JP5586190B2 - X線管装置 - Google Patents
X線管装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5586190B2 JP5586190B2 JP2009197107A JP2009197107A JP5586190B2 JP 5586190 B2 JP5586190 B2 JP 5586190B2 JP 2009197107 A JP2009197107 A JP 2009197107A JP 2009197107 A JP2009197107 A JP 2009197107A JP 5586190 B2 JP5586190 B2 JP 5586190B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ray tube
- thermistor
- filament
- anode
- cathode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- X-Ray Techniques (AREA)
Description
この発明は以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、X線の放射を長期に亘って継続できるX線管装置を提供することにある。
電子を放出するフィラメント及び前記フィラメントから放出された電子を集束する電子集束部を含んだ陰極と、前記陰極に対向配置され前記陰極により集束された電子からなる電子ビームが入射されることによりX線を放出する陽極と、前記陰極及び陽極を収容し前記陰極及び陽極に絶縁された真空外囲器と、を有したX線管と、
前記X線管を収納したX線管収納容器と、
前記X線管収納容器の内部に充填された絶縁油と、
前記フィラメントに並列に接続されたNTC特性を示すサーミスタと、を備えている。
図1及び図2に示すように、回転陽極型X線管装置は、回転陽極型のX線管1と、回転駆動機構として磁界を発生させるステータコイル(電磁コイル)6と、X線管及びステータコイルを収容したX線管収納容器2と、X線管収納容器内に充填された絶縁油3と、電源部7と、サーミスタ10とを備えている。
回転体12は、筒状に形成され、一端部が閉塞されている。回転体12は、この回転体の回転動作の中心軸となる回転軸に沿って延出している。回転体12は、回転軸を中心に回転可能である。回転体12は、Fe(鉄)やMo(モリブデン)等の材料で形成されている。
フィラメント電源9は、陰極コネクタ20を介してフィラメント16aに直列に接続されている。フィラメント電源9は、サーミスタ10に並列に接続されている。フィラメント電源9は、定電流の出力電流Ioを出力するものであり、これにより、フィラメント16aに定電流のフィラメント電流Ifが加えられる。また、出力電流Ioは、サーミスタ10の電気抵抗値に応じてサーミスタ10にも分流され、この場合、サーミスタ10にサーミスタ電流Itが加えられる。なお、フィラメント16aにフィラメント電流Ifが加えられることにより、フィラメント16aは加熱され、電子(熱電子)を放出する。
上記したように、回転陽極型X線管装置が構成されている。
X線管1及びステータコイル6で発生する熱は、絶縁油3を介してサーミスタ10に伝導する。サーミスタ10はフィラメント16aと並列して配線されているのでフィラメント電源9から供給される出力電流Ioはフィラメント16a(フィラメント電流If)及びサーミスタ10(サーミスタ電流It)に分流される。
上記のことがら、X線の放射を長期に亘って継続できる回転陽極型X線管装置を得ることができる。
回転陽極型X線管装置は、サーミスタを3つ以上備えていても良い。
サーミスタの回転陽極型X線管装置の構成部品に対する絶縁状態を維持するため、絶縁部材によりサーミスタの位置を固定しても良い。
この発明は、回転陽極型X線管装置に限らず、各種X線管装置に適用することができる。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]電子を放出するフィラメント及び前記フィラメントから放出された電子を集束する電子集束部を含んだ陰極と、前記陰極に対向配置され前記陰極により集束された電子からなる電子ビームが入射されることによりX線を放出する陽極と、前記陰極及び陽極を収容し前記陰極及び陽極に絶縁された真空外囲器と、を有したX線管と、
前記X線管を収納したX線管収納容器と、
前記X線管収納容器の内部に充填された絶縁油と、
前記フィラメントに並列に接続されたNTC特性を示すサーミスタと、を備えているX線管装置。
[2]前記サーミスタは、前記絶縁油中に位置し、X線管収納容器に絶縁されている[1]に記載のX線管装置。
[3]前記フィラメントに直列に接続され、前記サーミスタに並列に接続され、定電流の出力電流を出力し、前記フィラメントに定電流のフィラメント電流を加えるフィラメント電源をさらに備えている[1]に記載のX線管装置。
[4]前記サーミスタは、温度が80℃の時に、前記陽極に入射する電子ビームの電流を5乃至10%低下させる[1]に記載のX線管装置。
[5]前記フィラメントに並列に接続され、NTC特性を示す他のサーミスタを備えている[1]に記載のX線管装置。
[6]前記サーミスタ及び他のサーミスタは、互いに異なるNTC特性を示す[5]に記載のX線管装置。
Claims (4)
- 電子を放出するフィラメント及び前記フィラメントから放出された電子を集束する電子集束部を含んだ陰極と、前記陰極に対向配置され前記陰極により集束された電子からなる電子ビームが入射されることによりX線を放出する陽極と、前記陰極及び陽極を収容し前記陰極及び陽極に絶縁された真空外囲器と、を有したX線管と、
前記X線管を収納したX線管収納容器と、
前記X線管収納容器の内部に充填された絶縁油と、
前記フィラメントに並列に接続されたNTC特性を示すサーミスタと、を備えているX線管装置。 - 前記サーミスタは、前記絶縁油中に位置し、前記X線管収納容器に絶縁されている請求項1に記載のX線管装置。
- 前記フィラメントに並列に接続され、NTC特性を示す他のサーミスタを備えている請求項1に記載のX線管装置。
- 前記サーミスタ及び他のサーミスタは、互いに異なるNTC特性を示す請求項3に記載のX線管装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009197107A JP5586190B2 (ja) | 2009-08-27 | 2009-08-27 | X線管装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009197107A JP5586190B2 (ja) | 2009-08-27 | 2009-08-27 | X線管装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011049056A JP2011049056A (ja) | 2011-03-10 |
JP5586190B2 true JP5586190B2 (ja) | 2014-09-10 |
Family
ID=43835190
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009197107A Active JP5586190B2 (ja) | 2009-08-27 | 2009-08-27 | X線管装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5586190B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103903941B (zh) * | 2012-12-31 | 2018-07-06 | 同方威视技术股份有限公司 | 阴控多阴极分布式x射线装置及具有该装置的ct设备 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0284300U (ja) * | 1988-12-20 | 1990-06-29 | ||
JP2006092925A (ja) * | 2004-09-24 | 2006-04-06 | Toshiba Lighting & Technology Corp | 蛍光ランプ及び照明装置 |
JP4774972B2 (ja) * | 2005-12-13 | 2011-09-21 | 株式会社島津製作所 | X線発生装置およびこれを備えたx線診断装置 |
-
2009
- 2009-08-27 JP JP2009197107A patent/JP5586190B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011049056A (ja) | 2011-03-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9524846B2 (en) | Target structure and X-ray generating apparatus | |
JP6039282B2 (ja) | 放射線発生装置及び放射線撮影装置 | |
EP2547177B1 (en) | Radiation generating apparatus and radiation imaging apparatus | |
JP6327802B2 (ja) | 放射線発生管及びそれを用いた放射線発生装置と放射線撮影システム | |
JP2013055041A (ja) | 放射線発生装置及び放射線撮影装置 | |
US10181390B2 (en) | X-ray tube including support for latitude supply wires | |
JPWO2014007167A1 (ja) | X線管 | |
JP2014519694A (ja) | X線管用電子放出素子 | |
JP2016105399A (ja) | 冷陰極を有するx線発生装置の封入構造およびその排気方法 | |
KR20160058582A (ko) | 나노 전자 에미터를 사용한 엑스선 소스 | |
JP5342317B2 (ja) | X線管 | |
US20140177796A1 (en) | X-ray tube | |
JP5586190B2 (ja) | X線管装置 | |
JP4967854B2 (ja) | X線管装置 | |
JP2009064710A (ja) | X線発生装置及びx線ct装置 | |
WO2017073109A1 (ja) | 回転陽極型x線管 | |
JP2016146288A (ja) | X線管装置およびx線装置 | |
JP5395320B2 (ja) | X線管装置 | |
JP2018060621A (ja) | X線管 | |
JP2014067665A (ja) | X線管装置及びこれを用いたx線診断装置 | |
JP2021044226A (ja) | X線管 | |
JP2010198778A (ja) | X線管装置 | |
JP2014175197A (ja) | X線管装置 | |
JP2012084436A (ja) | X線管装置 | |
JP5361478B2 (ja) | X線管装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120806 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20130826 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131008 |
|
RD07 | Notification of extinguishment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7427 Effective date: 20140319 |
|
RD07 | Notification of extinguishment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7427 Effective date: 20140516 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140624 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140722 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5586190 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |