JP2020084996A - オイルシール及びその装着方法 - Google Patents
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Abstract
Description
円形の装着孔102を有する基部、本実施の形態ではハウジング101を用意する工程である。
オイルシール11を用意する工程である。オイルシール11は、装着孔102の内径よりも小径の金属環31を有し、弾性部材であるシールリップ51を金属環31の内周側に突出させ、弾性部材である外周シール71を金属環31の外周側に設けている。
図4に例示するハウジング101に設けられた装着孔102にオイルシール11を重ね合わせ、外周シール71のうちオイルシール11の先端部に位置する部分を装着孔102に圧入する工程である。この工程は、外周シール71を装着孔102に圧入する圧入初期時に実行される工程である。圧入初期は、オイルシール11の先端部から外周シール71を装着孔102に圧入しはじめた後、装着孔102内にオイルシール11が保持される程度までの期間である。
図1〜図3に示すように、密接領域C中、窪み74はオイルシール11の先端側に寄せた位置に配置されている。このような窪み74の配置上、窪み74は、テーパー面72と比較的近接した位置に位置づけられる。このため装着孔102の縁Eにテーパー面72を当てた外周シール71が押し込まれると、外周シール71は金属環31が有する筒部32の外周面35に近接する方向に縮むように弾性変形するのみならず、圧入方向にも弾性変形する。圧入方向に弾性変形した外周シール71の一部は、窪み74に逃げ込む。
(a)外周シール71のテーパー面72と窪み74との間の密接領域C上の距離L
(b)窪み74の間口幅OW及び底幅IW
(c)窪み74の深さ
などに依存する。実施に際しては、求める外周シール71の変形特性に応じて、図2に例示するオイルシール11を採用するか、図3に例示するオイルシール11を採用するか、あるいは上記(a)(b)(c)を適宜設定した別のオイルシールを採用するかを決定すればよい。
オイルシール11の外周シール71は、前述した通り、ハウジング101の装着孔102に装着されるに際して、金属環31が有する筒部32の外周面35に近接する方向に縮むように弾性変形する。このとき外周シール71は、装着孔102に対する圧入方向に歪むようにも弾性変形する。こうして圧入方向に弾性変形した部分は、荷重が取り除かれた直後、より具体的にはハンマーで叩かれて装着孔102に押し込まれた直後に戻りを生じる。いわゆるスプリングバックである。
オイルシール11を初期セットしたならば、本格的にハンマーで叩いて装着孔102にオイルシール11を圧入していく。初期セットのときと同様に、あて木を介してオイルシール11の周方向の数カ所を順にハンマーで叩くことで、装着孔102に対するオイルシール11の圧入深さが徐々に深まっていく。この作業を繰り返すことで、オイルシール11は装着孔102に完全に圧入され、ハウジング101に対するオイルシール11の装着作業が完了する。
31 金属環
32 筒部
33 フランジ
34 屈曲部
35 外周面
36 端面
37 内周面
51 シールリップ
52 主リップ
53 ダストリップ
54 スプリング溝
71 外周シール
72 テーパー面
73 外周面
74 窪み
101 ハウジング(基部)
102 装着孔
201 回転体
202 外周面
A 機外
C 密接領域
O 機内
Claims (6)
- 基部に設けられた円形の装着孔の内径よりも小径の金属環と、
前記金属環に固定された弾性部材であり、前記装着孔内に配置される回転体の外周面に密接するシールリップと、
前記金属環の外周面に固定された弾性部材であり、前記装着孔の内径よりも大きな外径を有する外周シールと、
前記外周シールの外周面に周方向に沿って設けられた窪みと、
を備えることを特徴とするオイルシール。 - 前記窪みは、前記外周シールの全周にエンドレスに設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載のオイルシール。 - 前記窪みは、前記基部に対する挿入方向先端側に寄せて配置されている、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のオイルシール。 - 前記外周シールの径は、前記窪みよりも前記基部に対する挿入方向後端側よりも先端側の方が小径である、
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一に記載のオイルシール。 - 前記外周シールは、前記金属環の外周面の全体を覆っている、
ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一に記載のオイルシール。 - 円形の装着孔を有する基部を用意し、
前記装着孔の内径よりも小径の金属環を有し、弾性部材であるシールリップを前記金属環の内周側に突出させ、弾性部材である外周シールを前記金属環の外周側に設けたオイルシールを用意し、
前記基部に重ね合わされた前記オイルシールの周方向上の複数個所をハンマーで叩き、前記装着孔の内径よりも大きな外径を有する前記外周シールを弾性変形させて前記装着孔に押し込み、
前記外周シールが前記装着孔に押し込まれる際、前記外周シールの外周面に周方向に沿って設けられた窪みに、弾性変形する前記外周シールの一部を逃がす、
ことを特徴とするオイルシールの装着方法。
Priority Applications (1)
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JP2018214349A JP2020084996A (ja) | 2018-11-15 | 2018-11-15 | オイルシール及びその装着方法 |
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2018
- 2018-11-15 JP JP2018214349A patent/JP2020084996A/ja active Pending
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