JP2020084863A - 潮汐発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで製造可能であり、かつ、効率よく回転体を回転させて発電することが可能な潮汐発電装置を提供する。【解決手段】潮汐により発生する潮流を利用して発電する潮汐発電装置1であって、回転体10と、回転体10が内部に設置されたハウジング20と、回転体10が回転することで発電する発電機と、ハウジング20の外部から内部へ潮流により水W1が流入する主流入部I1と、ハウジング20の内部から外部へ水W2が流出する主流出部D1と、ハウジング20の外部から内部へ前記潮流により水W1が流入する側流入部I2と、ハウジング20の内部から外部へ水W2が流出する側流出部D2とを備える潮汐発電装置1。【選択図】図4

Description

本発明は、潮汐により発生する潮流(水流)を利用して発電する潮汐発電装置に関するものである。
潮汐発電装置とは、潮汐(海面が周期的に昇降する現象)により発生する潮流(水流)を利用して発電する発電装置をいう。潮汐発電装置は、回転体と、回転体が内部に設置されたハウジングと、回転体が回転することで発電する発電機とを備え、ハウジングの内部を流れる水により回転体を回転させて発電機で発電を行うものである。
例えば、特許文献1には、水流タービン(回転体)と、水流タービンが内部に設置された海水出入管(ハウジング)と、水流タービンが回転することで発電する水流発電機(発電機)とを備え、海と水槽との間を流れる水が海水出入管内部を通過することで、水流タービンが回転して水流発電機において発電する潮汐発電装置が記載されている。
ところで、潮汐発電装置では、潮汐によりハウジングの内部における水の流れ方向が変化する。例えば、上記特許文献1に記載の潮汐発電装置において、海水出入管の内部における水の流れが、海から水槽へ向かう流れと水槽から海へ向かう流れとで変化する。このように、従来の潮汐発電装置には、ハウジングの内部における水の流れ方向が変化するため、回転体を効率よく回転させることができないという問題がある。
すなわち、一般的な水流発電装置(例えば、海流発電装置)においては、ハウジングの内部における水の流れ方向が変化しないため、ハウジングの内部に設置された回転体が一方向に回転し続ける。このため、水流は、いったん回転体を回転始動させれば回転加速にのみ使用される。しかし、潮汐発電装置においては、ハウジングの内部における水の流れ方向が変化するため、ハウジングの内部に設置された回転体は一方向及び逆方向に交互に回転する。このため、潮汐発電装置においては、水流が回転体を回転始動させる(回転体を新たな方向へ回転させる)のに繰り返し使用され、回転体を効率よく回転させることができない。
一方で、潮汐発電装置において回転体を効率よく回転させるため、潮汐発電装置のハウジング内部に水流を加速させる部材を設置することが考えられる。しかし、このような部材をハウジングの内部に設置すると、潮汐発電装置の製造に高いコストを要することになる。
特開2018−100657号公報
そこで、本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、低コストで製造可能であり、かつ、効率よく回転体を回転させて発電することが可能な潮汐発電装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、潮汐により発生する潮流を利用して発電する潮汐発電装置であって、回転体と、前記回転体が内部に設置されたハウジングと、前記回転体が回転することで発電する発電機と、前記回転体の軸方向に直交する面における直線方向において、前記ハウジングの外部から内部へ前記潮流により水が流入する主流入部と、前記直線方向において、前記ハウジングの内部から外部へ水が流出する主流出部とを備え、前記面における前記直線方向に対して傾斜する方向において、前記ハウジングの外部から内部へ前記潮流により水が流入する側流入部と、前記面における前記直線方向に対して傾斜する方向において、前記ハウジングの内部から外部へ水が流出する側流出部とをさらに備えることを特徴とする。
本発明によれば、上述した側流入部を備えることで、主流入部における水の流入方向とは別方向から水がハウジング内部に流入することになる。これにより、互いに流れ方向が異なる水流(主流入部から流入する水の流れ、及び、側流入部から流入する水の流れ)がハウジング内部で合流し、この合流によりハウジング内部で水が様々な方向に分散されて回転体に力を伝達する。このため、側流入部を形成するだけの簡易な方法により、回転体において水流による力が伝達される箇所の範囲を広げることができる。それゆえ、低コストで製造可能であり、かつ、効率よく回転体を回転させて発電することが可能な発電装置とすることができる。
その上で、上述した側流出部を備えることで、潮汐によりハウジング内部において水の流れ方向が変化した場合であっても、上述した側流出部を上述した側流入部として機能させることができる。これにより、低コストで製造可能であり、かつ、効率よく回転体を回転させて発電することが可能な潮汐発電装置とすることができる。なお、潮汐によりハウジング内部において水の流れ方向が変化した場合、上述した主流出部を上述した主流入部として機能させることができる。
また、上記潮汐発電装置において、前記回転体は、回転軸と、前記回転軸の外周面から前記回転軸の径方向外側に突出する複数の回転羽根と、前記回転羽根に供給された水が前記径方向外側に流れるのを防止する流出防止部とをさらに備え、前記流出防止部は、前記回転軸の回転方向両側に延びている流出防止板であってもよい。
これにより、回転羽根に供給された水が回転体の径方向外側に流出するのを流出防止部により防止することで、この水の流れにより生じる水流が回転羽根に対して回転体の回転方向へ効率よく力を伝達させる。このため、さらに効率よく回転体を回転させて発電することが可能な発電装置とすることができる。さらに、流出防止部は回転羽根から回転体の回転方向両側に延びている流出防止板であることで、主流入部及び側流入部から水をハウジング内部に流入する場合(回転体を一方向に回転させる場合)であっても、主流出部及び側流出部から水をハウジング内部に流入する場合(回転体を逆方向に回転させる場合)であっても、上述した径方向外側への水の流出を防止して効率よく回転体を回転させることができる。よって、さらに効率よく回転体を回転させて発電することが可能な潮汐発電装置とすることができる。
さらに、前記主流入部は、前記面において前記直線方向に延びる第一直線を基準として互いに対称に形成された一組の主流入板の間における領域であり、前記主流出部は、前記面において前記第一直線を基準として互いに対称に形成された一組の主流出板の間における領域であり、前記一組の主流入板と前記一組の主流出板とは、前記面において前記第一直線に対して直交する第二直線を基準として互いに対称に形成されている潮汐発電装置であって、前記側流入部を前記一組の主流入板の一方と側流入板との間に形成し、又は/かつ、前記側流出部を前記一組の主流出板の一方と側流出板との間に形成することができる。
これにより、主流入部を構成する主流入板の一方により側流入部を形成し、又は/かつ、主流出部を構成する主流出板の一方により側流出部を形成することで、側流入部又は/及び側流出部を形成するための部材コストを低く抑えることができ、さらには、主流入部及び側流入部を互いに近接させることができる(あるいは/さらには、主流出部及び側流出部を互いに近接させることができる)。これにより、低コストで製造可能で、かつ、主流入部から水が流入することで生じる水流と側流入部から水が流入することで生じる水流と(あるいは/さらには、主流出部から水が流入することで生じる水流と側流出部から水が流入することで生じる水流と)をより確実に合流させることが可能な潮汐発電装置とすることができる。このため、低コストで製造可能で、かつ、水をより広範囲に分散させて回転体に供給可能な潮汐発電装置とすることができる。
また、上記潮汐発電装置において、前記主流入部又は/及び主流出部には、前記面において前記第一直線に対する直交方向で互いに離間し、かつ、前記面において前記第一直線と平行に配置された一組の流れ調整板が配置され、あるいは、前記第一直線が延びる方向における中心から当該中心の両側に向かうにつれ、前記面における前記直交方向の距離が徐々に小さくなる流れ調整柱が配置されてもよい。
これにより、流れ調整板あるいは流れ調整柱を配置するだけの簡易な方法により、ハウジング内部における水の流れを調整することができる。このため、水をより広範囲に分散させて回転体に供給できるハウジングを、低コストかつ容易に製造することができる。
以上により、本発明によれば、低コストで製造可能であり、かつ、効率よく回転体を回転させて発電することが可能な潮汐発電装置を提供することができる。
本発明に係る潮汐発電装置の第一実施形態を示す斜視図である。 図1に示す潮汐発電装置を示す正面図である。 図1に示す潮汐発電装置に備えられる回転体を示す図である。 図2に示す潮汐発電装置のA−A線断面を示す図である。 本発明に係る潮汐発電装置の第二実施形態を示す断面図である。
次に、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、本発明に係る潮汐発電装置の第一実施形態における構成について説明する。図1は、本発明に係る潮汐発電装置の第一実施形態を示す斜視図である。また、図2は、図1に示す潮汐発電装置1を示す正面図である。図1に示す潮汐発電装置1は、潮汐により発生する潮流を利用して発電する発電装置である。図1に示すように、潮汐発電装置1は、回転体10(10A、10B)と、回転体10(10A、10B)が内部に設置されたハウジング20と、回転体10(10A、10B)が回転することで発電する発電機(不図示)と、ハウジング20の外部から内部に向けて水W1が流入する空間である主流入部I1及び側流入部I2と、ハウジング20の内部から外部に向けて水W2が流出する空間である主流出部D1及び側流出部D2とを備える。
図3は、図1に示す潮汐発電装置1が備える回転体10(10A、10B)を示す図である。図3に示すように、回転体10は、回転軸11と、回転軸11の外周面sから回転軸11の径方向外側に突出する複数の回転羽根12とを備える。それぞれの回転羽根12は、回転軸11の軸方向に延びており、回転軸11の外周方向に沿って所定の間隔を設けて形成される。また、回転体10は、回転羽根12に供給された水が上記径方向外側に流れるのを防止する流出防止板13(流出防止部)をさらに備えている。流出防止板13は、回転羽根12における上記径方向外側から回転軸11の回転方向両側に延びている。
図4は、図1に示す潮汐発電装置のA−A線断面を示す図である。図4に示すように、主流入部I1において、第一直線d1(仮想線)が延びる直線方向に水W1が流入して本流M1が生じる。また、主流出部D1において、上記直線方向に水W2が流出して本流M2が生じる。なお、第一直線d1は、回転体10(10A、10B)の軸方向に直交する面(図4に示すXY平面)において、潮汐発電装置1のX方向中央を通過し、かつ、Y方向に延びる直線である。また、側流入部I2において、XY平面における第一直線d1に対して傾斜する方向に水W1が流入して側流B1が生じる。さらに、側流出部D2において、XY平面における第一直線d1に対して傾斜する方向に水W2が流出して側流B2が生じる。
また、図4に示すように、主流入部I1は、XY平面において第一直線d1を基準として互いに対称に形成された一組の主流入板21(21A、21B)の間における領域である。さらに、主流出部D1は、XY平面において第一直線d1を基準として互いに対称に形成された一組の主流出板22(22A、22B)の間における領域である。また、一組の主流入板21(21A、21B)と一組の主流出板22(22A、22B)とは、XY平面において第二直線d2を基準として互いに対称に形成されている。さらに、側流入板23A(23B)と側流出板24A(24B)とは、XY平面において第二直線d2を基準として互いに対称に形成されている。なお、第二直線d2とは、XY平面において、潮汐発電装置1のY方向中央を通過し、かつ、第一直線d1に対して直交する直線である。
さらに、図4に示すように、側流入部I2は、一組の主流入板21(21A、21B)の一方21Aと側流入板23Aとの間における位置と、一組の主流入板21(21A、21B)の他方21Bと側流入板23Bとの間における位置とにそれぞれ形成されている。また、側流出部D2は、一組の主流出板22(22A、22B)の一方22Aと側流出板24Aとの間における位置と、一組の主流出板22(22A、22B)の他方22Bと側流出板24Bとの間における位置とにそれぞれ形成されている。
また、図4に示すように、主流入部I1には、一組の流れ調整板25(25A、25B)が配置されている。さらに、一組の流れ調整板25(25A、25B)は、XY平面において第一直線d1に対する直交方向で互いに離間し、かつ、XY平面において第一直線d1と平行に配置された板状部材である。なお、主流出部I2においても、一組の流れ調整板25(25A、25B)と同様の構成を有する一組の流れ調整板26(26A、26B)が配置されている。
さらに、図4に示すように、潮汐発電装置1は、XY平面において回転体10(10A、10B)の外周に沿って円弧状に形成された逆流防止板27(27A、27B)と、平板状に形成された外板28(28A、28B)とを備える。逆流防止板27A(27B)は、その一端が側流入板23A(23B)の先端に接続され、かつ、その他端が側流出板24A(24B)の先端に接続される。さらに、外板28A(28B)は、その一端が側流入板23A(23B)の先端に接続され、その他端が側流出板24A(24B)の先端に接続される。
また、主流入部I1と主流出部D1との間の空間は、複数の回転体10A、10Bが設置される回転体設置部Rとされている。回転体設置部Rにおいて、回転体10A、10Bは、第二直線d2が延びる方向において互いに離間するように設置されている。
さらに、図4に示すように、潮汐発電装置1には、潮汐発電装置1のバラストタンクとして機能するバラストタンク部T1、T2が形成されている。バラストタンク部T1は、側流入板23A、側流出板24A、逆流防止板27A及び外板28Aにより囲まれた空間に空気が封入されて形成される。また、バラストタンク部T2は、側流入板23B、側流出板24B、逆流防止板27B及び外板28Bにより囲まれた空間に空気が封入されて形成される。
次に、本発明に係る潮汐発電装置の第一実施形態における動作について説明する。まず、図1に示す潮汐発電装置1を海中に設置する。次に、潮汐により海面が上昇することにより潮流が発生し、この潮流により水W1が潮汐発電装置1に供給される。図4に示すように、潮汐発電装置1に供給される水W1は、主流入部I1からハウジング20(図1も参照)内に流入することで本流M1を生じさせ、側流入部I2からハウジング20内に流入することで側流B1を生じさせる。
ここで、本流M1は、その一部が一組の流れ調整板25(25A、25B)の間を通過し、その残部が流れ調整板25A(流れ調整板25B)と主流入板21A(21B)との間を通過する。そして、本流M1は、ハウジング20の内部において側流B1と合流する。この合流により、ハウジング20の内部において、水が分散して回転体10(10A、10B)に供給される。
また、図3に示すように、回転体10に供給された水は、回転体10が備える回転羽根12に対し水流となって力を伝達することで、回転羽根12を回転軸11の周方向(回転体10の回転方向)に沿って回転させる。これにより、回転羽根12と共に回転軸11も回転し、回転軸11に取り付けられた発電機で発電がなされる。
さらに、図4に示すように、回転体10(10A、10B)を回転させた水は、その一部が主流出部D1からハウジング20の外部へ流出して本流M2を生じさせ、その別の一部が側流出部D2からハウジング20の外部へ流出して側流B2を生じさせ、その残部が回転体10(10A、10B)を回転させながら逆流防止板27(27A、27B)に沿ってハウジング20の内部を循環する。
さらに、潮汐により海面が下降することで、図4において点線矢印で示すように、潮汐発電装置1において、水W2が主流出部D1及び側流出部D2からハウジング20の内部に流入し、水W1が主流入部I1及び側流入部I2からハウジング20の外部に流出する。
以上のように、上記第一実施形態によれば、図4に示すように、上述した側流入部I2を備えることで、主流入部I1における水W1の流入方向とは別方向から水W1がハウジング20内部に流入することになる。これにより、互いに流れ方向が異なる水流(主流入部I1から水W1が流入して生じる本流M1、及び、側流入部I2から水W1が流入して生じる側流B1)がハウジング20内部で合流し、この合流によりハウジング20内部で水が様々な方向に分散されて回転体10(10A、10B)に力を伝達する。このため、側流入部I2を形成するだけの簡易な方法により、回転体10(10A、10B)において水流による力が伝達される箇所の範囲を広げることができる。それゆえ、低コストで製造可能であり、かつ、効率よく回転体10(10A、10B)を回転させて発電することが可能な発電装置とすることができる。
その上で、図4に示すように、上述した側流出部D2を備えることで、潮汐によりハウジング20内部において水の流れ方向が変化した場合であっても、上述した側流出部D2を上述した側流入部I2として機能させることができる。これにより、低コストで製造可能であり、かつ、効率よく回転体10(10A、10B)を回転させて発電することが可能な潮汐発電装置1とすることができる。なお、潮汐によりハウジング20内部において水の流れ方向が変化した場合、上述した主流出部D1を上述した主流入部I1として機能させることができる。
また、上記第一実施形態によれば、図3に示すように、回転羽根12に供給された水が回転体10の径方向外側に流出するのを流出防止板13により防止することで、この水の流れにより生じる水流が回転羽根12に対して回転体10の回転方向へ効率よく力を伝達させる。このため、さらに効率よく回転体10を回転させて発電することが可能な発電装置とすることができる。さらに、図4に示すように、流出防止板13は回転羽根12から回転体10の回転方向両側に延びていることで、図4に示すように、主流入部I1及び側流入部I2から水W1をハウジング20内部に流入する場合(回転体10A、10Bを一方向に回転させる場合)であっても、主流出部D1及び側流出部D2から水W2をハウジング20内部に流入する場合(回転体10A、10Bを逆方向に回転させる場合)であっても、上述した径方向外側への水の流出を防止して効率よく回転体10(10A、10B)を回転させることができる。よって、さらに効率よく回転体10(10A、10B)を回転させて発電することが可能な潮汐発電装置とすることができる。
さらに、上記第一実施形態によれば、図4に示すように、主流入部I1を構成する主流入板21(21A、21B)の一方21A(21B)により側流入部I2を形成し、又は/かつ、主流出部D1を構成する主流出板22(22A、22B)の一方22A(22B)により側流出部D2を形成することで、側流入部I2又は/及び側流出部D2を形成するための部材コストを低く抑えることができ、さらには、主流入部I1及び側流入部I2を互いに近接させることができる(あるいは/さらには、主流出部D1及び側流出部D2を互いに近接させることができる)。これにより、低コストで製造可能で、かつ、主流入部I1から水W1が流入することで生じる本流M1と側流入部I2から水W1が流入することで生じる側流B1と(あるいは/さらには、主流出部D1から水W2が流入することで生じる本流M2と側流出部D2から水W2が流入することで生じる側流B2と)をより確実に合流させることが可能な潮汐発電装置とすることができる。このため、低コストで製造可能で、かつ、水をより広範囲に分散させて回転体10(10A、10B)に供給可能な潮汐発電装置とすることができる。
また、上記第一実施形態によれば、図4に示すように、流れ調整板25(25A、25B)、26(26A、26B)を配置するだけの簡易な方法により、ハウジング20内部における水の流れを調整することができる。このため、水をより広範囲に分散させて回転体10(10A、10B)に供給できるハウジング20を、低コストかつ容易に製造することができる。
なお、上記第一実施形態は、上述したように、潮汐により発生した潮流により水W1が主流入部I1及び側流入部I2から流入する場合と、この潮流により水W2が主流出部D1及び側流出部D2から流入する場合との両方において発電を行うものである。しかし、本発明に係る潮汐発電装置は、海流により海水が主流入部I1及び側流入部I2からのみ流入する場合であっても発電を行うことができる。また、本発明に係る潮汐発電装置を、海以外の水域(川や湖)に設置することもできる。
また、上記第一実施形態においては、図4に示すように、側流入部I2をX方向両側にそれぞれ形成したが、いずれか一方のみに形成してもよい。また、同様に、側流出部D2もX方向一方側にのみ形成してもよい。
次に、本発明に係る潮汐発電装置の第二実施形態について説明する。図5は、本発明に係る潮汐発電装置の第二実施形態を示す断面図である。また、図5は、図4に示す断面に対応する断面を示しており、図4に示す潮汐発電装置1と同様の箇所については同一符号が付されている。
図5に示すように、潮汐発電装置101は、図4に示す一組の流れ調整板25(25A、25B)、一組の調整板26(26A、26B)に代えて流れ調整柱102、103を備えている。流れ調整柱102は、主流入部I1に配置されている。また、流れ調整柱103は、主流出部D1に配置されている。さらに、流れ調整柱102は、第一直線d1が延びる方向における中心(流れ調整柱102における中心)から当該中心の両側に向かうにつれ、XY平面において第一直線d1に対する直交方向の距離が徐々に小さくなる。また、流れ調整柱103も同様である。
また、図5に示すように、潮汐発電装置101には、潮汐発電装置101のバラストタンクとして機能するバラストタンク部T3、T4が形成されている。バラストタンク部T3は、流れ調整柱102の内部空間に空気が封入されることで形成される。さらに、バラストタンク部T4は、流れ調整柱103の内部空間に空気が封入されることで形成される。
なお、図5に示す潮汐発電装置101は、上述した点以外の点については図4に示す潮汐発電装置1と同様の構成を有する。
1 潮汐発電装置
10(10A、10B) 回転体
11 回転軸
12 回転羽根
13 流出防止板
20 ハウジング
21(21A、21B) 主流入板(主流出板)
22(22A、22B) 主流出板(主流入板)
23(23A、23B) 側流入板(側流出板)
24(24A、24B) 側流出板(側流入板)
25(25A、25B) 流れ調整板
26(26A、26B) 流れ調整板
27(27A、27B) 逆流防止板
28(28A、28B) 外板
101 潮汐発電装置
102 流れ調整柱
103 流れ調整柱
B1、B2 側流
D1 主流出部(主流入部)
D2 側流出部(側流入部)
d1 第一直線
d2 第二直線
I1 主流入部(主流出部)
I2 側流入部(側流出部)
M1、M2 本流
R 回転体設置部
s 外周面
T1〜T4 バラストタンク部
W1、W2 水

Claims (4)

  1. 潮汐により発生する潮流を利用して発電する潮汐発電装置であって、
    回転体と、
    前記回転体が内部に設置されたハウジングと、
    前記回転体が回転することで発電する発電機と、
    前記回転体の軸方向に直交する面における直線方向において、前記ハウジングの外部から内部へ前記潮流により水が流入する主流入部と、
    前記直線方向において、前記ハウジングの内部から外部へ水が流出する主流出部とを備え、
    前記面における前記直線方向に対して傾斜する方向において、前記ハウジングの外部から内部へ前記潮流により水が流入する側流入部と、
    前記面における前記直線方向に対して傾斜する方向において、前記ハウジングの内部から外部へ水が流出する側流出部とをさらに備えることを特徴とする潮汐発電装置。
  2. 前記回転体は、
    回転軸と、
    前記回転軸の外周面から前記回転軸の径方向外側に突出する複数の回転羽根と、
    前記回転羽根に供給された水が前記径方向外側に流れるのを防止する流出防止部とをさらに備え、
    前記流出防止部は、前記回転軸の回転方向両側に延びている流出防止板であることを特徴とする請求項1に記載の潮汐発電装置。
  3. 前記主流入部は、前記面において前記直線方向に延びる第一直線を基準として互いに対称に形成された一組の主流入板の間における領域であり、
    前記主流出部は、前記面において前記第一直線を基準として互いに対称に形成された一組の主流出板の間における領域であり、
    前記一組の主流入板と前記一組の主流出板とは、前記面において前記第一直線に対して直交する第二直線を基準として互いに対称に形成されている潮汐発電装置であって、
    前記側流入部を前記一組の主流入板の一方と側流入板との間に形成し、又は/かつ、前記側流出部を前記一組の主流出板の一方と側流出板との間に形成することを特徴とする請求項1又は2に記載の潮汐発電装置。
  4. 前記主流入部又は/及び主流出部には、
    前記面において前記第一直線に対する直交方向で互いに離間し、かつ、前記面において前記第一直線と平行に配置された一組の流れ調整板が配置され、
    あるいは、
    前記第一直線が延びる方向における中心から当該中心の両側に向かうにつれ、前記面における前記直交方向の距離が徐々に小さくなる流れ調整柱が配置されることを特徴とする請求項3に記載の潮汐発電装置。
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