JP2020089693A - 椅子 - Google Patents

椅子 Download PDF

Info

Publication number
JP2020089693A
JP2020089693A JP2018234069A JP2018234069A JP2020089693A JP 2020089693 A JP2020089693 A JP 2020089693A JP 2018234069 A JP2018234069 A JP 2018234069A JP 2018234069 A JP2018234069 A JP 2018234069A JP 2020089693 A JP2020089693 A JP 2020089693A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
backrest
chair
main body
support portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018234069A
Other languages
English (en)
Inventor
清水 彰
Akira Shimizu
彰 清水
一毅 大木
Kazutake Oki
一毅 大木
張中遠
zhong yuan Zhang
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokuyo Furniture China Co Ltd
Kokuyo Co Ltd
Original Assignee
Kokuyo Furniture China Co Ltd
Kokuyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kokuyo Furniture China Co Ltd, Kokuyo Co Ltd filed Critical Kokuyo Furniture China Co Ltd
Publication of JP2020089693A publication Critical patent/JP2020089693A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C7/00Parts, details, or accessories of chairs or stools
    • A47C7/36Support for the head or the back
    • A47C7/40Support for the head or the back for the back
    • A47C7/46Support for the head or the back for the back with special, e.g. adjustable, lumbar region support profile; "Ackerblom" profile chairs

Landscapes

  • Chairs Characterized By Structure (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Abstract

【課題】着座者に快適な使用感を与えることができる椅子の提供。【解決手段】椅子Cは、脚部1と、脚部1に支持される座部2および背凭れ部3と、背凭れ部3に設けられるランバーサポート部4と、を備える。そして、ランバーサポート部4が、背凭れ部3の表面側に露出して設けられたサポート部42と、背凭れ部3に設けられた、サポート部42を支持する支持部41と、着座者の前後傾動作に応じて、サポート部42における少なくとも着座者と接触する部分を、支持部41に対して上下に相対移動させるスライド部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、着座者の腰部を支えるランバーサポート部を備える椅子に関する。
近年では、椅子、特に、長時間の着座が想定される事務用椅子などにおいて、着座者の腰部への負担を軽減するために、腰部を支えるランバーサポート部が設けられることが多くなってきている。
例えば、特許文献1には、ランバーサポート部を設けた椅子が開示されている。ここに開示されているランバーサポート部は、背凭れの表面側に配置される腰当てパッドと、背凭れの背面側に配置される背面フレームとが、背凭れの生地を挟んで対向配置されて、各々に設けられた磁石の磁力によって連結されてなる。このランバーサポート部によると、着座者は、腰当てパッドおよび背面フレームを掴んで背凭れの生地に沿って適宜に移動させることによって、自分の好きな位置にランバーサポート部を配置することができる。
特許4828530号
ところで、椅子に座っている着座者が背凭れにもたれかかって後傾動作を行ったとき、着座者の腰部は背凭れに対して相対的に位置ずれする。この位置ずれは、シンクロロッキング機構が設けられている椅子において、特に顕著に発生する。すなわち、シンクロロッキング機構が設けられている椅子の場合、背凭れのロッキング動作に応じて、座部の後端側が下方に沈み込むように姿勢変更されるため、着座者の腰部は、背凭れに対して相対的に下方に比較的大きく位置ずれする。このときに、着座者は上衣のめくれ上がりやこすれ等といった不快感を覚えることがある。
特許文献1に開示されている椅子においては、着座者の腰部に、ランバーサポート部の腰当てパッドが直にあたるようになっている。このような椅子において、着座者が背凭れにもたれかかって後傾動作を行い、着座者の腰部が背凭れに対して相対的に位置ずれすると、着座者の腰部に追従して、腰当てパッドが背凭れに対して位置ずれする。このとき、背凭れの背面側に配置されている背面フレームが、腰当てパッドの移動に追従できずに落下してしまうことがある。背凭れにもたれかかる度に腰当てパッドが落下するようでは、着座者は快適な使用感を得ることができない。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、着座者に快適な使用感を与えることができる椅子の提供を目的としている。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明は、
脚部と、前記脚部に支持される座部および背凭れ部と、前記背凭れ部に設けられるランバーサポート部と、を備える椅子であって、
前記ランバーサポート部が、
前記背凭れ部の表面側に露出して設けられたサポート部と、
前記背凭れ部に設けられた、前記サポート部を支持する支持部と、
着座者の前後傾動作に応じて、前記サポート部における少なくとも前記着座者と接触する部分を、前記支持部に対して上下に相対移動させるスライド部と、
を備えることを特徴とする。
この構成によると、着座者が前後傾動作を行ったときに、サポート部における少なくとも着座者と接触する部分が、着座者に追従して、支持部に対して上下に相対移動する。このため、着座者が、前後傾動作を行う際に、上衣のめくれ上がりやこすれ等といった不快感を覚えることがないばかりか、常に腰部が支えられているという安心感を得ることができる。また、支持部が背凭れ部に対して位置ずれを起こして落下するといった事態も生じない。したがって、着座者は快適な使用感を得ることができる。
好ましくは、前記椅子において、
前記ランバーサポート部が、
前記サポート部と前記支持部のうちの少なくとも一方に設けられた磁石、
を備え、
前記サポート部と前記支持部とが、前記背凭れ部を挟んで対向配置されて、前記磁石の磁力によって互いに連結される、
ことを特徴とする。
この構成によると、サポート部が、背凭れ部に設けられた支持部に対して、磁石の磁力によって連結され、これによってサポート部が支持部に支持されるので、サポート部を椅子に対して自由に着脱することができる。
好ましくは、前記椅子において、
前記サポート部が、
前記着座者と接触するように設けられた本体部と、
前記本体部と前記支持部の間に介在し、前記支持部と連結される取付部と、
を備え、
前記スライド部が、前記本体部を前記取付部に対して上下に相対移動させる、
ことを特徴とする。
この構成によると、本体部が取付部に対して上下に相対移動することによって、本体部が支持部に対して上下に相対移動する。したがって、スライド部を実現するための構成を、サポート部に完結的に設けることができる(すなわち、サポート部から支持部に跨がって設ける必要がない)ので、ランバーサポート部の構成を簡易なものとすることができる。
好ましくは、前記椅子において、
前記ランバーサポート部が、
前記取付部と前記支持部のうちの少なくとも一方に設けられた磁石、
を備え、
前記取付部と前記支持部とが、前記背凭れ部を挟んで対向配置されて、前記磁石の磁力によって互いに連結される、
ことを特徴とする。
この構成によると、サポート部が備える取付部が、背凭れ部に設けられた支持部に対して、磁石の磁力によって連結され、これによってサポート部が支持部に支持される。したがって、サポート部を椅子に対して自由に着脱することができる。
好ましくは、前記椅子において、
前記スライド部が、
前記本体部の前記取付部に対する相対位置を基準位置に復帰させる方向に付勢する付勢部、
を備えることを特徴とする。
この構成によると、例えば後傾姿勢にあった着座者が、一時的に本体部から離れつつ上体を起こした場合等に、本体部、すなわち、着座者に追従することによって基準位置からずれた位置に移動していた本体部が、付勢部の付勢力を受けて基準位置に復帰する。したがって、着座者が意識せずとも、本体部が常に適切な位置に配置されることとなり、着座者の使用感がさらに向上する。
好ましくは、前記椅子において、
前記取付部の前記支持部に対する相対位置を規制する位置規制部、
を備えることを特徴とする。
この構成によると、取付部の支持部に対する相対位置が規制されるので、本体部が取付部に対して上下に相対移動したとき等に、本体部に追従して取付部が支持部に対して位置ずれを生じる、といった事態を回避することができる。
好ましくは、前記椅子において、
前記支持部の前記背凭れ部に対する取付け位置を変更することができる、
ことを特徴とする。
この構成によると、着座者の腰の位置に応じた適宜の位置に支持部を取り付けることができるので、着座者の体格に応じた位置にランバーサポート部を配置することができる。したがって、どのような体格の着座者にも、快適な使用感を与えることができる。
本発明によると、着座者に快適な使用感を与えることができる椅子が得られる。
本発明の実施形態に係る椅子を前側から見た斜視図。 該椅子を後側から見た斜視図。 ランバーサポート部を後側から見た図。 ランバーサポート部の側面図。 サポート部の着脱の態様を示す斜視図。 サポート部を着脱の態様を示す側面図。 ベルト部の背枠に対する取り付けの態様を説明するための図。 支持部の取り付け位置を変更する態様を説明するための図。 サポート部を後側から見た斜視図。 サポート部の分解図。 本体部が取付部に対して上下に相対移動する様子を示す図。 付勢部を説明するための模式図。 ランバーサポート部の動作を説明するための模式図。 ランバーサポート部の動作を説明するための模式図。 第1変形例に係るランバーサポート部の側面図。 第2変形例に係るランバーサポート部の側面図。 第3変形例に係るランバーサポート部の側面図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.全体構成>
実施形態に係る椅子の全体構成について、図1、図2を参照しながら説明する。図1は、実施形態に係る椅子Cを前側から見た斜視図である。図2は、椅子Cを後側から見た斜視図である。
椅子Cは、脚部1と、脚部1の上方に水平旋回可能に支持された座部2および背凭れ部3と、背凭れ部3に設けられるランバーサポート部4と、を備える。以下においては、椅子についての一般的な方向の呼び方に倣い、起立姿勢の椅子C(図1、図2)を基準として、鉛直方向(Z方向)を上下方向とよび、背凭れ部3の主面の法線方向(X方向)を前後方向とよび(ただし、背凭れ部3に対して座部2が配置されている側(+X側)を前方とする)、上下方向および前後方向と直交する方向(Y方向)を左右方向とよぶ。
脚部1は、複数の脚羽根11を備える。複数の脚羽根11は、放射状に配置され、各々の先端にキャスター111が設けられている。複数の脚羽根11の中心には、脚支柱12が、軸回りの回転自在に連結されている。脚支柱12の上端には、座部2および背凭れ部3を支持するための支持部13が設けられている。脚支柱12は、内部にガススプリング(図示省略)が組み込まれており、これを操作することで脚支柱12が伸縮し、その上端に設けられた支持部13が昇降する。支持部13には、座部2および背凭れ部3をシンクロロッキングさせるためのシンクロロッキング機構が設けられている(図示省略)。また、支持部13には、背凭れ部3の後傾に対して反力を生じさせるためのガススプリング式の反力機構、および、座部2の移動に対して反力を生じさせるためのガススプリング式の反力機構が設けられている(いずれも図示省略)。また、支持部13の左側および右側には、肘掛け14が設けられている。
座部2は、内部にクッションを備える座面21と、これを支持する座受け22と、を備える。上記の通り、座部2は、支持部13によって、シンクロロッキング可能に支持されており、背凭れ部3の前後傾動作(いわゆるロッキング動作)と同調(シンクロ)して、姿勢変更される。具体的には、背凭れ部3が後方に傾動すると、座部2は、背凭れ部3の傾動角度に応じて、後方にスライドしつつ後端側が下方に沈み込むように、姿勢変更される。
背凭れ部3は、背枠31と、これに取り付けられる張り材32と、を備える。張り材32は、メッシュ地により構成される。背枠31は枠状の部材であり、下枠部分311において支持部13に支持されている。下枠部分311の左右の各端部に連なって上方に延在する縦枠部分312は、下側部分が上方に向かうにつれてやや前方に傾斜し、一般的な着座者の腰部に相当する高さ(上下中央よりもやや下よりの高さ)の付近で滑らかなカーブを描き、その上側部分において、上方に向かうにつれて後方に傾斜するように、形成されている。上記の通り、支持部13にはシンクロロッキング機構が設けられており、背枠31は前後傾動作を行えるようになっている。
背枠31の下枠部分311には、その左右中央に、プレート収容部3111が設けられている。プレート収容部3111は、具体的には、下枠部分311の後面から浅く陥没した凹状の部分であり、上端縁が開口端縁とされていて、ここから、ネームプレート等の各種の表示プレートを差し込めるようになっている。プレート収容部3111の左右および下側の端縁は、後端側が内方に折れ曲がる断面L字状となっており、プレート収容部3111に収容された表示プレートは、その周縁が、該折れ曲がった部分に係止されることによって、プレート収容部3111から脱落しないようになっている。
ランバーサポート部4は、着座者の腰部を支えるための要素であり、背凭れ部3に設けられる。ランバーサポート部4の具体的な構成について、以下に説明する。
<2.ランバーサポート部>
ランバーサポート部4について、図1、図2に加え、図3〜図6を参照しながら説明する。図3は、ランバーサポート部4を後側から見た図である。図4は、ランバーサポート部4の側面図である。図5は、サポート部42の着脱の態様を示す斜視図である。図6は、サポート部42の着脱の態様を示す側面図である。
図3、図4に示されるように、ランバーサポート部4は、背凭れ部3の背面側(後面側)に設けられる支持部41と、背凭れ部3の表面側(前面側)に露出して配置されるサポート部42と、を備える。また、図4に示されるように、ランバーサポート部4は、サポート部42の一部(本体部421)を支持部41に対して上下に相対移動させるスライド部43を備える。さらに、図5、図6に示されるように、サポート部42は、支持部41に対して着脱自在に構成されている。
<支持部>
支持部41は、サポート部42を支持する要素である。図5、図6等に示されるように、支持部41は、矩形板状の被取付部411を備える。被取付部411の前面には、その各四隅の近傍に、磁石(支持部側磁石)412が設けられている。一方、被取付部411の後面には、これを覆うようにカバー部413が設けられている。カバー部413の後面には、左右に延在する平板状の取手部414が、後方に突出して設けられている。また、被取付部411の左右側面の各々からは、ベルト部415が延出して設けられている。被取付部411およびベルト部415は、一体成形技術などを用いて一体的に形成される。また、被取付部411およびベルト部415は、透明材料により形成される。
支持部41は、左側のベルト部415の端部が、背枠31の左側の縦枠部分312に取り付けられるとともに、右側のベルト部415の端部が、背枠31の右側の縦枠部分312に取り付けられることで、一対の縦枠部分312,312の間に架け渡されるようにして設けられる。
ここで、ベルト部415の端部を縦枠部分312に取り付ける態様について、図7、図8を参照しながら具体的に説明する。図7は、ベルト部415の背枠31に対する取り付けの態様を説明するための図であり、このうち、図7(a)は、縦枠部分312、および、ここに取り付けられたベルト部415を前方から見た図であり、図7(b)は、図7(a)の矢印A方向から見た断面図である。図8は、支持部41の取り付け位置を変更する態様を説明するための図である。ただし、図を分かりやすくするために、図7、図8では、サポート部42が取り外された状態で示されている。また、図7(a)では張り材32の図示が省略されている。
図7(b)に示されるように、ベルト部415の先端には、後方側に折れ曲がり、さらに内方側に折れ曲がった、略U字状の折り返し部分4151が形成されている。また、ベルト部415における該後方側に折れ曲がった部分には、凸部4152が形成されている。一方、図7(a)に示されるように、縦枠部分312の延在途中には、前面側に開口する溝部3121が、縦枠部分312の左右の略中央に上下に延在して形成されている。縦枠部分312における、溝部3121の内方側の側壁をなす部分には、凹状の段差部3122が形成されている。また、溝部3121の内部には、内方側の側壁から溝部3121の中心側に向けて、溝部3121の開口幅を狭くするように突設された係止部3123が形成されている。さらに、溝部3121の外方側の側壁には、複数の凹部3124が、上下に間隔を設けつつ形成される。
ベルト部415は、その端部付近が段差部3122に収容され、その先にある折り返し部分4151が溝部3121に収容されるとともに、折り返し部分4151における内方側に折れ曲がった部分が係止部3123に係止された状態とされる。これによって、ベルト部415の端部が、縦枠部分312から抜け落ちないように係止される。さらにこの状態において、折り返し部分4151に形成されている凸部4152が、複数の凹部3124のいずれかの内部に収容された状態とされることによって、ベルト部415が上下方向に位置ずれを生じないように係止される。
なお、縦枠部分312の後面には、張り材32の端縁を収納する収容溝3125が設けられている。張り材32は、端縁が収容溝3125に収容されるとともに、縦枠部分312の外方側から前面側に巻回されて、支持部41の前側に張設される。つまり、支持部41は、張り材32の後面側に配置される。
図8に示されるように、支持部41は、左右のベルト部415の各端部が縦枠部分312に取り付けられることで、一対の縦枠部分312,312の間に架け渡されるようにして設けられる。この状態から、椅子Cの使用者等が、取手部414等を掴んでこれを上下に移動させると、左右のベルト部415の各端部において、凸部4152と凹部3124の係合が解除され、折り返し部分4151が溝部3121に収容された状態のまま溝部3121に沿って移動する。つまり、支持部41が、張り材32の後面に沿って上下に移動する。そして、左右のベルト部415の各端部において凸部4152がいずれかの凹部3124と係合すると、支持部41はその高さにおいて、上下に位置ずれを生じないように規制された状態となる。
このように、この椅子Cでは、支持部41の背凭れ部3に対する取付け位置(高さ)を変更することができるように構成されている。したがって、使用者は、自分の腰部の高さに対応する位置に支持部41を取り付けることによって、これに支持されるサポート部42が自分の腰部に応じた高さにくるように調整することができる。また、ここでは、凸部4152および複数の凹部3124によって、いわゆるクリックストップ機構が構成されており、支持部41は任意の取り付け位置において、位置ずれを生じないように位置規制される。
<サポート部>
再び図3〜図6を参照する。サポート部42は、背凭れ部3の表面側(前面側)に露出して設けられる要素であり、本体部421と、その背面側(後面側)に設けられる取付部422と、を備える。本体部421は、着座者と接触する部分であり、ベース板4211の前方にクッション等が設けられた構成を備えている。取付部422は、支持部41の被取付部411と略同一形状の板状部材であり、その後面の各四隅の近傍に、磁石(サポート部側磁石)423が設けられている。すなわち、各サポート部側磁石423は、被取付部411の前面に設けられている各支持部側磁石412と対応する位置に配置される。
取付部422の後面が、張り材32を挟んで、支持部41の被取付部411と対向配置されると、両磁石412,423が互いに引き付けあい、その磁力によって取付部422と被取付部411とが連結される。これによって、サポート部42が支持部41に支持される。ここでは、サポート部42が磁石412,423の磁力によって支持部41に支持されるので、図5、図6に示されるように、椅子Cの使用者は、サポート部42を椅子Cに対して自由に着脱することができ、サポート部42が不要な場合はこれを椅子Cから取り外しておくことができる。
<スライド部>
スライド部43について図3〜図6に加え、図9〜図12を参照しながら説明する。図9は、サポート部42を後側から見た斜視図である。図10は、サポート部42の分解図である。図11は、本体部421が取付部422に対して上下に相対移動する様子を示す図である。図12は、付勢部434を説明するための模式図である。
スライド部43は、着座者の前後傾動作に応じて、本体部421を取付部422に対して上下に相対移動させる機構である。上記の通り、取付部422と支持部41は、磁石413,423の磁力によって、互いの位置関係が変更されない状態で連結されている。したがって、本体部421が取付部422に対して上下に相対移動されることによって、本体部421が支持部41に対して、上下に相対移動されることになる。
スライド部43は、本体部421の後面に設けられた一対のスリット431,431を備える。各スリット431は、上下に延在する細長い開口であり、本体部421の後面を形成するベース板4211に設けられる。
また、スライド部43は、取付部422の前面に設けられた一対の係合部432,432を備える。各係合部432は、各スリット431に係止されつつその延在方向にスライド自在に設けられる。具体的には、各係合部432は、スリット431の幅よりも小径である軸部4321と、その先端に設けられた、スリット431の幅よりも大径であるフランジ部4322と、を備えており、軸部4321がスリット431内に挿通されるとともに、フランジ部4322がベース板4211の前方側(すなわち、本体部421の内部)に配置されてスリット431の周囲に係止される。これによって、係合部432は、スリット431から抜け落ちることなく、スリット431の延在方向(すなわち、上下方向)にスライドできるようになっている。
図11に示されるように、取付部422に設けられた一対の係合部432,432が、本体部421に設けられた一対のスリット431,431にそれぞれ係止されつつ、その延在方向にスライドすることによって、本体部421が取付部422に対して、上下に相対移動する。したがって、椅子Cの着座者が、腰部において本体部421と接触しつつ、前後傾動作を行ったときに、腰部と本体部421の間の摩擦力によって、本体部421が、着座者の該動作に応じて(具体的には、該動作を行う着座者の腰部に追従するように)、取付部422(ひいては、支持部41)に対して相対移動する。
なお、ここでは、ベース板4211の後面における一対のスリット431,431の間の位置に、上下に延在する細長い凸条433が設けられている。凸条433は、左右縁から中心に近づくにつれて突出寸法が大きくなる略山形状を呈している。したがって、取付部422は、凸条433の左右の中心線付近において、本体部421と線接触する。このように、取付部422と本体部421の接触面積が小さいものとされることによって、両部材421,422の間に生じる摩擦が十分に小さなものとなり、両部材421,422がスムーズに上下に相対移動することができる。
スライド部43は、本体部421の取付部422に対する相対位置を基準位置に復帰させる方向に付勢する付勢部434をさらに備える。付勢部434は、図12に示されるように、例えば、本体部421の内部において、各係合部432を上下に挟むように設けられた、一対のコイルバネ4341,4341を含んで構成される。上側のコイルバネ4341は、下端において、係合部432と接続され、上端において、本体部421のベース板4211の前面側におけるスリット431の上端縁よりも上側の位置に接続される。また、下側のコイルバネ4341は、上端において、該係合部432と接続され、下端において、ベース板4211の前面側におけるスリット431の下端縁よりも下側の位置に接続されている。
各コイルバネ4341は、係合部432が所定の基準位置(例えば、スリット431の上下中央の位置)に配置された状態(図12(a))において、自然長となっている。したがって、係合部432が基準位置よりも例えば上方に配置されると(図12(b))、上側のコイルバネ4341が自然長より圧縮されるとともに下側のコイルバネ4341が自然長より伸長され、係合部432(ひいては、取付部422)に対して下向きの弾性力(見方を変えると、本体部421に対して上向きの弾性力)が発生する。つまり、本体部421の取付部422に対する相対位置を、基準位置に復帰させる方向の弾性力が、発生する。この弾性力を受けて、本体部421が取付部422に対して相対的に移動して、基準位置に復帰する(図12(a))。ただし、本体部421が着座者の腰部に追従して基準位置から上方あるいは下方に移動する動作が付勢部431の付勢力によって妨げられないように、各コイルバネ4341のばね定数等が適宜に選択されている。
<3.ランバーサポート部の動作>
ランバーサポート部4の動作について、図1〜図4に加え、図13、図14を参照しながら説明する。図13および図14は、ランバーサポート部4の動作を説明するための模式図である。
上記の通り、ランバーサポート部4においては、背凭れ部3の後面側に設けられた支持部41によって、背凭れ部3の前面側に露出して配置されるサポート部42が支持されている。そして、座部2に座った着座者Pの腰部に、サポート部42の本体部421が直に接触するようになっている(図13(a))。なお、上記の通り、椅子Cの使用者は、本体部421が自分の腰部に応じた高さにくるように、支持部41の背凭れ部3に対する取付け位置(高さ)を予め調整することができる(図8参照)。
通常姿勢にある着座者P(図13(a))が、背凭れ部3にもたれかかって後傾動作を行うと、背凭れ部3が、後方に傾動する(図13(b))。このとき、シンクロロッキング機構によって、座部2が、後方にスライドしつつ後端側が下方に沈み込むように姿勢変更され、着座者Pの腰部は、背凭れ部3に対して相対的に下方に位置ずれする。ここで、ランバーサポート部4にはスライド部43が設けられており、着座者Pが後傾動作を行ったときに、本体部421が、着座者Pの腰部に追従して、支持部41に対して下方に移動する(図13(b)の矢印AR1)。このため、着座者Pが、後傾動作を行う際に、上衣のめくれ上がりやこすれ等といった不快感を覚えることがない。また、着座者Pは、常に腰部が支えられているという安心感を得ることができる。
また、後傾姿勢の着座者P(図14(a))が、背凭れ部3にもたれかかったままで前傾動作を行うと(すなわち、後傾姿勢から起き上がって通常姿勢に復帰すると)、背凭れ部3が、前方に傾動する(図14(b))。このとき、シンクロロッキング機構によって、座部2が、前方にスライドしつつ後端側が上方に浮き上がるように姿勢変更され、着座者Pの腰部は、背凭れ部3に対して相対的に上方に位置ずれする。このとき、本体部421は、着座者Pの腰部に追従して、支持部41に対して上方に移動する(図14(b)の矢印AR2)。したがって、このときも、着座者Pは、常に腰部が支えられているという安心感を得ることができる。
一方、後傾姿勢の着座者Pが、一時的に本体部421から離れつつ上体を起こして通常姿勢に復帰した場合、背凭れ部3は着座者Pに遅れて前方に傾動する。このときは、本体部421は、着座者Pの腰部に追従することによってではなく、付勢部434の付勢力を受けることによって、支持部41に対して上方に移動して、通常姿勢の着座者Pの腰部を適切に支える基準位置に復帰する(図12参照)。したがって、着座者Pが意識せずとも、本体部421が常に適切な位置に配置されることになる。
<4.効果>
上記の実施形態によると、ランバーサポート部4が、背凭れ部3の表面側に露出して設けられたサポート部42と、背凭れ部3に設けられた、サポート部42を支持する支持部41と、を備える。さらに、ランバーサポート部4は、着座者Pの前後傾動作に応じて、サポート部42における着座者Pと接触する部分である本体部421を、支持部41に対して上下に相対移動させるスライド部43を備える。この構成によると、着座者Pが前後傾動作を行ったときに、サポート部42の本体部421が、着座者Pに追従して、支持部41に対して上下に相対移動する。このため、着座者Pが、前後傾動作を行う際に、上衣のめくれ上がりやこすれ等といった不快感を覚えることがないばかりか、常に腰部が支えられているという安心感を得ることができる。また、支持部41が背凭れ部3に対して位置ずれを起こして落下するといった事態も生じない。したがって、着座者Pは快適な使用感を得ることができる。
特に、上記の実施形態によると、サポート部42(具体的には、取付部422)と支持部41(具体的には、被取付部411)の各々に設けられた磁石423,412を備える。そして、サポート部42と支持部41とが、背凭れ部3を挟んで対向配置されて、両磁石423,412の磁力によって互いに連結される。この構成によると、サポート部42が、背凭れ部3に設けられた支持部41に対して、磁石423,412の磁力によって連結され、これによってサポート部42が支持部41に支持されるので、サポート部42を椅子Cに対して自由に着脱することができる。
特に、上記の実施形態によると、サポート部42が、着座者と接触するように設けられた本体部421と、本体部421と支持部41の間に介在し、支持部41と連結される取付部422と、を備える。そして、スライド部43が、本体部421を取付部422に対して上下に相対移動させる。この構成によると、本体部421が取付部422に対して上下に相対移動することによって、本体部421が支持部41に対して上下に相対移動する。したがって、スライド部43を実現するための構成を、サポート部42に完結的に設けることができる(すなわち、サポート部42から支持部41に跨がって設ける必要がない)ので、ランバーサポート部4および背凭れ部3の構成を簡易なものとすることができる。
特に、上記の実施形態によると、スライド部43が、本体部421の取付部422に対する相対位置を基準位置に復帰させる方向に付勢する付勢部434を備える。この構成によると、例えば後傾姿勢にあった着座者Pが、一時的に本体部421から離れつつ上体を起こした場合等に、本体部、すなわち、着座者Pに追従することによって基準位置からずれた位置に移動していた本体部421が、付勢部434の付勢力を受けて基準位置に復帰する。したがって、着座者Pが意識せずとも、本体部421が常に適切な位置に配置されることとなり、着座者Pの使用感がさらに向上する。
特に、上記の実施形態によると、支持部41の背凭れ部3に対する取付け位置を変更することができる。この構成によると、着座者Pの腰の位置に応じた適宜の位置に支持部41を取り付けることができるので、着座者Pの体格に応じた位置にランバーサポート部4を配置することができる。したがって、どのような体格の着座者Pにも、快適な使用感を与えることができる。
<5.変形例>
(第1変形例)
上記の実施形態において、取付部422の支持部41に対する相対位置を規制する位置規制部を設けてもよい。図15には、取付部422と支持部41の間に位置規制部44が設けられたランバーサポート部4aが示されている。ここに示されるように、位置規制部44は、例えば、取付部422の後面の各四隅の近傍に設けられた凸部441と、被取付部411の各四隅の近傍に設けられた、凸部441の先端を収容可能な凹部442と、を含んで構成することができる。このような構成において、取付部422に設けられた各凸部441の先端が、被取付部411に設けられた各凹部442に収容された状態とされることによって、取付部422が、被取付部411、ひいては、支持部41に対してその面方向に位置ずれしないように位置規制される。これにより、本体部421が取付部422に対して上下に相対移動したとき等に、本体部421に追従して取付部422が支持部41に対して位置ずれを生じる、といった事態を回避することができる。
(第2変形例)
上記の実施形態においては、支持部41に設けられた支持部側磁石412とサポート部42に設けられたサポート部側磁石423とが引き付けあうことによって、サポート部42が支持部41に支持されていたが、サポート部42を支持部41に支持させる態様はこれに限らない。例えば、図16に示されるランバーサポート部4bのように、ボルト45を、被取付部411の各四隅の近傍に設けられた挿通孔、および、張り材32の対応する位置に設けられた貫通孔に次々と挿通させて、取付部422の各四隅の近傍に設けられたボルト穴に螺合させつつ締め込むことによって、取付部422と被取付部411の間に連結構造を形成し、これによってサポート部42が支持部41に支持されるものとしてもよい。
(第3変形例)
また、上記の実施形態においては、スライド部43は、本体部421を取付部422に対して上下に相対移動させることによって、本体部421を支持部41に対して相対移動させるものであったが、スライド部の構成はこれに限らない。図17には、別の態様に係るスライド部43cを備えるランバーサポート部4cが示されている。
ランバーサポート部4cは、背凭れ部3cの前面側に露出して配置されるサポート部42cを備える。サポート部42cは、上記の実施形態に係る本体部421と同様の本体部421cを備える。このランバーサポート部4cが設けられる背凭れ部3cは中空状であり、その前面に一対のスリット431c,431cが設けられる。各スリット431cは、上下に延在する細長い開口であり、背凭れ部3cの前面を構成する前板部分31cに形成される。一方、本体部421cの後面には、一対の係合部432c,432cが、一対のスリット431c,431cと対応する位置に形成される。各係合部432cは、スリット431cの幅よりも小径である軸部4321cと、その先端に設けられた、スリット431cの幅よりも大径であるフランジ部4322cと、を備えており、軸部4321cがスリット431c内に挿通されるとともに、フランジ部4322cが前板部分31cの後方側(すなわち、背凭れ部3cの内部空間)に配置されて、スリット431cの周囲に係止される。これによって、係合部432cは、スリット431cから抜け落ちることなく、スリット431cの延在方向(すなわち、上下方向)にスライドできるようになっている。
各係合部432cと前板部分31cの間には、一対のコイルバネ4341c,4341cが設けられている。上側のコイルバネ4341cは、下端において、係合部432cと接続され、上端において、前板部分31cの後面側におけるスリット431cの上端縁よりも上側の位置に接続される。また、下側のコイルバネ4341cは、上端において、該係合部432cと接続され、下端において、前板部分31cの後面側におけるスリット431cの下端縁よりも下側の位置に接続されている。各コイルバネ4341cは、係合部432cが所定の基準位置(例えば、スリット431cの上下中央の位置)に配置された状態において、自然長となっている。
この構成においては、各係合部432cが、スリット431cに係止されるとともに、一対のコイルバネ4341c,4341cを介して前板部分31cと連結されることによって、サポート部42cが背凭れ部3cに支持される。つまり、ここでは、一対のスリット431c,431cおよび各コイルバネ4341cが、サポート部42cを支持する支持部41cとしての役割を担う。また、一対の係合部432c,432cが、一対のスリット431c,431cにそれぞれ係止されつつ、その延在方向にスライドすることによって、サポート部42cが支持部41cに対して上下に相対移動する。つまり、ここでは、一対のスリット431c,431cおよび一対の係合部432c,432cが、サポート部42cを支持部41cに対して上下に相対移動させるスライド部43cとしての役割を担う。さらに、各コイルバネ4341cは、本体部421cの背凭れ部3cに対する相対位置を基準位置に復帰させる方向に付勢する付勢部434cとしての役割を担う。
このような構成においても、上記の実施形態と同様、着座者が前後傾動作を行ったときに、スライド部43cが、着座者の該動作に応じて(具体的には、該動作を行う着座者の腰部に追従するように)、本体部421cを支持部41cに対して相対移動させる。したがって、着座者は快適な使用感を得ることができる。
(他の変形例)
上記の実施形態においては、取付部422にサポート部側磁石423が、被取付部411に支持部側磁石412が、それぞれ設けられていて、両磁石423,412が引き付けあうことによって、サポート部42が支持部41に支持されていたが、取付部422と被取付部411のうちの一方のみに磁石を設け、他方の部材を、鉄等の強磁性体材料から形成してもよい。
また、上記の実施形態においては、スライド部43は、取付部422に設けられた一対の係合部432,432が、本体部421に設けられた一対のスリット431,431に係止されつつその延在方向にスライドする構成を備えていたが、スライド部43の構成はこれに限らない。例えば、取付部422あるいは本体部421の一方に、上下に延在する一対のレールを設け、他方に、一対のベアリング部材を固定し、各ベアリング部材が各レールに係合しつつこれに沿って滑らかに移動することによって、本体部421を取付部422に対して上下に相対移動させるものであってもよい。また例えば、上記の実施形態に係るスライド部43において、各係合部432を本体部421に設け、各スリット431を取付部422に設けてもよい。また、上記の実施形態に係るスライド部43において、本体部421に形成されていた凸条433を、取付部422の前面に設けてもよい。あるいは、凸条433を設けなくともよい。
また、上記の実施形態では、支持部41の背凭れ部3に対する取付け位置を変更できるように構成されていたが、支持部は、背凭れ部に対して固定的に設けられてもよい。
また、上記の実施形態では、座部2および背凭れ部3をシンクロロッキングさせるためのシンクロロッキング機構が設けられていたが、本発明は、シンクロロッキング機構を備えない椅子に適用してもよい。例えば、本発明は、座部を姿勢変更させずに、背凭れ部だけをロッキングさせる機構(いわゆる、背ロッキング機構)を備える椅子、座部と背凭れ部を同角度で姿勢変更させる機構(いわゆる、背・座ロッキング機能)を備える椅子、座部と背凭れ部がいずれも固定されていて姿勢変更されない椅子、等に適用してもよい。どのようなタイプの椅子であっても、着座者が背凭れにもたれかかって後傾動作等を行ったとき、着座者の腰部は背凭れに対して多少なりとも位置ずれを生じるため、本発明は有効に機能する。
また、上記の実施形態および各変形例における各部の具体的な形状、仕様、その他の詳細な構成等は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。また、実施形態および各変形例に係る構成を適宜に組み合わせてもよいことはいうまでもない。
C 椅子
1 脚部
2 座部
3 背凭れ部
31 背枠
311 下枠部分
312 縦枠部分
32 張り材
4 ランバーサポート部
41 支持部
411 被取付部
412 磁石(支持部側磁石)
413 カバー部
414 取手部
415 ベルト部
42 サポート部
421 本体部
422 取付部
423 磁石(サポート部側磁石)
43 スライド部
431 スリット
432 係合部
433 凸条
434 付勢部
4341 コイルバネ
44 位置規制部

Claims (7)

  1. 脚部と、前記脚部に支持される座部および背凭れ部と、前記背凭れ部に設けられるランバーサポート部と、を備える椅子であって、
    前記ランバーサポート部が、
    前記背凭れ部の表面側に露出して設けられたサポート部と、
    前記背凭れ部に設けられた、前記サポート部を支持する支持部と、
    着座者の前後傾動作に応じて、前記サポート部における少なくとも前記着座者と接触する部分を、前記支持部に対して上下に相対移動させるスライド部と、
    を備えることを特徴とする、椅子。
  2. 請求項1に記載の椅子であって、
    前記ランバーサポート部が、
    前記サポート部と前記支持部のうちの少なくとも一方に設けられた磁石、
    を備え、
    前記サポート部と前記支持部とが、前記背凭れ部を挟んで対向配置されて、前記磁石の磁力によって互いに連結される、
    ことを特徴とする、椅子。
  3. 請求項1または2に記載の椅子であって、
    前記サポート部が、
    前記着座者と接触するように設けられた本体部と、
    前記本体部と前記支持部の間に介在し、前記支持部と連結される取付部と、
    を備え、
    前記スライド部が、前記本体部を前記取付部に対して上下に相対移動させる、
    ことを特徴とする、椅子。
  4. 請求項3に記載の椅子であって、
    前記ランバーサポート部が、
    前記取付部と前記支持部のうちの少なくとも一方に設けられた磁石、
    を備え、
    前記取付部と前記支持部とが、前記背凭れ部を挟んで対向配置されて、前記磁石の磁力によって互いに連結される、
    ことを特徴とする、椅子。
  5. 請求項3または4に記載の椅子であって、
    前記スライド部が、
    前記本体部の前記取付部に対する相対位置を基準位置に復帰させる方向に付勢する付勢部、
    を備えることを特徴とする、椅子。
  6. 請求項3から5のいずれかに記載の椅子であって、
    前記取付部の前記支持部に対する相対位置を規制する位置規制部、
    を備えることを特徴とする、椅子。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の椅子であって、
    前記支持部の前記背凭れ部に対する取付け位置を変更することができる、
    ことを特徴とする、椅子。
JP2018234069A 2018-12-03 2018-12-14 椅子 Pending JP2020089693A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN201811464703.4 2018-12-03
CN201811464703.4A CN111248678A (zh) 2018-12-03 2018-12-03 椅子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020089693A true JP2020089693A (ja) 2020-06-11

Family

ID=70942863

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018234069A Pending JP2020089693A (ja) 2018-12-03 2018-12-14 椅子

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2020089693A (ja)
CN (1) CN111248678A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112056842A (zh) * 2020-08-10 2020-12-11 恒林家居股份有限公司 一种椅子及其腰靠装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56148312A (en) * 1980-04-21 1981-11-17 Sugatsune Kogyo Back rest lifting type chair
JPS57120355U (ja) * 1981-01-21 1982-07-26
JP2010063820A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Kokuyo Co Ltd 椅子
JP4828530B2 (ja) * 2004-07-08 2011-11-30 ノル・インコーポレイテッド オフィス用椅子
CN207707594U (zh) * 2017-05-05 2018-08-10 重庆工程职业技术学院 一种具有自动调整功能的座椅靠背

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWM253274U (en) * 2004-01-09 2004-12-21 Tian-Fu Zheng Structure of adjustable head/waist cushion for chair
US7585028B2 (en) * 2005-02-09 2009-09-08 Jenkins Jeffrey B Mobile ergonomic rotating adjustable chair with lumbar support
US20080084101A1 (en) * 2006-10-04 2008-04-10 Mark Powicki Forward-biased postural chair
CN101951812B (zh) * 2008-01-16 2014-11-12 国誉株式会社 椅子
WO2011117918A1 (ja) * 2010-03-24 2011-09-29 タカノ株式会社 椅子のランバーサポート装置
US20130175839A1 (en) * 2010-06-11 2013-07-11 Youngho Park Chair
KR101148032B1 (ko) * 2011-12-15 2012-05-24 주식회사 시디즈 의자의 요추 지지장치

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56148312A (en) * 1980-04-21 1981-11-17 Sugatsune Kogyo Back rest lifting type chair
JPS57120355U (ja) * 1981-01-21 1982-07-26
JP4828530B2 (ja) * 2004-07-08 2011-11-30 ノル・インコーポレイテッド オフィス用椅子
JP2010063820A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Kokuyo Co Ltd 椅子
CN207707594U (zh) * 2017-05-05 2018-08-10 重庆工程职业技术学院 一种具有自动调整功能的座椅靠背

Also Published As

Publication number Publication date
CN111248678A (zh) 2020-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5702479B2 (ja) 一体型背板セル付きの椅子
JP3974636B2 (ja) 椅子用基板および椅子
JP2020089693A (ja) 椅子
JP2007181617A (ja) 座席構造
JP4298877B2 (ja) 椅子
JP2006280417A (ja) 椅子の背凭れ装置
JP3301998B2 (ja) 背座シンクロ動作機構付き椅子
JP4181266B2 (ja) 椅子
JP5453632B2 (ja) 椅子
JP2010063819A (ja) 椅子
KR101670655B1 (ko) 의자용 등받이
JP5600151B2 (ja) 椅子の背凭れ装置
KR101995570B1 (ko) 허리지지부가 구비된 의자
JP6777281B2 (ja) 椅子
JP6799999B2 (ja) 椅子用荷重支持部材、椅子
WO2017183635A1 (ja) 椅子の背凭れ
JP2006204801A (ja) 椅子及びこれに使用する背もたれ用クッション体
JP7239290B2 (ja) 椅子
JP2019141208A (ja) 椅子
JP6822821B2 (ja) 椅子用荷重支持部材、椅子、張材、及び椅子用荷重支持部材の組立方法
JP7479147B2 (ja) 椅子
KR20100107288A (ko) 의자
JP2010063823A (ja) 椅子
JP2017192519A (ja) 椅子の背凭れ
JP2006141859A (ja) 腰支持部を有する椅子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211104

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221108

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230606