JP2006090217A - マガリ円筒導流管回転装置 - Google Patents

Abstract

【課題】 流体の慣性、すなわち直線軌道に従おうとする運動物体の傾向による遠心力効果を利用し、マガリ円筒導流管の外周８面に発生する高密度の流れを利用する回転装置の開発。
【解決手段】 前期課題を解決するため、マガリ円筒導流管回転装置を開発した。この装置は、流体をマガリ円筒導流管に流し、遠心力効果を利用して、回転力をとりだす手段である。
【選択図】 図２

Description

本発明は、高圧流体をマガリ円筒導流管に流す場合に、マガリ円筒導流管の外周に発生する慣性力、すなわち直線軌道に従おうとする運動物体（流体）、の傾向により遠心力効果で、外周８面に、高密度の流れが生じ、そこに存在する羽根５により高効率の回転機械として、発電・動力機械の提供を行うものである。

従来この種の技術は、直線導流管でプロペラ羽根を用いたものが主で、マガリ円筒導流管を用いた回転装置は未開発の分野である。

マガリ円筒導流管回転装置は、構造が簡単で横軸連結が容易で大量流体ノエネルギー変換が可能で、製造費も安く、高出力のエネルギーを回転機械として提供することにある。

上記目的を達成するための手段として、この発明は図２に示すように、マガリ円筒導流管を使用し、流入管２と排出管３を互いに直角に接線方向に接続し、回転軸４羽根５をとりいれた円筒回転室１を設置した回転装置。

マガリ円筒導流管回転装置は液体・気体・水蒸気等いずれの流体に使用可能である。

水道水利用の場合は水道管に連結し、河川の滝を利用する場合は滝の下に導流管に連結し、高圧流体利用の場合は高圧流体発生装置と連結して使用することが最良の形態。

発明の実施形態を実施例にもとずき、図面を参照して説明すると、図１はマガリ円筒導流管回転装置の正断面図である。図２はA―A矢視断面図である。図３は羽根５、回転軸４、制流板７の構成斜視図である。図２において流入管２より円筒回転室１に流入した流体は慣性力高密度の流体となり外周面８を通過し排出管３より円筒回転室１の外へ流出する。この流れにより羽根５を押動し回転軸４が回転する。

上述のように、円筒回転室１において、流体のエネルギーが回転力に変換され回転装置として利用される。

本発明は以上説明したように、構成されているので以下に記載されるような効果を奏する。

水道水を初め、すべての流体に適応できる装置で河川でのポンプ作用や発電、水蒸気を利用した蒸気機関等多目的に利用可能な装置である。
マガリ円筒導流管回転装置の正断面図である。 図１のＡ−Ａ矢視断面図である。 羽根５回転軸４制流板７の構成斜視図である。

符号の説明

１ 円筒回転室
２ 流入管
３ 排出管
４ 回転軸
５ 羽根
６ 軸受
７ 制流板
８ 外周
９ 羽根支持円盤

Claims (1)

1. （１）円筒回転室１の接線方向に流入管２と、その反対側に互いに接線方向が直交する排出管３を設置した構成からなるマガリ円筒導流管回転装置。
   （２）円筒回転室１内の両側面の中央に軸受６を介して、回転軸４を通した構成からなるマガリ円筒導流管回転装置。
   （３）回転軸４に互いに垂直方向に４個制流板７を固着し、半円形の羽根５を複数個制流板７の両端に設置した羽根支持円盤９に固着し、円筒回転室１内で回転自由とした構成から成るマガリ円筒導流管回転装置。
   以上、（１）、（２）、（３）の構成から成る装置を特徴とするマガリ円筒導流管回転装置。
   

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