JP2020087642A - 照明器具用アダプタ、及び、照明器具 - Google Patents

照明器具用アダプタ、及び、照明器具 Download PDF

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Takashi Nagasaki
崇 長崎
小寺 隆介
Ryusuke Kodera
隆介 小寺
隆史 辻
Takashi Tsuji
隆史 辻
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Kenta Sakuragawa
健太 櫻川
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Naotake Katayama
尚武 片山
光 前田
Hikaru Maeda
光 前田
祐樹 渡部
Yuki Watabe
祐樹 渡部
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Abstract

【課題】照明器具の安全性を向上することができる照明器具用アダプタを提供する。【解決手段】照明器具用アダプタ100は、筐体110と、給電用の第一端子121及び第二端子122と、接地用の第三端子123とを備える。照明器具用アダプタ100は、第一端子121及び第二端子122のそれぞれが引掛シーリングボディ200に設けられた挿通孔に挿通されることにより引掛シーリングボディ200に取り付けられる。照明器具用アダプタ100が引掛シーリングボディ200に取り付けられた状態において、第三端子123、及び、引掛シーリングボディ200に設けられた第四端子220は、少なくとも一方が変形した状態で接触する。【選択図】図7

Description

本発明は、天井に設けられた引掛シーリングボディに照明器具を接続するための照明器具用アダプタ、及び、これを備える照明器具に関する。
従来、天井に設けられた引掛シーリングボディに照明器具を電気的及び機械的に接続するための照明器具用アダプタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−154889号公報
本発明は、照明器具の安全性を向上することができる照明器具用アダプタ、及び、これを備える照明器具を提供する。
本発明の一態様に係る照明器具用アダプタは、引掛シーリングボディと照明器具の器具本体とを接続するための照明器具用アダプタであって、前記引掛シーリングボディに対向する対向面を有する筐体と、前記対向面に設けられた、給電用の第一端子及び第二端子と、前記対向面の中央部に設けられた、接地用の第三端子とを備え、前記照明器具用アダプタは、前記第一端子及び前記第二端子のそれぞれが前記引掛シーリングボディに設けられた挿通孔に挿通されることにより前記引掛シーリングボディに取り付けられ、前記照明器具用アダプタが前記引掛シーリングボディに取り付けられた状態において、前記第三端子、及び、前記引掛シーリングボディに設けられた第四端子は、少なくとも一方が変形した状態で接触する。
本発明の一態様に係る照明器具は、前記照明器具用アダプタと、前記器具本体とを備える。
本発明によれば、照明器具の安全性を向上することができる照明器具用アダプタ、及び、これを備える照明器具が実現される。
図1は、実施の形態に係る照明器具の分解斜視図である。 図2は、実施の形態に係る照明器具用アダプタを下方から見た外観斜視図である。 図3は、実施の形態に係る照明器具用アダプタを上方から見た外観斜視図である。 図4は、実施の形態に係る照明器具用アダプタを上方から見た分解斜視図である。 図5は、実施の形態に係る照明器具用アダプタを下方から見た分解斜視図である。 図6は、実施の形態に係る照明器具用アダプタが取り付けられていない状態の引掛シーリングボディの内部構造を示す図である。 図7は、実施の形態に係る照明器具用アダプタが取り付けられている状態の引掛シーリングボディの内部構造を示す図である。 図8は、第三端子の形状の別の例を示す図である。 図9は、第三端子の形状のさらに別の例を示す図である。 図10は、変形例1に係る照明器具用アダプタを上方から見た外観斜視図である。 図11は、変形例1に係る照明器具用アダプタが取り付けられていない状態の、変形例1に係る引掛シーリングボディの内部構造を示す図である。 図12は、変形例1に係る照明器具用アダプタが取り付けられている状態の、変形例1に係る引掛シーリングボディの内部構造を示す図である。 図13は、変形例2に係る照明器具用アダプタを上方から見た外観斜視図である。 図14は、変形例2に係る照明器具用アダプタが取り付けられていない状態の、変形例2に係る引掛シーリングボディの内部構造を示す図である。 図15は、変形例2に係る照明器具用アダプタが取り付けられている状態の、変形例2に係る引掛シーリングボディの内部構造を示す図である。 図16は、変形例3に係る照明器具用アダプタを上方から見た外観斜視図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。また、下記の実施の形態において、「ほぼ」または「略」の表現には、製造誤差や寸法公差等を含むという意味もある。
また、以下の実施の形態で説明に用いられる図面においては座標軸が示される場合がある。Z軸方向は、照明器具の高さ方向として説明される。Z軸+側は、上側(上方)と表現され、Z軸−側は、下側(下方)と表現される場合がある。また、X軸方向及びY軸方向は、Z軸方向に垂直な平面上において、互いに直交する方向である。以下の実施の形態において、平面視とは、Z軸方向から見ることを意味する。
(実施の形態)
[照明器具の構造]
以下、実施の形態に係る照明器具について説明する。図1は、実施の形態に係る照明器具の分解斜視図である。図2は、図1の領域IIの拡大図であって、実施の形態に係る照明器具用アダプタを下方から見た外観斜視図である。図3は、実施の形態に係る照明器具用アダプタを上方から見た外観斜視図である。また、図1〜図3には、天井などの構造物に設けられる引掛シーリングボディ200も図示されている。
図1〜図3に示されるように、照明器具300は、照明器具用アダプタ100と、器具本体310と、光源ユニット320a及び320bと、コネクタ330と、蓋340と、グローブ350とを備える。器具本体310には、取り付け孔360が設けられている。
器具本体310には、光源ユニット320a及び光源ユニット320bと、光源ユニット320a及び光源ユニット320bに電気的に接続されたコネクタ330とが設けられている。また、器具本体310の中央部分には、円形の取り付け孔360が設けられている。
光源ユニット320a及び光源ユニット320bは、それぞれが内部に複数のLEDを有する光源であり、例えば、グローブ350(下方)に向けて光を発する。
コネクタ330は、照明器具用アダプタ100に接続されるコネクタである。コネクタ330が照明器具用アダプタ100に接続されることにより、照明器具用アダプタ100と、器具本体310とは電気的に接続される。
グローブ350は、透光性を有する光学部材であり、グローブ350の平面視形状は、角丸矩形状である。グローブ350は、器具本体310の下面を覆うように器具本体310に取り付けられる。グローブ350の平面視形状は、円形であってもよい。
照明器具用アダプタ100は、引掛シーリングボディ200と照明器具300の器具本体310とを接続するためのアダプタである。照明器具用アダプタ100は、筐体110を備え、筐体110の第一面111aからは、断面L字状の、第一端子121及び第二端子122が突出している。第一端子121が引掛シーリングボディ200の本体部210に設けられた挿通孔211に挿通され、かつ、第二端子122が挿通孔212に挿通された状態で照明器具用アダプタ100が引掛シーリングボディ200に対して取り付け方向に回動されることで、照明器具用アダプタ100は、引掛シーリングボディ200に取り付けられる。言い換えれば、照明器具用アダプタ100は、引掛シーリングボディ200に機械的及び電気的に接続される。
なお、照明器具用アダプタ100が回動されて第一端子121が挿通孔211の終端に達し、かつ、第二端子122が挿通孔212の終端に達すると、引掛シーリングボディ200側に向けて付勢された突起181の位置が、挿通孔212の位置に重なり、突起181は、筐体110の第一面111aから突出して挿通孔212に挿通される。この状態では、照明器具用アダプタ100の引掛シーリングボディ200に対する回動が規制される。つまり、照明器具用アダプタ100の引掛シーリングボディ200に対する回動がロックされる。
また、筐体110の側壁からは第一係止部材131及び第二係止部材132が突出しており、第一係止部材131及び第二係止部材132は、筐体110に収容されたねじりばね170(図1〜図3で図示せず。後述の図4及び図5で図示。)により、筐体110の内側から外側に向かって付勢されている。
ユーザは、取り付け孔360に照明器具用アダプタ100の筐体110が挿入されるように器具本体310を押し上げる。このとき、取り付け孔360の内周面と、第一係止部材131及び第二係止部材132の端部の傾斜面とが当接し、第一係止部材131及び第二係止部材132が、ねじりばね170の付勢力に抗して筐体110の内側に向けて押し込まれる。
第一係止部材131及び第二係止部材132が取り付け孔360を通過すると、取り付け孔360の内周面と、第一係止部材131及び第二係止部材132の端部の傾斜面との当接が解消される。この結果、第一係止部材131及び第二係止部材132が、筐体110内のねじりばね170により与えられる付勢力によって筐体110の外側に突出する。そうすると、器具本体310の取り付け孔360の周縁部分が、第一係止部材131及び第二係止部材132に係止する。
その後、ユーザは、照明器具用アダプタ100の筐体110の下面側に設けられたコネクタ挿入口150にコネクタ330を接続し、取り付け孔360を下面側から覆う蓋340と、グローブ350とを装着する。これにより、引掛シーリングボディ200への照明器具300の機械的及び電気的な取り付けが完了する。
また、照明器具300の取り外し方法は、以下の通りである。ユーザは、まず、グローブ350と、蓋340とを外し、その後、コネクタ挿入口150からコネクタ330を取り外す。
次に、ユーザは、第一レバー161及び第二レバー162を、それぞれ筐体110の中央部分から外側に向けて引く。そうすると、第一係止部材131及び第二係止部材132は、筐体110の内側に移動する。これにより、ユーザは、器具本体310を照明器具用アダプタ100から取り外すことができる。
また、ユーザは、ロック解除ボタンを押すことで、突起181を挿通孔212から引き抜き、ロックを解除することができる。ユーザは、ロック解除ボタン140を押したまま、照明器具用アダプタ100を引掛シーリングボディ200に対して取り外し方向に向けて回動させれば、照明器具用アダプタ100を引掛シーリングボディ200から取り外すことができる。
[照明器具用アダプタの構造]
次に、照明器具用アダプタ100の構造について、図1〜図3に加えて図4及び図5を参照しながら説明する。図4は、照明器具用アダプタ100を上方から見た分解斜視図である。図5は、照明器具用アダプタ100を下方から見た分解斜視図である。なお、図4及び図5では、部材同士を固定するねじについては、図示が省略される。
照明器具用アダプタ100は、筐体110と、第一端子121と、第二端子122と、第三端子123と、第一係止部材131と、第二係止部材132と、ロック解除ボタン140と、第一レバー161と、第二レバー162と、ねじりばね170と、ロック部180とを備える。
筐体110は、照明器具用アダプタ100が備える各構成要素を収容する略扁平円筒状の部材である。筐体110は、引掛シーリングボディ200に対向する第一面111a、及び、第一面111aと反対側の第二面112aを有する。筐体110は、具体的には、第一面111a側の本体部111と、第二面112a側のカバー112とを有する。
本体部111は、第二面112a側が開口した略有底円筒状(扁平状)の部材である。本体部111は、例えば、絶縁性を有する樹脂材料により形成され、カバー112とともに照明器具用アダプタ100の筐体110を構成する。
本体部111の引掛シーリングボディ200に対向する部分には、端子挿通孔111a1、端子挿通孔111a2、及び、端子挿通孔111a3が設けられる。端子挿通孔111a1からは第一端子121の一方の端部121aが突出し、端子挿通孔111a2からは第二端子122の一方の端部122aが突出し、端子挿通孔111a3からは第三端子123の一方の端部123aが突出する。なお、図4では、第三端子123の一方の端部123a、及び、第三端子123の他方の端部123bが分離して図示されているが、これらは実際には一体的に形成される。
また、本体部111の引掛シーリングボディ200に対向する部分には、開口111bが設けられる。開口111bからはロック部180が有する突起181が突出する。
本体部111の側壁部には、第一開口111c1及び第二開口111c2が設けられる。第一開口111c1からは、第一係止部材131が本体部111の外側に向けて突出している。第二開口111c2からは、第二係止部材132が本体部111の外側に向けて突出している。
本体部111の内側には、コネクタ挿入口150が設けられている。コネクタ挿入口150は、本体部111のうち引掛シーリングボディ200に対向する部分の内面から、第二面112a側に向けて筒状に延出した部分である。コネクタ挿入口150は、カバー112の中央に設けられた開口112bを通じて筐体110から外部に露出し、器具本体310のコネクタ330が抜き挿し自在に接続される。コネクタ挿入口150の平面視形状は、略T状であり、コネクタ330もこれに対応した形状となる。コネクタ挿入口150は、筐体110の第二面112a側に設けられた凹部の一例である。
カバー112は、本体部111の下面側を覆う金属製で板状の部材である。カバー112は、筐体110の第二面112aを構成する。つまり、筐体110の第二面112a側の少なくとも一部は、金属によって形成される。カバー112の中央には、開口112bが設けられる。当該開口112bからは、コネクタ挿入口150並びに第一レバー161の第一被操作部161a及び第二レバー162の第二被操作部162aが外部に露出する。
第一端子121、第二端子122、及び、第三端子123は、金属製の板状の部材である。第一端子121、第二端子122、及び、第三端子123は、本体部111の内側にねじによって固定される。第一端子121の一方の端部121aは、筐体110に設けられた端子挿通孔111a1から突出する。第一端子121の他方の端部121bは、コネクタ挿入口150内に配置される。同様に、第二端子122の一方の端部122aは、筐体110に設けられた端子挿通孔111a2から突出する。第二端子122の他方の端部122bは、コネクタ挿入口150内に配置される。第三端子123の一方の端部123aは、筐体110に設けられた端子挿通孔111a3から突出し、第三端子123の他方の端部123bは、コネクタ挿入口150内に配置される。
第一端子121及び第二端子122は、照明器具300が引掛シーリングボディ200から電力供給を受けるための一対の給電用の端子である。第一端子121の一方の端部121aが挿通孔211に挿通され、かつ、第二端子122の一方の端部122aが挿通孔212に挿通されることにより、第一端子121及び第二端子122は、引掛シーリングボディ200内の一対の給電端子に電気的に接続される。照明器具300は、例えば、引掛シーリングボディ200から交流電力の供給を受けるが、直流電力の供給を受けてもよい。
また、第一端子121の一方の端部121a、及び、第二端子122の一方の端部122aのそれぞれは、L字状に折り曲げられている。第一端子121の一方の端部121aが挿通孔211に挿通され、かつ、第二端子122の一方の端部122aが挿通孔212に挿通された状態で照明器具用アダプタ100が回動されると、照明器具用アダプタ100が引掛シーリングボディ200に引っ掛かる。つまり、第一端子121及び第二端子122は、照明器具用アダプタ100の引掛シーリングボディ200への機械的な接続にも用いられる。
第三端子123は、照明器具用アダプタ100の安全性を高めるための接地用の端子である。第三端子123の一方の端部123aが挿通孔213に挿通されることにより、第三端子123は、引掛シーリングボディ200内の第四端子に電気的に接続される。第一端子121及び第二端子122と異なり、第三端子123の一方の端部123aは、円柱状のベース部123cと、ベース部123cよりも径の大きい扁平円柱状の径大部123dとによって構成されている。
第一端子121の他方の端部121b、第二端子122の他方の端部122b、及び、第三端子123の他方の端部123bは、コネクタ330がコネクタ挿入口150に接続された状態において、コネクタ330内の金属端子と接続される。
なお、第三端子123の一方の端部123aのうち第一面111aから突出した部分の長さは、第一端子121の一方の端部121aのうち第一面111aから突出した部分の長さ、及び、第二端子122の一方の端部122aのうち第一面111aから突出した部分の長さよりも長い。ここでの長さは、より具体的には、Z軸方向における長さである。つまり、照明器具用アダプタ100が引掛シーリングボディ200に取り付けられていない状態において、第三端子123は、第一端子121及び第二端子122よりも引掛シーリングボディ200側に突出している。
これにより、照明器具用アダプタ100を引掛シーリングボディ200に取り付ける際に、第三端子123が第一端子121及び第二端子122よりも先に引掛シーリングボディ200内の第四端子に電気的に接続されやすくなる。このため、照明器具用アダプタ100を引掛シーリングボディ200に取り付ける際の安全性を向上することができる。また、ユーザは、第三端子123を、照明器具用アダプタ100及び引掛シーリングボディ200の位置を合わせるために利用することができる。
同様に、第三端子123の他方の端部123bは、第一端子121の他方の端部121b、及び、第二端子122の他方の端部122bよりも第二面112a側に突出していてもよい。
これにより、器具本体310及び照明器具用アダプタ100を電気的に接続する際に、第三端子123が第一端子121及び第二端子122よりも先に器具本体310に電気的に接続されやすくなる。このため、器具本体310を照明器具用アダプタ100に取り付ける際の安全性を向上することができる。
第一係止部材131及び第二係止部材132は、照明器具用アダプタ100が器具本体310を保持するための樹脂製の部材である。言い換えれば、第一係止部材131及び第二係止部材132は、器具本体310を照明器具用アダプタ100に係止させるための部材であり、器具本体310は、第一係止部材131及び第二係止部材132に係止する。
第一係止部材131は、ねじりばね170によって筐体110の内側から外部に向けて付勢されており、第一開口111c1から筐体110の外側に向けて突出している。第二係止部材132は、ねじりばね170によって筐体110の内側から外部に向けて付勢されており、第二開口111c2から筐体110の外側に向けて突出している。
ねじりばね170は、第一係止部材131及び第二係止部材132を筐体110の外側に向けて付勢する金属製の弾性部材である。ねじりばね170は、第一係止部材131を筐体110の側壁に設けられた第一開口111c1から筐体110の外側に向けて突出させる。また、ねじりばね170は、第二係止部材132を筐体110の側壁に設けられた第二開口111c2から筐体110の外側に向けて突出させる。
ねじりばね170は、具体的には、第一係止部材131に接続される第一アーム部171と、第二係止部材132に接続される第二アーム部172と、第一アーム部171及び第二アーム部172を接続する巻回部173とを有する。つまり、ねじりばね170は、巻回部173を介して接続される第一アーム部171及び第二アーム部172を含む。
巻回部173は、ねじりばね170の元の線状の金属部材が螺旋状に巻回された部分である。巻回部173には、筐体110の内部に設けられた突起113が挿通される。突起113は、円柱状であり、言い換えればボスである。突起113にはカバー112を本体部111に固定するためのねじが挿入されるねじ穴が設けられている。
第一係止部材131は、第一レバー161が操作されることにより、Y軸方向に沿って移動する。第二係止部材132は、第二レバー162が操作されることにより、Y軸方向に沿って移動する。
第一レバー161及び第二レバー162は、器具本体310を照明器具用アダプタ100から取り外すために操作される樹脂製の部材である。
第一レバー161は、第一係止部材131と連結され、第一係止部材131をY軸方向に沿って移動させるための部材である。第一レバー161は、第一被操作部161a及び第一連結部161bを有する。
第一被操作部161aは、第一係止部材131を筐体110の内側に向けて動かすためにユーザによって操作される。第一被操作部161aは、カバー112に設けられた開口112bから筐体110の外側に突出する。開口112bは、筐体110の第二面112a側に設けられた開口の一例である。
第一連結部161bは、第一被操作部161a及び第一係止部材131を連結する。第一連結部161bは、第一係止部材131の凹部131aに配置され、これにより第一レバー161と第一係止部材131とは係合する。つまり、第一被操作部161a及び第一係止部材131が連結される。第一被操作部161aが筐体110の中央部分から外側に向けて引っ張られることで第一係止部材131は、ねじりばね170の弾性力に抗して筐体110の内側に移動する。
第二レバー162は、第二係止部材132をY軸方向に沿って移動させるための部材である。第二レバー162は、第二被操作部162a及び第二連結部162bを有する。
第二被操作部162aは、第二係止部材132を筐体110の内側に向けて動かすためにユーザによって操作される。第二被操作部162aは、カバー112に設けられた開口112bから筐体110の外側に突出する。開口112bは、筐体110の第二面112a側に設けられた開口の一例である。
第二連結部162bは、第二被操作部162a及び第二係止部材132を連結する。第二連結部162bは、第二係止部材132の凹部132aに配置され、これにより第二レバー162と第二係止部材132とは係合する。つまり、第二被操作部162a及び第二係止部材132が連結される。第二被操作部162aが筐体110の中央部分から筐体110の外側に向けて引っ張られることで第二係止部材132は、ねじりばね170の弾性力に抗して筐体110の内側に移動する。
このように、ユーザは、第一被操作部161a及び第二被操作部162aのそれぞれを筐体110の中央部分から外側に向けて引くことで、第一係止部材131及び第二係止部材132を筐体110内に移動させ、器具本体310を照明器具用アダプタ100から取り外すことができる。
ロック部180は、照明器具用アダプタ100が引掛シーリングボディ200に正常に取り付けられた状態を維持するために、照明器具用アダプタ100の引掛シーリングボディ200に対する移動を規制するための部材である。ロック部180は、突起181と、コイルばね(図示せず)が挿入されるバネ用穴182と、溝部183とを備える。
バネ用穴182に挿入されたコイルばねは、一端がバネ用穴182内の底部に当接し、他端がカバー112の内側の面に当接する。これにより、ロック部180は、第二面112a側から第一面111a側に向けて付勢される。照明器具用アダプタ100が回動されて第一端子121が挿通孔211の終端に達し、かつ、第二端子122が挿通孔212の終端に達すると、突起181の位置が、挿通孔212の位置に重なり、突起181は、コイルばねの付勢力(弾性力)により、筐体110の第一面111aから突出して挿通孔212に挿通される。この状態では、照明器具用アダプタ100の引掛シーリングボディ200に対する回動が規制される。つまり、照明器具用アダプタ100の引掛シーリングボディ200に対する回動がロックされる。
このように、突起181は、筐体110の第一面111a側に設けられた開口111bから突出し、引掛シーリングボディ200に設けられた挿通孔212に挿通されることにより、引掛シーリングボディ200に対する照明器具用アダプタ100の移動を規制する。
ロック解除ボタン140は、突起181を挿通孔212から引き抜くために押下される、筐体110の側壁に設けられたボタンである。ロック解除ボタン140は、一部が筐体110の側壁に設けられた切り欠き部を通じて筐体110の外側に位置する樹脂製の部材である。
ロック解除ボタン140の凸部141は、ロック部180の溝部183内に位置する。溝部183は、凸部141の移動方向であるX軸方向において傾斜した溝を形成しており、ユーザがロック解除ボタン140を筐体110の内側に押し込むと、ロック解除ボタン140の凸部141が溝部183の内壁を押すことによって、ロック部180が第二面112a側に移動される。この結果、コイルばねの付勢力(弾性力)に抗して突起181が挿通孔212から引き抜かれる。これにより、照明器具用アダプタ100の引掛シーリングボディ200に対する回動の規制が解除される。ユーザは、ロック解除ボタン140を押しながら照明器具用アダプタ100を引掛シーリングボディ200に対して回動させることにより、引掛シーリングボディ200から照明器具用アダプタ100を取り外すことができる。
[第三端子及び第四端子の構造]
照明器具用アダプタ100においては、第三端子123が筐体110の第一面111a(つまり、引掛シーリングボディ200と対向する対向面)の中央部に設けられている。ここでの中央部とは、厳密な意味ではなく、実質的に中央であることを意味する。中央部は、例えば、照明器具用アダプタ100を引掛シーリングボディ200に対して回動させる際の回動軸の位置(言い換えれば、回動の中心位置)、及び、回動軸の周辺の部分を意味する。なお、第一面111aは、平面であってもよいし、凹凸を有する面であってもよいし、湾曲面であってもよい。
上述のように、第三端子123は、引掛シーリングボディ200の本体部210内の第四端子に電気的に接続される。第三端子123及び第四端子220がどのように接続されるかについて図6及び図7を参照しながら説明する。図6は、照明器具用アダプタ100が取り付けられていない状態の引掛シーリングボディ200の内部構造を示す図であり、図7は、照明器具用アダプタ100が取り付けられている状態の引掛シーリングボディ200の内部構造を示す図である。
図6及び図7に示される第四端子220は、例えば、板ばねの折り曲げ加工によって形成される。つまり、第四端子220は、弾性を有している。第四端子220は、第三端子123を挟持するための2つの端子片を含み、照明器具用アダプタ100が取り付けられていない状態においては、2つの端子片の間隔が狭い。第四端子220は、引掛シーリングボディ200の本体部210の内部で配線などにより接地されている。
引掛シーリングボディ200に照明器具用アダプタ100が取り付けられると、第四端子220の2つの端子片は、第三端子123によって押し広げられることによって弾性変形する。より具体的には、第四端子220は、径大部123dによって押し広げられることによって弾性変形する。なお、変形(弾性変形)とは、照明器具用アダプタ100が取り付けられていない状態の第四端子220の形状を基準形状として変形することを意味する。
ここで、第四端子220は弾性を有しているため、2つの端子片は、照明器具用アダプタ100が取り付けられていない状態に戻ろうとする。この結果、第三端子123が2つの端子片によって挟持される。つまり、第四端子220の2つの端子片は、弾性変形した状態で第三端子123に接触する。より具体的には、第四端子220の2つの端子片は、弾性変形した状態で径大部123dに接触する。なお、2つの端子片は、径大部123dの上側のエッジe1と接触するように設計されてもよいし、径大部123dの下側のエッジe2と接触するように設計されてもよい。
ところで、上述のように、照明器具用アダプタ100は、第一端子121が挿通孔211に挿通され、かつ、第二端子122が挿通孔212に挿通された状態で照明器具用アダプタ100が引掛シーリングボディ200に対して取り付け方向に回動されることで、引掛シーリングボディ200に取り付けられる。ここで、弾性を有する第四端子220が径大部123dによって押し広げられる構成によれば、照明器具用アダプタ100が取り付け方向に回動される前に、径大部123dが第四端子220に引っ掛かる。言い換えれば、第一端子121及び第二端子122が引掛シーリングボディに引っ掛かる前に第四端子220によって照明器具用アダプタ100を暫定的に保持することができる。これにより、ユーザは、照明器具用アダプタ100を引掛シーリングボディ200に容易に取り付けることができる。
なお、第三端子123の形状は、特に限定されず、例えば、図8に示される第三端子123eのように円錐状の径大部123fを有していてもよいし、図9に示されるように第三端子123gのように径大部123hがベース部123iの途中に位置してもよい。図8及び図9は、第三端子123の形状の別の例を示す図である。また、図示されないが、第三端子123は、径大部123dが存在しない形状であってもよい。照明器具用アダプタ100において、ベース部123cのみが端子挿通孔111a3から突出していてもよい。
[変形例1]
上記実施の形態では、照明器具用アダプタ100が引掛シーリングボディ200に取り付けられた状態において、第四端子220が変形した状態で第三端子123に接触した。しかしながら、第三端子123が変形した状態で第四端子220に接触してもよい。つまり、第三端子123、及び、第四端子220は、少なくとも一方が変形した状態で互いに接触すればよい。図10は、このような変形例1に係る照明器具用アダプタの上方から見た外観斜視図である。図11は、変形例1に係る照明器具用アダプタが取り付けられていない状態の、変形例1に係る引掛シーリングボディの内部構造を示す図である。図12は、変形例1に係る照明器具用アダプタが取り付けられている状態の、変形例1に係る引掛シーリングボディの内部構造を示す図である。
なお、以下の変形例1では、照明器具用アダプタ1100が備える第三端子1123の第三端子123との相違点を中心に説明し、第三端子1123のコネクタ挿入口150側の構造などは、第三端子123と同様であるため説明が省略される。引掛シーリングボディ1200の構造についても引掛シーリングボディ200との相違点を中心に説明が行われる。
図10及び図11に示されるように、照明器具用アダプタ1100が備える第三端子1123は、板ばねの湾曲によって形成される。第三端子1123は、具体的には、引掛シーリングボディ200に向かって突出するようにアーチ状に湾曲した板状であり、弾性を有する。照明器具用アダプタ1100が引掛シーリングボディ1200に取り付けられていない状態において、第三端子1123の第一面111aを基準とした高さ(つまり、第三端子1123の筐体110の外側に位置する部分の高さ)は、第一端子121及び第二端子122よりも低いが、高くてもよい。
一方、図11及び図12に示されるように、引掛シーリングボディ1200は、本体部210の照明器具用アダプタ1100に対向する面の中央部に、第四端子1220を備える。第四端子1220は、一部が引掛シーリングボディ1200の本体から外部に露出しており、他の一部が引掛シーリングボディ1200の内部で配線などにより接地されている。第四端子1220の平面視形状は、例えば、円形であるが、矩形などその他の形状であってもよい。
第三端子1123は、上方から押圧されることにより弾性変形する。したがって、図12に示されるように、照明器具用アダプタ1100が引掛シーリングボディ1200に取り付けられた状態において、第三端子1123は、第四端子1220によって押圧され、弾性変形した状態で第四端子1220に接触する。
このように、照明器具用アダプタ1100の第三端子1123は、第三端子1123が変形した状態で第四端子1220に接触するように構成されてもよい。
[変形例2]
また、照明器具用アダプタ100において、第三端子123は複数種類の部材によって構成されてもよい。図13は、このような変形例2に係る照明器具用アダプタの上方から見た外観斜視図である。図14は、変形例2に係る照明器具用アダプタが取り付けられていない状態の、変形例2に係る引掛シーリングボディの内部構造を示す図である。図15は、変形例2に係る照明器具用アダプタが取り付けられている状態の、変形例2に係る引掛シーリングボディの内部構造を示す図である。
図13〜図15に示されるように、照明器具用アダプタ2100が備える第三端子2123は、第四端子2220に接触する接触部2123aと、接触部2123aを引掛シーリングボディ2200に向けて付勢する弾性部材2123bとを含む。
接触部2123aは、例えば、砲弾形の部材であり、金属によって形成される。接触部2123aの上端部は、例えば、球面状であるが、平面状などその他の形状であってもよい。照明器具用アダプタ2100が引掛シーリングボディ2200に取り付けられていない状態において、接触部2123aは、第一面111aよりも引掛シーリングボディ2200側に突出している。なお、照明器具用アダプタ2100が引掛シーリングボディ2200に取り付けられていない状態において、接触部2123aの第一面111aを基準とした高さは、第一端子121及び第二端子122よりも低いが、高くてもよい。
弾性部材2123bは、具体的には、コイルばねであるがその他のばねなどであってもよい。弾性部材2123bの上端部は、接触部2123aに接続され、弾性部材2123bの下端部は、コネクタ挿入口150に位置する第三端子2123の端部(図示せず)に接続される。弾性部材2123bは、筐体110の内部に位置する。
一方、図14及び図15に示されるように、引掛シーリングボディ2200は、本体部210の照明器具用アダプタ2100に対向する面の中央部に、第四端子2220を備える。第四端子2220は、一部が引掛シーリングボディ2200の本体から外部に露出しており、他の一部が引掛シーリングボディ2200の内部で配線などにより接地されている。第四端子2220の平面視形状は、例えば、円形であるが、矩形などその他の形状であってもよい。
なお、第四端子2220は、接触部2123aの形状に対応する形状の凹部を有していてもよい。このような凹部は、第三端子2123及び第四端子2220の位置合わせに利用できる。
第三端子2123は、上方から押圧されることにより弾性部材2123bが弾性変形する。弾性部材2123bは、具体的には、縮む。したがって、図15に示されるように、照明器具用アダプタ2100が引掛シーリングボディ2200に取り付けられた状態において、第三端子2123は、第四端子2220によって押圧され、弾性部材2123bが弾性変形した状態で接触部2123aが第四端子1220に接触する。
このように、照明器具用アダプタ2100の第三端子2123は、複数種類の部材によって構成されてもよい。
[変形例3]
また、照明器具用アダプタ100の第一面111aには、第一端子121、第二端子122、及び、第三端子123の3つの端子が設けられたが、これ以外の端子がさらに設けられてもよい。図16は、このような変形例3に係る照明器具用アダプタの上方から見た外観斜視図である。
図16に示されるように、照明器具用アダプタ3100は、筐体110の第一面111aに設けられた第五端子124及び第五端子125を備える。
第五端子124及び第五端子125は、引掛シーリングボディ3200から器具本体310への信号伝送用の端子である。第五端子124及び第五端子125は、例えば、照明器具300を調光するための調光信号伝送用の一対の端子である。第五端子124及び第五端子125は、照明器具300を調色するための調色信号伝送用の一対の端子であってもよいし、調光及び調色を含む発光制御に用いられる制御信号伝送用の一対の端子であってもよい。また、第五端子124及び第五端子125は、器具本体310から引掛シーリングボディ3200への信号伝送に用いられてもよい。
なお、照明器具用アダプタ3100は、信号を差動伝送できるように、一対の第五端子124及び第五端子125を備えているが、少なくとも1つの第五端子を備えればよい。第三端子123の電位を基準電位とすることなどにより、1つの第五端子で信号を伝送することが可能となる。
第五端子124は、挿通孔214aに挿通されることにより、引掛シーリングボディ200内の信号伝送用の端子に電気的に接続される。第五端子125は、挿通孔214bに挿通されることにより、引掛シーリングボディ200内の信号伝送用の端子に電気的に接続される。
第五端子124の上端部は、折り曲げられておらず、照明器具用アダプタ100の機械的な接続に用いられない。しかしながら、第五端子124の上端部は折り曲げられ、照明器具用アダプタ100の機械的な接続に用いられてもよい。
このような照明器具用アダプタ3100は、電力だけでなく信号を器具本体310に中継することができる。なお、変形例3では、接地用の端子として第三端子123が採用されているが、第三端子123に代えて、第三端子1123または第三端子2123が採用されてもよい。
[効果等]
以上説明したように、照明器具用アダプタ100は、引掛シーリングボディ200と照明器具300の器具本体310とを接続するための照明器具用アダプタである。照明器具用アダプタ100は、引掛シーリングボディ200に対向する第一面111aを有する筐体110と、第一面111aに設けられた、給電用の第一端子121及び第二端子122と、第一面111aの中央部に設けられた、接地用の第三端子123とを備える。照明器具用アダプタ100は、第一端子121及び第二端子122のそれぞれが引掛シーリングボディ200に設けられた挿通孔に挿通されることにより引掛シーリングボディ200に取り付けられる。照明器具用アダプタ100が引掛シーリングボディ200に取り付けられた状態において、第三端子123、及び、引掛シーリングボディ200に設けられた第四端子220は、少なくとも一方が変形した状態で接触する。第一面111aは、対向面の一例である。
これにより、照明器具用アダプタ100に接地用の第三端子123が設けられているため、照明器具300の安全性を向上することができる。
また、例えば、照明器具用アダプタ100が引掛シーリングボディ200に取り付けられた状態において、第四端子220は、弾性変形した状態で第三端子123に接触する。
このように第四端子220を弾性変形させる構成によれば、照明器具用アダプタ100の構造が簡素化される。
また、例えば、照明器具用アダプタ100が引掛シーリングボディ200に取り付けられた状態において、第四端子220は、第三端子123によって押し広げられることによって弾性変形し、弾性変形した状態で第三端子123に接触する。
このような第四端子220は、弾性により第三端子123を暫定的に保持することができる。第四端子220によって照明器具用アダプタ100が暫定的に保持されれば、ユーザが照明器具用アダプタ100を引掛シーリングボディ200に取り付けることが容易になる。
また、例えば、第三端子123は、ベース部123c、及び、ベース部123cよりも径が大きい径大部123dを含む。照明器具用アダプタ100が引掛シーリングボディ200に取り付けられた状態において、第四端子220は、径大部123dによって押し広げられることによって弾性変形し、弾性変形した状態で径大部123dに接触する。
このような第四端子220は、第三端子123の径大部123dを暫定的に保持することができる。第四端子220によって照明器具用アダプタ100が暫定的に保持されれば、ユーザが照明器具用アダプタ100を引掛シーリングボディ200に取り付けることが容易になる。
また、変形例1では、照明器具用アダプタ1100が引掛シーリングボディ1200に取り付けられた状態において、第三端子1123は、弾性変形した状態で第四端子1220に接触する。変形例2においても同様である。
このように照明器具用アダプタ1100が備える第三端子1123が弾性変形する構成によれば、引掛シーリングボディ1200の構造を簡素化することができる。例えば、引掛シーリングボディ1200の小型化(薄型化)が容易となる。
また、変形例1では、第三端子1123は、引掛シーリングボディ1200に向かって突出するように湾曲した板状である。
このような比較的簡単な構造の第三端子1123によれば、照明器具用アダプタ1100の構造を簡素化することができる。
また、変形例2では、第三端子2123は、第四端子2220に接触する接触部2123aと、接触部2123aを引掛シーリングボディ2200に向けて付勢する弾性部材2123bとを含む。照明器具用アダプタ2100が引掛シーリングボディ2200に取り付けられた状態において、第三端子2123は、弾性部材2123bが弾性変形した状態で接触部2123aが第四端子2220に接触する。
このような第三端子2123は、第四端子2220により確実に接触することができる。
また、照明器具用アダプタ100が引掛シーリングボディ200に取り付けられていない状態において、第三端子123は、第一端子121及び第二端子122よりも引掛シーリングボディ200側に突出している。
これにより、照明器具用アダプタ100を引掛シーリングボディ200に取り付ける際に、第三端子123が第一端子121及び第二端子122よりも先に第四端子に電気的に接続されやすくなる。このため、照明器具用アダプタ100を引掛シーリングボディ200に取り付ける際の安全性を向上することができる。また、ユーザは、第三端子123を、照明器具用アダプタ100及び引掛シーリングボディ200の位置を合わせるために利用することができる。
また、変形例3では、照明器具用アダプタ3100は、さらに、第一面111aに設けられた、信号伝送用の第五端子124を備える。
このような照明器具用アダプタ3100は、信号を引掛シーリングボディ3200から器具本体310へ中継することができる。
また、例えば、第五端子124は、照明器具300を調光するための調光信号伝送用の端子である。
このような照明器具用アダプタ3100は、調光信号を引掛シーリングボディ3200から器具本体310へ中継することができる。
また、照明器具300は、照明器具用アダプタ100と、器具本体310とを備える。
このような照明器具300は、照明器具用アダプタ100に接地用の第三端子123が設けられているため、安全性が向上される。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態の照明器具用アダプタにおいては、第一レバーの第一被操作部及び第二レバーの第二被操作部の間隔が押し広げられることで第一係止部材及び第二係止部材が筐体内に押し込まれる構造を有する。しかしながら、照明器具用アダプタは、第一レバーの第一被操作部及び第二レバーの第二被操作部の間隔を押し狭めることで第一係止部材及び第二係止部材が筐体内に押し込まれる構造を有してもよい。
また、上記実施の形態で説明された照明器具は一例であり、照明器具の具体的態様については特に限定されない。照明器具は、照明器具用アダプタを用いて引掛シーリングボディに接続されるのであれば、どのような態様であってもよい。
また、引掛シーリングボディの具体的態様についても特に限定されない。引掛シーリングボディとしては、丸型フル引掛シーリング、フル引掛ローゼット、丸型引掛シーリング、角型引掛シーリング、引掛埋込ローゼット、及び、引掛露出ローゼットなどが用いられる。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
例えば、本発明は、上記実施の形態に係る引掛シーリングボディとして実現されてもよい。また、上記実施の形態に係る照明器具用アダプタ、及び、上記実施の形態に係る引掛シーリングボディを備える照明器具用アダプタセットとして実現されてもよい。
100、1100、2100、3100 照明器具用アダプタ
110 筐体
111a 第一面(対向面)
121 第一端子
122 第二端子
123、123e、123g、1123、2123 第三端子
123c、123i ベース部
123d、123f、123h 径大部
124、125 第五端子
200、1200、2200、3200 引掛シーリングボディ
211、212、213、214a、214b 挿通孔
220、1220、2220 第四端子
300 照明器具
310 器具本体
2123a 接触部
2123b 弾性部材

Claims (11)

  1. 引掛シーリングボディと照明器具の器具本体とを接続するための照明器具用アダプタであって、
    前記引掛シーリングボディに対向する対向面を有する筐体と、
    前記対向面に設けられた、給電用の第一端子及び第二端子と、
    前記対向面の中央部に設けられた、接地用の第三端子とを備え、
    前記照明器具用アダプタは、前記第一端子及び前記第二端子のそれぞれが前記引掛シーリングボディに設けられた挿通孔に挿通されることにより前記引掛シーリングボディに取り付けられ、
    前記照明器具用アダプタが前記引掛シーリングボディに取り付けられた状態において、前記第三端子、及び、前記引掛シーリングボディに設けられた第四端子は、少なくとも一方が変形した状態で接触する
    照明器具用アダプタ。
  2. 前記照明器具用アダプタが前記引掛シーリングボディに取り付けられた状態において、前記第四端子は、弾性変形した状態で前記第三端子に接触する
    請求項1に記載の照明器具用アダプタ。
  3. 前記照明器具用アダプタが前記引掛シーリングボディに取り付けられた状態において、前記第四端子は、前記第三端子によって押し広げられることによって弾性変形し、弾性変形した状態で前記第三端子に接触する
    請求項1に記載の照明器具用アダプタ。
  4. 前記第三端子は、ベース部、及び、前記ベース部よりも径が大きい径大部を含み、
    前記照明器具用アダプタが前記引掛シーリングボディに取り付けられた状態において、前記第四端子は、前記径大部によって押し広げられることによって弾性変形し、弾性変形した状態で前記径大部に接触する
    請求項3に記載の照明器具用アダプタ。
  5. 前記照明器具用アダプタが前記引掛シーリングボディに取り付けられた状態において、前記第三端子は、弾性変形した状態で前記第四端子に接触する
    請求項1に記載の照明器具用アダプタ。
  6. 前記第三端子は、前記引掛シーリングボディに向かって突出するように湾曲した板状である
    請求項5に記載の照明器具用アダプタ。
  7. 前記第三端子は、
    前記第四端子に接触する接触部と、
    前記接触部を前記引掛シーリングボディに向けて付勢する弾性部材とを含み、
    前記照明器具用アダプタが前記引掛シーリングボディに取り付けられた状態において、前記第三端子は、前記弾性部材が弾性変形した状態で前記接触部が前記第四端子に接触する
    請求項5に記載の照明器具用アダプタ。
  8. 前記照明器具用アダプタが前記引掛シーリングボディに取り付けられていない状態において、前記第三端子は、前記第一端子及び前記第二端子よりも前記引掛シーリングボディ側に突出している
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の照明器具用アダプタ。
  9. さらに、前記対向面に設けられた、信号伝送用の第五端子を備える
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の照明器具用アダプタ。
  10. 前記第五端子は、前記照明器具を調光するための調光信号伝送用の端子である
    請求項9に記載の照明器具用アダプタ。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の照明器具用アダプタと、
    前記器具本体とを備える
    照明器具。
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CN113915562A (zh) * 2021-10-25 2022-01-11 惠阳晋煜工业有限公司 一种快速安装的吸顶用耦合器
WO2023082997A1 (zh) * 2021-11-09 2023-05-19 苏州欧普照明有限公司 吸顶灯安装结构及吸顶灯

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