JP2020085865A - 圧力検出装置および圧力検出装置の製造方法 - Google Patents

圧力検出装置および圧力検出装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020085865A
JP2020085865A JP2018225843A JP2018225843A JP2020085865A JP 2020085865 A JP2020085865 A JP 2020085865A JP 2018225843 A JP2018225843 A JP 2018225843A JP 2018225843 A JP2018225843 A JP 2018225843A JP 2020085865 A JP2020085865 A JP 2020085865A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
diaphragm
pressure
inclined surface
pressure detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018225843A
Other languages
English (en)
Inventor
中川 宏史
Hiroshi Nakagawa
宏史 中川
貴司 岩下
Takashi Iwashita
貴司 岩下
貴之 林
Takayuki Hayashi
貴之 林
晋司 高橋
Shinji Takahashi
晋司 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Watch Co Ltd
Citizen Fine Device Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
Citizen Fine Device Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Watch Co Ltd, Citizen Fine Device Co Ltd filed Critical Citizen Watch Co Ltd
Priority to JP2018225843A priority Critical patent/JP2020085865A/ja
Publication of JP2020085865A publication Critical patent/JP2020085865A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Fluid Pressure (AREA)

Abstract

【課題】感度ばらつきの小さい圧力検出装置を提供する。【解決手段】筒状の筐体21と、外部からの圧力を受圧する受圧面221を備え、筐体21の一方の端面に接合されるダイアフラム22と、筐体21の内部に収容され、ダイアフラム22が受けた圧力が伝達され圧力に応じた電気信号を出力する圧力検出素子24を備えた圧力検出装置20において、筐体21の一方の端部は、筐体21の内方に向かうにつれて筐体の他方の端部側に向かい傾斜する傾斜面21bを備え、筐体21とダイアフラム22とは、傾斜面21bに沿って形成された溶融接合部224を備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、例えばエンジンの燃焼室内の圧力等を測定するための圧力検出装置に関する。
従来、燃焼状態やノッキングの検出、あるいは、燃料消費率の向上、排気ガスの清浄化などを行うため、内燃機関には燃焼室内の圧力を検出するための圧力検出装置が搭載されている。
例えば特許文献1には、筒状の筐体と、この筐体の先端側に取り付けられるダイアフラムと、筐体内に配置されダイアフラムが受けた圧力が伝達されるセンサ部を備えた圧力検出装置が記載されている。センサ部は、受けた圧力に応じた電気信号を出力する圧電素子と、圧電素子の後端側に配置され、圧電素子と当接した電極板と、電極板の後端側に配置され、電極板と電気的に接続された端子部とを備えている。
また、ダイアフラムは、ダイアフラムの厚みを局所的に薄肉とした弾性領域(スリット)が設けられており、圧力に対するダイアフラムの変形量を増大させ、圧力検出装置の感度を高めている。このダイアフラムと筐体とは、ダイアフラムの弾性領域の周囲と筐体の先端部とを溶融接合(溶接)により接合されており、ダイアフラムの先端面であり外部からの圧力を受ける受圧面の上方よりレーザ光を照射して接合されている。
特開2017−9300号公報
圧力検出装置において、圧力検出装置の感度は重要な要素の一つであるが、ダイアフラムの弾性領域と溶接部との位置関係によっては、圧力検出装置の感度がばらつくという問題が生じる。特に、従来技術に記載の圧力検出装置のようにダイアフラムの上方から溶接する場合、溶接のためのレーザ光の照射位置や、圧力検出装置を保持位置の僅かなずれが、ダイアフラムの弾性領域に溶接部が近いことより、弾性領域へのレーザ光の誤照射を引き起こしやすい。ダイアフラムの弾性領域は、他の部位より薄肉であることから熱容量が小さく、この弾性領域は、レーザ光照射による圧力検出装置の感度変化が大きくでやすい部位である。特許文献1には、ダイアフラムと筐体との接合において、ダイアフラムの弾性領域の一部を部分的に溶融した例も開示されているが、このような構成の場合は、弾性領域における溶接幅や溶接深度に変化が生じやすい。
本発明は上記の課題を解決するためのものであり、感度ばらつきの小さい圧力検出装置を提供することを目的とする。
筒状の筐体と、外部からの圧力を受圧する受圧面を備え、前記筐体の一方の端面に接合されるダイアフラムと、前記筐体の内部に収容され、前記ダイアフラムが受けた圧力が伝達され前記圧力に応じた電気信号を出力する圧力検出素子を備えた圧力検出装置において、前記筐体の前記一方の端部は、前記筐体の内方に向かうにつれて前記筐体の他方の端部側に向かい傾斜する傾斜面を備え、前記筐体と前記ダイアフラムとは、前記傾斜面に沿って形成された溶融接合部を備えている圧力検出装置とする。
このような圧力検出装置において、前記ダイアフラムの受圧面は、前記筐体の前記一方の端部の端面と略同一の平面上にある圧力検出装置としてもよい。
また、前記筐体の前記一方の端部における外周面には、ねじ部が備えられている圧力検出装置としてもよい。
筒状の筐体と、外部からの圧力を受圧する受圧面を備え、前記筐体の一方の端面に接合されるダイアフラムと、前記筐体の内部に収容され、前記ダイアフラムが受けた圧力が伝達され、前記圧力に応じた電気信号を出力する圧力検出素子を備えた圧力検出装置の製造方法において、前記筐体の前記一方の端部は、前記筐体の内方に向かうにつれて前記筐体の他方の端部側に向かい傾斜する傾斜面を備えており、前記傾斜面に前記ダイアフラムを当接させる工程と、前記傾斜面と前記ダイアフラムとが当接した界面に沿って前記傾斜面と前記ダイアフラムとに溶融接合部を形成し、前記筐体と前記ダイアフラムとを溶融接合する工程と、を備えた圧力検出装置の製造方法とする。
前記傾斜面と前記ダイアフラムとが当接した界面と平行な方向よりレーザを照射し、前記筐体と前記ダイアフラムとを溶融接合する圧力検出装置の製造方法としてもよい。
本発明によれば、感度ばらつきの小さい圧力検出装置を提供することができる。
本発明に係る圧力検出システムの概略構成図。 本発明の実施形態に係る圧力検出装置の断面図。 図2のA部拡大断面図。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。図1は、本発明に係る圧力検出システムの概略構成図である。
圧力検出システム1は、内燃機関10における燃焼室C内の圧力(燃焼圧)を検出する圧力検出装置20と、圧力検出装置20に対する給電を行うとともに圧力検出装置20が検出した圧力に基づいて内燃機関10の動作を制御する制御装置40と、圧力検出装置20と制御装置40とを電気的に接続する接続ケーブル50とを備えている。
ここで、圧力の検出対象となる内燃機関10は、内部にシリンダが形成されたシリンダブロック11と、シリンダ内を往復動するピストン12と、シリンダブロック11に締結されてピストン12等とともに燃焼室Cを構成するシリンダヘッド13とを有している。また、シリンダヘッド13には、燃焼室Cと外部とを連通する連通孔13aが設けられている。この連通孔13aの内部には雌ねじ(図示せず)が形成されており、圧力検出装置20の外周面に形成された雄ねじ(図示せず)をねじ込むことで、内燃機関10に対して圧力検出装置20を取り付けている。なお、連通孔13aの両端部側には、シリンダヘッド13と圧力検出装置20との間に介在して、燃焼室C内の気密性を保つためのシール部材(図示せず)が設けられている。
図2は、本発明の実施形態に係る圧力検出装置の断面図である。また、図3は、図2のA部拡大断面図である。なお、以下の説明では、図2において、図中左側を圧力検出装置20の「先端側」と称し、図中右側を圧力検出装置20の「後端側」と称する。
圧力検出装置20は、先端側に第1筐体21を有しており、その先端部には、ダイアフラム22が取り付けられている。また、第1筐体21の内部には、圧電素子24が収納されて、圧力検出部を構成するものである。また、後端側には第2筐体31を有しており、その内部には回路基板30が収納されている。回路基板30は圧力検出部による圧力の検出に伴って得られた電気信号に各種処理を施す処理部を構成するものである。そして、この圧力検出装置20は、図1に示す内燃機関10に対し、第1筐体の先端部(ダイアフラム22)が燃焼室C(図1において下方)を向くとともに第2筐体の後端が外部(図1において上方)を向くように取り付けられる。
第1筐体21は、中空構造を有し且つ全体として筒状を成す部材である。この第1筐体21は、導電性を有するともに耐酸性が高いステンレス等の金属材料によって構成されている。第1筐体21の一部外周面には、シリンダヘッド13の連通孔13a(図1参照)の内周面に設けられた雌ねじ(図示せず)と噛み合う雄ねじ21aが形成されている。また、第1筐体21の先端側の端面部には、第1筐体21の内方(中心軸側)に向かうにしたがって後端側に向い傾斜した傾斜面21bが形成されている。そして、第1筐体21の先端部、より具体的には第1筐体21の傾斜面21bに、レーザ溶接によってダイアフラム22が取り付けられ、第1筐体21の後端側には、はめ合いによって第2筐体31が取り付けられる。
本実施の形態の圧力検出装置20は、内燃機関等の高温環境下でも利用される。圧力検出器20は、高温に曝されると圧力検出装置20を構成する各部材において熱歪が発生し、この熱歪は圧力検出装置20の特性に影響を与える。特に、ダイアフラム22で発生する熱歪は、圧力検出装置20の特性に与える影響が大きく、圧力検出装置20のできるだけ先端側にて圧力検出装置20が受ける熱を外部へ放出することが好ましい。本実施の形態の圧力検出装置20では、圧力検出装置20が受けた熱の外部への放出は、圧力検出装置20と内燃機関10のシリンダヘッド13との接触部位である雄ねじ21a等によって行われ、圧力検出装置20が受けた熱をシリンダヘッド13へ放出している。したがって、雄ねじ21aは圧力検出装置20において可能な限り先端側に設けるのがよく、本実施の形態における雄ねじ21aは、第1筐体21の先端側における端面部より第1筐体21の中間部まで形成されている。
ダイアフラム22は、全体として円板状を呈する部材である。このダイアフラム22は、導電性を有するとともに耐熱性および耐酸性が高いステンレス等の金属材料によって構成されている。特に、この例では、ダイアフラム22および第1筐体21を、同じ材料で構成している。
このダイアフラム22は、先端側の表面であり、外部(燃焼室C側)に露出することで圧力を受ける受圧面221を備え、受圧面221おける中央部には凹部22aが形成されている。受圧面221における中央部(凹部22aの形成部位)の周囲には、ダイアフラム22の厚み(先端側から後端側への長さ)が小さな薄肉部22bが環状に形成されており、薄肉部22bの周囲には受圧面221から後端側に突出しダイアフラム22の外周部を形成する外筒部222を備えている。また、受圧面221の裏側には、受圧面221の中央部(凹部22aの形成部位)から後端側に突出した凸部223を備えている。また、外筒部222はその外周面に受圧面221から後端側に向かうに従って徐々に外径が小さくなる傾斜面22cが形成されており、傾斜面22cの後端側に後端筒部22dが形成されている。
このダイアフラム22は、第1筐体21における先端側の開口部を塞ぐように設けられており、第1筐体21を固定し、ダイアフラム22の傾斜面22cを第1筐体21の傾斜面21bに当接させ、両者の界面(境界部)に外周部の一周にわたってレーザ光を照射しレーザ溶接を施すことで接合する。この際、接合のためのレーザ光は、ダイアフラム22の傾斜面22cと第1筐体21の傾斜面21bとの界面に平行(傾斜面22cおよび傾斜面21bに平行)な方向より照射する。このようにダイアフラム22と第1筐体21とを接合することで、ダイアフラム22の傾斜面22cと第1筐体21の傾斜面21bとの界面に溶融接合部224が、第1筐体21の傾斜面21b(ダイアフラム22の傾斜面22c)に沿って形成される。
ここで、第1筐体21の先端側端面部に第1筐体21の内方(中心軸側)に向かうにしたがって後端側に向い傾斜した傾斜面21bを設け、ダイアフラム22における外筒部222の外周面に受圧面221から後端側に向かうに従って徐々に外径が小さくなるよう設けた傾斜面22cと当接させ、その当接した界面に沿うようレーザ光を照射することで、ダイアフラム22の薄肉部22bと溶融接合部224との距離を離すことが可能となり、レーザ光の照射位置のずれや、溶接の際に第1筐体21の固定にずれが生じでも、薄肉部22bにレーザ光が誤照射されることを防ぐことができる。また、第1筐体21とダイアフラム22とが当接面(傾斜面21bと傾斜面22cとの当接面)の全域に亘って溶融接合部224を形成することができ、信頼性の高い接合をすることができる。
ところで、ダイアフラム22と第1筐体21の接合部である溶融接合部224とダイアフラム22の薄肉部22bとの距離を大きくする手段としては、ダイアフラム22と第1筐体21との当接面を圧力検出装置20の外周面に設け、その外周面より溶接しダイアフラム22と第1筐体21とを接合することも考えられる。しかしこの場合は、ダイアフラム22と第1筐体21の溶融接合部が第1筐体21の外周に形成され、この溶融接合部の存在により雄ねじ21aを第1筐体21の先端側端面より形成することが困難となり、圧力検出装置20が受ける熱の放出という点で不利となる。本実施の形態では、ダイアフラム22の受圧面221と第1筐体21の先端側の端面とはほぼ同一の平面上に位置するよう配置される。このような構成とすることで、ダイアフラム22は、圧力媒体より受けた熱を直ちに第1筐体21へとその熱を伝えることが可能であり、第1筐体21からシリンダヘッド13への熱経路として機能する雄ねじ部21aも受圧面に近接して設けることが可能である。
前記第1筐体21の内部には、内部筐体23を有している。内部筐体23は、中空構造を有し且つ全体として筒状を成す部材である。この内部筐体23は、導電性を有するともに耐酸性が高いステンレス等の金属材料によって構成されている。本実施の形態の内部筐体23は、最も先端側に位置するとともに先端には開口部が設けられる先端筒状部231と、先端筒状部231の後端側に配置される中間筒状部232と、中間筒状部232の後端側であって最も後端側に位置する後端筒状部233とを備えている。この内部筐体23では、先端筒状部231よりも中間筒状部232の外径が大きく、中間筒状部223よりも後端筒状部233の外径が大きくなっている。内部筐体23の内径は、先端に設けられた開口部が小さく、その他は同じ大きさである。そして内部筐体23は、先端筒状部231と中間筒上部232との外周面においてそれら両者を接続する段差部がダイアフラム22の後端筒部22dの後端側端部と当接し溶接により接合され、後端筒状部233の外周面は、第1筐体21の内周面と当接し溶接により接合されている。また、先端筒状部231の開口部にはダイアフラム22の凸部223が挿入されている。
この内部筐体23の内部には、先端側より順に、先端電極部材25、圧力検出素子となる圧電素子24、後端電極部材26、絶縁リング27、支持部材28および伝導部材29の先端側が配置されている。
圧電素子24は、全体として円柱状を成す部材で、圧電縦効果の圧電作用を示す圧電体を備えている。圧電縦効果とは、圧電体の電荷発生軸と同一方向の応力印加軸に外力を加えると、電荷発生軸方向の圧電体の表面に電荷が発生することをいう。この圧電素子24は、中心軸方向が応力印加軸の方向となるように、第1筐体21内に収容されている。そして、圧電素子24の先端側の面は、先端電極部材25の後端側の面と接触している。一方、圧電素子24の後端側の面は、後端電極部材26の先端側の面と接触している。
前記圧電素子24で使用可能な圧電体としては、圧電縦効果及び圧電横効果を有するランガサイト系結晶(ランガサイト、ランガテイト、ランガナイト、LGTA)や水晶、ガリウムリン酸塩などを使用することを例示することができる。なお、本実施の形態の圧電素子24では、圧電体としてランガテイト単結晶を用いている。
先端電極部材25は、全体として円柱状を成す部材である。この先端電極部材25は、導電性を有するとともに耐熱性が高いステンレス等の金属材料によって構成されている。先端電極部材25の先端側の面は、前述のダイアフラム22の凸部223と接触し、一方、先端電極部材25の後端側の面は、圧電素子24の先端側の面に接触している。当該構成により、ダイアフラム22の受圧面221で受けた圧力が、凸部223を介して先端電極部材25、さらにはこれと接触する圧電素子24へと伝えられる。尚、先端電極部材25は、ダイアフラム22、第1筐体21および内部筐体23と電気的に接続が成され、シリンダヘッド13に接地されている。先端側電極部材25の電気的接続に関しては、回路基板30のGND電極に接地する構成であっても良い。
後端電極部材26は、全体として円柱状を成す部材である。この後端電極部材26は、導電性を有するとともに耐熱性が高いステンレス等の金属材料によって構成されている。この後端電極部材26の先端側の面は、圧電素子24の後端側の面と接触している。一方、後端電極部材26の後端側の面は、絶縁リング25の先端側の面と接触し、後述する電気経路を成す伝導部材29の先端部と接触する構成である。
絶縁リング25は、全体として環状を成す部材である。この絶縁リング25は、絶縁性を有するとともに耐熱性が高いアルミナ等のセラミックス材料によって構成されている。
伝導部材29は、全体として棒状を成す部材であり、導電性を有するリン青銅等の金属材料によって構成されている。この伝導部材29には、その先端に、中心軸方向の中央部よりも直径が小さい先端側凸部が設けられており、この先端側凸部にコイルスプリングが設けられ、後端側電極部26の後端側の面と接触している。また、伝導部材29の後端側は、第2筐体31の内部に配置された回路基板30に接続されている。
前記コイルスプリングは、全体として螺旋状を成す部材であって、中心軸方向に伸縮する。このコイルスプリングは、導電性を有するとともに第1筐体21よりも導電性が高いNi−Co合金やステンレス等の金属材料によって構成されている。このコイルスプリングは、第1筐体21の内部に設けられた絶縁リング27の中心孔を通過して後端電極部材26に到達するように配置され、コイルスプリングの先端側と後端側電極部材26における後端側の面とは溶接または接着等の手段により接合されている。このようにコイルスプリングと後端側電極部材26とを接合することで、圧力検出装置20に外部から圧力が作用した場合において、圧力検出装置20内部に収容された各部材が当該圧力の変動に追従できないことで発生する、コイルスプリングと後端側電極部材26との離間を防止することができる。
支持部材28は、全体として円柱状を成す部材である。この支持部材28は、導電性を有するとともに耐熱性が高いステンレス等の金属材料によって構成されている。支持部材28は、内部筐体23の内部に収容され、先端側は絶縁リング27の後端側の面と接触し、外周面は内部筐体23の内周面に接合され、内部筐体23における先端筒状部231との間で内部筐体23に収容される圧電素子24、先端電極部材25、後端電極部材26および絶縁リング27を挟み込むことでこれら部材を内部筐体23内に保持している。
前記第2筐体31は、中空構造を有し全体として筒状を成す部材である。この第2筐体26は、導電性を有するとともに耐酸性が高いステンレス等の金属材料によって構成されている。第2筐体31の先端部は第1筐体21と接合されており、第2筐体31の内部には伝導部材29の後端側、回路基板30および接続部材32の先端側が収容されている。
回路基板30は、全体として矩形板状を成す部材である。この回路基板30は、受けた圧力に応じて圧電素子24が出力する微弱な電荷による電気信号に、電気回路を用いた各種処理を施すものであって、所謂プリント配線板によって構成されている。この回路基板30は、外部との接続を成すリード端子を除き、樹脂によりモールド成形され、その基板面が全体的に保護される構成である(図2は、断面図であるため、基板面を表している。)。この回路基板30は、その全体が第2筐体31の内側に圧入固定されている。回路基板30の後端側には、上述した接続部材32が設けられており、接続部材32と接続される接続ケーブル50により、回路基板30の処理信号が外部へ伝送されている。
以上、本実施の形態の圧力検出装置20を説明してきたが、上記実施の形態では、圧力検出装置20を構成する各構成要素の一例を示したに過ぎず、適宜変更可能である。例えば、圧力検出素子として圧電素子24を示したが、歪ゲージや静電容量の変化等で圧力を検出するような構成としても構わない。また、第1筐体21に雄ねじ21aを有する構成としたがなくとも構わない。また、第1筐体21の内部に内部筐体23を設けた構成、第2筐体31の内部に回路基板30を備えた構成としたが、内部筐体23、回路基板30がない構成としても構わない。
1 圧力検出システム
10 内燃機関
11 シリンダブロック
12 ピストン
13 シリンダヘッド
13a 連通孔
20 圧力検出装置
21 第1筐体
21a 雄ねじ
21b 傾斜面
22 ダイアフラム
221 受圧面
222 外筒部
223 凸部
224 溶融接合部
22a 凹部
22b 薄肉部
22c 傾斜面
22d 後端筒部
23 内部筐体
231 先端筒状部
232 中間筒状部
233 後端筒状部
24 圧電素子
25 先端電極部材
26 後端電極部材
27 絶縁リング
28 支持部材
29 伝導部材
30 回路基板
31 第2筐体
32 接続部材
40 制御装置
50 接続ケーブル

Claims (5)

  1. 筒状の筐体と、
    外部からの圧力を受圧する受圧面を備え、前記筐体の一方の端面に接合されるダイアフラムと、
    前記筐体の内部に収容され、前記ダイアフラムが受けた圧力が伝達され前記圧力に応じた電気信号を出力する圧力検出素子を備えた圧力検出装置において、
    前記筐体の前記一方の端部は、前記筐体の内方に向かうにつれて前記筐体の他方の端部側に向かい傾斜する傾斜面を備え、
    前記筐体と前記ダイアフラムとは、前記傾斜面に沿って形成された溶融接合部を備えていることを特徴とする圧力検出装置。
  2. 前記ダイアフラムの受圧面は、前記筐体の前記一方の端部の端面と略同一の平面上にあることを特徴とする請求項1に記載の圧力検出装置。
  3. 前記筐体の前記一方の端部における外周面には、ねじ部が備えられていることを特徴とする請求項1または2に記載の圧力検出装置。
  4. 筒状の筐体と、
    外部からの圧力を受圧する受圧面を備え、前記筐体の一方の端面に接合されるダイアフラムと、
    前記筐体の内部に収容され、前記ダイアフラムが受けた圧力が伝達され、前記圧力に応じた電気信号を出力する圧力検出素子を備えた圧力検出装置の製造方法において、
    前記筐体の前記一方の端部は、前記筐体の内方に向かうにつれて前記筐体の他方の端部側に向かい傾斜する傾斜面を備えており、
    前記傾斜面に前記ダイアフラムを当接させる工程と、
    前記傾斜面と前記ダイアフラムとが当接した界面に沿って前記傾斜面と前記ダイアフラムとに溶融接合部を形成し、前記筐体と前記ダイアフラムとを溶融接合する工程と、
    を備えたことを特徴とする圧力検出装置の製造方法。
  5. 前記傾斜面と前記ダイアフラムとが当接した界面と平行な方向よりレーザを照射し、前記筐体と前記ダイアフラムとを溶融接合することを特徴とする請求項4に記載の圧力検出装置の製造方法。
JP2018225843A 2018-11-30 2018-11-30 圧力検出装置および圧力検出装置の製造方法 Pending JP2020085865A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018225843A JP2020085865A (ja) 2018-11-30 2018-11-30 圧力検出装置および圧力検出装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018225843A JP2020085865A (ja) 2018-11-30 2018-11-30 圧力検出装置および圧力検出装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020085865A true JP2020085865A (ja) 2020-06-04

Family

ID=70909858

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018225843A Pending JP2020085865A (ja) 2018-11-30 2018-11-30 圧力検出装置および圧力検出装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020085865A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5339898B2 (ja) 一体化された圧力センサを備えたグロープラグ及びグロープラグのボディ
JP5934215B2 (ja) 圧力センサ付きセラミックグロープラグ
JP6318605B2 (ja) 溶接部を有する継手構造の組付構造
JP2001124336A (ja) 燃焼圧センサ付きグロープラグ
JP2002327919A (ja) 燃焼圧センサ付きグロープラグ
JP5295743B2 (ja) 燃焼圧力センサ付きグロープラグ
JPWO2010134320A1 (ja) 燃焼圧センサ及び燃焼圧センサ付グロープラグ
JP2007327893A (ja) 温度センサ
JP2014173995A (ja) 圧力センサおよびその製造方法
JP6171251B2 (ja) 圧力検出装置
JP2020085865A (ja) 圧力検出装置および圧力検出装置の製造方法
JP2013174553A (ja) 圧力検出装置、圧力検出装置付き内燃機関
JP6300354B2 (ja) 圧力検出装置
JP7166897B2 (ja) 圧力検出装置
JP7008006B2 (ja) 圧力検出装置
JP2010091389A (ja) 筒内圧センサ
JP7016310B2 (ja) 圧力検出装置
JP6721445B2 (ja) 圧力検出装置
JP7077210B2 (ja) 圧力検出装置、回路内蔵部材、圧力検出装置の製造方法
JP7282006B2 (ja) 圧力検出装置の製造方法
JP2023049395A (ja) 圧力検出装置
JP5359647B2 (ja) 筒内圧検出装置
JP2019219280A (ja) 圧力センサ
JP2009150325A (ja) 燃焼圧センサ
US20220291068A1 (en) Pressure sensor device

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20181203