JP2020086735A - 交通情報取得システム及び交通情報取得方法 - Google Patents

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Yoshihiko Suzuki
美彦 鈴木
佐藤 俊雄
Toshio Sato
俊雄 佐藤
浩 堺
Hiroshi Sakai
浩 堺
大場 義和
Yoshikazu Oba
義和 大場
上野 秀樹
Hideki Ueno
秀樹 上野
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Abstract

【課題】計測結果のより広範に亘る活用を可能とし、また、そのような活用が可能となる計測結果を取得する。【解決手段】実施形態の交通情報取得システムは、定められた経路に設けられた専用レーンを繰り返し運行する周期運行車両で撮像された撮像画像から交通情報を取得する交通情報取得システムにおいて、撮像画像から、周期運行車両の前方および側面の車両を検出する車両検出部と、撮像画像から、周期運行車両の前方および側面の人を検出する人検出部と、周期運行車両の走行位置を検出する走行位置検出部と、走行位置検出部が検出した走行位置情報を、車両検出部が検出した車両情報および人検出部が検出した人情報に紐付けた交通情報を生成する演算部と、を有し、交通情報から付加価値情報を生成する公共管理システムに交通情報を提供する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、交通情報取得システム及び交通情報取得方法に関する。
一般に、道路の交通状況の把握には、路側等に設けられたカメラや車両感知器等で検出したデータが用いられる。最近では、道路状況をより細かに把握するために、道路を走行する車両に撮像手段を搭載するプローブ車両によって、道路を走行する他の車両の走行速度や車間距離等を計測しており、その計測結果に基づいて道路の交通量を推定するシステムの検討が進められている。
特許第5774895号公報 特許第6173791号公報 特許第6339058号公報
しかしながら、プローブ車両が一般の車両と同じ道路を走行する場合、渋滞の影響を受けて移動範囲が狭くなってしまう。また、プローブ車両等による計測結果の、より広範に亘る活用およびそのような活用が可能となる計測結果の取得手法を構築することが必要である。
実施形態の交通情報取得システムは、定められた経路に設けられた専用レーンを繰り返し運行する周期運行車両で撮像された撮像画像から交通情報を取得する交通情報取得システムにおいて、前記撮像画像から、前記周期運行車両の前方および側面の車両を検出する車両検出部と、前記撮像画像から、前記周期運行車両の前方および側面の人を検出する人検出部と、前記周期運行車両の走行位置を検出する走行位置検出部と、前記走行位置検出部が検出した走行位置情報を、前記車両検出部が検出した車両情報および前記人検出部が検出した人情報に紐付けた交通情報を生成する演算部と、を有し、前記交通情報から付加価値情報を生成する公共管理システムに前記交通情報を提供する。
図1は、実施形態にかかる交通管理システムの概要構成の一例を示す図である。 図2は、実施形態にかかる交通管理システムにより生成される各種情報を例示する図である。 図3は、実施形態にかかる交通情報取得システムが搭載されるトラムの全体構成の一例を示す図である。 図4は、実施形態にかかる交通情報取得システムの構成の一例を示す図である。 図5は、実施形態にかかる交通情報取得システムが搭載されるトラムのコクピットの構成の一例を示す図である。 図6は、実施形態にかかる交通情報取得システムの情報処理ユニットの機能構成の一例を示す図である。 図7は、実施形態にかかる交通情報取得システムで生成される交通情報の流れを例示する図である。 図8は、実施形態にかかる交通管理システムが備えるシステム間の接続関係を示す接続テーブルである。 図9は、実施形態にかかる交通管制システムの構成の一例を示す図である。 図10は、実施形態にかかる公共交通管理システムの構成の一例を示す図である。 図11は、実施形態にかかる行政管理システムの構成の一例を示す図である。 図12は、実施形態にかかる交通管理システムにおける交通管理処理の手順の一例を示すフロー図である。 図13は、実施形態にかかる交通情報取得システムによる車列の検出処理および車列長の算出処理の手順の一例を示すフロー図である。 図14は、実施形態にかかる交通管制システムによる信号機の現示時間の調整処理の手順の一例を示すフロー図である。 図15は、実施形態にかかる公共交通管理システムによる電停の混雑状況の推定処理の手順の一例を示すフロー図である。 図16は、実施形態にかかる公共交通管理システムによるトラムの混雑状況の推定処理の手順の一例を示すフロー図である。 図17は、実施形態にかかる公共管理システムによるリスクアセスメント情報の収集処理の手順の一例を示すフロー図である。 図18は、実施形態にかかる行政管理システムによる路駐エリアの満空情報の生成処理の手順の一例を示すフロー図である。 図19は、実施形態にかかる交通管理システムにおける各種情報についてまとめた図である。
以下に、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の実施形態により、本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
(交通管理システムの概要構成)
図1は、実施形態にかかる交通管理システム1の概要構成の一例を示す図である。図1に示すように、実施形態の交通管理システム1は、交通情報取得システム10および公共管理システム100を備える。公共管理システム100は、交通管制システム20、公共交通管理システム30、及び行政管理システム40を備える。これらの交通情報取得システム10、交通管制システム20、公共交通管理システム30、及び行政管理システム40は、例えばクラウドサービスが利用可能なネットワークNTを介して相互に接続されている。
交通情報取得システム10は、市街等を走行するトラム11等に搭載され、市街等の様子を撮像した画像から種々の交通情報を取得する。交通情報取得システム10は、取得した交通情報を、ネットワークNTを介してクラウドサーバCS等のサーバに蓄積する。
交通管制システム20、公共交通管理システム30、及び行政管理システム40等の公共管理システム100は、交通情報取得システム10が取得した交通情報から更に高い付加価値を有する付加価値情報を生成し、様々に活用する。
交通管制システム20は、例えば交通局が保有するシステムである。交通管制システム20は、ネットワークNTを介して、交通情報取得システム10が取得した交通情報を取得し、例えば信号機の制御等を行って交通渋滞の緩和に役立てる。
公共交通管理システム30は、例えばバスやトラムや鉄道等を管理する管理会社が保有するシステムである。公共交通管理システム30は、ネットワークNTを介して、交通情報取得システム10が取得した交通情報を取得し、例えばトラム11等の運行計画の策定に役立てる。
行政管理システム40は、例えば行政機関が保有するシステムである。行政機関は、例えば道路脇に設けられた路駐エリア等を管理している。行政管理システム40は、ネットワークNTを介して、交通情報取得システム10が取得した交通情報を取得し、例えば路駐エリアの管理に役立てる。
ネットワークNTは、これらのシステム間の接続を可能にし、交通情報取得システム10が取得した交通情報の蓄積やシステム間での交通情報等の授受を可能にする。また、例えばクラウドサーバCS等のサーバに蓄積された膨大な量の交通情報からは、統計データが生成される。これらの交通情報や統計データ等は、交通管制システム20、公共交通管理システム30、及び行政管理システム40において更に活用されるとともに、例えば一般ユーザ等にも提供される。
以上のように、交通管理システム1においては、交通情報取得システム10が取得した各種の交通情報を用い、交通IoT(Internet of Things)サービスが実現される。
図2は、実施形態にかかる交通管理システム1により取得し生成される各種情報を例示する図である。図2に示すように、交通情報取得システム10は、交通情報として、例えば、渋滞情報、群衆の混雑状況に関わる情報、工事現場情報、接触事故等に関わる警告情報、事故現場情報、天候情報等を取得する。
図2の右側に挙げる各関係機関は、交通管制システム20、公共交通管理システム30、及び行政管理システム40等により、交通情報に含まれる上記情報の価値化を図る。
例えば、トラム会社は、警告情報からトラム11との接触の事故リスクを検証したり、群衆情報から電停(トラムにおける停留所)の混雑具合を判定してトラム11が団子運転となることを回避したり、渋滞情報からトラム11と一般車両との共用エリアにおいて後続車両の渋滞緩和を図ったりすることができる。
例えば、バス会社は、渋滞情報から渋滞によるバスの到着時間を予測したり、群衆情報からバス停の混雑具合を判定してバスが団子運転となることを回避したり、渋滞情報や工事現場情報や事故現場情報から交通の流れを阻害する車両や物体等を特定したり排除要請をしたりすることができる。
例えば、交通局は、渋滞情報から、自身が保有する交通状況検知用の路側センサの設置地点間の情報を補間したり、交差点における信号待ち車列長に応じて信号機の制御をおこなったり、工事現場情報から工事現場の場所や時間を特定したりすることができる。
例えば、行政機関は、渋滞情報から、路側駐車車両が存在する場合の交通への影響を検証したり駐車違反車両を特定したり、群衆情報からイベント開催時の群衆のヒートマップを作成したりすることができる。
例えば、公共交通機関の利用者等の一般ユーザは、一般向けに公開された渋滞情報からトラムやバスの到着予想時間を知ったり、群衆情報から電停の混雑状況を把握したり、天候情報から目的地の天候を知ったりすることができる。
例えば、保険会社は、トラム会社やバス会社から提供されるリスクアセスメント情報から保険料率の増減を検討することができる。
(交通情報取得システムの構成例)
次に、図3〜図5を用いて、交通情報取得システム10の構成例について説明する。図3は、実施形態にかかる交通情報取得システム10が搭載されるトラム11の全体構成の一例を示す図である。
図3に示すように、周期運行車両としてのトラム11は、運行経路内に設けられた専用レーンELを繰り返し定期運行する。トラム11には、撮像部およびGPS(Global Positioning System)受信機を含む交通情報取得システム10が搭載されている。ただし、図3の例によらず、交通情報取得システム10が搭載される周期運行車両は、定められた経路内を繰り返し定期運行するバス及び鉄道等の他の車両であってもよい。バスについては、バスが優先的に走行可能な優先レーン、または専用レーンが設けられていることが好ましい。
交通情報取得システム10は、撮像部により、トラム11が走行する専用レーンEL、および専用レーンELに隣接する隣接レーンALを撮像可能である。また、交通情報取得システム10は、撮像部により、道路脇などに設けられた路駐エリアPA、トラム11の停留所である電停SP、および歩道などを撮像可能である。交通情報取得システム10は、撮像部により得られたこれらの撮像画像を解析して交通情報を生成する。
交通情報取得システム10は、GPS受信機により、トラム11の現在位置を取得する。GPS受信機は、GPSアンテナを介してGPS衛星STからGPS信号を受信し、受信したGPS信号に基づいてトラム11の位置を算出する。交通情報取得システム10は、算出されたトラム11の位置から走行位置情報を生成する。
交通情報取得システム10は、生成した交通情報を、その交通情報の生成に用いた撮像画像、その撮像画像が撮像された時刻を示す時刻情報、およびその撮像画像が撮像された位置を示す走行位置情報に紐付けて、無線基地局Bを介して運行管理サーバ34に送信する。運行管理サーバ34は、例えばトラム11を管理するトラム会社に設置されている。
図4は、実施形態にかかる交通情報取得システム10の構成の一例を示す図である。図4に示すように、トラム11に搭載される交通情報取得システム10は、撮像部18、GPS受信機16、情報処理ユニット19、及び通信装置13を備える。
撮像部18は、専用レーンEL、及び隣接レーンAL等の専用レーンELの周囲を撮像可能な広角カメラである。この広角カメラは、例えばステレオカメラとして構成される。ステレオカメラは、複数台のカメラで物体を同時に撮像することで、各カメラで得られた物体の画像上での位置の違い、つまり、視差から、その物体の位置や立体的な形状を検出することが可能である。
GPS受信機16は、GPSアンテナを介してGPS衛星STから受信したGPS信号に基づいて、トラム11の位置を取得する。GPSアンテナは、トラム11の走行位置を取得するために、GPS衛星STから発信されるGPS信号を受信可能に構成される。
撮像部18及びGPS受信機16は情報処理ユニット19に接続される。
情報処理ユニット19は、撮像部18により得られる撮像画像に基づいて、隣接レーンALを走行する車両間の車間距離、信号待ちの車列の長さである車列長の算出等の各種の演算処理を実行する。また、情報処理ユニット19は、GPS受信機16が取得したトラム11の位置をトラム11の走行位置情報として、時刻情報と共に、撮像画像の演算処理により得られる交通情報と紐づける。
通信装置13は、運行管理サーバ34等の外部装置と通信可能である。通信装置13は、情報処理ユニット19により生成され、走行位置情報および時刻情報と紐づけられた交通情報を運行管理サーバ34へと送信する。
図5は、実施形態にかかる交通情報取得システム10が搭載されるトラム11のコクピットの構成の一例を示す図である。図5に示すように、トラム11のコクピットには、マスターコントローラ14、速度メータ15、撮像部18、GPS受信機16、及び表示装置17が設置されている。
マスターコントローラ14はトラム11の速度を遠隔制御する。速度メータ15はトラム11の速度等を表示する。
撮像部18は、トラム11の操縦席に向かって左右方向に離間して配置されたステレオカメラ18a,18bを有する。ただし、図5に示す撮像部18の設置位置、および設置台数は一例であり、これに限定されるものではない。また、撮像部18はステレオカメラに限らず、単眼カメラ等であっても良い。表示装置17は、撮像部18により得られる撮像画像等の各種情報を表示可能である。
(交通情報取得システムの機能構成例)
次に、図6を用いて、交通情報取得システム10の機能構成について説明する。図6は、実施形態にかかる交通情報取得システム10の情報処理ユニット19の機能構成の一例を示す図である。
図6に示すように、情報処理ユニット19は、制御部191、通信インターフェース(I/F)部192、記憶部193、及び外部記憶装置194を有する。
通信I/F部192は、通信装置13を介して、運行管理サーバ34と無線通信を行う。
記憶部193は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュROM、ビデオRAM等を有する。ROMは、制御部191による交通情報取得システム10の制御に用いる各種プログラム等を不揮発的に記憶する。RAMは、ROMに記憶される各種プログラムを実行する際の作業領域として用いられる。フラッシュROMは、交通情報取得システム10に設定される各種の設定情報を不揮発的に記憶する。ビデオRAMは撮像画像を記憶する。
外部記憶装置194は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の大容量記憶装置により構成される。
制御部191は、MPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサを含むマイクロコンピュータにより構成される。制御部191は交通情報取得システム10全体を制御する。制御部191が、記憶部193に記憶されるプログラムを実行することにより、情報取得部191a、車両検出部191b、人検出部191c、走行位置検出部191d、及び演算部191eを実現する。
情報取得部191aは、撮像部18が撮像した撮像画像を取得する。情報取得部191aは、撮像画像が取得されたときのトラム11の走行位置を走行位置検出部191dから取得する。情報取得部191aは、撮像画像が取得されたときの時刻を取得する。
車両検出部191bは、専用レーンEL及び専用レーンELの周囲を含む撮像画像から、トラム11の前方および側面の車両を検出する。より具体的には、車両検出部191bは、撮像部18が撮像した撮像画像を処理して撮像画像内の車両らしい特徴を含む領域を車両領域として抽出することで、トラム11の周辺の車両を検出する。また、車両検出部191bは、各々の車両の種々の特徴から、例えば、一般車両、警察車両、及び工事車両等を判別する。
人検出部191cは、専用レーンEL及び専用レーンELの周囲を含む撮像画像から、トラム11の前方および側面の人を検出する。より具体的には、車両検出部191bは、撮像部18が撮像した撮像画像を処理して撮像画像内の人らしい特徴を含む領域を人領域として抽出することで、トラム11の周辺の人を検出する。
走行位置検出部191dは、例えばGPS受信機16のGPS機能等を利用して、トラム11の現在の走行位置を算出し、時刻情報とともに情報取得部191aに受け渡す。算出された走行位置情報および時刻情報は、次に述べる演算部191eで利用される。そこで、走行位置検出部191dは、走行位置情報および時刻情報を演算部191eに直接受け渡してもよい。
演算部191eは、車両検出部191bが検出した車両の情報および人検出部191cが検出した人の情報に基づき各種の交通情報を生成する。その様子を図7に示す。
図7は、実施形態にかかる交通情報取得システム10で生成される交通情報の流れを例示する図である。図7に示すように、交通情報取得システム10により交通情報51を生成するにあたっては、幾つかのデータベースを含む事前準備情報52が必要となる。事前準備情報52に含まれるデータベースとしては、例えば車線情報および路駐エリアに関するデータベース52a、電停位置に関するデータベース52b、及び信号機位置に関するデータベース52c等である。データベース52aは、トラム11の運行経路における道路の車線に関わる情報、トラム11の運行経路に存在する路駐エリアPAの位置情報等を含む。データベース52bは、トラム11の運行経路上の電停SPの位置情報を含む。データベース52cは、トラム11の運行経路に存在する信号機の位置情報を含む。
交通情報取得システム10は、通信装置13等を介して、これらのデータベース52a〜52cの情報をネットワークNTから取得する。交通情報51は、取得したこれらの情報を参照しつつ生成され、蓄積情報53として、例えばネットワークNT上に置かれたクラウドサーバCS等のサーバ内に蓄積されていく。
交通情報取得システム10の演算部191eでの交通情報51の生成について説明する。
演算部191eは、車両検出部191bによる車両情報に基づき、トラム11の前方および側面の車列を検出し、車列長を計測する。より具体的には、演算部191eは、車両検出部191bの検出結果から、複数台の車両が連なった状態を車列として検出する。演算部191eは、車列の先頭の車両から最後尾の車両までの台数に基づき、先頭の車両から最後尾の車両までの距離を推定する。さらに、演算部191eは、推定した距離を車列長とする。このような車列は、信号待ちの車両または渋滞中の車両等であり得る。
演算部191eは、車両検出部191bによる車両情報に基づき、トラム11の近傍に信号機が存在するときは上記車列を信号待ちの車列と判定し、その車両情報を信号待ち情報として生成する。トラム11の近傍に信号機が存在するか否かは、走行位置検出部191dによるトラム11の走行位置情報とデータベース52cが有する信号機の位置情報とを照合することで判定することができる。
演算部191eは、車両検出部191bによる車両情報に基づき、所定長さ以上の車列が工事車両と共に検出された場合には、その車両情報を工事現場情報として生成する。また、演算部191eは、車両検出部191bによる車両情報に基づき、所定長さ以上の車列が警察車両と共に検出された場合には、その車両情報を事故現場情報として生成する。
演算部191eは、車両検出部191bによる車両情報に基づき、上記いずれにも該当しない車列を検出した場合には、その車両情報を渋滞情報として取得する。
演算部191eは、車両検出部191bによる車両情報に基づき、トラム11の近傍に路駐エリアPAが存在するときは、路駐エリアPA内の駐車車両の駐車位置と駐車台数とを推定する。より具体的には、演算部191eは、走行位置検出部191dによるトラム11の走行位置情報に基づき、トラム11の走行位置付近に路駐エリアPAが存在するか否かを判定する。トラム11の走行位置付近に路駐エリアPAが存在するか否かは、データベース52aが有する路駐エリアPAの位置情報を参照することで判定することができる。トラム11の走行位置付近に路駐エリアPAが存在する場合には、撮像部18が撮像した路駐エリアPAの撮像画像を処理し、路駐エリアPA内に存在する車両を駐車車両と推定する。また、演算部191eは、駐車車両の駐車位置と駐車台数とを特定する。
演算部191eは、人検出部191cによる人情報に基づき、トラム11の近傍に電停SPが存在するときは、電停SPにおける乗車待ちの人数を推定する。より具体的には、演算部191eは、走行位置検出部191dによるトラム11の走行位置情報に基づき、トラム11の走行位置付近に電停SPが存在するか否かを判定する。トラム11の走行位置付近に電停SPが存在するか否かは、データベース52bが有する電停SPの位置情報を参照することで判定することができる。トラム11の走行位置付近に電停SPが存在する場合には、撮像部18が撮像した電停SP付近の撮像画像を処理し、電停SP付近に存在する人を乗車待ちと推定する。また、演算部191eは、乗車待ちの人数を特定する。
演算部191eは、人検出部191cによる人情報に基づき、トラム11における乗車人数を推定する。より具体的には、演算部191eは、走行位置検出部191dによるトラム11の走行位置情報に基づき、トラム11が電停SPに停車中であるか否かを判定する。トラム11が電停SPに停車中であるときは、トラム11の乗口付近および降口付近を撮像した撮像部18の撮像画像から、トラム11に乗車した人数とトラム11から降車した人数との差を算出する。演算部191eは、これらの人数の差からトラム11の乗車人数を推定する。
トラム11の乗車人数の推定は別のトラム11から行ってもよい。すなわち、別のトラム11から乗車人数を推定したいトラム11を撮像し、そのトラム11の電停SPへの停車前および停車後に電停SPに存在する人数の差を算出する。これにより、撮像対象のトラム11の乗車人数が推定可能である。
演算部191eは、車両情報および人情報に基づき、トラム11への接触事故に繋がりかねない事案を警告情報として生成する。より具体的には、演算部191eは、トラム11の所定距離内に接近する車両または人を検出した場合には、その車両情報または人情報を警告情報として生成する。
演算部191eは、撮像部18により撮像された撮像画像に基づき、トラム11の走行位置における天候を推定し、天候情報として生成する。トラム11の走行位置における天候は、例えば撮像部18が撮像した撮像画像を処理して雨、雪、霧等を検出することで判定することができる。または、撮像部18が撮像した撮像画像またはトラム11における電気信号等からワイパーが動作しているか否か、また、ワイパーの動作速度等を検出することで推定することができる。
以上のように生成された交通情報51は、蓄積情報53が有する種々のデータベース53a〜53dに蓄積されていく。
運行管理および運行履歴に関するデータベース53aには、トラム11の運行管理および運行履歴に関する情報が蓄積される。具体的には、データベース53aには、例えば、トラム11の乗車待ち情報、トラム11内の乗車人数情報、及び天候情報等が蓄積される。また、時刻情報と紐づけられたトラム11の走行位置情報自体も、トラム11の運行管理に関わる情報として蓄積される。
駐車車両に関するデータベース53bには、路駐エリアPAに駐車された車両に関する情報が蓄積される。具体的には、データベース53bには、例えば路駐エリアPA内の駐車位置および駐車台数等の駐車車両情報が蓄積される。
車列長に関するデータベース53cには、種々の理由で生じる車列に関する情報が蓄積される。具体的には、データベース53cには、例えば、信号待ち情報、工事現場情報、事故現場情報、及び渋滞情報等が蓄積される。
警告に関するデータベース54dには、トラム11の安全運行に支障をきたし得る情報が蓄積される。具体的には、データベース53cには、例えば人または車両との接触の恐れがあった事案についての警告情報等が蓄積される。
なお、蓄積情報53に構築されるデータベースは上記の例に限られない。また、種々のデータベース53a〜53dに蓄積される交通情報51は上記の例に限られない。
また、蓄積情報53が有する種々のデータベース53a〜53dに蓄積された交通情報51は、ネットワークNTを介して、交通管理システム1が備える公共管理システム100によって活用される。図8に、各システム間の接続関係を示す。
図8は、実施形態にかかる交通管理システム1が備えるシステム間の接続関係を示す接続テーブルである。図8に示すように、交通情報取得システム10、交通管制システム20、公共交通管理システム30、及び行政管理システム40は、ネットワークNTを介して相互に接続可能に構成される。
実施形態の交通情報取得システム10は、例えばトラム11等の専用レーンELを走行する車両に搭載される。これにより、一般車両と同じ道路を走行するプローブ車両等と異なり、渋滞の影響を受けることなく広範囲に移動して交通情報51を取得することができる。渋滞が生じている道路状況においては、より利用価値の高い交通情報51を取得することができ、渋滞の影響を受けずにこのような交通情報51を取得できる点には多大な意義がある。
また、交通情報取得システム10は、例えばトラム11等の決められた経路を繰り返し走行する周期運行車両に搭載される。これにより、同一地点での交通情報51を多数取得して蓄積していくことができ、統計的な分析を行うことが可能となる。さらに、交通情報取得システム10が搭載されるトラム11等は、所定の地点を定時に運行する定期運行車両でもある。これにより、地域的な統計データだけでなく、時間帯ごとの統計データも得ることができる。なお、定時運行および定期運行には、トラム11の遅延等による時間のばらつきが含まれ得る。
(交通管制システムの構成例)
次に、図9を用いて、交通管制システム20の構成例について説明する。図9は、実施形態にかかる交通管制システム20の構成の一例を示す図である。
交通管制システム20は、例えば交通局に保有されている。交通局は、交通管制システム20を用いて道路状況を把握し、また、把握した道路状況に基づき信号機の現示制御等を行う。
交通管制システム20は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のハードウェアプロセッサ、メモリ、及び、HDD等を備えるコンピュータとして構成されている。CPUがメモリに記憶されるプログラムを実行することにより、情報取得部21、検知制御部22、及び信号機制御部23を実現する。
検知制御部22は、検知制御部22に接続される検知器24a,24b・・・を制御する。検知器24a,24b・・・は、信号機の近傍に設置され、検知制御部22の制御にしたがい信号待ちの車両等を検知する。検知器24a,24b・・・は、例えば、超音波センサ、ループコイル式センサ等から構成される。
信号機制御部23は、信号機制御部23に接続される切り替え装置25a,25b・・・を制御して、信号機の現示を制御する。具体的には、例えば交差点等において、検知器24a,24b・・・による車両の検知結果に基づき、交差する道路にそれぞれ設けられた信号機の現示時間を調整する。これにより、交差する道路上のいずれの車両もが効率的に交差点を通過できるようにする。
しかしながら、検知器24a,24b・・・が検知できるのは、検知器24a,24b・・・が設けられた信号機の近傍の車両だけである。そこで、交通管制システム20は、ネットワークNTを介して、蓄積情報53に蓄積された交通情報取得システム10による交通情報51を活用する。
具体的には、情報取得部21が、ネットワークNTを介して、車列長に関するデータベース53cに格納される信号待ちの車列に関する信号待ち情報を取得する。信号機制御部23は、この信号待ち情報に基づいて、車列の前方の信号機の現示時間を調整する。
また、信号機制御部23は、この信号待ち情報に基づいて、取得した信号待ち情報の生成対象外の地点の信号機の信号待ちの車列の状態を推測し、その信号の現示時間を調整してもよい。信号待ち情報の生成対象外の地点とは、信号待ち情報を生成するうえで使用された撮像画像の取得地点と異なる地点である。
このように、信号機制御部23は、所定の地点の信号待ち情報、所定ブロック内の複数地点の信号待ち情報、所定の幹線道路上の複数地点の信号待ち情報等に基づき、所定の信号機の現示時間を調整することができる。
また、情報取得部21は、ネットワークNTを介して、車列長に関するデータベース53cに格納される工事現場情報、事故現場情報、及び渋滞情報等の他の情報を取得してもよい。信号機制御部23は、これらの情報に基づき、交通が規制されている車線および道路等を推定することができる。そして、信号機制御部23は、これらの情報に基づき、所定の信号機の現示時間を調整してもよい。
このような工事現場、事故現場、及び渋滞に関する情報の少なくとも一部が、これらの現場を通過する車両のドライバ及び歩行者等の一般ユーザに提供されてもよい。一般ユーザは、例えば工事現場、事故現場、渋滞地域等における道路状態や交通規制の状況を知ることで、それに応じた対応を取ることができる。一般ユーザへの情報提供は、交通管制システム20が得た情報をネットワークNT上のクラウドサーバCSにアップロードすることで、ネットワークNTを通じて行われる。
また、交通情報取得システム10と交通管制システム20との連携により、地点別の情報を統計的に分析することにより、車列の発生の仕方を複数パターンに分類し、車列の発生原因と発生状態とを組み合わせてパターン化するなどして、交通状況予測に繋げることもできる。
実施形態の交通管制システム20は、信号機近傍の検知器24a,24b・・・の設置地点以外における交通情報51も得ることができ、検知器24a,24b・・・の設置地点間の情報を補間することができる。また、交通管制システム20は、広範囲のエリアに亘って、交通状態および道路状況を把握することができる。これに基づき、交通管制システム20は、所定地点の信号機の現示時間を調整することができ、交通渋滞を緩和することができる。
また、交通局では、長期に亘って蓄積された交通情報51に基づき、慢性的に渋滞が発生する地点および時間帯等を把握することができる。これに基づき、交通局において、新たな信号機の設置計画等を策定することができる。
(公共交通管理システムの構成例)
次に、図10を用いて、公共交通管理システム30の構成例について説明する。図10は、実施形態にかかる公共交通管理システム30の構成の一例を示す図である。
公共交通管理システム30は、例えばトラム11を管理するトラム会社に保有されている。トラム会社は、公共交通管理センタ35を有し、例えば公共交通管理センタ35に設置される運行管理サーバ34を通じて、トラム11の運行状況等を把握し管理している。運行管理サーバ34は、公共交通管理システム30に接続されている。
公共交通管理システム30は、例えば、CPU等のハードウェアプロセッサ、メモリ、及び、HDD等を備えるコンピュータとして構成されている。CPUがメモリに記憶されるプログラムを実行することにより、情報取得部31、運行状況把握部32、及び運行計画策定部33を実現する。
情報取得部31は、公共交通管理システム30に接続される運行管理サーバ34を介してトラム11の運行状況に関する情報を取得する。トラム11の運行状況に関する情報には、トラム11に搭載された交通情報取得システム10の交通情報51が含まれている。
運行状況把握部32は、情報取得部31が取得した情報に基づき、トラム11の運行状況を把握する。
運行状況把握部32は、例えば運行管理および運行履歴に関するデータベース53aから取得されたトラム11の走行位置情報および時刻情報に基づき、トラム11が定時運行していること、または、トラム11の運行が遅延していることなどを把握する。
また、運行状況把握部32は、例えばデータベース53aから取得された乗車待ち情報および乗車人数情報により、電停SPおよびトラム11内における混雑状況を推定する。混雑状況は、例えばレベル1〜レベル3までの3段階評価のように複数のレベルによって評価される。また、運行状況把握部32は、乗車待ちの人々のトラム11への乗降時間を推定する。
このようなトラム11の運行遅延、乗車待ち時間、及びトラム11内の混雑状況等の情報の少なくとも一部が、トラム11の利用客等の一般ユーザに提供されてもよい。一般ユーザは、これらの情報を知ることで、それに応じた対応を取ることができる。一般ユーザへの情報提供は、公共交通管理システム30が得た情報をネットワークNTのクラウドサーバCSにアップロードすることで、ネットワークNTを通じて行われる。
また、運行状況把握部32は、例えばデータベース53aから取得された天候情報に基づき、トラム11の定時運行および安全な運行に影響を生じ得る天候状況を把握することができる。
また、運行状況把握部32は、例えばデータベース53dから取得された接触事故の危険性を警告する警告情報に基づき、危険地域および危険が伴う時間帯等を把握する。トラム会社では、警告情報を接触事故に関するリスクアセスメント情報として収集することができる。
運行計画策定部33は、運行状況把握部32により把握されたトラム11の運行状況に基づき、トラム11の本数の増減および運行間隔の調整等を行って、トラム11の運行計画を適正化する。このような運行計画の策定は即時的に行われる場合もあり、所定の地点または時間帯でトラム11の運行遅延が慢性化しているような場合には継続的に行われる場合もある。
実施形態の公共交通管理システム30は、突発的な事故または天候不良等によるトラム11の運行遅延等を緩和して、適正な運行計画を策定することができる。また、公共交通管理システム30は、慢性的に遅延が発生する地点および時間帯等を把握して、抜本的な運行計画の見直しを図ることができる。
また、トラム会社では、収集したリスクアセスメント情報に基づき、安全柵の設置等の安全対策を取ることができる。また、リスクアセスメント情報に基づく対応を保険会社等に提供することで、保険料率の低減を促すことができる。
(行政管理システムの構成例)
次に、図11を用いて、行政管理システム40の構成例について説明する。図11は、実施形態にかかる行政管理システム40の構成の一例を示す図である。
行政管理システム40は、例えば行政機関に保有されている。行政機関は、行政管理システム40を用いて路駐エリアPAの管理を行う。
行政管理システム40は、例えば、CPU等のハードウェアプロセッサ、メモリ、及び、HDD等を備えるコンピュータとして構成されている。CPUがメモリに記憶されるプログラムを実行することにより、情報取得部41及び路駐エリア管理部42を実現する。
路駐エリア管理部42は、路駐エリア管理部42に接続されるパーキングメータ43a,43b,43c・・・を制御する。パーキングメータ43a,43b,43c・・・は、路駐エリアPAの駐車スペースごとに設けられ、路駐エリア管理部42の制御にしたがいパーキングチケットを発券し、駐車時間を管理する。
情報取得部41は、ネットワークNTを介して、駐車車両に関するデータベース53bから、路駐エリアPAにおける駐車位置と駐車台数とを含む駐車車両情報を取得する。路駐エリア管理部42は、この駐車車両情報に基づいて、その路駐エリアPAの満空情報を生成する。
また、路駐エリア管理部42は、この駐車車両情報に基づいて、取得した駐車車両情報の生成対象外の地点の路駐エリアPAの満空状態を推測し、その路駐エリアPAの満空情報を生成してもよい。駐車車両情報の生成対象外の地点とは、駐車車両情報を生成するうえで使用された撮像画像の取得地点と異なる地点である。
このように、路駐エリア管理部42は、所定の地点の駐車車両情報、所定ブロックの複数地点の駐車車両情報、所定の幹線道路の複数地点の駐車車両情報等に基づき、所定の路駐エリアPAの満空情報を生成することができる。
このような路駐エリアPAの満空情報の少なくとも一部が、路駐エリアPAの利用者等の一般ユーザに提供されてもよい。一般ユーザは、これらの情報を知ることで、それに応じた対応を取ることができる。一般ユーザへの情報提供は、行政管理システム40が得た情報をネットワークNTのクラウドサーバCSにアップロードすることで、ネットワークNTを通じて行われる。
実施形態の行政管理システム40は、所定の路駐エリアPAの満空状況を把握することができ、より適切に路駐エリアPAを管理することができる。
また、行政機関では、長期に亘って蓄積された交通情報51に基づき、慢性的に満車となっている路駐エリアPA付近に新たな路駐エリアPAを設置したり、慢性的に空車となっている路駐エリアPAを撤去したりといった計画を策定することができる。
(交通管理システムの処理の概要)
次に、図12を用いて、交通管理システム1における交通管理処理の概要について説明する。図12は、実施形態にかかる交通管理システム1における交通管理処理の手順の一例を示すフロー図である。
図12に示すように、交通情報取得システム10は交通情報51を生成する(ステップS101a)。次に、交通情報取得システム10は交通情報51をクラウドサーバに送信する(ステップS102a)。
クラウドサーバでは、交通情報取得システム10からの交通情報51が受信される(ステップS103b)。また、クラウドサーバには交通情報51が蓄積されていく(ステップS104b)。そして、クラウドサーバにおいては、交通管制システム20、公共交通管理システム30、及び行政管理システム40等の公共管理システム100からの交通情報51の要求待ちとなる(ステップS105b)。
公共管理システム100は、クラウドサーバに対して交通情報51の送信要求を行う(ステップS106c)。
公共管理システム100からの交通情報51の送信要求を受けて、クラウドサーバから交通情報51が公共管理システム100に送信される(ステップS107b)。
公共管理システム100は、クラウドサーバから交通情報51を受信する(ステップS108c)。公共管理システム100は、受信した交通情報51に基づき、付加価値情報を生成し、また、利用する(ステップS109c)。公共管理システム100は、生成した付加価値情報をクラウドサーバに送信する(ステップS110c)。
クラウドサーバでは、公共管理システム100からの付加価値情報が受信される(ステップS111b)。クラウドサーバには付加価値情報が蓄積されていく(ステップS112b)。
(交通情報生成処理の例)
次に、図13を用いて、交通情報取得システム10による交通情報51の生成処理の一例について説明する。図13は、実施形態にかかる交通情報取得システム10による車列の検出処理および車列長の算出処理の手順の一例を示すフロー図である。
図13に示すように、交通情報取得システム10の情報取得部191aは、撮像部18が撮像した撮像画像を取得する(ステップS201a)。このとき、情報取得部191aは、撮像画像が撮像されたときのトラム11の走行位置情報および時刻情報も共に取得する。
車両検出部191bは、取得された撮像画像を処理して車両を検出する(ステップS202a)。このとき、車両検出部191bは、検出した車両の中に工事車両または警察車両が含まれているか否かを判別する。
演算部191eは、車両検出部191bが検出した車両情報に基づき車列を検出する(ステップS203a)。演算部191eは、検出した車列の先頭を検出する(ステップS204a)。演算部191eは、検出した車列の最後尾を検出する(ステップS205a)。演算部191eは、検出した先頭の車両から最後尾の車両までの台数を推定する(ステップS206a)。演算部191eは、推定した車両の台数から、先頭の車両から最後尾の車両までの距離を推定し、その距離を車列長として推定する(ステップS207a)。
演算部191eは、推定した車列長が所定の長さ以上であった場合には、トラム11の走行位置情報およびデータベース52cを参照して、撮像画像が撮像された地点が信号機の近傍であったか否かを判定する(ステップS208a)。信号機の近傍であった場合には(ステップS208a:Yes)、演算部191eは、検出された車列が信号待ちによるものであると推定し、交通情報51として信号待ち情報を生成する(ステップS209a)。
信号機の近傍でなかった場合には(ステップS208a:No)、演算部191eは、車両検出部191bにより工事車両が検出されたか否かを判定する(ステップS210a)。工事車両が検出されていた場合には(ステップS210a:Yes)、演算部191eは、検出された車列が工事の影響によるものであると推定し、交通情報51として工事現場情報を生成する(ステップS211a)。
工事車両が検出されていなかった場合には(ステップS210a:No)、演算部191eは、車両検出部191bにより警察車両が検出されたか否かを判定する(ステップS212a)。警察車両が検出されていた場合には(ステップS212a:Yes)、演算部191eは、検出された車列が事故の影響によるものであると推定し、交通情報51として事故現場情報を生成する(ステップS213a)。
警察車両が検出されていなかった場合には(ステップS212a:No)、演算部191eは、交通情報51として渋滞情報を生成する(ステップS214a)。
以上により、交通情報取得システム10による車列の検出処理および車列長の算出処理が終了する。
(付加価値情報の生成処理)
次に、図14〜図18を用いて、交通管理システム1による付加価値情報の生成処理の例について説明する。図14は、実施形態にかかる交通管制システム20による信号機の現示時間の調整処理の手順の一例を示すフロー図である。
図14に示すように、交通管制システム20の情報取得部21は、ネットワークNTを介して、交通情報取得システム10により生成された交通情報51を取得する(ステップS301c)。情報取得部21が取得する交通情報51は、例えばデータベース53cの信号待ち情報、工事現場情報、事故現場情報、および渋滞情報の少なくともいずれかである。また、情報取得部21が取得する交通情報51は、所定地点または複数地点の情報であってよい。
信号機制御部23は、取得された交通情報51に基づき特定地点の交通量を推定し(ステップS302c)、特定地点における信号機の現示時間が適正か否かを判定する(ステップS303c)。
特定地点における信号機の現示時間が適正であれば(ステップS303c:Yes)、信号機制御部23は処理を終了する。特定地点における信号機の現示時間が適正でなければ(ステップS303c:No)、信号機制御部23は、切り替え装置25を制御して信号機の現示時間を調整する(ステップS304c)。
以上により、交通管制システム20による信号機の現示時間の調整処理が終了する。
図15は、実施形態にかかる公共交通管理システム30による電停SPの混雑状況の推定処理の手順の一例を示すフロー図である。
図15に示すように、交通情報取得システム10の情報取得部191aは、撮像部18が撮像した撮像画像を取得する(ステップS401a)。このとき、情報取得部191aは、撮像画像が撮像されたときのトラム11の走行位置情報および時刻情報も共に取得する。
人検出部191cは、取得された撮像画像を処理して人を検出する(ステップS402a)。
演算部191eは、トラム11の走行位置情報およびデータベース52bを参照して、撮像画像が撮像された地点が電停SPの近傍であったか否かを判定する(ステップS403a)。電停SPの近傍でなかった場合には(ステップS403a:No)、演算部191eは処理を終了する。
電停SPの近傍であった場合には(ステップS403a:Yes)、演算部191eは、人検出部191cによる人情報に基づき、電停SP付近で検出された人をトラム11の乗車待ちの人と推定し、それらの人数をカウントする(ステップS404a)。演算部191eは、カウントした人数をトラム11の走行位置情報および時刻情報と紐付けて乗車待ち情報を生成する(ステップS405a)。
公共交通管理システム30の情報取得部31は、ネットワークNTを介して、交通情報取得システム10が生成した乗車待ち情報を取得する(S406c)。運行状況把握部32は、取得された乗車待ち情報に基づき、電停SPの混雑状況を推定する(ステップS407c)。混雑状況は例えば3段階評価される。
以上により、公共交通管理システム30による電停SPの混雑状況の推定処理が終了する。
図16は、実施形態にかかる公共交通管理システム30によるトラム11の混雑状況の推定処理の手順の一例を示すフロー図である。
図16に示すように、交通情報取得システム10の情報取得部191aは、撮像部18が撮像した撮像画像を取得する(ステップS411a)。このとき、情報取得部191aは、撮像画像が撮像されたときのトラム11の走行位置情報および時刻情報も共に取得する。
人検出部191cは、取得された撮像画像を処理して人を検出する(ステップS412a)。
演算部191eは、トラム11の走行位置情報を参照して、撮像画像が、トラム11が電停SPに停車中に撮像されたものであるか否かを判定する(ステップS413a)。電停SPに停車中の撮像画像でなかった場合には(ステップS413a:No)、演算部191eは処理を終了する。
電停SPに停車中の撮像画像であった場合には(ステップS413a:Yes)、演算部191eは、人検出部191cによる人情報に基づき、乗口付近に検出された人をトラム11に乗車してきた人と推定して人数をカウントする(ステップS414a)。また、演算部191eは、人検出部191cによる人情報に基づき、降口付近に検出された人をトラム11から降車した人と推定して人数をカウントする(ステップS415a)。そして、演算部191eは、乗車人数と降車人数との差分を算出する(ステップS416a)。演算部191eは、その差分の人数をトラム11の走行位置情報および時刻情報と紐付けて乗車人数情報を生成する(ステップS417a)。
公共交通管理システム30の情報取得部31は、ネットワークNTを介して、交通情報取得システム10が生成した乗車人数情報を取得する(S418c)。運行状況把握部32は、取得された乗車人数情報に基づき、トラム11の混雑状況を推定する(ステップS419c)。混雑状況は例えば3段階評価される。
以上により、公共交通管理システム30によるトラム11の混雑状況の推定処理が終了する。
なお、上述のように、所定のトラム11への乗降人数は、別のトラム11から撮像された撮像画像に基づきカウントされてもよい。すなわち、別のトラム11から、乗車人数情報の生成対象のトラム11の電停SPへの停車前後における電停SP付近の人の検出を行い、それらの人数の差から乗車人数情報が生成されてもよい。
図17は、実施形態にかかる公共交通管理システム30によるリスクアセスメント情報の収集処理の手順の一例を示すフロー図である。
図17に示すように、情報取得部191aは、撮像部18が撮像した撮像画像を取得する(ステップS421a)。このとき、情報取得部191aは、撮像画像が撮像されたときのトラム11の走行位置情報および時刻情報も共に取得する。
車両検出部191bは、取得された撮像画像を処理して車両を検出する。また、人検出部191cは、取得された撮像画像を処理して人を検出する(ステップS422a)。
演算部191eは、車両検出部191bが検出した車両情報および人検出部191cが検出した人情報に基づき、トラム11の所定距離内に接近する車両または人が存在するか否かを判定する(ステップS423a)。トラム11の所定距離内に接近する車両または人が存在しない場合には(ステップS423a:No)、処理を終了する。
トラム11の所定距離内に接近する車両または人が存在する場合には(ステップS423a:Yes)、その車両情報または人情報をトラム11の走行位置情報および時刻情報と紐付けて警告情報を生成する(ステップS424a)。
公共交通管理システム30の情報取得部31は、ネットワークNTを介して、交通情報取得システム10が生成した警告情報を取得する(S427c)。運行状況把握部32は、取得された警告情報をリスクアセスメント情報として収集する(ステップS428c)。
以上により、公共交通管理システム30によるリスクアセスメント情報の収集処理が終了する。
図18は、実施形態にかかる行政管理システム40による路駐エリアPAの満空情報の生成処理の手順の一例を示すフロー図である。
図18に示すように、交通情報取得システム10の情報取得部191aは、撮像部18が撮像した撮像画像を取得する(ステップS501a)。このとき、情報取得部191aは、撮像画像が撮像されたときのトラム11の走行位置情報および時刻情報も共に取得する。
車両検出部191bは、取得された撮像画像を処理して車両を検出する(ステップS502a)。
演算部191eは、トラム11の走行位置情報およびデータベース52aを参照して、撮像画像が撮像された地点が路駐エリアPAの近傍であったか否かを判定する(ステップS503a)。路駐エリアPAの近傍でなかった場合には(ステップS503a:No)、演算部191eは処理を終了する。
路駐エリアPAの近傍であった場合には(ステップS503a:Yes)、演算部191eは、車両検出部191bによる車両情報に基づき、路駐エリアPA内で検出された車両を駐車車両と推定する。そして、演算部191eは駐車車両の駐車位置を推定する(ステップS504a)。また、演算部191eは駐車車両の台数を推定する(ステップS505a)。演算部191eは、推定した駐車位置および駐車台数をトラム11の走行位置情報および時刻情報と紐付けて駐車車両情報を生成する(ステップS506a)。
行政管理システム40の情報取得部41は、ネットワークNTを介して、交通情報取得システム10が生成した駐車車両情報を取得する(S507c)。このとき、情報取得部41が取得する駐車車両情報は、所定地点または複数地点の情報であってよい。路駐エリア管理部42は、取得された駐車車両情報に基づき、路駐エリアPAの満空情報を生成する(ステップS508c)。
以上により、行政管理システム40による路駐エリアPAの満空情報の生成処理が終了する。
(交通情報および付加価値情報)
図19に、上記に説明した情報を含む各種情報を示す。図19は、実施形態にかかる交通管理システム1における各種情報についてまとめた図である。
図19に示すように、交通管制システム20においては、例えば、広範囲エリアにおける地点別の渋滞状況、工事および事故の場所等を含む工事現場および事故現場の情報等が必要とされる。これに対し、交通情報取得システム10は、例えば、交差点ごとの信号待ちの車列長および車両台数、工事および事故の位置情報等を含む工事現場および事故現場の情報を提供することができる。これにより、交通管制システム20は、例えば、信号機ごとの現示時間を動的に制御する情報を生成することができる。
また、公共交通管理システム30においては、例えば、広範囲エリアにおける地点別の混雑状況、工事現場および事故現場の情報、電停SPにおける乗車待ち人数、トラム11の安全運行に関わる横断歩道を渡る人の人数等の情報が必要とされる。これに対し、交通情報取得システム10は、例えば、リアルタイムで、また、過去の統計情報として、広範囲エリアにおける地点別の混雑状況、工事現場および事故現場の情報、電停SPにおける乗車待ち人数、横断歩道を渡る人の人数等の情報を提供することができる。これにより、公共交通管理システム30は、例えば、トラム11、路線バス、鉄道等の適正化された運転ダイヤ情報、電停SPごとの乗降者数予測等の情報を生成することができる。
また、行政管理システム40においては、例えば、路駐エリアPAごとの駐車車両の台数および駐車位置等の情報が必要とされる。これに対し、交通情報取得システム10は、例えば、路駐エリアPAごとの駐車車両の台数および駐車位置等の情報を提供することができる。これにより、行政管理システム40は、路駐エリアPAごとの満空情報を生成することができる。
なお、図19を含め、本明細書で挙げた交通情報、付加価値情報、およびこれらの情報の活用方法等は、あくまでも交通管理システム1において実現されることの一例である。交通情報取得システム10は、本明細書で挙げた例に限らず、種々の交通情報を生成することができる。また、公共管理システム100に含まれるシステムは、交通管制システム20、公共交通管理システム30、及び行政管理システム40に限られない。また、公共管理システム100は、本明細書で挙げた例に限らず、種々の付加価値情報を生成することができる。また、生成された交通情報および付加価値情報は、本明細書で挙げた例に限らず、様々に活用することができる。
従来の道路関連システムでは、複数のシステムが連携することなく設置されており、取得した情報を相互に利用して価値のある情報を生成することが不充分であった。
実施形態の交通管理システム1では、トラム11等が決まった経路を1日に複数回周期運行することで、同じ地点の情報を長期間に亘って収集することができ、様々な交通情報を取得することができる。
また、交通管理システム1では、並列的に設置された他の交通管制システム20、公共交通管理システム30、及び行政管理システム40において、情報の相互利用により付加価値の高い情報を生成することができ、また、これらの情報に基づくサービスの提供が可能となる。
なお、交通管理システム1の各システムで実行される各種プログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルで、例えば、CD−ROM、フレキシブルディスク、CD−R、DVD等の、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、上記各種プログラムは、インターネットなどのネットワーク経由で提供または配布されてもよい。すなわち、上記各種プログラムは、インターネットなどのネットワークに接続されたコンピュータ上に格納された状態で、ネットワーク経由でのダウンロードを受け付ける形で提供されてもよい。
以上、本発明の実施形態を例示したが、上記実施形態および変形例はあくまで一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態や変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、各実施形態や各変形例の構成や形状は、部分的に入れ替えて実施することも可能である。
1 交通管理システム
10 交通情報取得システム
11 トラム
16 GPS受信機
18 撮像部
19 情報処理ユニット
20 交通管制システム
30 公共交通管理システム
40 行政管理システム
51 交通情報
191 制御部
191a 情報取得部
191b 車両検出部
191c 人検出部
191d 走行位置検出部
191e 演算部
EL 専用レーン
PA 路駐エリア
SP 電停

Claims (16)

  1. 定められた経路に設けられた専用レーンを繰り返し運行する周期運行車両で撮像された撮像画像から交通情報を取得する交通情報取得システムにおいて、
    前記撮像画像から、前記周期運行車両の前方および側面の車両を検出する車両検出部と、
    前記撮像画像から、前記周期運行車両の前方および側面の人を検出する人検出部と、
    前記周期運行車両の走行位置を検出する走行位置検出部と、
    前記走行位置検出部が検出した走行位置情報を、前記車両検出部が検出した車両情報および前記人検出部が検出した人情報に紐付けた交通情報を生成する演算部と、を有し、
    前記交通情報から付加価値情報を生成する公共管理システムに前記交通情報を提供する、
    交通情報取得システム。
  2. 前記車両検出部は、
    前記周期運行車両に搭載された撮像部が撮像した撮像画像を処理して前記撮像画像内の車両らしい特徴を含む領域を車両領域として抽出し、
    前記人検出部は、
    前記周期運行車両に搭載された撮像部が撮像した撮像画像を処理して前記撮像画像内の人らしい特徴を含む領域を人領域として抽出する、
    請求項1に記載の交通情報取得システム。
  3. 前記公共管理システムは、
    ネットワーク上のクラウドサーバから前記交通情報を取得し、
    前記交通情報取得システムは、
    前記走行位置情報に基づき、前記交通情報を前記交通情報が取得された場所ごとに前記クラウドサーバに蓄積する、
    請求項1または請求項2に記載の交通情報取得システム。
  4. 前記公共管理システムは、
    ネットワーク上のクラウドサーバから前記交通情報を取得し、
    前記交通情報取得システムは、
    前記交通情報を前記交通情報に対応する情報が取得された時刻ごとに前記クラウドサーバに蓄積する、
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の交通情報取得システム。
  5. 前記公共管理システムは、
    道路内の所定位置に割り当てられた路駐エリアの利用状況を管理する行政管理システムを含み、
    前記交通情報取得システムは、
    前記走行位置検出部により前記周期運行車両の走行位置を推定し、推定した前記走行位置付近に前記路駐エリアが存在する場合に、前記周期運行車両に搭載された撮像部が撮像した画像を処理して前記路駐エリア内に存在する車両を駐車車両として検出し、検出された前記駐車車両から前記駐車車両の駐車位置と駐車台数とを取得し、
    前記行政管理システムは、
    前記交通情報取得システムにより取得され、前記周期運行車両の走行位置情報に紐づけられた前記路駐エリア内の前記駐車車両の前記駐車位置と前記駐車台数とを含む駐車車両情報を取得し、前記路駐エリアの満空情報を生成する、
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の交通情報取得システム。
  6. 前記行政管理システムは、
    複数の前記路駐エリアの前記駐車車両情報に基づき、前記交通情報取得システムによる前記交通情報の取得対象外の路駐エリアの満空情報を推定し、
    前記路駐エリアの満空情報を一般ユーザに対して提供する、
    請求項5に記載の交通情報取得システム。
  7. 前記公共管理システムは、
    交差点付近の車両の有無を検出して信号機の現示を制御する交通管制システムを含み、
    前記交通情報取得システムは、
    前記車両検出部の検出結果から、複数台の車両が連なった状態を車列として検出し、先頭の車両から後尾の車両までの台数に基づき前記先頭の車両から前記後尾の車両までの距離を推定し、推定した前記距離を車列長として取得し、
    前記交通管制システムは、
    前記交通情報取得システムにより取得され、前記周期運行車両の走行位置情報に紐づけられた前記車列および前記車列長を含む車列情報を取得し、
    前記車列情報に応じて前記車列の前方の信号機の現示時間を調整する、
    請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の交通情報取得システム。
  8. 前記交通管制システムは、
    複数地点の前記車列情報に基づき、前記交通情報取得システムによる前記交通情報の取得対象外の地点の信号機の現示時間を調整する、
    請求項7に記載の交通情報取得システム。
  9. 前記交通情報取得システムは、
    前記周期運行車両に搭載された撮像部が撮像した撮像画像から、所定長さ以上の車列が工事車両と共に検出された場合には、前記撮像画像を工事現場情報として取得し、
    前記周期運行車両に搭載された撮像部が撮像した撮像画像から、所定長さ以上の車列が警察車両と共に検出された場合には、前記撮像画像を事故現場情報として取得し、
    前記交通管制システムは、
    前記交通情報取得システムにより取得され、前記周期運行車両の走行位置情報に紐づけられた前記工事現場情報および前記事故現場情報の少なくともいずれかに基づき、交通が規制されている道路を推定する、
    請求項7または請求項8に記載の交通情報取得システム。
  10. 前記交通管制システムは、
    車列情報を道路の混雑状況または道路の通行可否を示す情報として一般ユーザに提供する、
    請求項7乃至請求項9のいずれか1項に記載の交通情報取得システム。
  11. 前記公共管理システムは、
    前記周期運行車両の運行状況を把握して前記周期運行車両の運行計画を策定する公共交通管理システムを含み、
    前記公共交通管理システムは、
    前記交通情報取得システムにより検出された前記周期運行車両の走行位置情報を取得し、前記周期運行車両を管理する公共交通管理センタに前記走行位置情報を送信し、かつ、
    前記走行位置情報に基づき、前記周期運行車両の運行計画を策定する、
    請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の交通情報取得システム。
  12. 前記交通情報取得システムは、
    前記走行位置検出部により前記周期運行車両の走行位置を推定し、推定した前記走行位置付近に前記周期運行車両の停留所が存在する場合に、前記周期運行車両に搭載された撮像部が撮像した撮像画像を処理して前記停留所に存在する人の数を前記停留所における乗車待ちの人数として取得し、
    前記公共交通管理システムは、
    前記交通情報取得システムにより取得された前記乗車待ちの人数を取得し、前記停留所における混雑状況を推定し、
    前記混雑状況に基づき、前記乗車待ちの人の乗降時間を推定し、
    前記混雑状況に応じて、前記周期運行車両の運行計画を調整する、
    請求項11に記載の交通情報取得システム。
  13. 前記公共交通管理システムは、
    前記停留所における混雑状況を一般ユーザに提供する、
    請求項12に記載の交通情報取得システム。
  14. 前記交通情報取得システムは、
    前記周期運行車両の乗口付近および降口付近の撮像部の撮像画像から、前記周期運行車両に乗車した人数と降車した人数との差を算出し、前記周期運行車両の乗車人数を推定して取得し、
    前記公共交通管理システムは、
    前記交通情報取得システムにより取得された前記周期運行車両の乗車人数を取得し、前記周期運行車両内の混雑状況を推定し、
    前記混雑状況に応じて、前記周期運行車両の運行計画を調整する、
    請求項11乃至請求項13のいずれか1項に記載の交通情報取得システム。
  15. 前記公共交通管理システムは、
    前記周期運行車両内の混雑状況を一般ユーザに提供する、
    請求項14に記載の交通情報取得システム。
  16. 定められた経路に設けられた専用レーンを繰り返し運行する周期運行車両で撮像された撮像画像から前方および側面の車両を検出する車両検出ステップと、
    前記撮像画像から前記周期運行車両の前方および側面の人を検出する人検出ステップと、
    前記周期運行車両の走行位置を検出する走行位置検出ステップと、
    検出した走行位置情報を、検出した車両情報および検出した人情報に紐付けた交通情報を生成する交通情報生成ステップと、
    前記交通情報から付加価値情報を生成する公共管理システムに前記交通情報を提供する交通情報提供ステップと、を含む、
    交通情報取得方法。
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