JP2020090448A - アレルギー性結膜炎予防又は治療剤 - Google Patents

アレルギー性結膜炎予防又は治療剤 Download PDF

Info

Publication number
JP2020090448A
JP2020090448A JP2018227519A JP2018227519A JP2020090448A JP 2020090448 A JP2020090448 A JP 2020090448A JP 2018227519 A JP2018227519 A JP 2018227519A JP 2018227519 A JP2018227519 A JP 2018227519A JP 2020090448 A JP2020090448 A JP 2020090448A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
omega
fatty acid
allergic conjunctivitis
ester
oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018227519A
Other languages
English (en)
Inventor
松田 彰
Akira Matsuda
彰 松田
寿彬 平形
Toshiaki Hirakata
寿彬 平形
岳彦 横溝
Takehiko Yokomizo
岳彦 横溝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Juntendo University
Original Assignee
Juntendo University
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Juntendo University filed Critical Juntendo University
Priority to JP2018227519A priority Critical patent/JP2020090448A/ja
Publication of JP2020090448A publication Critical patent/JP2020090448A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)

Abstract

【課題】新たなアレルギー性結膜炎の予防治療剤の提供。【解決手段】オメガ3脂肪酸又はそのエステルを有効成分とするアレルギー性結膜炎予防又は治療剤。【選択図】なし

Description

本発明は、アレルギー性結膜炎の予防又は治療剤に関する。
アレルギー性結膜炎は、世界中で罹患率の最も高い眼科疾患の一つであり、近年増加傾向にある。喘息やアトピー性皮膚炎と同じヘルパー2型T細胞(Th2細胞)が関連するアレルギー性疾患であり、アレルギー性結膜炎患者では結膜充血、眼脂、掻痒等の症状によりQOLも大きく損なわれる。
アレルギー性結膜炎の治療には、第一世代の抗ヒスタミン薬、第二世代の抗ヒスタミン薬、副腎皮質ステロイド薬等が用いられるが、いずれもねむけ、口渇その他の副作用を有するという欠点がある。
一方、オメガ3脂肪酸は、魚油や亜麻仁油、エゴマ油等に多く含まれる油脂の構成不飽和脂肪酸であり、ヒトの体内では産生されない必須脂肪酸である。当該オメガ3脂肪酸は、抗炎症作用、心臓リモデリング抑制作用、腸管アレルギー抑制作用等を有することが知られている(非特許文献1)。一方、マスト細胞においては、オメガ3脂肪酸が酸化されて生じたエポキシ化オメガ3脂肪酸が産生されており、エポキシ化オメガ脂肪酸が遺伝子発現を変えることにより、活性化マスト細胞の細胞内シグナル伝達を調節してアレルギー反応を促進していることが報告されている(非特許文献2)。
J. Lipid Nutr. Vol.26, No.1 (2017) 27-33 Nature Medicine 23; 1287-1297(2017)
本発明の課題は、新たなアレルギー性結膜炎の予防又は治療剤を提供することにある。
そこで本発明者は、抗アレルギー作用があるという報告とアレルギー反応を促進するという報告があるオメガ3脂肪酸のアレルギー性結膜炎に対する作用について検討した結果、オメガ3脂肪酸は、花粉誘発アレルギー性結膜炎マウスモデルにおいて、アレルギー性結膜炎の臨床評価(クリニカルスコア)を改善し、掻痒も改善するとともに、結膜中のエイコサペンタエン酸濃度が顕著に上昇し、炎症性脂質メディエーターであるプロスクグランジンD2(PGD2)、PGE2、PGF、トロンボキサンB2(TXB2)及びロイコトリエンB4(LTB4)を著しく抑制することを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、次の発明〔1〕〜〔13〕を提供するものである。
〔1〕オメガ3脂肪酸又はそのエステルを有効成分とするアレルギー性結膜炎予防又は治療剤。
〔2〕オメガ3脂肪酸又はそのエステルを有効成分とする、結膜中のプロスタグランジン類及びロイコトリエンB4から選ばれる1種以上の脂質メディエーター産生抑制剤。
〔3〕オメガ3脂肪酸又はそのエステルを有効成分とする、結膜中のエイコサペンタエン酸濃度上昇剤。
〔4〕アレルギー性結膜炎予防又は治療剤製造のための、オメガ3脂肪酸又はそのエステルの使用。
〔5〕結膜中のプロスタグランジン類及びロイコトリエンB4から選ばれる1種以上の脂質メディエーター産生抑制剤製造のための、オメガ3脂肪酸又はそのエステルの使用。
〔6〕結膜中のエイコサペンタエン酸濃度上昇剤製造のためのオメガ3脂肪酸又はそのエステルの使用。
〔7〕アレルギー性結膜炎の予防又は治療に使用するオメガ3脂肪酸又はそのエステル。
〔8〕結膜中のプロスタグランジン類及びロイコトリエンB4から選ばれる1種以上の脂質メディエーター産生の抑制に使用するオメガ3脂肪酸又はそのエステル。
〔9〕結膜中のエイコサペンタエン酸濃度の上昇に使用するオメガ3脂肪酸又はそのエステル。
〔10〕オメガ3脂肪酸又はそのエステルの有効量を投与することを特徴とするアレルギー性結膜炎の予防又は治療方法。
〔11〕オメガ3脂肪酸又はそのエステルの有効量を投与することを特徴とする、結膜中のプロスタグランジン類及びロイコトリエンB4から選ばれる1種以上の脂質メディエーター産生抑制方法。
〔12〕オメガ3脂肪酸又はそのエステルの有効量を投与することを特徴とする、結膜中のエイコサペンタエン酸濃度上昇方法。
〔13〕オメガ3脂肪酸又はそのエステルを含有するアレルギー性結膜炎改善用食品組成物。
オメガ3脂肪酸又はそのエステルを投与すれば、アレルギー性結膜炎患者の結膜組織中のエイコサペンタエン酸(EPA)濃度が上昇し、脂質メディエーターであるプロスタグランジン類、LTB4等の産生が抑制され、アレルギー性結膜炎の各種症状が顕著に改善する。
アレルギー性結膜炎モデルにおけるオメガ3脂肪酸食群(n−3)のクリニカルスコアに対する作用を示す。 アレルギー性結膜炎モデルにおけるオメガ3脂肪酸食群(n−3)の引っ掻き行動に対する作用を示す。 アレルギー性結膜炎モデルにおけるオメガ3脂肪酸食群(n−3)の好酸球数に対する作用を示す。 アレルギー性結膜炎モデルにおけるオメガ3脂肪酸食群(n−3)のPGD2に対する作用を示す。 アレルギー性結膜炎モデルにおけるオメガ3脂肪酸食群(n−3)のPGE2に対する作用を示す。 アレルギー性結膜炎モデルにおけるオメガ3脂肪酸食群(n−3)のPGFに対する作用を示す。 アレルギー性結膜炎モデルにおけるオメガ3脂肪酸食群(n−3)のTXB2に対する作用を示す。 アレルギー性結膜炎モデルにおけるオメガ3脂肪酸食群(n−3)のLTB4に対する作用を示す。 アレルギー性結膜炎モデルにおけるオメガ3脂肪酸食群(n−3)のEPAに対する作用を示す。 アレルギー性結膜炎モデルにおけるオメガ3脂肪酸食群(n−3)のPGD3に対する作用を示す。 アレルギー性結膜炎モデルにおけるオメガ3脂肪酸食群(n−3)のPGE3に対する作用を示す。
本発明のアレルギー性結膜炎予防又は治療剤の有効成分は、オメガ3脂肪酸又はそのエステルである。前記のようにオメガ3脂肪酸エステルには、抗アレルギー作用があるという報告及びアレルギー反応を促進するという報告の両者が存在するが、アレルギー性結膜炎に対する作用については知られていない。
オメガ3脂肪酸として、α−リノレン酸、ステアリドン酸、エイコサテトラエン酸、エイコサペンタエン酸、ドコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸等が挙げられる。また、オメガ3脂肪酸のエステルとしては、オメガ3脂肪酸と1価〜3価アルコールとのエステルが挙げられる。このうち、オメガ3脂肪酸の1価アルコールエステル、オメガ3脂肪酸のグリセリンエステルがより好ましく、トリオメガ3脂肪酸グリセリドがさらに好ましい。ここで、1価アルコールとしては、炭素数1〜18のアルコールが好ましい。
オメガ3脂肪酸を構成成分とするトリグリセリドを多く含有する油脂としては、魚油、亜麻仁油、エゴマ油等が知られている。従って、オメガ3脂肪酸エステル源として、魚油、亜麻仁油、エゴマ油等を用いることもできる。ここで魚油としては、肝油、ニシン油、サバ油、サケ油、イワシ油、タラ油、ナンキョクオキアミ油(クリルオイル)等が挙げられる。
後記実施例に示すように、オメガ3脂肪酸含有油は、花粉誘発アレルギー性結膜炎マウスモデルにおいて、アレルギー性結膜炎の臨床評価(クリニカルスコア)を改善し、掻痒も改善するとともに、結膜中のEPA濃度が顕著に上昇し、炎症性脂質メディエーターであるPGD2、PGE2、PGF、TXB2及びLTB4を著しく抑制する。従って、オメガ3脂肪酸又はそのエステルは、アレルギー性結膜炎の予防又は治療剤として有用である。
本発明の対象疾患であるアレルギー性結膜炎は、種々の抗原によって生じる結膜の炎症性疾患である。抗原としては、スギ、ブタクサ、ヨモギ、ヒノキ等の花粉、ハウスダスト、ダニ等が挙げられる。結膜炎の自覚症状としては、目の痒み、ゴロゴロする感じ(異物感)、涙の増多、眼のべたつき等が挙げられる。本発明の予防又は治療剤を用いれば、これらの症状が改善又は予防される。なお、これらの症状は、臨床的には、充血、結膜・眼瞼浮腫、流涙、眼脂、痒み等により評価される。
オメガ3脂肪酸又はそのエステルは、そのまま医薬として用いることもできるが、薬学的に許容される担体とともに医薬組成物として用いることもできる。そのような医薬組成物の形態としては、錠剤、丸剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤、トローチ剤、シロップ剤、液剤、乳剤、懸濁剤等の経口投与用製剤;注射剤;坐剤;吸入剤;経皮吸収剤;点眼剤;眼軟膏等の固体、半固体又は液体の製剤が挙げられる。
固体製剤とする場合は、担体として、たとえば、ショ糖、乳糖、セルロース類、D−マンニトール、マルチトール、デキストラン、デンプン類、寒天、アルギネート類、キチン類、キトサン類、ペクチン類、トランガム類、アラビアゴム類、ゼラチン類、コラーゲン類、カゼイン、アルブミン、リン酸カルシウム、ソルビトール、グリシン、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、グリセリン、ポリエチレングリコール、炭酸水素ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、タルク等が用いられる。さらに、錠剤は必要に応じて通常の剤皮を施した錠剤、たとえば糖衣錠、腸溶性コーティング錠、フィルムコーティング錠あるいは二層錠、多層錠とすることができる。
半固体製剤とする場合は、担体として、たとえば、動植物性油脂(オリーブ油、トウモロコシ油、ヒマシ油等)、鉱物性油脂(ワセリン、白色ワセリン、固形パラフィン等)、ロウ類(ホホバ油、カルナバロウ、ミツロウ等)、部分合成もしくは全合成グリセリン脂肪酸エステル(ラウリル酸、ミリスチン酸、パルミチン酸等)等が用いられる。
液体製剤とする場合は、担体として、たとえば塩化ナトリウム、グルコース、ソルビトール、グリセリン、オリーブ油、プロピレングリコール、エチルアルコール等が用いられる。特に注射剤とする場合は、無菌の水溶液、たとえば生理食塩水、等張液、油性液、たとえばゴマ油、大豆油が用いられる。また、必要により適当な懸濁化剤、たとえばカルボキシメチルセルロースナトリウム、非イオン性界面活性剤、溶解補助剤、たとえば安息香酸ベンジル、ベンジルアルコール等を併用してもよい。
これらの製剤中の有効成分の量は製剤の0.1〜100質量%であり、適当には1〜50質量%である。投与量は患者の症状、体重、年令等により変わりうるが、通常経口投与の場合、オメガ3脂肪酸又はそのエステルとして成人一日当たり1〜1000mg程度であり、これを一回又は数回に分けて投与するのが好ましい。
また、オメガ3脂肪酸又はそのエステルをアレルギー性結膜炎改善用食品組成物として使用する場合には、前記の医薬として用いる場合と同様の固体状、半固体状又は液体状の食品組成物として用いることができる。
次に実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に何ら限定されるものではない。
実施例1
〔方法〕
4週齢BALB/c雌マウスに対し、4%亜麻仁油含有食(オメガ3脂肪酸食:図ではn−3と示す)、または、4%大豆油含有食(コントロール食オメガ6脂肪酸食:図ではn−6と示す)を2ヶ月間与えた。アレルギー性結膜炎マウスモデル作成には、ブタクサ花粉を用いた。飼料投与開始後30日目(第0日)に、alum adjuvant(水酸化アルミニウムゲルアジュバント)に混合したブタクサ花粉を(1μg/μL)尾根部と左足底部に50μLずつ皮下注射し、第14日に右足底部に50μL皮下注射し感作した。続いて、第26日から第29日までの4日間、PBS(リン酸緩衝生理食塩水)と混和したブタクサ花粉(0.2mg/μL)を両眼に10μLずつ点眼し、アレルギー性結膜炎(図ではRWと示す)を惹起した。コントロールにはブタクサ花粉の代わりにPBSを用いた(図ではPBSと示す)。アレルギー性結膜炎重症度の評価には表1のクリニカルスコアを用いた。クリニカルスコアの評価は、4回目の最終点眼後20分後(第29日、早期相)と24時間後(第30日、後期相)に行った。そう痒については、最終点眼後40分間の引っ掻き行動回数を測定することで比較した。結膜への好酸球浸潤については、ギムザ染色により検討した。また、血清IgE値をELISA法で、結膜組織中のTh2系サイトカインとケモカインの発現量をリアルタイムPCR法で測定した。また、質量分析を用い結膜中の脂質メディエーターを測定した。
〔結果〕
Th2型免疫反応が関わるアレルギー疾患の症状は早期相と後期相に分けられる。早期相はアレルゲン曝露後間もなく出現する反応である。生体内に侵入したアレルゲンを取り込んだ樹状細胞はナイーブT細胞に抗原提示をし、ナイーブT細胞はTh2細胞へと分化する。Th2細胞はIL−4やIL−13を産生し、それらサイトカインがB細胞を活性化する。活性化B細胞から産生されたIgEが最終的にマスト細胞を活性化させる。そして、活性化されたマスト細胞で産生・放出される脂質メディエーター、ヒスタミンなどの炎症性メディエーターにより、様々なアレルギー症状が引き起こされる。一方、後期相は組織浸潤した好酸球が放出するメディエーターにより引き起こされることが知られている。
クリニカルスコアは第29日、第30日ともにオメガ3脂肪酸食摂取マウスでは抑制されていた(図1)。この結果から、オメガ3脂肪酸食が早期相、後期相両方のアレルギー性結膜炎症状を抑えることが示唆される。
さらに、引っ掻き行動回数についてもオメガ3脂肪酸食マウスにおいて減少が認められ、QOLを大きく損なうそう痒についてもオメガ3脂肪酸が有効である可能性が示された(図2)。
好酸球は通常結膜中には存在せず、アレルギー性結膜炎の診断に用いられる指標である。ブタクサ花粉を点眼したコントロール食マウスでは結膜への多数の好酸球浸潤を認めたが、オメガ3脂肪酸食により減少した(図3)。しかし、予想と反しTh2型サイトカイン(Il−4、Il−5、Il−13)やケモカイン(Ccl11)の発現量、血清IgE値はコントロール食摂取マウスとオメガ3脂肪酸食摂取マウスとの間で差がなかった。このことから、オメガ3脂肪酸食によるアレルギー性結膜炎改善効果には、Th2免疫応答は関係していないことが示唆された。
次に、オメガ3脂肪酸食の効果を解明するために、結膜組織中の脂質メディエーターについて質量分析を用い測定した。ブタクサ花粉を点眼したコントロール食マウス(n−6)では、炎症性脂質メディエーターであるプロスタグランジンD2(PGD2)、PGE2、PGF、トロンボキサンB2(TXB2)、ロイコトリエンB4(LTB4)の上昇を認めたが、オメガ3脂肪酸摂取マウス(n−3)では著しく抑制された(図4〜図8)。
また、オメガ3脂肪酸摂取マウスの結膜中では遊離エイコサペンタエン酸(EPA)はコントロールマウスの遊離アラキドン酸と比較し約3倍量上昇し、さらに、EPA由来のPGD3、PGE3が大きく上昇した(図9〜図11)。
これらのことから、摂取されたオメガ3脂肪酸がアラキドン酸の合成酵素及び、アラキドン酸由来の脂質メディエーターの合成を担う酵素と競合的に作用した結果、炎症性脂質メディエーターの産生を著しく抑制したと考えられる。また、好酸球はPGD2やLTB4により遊走されることが知られており、オメガ3脂肪酸食による脂質メディエーターの減少が結膜中の好酸球浸潤数を減らし、後期相アレルギー炎症の抑制をもたらしたことが示唆される。
以上より、オメガ3脂肪酸食はアレルギー性結膜炎に対し、結膜中のアラキドン酸由来の脂質メディエーター産生を抑制することで、早期相、後期相両方のアレルギー症状を緩和することが示された。オメガ3脂肪酸を食事から摂取することは安全かつ簡便な方法であり、アレルギー性結膜炎の新たな治療法となることが期待される。

Claims (4)

  1. オメガ3脂肪酸又はそのエステルを有効成分とするアレルギー性結膜炎予防又は治療剤。
  2. オメガ3脂肪酸又はそのエステルを有効成分とする、結膜中のプロスタグランジン類及びロイコトリエンB4から選ばれる1種以上の脂質メディエーター産生抑制剤。
  3. オメガ3脂肪酸又はそのエステルを有効成分とする、結膜中のエイコサペンタエン酸濃度上昇剤。
  4. オメガ3脂肪酸又はそのエステルを含有するアレルギー性結膜炎改善用食品組成物。
JP2018227519A 2018-12-04 2018-12-04 アレルギー性結膜炎予防又は治療剤 Pending JP2020090448A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018227519A JP2020090448A (ja) 2018-12-04 2018-12-04 アレルギー性結膜炎予防又は治療剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018227519A JP2020090448A (ja) 2018-12-04 2018-12-04 アレルギー性結膜炎予防又は治療剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020090448A true JP2020090448A (ja) 2020-06-11

Family

ID=71012342

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018227519A Pending JP2020090448A (ja) 2018-12-04 2018-12-04 アレルギー性結膜炎予防又は治療剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020090448A (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06122627A (ja) * 1992-10-13 1994-05-06 Sagami Chem Res Center 抗アレルギー点眼液
JPH09291299A (ja) * 1996-04-26 1997-11-11 Nof Corp 抗アレルギー用油脂組成物および用途
JP2002047176A (ja) * 2000-08-04 2002-02-12 Idemitsu Technofine Co Ltd IgE産生抑制剤
JP2006282635A (ja) * 2005-04-04 2006-10-19 Kureha Corp IgE抑制剤
JP2009112214A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Kirin Holdings Co Ltd 乳酸菌含有抗アレルギー用飲料
JP2010523695A (ja) * 2007-04-11 2010-07-15 アルコン リサーチ, リミテッド アレルギー性鼻炎およびアレルギー性結膜炎を処置するためのTNFαのインヒビターおよび抗ヒスタミン薬の使用

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06122627A (ja) * 1992-10-13 1994-05-06 Sagami Chem Res Center 抗アレルギー点眼液
JPH09291299A (ja) * 1996-04-26 1997-11-11 Nof Corp 抗アレルギー用油脂組成物および用途
JP2002047176A (ja) * 2000-08-04 2002-02-12 Idemitsu Technofine Co Ltd IgE産生抑制剤
JP2006282635A (ja) * 2005-04-04 2006-10-19 Kureha Corp IgE抑制剤
JP2010523695A (ja) * 2007-04-11 2010-07-15 アルコン リサーチ, リミテッド アレルギー性鼻炎およびアレルギー性結膜炎を処置するためのTNFαのインヒビターおよび抗ヒスタミン薬の使用
JP2009112214A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Kirin Holdings Co Ltd 乳酸菌含有抗アレルギー用飲料

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
CLINICAL AND DEVELOPMENTAL IMMUNOLOGY, vol. Article ID 236564, JPN6022042074, 2012, pages 1 - 9, ISSN: 0004892313 *
PROSTAGLANDINS, vol. 36, no. 1, JPN6022042073, 1988, pages 3 - 16, ISSN: 0004892312 *
日本脂質生化学研究, vol. 第60巻, JPN6022042072, 15 May 2018 (2018-05-15), pages 34 - 36, ISSN: 0005026420 *

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20210205254A1 (en) Omega-3 pentaenoic acid compositions and methods of use
JP6267681B2 (ja) C16:1n7−パルミトレアートを含む組成物および方法
JP2014024859A (ja) Lp−pla2濃度を減少させるためのオメガ−3脂肪酸
JPH07502491A (ja) 皮膚疾患の治療に対して静脈的に投与される薬剤を調整するためのエマルジョンの使用
AU2021201865A1 (en) Omega-3 pentaenoic acid compositions and methods of use
WO2014179341A1 (en) Treatment with omega-3 fatty acid compositions
WO2014165190A2 (en) Compositions comprising docosapentaenoic acid and methods of use
JPWO2012108379A1 (ja) 拡張性うっ血性心不全治療剤
JP2020090448A (ja) アレルギー性結膜炎予防又は治療剤
CN107903173A (zh) 治疗精神分裂症的方法
JPH04244023A (ja) ω6系不飽和脂肪酸含有薬剤
AU2005244483B2 (en) Essential fatty acids in the prevention and/or treatment of depression in patients with coronary heart or artery disease
WO2023180569A1 (en) Specialized pro-resolving lipid mediators for treating long covid-19
JP5787615B2 (ja) 左室拡張機能障害治療剤
JP2007532605A5 (ja)
Shahidi et al. Evening primrose (Oenothera biennis)
JP5759663B2 (ja) 皮膚バリア機能改善剤等
JPH08245378A (ja) 精神安定剤
JPH08310948A (ja) 抗脱毛症剤
JPH0920658A (ja) 高レムナント血症改善薬
JPH09194365A (ja) 活性酸素抑制剤

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20181217

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221011

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230404