JP2020087735A - 回転陽極x線管 - Google Patents

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哲也 米澤
Tetsuya Yonezawa
哲也 米澤
敬大 遠井
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敬大 遠井
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Abstract

【課題】 軽量化を図ることができる回転陽極X線管を提供する。【解決手段】 回転陽極X線管は、固定軸と、固定軸の外周に設けてあり、磁界を受けて回転する回転軸と、電子を放出する陰極と、回転軸に接続され、陰極から放出された電子が衝突してX線を発生する陽極ターゲットと、回転軸の外周に設けて芯材に巻いたワイヤに通電することにより磁界を発生するステータコイルと、を備え、ステータコイルのワイヤは、アルミニウム又はアルミニウム合金材でできている回転陽極X線管。【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、回転陽極X線管に関する。
従来、X線を使用して被写体を診断する医療用機器や工業用機器には、X線発生源として、回転陽極X線管が知られている。
回転陽極X線管は、磁界を受けて回転する回転軸と、回転軸に接続されて陰極から放出された電子が衝突することでX線を発生する陽極ターゲットと、回転軸の外周に設けたステータコイルと、を備えている。回転軸はステータコイルから発生する磁界により陽極ターゲットとともに回転する。
特開昭60−136138号公報
ステータコイルは、芯材にワイヤを幾重にも巻いて構成されている。ワイヤは銅材を用いていた為、所定の重量を要していた。
一方、回転陽極X線管では、その取扱いや輸送等の軽減を図るため、従来から軽量化が望まれていた。
本発明の実施形態は、軽量化を図ることができる回転陽極X線管を提供する。
一実施形態は、固定軸と、前記固定軸の外周に設けてあり、磁界を受けて回転する回転軸と、電子を放出する陰極と、前記回転軸に接続され、前記陰極から放出された電子が衝突してX線を発生する陽極ターゲットと、前記回転軸の外周に設けて芯材に巻いたワイヤに通電することにより磁界を発生するステータコイルと、を備え、前記ステータコイルの前記ワイヤは、アルミニウム又はアルミニウム合金材でできている回転陽極X線管である。
図1は、一実施形態に係る回転陽極X線管の概略構成を示す断面図である。
以下に、図面を参照しながら、一実施形態に係る回転陽極X線管について詳細に説明する。なお、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同一又は類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する詳細な説明を適宜省略することがある。
図1に示すように、回転陽極X線管1は、筐体3と、筐体3内に配置された真空外囲器5と、ステータコイル7とを備えている。
筐体3と真空外囲器5との間の空間には絶縁油9が充填されている。
真空外囲器5内には、固定軸11、回転軸13、陰極15、陽極ターゲット17が設けてある。
固定軸11は、円柱状に形成され、一端11aが真空外囲器5を介して基体19に固定されている。
固定軸11は、Fe(鉄)合金やMo(モリブデン)合金等の金属で形成されている。
回転軸13は、固定軸11の外周側に設けて且つ固定軸11と同軸的に配置してある。回転軸13は、有底円筒状を成し、陰極15側を底部13aとしてある。回転軸13は、Fe合金やMo合金等の金属で形成されている。
回転軸13の底部13aには、陽極ターゲット17が接続されている。陽極ターゲット17は、傘状に形成され、固定軸11及び回転軸13と同軸的に設けられている。陽極ターゲット17は、例えばモリブデン又はタングステン、あるいはこれらを用いた合金で形成される。陽極ターゲット17は、回転軸13と一体的に回転する。陽極ターゲット17は、傘状の表面にX線放射層17aを有している。X線放射層17aは、陰極15から放出された電子が衝突することによりX線を発生する。X線放射層17aは、融点の高い金属で形成されている。ここでは、X線放射層17aは、タングステン合金で形成されている。
陰極15は、陽極ターゲット17のX線放射層17aに間隔を置いて対向配置されている。陰極15は、真空外囲器5の内壁に取付けられている。陰極15は、X線放射層17aに照射する電子を放出する電子放出源としてのフィラメント15aを有している。
真空外囲器5は、ガラス及び金属で形成されており、内部は真空状態に維持されている。
ステータコイル7は、回転軸13の側面に対向して真空外囲器5の外側を囲むように設けられている。ステータコイル7の形状は環状であり、連結具18により筐体3に固定されている。ステータコイル7は、回転軸13に与える磁界を発生して回転軸13及び陽極ターゲット17を回転させる。
ステータコイル7は、芯材7aと、ワイヤ7bとを備えており、芯材7aにワイヤ7bを幾重にも巻いて構成されている。
ワイヤ7bは、アルミニウム又はアルミニウム合金製の線材である。アルミニウム(Al)は、純度99%以上の純アルミニウムである。アルミニウム合金は、アルミニウムに、Mg(マグネシウム)、Mn(マンガン)、Si(シリコン)を組成成分として含み又はこれらの組成成分を組み合わせたものを含む。例えば、Al−Cu−Mg系合金、Al−Mn系合金、Al−Si系合金がある。
また、ワイヤ7bは、アルミニウム又はアルミニウム合金製の線材に、エナメル等の樹脂材が被覆されている。
更に、ワイヤ7bは、アルミニウム又はアルミニウム合金製の線材の外層に鉄、銅等の他の金属材を被覆することが好ましい。より好ましくは、銅で被覆する。この場合、アルミニウム又はアルミニウム合金線材を被覆した銅に、更にエナメル等の絶縁性被覆材で被覆することが好ましい。
筐体3は、陰極15と対向した陽極ターゲット17のX線放射層17a付近にX線を透過させるX線透過窓3aを有している。筐体3には、コネクタ21が接続してあり、コネクタ21の端子21aには、ステータコイル7のワイヤ7bが接続してある。ワイヤ7bにはコネクタ21から電流が供給される。コネクタ21の端子21aとワイヤ7bの接続は、電気的に連結されていればよい。ワイヤ7bがアルミニウム又はアルミニウム合金線材の外周を銅で被覆されている場合には、はんだ付けにより連結しても良い。コネクタ21は、3つの端子21aを有し、ワイヤ7bに供給される電流は、三相交流電流である。
尚、陽極ターゲット17は固定軸11を介して電源23の陽極側に接続されており、陰極15は電源23の陰極側に接続されている。
回転陽極X線管1の動作状態では、ステータコイル7は回転軸13に与える磁界を発生し、回転軸13は回転する。これにより、陽極ターゲット17は回転する。また、電源23から、陰極15に相対的に負の電圧が印加され、陽極ターゲット17に相対的に正の電圧が印加される。
これにより、陰極15及び陽極ターゲット17間に電位差が生じる。このため、フィラメント15aは、電子を放出すると、この電子は、加速され、X線放射層17aに衝突する。これにより、X線放射層17aは、電子と衝突するときにX線を放出し、放出されたX線は真空外囲器5及びX線透過窓3aを透過し、筐体3の外部に放出される。
上記のように構成された一実施形態に係る回転陽極X線管1によれば、ステータコイル7は、芯材7aに巻くワイヤ7bをアルミニウム又はアルミニウム合金製の線材としているので、ステータコイルの軽量化を図ることができ、しいては回転陽極X線管1の軽量化を図ることができる。
一般に、ワイヤ7bを銅製とした場合には、銅の比重は7.7〜8.9であるのに対して、アルミニウムの比重は約2.63であるから、使用するワイヤ7bの重量は、従来よりも1/2〜1/3程度の軽量化を図ることができる。
特に、ステータコイル7におけるワイヤ7bの巻き量が多く、その使用量が多大であるから、一実施形態にかかる回転陽極X線管1によれば、軽量化の効果が大きい。
このように、回転陽極X線管1の軽量化を図ることにより、それに伴う支持材や補強材等を低減でき、全体として小型化を図ることができると共に移送や取り回しが容易になる。更に、回転陽極X線管1の製造コストの低減や輸送コストの低減に寄与することができる。
また、ワイヤ7bは、アルミニウム又はアルミニウム合金製の線材の外層に鉄、銅等の他の金属材を被覆した場合には、コネクタ21の端子21aとの接続にはんだ付けが可能になり、接続が容易にできるから、組立性が良い。
上述した一実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…回転陽極X線管、7…ステータコイル、7a…芯材、7b…ワイヤ、11…固定軸、13…回転軸、15…陰極、17…陽極ターゲット。

Claims (2)

  1. 固定軸と、
    前記固定軸の外周に設けてあり、磁界を受けて回転する回転軸と、
    電子を放出する陰極と、
    前記回転軸に接続され、前記陰極から放出された電子が衝突してX線を発生する陽極ターゲットと、
    前記回転軸の外周に設けて芯材に巻いたワイヤに通電することにより磁界を発生するステータコイルと、を備え、
    前記ステータコイルの前記ワイヤは、アルミニウム又はアルミニウム合金材でできている回転陽極X線管。
  2. 前記ワイヤは、前記アルミニウム又はアルミニウム合金材が銅で被覆されている請求項1に記載の回転陽極X線管。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014148430A1 (ja) * 2013-03-18 2014-09-25 株式会社フジクラ 電線及びコイル
WO2017161376A1 (en) * 2016-03-18 2017-09-21 Varex Imaging Corporation Magnetic lift device for an x-ray tube

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Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
参木貞彦他: "銅被アルミニウム材の諸性能", 日立評論 VOL54 NO11 957 1972年11月, vol. Vol. 54, No. 11, 956, JPN7022000004, November 1972 (1972-11-01), pages 6 - 11, ISSN: 0004679158 *

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