JP2020087725A - 接地部材および当該接地部材を用いた接地対象物の接地構造 - Google Patents

接地部材および当該接地部材を用いた接地対象物の接地構造 Download PDF

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Abstract

【課題】配置自由度を向上させることができる接地部材および当該接地部材を用いた接地対象物の接地構造を得る。【解決手段】接地部材80は、被接続部材30に電気的に接続される平板状の接地対象物20を、被実装部材90にグランド接続させるものである。この接地部材80は、被実装部材90のグランドパターン91に実装される実装部810と、接地対象物20の厚さ方向の一方側の面20aに露出する一面側シールド部24に接触可能な接点834を有する接触部830と、を備えている。また、接地部材80は、実装部810と接触部830とを連結する連結部820を備えている。そして、接地部材80が、被接続部材30とは離間した位置に配置されて、被実装部材90のグランドパターン91dに実装されるようにした。【選択図】図1

Description

本開示は、接地部材および当該接地部材を用いた接地対象物の接地構造に関する。
ケーブルをグランド接続させる構成として、例えば、特許文献1に開示の構成が知られている。この特許文献1には、回路基板に実装されたコネクタにケーブルを挿入することで、ケーブルに設けられた回路パターンをコネクタのインシュレータに保持されたシグナルコンタクトに接触させるようにした構成が開示されている。
さらに、特許文献1では、ケーブルにはグランド端子が設けられており、インシュレータにはグランドコンタクト(接地部材)が保持されている。そして、ケーブルの回路パターンを回路基板に電気的に接続させた際に、ケーブルに設けられたグランド端子がコネクタのグランドコンタクトに接触するようにしている。こうすることで、ケーブル等に静電気が帯電している場合に、この静電気がグランド端子からグランドコンタクトを介して回路基板の接地パターンに流れるようにしている。
特開2016−062851号公報
しかしながら、上記従来の技術では、インシュレータに保持したグランドコンタクトによってケーブルを回路基板に接地させている。すなわち、接地部材がコネクタに内蔵されている。そのため、接地部材の配置位置が限定されてしまい、配置自由度を向上させることができなかった。
そこで、本開示は、配置自由度を向上させることができる接地部材および当該接地部材を用いた接地対象物の接地構造を得ることを目的とする。
本開示の接地部材は、被接続部材に電気的に接続される平板状の接地対象物を、被実装部材にグランド接続させるものである。この接地部材は、前記被実装部材のグランドパターンに実装される実装部と、前記接地対象物の厚さ方向の一方側の面に露出する一面側シールド部に接触可能な接点を有する接触部と、前記実装部と前記接触部とを連結する連結部と、を備えている。そして、前記被接続部材とは離間した位置に配置されて、前記被実装部材の前記グランドパターンに実装されるものである。
また、本開示の接地対象物の接地構造は、被接続部材と、前記被接続部材に電気的に接続される平板状の接地対象物と、前記被接続部材とは離間した位置に配置されて、前記接地対象物をグランド接続する接地部材と、前記接地部材が実装される被実装部材と、を備えている。また、前記接地対象物を前記被接続部材に電気的に接続させる際には、前記接地対象物が前記被接続部材に対して厚さ方向と交差する移動方向に相対移動している。また、前記接地部材は、前記被実装部材のグランドパターンに実装される実装部と、前記接地対象物の前記厚さ方向の一方側の面に露出する一面側シールド部に接触可能な接点を有する接触部と、前記実装部と前記接触部とを連結する連結部と、を備えている。そして、少なくとも前記接地対象物が前記被接続部材に電気的に接続された状態で、前記接点が前記一面側シールド部に接触している。
本開示によれば、配置自由度を向上させることができる接地部材および当該接地部材を用いた接地対象物の接地構造を得ることができる。
一実施形態にかかるケーブルの接地構造を示す斜視図である。 一実施形態にかかるケーブルの接地構造を分解して示す斜視図である。 一実施形態にかかる接地部材によるケーブルの接地状態を拡大して示す図であって、(a)は一方向から視た斜視図、(b)は他の方向から視た斜視図である。 一実施形態にかかるケーブルを一部破断して示す斜視図である。 一実施形態にかかるコネクタを分解して示す図であって、一方向から視た斜視図である。 一実施形態にかかるコネクタを分解して示す図であって、ハウジングにコンタクトを挿入した状態を他の方向から視た斜視図である。 一実施形態にかかるコネクタのコンタクトを示す図であって、(a)は斜視図、(b)は側面図である。 一実施形態にかかる接地部材を示す図であって、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は裏面図である。 一実施形態にかかるハウジングを示す図であって、(a)はX方向の一方側から視た図、(b)はX方向の他方側から視た図、(c)はY方向の一方側から視た図、(d)はY方向の他方側から視た図である。 一実施形態にかかるケーブルの接地構造の組み付け方法の一例を示す図であって、ケーブルをコネクタに挿入する前の状態を示す斜視図である。 一実施形態にかかるケーブルの接地構造の組み付け方法の一例を示す図であって、レバー開状態でケーブルをコネクタに挿入した状態を示す斜視図である。 一実施形態にかかる接地部材に接地させたケーブルを一部拡大して示す図であって、X方向の一方側から視た図である。 第1変形例にかかる接地部材を示す図であって、(a)は一方向から視た斜視図、(b)は他の方向から視た斜視図、(c)は平面図、(d)は裏面図である。 第1変形例にかかるハウジングを示す図であって、(a)はX方向の一方側から視た図、(b)はX方向の他方側から視た図、(c)はY方向の一方側から視た図、(d)はY方向の他方側から視た図である。 第2変形例にかかる接地部材を示す図であって、(a)は一方向から視た斜視図、(b)は他の方向から視た斜視図、(c)は平面図、(d)は裏面図である。 第2変形例にかかるハウジングを示す図であって、(a)はX方向の一方側から視た図、(b)はX方向の他方側から視た図、(c)はY方向の一方側から視た図、(d)はY方向の他方側から視た図である。 第3変形例にかかる接地部材を示す図であって、(a)は一方向から視た斜視図、(b)は他の方向から視た斜視図、(c)は平面図、(d)は裏面図である。 第3変形例にかかるハウジングを示す図であって、(a)はX方向の一方側から視た図、(b)はX方向の他方側から視た図、(c)はY方向の一方側から視た図、(d)はY方向の他方側から視た図である。 第4変形例にかかる接地部材を示す図であって、(a)は一方向から視た斜視図、(b)は他の方向から視た斜視図である。 第5変形例にかかる接地部材を示す図であって、(a)は一方向から視た斜視図、(b)は他の方向から視た斜視図、(c)は平面図、(d)は裏面図である。 第5変形例にかかるハウジングを示す図であって、(a)はX方向の一方側から視た図、(b)はX方向の他方側から視た図、(c)はY方向の一方側から視た図、(d)はY方向の他方側から視た図である。 第6変形例にかかる接地部材を示す図であって、(a)は一方向から視た斜視図、(b)は他の方向から視た斜視図、(c)は平面図、(d)は裏面図である。 第6変形例にかかるハウジングを示す図であって、(a)はX方向の一方側から視た図、(b)はX方向の他方側から視た図、(c)はY方向の一方側から視た図、(d)はY方向の他方側から視た図である。 第7変形例にかかる接地部材を示す図であって、(a)は一方向から視た斜視図、(b)は他の方向から視た斜視図である。 第8変形例にかかる接地部材を示す図であって、(a)は一方向から視た斜視図、(b)は他の方向から視た斜視図、(c)は平面図、(d)は裏面図である。 第8変形例にかかるハウジングを示す図であって、(a)はX方向の一方側から視た図、(b)はX方向の他方側から視た図、(c)はY方向の一方側から視た図、(d)はY方向の他方側から視た図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、ケーブルがコネクタに対して相対的に移動する方向を前後方向(移動方向)X、ケーブルの厚さ方向を上下方向Z、ケーブルの幅方向(移動方向および厚さ方向と直交する方向)を幅方向Yとして説明する。
また、接地部材やコネクタのコンタクト等については、接地対象物の接地構造を形成した状態(図1に示す状態)において、上記の前後方向X、幅方向Y、上下方向Zに対応する方向を、それぞれ前後方向X、幅方向Y、上下方向Zとして説明する。
また、以下の実施形態およびその変形例には、同様の構成要素が含まれている。よって、以下では、それら同様の構成要素には共通の符号を付与するとともに、重複する説明を省略する。
本実施形態にかかる接地対象物の接地構造10は、図1および図2に示すように、平板状のケーブル(接地対象物)20と、ケーブル20が電気的に接続されるコネクタ(被接続部材)30と、を備えている。また、接地対象物の接地構造10は、ケーブル30をグランド接続する接地部材80と、接地部材80が実装される回路基板(被実装部材)90と、を備えている。
回路基板90は、略矩形板状をしており、剛性および絶縁性を有する樹脂材料等で形成された基板本体91を備えている。そして、この基板本体91の表面91aに露出するように、導体部91bおよび固定部91cが形成されている。なお、導体部91bおよび固定部91cは、基板本体91に形成された配線パターンの一部である。
さらに、基板本体91の表面91aには、グランドパターン91dの一部が露出するように形成されている。このように、本実施形態では、基板本体91の表面91aが実装面となっている。
ケーブル20は、表面(上面:厚さ方向の一方側の面)20aおよび裏面(下面:厚さ方向の他方側の面)20bを持つシート状(平板状)をしている。さらに、ケーブル20は可撓性を有しており、ケーブル20をケーブル厚さ方向に曲げる(湾曲させる)ことができるようになっている。
シート状のケーブル20は、図2に示すように、本体部20cと、本体部20cに連設されてハウジング40内に挿入される挿入端部20dと、を備えており、この挿入端部20dには、複数の導体22aが形成されている。複数の導体22aは、幅方向Yに所定のピッチで並ぶように形成されており、ケーブル厚さ方向(上下方向)Zの一方側(上側)に露出している。
また、ケーブル20は多層構造をしており、導体膜で形成された導体層22と、絶縁体膜で形成されて導体層22を支持する支持層21と、を備えている(図4参照)。なお、導体層22は、複数のコンタクト50に対応する複数の配線パターンとなっている。
このような構造は、例えば、支持層21上に複数の導体膜を印刷することで導体層22を形成し、この導体層22上を他の支持層21で覆うことで形成することができる。このとき、導電層22の先端が覆われないように他の支持層21を設けるようにすれば、導電層22の先端が厚さ方向Zの一側(上下方向の上方)に露出したケーブル20が形成される。
こうすることで、導体層22の両側を支持層21,21で挟んだ3層構造の本体部20cと、本体部20cに連設され、支持層21上に導体層22が形成された2層構造の挿入端部20dと、を備えるケーブル20が得られる。このようにして得られたケーブル20では、挿入端部20dにおいて上下方向Zの上方に露出する導体層22が、幅方向(Y方向)に所定のピッチで並ぶ導体22aとなっている(図4参照)。
なお、本体部20cおよび挿入端部20dの形成方法は上記の方法に限られるものではなく、様々な方法で形成することができる。
さらに、本実施形態では、ケーブル20が補強板23を備えている。この補強板23は、ガラスエポキシ樹脂やステンレス等を用いて形成されており、接着剤等により挿入端部20dの下側(ケーブル厚さ方向の他方側)に取り付けられている。具体的には、補強板23は、挿入端部20dの略全体および本体部20cの連結端部(挿入端部20dとの連結部分)の略全体と重なり合うようにした状態で取り付けられている。
ケーブル20の端部にこのような補強板23を設けるようにすれば、導体22aの全体が補強板23により支持されるため、挿入端部20dが上下方向Zに撓んでしまうのが抑制され、導体22aが上下方向Zに折れ曲がってしまうのを抑制することができる。また、挿入端部20dが幅方向Yに撓んでしまうのも抑制されることとなる。このように、挿入端部20dが撓んでしまうのを抑制するようにすれば、ケーブル20をハウジング30内によりスムーズに挿入することができるようになる。
さらに、本実施形態では、ケーブル20は、表面側(上側)に配置される上側シールド層24と、裏面側(下側)に配置される下側シールド部25とを備えている。上側シールド層24は、本体部20cの略全体と重なり合うようにした状態で、支持層21の上部に積層されており、上面の全体が露出している。このように、本実施形態では、上側シールド層24が、ケーブル(接地対象物)20の厚さ方向の一方側の面に露出する一面側シールド部となっている。
一方、下側シールド層25は、本体部20cの略全体および本体部20cと挿入端部20dとの連結部分の略全体と重なり合うようにした状態で支持層21および補強板23の下部に積層されており、下面の全体が露出している。このように、本実施形態では、下側シールド層25が、ケーブル(接地対象物)20の厚さ方向の他方側の面に露出する他面側シールド部となっている。
なお、本実施形態では、上側シールド層24の上面の全体を露出させるとともに、下側シールド層25の下面の全体を露出させたものを例示したが、少なくとも上側シールド層24の上面の一部が露出していればよい。
コネクタ30は、FPCやFFC等の表面及び裏面を持つシート状(平板状)のケーブル(被接続部材)20が挿入される絶縁性のハウジング40を備えている。また、コネクタ30は、ハウジング40に収容されてケーブル20に導通接続されるコンタクト(端子)50を備えている。
そして、ハウジング40の内部には、ケーブル20の導体21に導通接続される導電性のコンタクト50が幅方向Yに所定のピッチで複数並設されている。
また、ハウジング40には、絶縁性のレバー60が回動可能に取り付けられている。具体的には、レバー60は、図1および図2に示すように、ケーブル20をハウジング40に挿入することのできる開位置(図2に示す状態)と、ハウジング40に挿入したケーブル20をコンタクト50で挟持する閉位置(図1に示す状態)と、の間で回動できるように、ハウジング40に取り付けられている。
ハウジング40は、合成樹脂等の絶縁材料で形成されている。そして、このハウジング40の前後方向Xのケーブル20が配置される側(ケーブル20の挿入時にケーブル20と対向する側)には、ケーブル20を挿入する袋状のケーブル受入部410が上下方向Zの略中間部に形成されている。
このケーブル受入部410は、横広がりとなる扁平な矩形状をしており、ケーブル20が配置される側に開口している。具体的には、ケーブル受入部410は、天壁部420の下面と、底壁部430の上面と、ハウジング40におけるケーブル20が配置される側の幅方向Y両端に形成された両側壁部440,440の内側面と、とで画成されている。このように、本実施形態では、ケーブル受入部410は、ケーブル20が配置される側に開口する挿入開口411を有する袋状に形成されている。この挿入開口411の開口面積は、シート状(平板状)のケーブル20の厚さおよび横幅に見合った上下および左右の寸法となっている。
なお、ハウジング40は、天壁部420と底壁部430とでケーブル受入部410の上下を画成していればよく、幅方向Yの両端をハウジング40とは別部材で形成された側壁(例えば、金属板や樹脂板等)によって画成するようにしてもよい。
また、ハウジング40におけるケーブル20が配置される側とは反対側には、図6に示すように、レバー60が載置されるレバー装着部450が形成されており、このレバー装着部450にレバー60が回動可能に装着されている。
レバー60は、ハウジング40のレバー装着部450に収容可能な板状の部材であり、このレバー60も合成樹脂等の絶縁材料で形成されている。そして、図51および図6に示すように、レバー60の幅方向Y両端面の基端側(レバー60の一端部側)には枢支軸610がそれぞれ突設されている。また、レバー60の本体(レバー60の他端部側)は、レバー60を開閉操作(回動操作)するための操作部620となっている。
なお、本実施形態では、コネクタ30は、一対の保持金具70,70を備えており、一対の保持金具70,70をハウジング40にそれぞれ取り付けることで、レバー60を開閉(回動)可能に取り付けている。
具体的には、保持金具70は、図5および図6に示すように、金属薄板により形成されており、前後方向Xに延在する本体部710を備えている。そして、本体部710には、上に凸となるように湾曲した爪状の枢支軸覆い部720が延設されている。
そして、保持金具70,70をハウジング40に取り付けた際に、この枢支軸覆い部720が枢支軸610を覆うことで、レバー60がハウジング40に開閉(回動)可能に取り付けられるようにしている。
なお、保持金具70,70には、固定片730,730がそれぞれ設けられており、コネクタ30を回路基板90に実装した際に、固定片730が固定部91cに固定されるようにしている。
また、本実施形態では、レバー60は、上述したように、図2に示す開位置から図1に示す閉位置まで回動するように、ハウジング40に取り付けられている。
そして、レバー60が開位置にある時には、レバー60はハウジング40のレバー装着部450から起立姿勢で立ち上がり、ハウジング40のケーブル受入部410にケーブル20を挿入できるようになっている。
一方、レバー60が閉位置にある時には、当該レバー60は略水平姿勢となり、ケーブル受入部410内に挿入したケーブル20をコンタクト50で挟持するようになっている。
コンタクト50は、ハウジング40の幅方向Yに複数並設されており、例えば、薄板金属を打抜き加工することで形成することができる。なお、本実施形態では、コンタクト50は、ケーブル20が配置される側とは反対側からハウジング40に挿入されて固定保持されている。
本実施形態では、コンタクト50は、図7に示すように、略H字状に形成されている。具体的には、コンタクト50は、底壁部430の近傍で前後方向Xに延在する棒状の固定側コンタクト部510と、天壁部410の近傍で前後方向Xに延在し、固定側コンタクト部510と上下方向Zに対向する棒状の可動側コンタクト部520と、を備えている。そして、固定側コンタクト部510および可動側コンタクト部520は、それぞれの前後方向Xの中間部同士が連結ばね部530によって連結されており、可動側コンタクト部520が固定側コンタクト部510に対して相対移動できるようになっている。
固定側コンタクト部510は、固定側基部本体540を備えており、この固定側基部本体540がハウジング40内に圧入されている。
また、固定側基部本体540は、底壁部420に沿って前後方向Xの一側(ケーブル20が配置される側)に延在する固定側アーム部541と、底壁部420に沿って前後方向Xの他側(ケーブル20が配置される側とは反対側)に延在する端子アーム部542と、を備えている。
そして、固定側アーム部541の先端部には、上方(挿入したケーブル20)に向かって突出した固定側接点部541aが形成されている。また、端子アーム部542の先端部には、実装材料(半田およびフラックス)によって回路基板90の導体部91bに実装される実装部542aが連設されている。
一方、可動側コンタクト部520は、天壁部410に沿って前後方向Xの一側(ケーブル20が配置される側)に延在する可動側アーム部550と、天壁部410に沿って前後方向Xの他側(ケーブル20が配置される側とは反対側)に延在するばね部560と、を備えている。
そして、可動側アーム部550の先端部には、下方(挿入したケーブル20)に向かって突出した可動側接点部550aが形成されており、この可動側接点部550aがケーブル20の導体21に接触するようになっている。
本実施形態では、レバー60が開位置にあるときには、固定側接点部541aと可動側接点部550aとの間の距離が、ケーブル20の厚さとほぼ同一となるようにしている。また、ケーブル20を挿入しない状態でレバー60が閉位置にあるときには、固定側接点部541aと可動側接点部550aとの間の距離が、ケーブル20の厚さよりも小さくなるようにしている。したがって、レバー60が開位置にあるときには、ケーブル20をハウジング40に挿入することができ、レバー60が閉位置にあるときには、固定側接点部541aと可動側接点部550aとがケーブル20を圧接し、コンタクト50がケーブル20を挟持することとなる。
このように、本実施形態では、コネクタ30として、いわゆるZIF(Zero Insertion Force)タイプのコネクタを例示している。
また、ばね部560のレバー装着部450内に露出している部位の下面には、レバー60のカム部640が摺接する略円弧状のカム面561が形成されている。
なお、コンタクト50は、打抜き加工やプレス加工によって上記の形状となるようにする必要はなく、例えば、金型等を用いて上記の形状をしたコンタクト50を製造することも可能である。
また、レバー60の一端部には、コンタクト50に設けたばね部560に対応するように、貫通孔630が形成されている。さらに、レバー60の貫通孔630に隣接する位置には、レバー60の回動に伴って回動し、ばね部560の下面に摺接するカム部640が形成されている。
このカム部640は、レバー60の回動に伴って回動するものであり、レバー60を閉方向に回動させた場合に、ばね部570の先端と端子アーム部542の先端との間隔が相対的に開くように、ばね部570を弾性的に変位させるものである。
このような構成をしたレバー60のハウジング40への取り付けは、例えば、以下のようにして行うことができる。
まず、レバー60の貫通孔630にばね部570の先端を挿通させるとともに、ばね部570と端子アーム部542との間にカム部640を挿入させる。
そして、レバー60の幅方向Y両端の枢支軸610をレバー装着部450上に載置するとともに、保持金具70をハウジング40に取り付ける。こうして、レバー60が、ハウジング40のレバー装着部450に開閉(回動)可能に取り付けられる。
接地部材80は、コネクタ(被接続部材)30とは離間した位置に配置されて、ケーブル(接地対象物)20を回路基板(被実装部材)90のグランドパターン91dにグランド接続させるものである。この接地部材80は、1枚の金属板を折り曲げた形状をしており、図8および図9に示すように、実装部810と、接触部830と、実装部810と接触部830とを連結する連結部820と、を備えている。
実装部810は、回路基板90の実装面91aに沿うように延在しており、回路基板90のグランドパターン91dに実装される平板部811を備えている。
本実施形態では、平板部811の幅方向Yの途中に前後方向Xに延在する切り欠き812が形成されており、この平板部811は、連結部820に連結される連結側平板部813と、切り欠き812を挟んで連結側平板部813と幅方向Yで対向する片部814と、連結側平板部813と片部814とを連結する連結板815と、を備えている。
さらに、本実施形態では、片部814は、前後方向Xの中央部が上下方向Zの上側に突出するように折り曲げられた形状をしており、片部814の前後方向Xの中央部に、上方に向けて突出する山型の突起が形成されている。
本実施形態では、この山型の突起が、ケーブル20の裏面(厚さ方向の他方側の面)20bに露出する下側シールド層(他面側シールド部)25に接触可能な実装部側接点816となっている。
この実装部側接点816は、幅方向Yに沿って視たときに、頂部816aと、頂部816aの両側に設けられる一対の傾斜部816b、816bと、を有し、回路基板90の実装面91aから離れる方向に突出する山型となるように形成されている。また、実装部側接点816は、幅方向Yに沿って視たときに、頂部816aが滑らかな湾曲面となるように形成されている。
そして、傾斜部816bを、ケーブル20の前後方向(移動方向)Xへの移動をガイドする実装部側ガイド部として機能させている。すなわち、本実施形態では、実装部側ガイド部としての機能を有する傾斜部816bが、接点816の前後方向(移動方向)Xの両側に形成されている。
連結部820は、連結側平板部813の幅方向Yの外側(切り欠き812側とは反対側)の端部に、上方(実装面91aと交差する方向)に立ち上がるように連設されている。
本実施形態では、連結部820は、上下方向(厚さ方向)Zの長さがケーブル20の厚さ以上となるように形成されている。
そして、連結部820の上端に接触部830が、連結部820の延在方向(上下方向Z)と交差する方向(幅方向Y)に延設されている。
本実施形態では、接触部830は、実装面91aから離間した状態で、連結部820に対して、実装部810と同一の方向に延在するように配置されている。
すなわち、実装部810および接触部830は、連結部820の下端および上端から幅方向Yに向けて延在するようにそれぞれ連設されており、実装部810の幅方向Yの先端と接触部830の幅方向Yの先端とが連結部820に対して同一の側に存在している。
言い換えると、実装部810および接触部830は、連結部820に上下方向で対向するように連設されている。
接触部830は、幅方向Yに延在し、実装部810の平板部811と上下方向Zで対向する平板部831を備えている。
本実施形態では、平板部831の幅方向Yの途中に前後方向Xに延在する切り欠き832が形成されており、この平板部831は、連結部820に連結される連結側平板部833と、切り欠き832を挟んで連結側平板部833と幅方向Yで対向する片部834と、連結側平板部833と片部834とを連結する連結板835と、を備えている。なお、切り欠き832は、切り欠き812と上下方向Zで対向するように形成されている。
さらに、本実施形態では、片部834は、前後方向Xの中央部が上下方向Zの下側に突出するように折り曲げられた形状をしており、片部834の前後方向Xの中央部に、下方に向けて突出する山型の突起が形成されている。
本実施形態では、この山型の突起が、ケーブル20の表面(厚さ方向の一方側の面)20aに露出する上側シールド層(一面側シールド部)24に接触可能な接点836となっている。このように、本実施形態では、一体化した1つの接地部材80に接点836と実装部側接点816とが形成されている。
この接点836は、幅方向Yに沿って視たときに、頂部836aと、頂部836aの両側に設けられる一対の傾斜部836b、836bと、を有し、回路基板90の実装面91aに向かう方向に突出する山型となるように形成されている。また、接点836は、幅方向Yに沿って視たときに、頂部836aが滑らかな湾曲面となるように形成されている。
そして、傾斜部836bを、ケーブル20の前後方向(移動方向)Xへの移動をガイドするガイド部として機能させている。すなわち、本実施形態では、ガイド部としての機能を有する傾斜部836bが、接点836の前後方向(移動方向)Xの両側に形成されている。なお、本実施形態では、接点836も実装部側接点816と上下方向Zで対向するように形成されているが、接点836と実装部側接点816との上下方向Zの位置をずらし、接点836と実装部側接点816とを上下方向Zで対向させないようにしてもよい。
さらに、本実施形態では、接触部830は、連結部820に弾性変形可能に連結されている。すなわち、接地部材80は、接点836が上下方向(厚さ方向)Zに弾性移動できるように構成されている。
また、接触部830は、幅方向Yの先端側が連結部820側よりも回路基板90に近づくように傾斜している。すなわち、接地部材80の接触部830は、自由状態で、先端側が根元側(連結部820側)よりも下側(回路基板90側)に位置するように、連結部820に連設されている。
さらに、接地部材80は、自由状態で、頂部816aと頂部836aとの間の距離が、ケーブル20の厚さよりも小さくなるようにしている。なお、接点836と実装部側接点816との上下方向Zの位置をずらした場合、頂部816aと頂部836aとの間の上下方向Zの最短距離がケーブル20の厚さよりも小さくなるようにすればよい。
そして、本実施形態では、同一形状をした一対の接地部材80を用いて、接地対象物の接地構造10を形成している。
具体的には、基板本体91の表面91aから一対のグランドパターン91dを幅方向Yに離間した状態で露出させ、各グランドパターン91dに1つの接地部材80が実装されるようにしている。このとき、一方の接地部材80は、図10に示すように、他方の接地部材80に対して反転させた状態(上下方向Zを軸に180度回転させた状態)でグランドパターン91dに実装されている。そして、一対の接地部材80を各グランドパターン91dにそれぞれ実装した状態で、連結部820が幅方向Yの外側に配置されるようにしている。すなわち、一対の接地部材80は、連結部820よりも幅方向Yの内側に接点836および実装部側接点816が配置されるようにしている。このとき、接点836および実装部側接点816は、傾斜部836bおよび傾斜部816bの傾斜方向が前後方向Xに沿って傾斜するように配置される。
こうすることで、前後方向Xに沿って視たときに、一対の接地部材80の連結部820の間には、ケーブル20が挿入される空間840が形成されることになる。この空間840は、頂部816aと頂部836aとで上下が画成されており、ケーブル20を空間840に挿入した際には、ケーブル20が接点836および実装部側接点816に接触するようになっている。
次に、接地対象物の接地構造10の形成方法の一例を説明する。
まず、図10に示すように、回路基板90上に、コネクタ30および一対の接地部材80を実装する。なお、コネクタ30の実装と接地部材80の実装は、いずれを先にしてもよいし、同時でもよい。
次に、ケーブル20を、挿入端部20dをコネクタ30と対向させた状態で、実装面91aに沿って前後方向Xに移動させる。
このとき、ケーブル20は、まず初めに、挿入端部20d側が一対の接地部材80の間に形成された空間840に挿入されて、ケーブル20の先端が接点836および実装部側接点816に接触する。
そして、接点836および実装部側接点816に接触した状態で、ケーブル20をさらにコネクタ30側に移動させる(挿入する)と、一対の接地部材80の接触部830が弾性変形して、接点836が上方へ移動する。このように、本実施形態では、接地部材80は、ケーブル20を前後方向(移動方向)Xに移動させる際に、ケーブル20が接点836に接触することで、接点836が上下方向(厚さ方向)Zの上側(一方側)に弾性移動するように構成されている。
そして、接点836が上方へ移動することで空間840が上下方向Zに広がり、ケーブル20のコネクタ30側へのさらなる移動が許容される。
そして、ケーブル20のコネクタ30側へのさらなる移動が許容された状態で、ケーブル20を、さらにコネクタ30側に移動させると、ケーブル20は、接点836が上側シールド層24の上面を摺動するとともに、実装部側接点816が下側シールド層25の下面を摺動しながら、コネクタ30側に移動することになる。
その後、レバー60が開状態となっているコネクタ30のケーブル受入部410に挿入端部20dが挿入されるまで、ケーブル20を移動させると、図11に示す状態となる。
このとき、接触部830は、図12に示すように、実装部810と略平行になっている。
そして、図11に示す状態とした後に、レバー60を閉状態となるように回動させる。こうすることで、図1に示すような接地対象物の接地構造10が形成される。すなわち、ケーブル20をコネクタ30に電気的に接続させつつ、ケーブル20のシールド部(上側シールド層24および下側シールド層25)を、接地部材80を介してグランドパターン91dに電気的に接続させた構造が得られる。
このとき、接触部830の弾性復元力により、接点836が上側シールド層24を上から押圧し、実装部側接点816が下側シールド層25を下から押圧することになる。すなわち、ケーブル20は、接地部材80により挟持された状態でグランド接続されている。
このように、本実施形態では、少なくともケーブル20がコネクタ30に電気的に接続された状態で、接点836が上側シールド層(一面側シールド部)24に接触し、上側シールド層(一面側シールド部)24が接点835によって押圧されるようにしている。また、少なくともケーブル20がコネクタ30に電気的に接続された状態で、実装部側接点816が下側シールド層25に接触し、下側シールド層(他面側シールド部)25が実装部側接点816によって押圧されるようにしている。
このとき、接地部材80によりケーブル20に加えられる押圧力は、例えば、上側シールド層24および下側シールド層25がアルミニウムで形成されており、接地部材80の表面に錫メッキが施されている場合には、Sn−Alの接触に必要な接触力が確保できる大きさとするのが好ましい。なお、接地部材80の表面に金メッキを施すようにしてもよいし、シールド部を他の金属で形成してもよい。また、金属製のシールド部にメッキ処理を施すようにしてもよい。そして、接地部材80によりケーブル20に加えられる押圧力は、接触させる金属の種類に応じて適宜設定するのが好ましい。
また、ケーブル20をグランド接続させるようにすれば、ケーブル20やケーブル20に接続された電子部品等で発生したノイズを、回路基板(被実装部材)90のグランドパターン91dに落とすことができ、より高いシールド特性を得ることができる。その結果、ケーブル20による通信の信頼性をより向上させることができるようになる。
以上説明したように、本実施形態にかかる接地部材80は、コネクタ(被接続部材)30に電気的に接続される平板状のケーブル(接地対象物)20を、回路基板(被実装部材)90にグランド接続させるものである。
この接地部材80は、回路基板(被実装部材)90のグランドパターン91dに実装される実装部810と、ケーブル(接地対象物)20の表面(厚さ方向の一方側の面)20aに露出する上側シールド層(一面側シールド部)24に接触可能な接点836を有する接触部830と、実装部810と接触部830とを連結する連結部820と、を備えている。
そして、接地部材80が、コネクタ(被接続部材)30とは離間した位置に配置されて、回路基板(被実装部材)90のグランドパターン91dに実装されるようにしている。
こうすれば、接地部材80の配置自由度を向上させることができるようになる。また、接地用の部材をコネクタ(被接続部材)30に内蔵させる必要がなくなるため、コネクタ(被接続部材)30の小型化を図ることが可能となる上、コネクタ(被接続部材)30の設計自由度を向上させることもできる。
なお、コネクタ(被接続部材)30とは独立した接地部材80とすれば、ノイズ対策の必要性に応じて接地部材80を用いないようにすることもできる。このように、コネクタ(被接続部材)30とは独立した接地部材80とすることで、使用者等が、必要に応じて接地部材80の使用を選択することができるようになるという利点もある。
また、本実施形態では、接地部材80の実装部810は、回路基板(被実装部材)90の実装面91aに沿うように延在しており、連結部820は、実装面91aと交差する方向に延在している。そして、接触部830は、実装面90aから離間した位置で、連結部820の延在方向と交差する方向(幅方向Y)に延在している。
こうすれば、実装面90aに沿って移動させるケーブル20の表面20aに接点836を接触させることができ、ケーブル20を、より確実に回路基板90にグランド接続させることができるようになる。また、ケーブル20の表面20aに形成されたシールド部(上側シールド層24)を最短経路でグランドに落とすことが可能となる。
また、本実施形態では、接触部830は、先端側が連結部820側よりも回路基板(被実装部材)90に近づくように傾斜している。
こうすれば、接触部830と回路基板(被実装部材)90との間の空間が連結部820側で大きくなるため、ケーブル20を挿入する際におけるケーブル20と連結部820との干渉をより確実に抑制することができる。
また、本実施形態では、接触部830が連結部820に弾性変形可能に連結されている。
こうすれば、ケーブル20をより容易に挿入させることができる上、接触部830の弾性復元力を利用して接点836をケーブル20に押圧させることができるようになる。すなわち、ケーブル20を、より容易に回路基板90にグランド接続させつつ、ケーブル20の回路基板90へのグランド接続をより確実に維持することが可能となる。
また、本実施形態では、接触部830と実装部810とが、連結部820から同一の方向(幅方向Yの内側)に延設されている。
こうすれば、接地部材80のケーブル20の外側への突出量をより小さくすることができ、回路基板上に大きなスペースを確保する必要がなくなる。すなわち、ケーブル20および接地部材80の回路基板90上の配置スペースをより小さくすることができるようになる。
また、本実施形態では、接点836が、頂部836aと、頂部836aの両側に設けられる一対の傾斜部836bと、を有し、回路基板(被実装部材)90に向けて突出する山型の突起となっている。
こうすれば、一対の傾斜部836bを、ケーブル20を挿入する際のガイド部として機能させることができる。さらに、接点836を一対の傾斜部836bを備える山型となるように形成すれば、接地部材80を反転させたとしても、傾斜部836bをケーブル20挿入時のガイド部とすることができるようになる。
また、本実施形態では、実装部810が、ケーブル(接地対象物)20の裏面(厚さ方向の他方側の面)20bに露出する下側シールド層(他面側シールド部)に接触可能な実装部側接点816を有している。
こうすれば、ケーブル20の厚さ方向の両側に接地部材80を接触させることができ、ケーブル20を、より確実に回路基板90にグランド接続させることができるようになる。また、ケーブル20を接地部材80によって挟持することができるため、より確実にケーブル20と接地部材80との電気的接続を維持することができるようになる。
また、本実施形態では、実装部側接点816が、頂部816aと、頂部816aの両側に設けられる一対の傾斜部816bと、を有し、回路基板(被実装部材)90から離れる方向に突出する山型の突起となっている。
こうすれば、一対の傾斜部816bを、ケーブル20を挿入する際の実装部側ガイド部として機能させることができる。さらに、実装部側接点816を一対の傾斜部816bを備える山型となるように形成すれば、接地部材80を反転させたとしても、傾斜部816bをケーブル20挿入時の実装部側ガイド部とすることができるようになる。
また、本実施形態にかかる接地対象物の接地構造10は、コネクタ(被接続部材)30と、コネクタ(被接続部材)30に電気的に接続される平板状のケーブル(接地対象物)20と、コネクタ(被接続部材)30とは離間した位置に配置されて、ケーブル(接地対象物)20をグランド接続する接地部材80と、接地部材80が実装される回路基板(被実装部材)90と、を備えている。
そして、ケーブル(接地対象物)20をコネクタ(被接続部材)30に電気的に接続させる際には、ケーブル(接地対象物)20がコネクタ(被接続部材)30に対して厚さ方向(上下方向Z)と交差する移動方向(前後方向X)に相対移動するようにしている。
さらに、接地部材80は、回路基板(被実装部材)90のグランドパターン91dに実装される実装部810と、ケーブル(接地対象物)20の表面(厚さ方向の一方側の面)20aに露出する上側シールド層(一面側シールド部)24に接触可能な接点836を有する接触部830と、実装部810と接触部830とを連結する連結部820と、を備えている。
そして、少なくともケーブル(接地対象物)20がコネクタ(被接続部材)30に電気的に接続された状態で、接点836が上側シールド層(一面側シールド部)24に接触するようにしている。
こうすれば、コネクタ(被接続部材)30とは独立して接地部材80を回路基板(被実装部材)90に実装させることができるため、接地部材80の配置自由度を向上させることができるようになる。また、接地用の部材をコネクタ(被接続部材)30に内蔵させる必要がなくなるため、コネクタ(被接続部材)30の小型化を図ることが可能となる上、コネクタ(被接続部材)30の設計自由度を向上させることもできる。
また、本実施形態では、回路基板(被実装部材)90の実装面91dに沿う方向がケーブル20の移動方向(前後方向X)となっている。そして、ケーブル(接地対象物)20における実装面91dとは反対側の面(表面20a)が、ケーブル(接地対象物)の厚さ方向の一方側の面となっている。
このように、ケーブル20をコネクタ30に電気的に接続させる際に、実装面91dに沿ってケーブル20を移動させるようにすれば、接地対象物の接地構造10の底背化を図ることができるようになる。
また、本実施形態では、連結部820は、ケーブル(接地対象物)20がコネクタ(被接続部材)30に電気的に接続された状態で、ケーブル(接地対象物)の幅方向Yの外側に配置されている。
こうすれば、ケーブル20の挿入時に、ケーブル20が連結部820に干渉してしまうことをより確実に抑制することができる。また、ケーブル20の挿入時におけるケーブル20の幅方向の位置ずれを、この連結部820によって抑制することができる。
また、本実施形態では、連結部820は、上下方向Zの高さ(厚さ方向の長さ)がケーブル(接地対象物)の厚さ以上となっている。
こうすれば、ケーブル20の挿入時に、ケーブル20が連結部820や接触部830(連結側平板部833)に干渉してしまうことをより確実に抑制することができる。
また、本実施形態では、接点836には、ケーブル(接地対象物)20の移動方向(前後方向X)への移動をガイドするガイド部(傾斜部836b)が形成されている。
こうすれば、ケーブル(接地対象物)20をコネクタ(被接続部材)30に電気的に接続させつつ、ケーブル20を回路基板90にグランド接続させる際に、より容易にケーブル(接地対象物)20を移動方向(前後方向X)に移動させることができる。
また、本実施形態では、ガイド部(傾斜部836b)が、接点836の移動方向(前後方向X)の両側に形成されている。
こうすれば、接地部材80を反転させた状態で回路基板90に実装させたとしても、より容易にケーブル(接地対象物)20を移動方向(前後方向X)に移動させることができるようになる。
また、本実施形態では、接点836が厚さ方向(上下方向Z)に弾性移動できるように構成されており、少なくともケーブル(接地対象物)20がコネクタ(被接続部材)30に電気的に接続された状態で、上側シールド層(一面側シールド部)24が接点836によって押圧されるようにしている。
こうすれば、より確実にケーブル20と接地部材80との電気的接続を維持することができるようになる。
また、本実施形態では、ケーブル(接地対象物)20を移動方向(前後方向X)に移動させる際に、ケーブル(接地対象物)20が接点836に接触することで、接点836が厚さ方向(上下方向Z)に弾性移動するように構成されている。
こうすれば、より確実にケーブル20と接地部材80との電気的接続を維持できるようにしつつ、より容易にケーブル(接地対象物)20を移動方向(前後方向X)に移動させることができるようになる。
また、本実施形態では、ケーブル(接地対象物)20の裏面(厚さ方向の他方側の面)20bに、下側シールド層(他面側シールド部)25が露出している。そして、実装部810には、少なくともケーブル(接地対象物)20がコネクタ(被接続部材)30に電気的に接続された状態で、下側シールド層(他面側シールド部)25に接触する実装部側接点816が形成されている。
こうすれば、ケーブル20の厚さ方向の両側に接地部材80を接触させることができ、ケーブル20を、より確実に回路基板90にグランド接続させることができるようになる。また、ケーブル20を接地部材80によって挟持することができるため、より確実にケーブル20と接地部材80との電気的接続を維持することができるようになる。
さらに、ケーブル20を接地部材80によって挟持することで、ケーブル20が引っ張られて上下方向にあおられたとしても、その力がケーブル20とコネクタ30との接触部分に伝達されてしまうことを抑制することができ、ケーブル20のコネクタ30からの外れを抑制することができる。また、ケーブル20が引っ張られて上下方向にあおられた場合にコネクタ30にかかる負荷を低減させることができるようになる。
また、本実施形態では、実装部側接点816に、ケーブル(接地対象物)の移動方向(前後方向X)への移動をガイドする実装部側ガイド部(傾斜部816b)を形成している。
こうすれば、ケーブル(接地対象物)20をコネクタ(被接続部材)30に電気的に接続させつつ、ケーブル20を回路基板90にグランド接続させる際に、より容易にケーブル(接地対象物)20を移動方向(前後方向X)に移動させることができる。
また、本実施形態では、実装部側ガイド部(傾斜部816b)が、実装部側接点816の移動方向(前後方向X)の両側に形成されている。
こうすれば、接地部材80を反転させた状態で回路基板90に実装させたとしても、より容易にケーブル(接地対象物)20を移動方向(前後方向X)に移動させることができるようになる。
次に、接地部材の変形例を説明する。
接地部材80の形状は、図13および図14に示す形状とすることも可能である。
図13および図14に示す接地部材80も、上記実施形態で示した接地部材80と同様に、コネクタ(被接続部材)30とは離間した位置に配置されて、ケーブル(接地対象物)20を回路基板(被実装部材)90のグランドパターン91dにグランド接続させるものである。この接地部材80は、1枚の金属板を折り曲げた形状をしており、図13および図14に示すように、実装部810と、接触部830と、実装部810と接触部830とを連結する連結部820と、を備えている。
実装部810は、回路基板90の実装面91aに沿うように延在しており、回路基板90のグランドパターン91dに実装される平板部811を備えている。
そして、図13および図14に示す接地部材80では、平板部811の中央部に、上方に向けて突出する山型の突起が、幅方向Yに延在するように形成されている。
そして、この山型の突起が、ケーブル20の裏面(厚さ方向の他方側の面)20bに露出する下側シールド層(他面側シールド部)25に接触可能な実装部側接点816となっている。図13および図14に示す接地部材80では、実装部側接点816は、平板部811に絞り加工を施すことで形成されている。
この実装部側接点816は、幅方向Yに沿って視たときに、頂部816aと、頂部816aの両側に設けられる一対の傾斜部816b、816bと、を有し、回路基板90の実装面91aから離れる方向に突出する山型となるように形成されている。図13および図14においても、実装部側接点816は、幅方向Yに沿って視たときに、頂部816aが滑らかな湾曲面となるように形成されている。
そして、傾斜部816bを、ケーブル20の前後方向(移動方向)Xへの移動をガイドする実装部側ガイド部として機能させている。すなわち、実装部側ガイド部としての機能を有する傾斜部816bが、接点816の前後方向(移動方向)Xの両側に形成されている。
連結部820は、連結側平板部813の幅方向Yの外側(切り欠き812側とは反対側)の端部に、上方(実装面91aと交差する方向)に立ち上がるように連設されている。
この連結部820は、上下方向(厚さ方向)Zの長さがケーブル20の厚さ以上となるように形成するのが好ましい。
そして、連結部820の上端に接触部830が、連結部820の延在方向(上下方向Z)と交差する方向(幅方向Y)に延設されている。
図13および図14においても、接触部830は、実装面91aから離間した状態で、連結部820に対して、実装部810と同一の方向に延在するように配置されている。
接触部830は、幅方向Yに延在し、実装部810の平板部811と上下方向Zで対向する平板部831を備えている。
そして、図13および図14に示す接地部材80では、平板部831の中央部に、下方に向けて突出する山型の突起が、幅方向Yに延在するように形成されている。
そして、この山型の突起が、ケーブル20の表面(厚さ方向の一方側の面)20aに露出する上側シールド層(一面側シールド部)24に接触可能な接点836となっている。このように、図13および図14においても、一体化した1つの接地部材80に接点836と実装部側接点816とが形成されている。また、図13および図14に示す接地部材80では、接点836も、平板部831に絞り加工を施すことで形成されている。
この接点836は、幅方向Yに沿って視たときに、頂部836aと、頂部836aの両側に設けられる一対の傾斜部836b、836bと、を有し、回路基板90の実装面91aに向かう方向に突出する山型となるように形成されている。図13および図14においても、接点836は、幅方向Yに沿って視たときに、頂部836aが滑らかな湾曲面となるように形成されている。
そして、傾斜部836bを、ケーブル20の前後方向(移動方向)Xへの移動をガイドするガイド部として機能させている。すなわち、ガイド部としての機能を有する傾斜部836bが、接点836の前後方向(移動方向)Xの両側に形成されている。なお、図13および図14においても、接点836も実装部側接点816と上下方向Zで対向するように形成されているが、接点836と実装部側接点816との上下方向Zの位置をずらし、接点836と実装部側接点816とを上下方向Zで対向させないようにしてもよい。
また、接触部830は、連結部820に弾性変形可能に連結されるようにするのが好ましい。なお、図13および図14には、接触部830が、自由状態で、実装部810と平行に延設されたものを例示しているが、接触部830を、幅方向Yの先端側が連結部820側よりも回路基板90に近づくように傾斜させてもよい。
また、自由状態で、頂部816aと頂部836aとの間の距離が、ケーブル20の厚さよりも小さくなるように接地部材80を形成するのが好ましい。
そして、頂部816aと頂部836aとの間には、ケーブル20が挿入される空間840が形成されている。
なお、図13および図14に示す接地部材80も、接地対象物の接地構造10を形成する際に、同一形状をした一対の接地部材80を用いることができるように構成されている。
このような接地部材80を用いても、上記実施形態に示す接地部材80とほぼ同様の作用、効果を奏することができる。
また、図13および図14に示す接地部材80では、接点836および実装部側接点816を、絞り加工により形成している。こうすれば、上記実施形態で示した接地部材80よりも、構成の簡素化を図ることができ、より容易に製造することができる。
また、接地部材80の形状は、図15および図16に示す形状とすることも可能である。
図15および図16に示す接地部材80も、上記実施形態で示した接地部材80と同様に、コネクタ(被接続部材)30とは離間した位置に配置されて、ケーブル(接地対象物)20を回路基板(被実装部材)90のグランドパターン91dにグランド接続させるものである。この接地部材80は、1枚の金属板を折り曲げた形状をしており、図15および図16に示すように、実装部810と、接触部830と、実装部810と接触部830とを連結する連結部820と、を備えている。
実装部810は、回路基板90の実装面91aに沿うように延在しており、回路基板90のグランドパターン91dに実装される平板部811を備えている。
図15および図16においても、平板部811の幅方向Yの途中に前後方向Xに延在する切り欠き812が形成されており、この平板部811は、連結部820に連結される連結側平板部813と、切り欠き812を挟んで連結側平板部813と幅方向Yで対向する片部814と、連結側平板部813と片部814とを連結する連結板815と、を備えている。
さらに、図15および図16においても、片部814は、前後方向Xの中央部が上下方向Zの上側に突出するように折り曲げられた形状をしており、片部814の前後方向Xの中央部に、上方に向けて突出する山型の突起が形成されている。
そして、この山型の突起が、ケーブル20の裏面(厚さ方向の他方側の面)20bに露出する下側シールド層(他面側シールド部)25に接触可能な実装部側接点816となっている。
この実装部側接点816は、幅方向Yに沿って視たときに、頂部816aと、頂部816aの両側に設けられる一対の傾斜部816b、816bと、を有し、回路基板90の実装面91aから離れる方向に突出する山型となるように形成されている。図15および図16においても、実装部側接点816は、幅方向Yに沿って視たときに、頂部816aが滑らかな湾曲面となるように形成されている。
そして、傾斜部816bを、ケーブル20の前後方向(移動方向)Xへの移動をガイドする実装部側ガイド部として機能させている。すなわち、実装部側ガイド部としての機能を有する傾斜部816bが、接点816の前後方向(移動方向)Xの両側に形成されている。
連結部820は、連結側平板部813の前後方向Xの一端部に、上方(実装面91aと交差する方向)に立ち上がるように連設されている。
この連結部820は、上下方向(厚さ方向)Zの長さがケーブル20の厚さ以上となるように形成するのが好ましい。
そして、連結部820の上端に接触部830が、連結部820の延在方向(上下方向Z)と交差する方向(幅方向Y)に延設されている。
図15および図16においても、接触部830は、実装面91aから離間した状態で、連結部820に対して、実装部810と同一の方向に延在するように配置されており、実装部810と接触部830とが上下方向で対向している。
接触部830は、幅方向Yに延在し、実装部810の平板部811と上下方向Zで対向する平板部831を備えている。
図15および図16においても、平板部831の幅方向Yの途中に前後方向Xに延在する切り欠き832が形成されており、この平板部831は、連結部820に連結される連結側平板部833と、切り欠き832を挟んで連結側平板部833と幅方向Yで対向する片部834と、連結側平板部833と片部834とを連結する連結板835と、を備えている。なお、切り欠き832は、切り欠き812と上下方向Zで対向するように形成されている。
さらに、図15および図16においても、片部834は、前後方向Xの中央部が上下方向Zの下側に突出するように折り曲げられた形状をしており、片部834の前後方向Xの中央部に、下方に向けて突出する山型の突起が形成されている。
そして、この山型の突起が、ケーブル20の表面(厚さ方向の一方側の面)20aに露出する上側シールド層(一面側シールド部)24に接触可能な接点836となっている。このように、図15および図16においても、一体化した1つの接地部材80に接点836と実装部側接点816とが形成されている。
この接点836は、幅方向Yに沿って視たときに、頂部836aと、頂部836aの両側に設けられる一対の傾斜部836b、836bと、を有し、回路基板90の実装面91aに向かう方向に突出する山型となるように形成されている。図15および図16においても、接点836は、幅方向Yに沿って視たときに、頂部836aが滑らかな湾曲面となるように形成されている。
そして、傾斜部836bを、ケーブル20の前後方向(移動方向)Xへの移動をガイドするガイド部として機能させている。すなわち、ガイド部としての機能を有する傾斜部836bが、接点836の前後方向(移動方向)Xの両側に形成されている。なお、図15および図16においても、接点836も実装部側接点816と上下方向Zで対向するように形成されているが、接点836と実装部側接点816との上下方向Zの位置をずらし、接点836と実装部側接点816とを上下方向Zで対向させないようにしてもよい。
また、接触部830は、連結部820に弾性変形可能に連結されるようにするのが好ましい。なお、図15および図16には、接触部830が、自由状態で、実装部810と平行に延設されたものを例示しているが、接触部830を、幅方向Yの先端側が連結部820側よりも回路基板90に近づくように傾斜させてもよい。
また、自由状態で、頂部816aと頂部836aとの間の距離が、ケーブル20の厚さよりも小さくなるように接地部材80を形成するのが好ましい。
そして、頂部816aと頂部836aとの間には、ケーブル20が挿入される空間840が形成されている。
なお、図15および図16に示す接地部材80も、接地対象物の接地構造10を形成する際に、同一形状をした一対の接地部材80を用いることができるように構成されている。
このような接地部材80を用いても、上記実施形態に示す接地部材80とほぼ同様の作用、効果を奏することができる。
また、接地部材80の形状は、図17および図18に示す形状とすることも可能である。
図17および図18に示す接地部材80も、上記実施形態で示した接地部材80と同様に、コネクタ(被接続部材)30とは離間した位置に配置されて、ケーブル(接地対象物)20を回路基板(被実装部材)90のグランドパターン91dにグランド接続させるものである。この接地部材80は、1枚の金属板を折り曲げた形状をしており、図17および図18に示すように、実装部810と、接触部830と、実装部810と接触部830とを連結する連結部820と、を備えている。
ここで、図17および図18に示す接地部材80は、上記実施形態で示した接地部材80を2つ連結させた形状をしている。具体的には、図17および図18に示す接地部材80は、幅方向Yの一方側が、上記実施形態で示した接地部材80とほぼ同一の形状をしており、幅方向Yの他方側の形状が、上記一方側の形状に対して鏡面対称となっている。
そして、幅方向Yの両側の平板部831が連結部837によって連結されている。
すなわち、図17および図18に示す接地部材80は、実装部810、連結部820および接触部830をそれぞれ一対備えており、一対の接触部830が互いに連結されている。
このような接地部材80を用いても、上記実施形態に示す接地部材80とほぼ同様の作用、効果を奏することができる。
また、図17および図18に示す接地部材80では、実装部810、連結部820および接触部830をそれぞれ一対備えており、一対の接触部830が互いに連結されている。こうすれば、1つの接地部材80で、ケーブル20の挿入時におけるケーブル20の幅方向の位置ずれを抑制することができる。
また、接地部材80の形状は、図19に示す形状とすることも可能である。
図19に示す接地部材80も、図17および図18に示す接地部材80と同様に、上記実施形態で示した接地部材80を2つ連結させた形状をしている。具体的には、図19に示す接地部材80は、幅方向Yの一方側が、上記実施形態で示した接地部材80とほぼ同一の形状をしており、幅方向Yの他方側の形状が、上記一方側の形状に対して鏡面対称となっている。
そして、幅方向Yの両側の平板部811が連結部817によって連結されている。
すなわち、図19に示す接地部材80は、実装部810、連結部820および接触部830をそれぞれ一対備えており、一対の実装部810が互いに連結されている。
このような接地部材80を用いても、図17および図18に示す接地部材80とほぼ同様の作用、効果を奏することができる。
なお、一対の実装部810および一対の接触部830が互いに連結された接地部材80としてもよい。
また、接地部材80の形状は、図20および図21に示す形状とすることも可能である。
図20および図21に示す接地部材80も、上記実施形態で示した接地部材80と同様に、コネクタ(被接続部材)30とは離間した位置に配置されて、ケーブル(接地対象物)20を回路基板(被実装部材)90のグランドパターン91dにグランド接続させるものである。この接地部材80は、1枚の金属板を折り曲げた形状をしており、図20および図21に示すように、実装部810と、接触部830と、実装部810と接触部830とを連結する連結部820と、を備えている。
実装部810は、回路基板90の実装面91aに沿うように延在しており、回路基板90のグランドパターン91dに実装される平板部811を備えている。
図20および図21においても、平板部811の幅方向Yの途中に前後方向Xに延在する切り欠き812が形成されており、この平板部811は、連結部820に連結される連結側平板部813と、切り欠き812を挟んで連結側平板部813と幅方向Yで対向する片部814と、連結側平板部813と片部814とを連結する連結板815と、を備えている。
さらに、図20および図21においても、片部814は、前後方向Xの中央部が上下方向Zの上側に突出するように折り曲げられた形状をしており、片部814の前後方向Xの中央部に、上方に向けて突出する山型の突起が形成されている。
そして、この山型の突起が、ケーブル20の裏面(厚さ方向の他方側の面)20bに露出する下側シールド層(他面側シールド部)25に接触可能な実装部側接点816となっている。
この実装部側接点816は、幅方向Yに沿って視たときに、頂部816aと、頂部816aの両側に設けられる一対の傾斜部816b、816bと、を有し、回路基板90の実装面91aから離れる方向に突出する山型となるように形成されている。図20および図21においても、実装部側接点816は、幅方向Yに沿って視たときに、頂部816aが滑らかな湾曲面となるように形成されている。
そして、傾斜部816bを、ケーブル20の前後方向(移動方向)Xへの移動をガイドする実装部側ガイド部として機能させている。すなわち、実装部側ガイド部としての機能を有する傾斜部816bが、接点816の前後方向(移動方向)Xの両側に形成されている。
連結部820は、連結側平板部813に連設されており、上方(実装面91aと交差する方向)に立ち上がるように連設されている。
図20および図21では、連結側平板部813は、幅方向Yに延在する第1の連結側平板部813aと、前後方向Xに延在して連結板815および第1の連結側平板部813aに連結される第2の連結側平板部813bと、を備えている。
そして、連結部820は、第1の連結側平板部813aの幅方向Yの外側の端部に、前後方向X側から連設されており、接地部材80の前後方向の中央部から上方(実装面91aと交差する方向)に立ち上がるように連設されている。
この連結部820も、上下方向(厚さ方向)Zの長さがケーブル20の厚さ以上となるように形成するのが好ましい。
そして、連結部820の上端に接触部830が、連結部820の延在方向(上下方向Z)と交差する方向(幅方向Y)に延在するように連設されている。
図20および図21においても、接触部830は、実装面91aから離間した状態で、連結部820に対して、実装部810と同一の方向に延在するように配置されており、実装部810と接触部830とが上下方向で対向している。
接触部830は、幅方向Yに延在し、実装部810の平板部811と上下方向Zで対向する平板部831を備えている。
図20および図21においても、平板部831の幅方向Yの途中に前後方向Xに延在する切り欠き832が形成されており、この平板部831は、連結部820に連結される連結側平板部833と、切り欠き832を挟んで連結側平板部833と幅方向Yで対向する片部834と、連結側平板部833と片部834とを連結する連結板835と、を備えている。なお、図20および図21においては、切り欠き832は、切り欠き812よりも幅方向Yの幅が広くなるように形成されている。
さらに、図20および図21においても、片部834は、前後方向Xの中央部が上下方向Zの下側に突出するように折り曲げられた形状をしており、片部834の前後方向Xの中央部に、下方に向けて突出する山型の突起が形成されている。
そして、この山型の突起が、ケーブル20の表面(厚さ方向の一方側の面)20aに露出する上側シールド層(一面側シールド部)24に接触可能な接点836となっている。このように、図20および図21においても、一体化した1つの接地部材80に接点836と実装部側接点816とが形成されている。
この接点836は、幅方向Yに沿って視たときに、頂部836aと、頂部836aの両側に設けられる一対の傾斜部836b、836bと、を有し、回路基板90の実装面91aに向かう方向に突出する山型となるように形成されている。図20および図21においても、接点836は、幅方向Yに沿って視たときに、頂部836aが滑らかな湾曲面となるように形成されている。
そして、傾斜部836bを、ケーブル20の前後方向(移動方向)Xへの移動をガイドするガイド部として機能させている。すなわち、ガイド部としての機能を有する傾斜部836bが、接点836の前後方向(移動方向)Xの両側に形成されている。なお、図20および図21においても、接点836も実装部側接点816と上下方向Zで対向するように形成されているが、接点836と実装部側接点816との上下方向Zの位置をずらし、接点836と実装部側接点816とを上下方向Zで対向させないようにしてもよい。
また、接触部830は、連結部820に弾性変形可能に連結されるようにするのが好ましい。なお、図20および図21には、接触部830が、自由状態で、実装部810と平行に延設されたものを例示しているが、接触部830を、幅方向Yの先端側が連結部820側よりも回路基板90に近づくように傾斜させてもよい。
また、自由状態で、頂部816aと頂部836aとの間の距離が、ケーブル20の厚さよりも小さくなるように接地部材80を形成するのが好ましい。
そして、頂部816aと頂部836aとの間には、ケーブル20が挿入される空間840が形成されている。
なお、図20および図21に示す接地部材80も、接地対象物の接地構造10を形成する際に、同一形状をした一対の接地部材80を用いることができるように構成されている。
このような接地部材80を用いても、上記実施形態に示す接地部材80とほぼ同様の作用、効果を奏することができる。
また、接地部材80の形状は、図22および図23に示す形状とすることも可能である。
図22および図23に示す接地部材80も、上記実施形態で示した接地部材80と同様に、コネクタ(被接続部材)30とは離間した位置に配置されて、ケーブル(接地対象物)20を回路基板(被実装部材)90のグランドパターン91dにグランド接続させるものである。この接地部材80は、図22および図23に示すように、実装部810と、接触部830と、実装部810と接触部830とを連結する連結部820と、を備える第1の接地部材80Aを有している。この第1の接地部材80Aは、1枚の金属板を折り曲げた形状をしている。
実装部810は、回路基板90の実装面91aに沿うように延在しており、回路基板90のグランドパターン91dに実装される平板部811を備えている。
そして、平板部811の幅方向Yの内側に、連結部820が、上方(実装面91aと交差する方向)に立ち上がるように連設されている。
この連結部820は、上下方向(厚さ方向)Zの長さがケーブル20の厚さ以上となるように形成するのが好ましい。
そして、連結部820の上端に接触部830が、連結部820の延在方向(上下方向Z)と交差する方向(幅方向Y)に延設されている。
図22および図23に示す第1の接地部材80Aでは、接触部830は、実装面91aから離間した状態で、連結部820に対して、実装部810とは反対の方向に延在するように配置されている。なお、接触部830と実装部810とを同一の方向に延在させるようにしてもよい。
接触部830は、幅方向Yに延在する平板部831を備えている。図22および図23においても、平板部831の幅方向Yの途中に前後方向Xに延在する切り欠き832が形成されており、この平板部831は、連結部820に連結される連結側平板部833と、切り欠き832を挟んで連結側平板部833と幅方向Yで対向する片部834と、連結側平板部833と片部834とを連結する連結板835と、を備えている。
さらに、図22および図23においても、片部834は、前後方向Xの中央部が上下方向Zの下側に突出するように折り曲げられた形状をしており、片部834の前後方向Xの中央部に、下方に向けて突出する山型の突起が形成されている。
そして、この山型の突起が、ケーブル20の表面(厚さ方向の一方側の面)20aに露出する上側シールド層(一面側シールド部)24に接触可能な接点836となっている。
この接点836は、幅方向Yに沿って視たときに、頂部836aと、頂部836aの両側に設けられる一対の傾斜部836b、836bと、を有し、回路基板90の実装面91aに向かう方向に突出する山型となるように形成されている。図22および図23においても、接点836は、幅方向Yに沿って視たときに、頂部836aが滑らかな湾曲面となるように形成されている。
そして、傾斜部836bを、ケーブル20の前後方向(移動方向)Xへの移動をガイドするガイド部として機能させている。すなわち、ガイド部としての機能を有する傾斜部836bが、接点836の前後方向(移動方向)Xの両側に形成されている。
さらに、図22および図23においては、接地部材80は、第1の接地部材80Aとは別体に形成された第2の接地部材80Bを備えている。
この第2の接地部材80Bは、図22および図23では、上記実施形態で示した接地部材80の片部814とほぼ同様の形状をしている。
具体的には、第2の接地部材80Bは、グランドパターン91dに実装される平板部811を有しており、平板部811の前後方向Xの中央部に、上方に向けて突出する山型の突起が形成されている。
そして、この山型の突起が、ケーブル20の裏面(厚さ方向の他方側の面)20bに露出する下側シールド層(他面側シールド部)25に接触可能な実装部側接点816となっている。このように、図22および図23においては、接点836と実装部側接点816とが別体に形成されている。
この実装部側接点816は、幅方向Yに沿って視たときに、頂部816aと、頂部816aの両側に設けられる一対の傾斜部816b、816bと、を有し、回路基板90の実装面91aから離れる方向に突出する山型となるように形成されている。図22および図23においても、実装部側接点816は、幅方向Yに沿って視たときに、頂部816aが滑らかな湾曲面となるように形成されている。
そして、傾斜部816bを、ケーブル20の前後方向(移動方向)Xへの移動をガイドする実装部側ガイド部として機能させている。すなわち、実装部側ガイド部としての機能を有する傾斜部816bが、接点816の前後方向(移動方向)Xの両側に形成されている。
なお、図22および図23においても、接点836も実装部側接点816と上下方向Zで対向するように形成されているが、接点836と実装部側接点816との上下方向Zの位置をずらし、接点836と実装部側接点816とを上下方向Zで対向させないようにしてもよい。
また、接触部830は、連結部820に弾性変形可能に連結されるようにするのが好ましい。なお、図22および図23には、接触部830が、自由状態で、実装部810と平行に延設されたものを例示しているが、接触部830を、幅方向Yの先端側が連結部820側よりも回路基板90に近づくように傾斜させてもよい。
また、自由状態で、頂部816aと頂部836aとの間の距離が、ケーブル20の厚さよりも小さくなるように接地部材80を形成するのが好ましい。
そして、頂部816aと頂部836aとの間には、ケーブル20が挿入される空間840が形成されている。
なお、図22および図23に示す接地部材80も、接地対象物の接地構造10を形成する際に、同一形状をした一対の接地部材80を用いることができるように構成されている。
このような接地部材80を用いても、上記実施形態に示す接地部材80とほぼ同様の作用、効果を奏することができる。
また、接地部材80の形状は、図24に示す形状とすることも可能である。
図24に示す接地部材80も、上記実施形態で示した接地部材80と同様に、コネクタ(被接続部材)30とは離間した位置に配置されて、ケーブル(接地対象物)20を回路基板(被実装部材)90のグランドパターン91dにグランド接続させるものである。図24に示す接地部材80は、図22および図23に示す第1の接地部材80Aとほぼ同様の形状をしている。すなわち、図22および図23に示す第1の接地部材80Aおよび第2の接地部材80Bのうち第1の接地部材80Aのみを接地部材80としたものである。
図24に示す接地部材80とした場合、自由状態で、頂部836aと実装面91aの間の距離が、ケーブル20の厚さよりも小さくなるように接地部材80を形成するのが好ましい。
このような接地部材80を用いても、上記実施形態に示す接地部材80とほぼ同様の作用、効果を奏することができる。
また、接地部材80の形状は、図25および図26に示す形状とすることも可能である。
図25および図26に示す接地部材80も、上記実施形態で示した接地部材80と同様に、コネクタ(被接続部材)30とは離間した位置に配置されて、ケーブル(接地対象物)20を回路基板(被実装部材)90のグランドパターン91dにグランド接続させるものである。この接地部材80は、1枚の金属板を折り曲げた形状をしており、図25および図26に示すように、実装部810と、接触部830と、実装部810と接触部830とを連結する連結部820と、を備えている。
実装部810は、回路基板90の実装面91aに沿うように延在しており、回路基板90のグランドパターン91dに実装される平板部811を備えている。
図25および図26においても、平板部811の幅方向Yの途中に前後方向Xに延在する切り欠き812が形成されており、この平板部811は、連結部820に連結される連結側平板部813と、切り欠き812を挟んで連結側平板部813と幅方向Yで対向する片部814と、連結側平板部813と片部814とを連結する連結板815と、を備えている。
さらに、図25および図26においても、片部814は、前後方向Xの中央部が上下方向Zの上側に突出するように折り曲げられた形状をしており、片部814の前後方向Xの中央部に、上方に向けて突出する山型の突起が形成されている。
そして、この山型の突起が、ケーブル20の裏面(厚さ方向の他方側の面)20bに露出する下側シールド層(他面側シールド部)25に接触可能な実装部側接点816となっている。
この実装部側接点816は、幅方向Yに沿って視たときに、頂部816aと、頂部816aの両側に設けられる一対の傾斜部816b、816bと、を有し、回路基板90の実装面91aから離れる方向に突出する山型となるように形成されている。図25および図26においても、実装部側接点816は、幅方向Yに沿って視たときに、頂部816aが滑らかな湾曲面となるように形成されている。
そして、傾斜部816bを、ケーブル20の前後方向(移動方向)Xへの移動をガイドする実装部側ガイド部として機能させている。すなわち、実装部側ガイド部としての機能を有する傾斜部816bが、接点816の前後方向(移動方向)Xの両側に形成されている。
連結部820は、連結側平板部813の前後方向Xの一端部に、上方(実装面91aと交差する方向)に立ち上がるように連設されている。
この連結部820は、上下方向(厚さ方向)Zの長さがケーブル20の厚さ以上となるように形成するのが好ましい。
そして、連結部820の上端に接触部830が、連結部820の延在方向(上下方向Z)と交差する方向(幅方向Y)に延設されている。
図25および図26においても、接触部830は、実装面91aから離間した状態で、連結部820に対して、実装部810と同一の方向に延在するように配置されており、実装部810と接触部830とが上下方向で対向している。
接触部830は、幅方向Yに延在し、実装部810の平板部811と上下方向Zで対向する平板部831を備えている。
ここで、図25および図26においては、平板部831の幅方向Yの先端側に、下方に向けて突出する山型の突起が形成されている。
そして、この山型の突起が、ケーブル20の表面(厚さ方向の一方側の面)20aに露出する上側シールド層(一面側シールド部)24に接触可能な接点836となっている。このように、図25および図26においても、一体化した1つの接地部材80に接点836と実装部側接点816とが形成されている。
この接点836は、前後方向Xに沿って視たときに、頂部836aと、頂部836aの両側に設けられる一対の傾斜部836b、836bと、を有し、回路基板90の実装面91aに向かう方向に突出する山型となるように形成されている。そして、接点836は、前後方向Xに沿って視たときに、頂部836aが滑らかな湾曲面となるように形成されている。このように、図25および図26においては、接点836の延在方向と実装部側接点816の延在方向とが交差している。
なお、接触部830は、連結部820に弾性変形可能に連結されるようにするのが好ましい。また、図25および図26には、接触部830が、自由状態で、実装部810と平行に延設されたものを例示しているが、接触部830を、幅方向Yの先端側が連結部820側よりも回路基板90に近づくように傾斜させてもよい。
また、自由状態で、頂部816aと頂部836aとの間の距離が、ケーブル20の厚さよりも小さくなるように接地部材80を形成するのが好ましい。
そして、頂部816aと頂部836aとの間には、ケーブル20が挿入される空間840が形成されている。
なお、図25および図26に示す接地部材80も、接地対象物の接地構造10を形成する際に、同一形状をした一対の接地部材80を用いることができるように構成されている。
このような接地部材80を用いても、上記実施形態に示す接地部材80とほぼ同様の作用、効果を奏することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、被接続部材として、レバー60を有するコネクタ30を例示したが、被接続部材は、これに限られるものではなく、例えば、レバーを用いないコネクタとすることも可能である。なお、レバーを用いないコネクタとする場合、いわゆるNON−ZIF(Non-Zero Insertion Force)タイプのコネクタとするのが好ましい。
また、レバーを用いないコネクタを、いわゆるNON−ZIF(Non-Zero Insertion Force)タイプのコネクタとすることも可能である。
また、上記実施形態およびその変形例で示した構成を適宜組み合わせて接地部材を形成することも可能である。
また、上記実施形態では、コネクタ30および接地部材80を同一の回路基板(被実装部材)90に実装させたものを例示したが、コネクタ30が実装される部材を、接地部材80が実装される回路基板(被実装部材)90とは別の部材とすることも可能である。
また、接地対象物の接地構造を構成する部材や、その他の細部のスペック(形状、大きさ、レイアウト等)も適宜に変更可能である。
10 接地対象物の接地構造
20 ケーブル(接地対象物)
24 上側シールド層(一面側シールド部)
25 下側シールド層(他面側シールド部)
30 コネクタ(被接続部材)
80 接地部材
810 実装部
816 実装部側接点
820 連結部
830 接点部
836 接点
90 回路基板(被実装部材)
91a 表面(実装面)
91d グランドパターン

Claims (24)

  1. 被接続部材に電気的に接続される平板状の接地対象物を、被実装部材にグランド接続させる接地部材であって、
    前記被実装部材のグランドパターンに実装される実装部と、
    前記接地対象物の厚さ方向の一方側の面に露出する一面側シールド部に接触可能な接点を有する接触部と、
    前記実装部と前記接触部とを連結する連結部と、
    を備え、
    前記被接続部材とは離間した位置に配置されて、前記被実装部材の前記グランドパターンに実装されることを特徴とする接地部材。
  2. 前記実装部は、前記被実装部材の実装面に沿うように延在しており、
    前記連結部は、前記実装面と交差する方向に延在しており、
    前記接触部は、前記実装面から離間した位置で、前記連結部の延在方向と交差する方向に延在していることを特徴とする請求項1に記載の接地部材。
  3. 前記接触部は、先端側が前記連結部側よりも前記被実装部材に近づくように傾斜していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の接地部材。
  4. 前記接触部が前記連結部に弾性変形可能に連結されていることを特徴とする請求項3に記載の接地部材。
  5. 前記接触部と前記実装部とが、前記連結部から同一の方向に延設されていることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の接地部材。
  6. 前記接点が、頂部と、前記頂部の両側に設けられる一対の傾斜部と、を有し、前記被実装部材に向けて突出する山型の突起であることを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1項に記載の接地部材。
  7. 前記実装部が、前記接地対象物の厚さ方向の他方側の面に露出する他面側シールド部に接触可能な実装部側接点を有することを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか1項に記載の接地部材。
  8. 前記実装部側接点が、頂部と、前記頂部の両側に設けられる一対の傾斜部と、を有し、前記被実装部材から離れる方向に突出する山型の突起であることを特徴とする請求項7に記載の接地部材。
  9. 前記接点の延在方向と前記実装部側接点の延在方向とが交差していることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の接地部材。
  10. 前記接点と前記実装部側接点とが別体に形成されていることを特徴とする請求項7〜9のうちいずれか1項に記載の接地部材。
  11. 前記実装部、前記連結部および前記接触部をそれぞれ一対備え、
    前記一対の実装部が互いに連結されていることを特徴とする請求項1〜10のうちいずれか1項に記載の接地部材。
  12. 前記実装部、前記連結部および前記接触部をそれぞれ一対備え、
    前記一対の接触部が互いに連結されていることを特徴とする請求項1〜11のうちいずれか1項に記載の接地部材。
  13. 被接続部材と、
    前記被接続部材に電気的に接続される平板状の接地対象物と、
    前記被接続部材とは離間した位置に配置されて、前記接地対象物をグランド接続する接地部材と、
    前記接地部材が実装される被実装部材と、
    を備え、
    前記接地対象物を前記被接続部材に電気的に接続させる際には、前記接地対象物が前記被接続部材に対して厚さ方向と交差する移動方向に相対移動しており、
    前記接地部材は、
    前記被実装部材のグランドパターンに実装される実装部と、
    前記接地対象物の前記厚さ方向の一方側の面に露出する一面側シールド部に接触可能な接点を有する接触部と、
    前記実装部と前記接触部とを連結する連結部と、
    を備えており、
    少なくとも前記接地対象物が前記被接続部材に電気的に接続された状態で、前記接点が前記一面側シールド部に接触していることを特徴とする接地対象物の接地構造。
  14. 前記被実装部材の実装面に沿う方向が前記移動方向であり、
    前記接地対象物における前記実装面とは反対側の面が、前記接地対象物の前記厚さ方向の一方側の面であることを特徴とする請求項13に記載の接地対象物の接地構造。
  15. 前記連結部は、前記接地対象物が前記被接続部材に電気的に接続された状態で、前記接地対象物の幅方向の外側に配置されていることを特徴とする請求項13または請求項14に記載の接地対象物の接地構造。
  16. 前記連結部は、前記厚さ方向の長さが前記接地対象物の厚さ以上であることを特徴とする請求項13〜15のうちいずれか1項に記載の接地対象物の接地構造。
  17. 前記接点には、前記接地対象物の前記移動方向への移動をガイドするガイド部が形成されていることを特徴とする請求項13〜16のうちいずれか1項に記載の接地対象物の接地構造。
  18. 前記ガイド部は、前記接点の前記移動方向の両側に形成されていることを特徴とする請求項17に記載の接地対象物の接地構造。
  19. 前記接点が前記厚さ方向に弾性移動できるように構成されており、
    少なくとも前記接地対象物が前記被接続部材に電気的に接続された状態で、前記一面側シールド部が前記接点によって押圧されることを特徴とする請求項13〜18のうちいずれか1項に記載の接地対象物の接地構造。
  20. 前記接地対象物を前記移動方向に移動させる際に、前記接地対象物が前記接点に接触することで、前記接点が前記厚さ方向に弾性移動するように構成されていることを特徴とする請求項19に記載の接地対象物の接地構造。
  21. 前記接地対象物の前記厚さ方向の他方側の面には、他面側シールド部が露出しており、
    前記実装部には、少なくとも前記接地対象物が前記被接続部材に電気的に接続された状態で、前記他面側シールド部に接触する実装部側接点が形成されていることを特徴とする請求項13〜20のうちいずれか1項に記載の接地対象物の接地構造。
  22. 前記実装部側接点には、前記接地対象物の前記移動方向への移動をガイドする実装部側ガイド部が形成されていることを特徴とする請求項21に記載の接地対象物の接地構造。
  23. 前記実装部側ガイド部は、前記実装部側接点の前記移動方向の両側に形成されていることを特徴とする請求項22に記載の接地対象物の接地構造。
  24. 請求項13〜23のうちいずれか1項に記載の接地対象物の接地構造で用いられる接地部材。
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