JP2020091263A - レーダシステム及び信号処理方法 - Google Patents

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Shinichi Takeya
晋一 竹谷
泰明 和田
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泰明 和田
藤田 浩司
Koji Fujita
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【課題】送信アレイアンテナ及び受信アレイアンテナの素子数に対する制約の下で角度分解能の向上を図ることができるレーダシステム及び信号処理方法を提供する。【解決手段】実施形態のレーダシステムは、送信部と、MIMO形成部と、演算部と、ビーム形成部と、を持つ。送信部は、N個の送信サブアレイアンテナそれぞれから送信信号を送信する。MIMO形成部は、M個の受信サブアレイアンテナで受信した各受信信号に含まれる送信サブアレイアンテナそれぞれで送信された送信信号を送受信信号として取得する。演算部は、送受信信号に対する拡張アレイ処理により(N×M)個以上の拡張アレイ信号を算出する。ビーム形成部は、M個の受信サブアレイアンテナの観測空間内の領域に向けた受信ビームに応じた出力信号を拡張アレイ信号から合成する。【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は、レーダシステム及び信号処理方法に関する。
送信アレイアンテナと受信アレイアンテナと用いたMIMO(Multiple-Input and Multiple-Output)処理により、仮想アレイを形成して角度分解能を向上させる技術がある(非特許文献1)。この技術を適用しても、送信アレイアンテナ及び受信アレイアンテナそれぞれの素子数により、仮想アレイの開口長が定まるため、角度分解能を更に向上させるには、各アレイアンテナの素子数を増やす必要がある。しかし、素子数を増やすと、各アレイアンテナの設置により広い空間が必要となったり、アレイアンテナの製造コストが増加したりするなど別の課題が生じる場合がある。
Jian Li, Petre Stoica, "MIMO Radar Signal Processing," John Wiley & Sons, Inc., 2009, pp.1-5 Wing-Kin Ma, et al., "DOA Estimation of Quasi-Stationary Signals With Less Sensors Than Sources and Unknown Spatial Noise Covariance: A Khatri-Rao Subspace Approach", IEEE Transactions on Signal Processing, Vol. 58, No. 4, April 2010, pp. 2168-2180 吉田、「改訂 レーダ技術」、電子情報通信学会、1996年、pp.289−291 Merrill I. Skolnik, "Introduction to radar systems," McGRAW-HILL Inc., 1980, pp.428-430 吉田、「改訂 レーダ技術」、電子情報通信学会、1996年、pp.134−135 吉田、「改訂 レーダ技術」、電子情報通信学会、1996年、pp.260−264
本発明が解決しようとする課題は、送信アレイアンテナ及び受信アレイアンテナの素子数に対する制約の下で角度分解能の向上を図ることができるレーダシステム及び信号処理方法を提供する。
実施形態のレーダシステムは、送信部と、MIMO形成部と、演算部と、ビーム形成部と、を持つ。送信部は、N個の送信サブアレイアンテナそれぞれから送信信号を送信する。MIMO形成部は、M個の受信サブアレイアンテナで受信した各受信信号に含まれる送信サブアレイアンテナそれぞれで送信された送信信号を送受信信号として取得する。演算部は、送受信信号に対する拡張アレイ処理により(N×M)個以上の拡張アレイ信号を算出する。ビーム形成部は、M個の受信サブアレイアンテナの観測空間内の領域に向けた受信ビームに応じた出力信号を拡張アレイ信号から合成する。
第1の実施形態のレーダシステムにおける処理の概要を示す図。 第1の実施形態によるレーダシステムが備える送信装置の構成例を示すブロック図。 第1の実施形態のレーダシステムに適用されるMIMOの一例を示す図。 第1の実施形態における受信装置の構成例を示すブロック図。 第1の実施形態におけるアレイアンテナに係る座標系の一例を示す図。 第1の実施形態における拡張アレイ処理により得られる信号を説明する図。 送信及び受信アレイアンテナにおける各サブアレイアンテナが2次元に配置される場合の拡張アレイアンテナを説明する図。 第2の実施形態における受信装置の構成例を示す図。 第2の実施形態のレーダシステムにおける平面アレイアンテナを説明する図。 第3の実施形態における受信装置の構成例を示す図。 第3の実施形態における拡張アレイアンテナを説明する図。
以下、実施形態のレーダシステム及び信号処理方法を、図面を参照して説明する。以下の実施形態では、同一の符号を付した構成は同様の動作を行うものとして、重複する説明を適宜省略する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態によるレーダシステムは、送信装置と受信装置とを備える。レーダシステムでは、送信装置は送信アレイアンテナを用いて互いに直交する送信信号を送信する。受信装置は、物体で反射された各送信信号を受信アレイアンテナにより受信信号として受信する。受信装置は、送信アレイアンテナの送信素子と受信アイレアンテナの受信素子との位置関係を利用した信号処理(MIMO処理)により、受信素子より多い数の仮想的な素子で構成された仮想アレイアンテナの送受信信号を得る。受信装置は、得られた送受信信号に対して拡張アレイ処理を行い、仮想アレイアンテナの仮想的な素子数より多い数の拡張信号を算出する。拡張アレイ処理には、例えばKR積拡張アレイ処理が用いられる(非特許文献2)。受信信号は、受信アレイアンテナの受信素子の数よりも多い数の拡張信号を用いることで角度分解能を向上させる。
図1は、第1の実施形態のレーダシステムにおける処理の概要を示す図である。図1には、3つの送信サブアレイアンテナ(Tx)と4つの受信サブアレイアンテナ(Rx)とを備える場合の処理が示されている。3つの送信サブアレイアンテナで送信された信号の反射波を4つの受信サブアレイアンテナで受信し、受信した信号に対するMIMO処理により、12個の素子で構成される仮想アレイアンテナの信号が得られる。これらの信号に対して拡張アレイ処理(KR積拡張アレイ処理)を施すことにより、23個の素子で構成される拡張アレイアンテナの信号が得られる。以下、レーダシステムが備える送信装置と受信装置との構成について説明する。
図2は、第1の実施形態によるレーダシステムが備える送信装置1の構成例を示すブロック図である。送信装置1は、送信アレイアンテナ101と、N個の送信部102−1〜102−Nとを備える。送信アレイアンテナ101に備えられる複数のアンテナ素子はN個のグループに分けられ、グループごとに送信サブアレイアンテナ16−1〜16−Nを構成する。送信サブアレイアンテナ16−1〜16−Mと送信部102−1〜102−Nとは、一対一にそれぞれ接続されている。図2に示す構成例では、送信サブアレイアンテナ16−1と送信部102−1とが接続され、送信サブアレイアンテナ16−Nと送信部102−Nとが接続されている。N個の送信部102−1〜102−Nは、同じ構成を有している。以下、送信部102−1〜102−Mそれぞれを区別する必要がない場合には送信部102と総称される。同様に、送信サブアレイアンテナ16−1〜16−Nそれぞれを区別する必要がない場合には送信サブアレイアンテナ16と総称される。
送信部102は、送信信号を生成し、自身に接続された送信サブアレイアンテナ16へ送信信号を供給する。送信信号は送信サブアレイアンテナ16から送出される。送信サブアレイアンテナ16それぞれから送出される送信信号のうち目標又は物体で反射された送信信号を、受信装置に備えられる受信アレイアンテナで受信することで、レーダシステムはMIMOレーダとして動作する。
図3は、第1の実施形態のレーダシステムに適用されるMIMOの一例を示す図である。図3に示す例では、送信Nチャンネルの信号と受信Mチャンネルの信号とを用いたN×Mのディジタル信号を得ることにより、送受信DBF(Digital Beam Forming)が行われる(非特許文献3)。符号信号にて拡散されたチャープ信号が、送信アレイアンテナに備えられるM個の送信サブアレイアンテナそれぞれに供給され、送出される。受信アレイアンテナに備えられるN個の受信サブアレイアンテナそれぞれにて受信された信号は、送信側で用いられた各符号信号にて圧縮される。M個の受信サブアレイアンテナで受信された受信信号それぞれを符号信号にて圧縮することにより、N個の送信サブアレイアンテナから送出されたチャープ信号が受信信号ごとに抽出される。すなわち、M個の受信信号それぞれに含まれる、N個の送信サブアレイアンテナそれぞれから送出されたチャープ信号が送受信信号として得られる。上述のMIMO処理により、M個の受信信号からN×M個の送受信信号が得られる。DBFにより各送受信信号を合成することにより、角度分解能を高めた任意の受信ビームが形成できる。
送信部102は、基準信号生成器11、符号生成器12、変調器13、周波数変換器14、高出力増幅器15及びパルス制御部17を備える。基準信号生成器11は、送信パルスを生成し、生成した送信パルスを変調器6へ供給する。符号生成器12は、送信パルスに含まれるパルスそれぞれに対する符号系列を変調器13へ供給する。変調器13は、パルス制御部17からの指示に応じて、送信パルスに含まれるパルスそれぞれを符号系列で変調して変調信号を生成する(非特許文献4)。パルス制御部17は、基準信号生成器11が生成する送信パルスのパルス幅、パルス間隔、パルス振幅を制御する。また、パルス制御部17は、送信サブアレイアンテナ16−1〜16−Nそれぞれから送出される送信信号間のアイソレーションを保つ符号系列の生成を符号生成器12へ指示する。なお、送信信号間のアイソレーションを確保できれば符号変調以外の変調方式を用いてもよい。
周波数変換器14は、パルス制御部17の制御に応じたキャリア周波数で、変調器13により生成された変調信号を高周波数(RF:Radio Frequency)信号へ変換し、RF信号を高出力増幅器9へ供給する。高出力増幅器9は、RF信号を増幅し、増幅したRF信号を送信信号として送信サブアレイアンテナ16へ供給する。送信信号は送信サブアレイアンテナ16から送出される。送信サブアレイアンテナ16では、アンテナ素子ごとに設けられた移相器が、供給される送信信号に対して送信ビームの指向方向に応じた位相シフトを行う。送信サブアレイアンテナ16それぞれから送出される送信信号のキャリア周波数には、予め定められた一つ又は複数のキャリア周波数が用いられる。複数のキャリア周波数を用いる場合、送信サブアレイアンテナ16ごとに異なるキャリア周波数を用いてもよいし、所定のパターンで幾つかのキャリア周波数を各送信サブアレイアンテナ16に割り当ててもよい。
図4は、第1の実施形態における受信装置2の構成例を示すブロック図である。受信装置2は、受信サブアレイアンテナ21−1〜21−Mを有する受信アレイアンテナ201、周波数変換器22−1〜22−M、AD(Analog-to-Digital)変換器23−1〜23−M、MIMO形成部24、拡張アレイ処理部25及びビーム形成部26を備える。受信サブアレイアンテナ21−1〜21−Mそれぞれは、1つ又は複数のアンテナ素子を有する。受信サブアレイアンテナ21−1〜21−Mそれぞれが複数のアンテナ素子を有する場合、アンテナ素子ごとに設けられた移相器が、受信した信号に対して受信ビームの指向方向に応じた位相シフトを行う。受信サブアレイアンテナ21−1〜21−Mは、位相シフトが施された信号を合成し、合成した信号を受信信号として出力する。1つのアンテナ素子を有する場合、アンテナ素子で受信された信号が受信信号として出力される。以下、受信サブアレイアンテナ21−1〜21−Mそれぞれを区別する必要がない場合には受信サブアレイアンテナ21と総称される。
周波数変換器22−1〜22−M及びAD変換器23−1〜23−Mは、受信サブアレイアンテナ21ごとに設けられている。周波数変換器22−1〜22−Mは、受信サブアレイアンテナ21から出力される受信信号をベースバンドの信号へ変換し、ベースバンドの信号をAD変換器23−1〜23−Mにそれぞれ供給する。AD変換器23−1〜23−Mは、供給されるベースバンドの信号をディジタル信号に変換し、ディジタル信号をMIMO形成部24へ供給する。以下、周波数変換器22−1〜22−M及びAD変換器23−1〜23−Mそれぞれを区別する必要がない場合には周波数変換器22及びAD変換器23と総称される。
MIMO形成部24は、各AD変換器23から供給されるディジタル信号ごとに、送信サブアレイアンテナ16それぞれから送信された送信信号をMIMO処理により分離して、(N×M)個の送受信信号を取得する。すなわち、MIMO形成部24は、受信サブアレイアンテナ21に対応するM個の受信チャンネルごとに、送信サブアレイアンテナ16に対応するN個の送信チャンネルを分離して、(N×M)チャンネルの送受信信号を取得する。MIMO形成部24は、取得した(N×M)個の送受信信号を拡張アレイ処理部25へ供給する。
拡張アレイ処理部25は、(N×M)個の送受信信号に対する拡張アレイ処理により、NMe個の拡張アレイ信号を算出する。ここで、NMeは、(N×M)以上の整数である。拡張アレイ処理部25は、拡張アレイ処理としてKR積拡張アレイ処理を用いてもよいし、他の手法を用いてもよい。ビーム形成部26は、拡張アレイ処理部25により算出されたNMe個の拡張アレイ信号から、受信アレイアンテナ201の観測空間内の任意の領域に指向方向を向けた受信ビームに応じたビーム出力信号をDBFにより合成する。
受信装置20は、受信サブアレイアンテナ21の数よりも多く、かつMIMO処理による仮想アレイアンテナの素子数よりも多い数の拡張アレイ信号を得ることができ、拡張アレイ信号を用いたDBFにより、自由度が高く、かつ角度分解能が高いビーム出力信号を得ることができる。すなわち、第1の実施形態におけるレーダシステムは、送信アレイアンテナ101及び受信アレイアンテナ201のサブアレイアンテナ数又はアンテナ素子数に対して一定の制約がある場合においても、角度分解能の向上を図ることができる。
MIMO形成部24が行うMIMO処理について、図5で表される座標系に基づいて、定式化する。図5は、第1の実施形態におけるアレイアンテナに係る座標系の一例を示す図である。XYZ軸の3次元座標系が送信及び受信のアレイアンテナの位相中心を原点として設定されている。送信サブアレイアンテナ16及び受信サブアレイアンテナ21に対する複素ウェイトA及びBは式(1)で表される。
Figure 2020091263
式(1)において、AZaは送信アレイアンテナ101からみた送信ビームの指向方向の方位角(Azimuth angle)を表し、ELaは送信ビームの指向方向の仰角(Elevation angle)を表す。AZbは受信アレイアンテナ201からみた受信ビームの指向方向の方位角を表し、ELbは受信ビームの仰角を表す。また、anは内積<ka,dan>で得られ、bmは内積<kb,dbm>で得られる。ka、kb、dan及びdbmそれぞれは、式(2)で表される。
Figure 2020091263
式(2)において、λは送信信号の波長である。xan、yan及びzanは、n(n=1,2,…,N)番目の送信サブアレイアンテナ16の位置(位相中心)座標である。この座標の基準位置は、送信アレイアンテナ101の位相中心である。xbm、ybm及びzbmは、m(m=1,2,…,M)番目の受信サブアレイアンテナ21の位置(位相中心)座標である。この座標形の基準位置は、受信アレイアンテナ201の位相中心である。
式(1)の複素ウェイトA及びBの要素an及びbm(n=1,2,…,N;m=1,2,…,M)は、式(3)で表される。
Figure 2020091263
MIMO処理により得られる仮想アレイアンテナの素子信号(送受信信号)を要素とする行列Xnm(AZ,EL)は、式(4)で表される。
Figure 2020091263
式(4)において、AZはAZa及びAZbを表し、ELはELa及びELbを表す。また、Xinは仮想アレイアンテナの位相中心から送信され、反射点から反射されて受信した波源信号を表す。その信号に、式(4)の行列の各要素を乗算することにより、各素子の送受信信号が得られる。反射点が複数ある場合には、それぞれの反射点による式(4)の合成信号が、各素子の送受信信号となる。
次に、拡張アレイ処理として、KR積拡張アレイ処理を用いる場合について定式化する。MIMO処理により式(4)で表される送受信信号を得るが、説明を簡単にするためにこれを式(5)で表す1次元ベクトルXaと考える。
Figure 2020091263
式(5)において、Xinは前述の波源信号を表し、1次元ベクトルの各要素cnは式(6)で表される。また、cn(n=1,2,…,Na)は、式(7)で与えられるベクトルkc、dcnの内積<kc,dcn>で得られる。Naは、MIMO処理により得られる仮想アレイアンテナにおける素子数(N×M)である。
Figure 2020091263
Figure 2020091263
式(7)において、λは、送信信号の波長である。AZは仮想アレイアンテナから見た受信ビームの方位角を表し、ELは受信ビームの仰角を表す。xcn、ycn及びzcnは、仮想アレイアンテナの各素子の位置座標を表し、この座標系における基準位置は仮想アレイアンテナの位相中心である。
以上より、仮想アレイアンテナの位相中心に入力される波源信号をXinとして、信号Xaは前述の式(5)で表される。式(5)において、Xaの各要素は、仮想アレイアンテナのn番目の素子における送受信信号を表す。
拡張アレイ処理部25は、式(5)で表される信号Xa(送受信信号)に対する拡張アレイ処理として、式(8)で表されるKR積拡張アレイ処理を行う。
Figure 2020091263
式(8)において、Xinは前述の波源信号を表し、*は複素共役を表す。wは2πd/λであり、dは仮想アレイアンテナの素子間の距離(間隔)を表す。
式(8)における行列の第1列と第1行との要素をベクトル化すると、式(9)が得られる。
Figure 2020091263
式(9)において、Xkraは、(2×Na−1)個の素子による拡張アレイアンテナで得られる信号に対応する。
ビーム形成部26は、この拡信号Xkraに基づいた拡張アレイ信号を用いて受信ビームを形成する。図6は、第1の実施形態における拡張アレイ処理により得られる信号を説明する図である。図6には、一次元に配列された4個の受信素子の信号[X1,X2,X3,X4]が得られる場合(N=Na=4)において、得られる拡張アレイ信号が示されている。4個の受信素子で得られる信号に対してKR積拡張アレイ処理を行うことにより、拡張アレイの7個の拡張素子に対応する信号[X4’,X3’,X2’,X1’,(X1’・X1),(X1’・X2),(X1’・X3),(X1’・X4),]が得られる。なお、X1’、X2’、X3’、X4’は、X1、X2、X3、X4それぞれの複素共役である。
図7は、送信及び受信アレイアンテナにおける各サブアレイアンテナが2次元に配置される場合の拡張アレイアンテナを説明する図である。図7に示す例では、送信及び受信アレイアンテナにおいて4つのサブアレイアンテナが縦方向及び横方向に2つずつ配置され平面アレイを形成している。受信側の平面アレイが送信側の平面アレイの位置に応じて、MIMO処理により4×4の仮想アレイアンテナを形成する。更に、KR積拡張アレイ処理により、7×7の拡張アレイアンテナが形成される。
ビーム形成部26は、KR積拡張アレイ処理により得られる信号Xkraを拡張アレイ信号として用いる。ビーム形成部26は、拡張アレイ信号に受信ビームの指向方向を制御する複素ウェイトとサイドローブ低減用のウェイトとを乗じた後に、DBFによる加算合成を行う。ビーム形成部26による合成で得られるビーム出力信号Yは、式(10)で表される。
Figure 2020091263
式(10)において、Xn(n=1,2,…,NMe)は拡張アレイ信号を表し、Wnはサイドローブ低減用のウェイトを表し、Wpnは受信ビームの指向方向を制御する複素ウェイトを表す。AZp及びELpは、受信ビームの指向方向の方位角及び仰角を表す。NMeは、拡張アレイアンテナにおける仮想的な素子の数を表す。KR積拡張アレイ処理を用いる場合には、NMe=(2N−1)である。サイドローブ低減用のウェイトとして、例えばテーラー分布に基づいたウェイトを用いてもよい(非特許文献5)。複素ウェイトWpnは、式(11)で表される。
Figure 2020091263
式(11)において、kpx、kpy、kpzは式(12)で与えられる。xn、yn及びznは、仮想的な素子の位置座標を表し、その座標系における基準位置は拡張アレイアンテナの位相中心である。
Figure 2020091263
式(12)において、λは送信信号の波長であり、AZp及びELpは拡張アレイアンテナから見た受信ビームの指向方向の方位角及び仰角である。
第1の実施形態のレーダシステムにおいて、拡張アレイ処理部25が、MIMO処理で得られる仮想アレイアンテナの送受信信号に対して拡張アレイ処理を行うことにより、受信装置20の受信サブアレイアンテナ21の数よりも多い拡張アレイ信号を生成する。ビーム形成部26が拡張アレイ信号を用いたDBFによる合成を行う。受信装置2は、MIMO処理と拡張アレイ処理とを組み合わせた処理を行うことにより、仮想的な受信素子数を増やして自由度が高く、かつ角度分解能が高いビーム出力信号を得ることができる。したがって、レーダシステムは、送信アレイアンテナ101及び受信アレイアンテナ201のアンテナ素子数に対して制約がある場合においても、角度分解能の向上を図ることができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、拡張アレイ処理により得られる拡張アレイ信号を組み合わせることで、2次元の拡張アレイアンテナを仮想的に構成する手法について説明する。第2の実施形態におけるレーダシステムは、第1の実施形態の送信装置1と、以下に説明する受信装置とを備える。
図8は、第2の実施形態における受信装置2aの構成例を示す図である。受信装置2aは、Mx個の受信サブアレイアンテナ21−1〜21−Mxを有する受信アレイアンテナ201xと、My個の受信サブアレイアンテナ21−〜21−Myを有する受信アレイアンテナ201yとを備える。受信アレイアンテナ201xの受信サブアレイアンテナ21が配列されるX軸方向と、受信アレイアンテナ201yの受信サブアレイアンテナ21が配列されるY軸方向とは異なる。例えば、X軸方向を水平方向とし、Y軸方向を鉛直方向としてもよい。
更に、受信装置2aは、受信サブアレイアンテナ21ごとに周波数変換器22及びAD変換器23を備え、受信アレイアンテナ201ごとにMIMO形成部24及び拡張アレイ処理部25を備える。受信装置2aは、第1の実施形態の受信装置2が備える受信アレイアンテナ201から拡張アレイ処理部25までの受信系統を2系統有する。受信アレイアンテナ201xの受信系統では、MIMO処理により(N×Mx)個の送受信信号が得られ、更に拡張アレイ処理によりNMx個の拡張アレイ信号が得られる。受信アレイアンテナ201yの受信系統では、MIMO処理により(N×My)個の送受信信号が得られ、更に拡張アレイ処理によりNMy個の拡張アレイ信号が得られる。拡張アレイ処理としてKR積拡張アレイ処理が用いられる場合、NMx=2(N×Mx)−1、NMy=2(N×My)−1となる。
受信装置2aは、拡張アレイ処理部27及びビーム形成部26を更に備える。拡張アレイ処理部27は、2系統の受信系統から供給される(N×Mx)個の送受信信号と(N×My)個の送受信信号とを用いて、平面アレイアンテナのNMxy個の素子信号(拡張素子信号)を生成する。なお、NMxy=(N×Mx)×(N×My)である。具体的には、拡張アレイ処理部27は、X軸及びY軸方向の拡張アレイアンテナの拡張アレイ信号同士を乗じて、乗じたX軸の拡張アレイアレイ信号とY軸の拡張アレイ信号とに対応する位置の拡張素子信号を得る。平面アレイアンテナは、X軸方向の拡張アレイアンテナとY軸方向の拡張アレイアンテナとを組み合わせた平面状のアレイアンテナである。
図9は、第2の実施形態のレーダシステムにおける平面アレイアンテナを説明する図である。図9に示す例では、レーダシステムが3個の送信サブアレイアンテナ16と、X軸方向に4個の受信サブアレイアンテナ21と、Y軸方向に4個の受信サブアレイアンテナ21とを備える。X軸及びY軸方向それぞれのMIMO形成部24により、12(=N×Mx=N×My=3×4)個の受信素子を有する仮想アレイアンテナがX軸方向及びY軸方向に形成される。更に、X軸及びY軸方向それぞれの拡張アレイ処理部25により、23(=2×12−1)個の受信素子を有する拡張アレイアンテナがX軸方向及びY軸方向に形成される。拡張アレイ処理部27は、X軸方向の仮想アレイアンテナの23(=NMx)個の拡張アレイ信号と、Y軸方向の仮想アレイアンテナの23(=NMy)個の拡張アレイ信号とを乗算する。X軸方向とY軸方向との拡張アレイ信号を乗算することで、拡張アレイ処理部27は、各拡張アレイ信号に対応する受信素子の位置に対する位置ベクトルを合成したベクトルが示す位置(nx,ny)に対応する拡張素子信号を得ることができる。なお、1≦nx≦NMx,1≦ny≦NMyである。
ビーム形成部26は、拡張アレイ処理部27により得られた平面アレイアンテナの素子信号を拡張素子信号として用いて、任意の受信ビームに応じたビーム出力信号をDBFにより合成する。
第2の実施形態のレーダシステムでは、2段階の拡張アレイ処理を行うことにより、受信装置2aは、受信アレイアンテナ201x、201yの受信サブアレイアンテナ21の数よりも多い数の拡張素子信号を生成することができる。受信装置2aは、仮想的な受信素子数を増やして自由度が高く、かつ角度分解能が高いビーム出力信号を得ることができる。このように、第2の実施形態のレーダシステムは、送信アレイアンテナ101及び受信アレイアンテナ201x、201yのアンテナ素子数に対して制約がある場合においても、角度分解能の向上を図ることができる。
第2の実施形態の受信装置2aが、2つの拡張アレイ処理部25と拡張アレイ処理部27とを備え、2段階の拡張アレイ処理を行う場合について説明した。しかし、これら3つの拡張アレイ処理部を1つの演算部として構成してもよい。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、受信サブアレイアンテナのアンテナ開口を分割し、各受信サブアレイアンテナによるモノパルス出力(非特許文献6)を用いることで、自由度が高く、かつ角度分解能を高める手法について説明する。第3の実施形態におけるレーダシステムは、第1の実施形態の送信装置1と、以下に説明する受信装置とを備える。
図10は、第3の実施形態における受信装置2bの構成例を示す図である。受信装置2bは、受信サブアレイアンテナ21b−1〜21b−Mを有する受信アレイアンテナ201b、周波数変換器22−1〜22−M、AD変換器23−1〜23−M、開口分割部28−1〜28−M、MIMO形成部24、拡張アレイ処理部25及びビーム形成部26を備える。受信装置2bは、受信サブアレイアンテナ21−1〜21−Mに代えて受信サブアレイアンテナ21b−1〜21−Mを備えること、開口分割部28−1〜28−Mを備えることが第1の実施形態の受信装置2と異なる。
受信サブアレイアンテナ21bのアンテナ開口は、鉛直方向で上側と下側とに分割されるか、水平方向で右側と左側とに分割されており、受信サブアレイアンテナ21bの出力がモノパルス出力となっている。モノパルス出力は、式(13)で与えられる。
Figure 2020091263
式(13)において、Σは和ビームの信号を表す。ΔAZはアンテナ開口が左右に分割される場合の左側開口の信号Lと右側開口の信号Rとの差を示すAZ差ビームの信号を表す。ΔELはアンテナ開口が上下に分割される場合の上側開口の信号Uと下側開口の信号Dとの差を示すEL差ビームの信号を表す。
受信サブアレイアンテナ21bごとに設けられている周波数変換器22−1〜22−M及びAD変換器23−1〜23−Mは、モノパルス出力に対するベースバンドの信号への変換とディジタル信号への変換とを行う。開口分割部28−1〜28−Mは、ディジタル信号に変換されたモノパルス出力から、受信サブアレイアンテナ21b−1〜21b−Mの左右開口又は上下開口に対応する信号を算出する。開口分割部28−1〜28−Mにおける信号処理は、式(14)で表される。
Figure 2020091263
開口分割部28−1〜28−Mは、左右開口それぞれの信号又は上下開口それぞれの信号をMIMO形成部24に供給する。受信サブアレイアンテナ21b−1〜21b−Mのモノパルス出力を用いることにより、受信サブアレイアンテナ21b−1〜21b−Mの数よりも多い信号を得ることができる。アンテナ開口を左右に分割する場合には左右方向の受信素子数を2倍にした信号が得られ、アンテナ開口を上下に分割する場合には上下方向の受信素子数を2倍にした信号が得られる。
MIMO形成部24は、開口分割部28−1〜28−Mから供給される2M個のディジタル信号に対してMIMO処理を行うことで、(N×2M)個の送受信信号を取得する。拡張アレイ処理部25は、(N×2M)個の送受信信号に対する拡張アレイ処理により、2NMe個の拡張アレイ信号を算出する。拡張アレイ処理としてKR積拡張アレイ処理を用いる場合には、拡張アレイ信号の数は、2NMe=2(N×2M)−1である。ビーム形成部26は、拡張アレイ処理部25により算出された2NMe個の拡張アレイ信号から、受信アレイアンテナ201の観測空間内の任意の領域に指向方向を向けた受信ビームに応じたビーム出力信号をDBFにより合成する。
受信サブアレイアンテナ21b−1〜21b−Mのアンテナ開口を分割することにより、受信アレイアンテナ201bにおけるアンテナ素子数を増やさずとも、MIMO処理及び拡張アレイ処理で得られる信号を増やすことができる。これにより、ビーム形成部26は、自由度が高く、かつ角度分解能を高いビーム出力信号を得ることができる。このように、第3の実施形態におけるレーダシステムは、送信アレイアンテナ101及び受信アレイアンテナ201bのアンテナ素子数に対して制約がある場合においても、角度分解能の向上を図ることができる。
図11は、第3の実施形態における拡張アレイアンテナを説明する図である。図11に示す例では、送信及び受信アレイアンテナにおいて4つのサブアレイアンテナが縦方向及び横方向に2つずつ配置され平面アレイを形成している。更に、受信アレイアンテナの各受信サブアレイアンテナのアンテナ開口が左右に分割され、和ビーム信号Σと差ビーム信号ΔAZとを含むモノパルス出力が得られる。開口分割部28が式(14)に示す演算を行うことで、受信サブアレイアンテナごとに左右に分割された開口に対応する2つの信号を得る。これらの信号に対するMIMO処理により、4×8の仮想アレイアンテナが形成される。更に、KR積拡張アレイ処理により、7×15の拡張アレイアンテナが形成される。受信サブアレイアンテナの数よりも多い数の仮想的な受信素子の拡張アレイ信号を用いることで、ビーム形成部26は、自由度が高く、かつ角度分解能を高いビーム出力信号を得ることができる。図11に示す例では、受信サブアレイアンテナのアンテナ開口を左右に分割した場合を示したが、アンテナ開口を上下に分割してもよい。
第1から第3の実施形態において、送信装置及び受信装置それぞれが1つの装置として構成される場合を説明した。しかし、説明した構成に限ることなく、送信装置及び受信装置の一方又は両方の機能は、複数の装置を組み合わせて実現されてもよい。
第1から第3の実施形態において、送信サブアレイアンテナ及び受信サブアレイアンテナが複数のアンテナ素子を有する場合について説明した。しかし。送信サブアレイアンテナが1本のアンテナ素子で構成されてもよい。また、第1及び第2の実施形態においても、受信サブアレイアンテナが1本のアンテナ素子で構成されてもよい。
上記の第1から第3の実施形態における送信装置及び受信装置は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備え、CPUがプログラムを実行することにより、ディジタル信号に対する各種の信号処理を行ってもよい。CPUは、補助記憶装置に記憶されたプログラムを実行することにより、送信装置における一部又はすべての動作と、受信装置における一部又はすべての動作とを行ってもよい。また、送信装置及び受信装置における信号処理のすべて又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置などの非一時的な記憶媒体である。プログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、M個の受信サブアレイアンテナで受信した各受信信号に含まれる送信サブアレイアンテナそれぞれで送信された送信信号を送受信信号として取得するMIMO形成部と、送受信信号に対する拡張アレイ処理により(N×M)個以上の拡張アレイ信号を算出する演算部(拡張アレイ処理部)と、をもつことにより、受信サブアレイアンテナの数よりも多い数の仮想的な受信素子の拡張アレイ信号を得ることができ、ビーム出力信号の角度分解能の向上を図ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…送信装置、2,2a,2b…受信装置、11…基準信号生成器、12…符号生成器、13…変調器、14…周波数変換器、15…高出力増幅器、16,16−1,16−N…送信サブアレイアンテナ、21,21−1,21−M,21−Mx,21−My…受信サブアレイアンテナ、22,22−1,22−M,22−Mx,22−My…周波数変換器、23,23−1,23−M,23−Mx,23−My…AD変換器、24…MIMO形成部、25,27…拡張アレイ処理部、26…ビーム形成部、28−1,28−M…開口分割部、101…送信アレイアンテナ、102−1,102−N…送信部、201,201x,201y…受信アレイアンテナ

Claims (4)

  1. N個の送信サブアレイアンテナそれぞれから送信信号を送信する送信部と、
    M個の受信サブアレイアンテナで受信した各受信信号に含まれる前記送信サブアレイアンテナそれぞれで送信された前記送信信号を送受信信号として取得するMIMO形成部と、
    前記送受信信号に対する拡張アレイ処理により(N×M)個以上の拡張アレイ信号を算出する演算部と、
    前記M個の受信サブアレイアンテナの観測空間内の領域に向けた受信ビームに応じた出力信号を前記拡張アレイ信号から合成するビーム形成部と、
    を備えるレーダシステム。
  2. 前記受信サブアレイアンテナそれぞれは、互いに異なる2つの軸方向のいずれか一方に配列され、
    前記演算部は、前記軸方向ごとに前記拡張アレイ信号を算出し、前記軸方向が互いに異なる前記拡張アレイ信号同士を乗じて、2つの前記軸方向で定まる平面に仮想的に形成される拡張アレイアンテナの拡張素子信号を算出し、
    前記ビーム形成部は、前記拡張素子信号から前記出力信号を合成する、
    請求項1に記載のレーダシステム。
  3. 前記受信サブアレイアンテナそれぞれのアンテナ開口は、分割されており、
    前記受信サブアレイアンテナそれぞれの前記受信信号は、分割されたアンテナ開口で受信される信号の和及び差を含み、
    前記MIMO形成部は、前記受信サブアレイアンテナそれぞれの前記受信信号から(N×2M)個の送受信信号を取得し、
    前記演算部は、前記MIMO形成部により取得される前記送受信信号に対する拡張アレイ処理により(N×2M)個以上の拡張アレイ信号を算出する、
    請求項1に記載のレーダシステム。
  4. レーダシステムにおける信号処理方法であって、
    N個の送信サブアレイアンテナそれぞれから送信信号を送信するステップと、
    M個の受信サブアレイアンテナで受信した各受信信号に含まれる前記送信サブアレイアンテナそれぞれで送信された前記送信信号を送受信信号として取得するステップと、
    前記送受信信号に対する拡張アレイ処理により(N×M)個以上の拡張アレイ信号を算出するステップと、
    前記M個の受信サブアレイアンテナの観測空間内の領域に向けた受信ビームに応じた出力信号を前記拡張アレイ信号から合成するステップと、
    を含む信号処理方法。
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