JP2020085281A - 給湯器 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に且つ外れないように取り付けられるカバー体を備えたバルブユニットを搭載した給湯器を提供する。【解決手段】ガス給湯器は、ガス流量を調整可能なバルブユニット41を備える。バルブユニット41の上方には通水管が配置される。バルブユニット41は上バルブボディ42B、切替電磁弁、及びカバー体60を備える。切替電磁弁は上バルブボディ42Bの上端部に固定される。カバー体60は上バルブボディ42Bに着脱可能に固定される。カバー体60は上バルブボディ42B及び切替電磁弁を上方から覆う上面部60A、及び上面部60Aの外周部から垂下する右側面部60B、左側面部60Cを備える。右側面部60B、左側面部60Cの夫々には、孔部60Eが設けられる。上バルブボディ42Bには、孔部60Eに対応する位置に、孔部60Eが係止する突起部42Cが設けられる。【選択図】図4

Description

本発明は、給湯器に関する。
従来、給湯器には、バーナに供給するガス流量を制御する電磁弁ユニットが設けられる(例えば、特許文献1参照)。電磁弁ユニットは金属製のハウジングを備え、ハウジングには元弁、比例弁、及び切替弁が組み込まれる。ハウジングは、その内部をガスが通過するガス通路を備える。ハウジングは、上端部に弁室を有する弁室部を備える。弁室部にはガス通路の出口が設けられる。切替弁の弁体はガス通路の出口を開閉可能に弁室内に設けられ、切替弁はハウジングの上端部に設けられる。
特開2003−185134号公報
ところで、給湯器内におけるバーナや熱交換器等の各構成部品のレイアウトの関係で、電磁弁ユニットを通水管の直下に配置する場合がある。通水管は、内部を流れる水の温度と給湯器内部の温度の関係により、通水管の表面に水が結露する場合がある。通水管の表面に結露した水が滴下すると、切替弁に接触する可能性があった。そこで、電磁弁ユニットのハウンジングに対し、ハウジング及び切替弁の上方を覆うことができるカバー体を取り付けることが考えられるが、カバー体を容易に且つ外れないように取り付けることが難しいという問題点がある。
本発明の目的は、容易に且つ外れないように取り付けられるカバー体を備えたバルブユニットを搭載した給湯器を提供することである。
請求項1に係る発明の給湯器は、バーナに供給するガス流量を調整可能なバルブユニットを備え、前記バルブユニットの上方に水を通水させる通水管が配置された給湯器において、前記バルブユニットは、上方向に延びるガス通路を内部に備えるガス管部と、前記ガス管部の上端部に設けられ、前記ガス通路と連通する弁室を内部に有する弁室部と、前記弁室部における上方向と交差する所定方向の側壁部に設けられ、前記弁室と連通し、前記弁室内に流入するガスを流出させるガス出口とを備えたバルブボディと、前記弁室に前記所定方向に進退可能に設けられた弁体により前記ガス出口を開閉可能で、且つ前記ガス出口側とは反対方向に突出するように前記弁室部に固定される電磁弁と、前記バルブボディに着脱可能に固定され、前記バルブボディ及び前記電磁弁の少なくとも上方を覆うカバー体とを備え、前記カバー体は、前記バルブボディ及び前記電磁弁を上方から覆う上面部と、前記上面部の外周部において互いに対向する一対の周端部から垂下する一対の側面部とを備え、前記一対の側面部の夫々には、被係止部が設けられ、前記バルブボディには、前記被係止部に対応する位置に、前記被係止部が係止する係止部が設けられたことを特徴とする。
請求項2に係る発明の給湯器は、請求項1に記載の構成に加え、前記上面部は、平面視矩形状に形成され、前記ガス出口側である第一端部側から前記電磁弁側である第二端部側に向かうにつれて下方に傾斜すると共に、前記第一端部と前記第二端部が互いに対向する方向に直交する方向において一方に傾斜し、前記第一端部には、当該第一端部の全域に亘って上方に突出する壁部が設けられたことを特徴とする。
請求項3に係る発明の給湯器は、請求項1又は2に記載の構成に加え、前記一対の側面部のうち少なくとも一方は、複数の前記被係止部が設けられたことを特徴とする。
請求項4に係る発明の給湯器は、請求項1〜3の何れかに記載の構成に加え、前記カバー体のうち少なくとも前記被係止部の周辺部は、透明部材により形成されたことを特徴とする。
請求項1に係る発明の給湯器によれば、給湯器に搭載されたバルブユニットは、カバー体を容易に且つ外れないように取り付けられる。また、カバー体は上面部ではなく、側面部にてバルブボディと係止しているので、カバー体はバルブユニットの上側からカバー体より内側に水が侵入するのを抑制できる。よって、本態様の給湯器は、バルブユニットを通水管の直下に設置した場合でも、カバー体によって水がバルブユニットの電磁弁と接触を効果的に抑制できる。
請求項2に係る発明の給湯器によれば、請求項1に記載の効果に加え、カバー体は、通水管より滴下した水の流れをコントロールすることができ、カバー体の定点から滴下することができる。よって、カバー体より滴下した水が、バルブユニットの周囲の電気機器と接触することが抑制される。また、カバー体は壁部によって、請求項1記載のカバー体よりも水が電磁弁に接触するのを更に抑制できる。
請求項3に係る発明の給湯器によれば、請求項1又は2に記載の効果に加え、バルブユニットに設けられたカバー体がバルブボディに対して回動しなくなる。仮にカバー体がバルブボディに対して回動すると、カバー体は十分にバルブボディ及び電磁弁を覆えなくなり、弁室部の上面に水が滴下して電磁弁へと水が伝ってしまうことや、直接電磁弁へと水が滴下することが考えられる。よって、本態様の給湯器は、カバー体がバルブボディに安定して支持されることで、カバー体の効果を担保することができる。
請求項4に係る発明の給湯器によれば、請求項1〜3の何れかに記載の効果に加え、給湯器の組立や点検時において、作業者がバルブボディに設けられた係止部と、カバー体に設けられた被係止部との位置関係を把握しやすくなるので、作業者は、カバー体のバルブボディへの取り付け又はバルブボディからの取り外しを容易にすることができる。
ガス給湯器1の下方からの斜視図である。 ガス給湯器1の概略構成図である。 バルブユニット41周囲の下方からの斜視図である。 バルブユニット41の下方からの斜視図である。 カバー体60を除いたバルブユニット41の上方からの斜視図である。 バルブユニット41の正面図である。 バルブユニット41の右側面図である。
以下、本発明の実施形態を説明する。以下に記載されている装置の構造などは、特定的な記載がない限り、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものである。以下説明は、図中に矢印で示す左右、前後、上下を使用する。
図1を参照し、ガス給湯器1の外観構造を説明する。ガス給湯器1は、筐体2とフロントカバー3を備える。筐体2は金属製であり、前面を除く五面が囲まれる略直方体状に形成される。筐体2は、天板(図示外)、底板4、左側面板(図示外)、右側面板5、及び背板(図示外)を備える。背板の上端部及び下端部には、取付用金具6が夫々設けられる。底板4には、外部の給湯栓へ繋がる出湯口11、外部から水道管が接続される入水口12、外部からガス供給管が接続されるガス入口13が夫々設けられる。
フロントカバー3は金属製であり、背面を除く五面が囲まれる略直方体状に形成される。フロントカバー3の前面の上部には、左右方向に延びる開口が設けられ、当該開口から排気筒9が前方に突出している。フロントカバー3の底面及び左右側面の下部には、スリット状に形成される複数の吸気口10が間隔を空けて設けられる。
図2,図3を参照し、筐体2の内部構造を説明する。筐体2の内部には、燃焼室20、燃焼ファン29、給水管31、出湯管32、バイパス管33、ガス管40、バルブユニット41等が設けられる。燃焼室20には複数のバーナが左右方向に積層した、2つのバーナ群28、熱交換器22、及び排気筒9を備える。2つのバーナ群28は、燃焼室20の下側に設けられる。2つのバーナ群28のうち片側のバーナ群28の近傍には、フレームロッド26及び点火プラグ27が設けられる。熱交換器22は、2つのバーナ群28の上方に設けられる。熱交換器22は内部を通水可能な管体23を備え、2つのバーナ群28からの燃焼排気の熱によって管体23内を流れる水が加熱される。排気筒9は、燃焼室20の前面上部に設けられる。排気筒9は、熱交換器22の内部を通過した燃焼排気を整流しつつガス給湯器1の外へ排出する。燃焼ファン29は、燃焼室20の底部に設けられた開口部24の直下に設けられる。燃焼ファン29は、開口部24を介して、2つのバーナ群28に向けて二次空気を供給する。
給水管31は、一端が入水口12に接続され、他端が熱交換器22の管体23の入口に接続される。給水管31には、水が流れる上流側から順に、水流スイッチ36、水量センサ34、及び水量制御モータ35が設けられる。水流スイッチ36は、給水管31内を水が流れているか否かを検出する。水量センサ34は、給水管31を流れる水量を計測する。水量制御モータ35は、給水管31を流れる水量を制御する。出湯管32は、一端が出湯口11に接続され、他端が熱交換器22の管体23の出口に接続されている。バイパス管33は、給水管31と出湯管32の間に接続されている。バイパス管33は、給水管31に流れる水の一部を、出湯管32を流れる湯に合流させる。
ガス管40は、一端がガス入口13に接続され、他端がバルブユニット41に接続される。バルブユニット41は、燃焼室20の下方に設けられる。バルブユニット41には、後述する元ガス電磁弁43及び比例弁44等を備える。バルブユニット41は、ガス管40から2つのバーナ群28に向けて供給されるガス量を制御し、ノズル台46(図3では省略)を介して、2つのバーナ群28にガスを供給する。
ガス給湯器1の作動を簡単に説明する。水流スイッチ36が入水口12より給水管31に水が流入したことを検出すると、燃焼ファン29が作動し、バーナ群28に空気が供給される。次いで、バルブユニット41内のガス通路が開き、ガス入口13から供給されるガスがバーナ群28へ送られる。点火プラグ27が放電して生じた火花により、バーナ群28は点火し、ガスと空気の混合気を燃焼させる。熱交換器22の管体23内を流れる水は、バーナ群28による燃焼排気熱によって加熱される。フレームロッド26がバーナ群28の炎を検出すると、バルブユニット41内部のガス通路は開状態が維持される。バルブユニット41によってバーナ群28に送られるガス量が制御される。水量センサ34で計測した水量に基づいて水量制御モータ35によって給水管31を流れる水量が制御される。水流スイッチ36が入水口12から給水管31に水の流入がなくなったことを検出すると、バルブユニット41内のガス通路が閉じ、バーナ群28は消火する。そして、燃焼ファン29の作動が停止し、ガス給湯器1は作動を停止する。
図4から図7を参照し、バルブユニット41の構造を説明する。図4に示すように、バルブユニット41は、ガス比例弁ユニット41A及び切替ユニット41Bを備える。ガス比例弁ユニット41Aはバルブユニット41の下側に、切替ユニット41Bはバルブユニット41の上側に設けられる。ガス比例弁ユニット41Aは、ガス入口13から供給されるガスの流通の開閉制御及びバーナ群28に供給するガス量の制御を行う。切替ユニット41Bは、ガス比例弁ユニット41Aから供給されるガスを2つのバーナ群28に分配制御する。
ガス比例弁ユニット41Aは、下バルブボディ42A、元ガス電磁弁43、及び比例弁44を備える。下バルブボディ42Aは金属製で、略逆L字状に形成される。下バルブボディ42Aの内部には、ガスが流れる下ガス通路(図示外)が設けられる。
元ガス電磁弁43は、下バルブボディ42Aの後部から後方に突出して設けられる。元ガス電磁弁43の弁体(図示外)は、下ガス通路を開閉可能である。比例弁44は、下バルブボディ42Aの前側下部から下方に突出し、元ガス電磁弁43のガスの流れる下流側に設けられる。比例弁44の弁体(図示外)は、下ガス通路内を進退することによって、元ガス電磁弁43を通過してガス通路を流れるガス量を調整する。
図5から図7を参照して切替ユニット41Bを説明する。図5に示すように、切替ユニット41Bは、上バルブボディ42Bと切替電磁弁45を備える。上バルブボディ42Bは金属製で、上下方向に延びて形成される。上バルブボディ42Bの上端部には、2つの切替弁室部55が左右に並んで設けられる。切替弁室部55の前面には、夫々、切替ユニット41B内を流れるガスを流出させるガス開口66が設けられる(図4参照)。2つのガス開口66はノズル台46(図5では省略)と接続される。
上バルブボディ42Bの内部には、上下方向に延びる上ガス通路を備える。上バルブボディ42Bは下端部が開口しており、下バルブボディ42Aと接続されたとき、下ガス通路と上ガス通路が連通する。切替弁室部55の内部には、夫々、切替弁室(図示外)が設けられる。上ガス通路は2つの切替弁室と連通する。
切替電磁弁45は、切替弁室部55の後端の壁部に固定される。切替電磁弁45の弁体(図示外)は、切替弁室に前後方向に進退可能に設けられ、ガス開口66を開閉可能である。従って、2つの切替弁室へ流れたガスは、2つの切替電磁弁45の開閉の状況に応じて2つのバーナ群28へ分配供給される。
図6、図7を参照してカバー体60の構造を説明する。給水管31の一部はバルブユニット41の直上、且つ燃焼室20の下方に配置される(図3参照)。給水管31内部を流れる水の温度とガス給湯器1内部の温度の関係により、給水管31の表面に結露が生じることがある。この結露水が、滴下してバルブユニット41の上端部に設けられた切替電磁弁45と接触する場合がある。切替電磁弁45と水の接触を防ぐため、バルブユニット41にはカバー体60が設けられる。カバー体60は透明樹脂製で、上面部60A、右側面部60B、及び左側面部60Cを備える。上面部60Aは平面視矩形状に形成される。右側面部60B及び左側面部60Cは、上面部60Aの左右方向端部の全域から垂れ下がるように設けられる。
右側面部60B及び左側面部60Cには、孔部60Eが夫々二個ずつ上下方向に並んで設けられる。孔部60Eは、十字の切れ込みで形成される。上バルブボディ42Bには、孔部60Eの対応する二箇所に突起部42Cが夫々設けられる。突起部42Cは断面T字状に形成され、対応する孔部60Eと係止可能である。このように、孔部60Eを突起部42Cに係止させる構成とすることで、カバー体60は、上バルブボディ42Bに対して容易に取り付けることができる。そして、カバー体60の上面部60Aではなく、右側面部60Bと左側面部60Cにて係止している。給水管31から滴下した結露水は、カバー体60の上面部60Aに落下するので、カバー体60に滴下した水が上面部60Aより内側に侵入するのを抑制できる。よって、バルブユニット41は、カバー体60により水がバルブユニット41の切替電磁弁45と接触するのを効果的に抑制できる。また、カバー体60は、右側面部60Bと左側面部60Cの両側面にて、上バルブボディ42Bの対応する両側面と係止しているので、通常の使用状態において外れにくい。よって、カバー体60は、バルブユニット41上に水が滴下するのを常時防止できる。
カバー体60の一対の側面部である右側面部60B、左側面部60Cは、上バルブボディ42Bに対して夫々複数の箇所で係止されるので、カバー体60は上バルブボディ42Bに対して回動しなくなる。仮にカバー体60が上バルブボディ42Bに対して回動すると、カバー体60は十分にバルブボディ42や切替電磁弁45を覆えなくなる。この場合、切替弁室部55の上面に水が滴下して電磁弁へと水が伝ってしまうことや、直接、切替電磁弁45へと水が滴下することが考えられる。よって、カバー体60が上バルブボディ42Bに安定して支持されることで、カバー体60の効果を担保することができる。
更に、カバー体60は透明樹脂製である。ガス給湯器1の組立や点検時において、上バルブボディ42Bに設けられた突起部42Cと、カバー体60に設けられた孔部60Eとの位置関係を把握しやすくなる。よって、カバー体60のバルブボディ42への取り付け又はバルブボディ42からの取り外しが容易になる。
図6に示すように、カバー体60の上面部60Aは、右側に向かって下方に傾斜している。また、図7に示すように、カバー体60の上面部60Aは、後側に向かって下方に傾斜している。従って、カバー体60は、給水管31より滴下した水の流れをコントロールすることができ、カバー体60の定点から水を滴下することができる。よって、カバー体60より滴下した水が、バルブユニット41より下部に配置された電気機器(例えば、水量制御モータ35等)と接触するのを抑制できる。
また、図7に示すように、カバー体60の上面部60Aの後端部にはカバー体壁部60Dが上方に突出して設けられる。カバー体壁部60Dは、左右方向の全域に亘って設けられる。これにより、上面部60Aの後端部より水が滴下することが抑制され、給水管31より滴下した水の流れを更にコントロールすることができる。
図7には参考として、給水管31を併せて示す。カバー体60は、給水管31の下方に配置される。カバー体60は切替電磁弁45の上方を覆っている。カバー体60の前後方向の長さは、給水管31、上バルブボディ42B、及び切替電磁弁45の位置関係を勘案して決定される。
上述の通り、バルブユニット41には切替電磁弁45の他に元ガス電磁弁43及び比例弁44が設けられる。図7に示すように、元ガス電磁弁43は切替電磁弁45の下方後側に配置される。カバー体壁部60Dによりカバー体60より後方に水が流れることが抑制される。そして、元ガス電磁弁43は左右方向でカバー体60の内側に設けられるので、カバー体60より滴下した水は元ガス電磁弁43と接触し難い。よって、カバー体60は元ガス電磁弁43と水の接触も抑制できる。また、比例弁44は切替電磁弁45の下方前側に配置される。図6、図7に示すように、上面部60Aの傾斜により、水は比例弁44から遠ざかる方向に流れる。そして、比例弁44は左右方向でカバー体60の内側に設けられるので、カバー体60より滴下した水は比例弁44と接触し難い。カバー体60により比例弁44と水が接触することも抑制できる。
以上説明したように、本実施形態のガス給湯器1は、バーナ群28に供給するガス流量を調整可能なバルブユニット41を備える。バルブユニット41の上方には水を通水させる給水管31が配置される。バルブユニット41は、上端部に切替弁室を有する切替弁室部55と、切替弁室部55の前端部に設けられ、切替弁室に流入するガスを流出させるガス開口66とを備える上バルブボディ42Bと、切替弁室内に前後方向に進退可能に設けられた弁体によりガス開口66を開閉可能で、且つ上バルブボディ42Bの後方に突出するように切替弁室部55に固定される切替電磁弁45と、上バルブボディ42Bに着脱可能に固定され、上バルブボディ42B及び切替電磁弁45の上方を覆うカバー体60とを備える。カバー体60は上バルブボディ42B及び切替電磁弁45を上方から覆う上面部60Aと、上面部60Aの左右の周端部から夫々垂下する右側面部60B、左側面部60Cを備える。右側面部60B、左側面部60Cの夫々には、孔部60Eが設けられる。上バルブボディ42Bには、孔部60Eに対応する位置に、孔部60Eが係止する突起部42Cが設けられる。よって、ガス給湯器1に搭載されたバルブユニット41は、カバー体60を容易に且つ外れないように取り付けられる。また、カバー体60の上面部60Aではなく、右側面部60B及び左側面部60Cにて係止しているので、バルブユニット41の上側からカバー体60より内側に水が侵入するのを防止できる。従って、本実施形態のガス給湯器1は、バルブユニット41を給水管31の直下に設置した場合でも、カバー体60により水がバルブユニット41の切替電磁弁45と接触を効果的に抑制できる。
カバー体60の上面部60Aは、平面視矩形状に形成され、後方に向かうにつれて下側に傾斜すると共に、右方に向かうにつれて下側に傾斜すると共に、後端部の全域に亘って上方に突出するカバー体壁部60Dが設けられる。よって、カバー体60は、給水管31より滴下した水の流れをコントロールすることができ、カバー体60の定点から滴下することができる。従って、カバー体60より滴下した水が、バルブユニット41の周囲の電気機器と接触することが抑制される。また、カバー体60はカバー体壁部60Dによって、水が切替電磁弁45に接触するのを更に抑制できる。
右側面部60B及び左側面部60Cのうち少なくとも一方は、複数の前記被係止部が設けられる。これにより、バルブユニット41に設けられたカバー体60が上バルブボディ42Bに対して回動しなくなる。仮にカバー体60が上バルブボディ42Bに対して回動すると、カバー体60は十分に上バルブボディ42B及び切替電磁弁45を覆えなくなり、切替弁室部55の上面に水が滴下して電磁弁へと水が伝ってしまうことや、直接切替電磁弁45へと水が滴下することが考えられる。よって、本実施形態のガス給湯器1は、カバー体60が上バルブボディ42Bに安定して支持されることで、カバー体60の効果を担保することができる。
カバー体60は透明樹脂によって形成されている。従って、ガス給湯器1の組立や点検時において、作業者が上バルブボディ42Bに設けられた突起部42Cと、カバー体60に設けられた孔部60Eとの位置関係を把握しやすくなるので、作業者は、カバー体60の上バルブボディ42Bへの取り付け又は上バルブボディ42Bからの取り外しを容易にすることができる。
上記説明にて、給水管31が本発明の「通水管」の一例である。ガス給湯器1が本発明の「給湯器」の一例である。上バルブボディ42Bが本発明の「ガス管部」の一例である。切替弁室部55が本発明の「弁室部」の一例である。ガス開口66が本発明の「ガス出口」の一例である。上バルブボディ42B及び切替弁室部55が本発明の「バルブボディ」の一例である。切替電磁弁45が本発明の「電磁弁」の一例である。右側面部60B及び左側面部60Cが「側面部」の一例である。孔部60Eが「被係止部」の一例である。突起部42Cが「係止部」の一例である。カバー体壁部60Dが「壁部」の一例である。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態において、給水管31の一部がバルブユニット41の直上に配置されるが、結露の可能性がある通水管であればよく、バイパス管33の一部がバルブユニット41の直上に配置されてもよい。また、給水管31とバイパス管33の両方がバルブユニット41の直上に配置されてもよい。
また、上記実施形態では、カバー体60の右側面部60B及び左側面部60Cに、孔部60Eが夫々二個ずつ設けられたが、孔部60Eはカバー体60の一方の側面に複数個、他方の側面に少なくとも一個設けられていればよい。例えば、右側面部60Bに孔部60Eが二個、左側面部60Cに孔部60Eが一個設けられ、上バルブボディ42Bの孔部60Eの対応する位置に突起部42Cが設けられてもよい。
また、上記実施形態では、カバー体60の右側面部60B及び左側面部60Cは、上面部60Aの左右方向端部の全域から垂れ下がるように設けられたが、突起部42Cを覆うように設けられていればよい。
また、上記実施形態では、カバー体60は透明樹脂からなっていたが、少なくとも孔部60Eの周辺部が透明部材であればよい。
また、上記実施形態では、カバー体60の孔部60Eは十字の切れ込みで形成されているが、例えば円孔等、他の形状でもよい。また、上バルブボディ42Bの突起部42Cは断面T字状に形成されているが、例えば鉤状等、他の形状でもよい。また、カバー体60に孔部60E、上バルブボディ42Bに突起部42Cが設けられているが、孔部60Eと突起部42Cが対応関係にあればよく、例えばカバー体60に突起部、上バルブボディ42Bに孔部が設けられてもよい。
また、上記実施形態では、突起部42Cは全て上バルブボディ42Bに設けられたが、下バルブボディ42Aに設けてられてもよい。
31 給水管
41 バルブユニット
42B 上バルブボディ
42C 突起部
45 切替電磁弁
55 切替弁室部
60 カバー体
60A 上面部
60B 右側面部
60C 左側面部
60D カバー体壁部
60E 孔部
66 ガス開口

Claims (4)

  1. バーナに供給するガス流量を調整可能なバルブユニットを備え、前記バルブユニットの上方に水を通水させる通水管が配置された給湯器において、
    前記バルブユニットは、
    上方向に延びるガス通路を内部に備えるガス管部と、前記ガス管部の上端部に設けられ、前記ガス通路と連通する弁室を内部に有する弁室部と、前記弁室部における上方向と交差する所定方向の側壁部に設けられ、前記弁室と連通し、前記弁室内に流入するガスを流出させるガス出口とを備えたバルブボディと、
    前記弁室に前記所定方向に進退可能に設けられた弁体により前記ガス出口を開閉可能で、且つ前記ガス出口側とは反対方向に突出するように前記弁室部に固定される電磁弁と、
    前記バルブボディに着脱可能に固定され、前記バルブボディ及び前記電磁弁の少なくとも上方を覆うカバー体と
    を備え、
    前記カバー体は、
    前記バルブボディ及び前記電磁弁を上方から覆う上面部と、
    前記上面部の外周部において互いに対向する一対の周端部から垂下する一対の側面部と
    を備え、
    前記一対の側面部の夫々には、被係止部が設けられ、
    前記バルブボディには、前記被係止部に対応する位置に、前記被係止部が係止する係止部が設けられたこと
    を特徴とする給湯器。
  2. 前記上面部は、平面視矩形状に形成され、
    前記ガス出口側である第一端部側から前記電磁弁側である第二端部側に向かうにつれて下方に傾斜すると共に、前記第一端部と前記第二端部が互いに対向する方向に直交する方向において一方に傾斜し、
    前記第一端部には、当該第一端部の全域に亘って上方に突出する壁部が設けられたこと
    を特徴とする請求項1に記載の給湯器。
  3. 前記一対の側面部のうち少なくとも一方は、複数の前記被係止部が設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載の給湯器。
  4. 前記カバー体のうち少なくとも前記被係止部の周辺部は、透明部材により形成されたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の給湯器。
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