JP4158690B2 - インジェクタ用燃焼ガスシールの組み付け方法及び矯正治具 - Google Patents

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Description

本発明は、インジェクタのノズル部に設けられた2つの環状の装着溝に各別に装着されてインジェクタ取付孔とインジェクタとの間の環状隙間をシールするインジェクタ用燃焼ガスシールの組み付け方法、及びその装着に際して拡径された燃焼ガスシールの矯正に用いる矯正治具に関するものである。
従来、1つのインジェクタ用燃焼ガスシールについてではあるが、この種の燃焼ガスシールの組み付け方法としては、例えば特許文献1に記載の方法が知られている。この組み付け方法では、上記インジェクタのノズル部に設けられた環状の装着溝への燃焼ガスシールの組み付けが、以下の手順を通じて行われる。
<手順A>:先ず、インジェクタの上記装着溝よりもインジェクタ本体側に円筒形状の矯正治具が装着される。
<手順B>:次に、燃焼ガスシールが上記装着溝に圧入される。
<手順C>:その後、インジェクタに対して矯正治具がノズル先端側に相対移動される。これにより、同矯正治具の内周面によって燃焼ガスシールの外周面が押圧され、上記圧入に伴い拡径された外径が矯正される。
特開2002−364494号公報 特開平11−294302号公報
ところで近年は、上記インジェクタとしてのシール性能の更なる向上を図るべく、そのノズル部に適宜の間隔をおいて2つの装着溝を設け、それら2つの環状溝にそれぞれ上記燃焼ガスシールを装着するようにしたインジェクタがある(例えば特許文献2参照)。しかし、それら燃焼ガスシールの組み付けに際して、単に上述した特許文献1に記載の組み付け方法を適用すると、上記<手順A>〜<手順C>の作業を繰り返し行う必要があり、その組み付け作業の煩雑化が避けられないものとなる。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡素な手順にて速やかに2つの燃焼ガスシールをインジェクタに組み付けることのできるインジェクタ用燃焼ガスシールの組み付け方法、及び同組み付け方法に用いて好適な矯正治具を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
先ず、請求項1に記載の発明は、インジェクタのノズル部に形成された環状の第1の装着溝、及び同ノズル部の前記第1の装着溝よりもノズル先端側に形成された環状の第2の装着溝のそれぞれにインジェクタ取付孔と前記ノズル部との間の環状隙間をシールする樹脂製のインジェクタ用燃焼ガスシールを組み付ける方法であって、前記インジェクタのノズル先端側から前記第1の装着溝に前記燃焼ガスシールの1つを圧入した後、同インジェクタに対して矯正治具をインジェクタ本体側からノズル先端側へと相対移動させることにより前記第1の装着溝に装着される燃焼ガスシールの外径を矯正する第1の工程と、前記第1の工程での矯正中に、前記インジェクタのノズル先端側から前記燃焼ガスシールの1つを圧入するとともに、該圧入した燃焼ガスシールを前記矯正治具のノズル先端側の一部を用いて前記第2の装着溝に位置決めする第2の工程と、その後、前記インジェクタに対して前記矯正治具をノズル先端側へと更に相対移動させることにより前記第2の装着溝に装着される燃焼ガスシールの外径を矯正する第3の工程とを備えることをその要旨とする。
上記組み付け方法によれば、矯正治具をインジェクタに対してそのノズル先端側へ一回だけ相対移動させることにより、第1の装着溝及び第2の装着溝のそれぞれに装着される燃焼ガスシールの外径を矯正することができ、外径矯正にかかる工程を簡素化することができる。しかも、第1の装着溝に装着される燃焼ガスシールの矯正中に、第2の装着溝に装着される燃焼ガスシールを圧入するとともにその位置決めを行うことができ、組み付けにかかる総時間の好適な短縮を図ることができる。したがって、簡素な手順にて速やかに2つの燃焼ガスシールをインジェクタに組み付けることができるようになる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインジェクタ用燃焼ガスシールの組み付け方法において、前記第1の工程での矯正中、前記インジェクタに対する矯正治具の相対移動を一時的に停止させて、前記第2の工程での前記第2の装着溝に対する前記燃焼ガスシールの位置決めを行うことをその要旨とする。
通常、燃焼ガスシールの外径矯正に際しては、矯正治具の相対移動が一時的に停止されることによって十分な矯正時間が確保され、その矯正も適正になされる。この点、上記組み付け方法によれば、そうした矯正治具の相対移動を一時的に停止する時間を利用して、上記第1の工程での矯正、並びに上記第2の工程での燃焼ガスシールの位置決め、第2の装着溝への装着を行うことができるようになる。このため、燃焼ガスシールの圧入速度や圧入タイミング、矯正治具の移動速度を設定する等といった煩雑な作業を伴うことなく、燃焼ガスシールの矯正や位置決めを行うことができ、その装着を比較的簡易に且つ精度良く行うことができるようになる。
また、請求項3に記載の発明は、インジェクタのノズル部に形成された環状の第1の装着溝、及び同ノズル部の前記第1の装着溝よりもノズル先端側に形成された環状の第2の装着溝のそれぞれにインジェクタ取付孔と前記ノズル部との間の環状隙間をシールする樹脂製のインジェクタ用燃焼ガスシールを組み付けるに際して用いられ、軸方向に延びる内周面を有するとともに、前記インジェクタのノズル先端側から前記第1の装着溝に前記燃焼ガスシールの1つを圧入した後、同インジェクタに対してインジェクタ本体側からノズル先端側へと相対移動させられて前記第1の装着溝に装着される燃焼ガスシールの外径を前記内周面によって矯正する矯正治具であって、前記矯正中に前記インジェクタのノズル先端側から前記燃焼ガスシールの1つが圧入された際、該圧入された燃焼ガスシールを受け止める受け止め部を有し、前記第1の装着溝に装着される燃焼ガスシールの外径を前記内周面によって矯正しているときに、前記第2の装着溝に装着される燃焼ガスシールを同第2の装着溝に対応する位置で受け止めるように前記内周面の軸方向の長さ及び前記受け止め部の形状が設定されてなることをその要旨とする。
矯正治具としての上記構造によれば、矯正治具によって第1の装着溝に装着される燃焼ガスシールの外径を矯正する際に、同矯正治具の受け止め部によって第2の装着溝に装着される燃焼ガスシールを位置決めしつつ受け止めることができる。そして、その後において、矯正治具をインジェクタに対してノズル先端側へと更に相対移動させることによって、第2の装着溝に装着される燃焼ガスシールの外径を矯正することができる。したがって、第1の装着溝に装着される燃焼ガスシールの外径矯正や、第2の装着溝に装着される燃焼ガスシールの位置決め、更には同燃焼ガスシールの外径矯正といった各工程を、矯正治具をインジェクタに対してそのノズル先端側へ一回だけ相対移動させる一連の工程として行うことができるようになる。このため、簡素な手順にて速やかに2つの燃焼ガスシールをインジェクタに組み付けることができるようになる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の矯正治具において、前記内周面の前記インジェクタに対してノズル先端側にあたる部分には、前記第1の装着溝に装着される燃焼ガスシールのインジェクタ先端側への移動を案内するテーパ面が設けられてなり、このテーパ面にて前記第2の装着溝に装着されるべく圧入された燃焼ガスシールを受け止めることをその要旨とする。
矯正治具としての上記構造によれば、第1の装着溝に装着される燃焼ガスシールを上記テーパ面にて受け止めた後に、同燃焼ガスシールを矯正しつつノズル先端側へと速やかに移動させることができる。しかも、第2の装着溝に装着される燃焼ガスシールを受け止めた後に、同燃焼ガスシールを矯正する工程へと速やかに移行させることもできる。したがって、2つの燃焼ガスシールをより速やかにインジェクタに組み付けることができるようになる。
ここで、上記テーパ面は、環状に形成される燃焼ガスシールの中心とインジェクタの軸心とを一致させるように同燃焼ガスシールを位置決めするためには、そのテーパ角も大きい方が好ましい。反面、このテーパ角が大きくなると、上記テーパ面による矯正度合いも大きくなるために、例えば燃焼ガスシールに意図しない変形が生じるなどしてその矯正を適切に行えなくなるおそれがある。この点に関し、発明者が種々の実験を行った結果、上記テーパ角を10°以上20°未満に設定することにより、また好ましくは10°に設定することにより、燃焼ガスシールの位置決め精度の低下抑制と同燃焼ガスシールの不要な変形の抑制との好適な両立が図られることが確認された。
したがって、上記テーパ面のテーパ角を10°以上20°未満に設定する請求項5に記載の構造によれば、燃焼ガスシールの矯正を上述の態様で適切に行うことができるようになる。
また特に、請求項6に記載の構造によるように、上記テーパ面のテーパ角を10°に設定することにより、燃焼ガスシールの外径矯正をより適切に行うことができるようになる。
以下、本発明にかかるインジェクタ用燃焼ガスシールの組み付け方法及び矯正治具を具体化した一実施の形態について説明する。
ここでは先ず、本実施の形態にかかる組み付け方法及び矯正治具が適用されるインジェクタについて説明する。
図1は、このインジェクタ及びその周辺構造を示している。
同図1に示すように、インジェクタ10は、内燃機関12に形成されたインジェクタ取付孔14に挿設されている。インジェクタ10のノズル部16には、その円周方向全周に渡って環状に延びる第1の装着溝18と同第1の装着溝18よりもノズル先端側において同じく環状に延びる第2の装着溝20とが形成されている。なお、第1の装着溝18のインジェクタ本体側(図中上方)の部分には、インジェクタ本体側に向かうほど拡径された形状の傾斜面22が形成されている。
一方、インジェクタ10の上記第1の装着溝18には環状の燃焼ガスシール24が、また第2の装着溝20には同じく環状の燃焼ガスシール26がそれぞれ組み付けられる。それら燃焼ガスシール24,26によって上記インジェクタ取付孔14とノズル部16との間の環状隙間がシールされ、同隙間を通じた燃焼室内からの燃焼ガスの漏れ防止が図られる。ちなみに、各燃焼ガスシール24,26の材料としては、フッ素樹脂の一種であるPTFE(四フッ化エチレン)、ガラス等の充填剤入りPTFE、エストラマー等を用いることができる。
なお、図1において、上記各装着溝18,20の深さや各燃焼ガスシール24,26の厚さ等は、その理解を容易にするために誇張して図示している。
次に、上記各燃焼ガスシール24,26をインジェクタ10に組み付ける際の手順について説明する。
この組み付けは、上記ノズル部16が重力方向上方になるように支持されたインジェクタ10に対して、図2に示すステップA〜ステップIの手順を通じて行われる。
以下、それらステップA〜ステップIについて、図3〜図13を併せ参照しつつ詳細に説明する。なお、これら図3〜図13においても、先の図1と同様に、各装着溝18,20の深さや各燃焼ガスシール24,26の厚さ等についてはこれを誇張して図示している。また、これに対応して、上記組み付けに際して用いられる後述する矯正治具や各圧入治具、押し付け治具についてもその形状を誇張して図示している。
<ステップA:図3>
この組み付けに際しては先ず、図3に示すように、インジェクタ10に矯正治具30が装着される。
矯正治具30には、その軸方向に断面円形状で延びる貫通孔が設けられている。そして、その貫通孔にインジェクタ10のノズル部16が挿入されることによって、矯正治具30がインジェクタ10に装着される。本実施の形態では、この貫通孔の内周面が上述した燃焼ガスシール24,26の外径を矯正する面(以下、矯正面32)として機能する。
この矯正治具30は、基本的に、燃焼ガスシール24,26の装着に際して、一旦拡径される燃焼ガスシール24,26の外径を矯正するためのものである。詳しくは、図4にこの矯正治具30のみを別途示すように、上記矯正面32にあって、そのノズル先端側の部分には、ノズル先端側に向かうほど徐々に拡径されたテーパ形状をなすテーパ面34が設けられている。そしてこの実施の形態において、このテーパ面34のテーパ角αは「10°」に設定されている。そのように設定した理由については後述する。一方、上記矯正面32のインジェクタ本体側の部分は、その断面形状が同一径を有して円形状に延びる円筒面36により構成されている。そして、この矯正治具30は、後に図7や図9、図11、図12を参照して詳述するように、そのテーパ面34によって燃焼ガスシール24,26の外径を徐々に縮径し、更にはその円筒面36によって、当該外径を所望の径に矯正する。
<ステップB:図5>
次に、図5に示すように、インジェクタ10に第1の圧入治具40が取り付けられる。
この第1の圧入治具40は、上記第1の装着溝18に燃焼ガスシール24を圧入するためのものであり、図6に示すように、その上部は円錐形状に形成され、その下部は円筒形状に形成されている。なお、第1の圧入治具40は、インジェクタ10のノズル先端側に被せられた状態(図5に示す状態)で、同インジェクタ10のノズル先端側から上記第1の装着溝18までの部分を覆う形状に形成されている。
<ステップC:図7>
次に、上記第1の装着溝18に燃焼ガスシール24が圧入される。
具体的には先ず、図7に示すように、第1の圧入治具40の上部に燃焼ガスシール24(同図中に一点鎖線で示す)が載置された後、押し付け治具42を用いて燃焼ガスシール24が下方に押し付けられる。これにより、燃焼ガスシール24が第1の圧入治具40によって拡径されつつ圧入され、第1の装着溝18に装着される。
なお、上記押し付け治具42は、図8に示すように、略半円筒形状をなす2つの分割体によって構成されている。そして、それら分割体ははじめ、図8(a)に示すように有蓋円筒形状をなすように互いに合わせられた状態で、合成ゴム等により形成された弾性部材46によって当接されている。また、この押し付け治具42は、上記押し付けの過程においてその内面に力が加わると、図8(b)に示すように、上記弾性部材46の弾性変形(伸長)によって各分割体の合わせ面が開くようになる。他方、この押し付け治具42の上部には案内孔44が形成されている。そして、押し付け治具42を第1の圧入治具40に装着(載置)する際、並びに同押し付け治具42によって燃焼ガスシール24を押し付ける際の初期には、第1の圧入治具40の上部に突設された案内棒40a(図6)が上記案内孔44に挿入されることにより、同押し付け治具42のインジェクタ軸方向への移動が案内される。
こうして圧入された燃焼ガスシール24は、その後、自身の弾性復元力によって縮径しながら下方に落ち、図7に実線で示すように、矯正治具30の上記テーパ面34によって受け止められる。本実施の形態では、このときインジェクタ10の前記傾斜面22に燃焼ガスシール24が掛からない(乗り上げない)ように、上記矯正治具30の形状、寸法が設定されている。これは燃焼ガスシール24が傾斜面22に掛かると、燃焼ガスシール24の復元が傾斜面22によって妨げられて、その形状が同傾斜面22にならった形状になり、これが矯正前における燃焼ガスシール24の形状ばらつきを招き、ひいては矯正精度自体を低下させる要因となることから、これを防止するためである。
<ステップD:図9>
次に、上記矯正治具30が上方に移動される。
このとき、上記燃焼ガスシール24は、矯正治具30のテーパ面34及び円筒面36により、図9に示す位置まで案内されるとともに、その後は、同矯正治具30の円筒面36により第1の装着溝18の底部に向けて押圧されてその外径が矯正される。なお、本実施の形態では、このステップDにかかる工程が、インジェクタ10に対して矯正治具30をインジェクタ本体側からノズル先端側へと相対移動させる第1の工程に相当する。
ここで、この外径矯正を精度良く行うためには、環状に形成される燃焼ガスシール24の中心とインジェクタ10の軸心とを一致させることが好ましい。そうした燃焼ガスシール24の位置決めを行うためには、矯正治具30の上記テーパ面34のテーパ角α(図4)を大きくした方がよい。しかし、このテーパ角αが大きくなると、同テーパ面34による矯正度合いも大きくなるために、燃焼ガスシール24に意図しない変形が生じるなどして、その外径矯正を適切に行えなくなるおそれがある。この点に関して、発明者が種々の実験を行った結果、上記テーパ角αを10°以上20°未満に設定することにより、また好ましくは10°に設定することにより、燃焼ガスシール24の位置決め精度の低下抑制と同燃焼ガスシール24の不要な変形の抑制との好適な両立が可能になることが確認された。そこで、本実施の形態では、このテーパ面34のテーパ角αを、前述のごとく「10°」に設定している。これにより、燃焼ガスシール24の外径矯正が適切に行われるようになる。なお、同様の理由により、後述する燃焼ガスシール26の外径矯正についてもこれが適切に行われるようになる。
<ステップE:図9>
そして、上記矯正治具30の円筒面36による燃焼ガスシール24の外径矯正の途中において、矯正治具30の移動が一時的に停止される。
これにより、十分な矯正時間が確保されて、燃焼ガスシール24の外径矯正が適正になされる。
<ステップF:図9>
また、そうした矯正治具30の移動の一時停止時に、図9に示すように、インジェクタ10のノズル先端側に第2の圧入治具48が取り付けられる。
この第2の圧入治具48は、図10に示すように、上記第1の圧入治具40(図6参照)と基本的に同じ構造のものである。ただし、第2の圧入治具48は、燃焼ガスシール26の圧入に際して、同燃焼ガスシール26を第2の装着溝20まで案内するためのものであり、図6に示した第1の圧入治具40と比べて、その下部の円筒形状に形成された部分の軸方向の長さが短く設定されている。
<ステップG:図11>
次に、図11に示すように、第2の圧入治具48及び前記押し付け治具42を用いて、燃焼ガスシール26が拡径されつつ圧入され、第2の装着溝20に装着される。
こうして圧入された燃焼ガスシール26についても、上述した燃焼ガスシール24と同様に、その後において自身の弾性復元力によって縮径しながら下方に落ち、矯正治具30の上記テーパ面34によって受け止められる。本実施の形態にかかる矯正治具30にあって、テーパ面34を含む矯正面32の長さや形状は、上記燃焼ガスシール26が圧入された際に、同燃焼ガスシール26が第2の装着溝20に対応する位置で受け止められるように設定されている。なお、本実施の形態では、このステップGにかかる工程が、前記第1の工程での矯正中に、インジェクタ10のノズル先端側から燃焼ガスシール26を圧入するとともに、該圧入した燃焼ガスシール26を矯正治具30のノズル先端側の一部を用いて第2の装着溝20に位置決めする第2の工程に相当する。
このように、本実施の形態では、第1の装着溝18に装着される燃焼ガスシール24の外径矯正を行いつつ、第2の装着溝20に装着される燃焼ガスシール26の位置決めが行われる。これにより、それら工程を各別に行う場合と比べて、各燃焼ガスシール24,26の組み付けを簡素な手順をもって速やかに行うことができるようになる。
また特に、本実施の形態では、そうした第2の装着溝20への燃焼ガスシール26の装着が矯正治具30の移動停止時に行われる。このため、燃焼ガスシール26の圧入速度や矯正治具30の移動速度を設定する等といった煩雑な作業を行うことなく、同燃焼ガスシール26の位置決めを行うことができるようになる。
<ステップH:図12>
次に、図12に示すように、矯正治具30の移動が再開され、同矯正治具30が更に上方に移動される。
これにより、矯正治具30の上記矯正面32による燃焼ガスシール26の外径矯正が行われる。なお、本実施の形態では、このステップHにかかる工程が、インジェクタ10に対して矯正治具30をノズル先端側へと更に相対移動させることにより第2の装着溝20に装着される燃焼ガスシール26の外径を矯正する第3の工程に相当する。
<ステップI:図13>
その後、矯正治具30が更に上方に移動されてインジェクタ10から脱却され、図13に示される態様で、インジェクタ10の第2の装着溝20に対する燃焼ガスシール24,26の組み付けが完了される。
このように、本実施の形態にかかる組み付け方法によれば、矯正治具30をインジェクタ10に対してそのノズル先端側へ一回だけ相対移動させることにより、第1の装着溝18及び第2の装着溝20のそれぞれに装着される燃焼ガスシール24,26の外径を矯正することができる。このため、各燃焼ガスシール24,26の外径矯正を各別に行う場合と比較して、その矯正にかかる手順を簡素化することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、以下に記載する効果が得られるようになる。
(1)燃焼ガスシール24,26の外径矯正にかかる工程を簡素化することができる。しかも、第1の装着溝18に装着される燃焼ガスシール24の矯正中に、第2の装着溝20に装着される燃焼ガスシール26を圧入するとともにその位置決めを行うことができ、組み付けにかかる総時間の好適な短縮を図ることができる。したがって、簡素な手順をもって速やかに2つの燃焼ガスシール24,26をインジェクタ10に組み付けることができるようになる。
(2)また、矯正治具30の上方への移動が一時的に停止されたときに燃焼ガスシール26を第2の装着溝20に装着するようにしたために、燃焼ガスシール26の圧入速度や矯正治具30の移動速度を設定する等といった煩雑な作業を伴うことなく、同燃焼ガスシール26の位置決めを行うことができるようになる。したがって、その装着を比較的簡易に且つ精度良く行うことができるようになる。
(3)第1の装着溝18に装着される燃焼ガスシール24の矯正中において、上記圧入された後の燃焼ガスシール26が第2の装着溝20に対応する位置で受け止められるように、矯正面32の長さ(寸法)及び形状を設定した。このため、燃焼ガスシール24の外径矯正や、燃焼ガスシール26の位置決め、更には同燃焼ガスシール26の外径矯正といった各工程を、矯正治具30をインジェクタ10に対してそのノズル先端側へ一回だけ相対移動させる間における一連の工程として行うことができるようになる。これにより、ひいては各燃焼ガスシール24,26の組み付けをより速やかに行うことができるようになる。
(4)矯正面32の上記インジェクタ10に対してノズル先端側にあたる部分に、第1の装着溝18に装着される燃焼ガスシール24のインジェクタ先端側への移動を案内するテーパ面34を設け、このテーパ面34にて第2の装着溝20に装着されるべく圧入された燃焼ガスシール26を受け止めるようにした。このため、テーパ面34によって燃焼ガスシール24を受け止めた後、同燃焼ガスシール24を矯正しつつノズル先端側に速やかに移動させることができる。しかも、テーパ面34によって第2の装着溝20に装着される燃焼ガスシール26を受け止めた後に、同燃焼ガスシール26を矯正する手順へと速やかに移行させることもできる。したがって、2つの燃焼ガスシール24,26をより速やかにインジェクタ10に組み付けることができるようになる。
(5)矯正治具30のテーパ面34のテーパ角αを「10°」に設定したために、燃焼ガスシール24,26の外径矯正を適切に行うことができるようになる。
なお、上記実施の形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・上記実施の形態では、燃焼ガスシール24の移動及び外径矯正、並びに燃焼ガスシール26の位置決め及び外径矯正を行うべく、矯正治具30を上方に移動させるようにしたが、これに代えて、若しくはこれに併せて、インジェクタ10を下方に移動させるようにしてもよい。要は、インジェクタ10に対して矯正治具30がインジェクタ本体側からノズル先端側へと相対移動されるように、インジェクタ10や矯正治具30を移動させればよい。
・上記実施の形態では、燃焼ガスシール24,26の組み付けを、ノズル先端部が重力方向上方になるように支持されたインジェクタ10に対して行うようにした。その支持態様は、第1の圧入治具40や第2の圧入治具48の装着にかかる手順や、燃焼ガスシール24,26の圧入にかかる手順等といったインジェクタ10への燃焼ガスシール24,26の組み付けにかかる各手順を妨げない範囲で、適宜変更可能である。
・上記実施の形態では、第1の装着溝18に圧入された燃焼ガスシール24の外径矯正に際して、矯正治具30の移動を一時的に停止するようにした。燃焼ガスシール24の外径矯正を適切に行うことができるのであれば、矯正治具30を一時的に停止せずに連続移動させるようにしてもよい。この場合には、第2の装着溝20に燃焼ガスシール26を的確に装着可能なように、矯正治具30の移動速度や、燃焼ガスシール26の圧入タイミング、圧入速度等を設定すればよい。
・矯正治具30のテーパ面34のテーパ角αは、10°以上且つ20°未満の範囲であれば、適宜変更可能である。
・矯正面32の長さや形状も、燃焼ガスシール24の矯正や、燃焼ガスシール26の位置決め及び外径矯正を適正に行うことが可能であれば、適宜変更可能である。
・上記実施の形態では、圧入後の燃焼ガスシール24,26を矯正治具30のテーパ面34で受け止めるようにしたが、矯正治具30の上面で燃焼ガスシール24,26を受け止めることも可能である。要は、矯正治具30の一部で圧入後の燃焼ガスシール24,26を受け止めることができればよい。
本発明にかかる燃焼ガスシールの組み付け方法及び矯正治具の一実施の形態が適用されるインジェクタ及びその周辺構造を示す部分断面図。 同実施の形態にかかる燃焼ガスシールの組み付け手順を示すフローチャート。 同実施の形態にかかる燃焼ガスシールの組み付け工程を示す部分断面図。 同実施の形態にかかる矯正治具の側面断面構造を示す側面断面図。 同実施の形態にかかる燃焼ガスシールの組み付け工程を示す部分断面図。 同実施の形態に用いられる第1の圧入治具の側面構造を示す側面図。 同実施の形態にかかる燃焼ガスシールの組み付け工程を示す部分断面図。 (a)、(b)は、同実施の形態に用いられる押し付け治具の側面構造を示す側面図。 同実施の形態にかかる燃焼ガスシールの組み付け工程を示す部分断面図。 同実施の形態に用いられる第2の圧入治具の側面構造を示す側面図。 同実施の形態にかかる燃焼ガスシールの組み付け工程を示す部分断面図。 同実施の形態にかかる燃焼ガスシールの組み付け工程を示す部分断面図。 同実施の形態によって燃焼ガスシールが組み付けられたインジェクタの側面構造を示す側面図。
符号の説明
10…インジェクタ、12…内燃機関、14…インジェクタ取付孔、16…ノズル部、18…第1の装着溝、20…第2の装着溝、22…傾斜面、24,26…燃焼ガスシール、30…矯正治具、32…矯正面、34…テーパ面、36…円筒面、40…第1の圧入治具、40a…案内棒、42…押し付け治具、44…案内孔、46…弾性部材、48…第2の圧入治具。

Claims (6)

  1. インジェクタのノズル部に形成された環状の第1の装着溝、及び同ノズル部の前記第1の装着溝よりもノズル先端側に形成された環状の第2の装着溝のそれぞれにインジェクタ取付孔と前記ノズル部との間の環状隙間をシールする樹脂製のインジェクタ用燃焼ガスシールを組み付ける方法であって、
    前記インジェクタのノズル先端側から前記第1の装着溝に前記燃焼ガスシールの1つを圧入した後、同インジェクタに対して矯正治具をインジェクタ本体側からノズル先端側へと相対移動させることにより前記第1の装着溝に装着される燃焼ガスシールの外径を矯正する第1の工程と、
    前記第1の工程での矯正中に、前記インジェクタのノズル先端側から前記燃焼ガスシールの1つを圧入するとともに、該圧入した燃焼ガスシールを前記矯正治具のノズル先端側の一部を用いて前記第2の装着溝に位置決めする第2の工程と、
    その後、前記インジェクタに対して前記矯正治具をノズル先端側へと更に相対移動させることにより前記第2の装着溝に装着される燃焼ガスシールの外径を矯正する第3の工程と
    を備えることを特徴とするインジェクタ用燃焼ガスシールの組み付け方法。
  2. 前記第1の工程での矯正中、前記インジェクタに対する矯正治具の相対移動を一時的に停止させて、前記第2の工程での前記第2の装着溝に対する前記燃焼ガスシールの位置決めを行う
    請求項1に記載のインジェクタ用燃焼ガスシールの組み付け方法。
  3. インジェクタのノズル部に形成された環状の第1の装着溝、及び同ノズル部の前記第1の装着溝よりもノズル先端側に形成された環状の第2の装着溝のそれぞれにインジェクタ取付孔と前記ノズル部との間の環状隙間をシールする樹脂製のインジェクタ用燃焼ガスシールを組み付けるに際して用いられ、軸方向に延びる内周面を有するとともに、前記インジェクタのノズル先端側から前記第1の装着溝に前記燃焼ガスシールの1つを圧入した後、同インジェクタに対してインジェクタ本体側からノズル先端側へと相対移動させられて前記第1の装着溝に装着される燃焼ガスシールの外径を前記内周面によって矯正する矯正治具であって、
    前記矯正中に前記インジェクタのノズル先端側から前記燃焼ガスシールの1つが圧入された際、該圧入された燃焼ガスシールを受け止める受け止め部を有し、前記第1の装着溝に装着される燃焼ガスシールの外径を前記内周面によって矯正しているときに、前記第2の装着溝に装着される燃焼ガスシールを同第2の装着溝に対応する位置で受け止めるように前記内周面の軸方向の長さ及び前記受け止め部の形状が設定されてなる
    ことを特徴とする矯正治具。
  4. 前記内周面の前記インジェクタに対してノズル先端側にあたる部分には、前記第1の装着溝に装着される燃焼ガスシールのインジェクタ先端側への移動を案内するテーパ面が設けられてなり、このテーパ面にて前記第2の装着溝に装着されるべく圧入された燃焼ガスシールを受け止める
    請求項3に記載の矯正治具。
  5. 前記テーパ面のテーパ角が10°以上で且つ、20°未満に設定されてなる
    請求項4に記載の矯正治具。
  6. 前記テーパ面のテーパ角が10°に設定されてなる
    請求項4に記載の矯正治具。
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