JP2020088526A - 光電センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】外乱光の影響を低減する光電センサを提供する。【解決手段】光電センサ10は、対象物が到来する検出範囲に光を間欠的に投光する投光部11と、受光した光に基づいて時系列の信号値を取得する受光部12と、信号値から外乱光成分を除去するために、信号値を記憶するための段を所定数備え、所定数の信号値を取得された順に記憶し、新たに取得された信号値により順次更新されるFIFO、所定の予測モデルによって、FIFOの所定の複数の段に記憶された信号値に基づいて、それらの信号値が取得されたいずれの時点よりも後の投光時点における信号値に含まれる外乱光成分の予測値を算出する予測部及び外乱光成分の予測値と、予測値に対応する時点において取得された信号値との差を算出する差演算部を含む外乱光成分除去部と、差の値を投光部が投光した光に基づく信号値の成分として用いることにより、対象物の検出を行う検出部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、外乱光耐性を備える光電センサに関する。
検出対象領域に向けて所定の周期により繰り返し投光した光の透過光または反射光を受光し、受光した光の強度に基づいて検出対象領域に対象物が存在するかどうかを判定する光電センサが普及している。
特許文献1には、周期的な外乱光が重畳した受光信号の交流成分の波形におけるゼロクロスのタイミングで投光することにより、周期的な外乱光による光電センサへの影響を削減する光電センサの外乱光対策が記載されている。
特開2003−023347号公報
光電センサの信号処理を高機能化しようとするときに、投光及び受光のタイミングは、所定の一定周期など、光電センサ自身の都合で決定したタイミングである方が好ましい。
しかしながら、特許文献1の技術では、投光及び受光のタイミングが外乱光に依存してしまうため、投光及び受光のタイミングを光電センサ自身の都合で決定することができない。
そこで、本発明は、周期的な外乱光が入光するタイミングに依存しないタイミングで投光及び受光をするにもかかわらず、外乱光の影響を低減することができる光電センサを提供することを目的とする。
そこで、本開示の一態様に係る光電センサは、対象物が到来する検出範囲に向けて光を間欠的に投光する投光部と、検出範囲から受光した光に基づいて時系列の信号値を取得する受光部と、信号値から外乱光成分を除去する外乱光成分除去部であって、信号値を記憶するための段を所定数備え、所定数の信号値を取得された順に記憶し、新たに取得された信号値により順次更新されるFIFOメモリ、所定の予測モデルによって、FIFOメモリの所定の複数の段に記憶された信号値に基づいて、それらの信号値が取得されたいずれの時点よりも後の投光時点における信号値に含まれる外乱光成分の予測値を算出する予測部、及び、外乱光成分の予測値と、予測値に対応する時点において取得された信号値との差を算出する差演算部、を含む外乱光成分除去部と、差の値を投光部が投光した光に基づく信号値の成分として用いることにより、対象物の検出を行う検出部と、を備える。
この態様によれば、所定の予測モデルによって、受光部が取得した複数の時点の信号値に基づいて、複数の時点よりも後の投光時点における信号値に含まれる外乱光成分の予測値を算出し、投光時点における信号値と当該予測値との差を算出することにより、取得した信号値から外乱光成分を除去することができる。そして、当該差の値を投光部が投光した光に基づく信号値の成分として用いることにより、対象物の検出を行うことができる。そのため、周期的な外乱光の存在にかかわらずに決定されたタイミングで投光及び受光が可能となる。
上記態様において、複数の時点は、投光部による投光の休止期間から選択されてもよい。
この態様によれば、受光部が外乱光のみに由来する信号値に基づいて外乱光成分の予測値を算出することが可能となるため、外乱光成分除去の精度が向上する。
上記態様において、複数の時点は、投光部による投光の一つの休止期間から選択されてもよい。
この態様によれば、投光部を間欠的に投光させている状態においても、受光部が外乱光のみに由来する信号値に基づいて外乱光成分の予測値を算出することが可能となるため、外乱光成分除去の精度が向上する。
上記態様において、複数の時点は、投光部による投光期間及び投光部による投光の休止期間のいずれの期間であるかを問わずに選択されてもよい。
この態様によれば、複数の時点について投光期間との関係を考慮しないので、簡易に外乱光成分を除去することが可能となる。
上記態様において、予測部は、一つの投光期間に含まれる複数の時点のそれぞれにおける外乱光成分の予測値を算出し、差演算部は、それぞれの予測値と、それぞれの予測値に対応する時点において取得された信号値との差を算出し、外乱光成分除去部は、更に、一つの投光期間に対応する複数の差から代表値を抽出する代表値抽出部を備え、検出部は、差の代表値を投光部が投光した光に基づく信号値の成分として用いてもよい。
この態様によれば、一つの投光期間について利用する情報量が多くなるため、対象物の検出結果の信頼性を向上させることができる。
上記態様において、投光部は、間欠的な投光を一定の周期で行い、予測部による予測値の算出及び差演算部による差の算出は、投光の周期と同じ周期で繰り返し行われてもよい。
この態様によれば、簡易な構成によって、外乱光成分を除去することが可能となる。
上記態様において、投光部による間欠的な投光が停止した状態において、受光部が取得した外乱光に由来する時系列の信号値に基づいて、予測モデルを生成する外乱光予測モデル生成部を更に備えてもよい。
この態様によれば、外乱光のみに由来する信号値に基づいて予測モデルを生成することが可能となるため、外乱光成分除去の精度が向上する。
上記態様において、投光部による投光が間欠的に行われている状態において、投光部による投光の休止期間において受光部が取得した外乱光に由来する時系列の信号値に基づいて、予測モデルを生成する外乱光予測モデル生成部を更に備えてもよい。
この態様によれば、外乱光のみに由来する信号値に基づいて予測モデルを生成することが可能となるため、外乱光成分除去の精度が向上する。
上記態様において、検出部は、差の値を所定の閾値と比較することにより、対象物の検出を行ってもよい。
この態様によれば、簡易な構成によって、対象物の検出が可能となる。
上記態様において、検出部は、取得された順に順序付けて所定数の差の値を記憶し、周期的に、新たに取得された差の値により所定数の差の値を更新する第2FIFOメモリと、FIFOメモリの更新を1回又は複数回行う毎に一度の頻度で、対象物の到来又は特定の状態に対応する基準波形との一致度を判定する判定モデルによって、FIFOメモリに記憶された所定数の差の値により構成される波形に基づいて、対象物の到来又は状態を判定する判定部と、を備えてもよい。
この態様によれば、第2FIFOメモリの更新を1回又は複数回行う毎に一度の頻度で、第2FIFOメモリに記憶された信号値により構成される波形と、対象物の特定の状態に対応する基準波形との一致度を判定することで、簡易な構成で、時間遅れ少なく、搬送ライン上を次々と運ばれてくる対象物の到来や状態を判定することができる。
本発明によれば、周期的な外乱光が入光するタイミングに依存しないタイミングで投光及び受光をするにもかかわらず、外乱光の影響を低減することができる光電センサが提供される。
本実施形態に係る光電センサに照明光が入光する状況を説明する図である。 本実施形態に係る光電センサの構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る光電センサにより実行される検出方法のフローチャートである。 本実施形態に係る光電センサに入光する外乱光強度の波形を説明するための図である。 検出動作中に本実施形態に係る光電センサに入光する光強度、及び複数の投光パルス休止期間において予測のための受光量を取得することを説明するための図である。 本実施形態に係る光電センサの外乱光成分除去部の構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る光電センサの検出部の構成の一例を示す図である。 検出動作中に本実施形態に係る光電センサに入光する光強度、及び1つの投光パルス休止期間内に予測のための受光量を取得することを説明するための図である。 検出動作中に本実施形態に係る光電センサに入光する光強度、及び投光パルス発生期間を無視して予測のための受光量を取得することを説明するための図である。 一つの投光期間に含まれる複数の時点のそれぞれにおける外乱光成分の予測値を算出し、予測値と信号値との差を算出することを説明するための図である。 図10に示す差の値を求めるための外乱光成分除去部の構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る光電センサの検出部の構成の他の一例を示す図である。
以下、本発明の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施形態」と表記する。)を、図面に基づいて説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。
[構成例]
図1及び2を参照しつつ、本実施形態に係る光電センサ10の構成の一例について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る光電センサ10を含む検出システム1の概要を示す図である。検出システム1は、光電センサ10と、コントローラ20と、コンピュータ30と、ロボット40と、搬送装置50と、カメラ60とを備える。
光電センサ10は、取得される信号値に基づいて、光電センサ10の検出範囲10aに対象物100が到来したことを検出する装置である。光電センサ10は、反射型の光電センサであったり、透過型の光電センサであったり、回帰反射型の光電センサであったりしてよい。
対象物100は、光電センサ10による検出の対象となる物であり、例えば生産される製品の完成品であったり、部品等の未完成品であったりしてよい。また、本明細書において「対象物」とは、対象物100全体のほか、対象物100の部分(対象物100の端部、対象物100上の模様や欠陥等)であってもよい。対象物100が粒子やピンの場合のように、対象物100が検出範囲よりも小さい場合は、対象物100全体が検出対象になることもある。
なお、光電センサ10は、一般に欠陥検査と呼ばれる用途に用いられるものであってもよく、その場合、光電センサ10は、対象物100の欠陥部分が検出範囲10aに到来したことを検出してよい。
コントローラ20は、ロボット40、搬送装置50、及びカメラ60を制御する。コントローラ20は、例えばPLC(Programmable Logic Controller)で構成されてよい。コントローラ20は、光電センサ10からの出力により対象物100が到来したことを検知し、当該検知に基づいてカメラ60に対して撮影に係る指示信号を送信する。また、コントローラ20は、カメラ60から受信した画像データを分析することにより対象物100の状態を認識し、当該認識に基づいてロボット40を制御する。
コンピュータ30は、光電センサ10、コントローラ20及びロボット40の設定を行う。また、コンピュータ30は、コントローラ20から、コントローラ20による制御の実行結果を取得する。さらに、コンピュータ30は、光電センサ10により検出範囲10aに対象物100が到来したか否かを判定するための判定モデルを機械学習により生成する学習装置を含んでよい。ここで、判定モデルは、例えばニューラルネットワークにより構成されたり、決定木により構成されたりしてよい。
ロボット40は、コントローラ20による制御に従って、対象物100を操作したり加工したりする。ロボット40は、例えば対象物100をピックアップして別の場所に移動させたり、対象物100を切削したり、組み立てたりしてよい。ロボット40は、対象物100に突起があるか否かに応じて、加工の内容又は移動先を変更してもよい。
搬送装置50は、コントローラ20による制御に従って、対象物100を搬送する装置である。搬送装置50は、例えばベルトコンベアであってよく、コントローラ20により設定された速度で対象物100を搬送してよい。
カメラ60は、対象物100を撮影することにより対象物100の画像データを生成し、当該画像データをコントローラ20に送信する。カメラ60には、カメラ60の光軸の周囲にリング状に形成された照明器61が設けられている。照明器61は、カメラ60が十分な明るさで撮影できるように照明光を提供する。照明器61には、例えば、光源として数十kHzで点滅するLEDが用いられる。照明器61が発した光のうち搬送装置50や対象物100によって反射された光は、光電センサ10に対して外乱光を形成する。
図2は、本実施形態に係る光電センサ10の構成を示す図である。光電センサ10は、投光部11、受光部12、処理部13、操作部14及び出力部15を備える。
<投光部>
投光部11は、対象物100が到来する検出範囲10aに向けて光を出射する。投光部11は、投光素子11a及び駆動回路11bを含んでよい。投光素子11aは、LED(Light Emitting Diode)やレーザダイオードで構成されてよく、駆動回路11bは、投光素子11aを発光させるための電流を制御する。駆動回路11bは、投光素子11aを間欠的に、例えば0.1ms周期でパルス発光させてよい。投光素子11aから出射した光は、図示しないレンズ又は光ファイバを介して、検出範囲10aに照射されてよい。
<受光部>
受光部12は、光の受光に基づく時系列の信号値を取得する。受光部12は、受光素子12a、増幅器12b、サンプル/ホールド回路12c及びA/D変換器12dを含んでよい。受光素子12aは、フォトダイオードによって構成されてよく、受光量を電気的な出力信号に変換する。受光部12は、検出範囲10aにおいて反射又は透過した光を、図示しないレンズ又は光ファイバを介して受光素子12aに入射させてよい。増幅器12bは、受光素子12aの出力信号を増幅する。サンプル/ホールド回路12cは、投光部11によるパルス発光のタイミングに同期して、増幅器12bにより増幅された受光素子12aの出力信号を保持する。A/D変換器12dは、サンプル/ホールド回路12cにより保持されたアナログの信号値をデジタル値である受光量の値に変換する。
<処理部>
処理部13は、動作制御部13a、外乱光予測モデル生成部13b、外乱光成分除去部13c及び検出部13dを含む。処理部13は、例えば、マイクロプロセッサ、メモリ及びメモリに格納されたプログラム等から構成されるコンピュータとして構成されてよい。
動作制御部210は、光電センサ10全体の動作を統括制御してよい。
外乱光予測モデル生成部13bは、受光部によって時系列に生成された受光量を示す信号値に基づいて、外乱光成分を予測するための予測アルゴリズムを生成する。
外乱光除去部13cは、受光部が生成した受光量を示す信号値から外乱光成分を除去することにより、投光部の投光による光に基づく信号値を算出する。
検出部13dは、外乱光除去部13cが生成した信号値に基づいて、対象物の検出を行う。検出の内容は特に限定されないが、例えば、対象物の到来又は特定の状態の検出であってよい。
<操作部>
操作部14は、光電センサ10の操作を行うためのものであり、操作スイッチ、表示器などを含んでよい。光電センサ10の操作者は、操作部14を用いて、光電センサ10の動作モードの設定等の指示の入力や動作状態の確認を行うことができる。なお、本実施形態に係る光電センサ10は、動作モードとして、外乱光予測モデル生成モード及び判定モデルを用いて対象物100の到来又は対象物100の状態を判定するための判定モードを備えてよい。さらに、判定モデルを生成するための学習モードを備えてよい。
<出力部>
出力部15は、検出部13dによる検出結果を含む様々なデータの出力を行う。出力部15は、最も簡単には検出部13dによる検出結果の2値出力を行ってよい。なお、光電センサ10は、出力部15に代えて通信部を備え、大量のデータの入出力を行えるようにしてもよい。
図3は、本実施形態に係る光電センサ10の外乱光予測モデル生成モード及び判定モードの処理のフローチャートである。はじめに、光電センサ10は、外乱光予測モデルの生成を行う外乱光予測モデル生成モードであるか否かを判定する(S10)。なお、外乱光予測モデル生成モード及び判定モードの切り替えは、操作部14によって行われてよい。
光電センサ10が外乱光予測モデル生成モードである場合(S10:YES)、光電センサ10は、投光を停止した状態で、時系列の信号値を取得し、外乱光予測モデルを生成する(S11)。このとき、カメラ60に設けられた照明器61は点灯しているものとし、照明器61が発する光は外乱光として光電センサ10に入光するものとする。図4は、光電センサ10に入光する外乱光の一例を示す図である。図4において、横軸は時間を、縦軸は光の強度をそれぞれ示す。外乱光予測モデルの生成は、外乱光予測モデル生成部13bにより、任意の機械学習の手法により行われてよい。
一方、光電センサ10が外乱光予測モデル生成モードでない場合(S10:NO)、すなわち光電センサ10が判定モードである場合、光電センサ10は、所定の投光周期での投光を開始し、投光周期よりn倍速い周期で(ただし、nは整数とする)の受光信号の取得及び第1FIFOメモリの更新を開始する(S12)。そして、予測部が投光周期と同じ周期での予測値の算出を開始する(S13)。S12及びS13は、判定モードの間継続して実行される。ここで、外乱光成分の除去の原理については、図5を用いてより詳細に説明する。
そして、光電センサ10は、投光時点の到来を待つ(S14)。次に、光電センサ10は、投光時点において取得された信号値と、対応する予測値との差を算出する(S15)。そして、光電センサ10は、算出された差に基づいて対象物の到来または対象物の状態を判定する(S16)。その後、光電センサ10は、判定モードを終了するか否かを判定する(S17)。判定モードの終了は、光電センサ10の稼働を終了する場合や、判定モードから外乱光予測モデル生成モードに切り替えられる場合に生じてよい。判定モードを終了しない場合(S17:NO)、光電センサ10は、再びS14〜S16を繰り返す。一方、判定モードを終了する場合(S17:YES)、外乱光予測モデル生成モード及び判定モードの処理が終了する。
ここで、図5を用いて、外乱光成分を除去する原理を説明する。図5は、検出動作中に光電センサ10に入光する光強度、及び複数の投光パルス休止期間において予測のための受光量を取得することを説明するための図である。図5において、横軸は時間を、縦軸は光の強度をそれぞれ示す。図5において、点線は外乱光の波形を、細い実線は投光素子11Eが発する光の波形を、太い実線は光電センサ10に入光する光(外乱光及び投光素子11Eの発光に由来する光を足し合わせた光)の波形をそれぞれ示す。図5の場合には、投光周期の2倍の周期で受光信号を取得しているものとする。受光信号を取得するタイミングには、投光パルスと同期するタイミングも含まれるようにする。それにより、受光信号は、時間的に隣り合う2つの投光パルスの中央近傍のタイミングでも取得される。
投光休止期間中に光電センサ10に入光する光は外乱光のみに基づくことから、投光休止期間中の時点において取得された受光量の値に基づいて、当該時点よりも後の時点における外乱光成分を予測することができる。例えば、投光休止期間中の時点である、図5に示すs0〜s4の時点で受光量の値が取得され、各時点の受光量の値もs0〜s4と表記するものとすると、s0〜s4の時点よりも後の投光時点における外乱光成分pは、s0〜s4の受光量の値に基づいて予測することが可能である。そして、当該s0〜s4の時点よりも後の投光時点における実際の受光量の値をrとすると、当該時点における光電センサ10自身による投光に由来する受光量の値の成分dは、d=r−pと表される。
図6は、外乱光成分除去部の構成の一例を示す図である。図6に示す外乱光成分除去部13cは、第1FIFO(First in First out)メモリ13c1と、予測部13c2と、予測値保持メモリ13c3と、差演算部13c4と、保持部13c5とを含む。
第1FIFOメモリ13c1は、複数段のアドレスを有し、A/D変換器12dから出力された所定数の信号値を順に当該複数段のアドレスに記憶するための記憶部である。具体的には、A/D変換器12dから新たに信号値が出力されると、当該出力された信号値は第1FIFOメモリ13c1の初段に格納され、各段に記憶されている信号値は次段にシフトされ、且つ、最終段に記憶されている信号値は削除される。第1FIFOメモリ13c1は、例えば、専用のハードウェアによって実現してもよい。また、第1FIFOメモリ13c1は、処理部13のプログラムにしたがって、処理部13のメモリ上に実現してもよい。この場合、第1FIFOメモリ13c1の後段への信号値のシフトは、格納されているデータの物理的なシフトではなく、メモリ上のアクセス箇所の更新によって行うことができる。第1FIFOメモリ13c1の更新は、受光信号取得の周期と同じ周期で行われてよい。
予測部13c2は、所定の予測アルゴリズムに適用されるパラメータを含むモデルによって、複数の時点の信号値に基づいて、当該複数の時点よりも後の時点における信号値に含まれる外乱光成分の予測値pを算出する。予測部13c2は、当該所定の予測アルゴリズムを実行可能に備えており、例えば投光の周期と同じ周期で、第1FIFOメモリ13c1に記憶された値(図5のs0〜s4)に対して当該予測アルゴリズムを実行することにより、投光時点における受光量の値の外乱光成分を予測する。すなわち、投光部11が間欠的な投光を一定の周期で行っているとき、予測部13c2は、投光の周期と同じ周期で外乱光成分の予測値を繰り返し算出してもよい。
ここで、予測部13c2が備えるモデルは、例えば機械学習によって生成された学習済みモデルであってよい。学習済みモデルは、任意のモデルであってよいが、例えばニューラルネットワークや決定木であってよい。そして、機械学習により学習済みモデルのパラメータを生成するアルゴリズムは、任意のものであってよいが、例えばニューラルネットワークであれば、モメンタム法やAdam等を用いた誤差逆伝播法によってパラメータを生成してよいし、例えば決定木であれば、CART(Classification and Regression Trees)やID3(Iterative Dichotomiser 3)であってよい。
予測値保持メモリ13c3は、予測部13c2が生成した外乱光成分の予測値pを保持する。差演算部13c4は、第1FIFOメモリ13c1から出力された所定の投光時点における受光量の値rと、予測値保持メモリ13c3に保持された外乱光成分の予測値pとの差d(=r−p)を算出する。差演算部13c4は、投光の周期及び予測値pの算出周期と同一の周期で差dを繰り返し算出してもよい。保持部13c5は、差演算部13c4から出力された差dを保持すると共に、当該差dを検出部13dに出力する。
図7は、検出部の構成の一例を示す図である。図7に示す検出部13dは、外乱光成分除去部13cから差dを取得し、閾値保持部13d1から所定の閾値を取得する。そして、検出部13dは、例えば差dを当該所定の閾値と比較することにより、検出範囲10aに対象物100が到来したか否かや対象物100の状態を検出する。
図8は、外乱光成分の予測のための受光量を取得する他の一例を説明するための図である。光電センサ10は、1つの投光パルス休止期間内における複数の時点の受光量を取得し、当該受光量に基づいて外乱光成分を予測してもよい。図8に示す例では、受光信号は、投光パルス休止期間内にs0〜s4の5つの時点で取得できるだけの短い周期で取得されている。これらの時点において取得された受光量の値s0〜s4に基づいて外乱光成分を予測してもよい。
図9は、外乱光成分の予測のための受光量を取得する更に他の一例を説明するための図である。光電センサ10は、投光パルス発生期間か投光パルス休止期間かに関わらず、複数の時点における受光量を取得し、当該受光量に基づいて外乱光成分を予測してもよい。図9に示す例では、受光量を取得するs0〜s8の各時点は、投光パルス発生期間内又は投光パルス休止期間内であり、これらの時点において取得された受光量の値s0〜s8に基づいて外乱光成分を予測してもよい。
図10は、一つの投光期間に含まれる複数の時点のそれぞれにおける外乱光成分の予測値を算出し、予測値と信号値との差を算出する場合の一例を説明するための図である。この場合においては、算出されたそれぞれの予測値と、その予測値に対応する時点において取得された信号値との差を算出する。更に、一つの投光期間に含まれる複数の時点のそれぞれに対応して算出された差から代表値が抽出され、差の代表値を投光部が投光した光に基づく信号値の成分として用いて対象物が検出される。図10に示す例では、一つの投光期間に含まれる5の時点について、予測値p0〜p4が算出される。それぞれの予測値に対応する時点において信号値r0〜r4が取得される。差d0〜d4は、dn=rn−pn(nは0〜4)により算出される。
図11は、図10に示す差の値を求めるための外乱光成分除去部の構成の一例を示す図である。図11に示す外乱光成分除去部13c′は、第1FIFOメモリ13c1′と、予測部13c2′と、第2FIFOメモリ13c3′と、差演算部13c4′と、第3FIFOメモリ13c5′と、代表値抽出部13c6′とを含む。
第1FIFOメモリ13c1′は、図6の第1FIFOメモリ13c1と同様、複数段のアドレスを有し、A/D変換器12dから出力された所定数の信号値を順に当該複数段のアドレスに記憶するための記憶部である。具体的には、A/D変換器12dから新たに信号値が出力されると、当該出力された信号値は第1FIFOメモリ13c1′の初段に格納され、各段に記憶されている信号値は次段にシフトされ、且つ、最終段に記憶されている信号値は削除される。
予測部13c2′は、所定の予測アルゴリズムに適用されるパラメータを含むモデルによって、複数の時点の信号値に基づいて、当該複数の時点よりも後の一つの投光期間に含まれる複数の時点のそれぞれにおける外乱光成分の予測値を算出する。図11の例では、予測部13c2′は、第1FIFOメモリ13c1′に記憶された信号値S0〜S4に基づいて、予測値p0〜p4を算出する。予測部13c2′が備えるモデルは、例えば機械学習によって生成された学習済みモデルであってよい。
第2FIFOメモリ13c3′は、予測部13c2′によって算出された予測値p0〜p4を格納し、格納した予測値p0〜p4を、p0、p1、p2、p3、p4の順に差演算部13c4´に対して出力する。
一方、差演算部13c4´に対しては、第1FIFOメモリ13c1´の初段から、信号値r0〜r4もr0から順に出力される。第1FIFOメモリ13c1´と第2FIFOメモリ13c3′の更新タイミングは同期しており、たとえば信号値r0と予測値p0、信号値r1と予測値p1のように同じ時点に対応する信号値と予測値とが同期して差演算部13c4´に出力される。
差演算部13c4´は、それぞれの予測値r0〜r4と、それぞれの予測値r0〜r4に対応する時点において取得された信号値p0〜p4との差d0〜d4を算出する。
代表値抽出部13c6´は、一つの投光期間に含まれる複数の時点のそれぞれに対応する複数の差d0〜d4から代表値dを抽出し、検出部13dに出力する。代表値の抽出方法は特に限定されないが、例えば、代表値dは、差d0〜d4の最大値、差d0〜d4から任意に選択した値、及び差d0〜d4の平均値等であってよい。平均値を採用する場合には、予測値p0〜p4を求めるために用いた信号値s0〜s4に含まれていたノイズ成分及び信号値r0〜r4に含まれていたノイズ成分が差d0〜d4にもたらしたかもしれない誤差の影響が緩和される。
ところで、第2FIFOメモリ13c3´は、入力に関しては、予測値p0〜p4が実質的に並列に(たとえば第1FIFOメモリ13c1´の1更新周期の間に)入力される。また、出力に関しては、予測値p0〜p4が順次読みだされれば足りる。同様に、第3FIFOメモリ13c5´は、入力に関しては、差d0〜d4が順次格納できれば足りる。また、出力に関しては差d0〜d4が実質的に並列に(たとえば第1FIFOメモリ13c1´の1更新周期の間に)出力される。したがって、第2FIFOメモリ13c3´及び第3FIFOメモリ13c5´は、FIFOタイプのメモリである必要はなく、通常のランダムアクセスタイプのメモリであってもよい。
図12は、検出部13dの構成の他の一例を示す図である。本実施形態に係る光電センサ10の検出部13dは、例えば、第4FIFOメモリ13d1と、判定部13d2とを含む。第4FIFOメモリ13d1は、外乱光成分除去部13cから時系列に出力される差dを取得された順に記憶し、周期的に、新たに取得された差dにより所定数の差dを更新すると共に、記憶された差dを判定部13d2に出力する。判定部13d2は、第4FIFOメモリ13d1から出力された時系列の差dにより構成される波形に基づいて、対象物の検出を行う。判定部13d2は、例えば、対象物の到来又は特定の状態に対応する基準波形との一致度を判定する判定モデルによって、時系列の差dにより構成される波形に基づいて、対象物の到来又は状態の判定を行ってもよい。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
1…検出システム、10…光電センサ、10a…検出範囲、11…投光部、12…受光部、13…処理部、14…操作部、15…出力部、20…コントローラ、30…コンピュータ、40…ロボット、50…搬送装置、60…カメラ、61…照明器、100…対象物

Claims (10)

  1. 対象物が到来する検出範囲に向けて光を間欠的に投光する投光部と、
    前記検出範囲から受光した光に基づいて時系列の信号値を取得する受光部と、
    前記信号値から外乱光成分を除去する外乱光成分除去部であって、
    前記信号値を記憶するための段を所定数備え、所定数の前記信号値を取得された順に記憶し、新たに取得された前記信号値により順次更新されるFIFOメモリ、
    所定の予測モデルによって、前記FIFOメモリの所定の複数の段に記憶された前記信号値に基づいて、それらの信号値が取得されたいずれの時点よりも後の投光時点における信号値に含まれる外乱光成分の予測値を算出する予測部、及び、
    前記外乱光成分の前記予測値と、前記予測値に対応する時点において取得された信号値との差を算出する差演算部、を含む外乱光成分除去部と、
    前記差の値を前記投光部が投光した光に基づく信号値の成分として用いることにより、対象物の検出を行う検出部と、を備える光電センサ。
  2. 前記複数の時点は、前記投光部による投光の休止期間から選択される、
    請求項1に記載の光電センサ。
  3. 前記複数の時点は、前記投光部による投光の一つの休止期間から選択される、
    請求項2に記載の光電センサ。
  4. 前記複数の時点は、前記投光部による投光期間及び前記投光部による投光の休止期間のいずれの期間であるかを問わずに選択される、
    請求項1に記載の光電センサ。
  5. 前記予測部は、一つの投光期間に含まれる複数の時点のそれぞれにおける外乱光成分の予測値を算出し、
    前記差演算部は、それぞれの前記予測値と、それぞれの前記予測値に対応する時点において取得された前記信号値との差を算出し、
    前記外乱光成分除去部は、更に、前記一つの投光期間に対応する複数の前記差から代表値を抽出する代表値抽出部を備え、
    前記検出部は、前記差の代表値を前記投光部が投光した光に基づく信号値の成分として用いる、
    請求項1に記載の光電センサ。
  6. 前記投光部は、前記間欠的な投光を一定の周期で行い、
    前記予測部による前記予測値の算出及び前記差演算部による前記差の算出は、前記投光の周期と同じ周期で繰り返し行われる、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の光電センサ。
  7. 前記投光部による間欠的な投光が停止した状態において、前記受光部が取得した外乱光に由来する時系列の信号値に基づいて、前記予測モデルを生成する外乱光予測モデル生成部を更に備える、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の光電センサ。
  8. 前記投光部による投光が間欠的に行われている状態において、前記投光部による投光の休止期間において前記受光部が取得した外乱光に由来する時系列の信号値に基づいて、前記予測モデルを生成する外乱光予測モデル生成部を更に備える、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の光電センサ。
  9. 前記検出部は、前記差の値を所定の閾値と比較することにより、前記対象物の検出を行う、請求項1から8のいずれか一項に記載の光電センサ。
  10. 前記検出部は、
    取得された順に順序付けて所定数の前記差の値を記憶し、周期的に、新たに取得された前記差の値により所定数の前記差の値を更新する第2FIFOメモリと、
    前記第2FIFOメモリの更新を1回又は複数回行う毎に一度の頻度で、前記対象物の到来又は特定の状態に対応する基準波形との一致度を判定する判定モデルによって、前記第2FIFOメモリに記憶された所定数の前記差の値により構成される波形に基づいて、前記対象物の到来又は状態を判定する判定部と、を備える、
    請求項1から9のいずれか一項に記載の光電センサ。
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