前記開口部は、前記長手方向中央領域に対応する部分の幅が、当該開口部自身の長手方向端部の幅よりも大きく設けられることを特徴とする。
本発明によれば、反射部材の開口部の長手方向中央領域に対応する部分の幅を、開口部自身の長手方向端部の幅よりも大きく設けている。これにより、定着ニップの長手方向の温度差を小さくすることができる。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
図1に示すカラー画像形成装置1の中央には、4つのプロセスユニット9Y,9M,9C,9Bkが着脱可能に設けられた画像形成部2が配置されている。各プロセスユニット9Y,9M,9C,9Bkは、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の異なる色の現像剤を収容している以外は同様の構成となっている。
具体的な各プロセスユニット9としては、表面上に現像剤としてのトナーを担持可能なドラム状の回転体である感光体ドラム10と、感光体ドラム10の表面を一様に帯電させる帯電ローラ11と、感光体ドラム10の表面にトナーを供給する現像ローラを有する現像装置12等を備えている。
プロセスユニット9の下方には、露光部3が配置されている。露光部3は、画像データに基づいて、レーザ光を発するように構成されている。
画像形成部2の上方には転写部4が配置されている。転写部4は、駆動ローラ14及び従動ローラ15に周回走行可能に張架されている無端状の中間転写ベルト16、各プロセスユニット9の感光体ドラム10に対して中間転写ベルト16を挟んだ対向位置に配置されている一次転写ローラ17等で構成されている。各一次転写ローラ17はそれぞれの位置で中間転写ベルト16の内周面を押圧しており、中間転写ベルト16の押圧された部分と各感光体ドラム10とが接触する箇所に一次転写ニップが形成されている。
また、中間転写ベルト16の駆動ローラ14と、中間転写ベルト16を挟んで駆動ローラ14に対向した位置には二次転写ローラ18が配設されている。二次転写ローラ18は中間転写ベルト16の外周面を押圧しており、二次転写ローラ18と中間転写ベルト16とが接触する箇所に二次転写ニップが形成されている。
給紙部5は、画像形成装置1の下部に位置しており、記録媒体としての用紙Pを収容した給紙カセット19や、給紙カセット19から用紙Pを搬出する給紙ローラ20等からなっている。
搬送路6は、給紙部5から搬出された用紙Pを搬送する搬送経路であり、一対のレジストローラ21の他、後述する排紙部8に至るまで、搬送ローラ対が搬送路6の途中に適宜配置されている。
定着装置7は、加熱源によって加熱される定着ベルト22、その定着ベルト22を加圧可能な加圧ローラ(加圧部材)23等を有している。
排紙部8は、画像形成装置1の搬送路6の最下流に設けられる。この排紙部8には、用紙Pを外部へ排出するための一対の排紙ローラ24と、排出された用紙Pをストックするための排紙トレイ25とが配設されている。
画像形成装置1の上部には、イエロー、シアン、マゼンタ、黒の各色トナーが充填されたトナーボトル29Y,C,M,Kが着脱可能に設けられている。そして、このトナーボトル29Y,C,M,Kから各現像装置12との間に設けた補給路を介して、各色の現像装置12に各色トナーが補給される。
以下、図1を参照して上記画像形成装置1の基本的動作について説明する。
画像形成装置1において、画像形成動作が開始されると、各プロセスユニット9Y,9C,9M,9Bkの感光体ドラム10の表面に静電潜像が形成される。各感光体ドラム10に露光部3によって露光される画像情報は、所望のフルカラー画像をイエロー、シアン、マゼンタ及びブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。各感光体ドラム10上には静電潜像が形成され、各現像装置12に蓄えられたトナーが、ドラム状の現像ローラによって感光体ドラム10に供給されることにより、静電潜像は顕像であるトナー画像(現像剤像)として可視像化される。
転写部4では、駆動ローラ14の回転駆動により中間転写ベルト16が図の矢印Aの方向に走行駆動される。また、各一次転写ローラ17には、トナーの帯電極性と逆極性の定電圧又は定電流制御された電圧が印加される。これにより、一次転写ニップにおいて転写電界が形成され、各感光体ドラム10に形成されたトナー画像は一次転写ニップにて中間転写ベルト16上に順次重ね合わせて転写される。
一方、画像形成動作が開始されると、画像形成装置1の下部では、給紙部5の給紙ローラ20が回転駆動することによって、給紙カセット19に収容された用紙Pが搬送路6に送り出される。搬送路6に送り出された用紙Pは、レジストローラ21によってタイミングを計られて、二次転写ローラ18と駆動ローラ14との間の二次転写ニップに送られる。このとき、中間転写ベルト16上のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加されており、二次転写ニップに転写電界が形成されている。二次転写ニップに形成された転写電界によって、中間転写ベルト16上のトナー画像が用紙P上に一括して転写される。
トナー画像が転写された用紙Pは、定着装置7へと搬送され、定着ベルト22と加圧ローラ23とによって用紙Pが加熱及び加圧されてトナー画像が用紙Pに定着される。そして、トナー画像が定着された用紙Pは、定着ベルト22から分離され、搬送ローラ対によって搬送され、排紙部8において排紙ローラ24によって排紙トレイ25へと排出される。
以上の説明は、用紙P上にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、4つのプロセスユニット9Y,9C,9M,9Bkのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2つ又は3つのプロセスユニット9を使用して、2色又は3色の画像を形成したりすることも可能である。
図2および図3に示すように、定着装置7は、定着ベルト22と、加圧ローラ23と、加熱部材としてのハロゲンヒータ31と、ニップ形成部材32と、支持部材としてのステー33と、反射部材34等を備えている。
図2に示すように、定着ベルト22は、用紙Pに未定着画像Tを定着させる筒状の定着部材であり、用紙Pの未定着画像担持面側に配置される。本実施形態では、定着ベルト22が、ニッケルやSUS等の金属材料やポリイミドなどの樹脂材料で形成された内周側の基材と、PFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)やPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)などで形成された外周側の離型層と、を有する無端状のベルト(フィルムも含む。)で構成されており、長手方向(図の紙面に垂直な方向)に渡って設けられる。この定着ベルト22の長手方向は、ステー33や反射部材34の長手方向でもあり、以下、単に長手方向とも呼ぶ。
また、基材と離型層との間に、シリコーンゴム、発泡シリコーンゴム、あるいはフッ素ゴムなどのゴム材料で形成された弾性層を介在させてもよい。この弾性層の厚さを100μm程度にすれば、未定着画像(未定着トナー)を押し潰して定着させるときに弾性層の弾性変形により、ベルト表面の微小な凹凸を吸収でき、光沢ムラの発生を回避できる。また、本実施形態では、定着ベルト22の低熱容量化の観点から、定着ベルト22として、薄肉で小径のベルトを採用している。具体的には、定着ベルト22を構成する基材、離型層のそれぞれの厚さを、20〜50μm、10〜50μmの範囲に設定し、定着ベルト22全体としての厚さを1mm以下に設定している。また、定着ベルト22が弾性層を有する場合は、弾性層の厚さを、100〜300μmに設定するとよい。さらに低熱容量化を図るには、定着ベルト22全体としての厚さを0.2mm以下にするのがよく、さらに望ましくは、0.16mm以下の厚さとするのがよい。また、本実施形態では、定着ベルト22の直径が、20〜40mmに設定されており、望ましくは、直径を30mm以下とするのがよい。
加圧ローラ23は、定着ベルト22の外周側に対向するように配置された対向部材である。本実施形態では、加圧ローラ23が、芯金と、芯金の表面に設けられた発泡性シリコーンゴムやフッ素ゴムなどから成る弾性層と、弾性層の表面に設けられたPFAやPTFEなどから成る離型層と、で構成されている。また、本実施形態では、加圧ローラ23を中実のローラとしているが、中空のローラであってもよい。中空ローラの場合、加圧ローラ23の内部にハロゲンヒータなどの加熱部材を配置することも可能である。また、加圧ローラ23の弾性層は、ソリッドゴムでもよいが、内部に加熱部材が配置されていない場合は、弾性層にスポンジゴムを用いて加圧ローラ23の断熱性を高めることが望ましい。これにより、定着ベルト22の熱が加圧ローラ23に奪われにくくなり、定着ベルト22の熱効率が向上する。
また、加圧ローラ23は、画像形成装置本体に設けられた駆動源によって図2中の矢印Aで示す方向に回転駆動するように構成されている。一方、定着ベルト22は、加圧ローラ23が回転駆動することにより、これに伴って図2中の矢印B方向に従動回転する。未定着画像Tが転写された用紙Pは、図の矢印J方向へ搬送されて定着ベルト22と加圧ローラ23との間(定着ニップN)に送られ、回転する定着ベルト22と加圧ローラ23とによって用紙Pが搬送され、定着ニップNを通過する。このとき、用紙Pに対して熱と圧力が付与されることで、未定着画像Tが用紙Pに定着される。
ハロゲンヒータ31は、定着ベルト22の内周側に配置され、赤外線光を放射することで、定着ベルト22を輻射熱により内周側から加熱する加熱部材である。加熱部材として、ハロゲンヒータ31以外に、カーボンヒータやセラミックヒータなどを用いることも可能である。本実施形態では、定着ベルト22内にハロゲンヒータ31が1本だけ配置されているが、用紙の幅サイズに応じて異なる発熱領域を有する複数のハロゲンヒータ31を用いてもよい。
ニップ形成部材32は、加圧ローラ23との間で定着ベルト22を挟んで定着ニップNを形成するものである。詳しくは、ニップ形成部材32は、定着ベルト22の内周側で長手方向に渡って配置されており、定着ベルト22の内周面に接触する平板状のニップ形成部32aと、ニップ形成部32aのベルト回転方向Bの両端部から加圧ローラ23側とは反対側に屈曲する一対の屈曲部32bと、を有している。加圧ローラ23がバネなどの加圧手段によってニップ形成部材32側に加圧されることで、加圧ローラ23と定着ベルト22とが接触し、これらの間に定着ニップNが形成される。
ニップ形成部32aの定着ベルト22側のニップ形成面32cは、定着ベルト22の内周面に対して直接接触している。このため、定着ベルト22が回転したとき、定着ベルト22はニップ形成面32cに対して摺動する。このため、ニップ形成面32cの耐摩耗性や摺動性を向上させるために、ニップ形成面32cにアルマイト処理やフッ素樹脂系材料の塗布することが好ましい。また、経時的な摺動性の確保のために、ニップ形成面32cにフッ素系グリース等の潤滑剤を塗布してもよい。本実施形態では、ニップ形成面32cが、平坦面状となっているが、凹形状やその他の形状であってもよい。例えば、ニップ形成面32cが加圧ローラ23側とは反対側へ凹んだ凹形状である場合は、定着ニップNの出口部が加圧ローラ23寄りになり、定着ベルト22に対する用紙の分離性が向上する。
また、ニップ形成部材32は、ステー33よりも熱伝導率が大きい材料で形成されている。例えば、ニップ形成部材32の材料として、銅(熱伝導率:398W/mk)やアルミニウム(熱伝導率:236W/mk)などが好ましい。このように、ニップ形成部材32が熱伝導率の大きい材料で形成されていることで、ハロゲンヒータ31からの輻射熱はニップ形成部材32によって吸収され定着ベルト22へ効率良く伝達される。例えば、ニップ形成部材32の厚みを1mm以下に設定することで、ニップ形成部材32から定着ベルト22への熱伝達時間を短くすることができるため、定着装置7の立ち上がり速度を速める点において有利である。また、ニップ形成部材32の厚みを1mmより大きく5mm以下に設定した場合は、ニップ形成部材32の蓄熱性を高めることができる。
ステー33は、加圧ローラ23の加圧力に抗してニップ形成部材32を支持する支持部材である。ステー33は、ニップ形成部材32と同様、定着ベルト22の内周側に長手方向に渡って配置されている。本実施形態では、ステー33が、一対の縦壁部33aと、これらを連結する底壁部33bとから成る、断面U字状に形成されており、ニップ形成部材32の側へ開口した開口部33kを有する。開口部33kは、ニップ形成部材32の長手方向に沿って設けられる。
ニップ形成部材32は、そのベルト回転方向Bの両端部にて、ステー33の一対の縦壁部33aによって支持されている。また、各縦壁部33aが、加圧ローラ23の加圧方向(図2における上下方向)に延在していることで、加圧方向の剛性が高まり、加圧ローラ23の加圧力によるニップ形成部32aの撓みが抑制される。このため、長手方向に渡って均一な幅のニップ部が得られる。ステー33は、その剛性を確保するため、SUSやSECCなどの鉄系金属材料によって形成されることが好ましい。
反射部材34は、定着ベルト22の内周側でハロゲンヒータ31と対向するように配置されており、ハロゲンヒータ31から放射される輻射熱(赤外線光)をニップ形成部材32側へ反射するものである。本実施形態では、反射部材34が、楕円状の断面に形成された反射部34aと、反射部34aの両端からニップ形成部材32に対して垂直方向へ延在する縦壁部34bと、縦壁部34bの両端部から互いに離れる方向に屈曲する一対の屈曲部34cとを有している。縦壁部34b同士の間には、ニップ形成部材32の側へ開口する開口部34kが設けられる。開口部34kは、ニップ形成部材32の長手方向に沿って設けられる。反射部材34は、各屈曲部34cがステー33の各縦壁部33aとニップ形成部材32のニップ形成部32aとの間に挟まれることで保持されている。
反射部34aは、その楕円状の凹曲面がニップ形成部材32側へ向くように配置されていることで、ハロゲンヒータ31からの輻射熱をニップ形成部材32側へ反射する。すなわち、ニップ形成部材32は、ハロゲンヒータ31から直接照射される赤外線光に加えて、反射部34aによって反射された赤外線光の熱も照射されるため、効果的に加熱される。
また、反射部34aは、ハロゲンヒータ31とステー33との間に介在していることで、ハロゲンヒータ31からステー33への輻射熱を遮断する機能も兼ねる。これにより、ステー33が加熱されることによる無駄な熱エネルギーの消費が抑制される。言い換えると、反射部材34とニップ形成部32aとによって囲まれた空間内にハロゲンヒータ31の輻射熱が及び、その空間外に配置されたステー33等の部材に対しては、ハロゲンヒータ31からの輻射熱を遮断する構成になっている。さらに、本実施形態では、ステー33と反射部34aとの間に空気層(隙間)が介在していることで、この空気層の断熱効果によってステー33への熱伝達がより一層抑制される。
以上のように、ハロゲンヒータ31を覆うようにして反射部材34が設けられ、反射部材34の開口部34k側、つまり、ニップ形成部材32の側に、ハロゲンヒータ31からの輻射熱および反射部材34からの反射熱が効率良く集熱されるようになっている。そして、加熱されたニップ形成部材32が、定着ニップNにおいて、定着ベルト22を効率良く加熱することができる。また、反射部材34の外周側を覆うようにステー33が設けられる。言い換えると、ステー33の開口部33k内に反射部材34およびハロゲンヒータ31が設けられる。また、ステー33の縦壁部33aが、反射部材34の縦壁部34bの外側で、縦壁部34bに対して長手方向に沿うように設けられる。このステー33の外周側に、定着ベルト22が設けられる。つまり、定着ベルト22は、その周方向において、定着ニップNの部分では、ニップ形成部材32を介してハロゲンヒータ31に対向し、定着ニップN以外の部分では、反射部材34およびステー33を介して、ハロゲンヒータ31に対向する。
反射部材34(反射部34a)のハロゲンヒータ31側の面は、反射率を高くするような鏡面処理や表面処理がなされている。本実施形態では、反射率を分光光度計(日立ハイテクサイエンス社製の紫外可視赤外分光光度計UH4150)を用いて測定し、測定時の入射角は5°である。一般的に、ハロゲンヒータは用途により色温度が異なるが、定着装置の加熱用としては色温度が2500K程度のものが用いられている。本実施形態で用いられる反射部材34の反射率は、発光強度の高いハロゲンヒータ31の波長、具体的には900〜1600nmの波長、より好ましくは1000〜1300nmの波長に対して70%以上であるのがよい。
また、反射部材34の反射と断熱の機能を、ステー33に持たせてもよい。例えば、ステー33の内面(ハロゲンヒータ31側の面)に断熱処理又は鏡面処理を施すことで、ステー33が反射部材34の機能を兼ねるように構成することができる。この場合、ステー33とは別体の反射部材34を省略することが可能である。また、ステー33を鏡面処理した場合のステー33の反射率は、上記反射部材34の反射率と同等であることが望ましい。
図4に示すように、加圧ローラ23はその長手方向両端で、バネ等の付勢手段により定着ベルト22の側へ付勢され(図の矢印H参照)、定着ベルト22に押し付けられている。これにより、加圧ローラ23の弾性層が押しつぶされ、定着ニップNが形成される。
定着ベルト22は、その両端部に挿入された一対のベルト支持部材35によって回転可能に支持されている。このように、定着ベルト22の内周にベルト支持部材35が挿入されることによって、定着ベルト22は非回転状態では基本的に周方向の張力が付与されない状態、いわゆるフリーベルト方式で支持されている。
図3〜図5に示すように、ベルト支持部材35は、定着ベルト22の内周に挿入されて定着ベルト22を支持するC字状の支持部35aと、定着ベルト22の端面に接触して定着ベルト22の幅方向移動(片寄り)を規制するフランジ状の規制部35bと、を有している。支持部35aは、図6に示す例のように、全周に渡って連続する筒状であってもよい。各ベルト支持部材35は、定着装置7を構成するフレームである一対の側板36(図4参照)に固定されている。また、ベルト支持部材35には、開口部35c(図5参照)が設けられており、この開口部35cを通してハロゲンヒータ31やステー33の両端部が各側板36に固定されている。ハロゲンヒータ31やステー33は、ベルト支持部材35に固定されてもよい。
図7に示すように、ニップ形成部材32のニップ形成部32aは、「長手方向中央領域」に対応する部分が外側へ膨らんだ円弧状をしており、ニップ形成部材32自身の長手方向端部よりも搬送方向幅が大きくなっている。より具体的には、ニップ形成部材32の長手方向中央領域に対応する部分、特にその領域の長手方向中央位置の搬送方向の幅Daが、自身の長手方向端部の搬送方向の幅Dbよりも大きく設けられる。なお、ここでいう「長手方向中央領域」とは、本実施形態では、定着ベルト22を長手方向に3分割した際の、真ん中の領域を指し示すものであり、必ずしもニップ形成部材32自身を長手方向に3分割した際の中央領域と一致するものではない。ただし、この「長手方向中央領域」を、定着ベルト22ではなく、加圧ローラ23、あるいは、定着装置に通紙される最大幅の用紙の画像形成可能領域を、長手方向に3分割した際の真ん中の領域を指し示すものとすることもできる。また、本実施形態では、ニップ形成部材32自身の長手方向両端の搬送方向の幅が等しいものとしたが、必ずしもこれに限らず、両端の各幅が異なっていてもよい。
本実施形態のように、加圧ローラ23を定着ベルト22の側に付勢して押し当てる(図4の矢印H参照)ことで定着ニップを形成する構成では、加圧ローラ23からの押圧力により、ニップ形成部材32の長手方向中央領域に対応する部分が押圧方向へ凸状になるようにして撓む。この際、仮に本実施形態のニップ形成部32aと異なり、図9(A)に示すように、ニップ形成部材32’のニップ形成部32a’が、搬送方向(図の上下方向)の幅が長手方向(図の左右方向)に均一の矩形状であった場合、ニップ形成部32a’の上記撓みにより、定着ニップNの範囲は、図9(A)のハッチング部に示すように、長手方向中央側が端部側に比べて狭くなってしまう。つまり、長手方向中央領域に対応する部分と自身の長手方向端部側のニップ幅に大きな差が生じ、定着ニップNにおける温度ムラの原因となってしまう。
これに対して、本実施形態では、図9(B)に示すように、ニップ形成部32a自身の長手方向端部の搬送方向幅Dbを小さくし、長手方向中央領域に対応する部分の搬送方向幅Daを相対的に大きくすることで、図9(B)のハッチング部に示すように、ニップ形成部32a自身の長手方向端部におけるニップ部の幅を小さくする。これにより、定着ニップNの長手方向における搬送方向幅の差を小さくし、定着ベルト22の温度ムラを抑制することができる。なお、本実施形態では、加圧ローラ23をニップ形成部材32の側へ押し当てるものとしたが、その逆であってもよく、この場合でも、本実施形態のニップ形成部材32の形状により長手方向における定着ニップの搬送方向幅の差を小さくすることができる。
本実施形態の構成と異なり、長手方向中央領域に対応する部分の幅が相対的に大きいニップ形成部材に対して、長手方向に自身の幅が均一な開口部を有する反射部材やステーを用いると、ヒータによってニップ形成部材を効率的に加熱することができなくなってしまう。例えば、本発明と異なる形態として、図17に示す定着装置では、中央側が膨らんだニップ形成部材101に対して、開口部の幅が長手方向に均一な反射板103やステー104が設けられる。このような構成の場合、中央側で、ニップ形成部材101が反射板103やステー104の外側に配置される領域Cが生じてしまう。そして、ハロゲンランプ102は、反射板103やステー104の内側に配置されているため、領域Cでは、ニップ形成部材101がハロゲンランプ102からの熱を直接受けとることができなくなってしまう。
これに対して本実施形態では、図7に示すように、ステー33および反射部材34は、その開口部33k、34kの側が、ニップ形成部32aに対応した形状に形成される。つまり、ステー33の縦壁部33aの開口側端部である端縁33a1は、長手方向中央領域に対応する部分が、自身の長手方向端部よりも外側へ膨らんだ形状をしている。言い換えると、開口部33kは、長手方向中央領域に対応する部分、特にその領域の長手方向中央位置の搬送方向幅Eaが、自身の端部の搬送方向幅Ebよりも大きく設けられる。また、反射部材34の縦壁部34bの開口側端部である端縁34b1は、長手方向中央領域に対応する部分が、自身の長手方向端部よりも外側へ膨らんだ形状をしている。より具体的には、開口部34kは、長手方向中央領域に対応する部分、特にその領域の長手方向中央位置の搬送方向幅Faが、自身の長手方向端部の搬送方向幅Fbよりも大きく設けられる。なお、本実施形態では、各開口部自身の長手方向両端がそれぞれ同じ幅であるものとしたが、必ずしもこれに限らない。
反射部材34を上記構成とすることにより、ニップ形成部32aの搬送方向の幅が大きい長手方向中央領域に対応する部分においても、図2のように、開口部34k内にニップ形成部32aを収めることができ(ただし、屈曲部32bの部分は除く)、図8に示すように、長手方向全域で開口部34k(図7参照)内にニップ形成部32aを収めることができる。これにより、ハロゲンヒータ31の輻射熱による直接の加熱が可能な領域を、最大限の幅で設けることができ、ニップ形成部32a、そして、定着ベルト22の長手方向中央領域を効率良く加熱し、長手方向における定着ニップNの温度ムラを解消することができる。また、ステー33を上記構成とすることにより、長手方向全域で、図2のように、反射部材34の縦壁部34bをステー33の縦壁部33aの内側に配置することができる。従って、ステー33に、反射部材34の長手方向中央領域に対応する幅広部分を回避するための後述する逃げ部を設ける必要がない。
以下、上記実施形態と異なる形態の定着装置について説明する。なお、以下の説明では、特に上記定着装置の構成と異なる部分を中心に説明し、共通の構成についてはその記載を適宜省略する。
図10に示す形態の定着装置では、反射部材34の構成が前述の実施形態と異なっている。図10では、ステー33を図示せず、反射部材34がハロゲンヒータ31およびニップ形成部材32の上側に配置された状態の斜視図を示している。なお、後述する図12も同様である。
図10に示すように、反射部材34は、長手方向の中央領域に対応する部分に、用紙搬送方向の両側へ曲げられた切り曲げ部(幅拡張部)34dを有する。図11に示すように、切り曲げ部34dは、ニップ形成部材32の側へ向けて、開口部34kが広がる方向へ傾斜している。これにより、ニップ形成部32aの搬送方向幅が大きくなる長手方向中央領域に対応する部分で、ハロゲンヒータ31の輻射熱や反射部材34からの反射熱を受け取ることのできるニップ形成部32aの搬送方向幅を拡大することができる。従って、ニップ形成部32a、そして、定着ベルト22の特に長手方向中央領域を効率良く加熱し、長手方向における定着ニップNの温度ムラを解消することができる。
また、図12および図13に示す実施形態では、反射部材34の長手方向中央領域に対応する部分で用紙搬送方向の両側に、膨出部(幅拡張部)34eを有する。膨出部34eは絞り加工によって形成され、搬送方向の両側へ膨らんだ形状をしている。膨出部34eを設けることにより、ニップ形成部32aの長手方向中央側で、ハロゲンヒータ31の輻射熱や反射部材34からの反射熱を受け取ることのできるニップ形成部32aの幅を拡大することができる。従って、ニップ形成部32a、そして、定着ベルト22の特に長手方向中央領域を効率良く加熱し、長手方向における定着ニップNの温度ムラを解消することができる。
また、以上のような反射部材34の切り曲げ部34dや膨出部34eとの接触を避けるための逃げ部をステー33の長手方向中央領域に対応する部分に設けることもできる。
例えば、図14に示すように、ステー33の長手方向中央領域に対応する部分に、反射部材34の切り曲げ部34dとの接触を避けるための切り欠き部(逃げ部)33cを設けることができる。切り欠き部33cは、切り曲げ部34dに対応した範囲に設けられる略矩形状の切り欠き部分である。また、図15に示すように、膨出部34eに対応した円弧状の切り欠き部(逃げ部)33dを設けることもできる。以上のような構成により、ステー33が自身の開口端側で反射部材34を保持することができる。また、切り欠き部33c、33dを設けることで、ステー33の熱容量を減らし、ニップ形成部材32および定着ベルトの加熱効率を向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。
本発明に係る画像形成装置は、図1に示すカラー画像形成装置に限らず、モノクロ画像形成装置や、複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等であってもよい。
記録媒体としては、用紙P(普通紙)の他、厚紙、はがき、封筒、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、トレーシングペーパ、OHPシート、プラスチックフィルム、プリプレグ、銅箔等が含まれる。
以上の実施形態では、ニップ形成部32aの長手方向中央領域に対応する部分が、用紙搬送方向の両側で外側へ膨らんだ円弧状としたが、用紙搬送方向の一方側のみで外側へ膨らむ形状としてもよく、この場合、反射部材34およびステー33は、ニップ形成部32aに対応した搬送方向の一方側のみを、図7のように、長手方向中央領域に対応する部分を外側へ膨らんだ形状とすることができる。さらに、反射部材34の切り曲げ部34dや膨出部34eを設ける場合についても、ニップ形成部32aに対応した搬送方向の一方側にのみ設ける構成とすることができ、これに対応したステー33の切り欠き部33c、33dも同様である。
また、図18に示すように、ステー33の縦壁部33aと反射部材34の縦壁部34bとが、長手方向にわたって略均一な幅の隙間を有した構成とすることもできる。なお、ステー33の長手方向中央領域に対応する部分での外側への膨らみ(図7参照)に対して、反射部材34も同様の膨らみが設けられ、それぞれの開口部の幅が大きくなる。これにより、縦壁部33aと縦壁部34bとの間に空気層を設けて、反射部材34の熱をステー33に伝達しにくくすることができ、ステー33の過熱を防止し、定着ベルト22を効率良く加熱できる。また、縦壁部33aと縦壁部34bとを長手方向に沿うように設けることで、前述のような逃げ部を設ける必要がなく、ステー33が長手方向全域で均一にニップ形成部材32を支持することができる。
本発明では、ニップ形成部材32(あるいは、ステー33や反射部材34)の長手方向中央位置は、定着ベルト22の長手方向中央位置と必ずしも一致しなくともよい。
以上の説明では、ニップ形成部材32(あるいは、ステー33の開口部33kや反射部材34の開口部34k)の長手方向中央領域に対応する部分の幅が、自身の長手方向端部の幅よりも大きいものとしたが、本発明は必ずしも長手方向中央領域に対応する部分全体の幅が、自身の長手方向端部の幅よりも大きい場合に限らず、長手方向中央領域に対応する部分の一部が、自身の長手方向端部の幅よりも大きくてもよい。
1 画像形成装置
7 定着装置
22 定着ベルト
23 加圧ローラ(加圧部材)
31 ハロゲンヒータ(加熱部材)
32 ニップ形成部材
32a ニップ形成部
32b 屈曲部
33 ステー(支持部材)
33a 縦壁部
33b 底壁部
33c 切り欠き部(逃げ部)
33d 切り欠き部(逃げ部)
33k 開口部
34 反射部材
34a 反射部
34b 縦壁部
34c 屈曲部
34d 切り曲げ部(幅拡張部)
34e 膨出部(幅拡張部)
34k 開口部
N 定着ニップ
P 用紙(記録媒体)
7 定着装置
22 定着ベルト
23 加圧ローラ(加圧部材)
31 ハロゲンヒータ(加熱部材)
32 ニップ形成部材
32a ニップ形成部
32b 屈曲部
33 ステー(支持部材)
33a 縦壁部
33b 底壁部
33c 切り欠き部(逃げ部)
33d 切り欠き部(逃げ部)
33k 開口部
34 反射部材
34a 反射部
34b 縦壁部
34c 屈曲部
34d 切り曲げ部(幅拡張部)
34e 膨出部(幅拡張部)
34k 開口部
N 定着ニップ
P 用紙(記録媒体)
Claims (7)
- 無端状の定着ベルトと、
前記定着ベルトの外周面を加圧する加圧部材と、
前記定着ベルトの内側に設けられ、当該定着ベルトを介して前記加圧部材に当接して定着ニップを形成するニップ形成部材と、
前記定着ベルトを加熱するための加熱部材と、
前記定着ベルトの内側に設けられ、前記加熱部材からの熱を反射させる反射部材とを備えた定着装置であって、
前記ニップ形成部材は、長手方向中央領域に対応する部分の幅が、自身の長手方向端部の幅よりも大きく設けられ、
前記反射部材は、前記ニップ形成部材の長手方向に延在し、前記ニップ形成部材の側へ開口した開口部を有し、
前記開口部は、前記長手方向中央領域に対応する部分の幅が、当該開口部自身の長手方向端部の幅よりも大きく設けられることを特徴とする定着装置。 - 前記開口部の幅は、前記定着ベルトの長手方向中央位置に対応する位置で最大になる請求項1記載の定着装置。
- 前記反射部材は、前記ニップ形成部材の長手方向に交差する方向に延在する一対の縦壁部を有し、前記開口部は、前記一対の縦壁部の間に形成され、
前記一対の縦壁部の少なくとも一方は、前記長手方向中央領域に、前記ニップ形成部材の側へ向けて前記開口部の幅が広くなっていく幅拡張部を有する請求項1または2記載の定着装置。 - 前記定着ベルトの内側に設けられ、前記ニップ形成部材を支持する支持部材をさらに有し、
前記支持部材は、前記ニップ形成部材の長手方向に延在し、前記ニップ形成部材の側へ開口した開口部を有し、当該開口部は、その長手方向において、前記定着ベルトの長手方向中央領域に対応する部分の幅が、自身の長手方向端部の幅よりも大きく設けられる請求項1または2いずれか記載の定着装置。 - 前記反射部材は、前記ニップ形成部材の長手方向に交差する方向に延在する一対の縦壁部を有し、前記反射部材の開口部は、前記一対の縦壁部の間に形成され、
前記支持部材は、前記ニップ形成部材の長手方向に交差する方向に延在する一対の縦壁部を有し、前記支持部材の開口部は、前記支持部材の一対の縦壁部の間に形成され、
前記反射部材の縦壁部の開口側端部は、前記支持部材の縦壁部の開口側端部に対して間隔を設け、かつ、前記支持部材の縦壁部の開口側端部に前記長手方向に沿うようにして設けられる請求項4記載の定着装置。 - 前記定着ベルトの内側に設けられ、前記ニップ形成部材を支持する支持部材をさらに有し、
前記支持部材は、前記ニップ形成部材の長手方向に延在し、前記ニップ形成部材の側へ開口した開口部を有し、
前記反射部材は、前記ニップ形成部材の長手方向に交差する方向に延在する一対の縦壁部を有し、前記反射部材の開口部は、前記一対の縦壁部の間に形成され、
前記支持部材は、前記ニップ形成部材の長手方向に交差する方向に延在する一対の縦壁部を有し、前記支持部材の開口部は、前記支持部材の一対の縦壁部の間に形成され、
前記支持部材の縦壁部は、前記定着ベルトの長手方向中央領域に対応する部分に、前記反射部材の縦壁部との接触を避けるための逃げ部を有する請求項1から3いずれか1項に記載の定着装置。 - 請求項1から6いずれか1項に記載の定着装置を備えた画像形成装置。
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