JP2000131361A - 試験用昇降装置、試験用回動装置および試験用搬送システム - Google Patents

試験用昇降装置、試験用回動装置および試験用搬送システム

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JP2000131361A
JP2000131361A JP10306006A JP30600698A JP2000131361A JP 2000131361 A JP2000131361 A JP 2000131361A JP 10306006 A JP10306006 A JP 10306006A JP 30600698 A JP30600698 A JP 30600698A JP 2000131361 A JP2000131361 A JP 2000131361A
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Hisanori Isotani
尚徳 磯谷
Toshiaki Kobayashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重量の大きな試験対象物でも容易に搬入、搬
出することを可能とすると共に、試験対象物を搬送する
ために用いられる物が試験に影響を与えないようにす
る。 【解決手段】 電波暗室内に設けられたターンテーブル
10の中央部分は、長方形形状に切り欠かれており、こ
の切り欠かれた部分に、リフター20が収納されてい
る。リフター20は、上昇状態では、上面が床面の一部
を形成し、下降状態では、床面との間に搬送台車40を
収納可能な空間2を形成する。搬送台車40は、電波暗
室内での試験の対象物をリフター20の上に搬送し、リ
フター20が下降することにより、床面の下に形成され
る空間2内に収納される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁波遮蔽室や電
波暗室における電磁気的な試験等に用いられ、試験対象
物を搬送するための搬送装置を昇降する試験用昇降装
置、試験対象物を回動させるための試験用回動装置、お
よび試験対象物を搬送するための試験用搬送システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、アンテナ試験、電子機器のE
MC(Electro Magnetic Compatiblity ;電磁適合性)
試験等に、電波暗室が用いられている。この電波暗室
は、室内全体を電磁波遮蔽材によって覆って、室内を電
磁波に対して遮蔽する(以下、電磁波遮蔽するとい
う。)と共に、室内の壁面や天井面に電波吸収体を設け
て、壁面や天井面による電波の反射を防止するようにな
っている。また、室内全体を電磁波遮蔽材によって覆っ
て電磁波遮蔽した電磁波遮蔽室も、室外からの電磁波の
影響を防止する必要のある電子制御室や測定室等の用途
に用いられている。
【0003】従来、上述のような電波暗室や電磁波遮蔽
室(以下、これらを電波暗室等という。)には、試験対
象物を回動させるためのテーブル(以下、ターンテーブ
ルという。)を備えたものがある。このような電波暗室
等における試験では、ターンテーブルに試験対象物を載
置し、ターンテーブルを回動させて、試験対象物の全周
にわたる電波放射特性、高周波放射特性等の試験を行う
ようになっている。
【0004】一般に、電波暗室等における試験では、測
定台に試験対象物を載置して試験を行う方法と、床面、
例えばターンテーブル上に直接、試験対象物を設置して
試験を行う方法とがある。特に後者の場合には、試験対
象物が大型で重量の大きい物である場合が多く、人間の
力では、試験対象物を搬入、搬出できない場合が多い。
このような場合における試験対象物の搬入、搬出の方法
としては、大型クレーンを用いる方法や、台車やフォー
クリフト等の荷役装置を用いる方法がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、大型ク
レーンを用いる場合には、クレーンの移動用のレールを
組まなければならない。このレールは、鉄骨等の金属に
よって形成されるため電波暗室等の中に設置すると、電
波暗室等の特性に多大な影響を与え、良好な試験結果が
得られないという問題点がある。
【0006】一方、台車やフォークリフト等の荷役装置
を用いる場合には、一度に搬送できる重量が限られてい
るという問題点がある。また、荷役装置を用いる場合に
は、一般に、パレット等の台の上に試験対象物を載せて
搬送する。そのため、台と共に試験対象物を床面に置い
た場合には、試験中も、試験対象物の下に台が存在し、
この台が電波暗室等の特性に影響を与え、良好な試験結
果が得られないという問題点がある。
【0007】更に、試験対象物が極端に重い場合、例え
ば20トン位の場合には、荷役装置を用いて搬入できた
としても、荷役装置から試験対象物を降ろす作業が困難
であるという問題点がある。また、試験対象物を荷役装
置に載せたまま試験を行うと、荷役装置が電波暗室等の
特性に影響を与え、良好な試験結果が得られないという
問題点がある。
【0008】また、従来は、大型の試験対象物の搬入、
搬出の際に電波暗室内の電波吸収体に損傷を与えてしま
い、その結果、完全な電磁波遮蔽および電波吸収ができ
なくなり、測定結果に多大な影響を与える場合があると
いう問題点があった。
【0009】また、試験対象物が重量の大きい物である
場合には、試験対象物を分解して電波暗室等に搬入し、
電波暗室等の中で試験対象物を組み立てた後に測定を行
い、再度、試験対象物を分解して搬出するという方法も
ある。しかしながら、この方法では、試験対象物の搬
入、搬出に時間と手間がかかるため、試験全体にも多く
の時間と手間がかかってしまうという問題点がある。
【0010】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、重量の大きな試験対象物でも容易に
搬入、搬出することを可能とすると共に、試験対象物を
搬送するために用いられる物が試験に影響を与えないよ
うにした試験用昇降装置、試験用回動装置および試験用
搬送システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の試験用昇降装置
は、試験対象物を搬送する搬送装置を支持するための昇
降可能な支持台と、支持台の上昇状態では支持台の上面
が床面の一部を形成し、支持台の下降状態では支持台の
上面と床面との間に搬送装置を収納可能な空間を形成す
るように、支持台を昇降する昇降手段とを備えたもので
ある。
【0012】この試験用昇降装置では、昇降手段によっ
て支持台が昇降され、支持台の上昇状態では支持台の上
面が床面の一部を形成し、支持台の下降状態では支持台
の上面と床面との間に搬送装置を収納可能な空間が形成
される。これにより、試験対象物を搬送する搬送装置を
床面の下の空間に収納することが可能となる。
【0013】本発明の試験用回動装置は、上面が床面の
一部を形成し、試験対象物を回動させるための回動テー
ブルと、回動テーブルに内蔵され、試験対象物を搬送す
る搬送装置を支持するための昇降可能な支持台と、回動
テーブルに内蔵され、支持台の上昇状態では支持台の上
面が床面の一部を形成し、支持台の下降状態では支持台
の上面と床面との間に搬送装置を収納可能な空間を形成
するように、支持台を昇降する昇降手段とを備えたもの
である。
【0014】この試験用回動装置では、昇降手段によっ
て支持台が昇降され、支持台の上昇状態では支持台の上
面が床面の一部を形成し、支持台の下降状態では支持台
の上面と床面との間に搬送装置を収納可能な空間が形成
される。これにより、試験対象物を搬送する搬送装置を
床面の下の空間に収納し、且つ試験対象物を回動させる
ことが可能となる。
【0015】また、本発明の試験用昇降装置または試験
用回動装置では、試験は、例えば波動を利用した試験で
ある。波動は、例えば電磁波である。
【0016】また、本発明の試験用昇降装置または試験
用回動装置では、空間の側壁は、例えば、搬送装置が空
間内に収納されたときに搬送装置との間で電気的な接続
を行うための電気的接続手段を有している。
【0017】また、本発明の試験用昇降装置または試験
用回動装置は、例えば、室内全体が電磁波遮蔽材によっ
て覆われた電磁波遮蔽室または室内全体が電磁波遮蔽材
によって覆われ、且つ電磁波遮蔽材の内側の少なくとも
一部に電波吸収体が設けられた電波暗室に用いられる。
【0018】本発明の試験用搬送システムは、試験対象
物を搬送するための搬送装置と、搬送装置を支持するた
めの昇降可能な支持台と、支持台の上昇状態では支持台
の上面が床面の一部を形成し、支持台の下降状態では支
持台の上面と床面との間に搬送装置を収納可能な空間を
形成するように、支持台を昇降する昇降手段とを備えた
ものである。
【0019】この試験用搬送システムでは、昇降手段に
よって支持台が昇降され、支持台の上昇状態では支持台
の上面が床面の一部を形成し、支持台の下降状態では支
持台の上面と床面との間に搬送装置を収納可能な空間が
形成される。これにより、試験対象物を搬送する搬送装
置を床面の下の空間に収納することが可能となる。
【0020】また、本発明の試験用搬送システムでは、
更に、上面が床面の一部を形成し、試験対象物を回動さ
せるための回動テーブルを備え、支持台および昇降手段
が、回動テーブルに内蔵されているようにしてもよい。
【0021】また、本発明の試験用搬送システムでは、
試験は、例えば波動を利用した試験である。波動は、例
えば電磁波である。
【0022】また、本発明の試験用搬送システムでは、
例えば、空間の側壁および搬送装置が、それぞれ、搬送
装置が空間内に収納されたときに空間の側壁と搬送装置
との間で電気的な接続を行うための電気的接続手段を有
している。
【0023】また、本発明の試験用搬送システムは、例
えば、室内全体が電磁波遮蔽材によって覆われた電磁波
遮蔽室または室内全体が電磁波遮蔽材によって覆われ、
且つ電磁波遮蔽材の内側の少なくとも一部に電波吸収体
が設けられた電波暗室に用いられる。
【0024】また、本発明の試験用搬送システムでは、
例えば、搬送装置は、その上面が、支持台の下降状態に
おいて、床面の一部を形成する。
【0025】また、本発明の試験用搬送システムでは、
例えば、搬送装置は、少なくとも上面が、電磁波遮蔽材
によって形成されている。
【0026】また、本発明の試験用搬送システムでは、
例えば、更に、搬送装置に接続され、搬送装置に対する
駆動用電力の供給を行うための給電装置を備えている。
【0027】また、本発明の試験用搬送システムでは、
例えば、更に、床面に形成され、搬送装置を支持台へ導
くためのレールを備えている。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。始めに、図1を参照
して、本発明の一実施の形態に係る試験用昇降装置、試
験用回動装置および試験用搬送システムが適用される電
波暗室について説明する。図1は、本実施の形態におけ
る電波暗室を含む試験設備の構成の一例を示す平面断面
図である。これらの図に示した試験設備は、アンテナ試
験、電子機器のEMC試験等に使用されるものである。
【0029】図1に示した試験設備は、電波暗室110
と、この電波暗室用110に隣接するように配置された
計測用の電磁波遮蔽室である計測室120と、電磁波遮
蔽室130とを備えている。電波暗室110には、試験
対象物を搬入、搬出するための大型のシールド扉111
と、計測室120との間の出入りのための小型のシール
ド扉112とが設けられている。なお、本実施の形態に
おいて、扉111を介して電波暗室110に隣接する部
屋を、前室と呼ぶ。
【0030】電波暗室110は、床113、四方の壁1
14および図示しない天井を有し、これら全てに、電磁
波遮蔽材よりなる電磁波遮蔽板が設けられている。壁1
14および天井の室内側の面には、電波吸収体115が
取り付けられている。床113には、本実施の形態に係
る試験用回動装置としてのターンテーブル10が設けら
れている。ターンテーブル10は、本実施の形態に係る
試験用昇降装置としてのリフター20を内蔵している。
リフター20には、試験対象物を搬送する本実施の形態
における搬送装置としての搬送台車が載置されるように
なっている。また、床113には、アンテナが設置され
る箇所であるアンテナポジション117が設けられてい
る。
【0031】電磁波遮蔽材とは、所望の周波数帯域の電
磁波に関して、反射係数が大きく(1に近く)、透過係
数が小さい(0に近い)材料であり、種々の金属が該当
するが、鋼材が用いられることが多い。
【0032】電波吸収体とは、所望の周波数帯域の電波
に関して、反射係数と透過係数が共に小さく(0に近
く)、入射した電波エネルギを吸収して熱エネルギに変
換する構造体である。
【0033】図1における電波吸収体115は、例え
ば、タイル状のフェライト電波吸収体と、このフェライ
ト電波吸収体の室内側の面に取り付けられた発泡スチロ
ール基体電波吸収体とによって構成されている。フェラ
イト電波吸収体は、高周波におけるフェライトの磁気共
鳴損失を利用した電波吸収体である。発泡スチロール基
体電波吸収体は、発泡スチロールの基体に抵抗体として
のカーボン等を混合して構成されている。
【0034】図2は、本実施の形態に係る試験用搬送シ
ステムの構成を示す斜視図である。この図に示したよう
に、ターンテーブル10は、円板状をなしている。ター
ンテーブル10の上面は、床面1の一部を形成してい
る。このターンテーブル10の中央部分は、長方形形状
に切り欠かれており、この切り欠かれた部分に、リフタ
ー20が収納されている。図2に示した状態では、リフ
ター20は下降状態にある。この状態では、リフター2
0の上面と床面1との間に搬送台車40を収納可能な直
方体形状の空間2が形成される。
【0035】搬送台車40は、空間2に比べて幅と長さ
が若干短い直方体形状をなし、空間2内に収納されるよ
うになっている。床面1には、図1における扉111が
設けられている搬入搬出口からターンテーブル10にか
けて、搬送台車40を誘導するための例えば4本の誘導
レール3a〜3dが設けられている。また、ターンテー
ブル10には、ターンテーブル10の外周部からリフタ
ー20が収納された部分にかけて、誘導レール3a〜3
dと連結される誘導レール4a〜4dが設けられてい
る。搬送台車40は、図2では図示しないが、誘導レー
ル3a〜3dおよび誘導レール4a〜4d上を走行する
複数の車輪を有している。
【0036】図3は、誘導レール3a〜3dと搬送台車
40の車輪との関係を示す断面図である。この図に示し
たように、4本のレール3a〜3dのうちの2本のレー
ル3a,3bは、上面に溝を有するものになっており、
残りの2本のレール3c,3dは上面に溝を有しないも
のになっている。いずれのレール3a〜3dも、その上
面が床面1と同じ高さになるように設置されている。溝
を有するレール3a,3b上を走行する搬送台車40の
車輪41a,41bは、レール3a,3bの溝に嵌まる
環状の凸部を有している。溝を有しないレール3c,3
d上を走行する搬送台車40の車輪41c,41dは、
凸部のないものになっている。
【0037】レール3a〜3dは、電磁波遮蔽材によっ
て形成されている。また、溝を有するレール3a,3b
は、図1におけるアンテナポジション117から遠い方
に配置されている。これは、試験に対する溝の影響を少
なくするためである。
【0038】なお、本実施の形態では、溝を有するレー
ルを2本設けたが、溝を有するレールは1本以上であれ
ばよい。
【0039】次に、図4および図5を参照して、ターン
テーブル10について説明する。図4は、ターンテーブ
ル10の平面図、図5は、ターンテーブル10の断面図
である。ターンテーブル10は、外形が円板状の上板1
1と、この上板11とほぼ同じ外径の円板状の下板12
と、上板11と下板12の外周部を連結する側壁13と
を有している。上板11の中央部分は、長方形形状に切
り欠かれており、この切り欠かれた部分と下板12との
間に、リフター20を格納する格納部が形成されてい
る。この格納部は、側壁14によって他の部分に対して
仕切られている。格納部には、搬送台車40を昇降する
ためのリフター20が格納されている。なお、図4に示
したように、リフター20の上面には、誘導レール4a
〜4dと連結される誘導レール5a〜5dが設けられて
いる。
【0040】下板12の外周部の近傍には、周回状に複
数のキャスター15が設けられている。このキャスター
15は、支持部16の上を走行するようになっている。
これにより、ターンテーブル10は回動するようになっ
ている。
【0041】ターンテーブル10の下側には、ターンテ
ーブル10を回動させるための駆動部が設けられてい
る。この駆動部は、ターンテーブル10を回動させるた
めの旋回輪17と、モータ18と、このモータ18の出
力軸の回転を減速して旋回輪17に伝達する減速機19
とを備えている。
【0042】ターンテーブル10のうちの少なくとも上
板11は、電磁波遮蔽材によって形成されている。ま
た、ターンテーブル10の外径は、例えば10.5mと
する。
【0043】次に、図6を参照して、リフター20につ
いて説明する。図6は、リフター20の側面図である。
リフター20は、試験対象物を搬送する搬送台車40を
支持するための昇降可能な支持台21と、この支持台2
1を昇降する昇降装置とを備えている。昇降装置は、支
持台21を昇降するための例えば4本のスクリュージャ
ッキ22と、これらのスクリュージャッキ22を駆動す
るための1個のモータ23と、このモータ23の駆動力
を各スクリュージャッキ22に伝達する伝達機構24
と、支持台21の昇降動作の際に支持台21を床面に対
して平行に保ちながら移動させるためのガイド25とを
有している。支持台21は、電磁波遮蔽材によって形成
されている。
【0044】図4に示したように、リフター20の上面
における前室側の端部近傍の位置には、後述する搬送台
車40に設けられたフロアロックピンが挿入される穴2
6が設けられている。また、図示しないが,この穴26
には、この穴26にフロアロックピンが挿入されたこと
を検知するためのセンサが設けられている。このセンサ
は、例えば接触型のセンサである。
【0045】また、図4に示したように、ターンテーブ
ル10の上面には、リフター20を操作するためのリフ
ター手元操作スイッチが格納されたスイッチボックス3
1が設けられている。また、ターンテーブル10の近傍
の床には、ターンテーブル10の上面の誘導レール4a
〜4dが床面1の誘導レール3a〜3dと合うように、
ターンテーブル10を位置決めすることを指示するため
のレール位置決めスイッチが格納されたスイッチボック
ス32が設けられている。
【0046】次に、図7および図8を参照して、搬送台
車40について説明する。図7は、一部を切り欠いて示
す搬送台車40の平面図、図8は、搬送台車40の側面
図である。搬送台車40は、それぞれ4つずつ設けられ
た車輪41a,41b,41c,41dを備えている。
互いに対応する位置に配置された車輪41a,41b同
士は軸によって連結され、同様に、互いに対応する位置
に配置された車輪41c,41d同士も軸によって連結
されている。
【0047】搬送台車40は、更に、搬送台車40を駆
動するための4つのモータ42を備えている。各モータ
42の出力軸は、それぞれ、チェーン43を介して、内
側の4つの車輪41b,41b,41c,41cに対し
て連結されている。
【0048】また、搬送台車40の一方の側部における
前後の2箇所には、搬送台車40の動作の指示を行うた
めの、例えばペンダントスイッチからなる搬送台車スイ
ッチボックス44を接続可能なコネクタ45が設けられ
ている。
【0049】また、搬送台車40には、図示しない連結
フックによって、給電台車50が連結されるようになっ
ている。この給電台車50には、搬送台車40に供給す
る電力を発生するバッテリ51と、搬送台車40を制御
するための制御盤52とが搭載されている。制御盤52
には、搬送台車40の制御を可能とするためのキースイ
ッチが設けられている。バッテリ51および制御盤52
には、給電用ケーブル53が接続され、この給電用ケー
ブル53の端部には給電用プラグ54が設けられてい
る。一方、搬送台車40には、給電用プラグ54が接続
される給電用コネクタ46が設けられている。
【0050】ここで、搬送台車40の大きさと最大搭載
量の一例を挙げる。この例では、搬送台車40の大きさ
を、幅が5000mm、奥行きが8600mm、高さが
400mmとする。また、この例では、最大搭載量を、
20000kgとする。
【0051】本実施の形態において、搬送台車40を駆
動するのにバッテリ51を使用するのは、本実施の形態
における搬送台車が40が直流電源によって駆動される
ものであるためである。なお、搬送台車を駆動するのに
交流電源を使用すると、交流電源のコンセントと接続す
るためのコード等が必要となり、このコード等が走行の
邪魔になり、安全な走行の妨げになる。これに対し、本
実施の形態では、搬送台車40の近くに直流電源として
のバッテリ51を配置するので、このような問題が発生
しない。
【0052】また、本実施の形態において、バッテリ5
1と制御盤52を、搬送台車40とは別体としたのは、
空間2内に収納される搬送台車40を小型にするためで
ある。
【0053】図9に示したように、搬送台車40の後端
部には、リフター20の上面に設けられた穴26に挿入
されるフロアロックピン47と、このフロアロックピン
47を上下方向に移動させるペダル48が設けられてい
る。
【0054】また、搬送台車40の少なくとも上面は、
電磁波遮蔽材によって形成されている。
【0055】また、ターンテーブル10内の空間2の側
壁と搬送台車40は、それぞれ、搬送台車40が空間2
内に収納されたときに空間2の側壁と搬送台車40との
間で電気的な接続を行うための電気的接続手段を有して
いる。
【0056】図10は、この電気的接続手段の一例を示
す断面図である。この例では、電気的接続手段として、
ターンテーブル10にフィンガーコンタクト部29が設
けられ、搬送台車40に金属製メッシュ(網)49が設
けられている。フィンガーコンタクト部29は、導電性
のよい金属、例えば銅合金やステンレス鋼によって形成
されている。金属製メッシュ49も、導電性のよい金
属、例えば銅の芯材にニッケルをめっきしたものや、ス
テンレス鋼によって形成されている。
【0057】次に、本実施の形態に係る試験用昇降装
置、試験用回動装置および試験用搬送システムの作用に
ついて説明する。
【0058】始めに、搬送台車40を使用して試験対象
物を電波暗室110内に搬入する際の動作について説明
する。まず、搬送台車40が電波暗室110の前室にあ
る状態で、試験対象物を搬送台車40に載置する。次
に、電波暗室110のシールド扉111を開放するた
め、図示しない扉スイッチボックスの開ボタンを押し
て、扉111を全開させる。次に、スイッチボックス3
2内のレール位置決めスイッチを操作して、ターンテー
ブル10の上面の誘導レール4a〜4dが床面1の誘導
レール3a〜3dと合うように、ターンテーブル10を
位置決めし、ターンテーブル10を固定する。次に、ス
イッチボックス31内のリフター手元操作スイッチを操
作して、リフター20を上昇させて、リフター20の上
面を、ターンテーブル10の上面と同じ高さにする。こ
れにより、リフター20の上面は、床面の一部となる。
【0059】次に、人手による作業によって、給電台車
50を搬送台車40に連結し、給電台車50の給電用プ
ラグ54を、搬送台車40の給電用コネクタ46に接続
する。また、搬送台車スイッチボックス44を、進行方
向後方のコネクタ45に接続する。次に、制御盤52の
キースイッチを操作して、搬送台車40を動作可能な状
態とする。次に、搬送台車スイッチボックス44を操作
して、搬送台車40を誘導レール3a〜3d,4a〜4
d,5a〜5dに沿って移動させて、リフター20の上
まで移動させる。
【0060】搬送台車40がリフター20の上の所定の
位置に到達したら、搬送台車40のフロアロックピン4
7を、リフター20の上面に設けられた穴26に挿入す
る。フロアロックピン47が穴26に挿入されたこと
は、センサによって検知され、このセンサの出力信号に
基づいて、リフター20が下降可能な状態とされる。
【0061】次に、給電台車50の給電用プラグ54
を、搬送台車40の給電用コネクタ46から外し、給電
台車50を搬送台車40から外す。次に、スイッチボッ
クス31内のリフター手元操作スイッチを操作して、リ
フター20を下降させて、給電台車50を、図2におけ
る空間2内に収納する。これにより、搬送台車40の上
面は、ターンテーブル10の上面と同じ高さになり、床
面の一部を構成する。
【0062】このとき、搬送台車40の金属製メッシュ
49がターンテーブル20のフィンガーコンタクト部2
9に電気的に接続される。これにより、搬送台車40と
ターンテーブル20との間の隙間が電波暗室110の特
性や試験に影響を与えることを防止することができる。
【0063】次に、スイッチボックス32内のレール位
置決めスイッチを操作して、ターンテーブル10の固定
を解除する。次に、シールド扉111を閉じて、試験対
象物に対する試験を開始する。
【0064】搬送台車40を使用して搬入する試験対象
物の例としては、放電加工機、レーザ加工機等がある。
また、試験の例としては、ノイズ放出量の測定試験や、
電磁波に対する誤動作の試験等があり、いずれも波動と
しての電磁波を利用した試験である。
【0065】次に、搬送台車40を使用して試験対象物
を電波暗室110から前室に搬出する際の動作について
説明する。まず、電波暗室110のシールド扉111を
開放するため、図示しない扉スイッチボックスの開ボタ
ンを押して、扉111を全開させる。次に、スイッチボ
ックス32内のレール位置決めスイッチを操作して、タ
ーンテーブル10の上面の誘導レール4a〜4dが床面
の誘導レール3a〜3dと合うように、ターンテーブル
10を位置決めし、ターンテーブル10を固定する。次
に、スイッチボックス31内のリフター手元操作スイッ
チを操作して、リフター20を上昇させて、リフター2
0の上面を、ターンテーブル10の上面と同じ高さにす
る。
【0066】次に、搬送台車40のフロアロックピン4
7を、リフター20の上面に設けられた穴26から外
す。
【0067】次に、人手による作業によって、給電台車
50を搬送台車40に連結し、給電台車50の給電用プ
ラグ54を、搬送台車40の給電用コネクタ46に接続
する。また、搬送台車スイッチボックス44を、進行方
向後方のコネクタ45に接続する。次に、制御盤52の
キースイッチを操作して、搬送台車40を動作可能な状
態とする。次に、搬送台車スイッチボックス44を操作
して、搬送台車40を誘導レール5a〜5d,4a〜4
d,3a〜3dに沿って移動させて、前室へ移動させ
る。
【0068】次に、給電台車50の給電用プラグ54
を、搬送台車40の給電用コネクタ46から外し、給電
台車50を搬送台車40から外す。次に、スイッチボッ
クス32内のレール位置決めスイッチを操作して、ター
ンテーブル10の固定を解除する。次に、シールド扉1
11を閉じる。
【0069】搬送台車40を使用せずに搬入できる比較
的軽量な試験対象物の場合には、リフター20を上昇さ
せておき、リフター20の上面を、ターンテーブル10
の上面と同じ高さにする。これにより、リフター20の
上面は、床面の一部となる。試験対象物は、リフター2
0またはターンテーブル10の上に載置する。
【0070】以上説明したように、本実施の形態に係る
試験用昇降装置、試験用回動装置および試験用搬送シス
テムによれば、試験対象物を搬送する搬送台車40を床
面の下の空間2に収納することが可能となり、搬送台車
40の上面を床面の一部とすることができる。従って、
本実施の形態によれば、重量の大きな試験対象物でも容
易に搬入、搬出することが可能になると共に、搬送台車
40が電波暗室110の特性および試験に影響を与える
ことを防止することができる。
【0071】なお、搬送台車40が電波暗室110の特
性および試験に影響を与えることを防止できるのは、搬
送台車40が、床面の下の空間2に完全に収納され、試
験で利用される波動としての電磁波に影響を与える電磁
気的な突起物とならないからである。もし、試験の際に
搬送台車40が床面の上に存在している場合には、例え
ば、米国規格のANSI(AMERICAN NATIONAL STANDARD
FOR INSTRUMENTATION) C63に準拠できなくなり、
正確な試験ができなくなる。以下、これについて説明を
補充する。ANSI C63では、「EUT(測定対象
物)およびすべてのケーブルは、絶縁材料で3mm〜1
2mmだけ、大地面から絶縁されなければならない。」
と規定されている。電波暗室や電磁波遮蔽室の場合に
は、床面を大地面とする。また、通常は導電性の床に置
いて動作させる大型の重い装置は、大地面上に置くもの
とする。従って、もし、試験の際に搬送台車40が床面
の上に存在している場合には、例え搬送台車40が絶縁
材料で形成されていたとしても、これが3mm〜12m
mの厚みであることは考えられず、ANSI C63の
条件を満たすことができない。これに対し、本実施の形
態によれば、搬送台車40が、床面の下の空間2に完全
に収納され、搬送台車40の上面が床面となるので、A
NSI C63の条件を満たすことが可能となる。
【0072】また、本実施の形態によれば、搬入した試
験対象物を搬送台車40から降ろしたり、搬出の際に試
験対象物を搬送台車40の上に載せる作業が不要になる
ので、試験対象物の搬入、搬出が容易になると共に、搬
入、搬出の時間を短縮することができる。
【0073】また、本実施の形態によれば、搬送台車4
0の少なくとも上面が電磁波遮蔽材によって形成されて
いるので、搬送台車40を床面の下の空間2に収納した
ときに、搬送台車40が電波暗室110の特性や試験に
影響を与えることを防止することができる。
【0074】また、本実施の形態によれば、例えばター
ンテーブル20のフィンガーコンタクト部29と搬送台
車40の金属製メッシュ49とによって、搬送台車40
を空間2内に収納したときに、ターンテーブル20と搬
送台車40とを電気的に接続するようにしたので、搬送
台車40とターンテーブル20との間の隙間が電波暗室
110の特性や試験に影響を与えることを防止すること
ができる。
【0075】また、本実施の形態によれば、重量の大き
い試験対象物でも、分解せずに搬入することができるの
で、重量の大きい試験対象物の搬入、搬出が容易になる
と共に、搬入、搬出の時間を短縮することができる。ま
た、前室において重量の大きい試験対象物の組み立て作
業をしながら、他の試験対象物の試験を行うことが可能
となる。
【0076】また、本実施の形態によれば、搬送台車4
0が誘導レール3a〜3d,4a〜4d,5a〜5dに
沿って移動するようにしたので、大型の試験対象物の搬
入、搬出の際に電波暗室110内の電波吸収体115に
損傷を与えることを防止することができる。
【0077】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れず、種々の変更が可能である。例えば、本発明は、電
波暗室内での試験に限らず、電磁波遮蔽室内での試験に
も適用することができる。なお、この場合の電磁波遮蔽
室の構成は、例えば、図1における電波暗室110から
電波吸収体115を除いたものとなる。
【0078】更に、本発明は、波動としての電磁波を利
用した試験に限らず、例えば無響室内における波動とし
ての音波を利用した試験にも適用することができる。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように請求項1ないし5の
いずれかに記載の試験用昇降装置、請求項6ないし10
のいずれかに記載の試験用回動装置、または請求項11
ないし20のいずれかに記載の試験用搬送システムによ
れば、試験対象物を搬送する搬送装置を床面の下の空間
に収納することが可能となるので、重量の大きな試験対
象物でも容易に搬入、搬出することが可能となると共
に、試験対象物を搬送するために用いられる物が試験に
影響を与えることを防止することができるという効果を
奏する。
【0080】また、請求項4記載の試験用回動装置、請
求項9記載の試験用回動装置、または請求項15記載の
試験用搬送システムによれば、搬送装置が床面の下の空
間内に収納されたときに、空間の側壁と搬送装置との間
で電気的な接続が行われるようにしたので、更に、空間
の側壁と搬送装置との間の隙間が試験に影響を与えるこ
とを防止することができるという効果を奏する。
【0081】また、請求項18記載の試験用搬送システ
ムによれば、搬送装置の少なくとも上面が、電磁波遮蔽
材によって形成されているので、更に、搬送装置を床面
の下の空間に収納したときに、搬送装置が、電磁波を利
用した試験に影響を与えることを防止することができる
という効果を奏する。
【0082】また、請求項19記載の試験用搬送システ
ムによれば、搬送装置に接続され、搬送装置に対する駆
動用電力の供給を行うための給電装置を備えたので、更
に、床面の下の空間内に収納される搬送装置を小型化す
ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における電波暗室を含む
試験設備の構成の一例を示す平面断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る試験用搬送システ
ムの構成を示す斜視図である。
【図3】図2における誘導レールと搬送台車の車輪との
関係を示す断面図である。
【図4】図2におけるターンテーブルの平面図である。
【図5】図2におけるターンテーブルの断面図である。
【図6】図2におけるリフターの側面図である。
【図7】図2における搬送台車を一部を切り欠いて示す
平面図である。
【図8】図2における搬送台車の側面図である。
【図9】図2における搬送台車に設けられたフロアロッ
クピンを示す側面図である。
【図10】図2における空間の側壁と搬送台車との間で
電気的な接続を行うための電気的接続手段の一例を示す
断面図である。
【符号の説明】
1…床面、2…空間、3a〜3d,4a〜4d,5a〜
5d…誘導レール、10…ターンテーブル、20…リフ
ター、40…搬送台車、110…電波暗室。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年11月4日(1999.11.
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項8
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項13
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の試験用昇降装置
は、試験対象物を搬送するための搬送装置を備えた試験
用搬送システムに用いられる装置であって、搬送装置
支持するための昇降可能な支持台と、支持台の上昇状態
では支持台の上面が床面の一部を形成し、支持台の下降
状態では支持台の上面と床面との間に搬送装置を収納可
能な空間を形成するように、支持台を昇降する昇降手段
とを備えたものである。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】本発明の試験用回動装置は、試験対象物を
搬送するための搬送装置を備えた試験用搬送システムに
用いられる装置であって、上面が床面の一部を形成し、
試験対象物を回動させるための回動テーブルと、回動テ
ーブルに内蔵され、搬送装置を支持するための昇降可能
な支持台と、回動テーブルに内蔵され、支持台の上昇状
態では支持台の上面が床面の一部を形成し、支持台の下
降状態では支持台の上面と床面との間に搬送装置を収納
可能な空間を形成するように、支持台を昇降する昇降手
段とを備えたものである。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】また、本発明の試験用昇降装置または試験
用回動装置は、例えば、波動を利用した試験に用いられ
る。波動は、例えば電磁波である。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】また、本発明の試験用搬送システムは、例
えば、波動を利用した試験に用いられる。波動は、例え
ば電磁波である。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0080
【補正方法】変更
【補正内容】
【0080】また、請求項4記載の試験用昇降装置、請
求項9記載の試験用回動装置、または請求項15記載の
試験用搬送システムによれば、搬送装置が床面の下の空
間内に収納されたときに、空間の側壁と搬送装置との間
で電気的な接続が行われるようにしたので、更に、空間
の側壁と搬送装置との間の隙間が試験に影響を与えるこ
とを防止することができるという効果を奏する。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試験対象物を搬送する搬送装置を支持す
    るための昇降可能な支持台と、 前記支持台の上昇状態では前記支持台の上面が床面の一
    部を形成し、前記支持台の下降状態では前記支持台の上
    面と床面との間に前記搬送装置を収納可能な空間を形成
    するように、前記支持台を昇降する昇降手段とを備えた
    ことを特徴とする試験用昇降装置。
  2. 【請求項2】 前記試験は、波動を利用した試験である
    ことを特徴とする請求項1記載の試験用昇降装置。
  3. 【請求項3】 前記波動は、電磁波であることを特徴と
    する請求項2記載の試験用昇降装置。
  4. 【請求項4】 前記空間の側壁は、前記搬送装置が前記
    空間内に収納されたときに前記搬送装置との間で電気的
    な接続を行うための電気的接続手段を有することを特徴
    とする請求項3記載の試験用回動装置。
  5. 【請求項5】 室内全体が電磁波遮蔽材によって覆われ
    た電磁波遮蔽室または室内全体が電磁波遮蔽材によって
    覆われ、且つ電磁波遮蔽材の内側の少なくとも一部に電
    波吸収体が設けられた電波暗室に用いられることを特徴
    とする請求項1記載の試験用昇降装置。
  6. 【請求項6】 上面が床面の一部を形成し、試験対象物
    を回動させるための回動テーブルと、 前記回動テーブルに内蔵され、試験対象物を搬送する搬
    送装置を支持するための昇降可能な支持台と、 前記回動テーブルに内蔵され、前記支持台の上昇状態で
    は前記支持台の上面が床面の一部を形成し、前記支持台
    の下降状態では前記支持台の上面と床面との間に前記搬
    送装置を収納可能な空間を形成するように、前記支持台
    を昇降する昇降手段とを備えたことを特徴とする試験用
    回動装置。
  7. 【請求項7】 前記試験は、波動を利用した試験である
    ことを特徴とする請求項6記載の試験用昇降装置。
  8. 【請求項8】 前記波動は、電磁波であることを特徴と
    する請求項7記載の試験用昇降装置。
  9. 【請求項9】 前記空間の側壁は、前記搬送装置が前記
    空間内に収納されたときに前記搬送装置との間で電気的
    な接続を行うための電気的接続手段を有することを特徴
    とする請求項8記載の試験用回動装置。
  10. 【請求項10】 室内全体が電磁波遮蔽材によって覆わ
    れた電磁波遮蔽室または室内全体が電磁波遮蔽材によっ
    て覆われ、且つ電磁波遮蔽材の内側の少なくとも一部に
    電波吸収体が設けられた電波暗室に用いられることを特
    徴とする請求項6記載の試験用回動装置。
  11. 【請求項11】 試験対象物を搬送するための搬送装置
    と、 前記搬送装置を支持するための昇降可能な支持台と、 前記支持台の上昇状態では前記支持台の上面が床面の一
    部を形成し、前記支持台の下降状態では前記支持台の上
    面と床面との間に前記搬送装置を収納可能な空間を形成
    するように、前記支持台を昇降する昇降手段とを備えた
    ことを特徴とする試験用搬送システム。
  12. 【請求項12】 更に、上面が床面の一部を形成し、試
    験対象物を回動させるための回動テーブルを備え、前記
    支持台および前記昇降手段は、前記回動テーブルに内蔵
    されていることを特徴とする請求項11記載の試験用搬
    送システム。
  13. 【請求項13】 前記試験は、波動を利用した試験であ
    ることを特徴とする請求項11または12記載の試験用
    搬送システム。
  14. 【請求項14】 前記波動は、電磁波であることを特徴
    とする請求項13記載の試験用搬送システム。
  15. 【請求項15】 前記空間の側壁および前記搬送装置
    は、それぞれ、前記搬送装置が前記空間内に収納された
    ときに前記空間の側壁と前記搬送装置との間で電気的な
    接続を行うための電気的接続手段を有することを特徴と
    する請求項14記載の試験用搬送システム。
  16. 【請求項16】 室内全体が電磁波遮蔽材によって覆わ
    れた電磁波遮蔽室または室内全体が電磁波遮蔽材によっ
    て覆われ、且つ電磁波遮蔽材の内側の少なくとも一部に
    電波吸収体が設けられた電波暗室に用いられることを特
    徴とする請求項11または12記載の試験用搬送システ
    ム。
  17. 【請求項17】 前記搬送装置は、その上面が、前記支
    持台の下降状態において、床面の一部を形成することを
    特徴とする請求項11ないし16のいずれかに記載の試
    験用搬送システム。
  18. 【請求項18】 前記搬送装置は、少なくとも上面が、
    電磁波遮蔽材によって形成されていることを特徴とする
    請求項11ないし17のいずれかに記載の試験用搬送シ
    ステム。
  19. 【請求項19】 更に、前記搬送装置に接続され、前記
    搬送装置に対する駆動用電力の供給を行うための給電装
    置を備えたことを特徴とする請求項11ないし18のい
    ずれかに記載の試験用搬送システム。
  20. 【請求項20】 更に、床面に形成され、前記搬送装置
    を前記支持台へ誘導するためのレールを備えたことを特
    徴とする請求項11ないし19いずれかに記載の試験用
    搬送システム。
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