JP2020091420A - 画像形成装置 - Google Patents

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【課題】画質と省エネルギー性を低下させずに、連続印刷時のトナーオフセットを抑制することを目的とする。【解決手段】プリンターは、回転可能な円筒状の加熱ローラーと、加熱ローラーとの間にシートが挟持搬送される加圧領域を形成する加圧ローラーと、加熱ローラーを加熱するメインヒーター及びサブヒーターと、を備え、トナーをシートに定着させる定着装置と、定着装置により複数のシートに連続的に定着処理が行われているときの定着処理量が増えるにつれて、加熱ローラーの温度を上昇させる制御部と、を備える。【選択図】図7

Description

本発明は、シートにトナー像を定着させる定着装置を備えた画像形成装置に関する。
トナーをシートに定着させる定着装置は、熱源によって加熱される加熱部材(加熱ローラー、加熱ベルト等)と、加熱部材との間にシートを挟持搬送する加圧領域を形成する加圧ローラーとを備え、加圧領域における熱と荷重によりトナーをシートに定着させる。この構成においては、加熱部材の表層がシートとの摩擦によりトナーと逆極性に帯電することが知られている。複数ページを続けて印刷する場合(以下、連続印刷という。)、トナーが転写されたシートが順次定着装置を通過するため、加熱部材の帯電量が徐々に増加し、静電引力によりトナーが加熱部材に付着するトナーオフセットが発生しやすくなる。また、摩擦抵抗が大きいシートほど、加熱部材が帯電しやすいため、トナーオフセットが発生しやすくなる。
従来の定着装置は、連続印刷してもトナーオフセットが発生しないように、予め定められた量の熱や荷重を上乗せして定着性を高めるように設定されている。そのため、連続印刷の初期や、少量の印刷時など、加熱部材の帯電量が少ないときには、熱や荷重が過剰になり、画質や省エネルギー性が低下するという問題がある。
トナーオフセットに対しては、従来、種々の対策が検討されている。例えば、特許文献1に記載された定着装置は、加熱部材と加圧ローラーとの間にバイアスを印加することで定着を補助する機能を備え、シートの電気抵抗の大きさに応じて印加するバイアスを調整するように構成されている。また、連続印刷時に、加圧領域における水蒸気の増加によるシートの電気抵抗の低下に応じて、印加するバイアスを低下させるように構成されている。
特許文献2に記載された定着装置は、加熱部材と加圧ローラーとの間にバイアスを印加することで定着を補助する機能を備え、高抵抗のシートへの定着処理後の次のシートに対してバイアスを高くするように構成されている。
特開2004−85978号公報 特開2012−118408号公報
しかし、特許文献1に記載された構成では、連続印刷時に加熱部材の帯電量が増加した場合にトナーオフセットを抑制できなくなる。特許文献2に記載された構成では、加熱部材と加圧ローラーとの間にバイアスを印加する手段を追加するため、コストが上昇してしまう。
本発明は、上記事情を考慮し、画質と省エネルギー性を低下させずに、連続印刷時のトナーオフセットを抑制することのできる定着装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、回転可能な円筒状の加熱部材と、前記加熱部材との間にシートが挟持搬送される加圧領域を形成する加圧ローラーと、前記加熱部材を加熱する熱源と、を備え、トナーを前記シートに定着させる定着装置と、前記定着装置により複数の前記シートに連続的に定着処理が行われているときの定着処理量が増えるにつれて、前記加熱部材の温度を上昇させる制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置において、前記シートの抵抗値を測定する抵抗測定部を備え、前記制御部は、測定された前記抵抗値が高いほど、前記加熱部材の温度を上昇させるように構成されてもよい。
本発明に係る画像形成装置において、前記定着処理量は、定着処理済みのページ数であってもよい。
本発明に係る画像形成装置において、前記定着処理量は、定着処理済みのページの総面積であってもよい。
本発明に係る画像形成装置において、前記制御部は、複数の画像形成指示に応じた画像形成が連続的に行われる場合に、複数の前記画像形成指示に応じた通算の前記定着処理量が増えるにつれて、前記加熱部材の温度を上昇させるように構成されてもよい。
本発明によれば、画質と省エネルギー性を低下させずに、連続印刷時のトナーオフセットを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るプリンターの内部構成を模式的に示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置の断面図である。 図2のI−I断面図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置の電気的構成を示すブロック図である。 定着処理済みのページ数と加熱ローラーの表層の帯電量との関係を示すグラフである。 加熱ローラーの表層の帯電量とトナーオフセット防止に必要な加熱ローラー温度との関係を示すグラフである。 定着処理済みのページ数とトナーオフセット防止に必要な加熱ローラー温度との関係を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係るLUTの一例を示す表である。 本発明の一実施形態に係る加熱ローラー温度の制御の手順を示す流れ図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の一実施形態に係るプリンター1(画像形成装置の一例)及び定着装置9について説明する。
まず、図1を参照して、プリンター1の全体の構成について説明する。図1はプリンター1の内部構成を模式的に示す正面図である。以下、図1における紙面手前側をプリンター1の正面側(前側)とし、左右の向きはプリンター1を正面から見た方向を基準として説明する。各図において、U、Lo、L、R、Fr、Rrは、それぞれ上、下、左、右、前、後を示す。
プリンター1の筐体2には、シートSが収容される給紙カセット3と、給紙カセット3からシートSを送り出す給紙装置5と、シートSにトナー像を形成する画像形成部7と、トナー像をシートSに定着する定着装置9と、シートSを排出する排紙装置11と、排出されたシートSが留め置かれる排紙トレイ13と、が備えられている。筐体2には、給紙装置5から、画像形成部7、定着装置9を経て排紙装置11に向かうシートSの搬送路15が形成されている。シートSは、搬送路15に沿って予め定められた搬送方向Yに搬送される。
画像形成部7は、回転駆動される感光体ドラム31(担持体の一例)と、感光体ドラム31を帯電させる帯電装置32と、画像データに基づくレーザー光を照射して感光体ドラム31に潜像を書き込む露光装置33と、トナーで潜像を現像する現像装置34と、トナー像を担持した感光体ドラム31との間にシートSを挟持し、転写バイアスを印加することによりトナー像をシートSに転写する転写ローラー35と、感光体ドラム31に残留したトナーを除去する除去装置36と、トナーを現像装置34に供給するトナー容器37と、を備えている。
転写ローラー35よりもシートSの搬送方向Y上流側には、レジストローラー16が配置されている。レジストローラー16は、ローラー対を備え、停止させたローラー対にシートSを突き当てることでシートSの斜行を補正し、感光体ドラム31への潜像の書き込みのタイミングと同期させて転写ローラー35の転写位置にシートSを搬送する。
次に、図2及び3を参照して、定着装置9の構成について説明する。図2は、定着装置9の断面図である。図3は、図2のI−I断面図である。
定着装置9は、加熱ローラー21(加熱部材の一例)と、加熱ローラー21との間にシートSが挟持搬送される加圧領域Nを形成する加圧ローラー27と、加熱ローラー21を加熱するメインヒーター23及びサブヒーター24(熱源の一例)と、を備える。以下の説明において、軸方向Xとは、加熱ローラー21及び加圧ローラー27の長手方向(前後方向)を指す。本実施形態では、加熱ローラー21の下側に加圧ローラー27が位置する姿勢で定着装置9が配置された例を示すが、定着装置9はいかなる姿勢で配置されてもよい。
加熱ローラー21は、円筒形の芯金21Cと、芯金21Cの外周面に形成された離形層(図示省略)と、を有する。芯金21Cは、アルミニウム合金やステンレス鋼等の金属で形成された薄肉管である。離形層は、PFAやPTFE等のフッ素樹脂で形成されている。加熱ローラー21の長手方向の端部にはキャップ及び回転軸が設けられ、定着装置9のハウジングに固定された軸受に回転軸が支持される(図示省略)。
加圧ローラー27は、円柱形又は円筒形の芯金27Cと、芯金27Cの外周面に設けられた弾性層27Eと、弾性層27Eの外周面に設けられた離形層(図示省略)と、を有する。芯金27Cは、ステンレス鋼やアルミニウム合金等の金属で形成されている。弾性層27Eは、発泡シリコーンゴム等で形成されている。離形層は、PTFEやPFA等で形成されている。加圧ローラー27は、バネ等を備えた付勢機構(図示省略)により加熱ローラー21に押し当てられ、加熱ローラー21との間にシートSが挟持搬送される加圧領域Nを形成する。
メインヒーター23及びサブヒーター24は、軸方向Xを長手方向とする棒状のハロゲンランプであり、加熱ローラー21の内部空間に配置され、加熱ローラー21を加熱する。メインヒーター23は、ガラス管23Gと、ガラス管23Gに収容されたフィラメント23Fと、を備える。サブヒーター24は、ガラス管24Gと、ガラス管24Gに収容された2つのフィラメント24Fと、を備える。フィラメント23Fは、小サイズ(例えばJIS A5サイズ)のシートSの長辺の長さに対応する範囲W1に配置されている。フィラメント24Fは、大サイズ(例えばJIS A4サイズ)のシートSの長辺の長さに対応する範囲W2のうち、フィラメント23Fよりも前側と後側の2箇所に配置されている。
加熱ローラー21の軸方向Xの中央部には、非接触式のサーミスター25が加熱ローラー21の外周面に対向するように配置されており、サーミスター25により加熱ローラー21の軸方向Xの中央部の表面温度が測定される。加熱ローラー21の軸方向Xの一方の端部には、接触式のサーミスター26が加熱ローラー21の外周面に接触するように配置されており、サーミスター26により加熱ローラー21の軸方向Xの端部の表面温度が測定される。
次に、図4乃至8を参照して、加熱ローラー21の温度の制御について説明する。図4は、定着装置9の電気的構成を示すブロック図である。図5は、定着処理済みのページ数と加熱ローラー21の表層の帯電量との関係を示すグラフである。図6は、加熱ローラー21の表層の帯電量とトナーオフセット防止に必要な加熱ローラー温度との関係を示すグラフである。図7は、定着処理済みのページ数とトナーオフセット防止に必要な加熱ローラー温度との関係を示すグラフである。図8は、LUTの一例を示す図である。
図4に示されるように、プリンター1は、制御部4を備え、制御部4には、記憶部6、給紙装置5、排紙装置11、画像形成部7、メインヒーター23、サブヒーター24、サーミスター25、サーミスター26、駆動源28、レジストローラー16及び抵抗測定部17が接続されている。制御部4は、CPU等の演算装置である。記憶部6は、ROM、RAM等の記憶装置である。制御部4は、記憶部6に記憶された制御プログラムや制御用データを用いて、プリンター1の各部を制御する。制御部4は、サーミスター25、26で測定された温度に基づいて、メインヒーター23、サブヒーター24への電力供給を制御する。抵抗測定部17は、レジストローラー16よりもシートSの搬送方向Y上流側に配置され、シートSに接触させた2つの電極間に定電圧を印加し、電極間に流れる電流値を測定し、電圧値と電流値とからシートSの抵抗値を求める。
制御部4は、連続印刷時の定着処理量が増えるにつれて、加熱ローラー21の温度を上昇させる。具体的には、制御部4は、連続印刷時の定着処理済みのページ数(定着処理量の一例)が増えるにつれて、加熱ローラー21の温度を上昇させる。また、制御部4は、抵抗測定部17により測定された抵抗値が高いほど、加熱ローラー21の温度を上昇させる。ここで、連続印刷とは、例えば、プリンター1が、複数のシートSに画像を形成することを示す画像形成指示を外部コンピューター等から受け取り、この画像形成指示に従って、複数のシートSに対して連続的に、定着装置9による定着処理を含む一連の処理を行うことを意味する。
図5に示されるように、本実施形態では、一例として、シートSの抵抗値が小、中、大の3段階に区分されている。定着装置9により定着処理が行われると、加熱ローラー21の表層がシートSとの摩擦によりトナーと逆極性に帯電する。この帯電により、トナーの一部が加熱ローラー21に引き寄せられ、トナーオフセットの原因となる。加熱ローラー21の表層の帯電量は、連続印刷時の定着処理済みのページ数が増えるにつれて増加し、上限値に達すると増加が止まる。また、シートSの抵抗値が大きいほど、加熱ローラー21の表層の帯電量が多くなる。また、シートSの抵抗値が大きいほど、加熱ローラー21の表層の帯電量の上限値が高くなる。
図6に示されるように、加熱ローラー21の表層の帯電量と、トナーオフセット防止に必要な加熱ローラー21の温度との関係は、単調増加の一次関数で表される。従って、定着処理済みのページ数と、トナーオフセット防止に必要な加熱ローラー21の温度との関係は、図6に示される関係を用いて、図5に示される加熱ローラー21の表層の帯電量を、トナーオフセット防止に必要な加熱ローラー21の温度に変換したもので表される(図7参照)。
制御部4は、図7に示される温度だけ加熱ローラー21の温度を上昇させるための発熱量を加熱ローラー21の通常の発熱量に上乗せして、シート上のトナーを加熱する。発熱量の上乗せは、メインヒーター23及びサブヒーター24に供給する電力の制御により行われる。記憶部6には、シートSの抵抗値の区分毎の、定着処理済みのページ数と加熱ローラー21の温度(以下、加熱ローラー温度という。)との関係を示すLUT(ルックアップテーブル)が記憶されている(図8参照)。このLUTは、定着処理済みのシート数の区分とシートSの抵抗値の区分とを入力値とし、加熱ローラー温度(単位:℃)を出力値とする2次元LUTである。定着処理済みのページ数は、0〜9枚、10〜49枚、50〜99枚、100枚以上の4段階に区分されている。
次に、図9を参照して、プリンター1の画像形成動作について説明する。図9は、加熱ローラー21の温度の制御の手順を示す流れ図である。プリンター1が外部コンピューター等から画像形成指示を受け付けると、制御部4が、図9の流れ図で示される処理を実行する。
最初に、ステップS01において、制御部4が、定着処理済みのページ数を数えるカウンターを0に初期化する。
次に、ステップS02において、抵抗測定部17がシートSの抵抗値を測定する。具体的には、給紙装置5が給紙カセット3から搬送路15にシートSを送り出し、レジストローラー16がシートSの搬送を一時的に停止させ、抵抗測定部17がシートSの抵抗値を測定する。
次に、ステップS03において、制御部4が、加熱ローラー温度を設定する。具体的には、記憶部6には、シート抵抗値の小、中、大の各区分とシート抵抗値の範囲との関係を示すデータが記憶されており、制御部4が、測定された抵抗値が小、中、大のどの区分に属するかを判定し、判定された区分と、カウンターが示す定着処理済みのページ数と、に対応する加熱ローラー温度をLUTから読み出す。
次に、ステップS04において、転写ローラー35がトナー像をシートSに転写する。具体的には、帯電装置32が感光体ドラム31を帯電させ、露光装置33が感光体ドラム31に潜像を形成する。現像装置34から供給されるトナーが潜像に吸着されることで感光体ドラム31にトナー像が形成される。転写ローラー35は、トナー像を担持した感光体ドラム31との間にシートSを挟持し、トナー像をシートSに転写する。
次に、ステップS05において、定着装置9が定着処理を行う。具体的には、駆動源28から伝達される駆動力により加圧ローラー27がA方向に回転し、加熱ローラー21が加圧ローラー27の回転に追従してB方向に回転する。制御部4は、ステップS03で設定された加熱ローラー温度に応じた電力をメインヒーター23及びサブヒーター24に供給して加熱ローラー21を加熱する。加圧領域Nにおいて、シートSは加熱ローラー21と加圧ローラー27とに挟持されて決められた搬送方向Yに搬送される。このとき、加熱ローラー21によってトナーが加熱及び加圧され、トナーがシートSに定着される。
次に、ステップS06において、制御部4がカウンターに1を加算する。
次に、ステップS07において、制御部4が、画像形成指示が示す画像データに未処理のページが有るか否かを判定する。未処理のページが有る場合(ステップS07:YES)には、制御部4はステップS03以降の処理を繰り返し、未処理のページが無い場合(ステップS07:NO)には、画像形成指示に対応する処理を終了する。
以上説明した本実施形態に係るプリンター1によれば、連続印刷時の定着処理済みのページ数が増えるにつれて、加熱ローラー21の温度を上昇させるから、連続印刷の初期や、少量の印刷時など、加熱ローラー21の帯電量が少ないときに熱や荷重が過剰になることによる画質や省エネルギー性の低下が抑制される。よって、本実施形態に係るプリンター1によれば、画質と省エネルギー性を低下させずに、連続印刷時のトナーオフセットを抑制することができる。
また、本実施形態に係るプリンター1によれば、シートSの抵抗値が高いほど加熱ローラー21の温度を上昇させるから、抵抗値が異なる種々のシートSに対してトナーオフセットを抑制することができる。
上記実施形態は、以下のように変形されてもよい。
加熱ローラー21の表層の帯電は、加熱ローラー21とシートSとの摩擦によって発生するため、面積の大きいシートSほど加熱ローラー21の表層の帯電量が多くなる。この点を考慮して、連続印刷時の定着処理量として、連続印刷時の定着処理済みのページの総面積が用いられてもよい。具体的には、図8に示される定着処理済みのページ数を入力値とするLUTに代えて、定着処理済みのページの総面積を入力値とするLUTが記憶部6に記憶される。また、図9に示される流れ図のステップS06において、制御部4は、カウンターにページの面積値を加算する。ここで、ページの面積は、シートSのサイズに応じた既知の値であり、画像形成指示が示すシートSのサイズに応じた面積値がカウンターに加算される。この構成によれば、連続印刷時の定着処理量として定着処理済みのページ数を用いる構成と比べて、より適正に加熱ローラー21の温度を調整することができる。
上記実施形態では、単独の画像形成指示に応じた連続印刷時の定着処理済みのページ数が増えるにつれて加熱ローラー21の温度を上昇させる例が示されたが、バッファに格納された複数の画像形成指示を連続して処理する場合には、制御部4が画像形成指示毎にカウンターを初期化せずに複数の画像形成指示に応じた通算の定着処理済みのページ数を数えるように構成されてもよい。この構成によれば、制御部4が画像形成指示毎にカウンターを初期化する構成と比べて、トナーオフセットを抑制することができる。
加熱ローラー21に代えて、円筒状の加熱ベルトと、加熱ベルトの内周面に対向し、加圧ローラー27との間に加熱ベルトを挟持する押圧部材と、を備える定着装置9を備える画像形成装置に本発明が適用されてもよい。この場合、押圧部材は、面状ヒーターでもよい。
複写機能を備える画像形成装置に本発明が適用されてもよい。例えば、自動原稿送り装置を用いて複数ページの原稿を続けて複写する場合や、同一の原稿を複数のシートSに複写する場合等に、上記実施形態と同様の効果が得られる。
1 プリンター(画像形成装置)
4 制御部
9 定着装置
17 抵抗測定部
21 加熱ローラー(加熱部材)
23 メインヒーター(熱源)
24 サブヒーター(熱源)
27 加圧ローラー

Claims (5)

  1. 回転可能な円筒状の加熱部材と、前記加熱部材との間にシートが挟持搬送される加圧領域を形成する加圧ローラーと、前記加熱部材を加熱する熱源と、を備え、トナーを前記シートに定着させる定着装置と、
    前記定着装置により複数の前記シートに連続的に定着処理が行われているときの定着処理量が増えるにつれて、前記加熱部材の温度を上昇させる制御部と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記シートの抵抗値を測定する抵抗測定部を備え、
    前記制御部は、測定された前記抵抗値が高いほど、前記加熱部材の温度を上昇させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記定着処理量は、定着処理済みのページ数であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記定着処理量は、定着処理済みのページの総面積であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、複数の画像形成指示に応じた画像形成が連続的に行われる場合に、複数の前記画像形成指示に応じた通算の前記定着処理量が増えるにつれて、前記加熱部材の温度を上昇させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021132453A1 (ja) 2019-12-27 2021-07-01 国立大学法人神戸大学 毛細血管障害抑制剤、毛細血管障害改善剤、及び毛細血管新生促進剤

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