JP2020085581A - 環境試験装置 - Google Patents
環境試験装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020085581A JP2020085581A JP2018218108A JP2018218108A JP2020085581A JP 2020085581 A JP2020085581 A JP 2020085581A JP 2018218108 A JP2018218108 A JP 2018218108A JP 2018218108 A JP2018218108 A JP 2018218108A JP 2020085581 A JP2020085581 A JP 2020085581A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rail
- test
- test chamber
- room
- outside
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Testing Resistance To Weather, Investigating Materials By Mechanical Methods (AREA)
Abstract
Description
即ち試験室の底面から試験室が設置された部屋の床面にかけて、一連のレールが敷設された環境試験装置がある。
多くの場合、被試験物を台車に載せたままの状態で、試験室内の環境にさらし、環境試験を行う。
試験を終えると、レールに沿って台車を試験室から引き出す。
しかしながら、従来技術の環境試験装置では、レールは、所謂一本もののレールであり、レールの一端側が試験室内にあり、同じレールの中間部が試験室の内外を跨ぎ、同じレールの他端側が試験室の外にある。
そのためレールによって、試験室の内外の間で熱移動が生じてしまう場合があった。
即ち環境試験は、外気温度とは異なる温度で実施される場合が多く、試験室内の温度は、外気温度とは違う場合が多い。そのためレールを通じて熱伝導が起こり、試験室内の温度環境を乱したり、試験室内の温度環境を維持するために、より多くの電力を消費してしまう場合があった。
試験室が高温環境である場合、レールの試験室外にある部分が高温になりうることを考慮し、作業時に注意する必要が生じる場合があった。
結露等を防止するために、レールに断熱材を取り付けることも考えられるが、レールの形状は複雑であり、これに合致する断熱材を製作し、これを装着するには相当の手間を要する。
本態様の環境試験装置で採用するレールは、所謂一本もののレールではなく、分割された部材が繋がれたレールである。本態様で採用するレールは、試験室内と試験室外との境界部分に該当する領域や、境界の近傍部分に該当する領域を取り外すことができる。
本態様の環境試験装置を使用して試験を行う場合、試験室内に被試験物を搬入した後に、着脱可能部を取り外す。
その結果、試験室内が試験室外の温度環境とは異なる温度環境となっても、レールが分断されているので、レールによる試験室内外の熱移動が生じにくい。
着脱可能部を取り外すと、レールの一部に欠損部ができる。欠損部によって熱伝導は遮断されるが、当該欠損部を介して試験室内外が連通し、通気して試験室内の環境を乱してしまう場合がある。
本態様は、この問題に対処するものであり、欠損部に詰め物を設けることにより、試験室内外の通気を防ぐことができる。
本実施形態の環境試験装置1は、大型の重量物を試験する用途に設計されたものである。
環境試験装置1は、公知のそれと同様に、断熱壁2によって覆われた試験室5(図2)を有している。試験室5は、被試験物102を設置する空間である。
環境試験装置1は、図示しない空調手段を有しており、試験室5内に所望の環境を人工的に創出することができる。
試験室5内には図示しない温度センサーと湿度センサーが設けられており、温度センサーと湿度センサーの検出値が、空調手段を構成する機器にフィードバックされ、試験室5内の温度や湿度が所望の値に調節される。
空調手段は試験室5と一体であってもよく、また個別の装置であってもよい。
レール10は、試験室5の内外に跨がって敷設されている。
即ち試験室5の底面11から環境試験装置1が設置された部屋の床(以下 単に「部屋の床」と称する)12に掛けて、溝13が平行に2本形成されている。溝13は、試験室5の底面11から部屋の床12に掛けて連続している。
本実施形態のレール10は、図2、図3、図4の様に、3分割されたレール片15、16、17によって構成されている。
レール片15、16、17の断面形状はいずれも同じであり、図4の様に、頭部20、腹部21、底部22によって構成されている。本実施形態では、図4の拡大図の様に、レール片15、16、17の底部22に貫通孔18が設けられている。また溝13の底面には、ネジ(雌ねじ)が埋設されたネジ孔25がある。
各レール片15、16、17は、図4の拡大図の様に、溝13のネジ孔25にレール片の貫通孔18を合致させ、ボルト26が挿通されて溝13に固定されている。
本実施形態では、レール片15は、試験室5の底面11に形成された溝13に敷設されており、レール片16は扉6の真下であって試験室5の底面11と部屋の床12との境界部分にあり、レール片17は部屋の床12に形成された溝13にある。
そのため3本のレール片15、16、17が総て固定された状態においては、レール10は、実質的に試験室5の内外を繋ぎ、台車100の車輪101は、レール10上に乗ってレール片15、16、17の上を走行することができる。
この様に、本実施形態の環境試験装置1では、中間のレール片16が着脱可能部となっている。即ち中間のレール片16は、両端側のレール片15、レール片17から独立したものであり、ボルト26によって溝13に固定されているから、レール片16を固定しているボルト26を外すことによって、図3(b)、図5の様に中間のレール片16だけを取り除くことができる。
本実施形態の環境試験装置1では、中間のレール片16が着脱可能部を構成するレール片である。
そして図2の様に扉6を開き、台車100をレール10に沿って試験室5内に押し入れる。台車100の車輪101は、図7(a)の様にレール片17から着脱可能部を構成する中間のレール片16に乗り移り、さらに中間のレール片16から試験室5内のレール片15に乗り移る。
この状態で、図示しない空調手段を起動し、試験室5内の環境を人工的に所望の環境に調節して環境試験を実施する。
即ち試験中においては、着脱可能部を構成する中間のレール片16が取り外されており、レール10には欠損部23がある。そのためレール10の試験室5内側と試験室5の外部側は、繋がっておらず、レール10を介しての熱伝導は起こらない。
例えば試験室5内が高温であっても、試験室5外のレール10(レール片17)が高温状態となることが防止される。同様に、試験室5内が低温であっても、試験室5外のレール10(レール片17)の温度が低下することが防止され、結露が防止される。
着脱可能部が試験室5の外にあることは推奨されないが、これを排除するものではない。
着脱可能部は、試験室5の内外の境界部を跨ぐものであってもよく、境界部の一部にあってもよく、境界部の一部又は全部を含む試験室5側にあってもよく、境界部の一部又は全部を含む部屋の床12側にあってもよい。
また着脱可能部は、境界部に位置せず、境界部の近傍にあってもよい。
5 試験室
6 扉
7 扉片
10 レール
13 溝
16 レール片(着脱可能部を構成するレール片)
30 詰め物
100 台車
102 被試験物
Claims (3)
- 被試験物を配置する試験室を有し、当該試験室の内部に所定の環境を人工的に創出することができる環境試験装置において、
前記試験室の内外を実質的に繋ぐレールを有し、
前記レールは一部に着脱可能部があり、前記着脱可能部は、前記試験室内と前記試験室外との境界部分及び/又はその近傍部分を含む位置にあることを特徴とする環境試験装置。 - 前記着脱可能部を取り外した後に装着する詰め物を有することを特徴とする請求項1に記載の環境試験装置。
- 前記試験室の床部には溝があり、前記レールは前記溝内にあり、前記詰め物はブロック状であって、前記レールを取り外した後の前記溝にそのまま、又は変形して合致する形状であることを特徴とする請求項2に記載の環境試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018218108A JP7013362B2 (ja) | 2018-11-21 | 2018-11-21 | 環境試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018218108A JP7013362B2 (ja) | 2018-11-21 | 2018-11-21 | 環境試験装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020085581A true JP2020085581A (ja) | 2020-06-04 |
JP7013362B2 JP7013362B2 (ja) | 2022-01-31 |
Family
ID=70907527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018218108A Active JP7013362B2 (ja) | 2018-11-21 | 2018-11-21 | 環境試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7013362B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102297046B1 (ko) * | 2021-05-28 | 2021-09-01 | 엄정일 | 진동 복합 환경시험기 구동시스템 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59211845A (ja) * | 1983-05-16 | 1984-11-30 | Hideyuki Honda | 環境試験装置 |
JPH06229905A (ja) * | 1993-02-04 | 1994-08-19 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | 促進耐候性試験装置 |
JPH1114255A (ja) * | 1997-06-24 | 1999-01-22 | Eno Sangyo Kk | 木材乾燥装置 |
JP2000131361A (ja) * | 1998-10-27 | 2000-05-12 | Tdk Corp | 試験用昇降装置、試験用回動装置および試験用搬送システム |
JP2008232680A (ja) * | 2007-03-19 | 2008-10-02 | Orion Mach Co Ltd | 環境試験装置のパレット搬送方法 |
JP2014139586A (ja) * | 2014-04-23 | 2014-07-31 | Risoh Kesoku Kk Ltd | 熱衝撃試験装置 |
JP2017151021A (ja) * | 2016-02-26 | 2017-08-31 | Imv株式会社 | 試験装置 |
-
2018
- 2018-11-21 JP JP2018218108A patent/JP7013362B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59211845A (ja) * | 1983-05-16 | 1984-11-30 | Hideyuki Honda | 環境試験装置 |
JPH06229905A (ja) * | 1993-02-04 | 1994-08-19 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | 促進耐候性試験装置 |
JPH1114255A (ja) * | 1997-06-24 | 1999-01-22 | Eno Sangyo Kk | 木材乾燥装置 |
JP2000131361A (ja) * | 1998-10-27 | 2000-05-12 | Tdk Corp | 試験用昇降装置、試験用回動装置および試験用搬送システム |
JP2008232680A (ja) * | 2007-03-19 | 2008-10-02 | Orion Mach Co Ltd | 環境試験装置のパレット搬送方法 |
JP2014139586A (ja) * | 2014-04-23 | 2014-07-31 | Risoh Kesoku Kk Ltd | 熱衝撃試験装置 |
JP2017151021A (ja) * | 2016-02-26 | 2017-08-31 | Imv株式会社 | 試験装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102297046B1 (ko) * | 2021-05-28 | 2021-09-01 | 엄정일 | 진동 복합 환경시험기 구동시스템 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7013362B2 (ja) | 2022-01-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8208273B1 (en) | RF shielded enclosure for automated testing | |
TWI596350B (zh) | 半導體元件測試用分選機 | |
JP2020085581A (ja) | 環境試験装置 | |
US20100107749A1 (en) | Environmental Enclosure For Vehicle Property Testing | |
US9417137B2 (en) | Liquid based ice protection test systems and methods | |
WO2015071926A1 (ja) | 鉄道車両 | |
CN107482280A (zh) | 一种电动汽车用高效散热蓄电池装置 | |
CN205435767U (zh) | 一种高低温湿热试验箱 | |
DK200600972A (da) | Apparat til köling af köleaggregater i autocampere, campingvogne eller lignende köretöjer | |
Mola et al. | Equivalent temperature estimator using mean radiant temperature sensor | |
KR100908642B1 (ko) | 무균돼지 이동용 통로장치 | |
KR101151900B1 (ko) | 환경 시험용 챔버 | |
KR20100092320A (ko) | 버터플라이밸브 검사장치 | |
CN102890204B (zh) | 恒温老化装置 | |
GÜRBÜZ et al. | Analysis of bus air conditioning system by finite elements method (ANSYS) | |
KR102342165B1 (ko) | 국부적 기류를 이용한 전자기기의 열충격 시험장치 | |
Wischhusen | Modelling and calibration of a thermal model for an automotive cabin using humancomfort library | |
Best et al. | The UOIT Automotive Centre of Excellence-Climatic Test Facility | |
CN207585473U (zh) | 一种汽车空调hvac总成孔位检验装置 | |
JP2020143924A (ja) | 環境試験装置及び試験装置 | |
Lange et al. | Low-cost Thermal Manikin-A Competitive Instrument to Simulate Thermal Loads and to Determine Thermal Passenger Comfort | |
CN207703445U (zh) | 气动力测量天平高温性能检测装置 | |
KR101996832B1 (ko) | 차량용 공조 부품 평가장치 | |
JP2020106509A (ja) | 移動式恒湿恒温槽及び試験設備 | |
US20180313609A1 (en) | High temperature furnace |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201022 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210827 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210902 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211001 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220113 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220119 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7013362 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |