JP2020084303A - 方向性電磁鋼板の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】変圧器の鉄心材料に好適な方向性電磁鋼板の製造方法を提案する。【解決手段】質量%で、C:0.02〜0.10%、Si:2.0〜8.0%およびMn:0.02〜1.0%を含有する成分組成を有するスラブを熱間圧延して得られた熱延板に、必要に応じて熱延板焼鈍を施した後、1回もしくは中間焼鈍を挟む2回以上の冷間圧延を施し、最終板厚の冷延鋼板に脱炭焼鈍を施した後,MgOを主体とした焼鈍分離剤を塗布し、純化処理を含む仕上焼鈍を施す一連の方法において、前記脱炭焼鈍の室温から700℃までの昇温時に、300〜500℃の任意の中間温度で0.1〜5.0秒間保持する保定処理を施してから再度加熱する際に、室温から中間温度までの平均昇温速度を200℃/s以下とし、かつ保定処理後の中間温度から700℃までの平均昇温速度を400℃/s以上とすることを特徴とする方向性電磁鋼板の製造方法。【選択図】図1

Description

本発明は、変圧器の鉄心材料等に用いて好適な、磁気特性に優れる方向性電磁鋼板の製造方法に関するものである。
電磁鋼板は、変圧器やモータ等の鉄心として広く用いられている軟磁性材料であり、特に方向性電磁鋼板は、その結晶方位がGoss方位と呼ばれる{110}<001>方位に高度に集積し、磁気特性に優れていることから、主に大型の変圧器等に使用されている。変圧器の無負荷損(エネルギーロス)を低減するためには、方向性電磁鋼板には低鉄損であることが必要である。この鉄損を低減するため、従来、板厚の低減やSi含有量の増加、結晶方位の配向性向上、鋼板への張力付与、鋼板表面の平滑化、二次再結晶組織の細粒化などの手段が用いられてきた。
このうち、二次再結晶組織を細粒化させる技術としては、脱炭焼鈍時に急速加熱する方法や脱炭焼鈍直前に急速加熱処理し、一次再結晶集合組織を改善する方法が多数開示されている。例えば、特許文献1には、最終板厚まで圧延したストリップを脱炭焼鈍する直前に、酸素ポテンシャルPHO/PHが0.2以下の非酸化性雰囲気中で100℃/s以上で700℃以上の温度に急速加熱することにより、低鉄損の方向性電磁鋼板を得る技術が開示されている。
また、特許文献2には、雰囲気中の酸素濃度を500ppm以下とし、かつ、加熱速度100℃/s以上で800〜950℃の温度に急速加熱した後、急速加熱した温度よりも低い775〜840℃の温度で保持し、その後、815〜875℃の温度で脱炭焼鈍することにより、低鉄損の方向性電磁鋼板を得る技術が開示されている。
また、特許文献3には、脱炭焼鈍工程の600℃以上の温度域を95℃/s以上の昇温速度で800℃以上の温度に加熱し、この温度域の雰囲気を適正に制御することにより、被膜特性と磁気特性に優れる方向性電磁鋼板を得る技術が開示されている。
また、特許文献4には、ホットストリップ中のAlN量をN as AlNにして25ppm以下に制限し、かつ脱炭焼鈍時に加熱速度80℃/s以上で700℃以上の温度まで加熱することで、低鉄損の方向性電磁鋼板を得る技術が開示されている。
これら急速加熱の技術思想は、再結晶温度近傍まで短時間で昇温することにより、通常の加熱速度であれば優先的に形成するγファイバー(<111>//ND方位)の発達を抑制し、二次再結晶の核となる{110}<001>組織の発生を促進することで一次再結晶集合組織の改質し、二次再結晶後の結晶粒を小さくすることであると理解されている。
これらの急速加熱による一次再結晶集合組織改善の手法の多くは、室温から概ね700℃以上の温度範囲における昇温速度を一義的に規定するものであり、これらの技術を適用することにより、二次再結晶粒が細かくなり、鉄損が改善することが知られている。
しかしながら、急速加熱技術では、加熱時の鋼板の温度ムラに起因すると考えられる磁気特性のばらつきが散見されるという問題があった。そこで、磁気特性のばらつきを低減するために、上記急速加熱の途中の中間温度において、該温度に短時間保持する保定処理を1回(特許文献5)もしくは複数回(特許文献6)施す方向性電磁鋼板の製造方法が開示されている。
特開平07−062436号公報 特開平10−298653号公報 特開2003−027194号公報 特開平10−130729号公報 特開2014−025106号公報 特開2015−183189号公報
上記に開示された技術では、多くの場合、100〜300℃/s程度の昇温速度が急速加熱とされ、その比較として、20〜50℃/s程度の昇温速度が従来条件として評価されている。
しかしながら、発明者らが、急速加熱の効果を検証するため300℃/sを超える昇温速度で脱炭焼鈍を施したところ、昇温速度を400℃/s以上と極めて速くした場合、磁束密度が低下するという新たな問題が顕在化した。すなわち、本来、急速加熱は、鉄損低減を目的に開発された技術であるが、磁束密度が劣化すると、それに伴い鉄損も劣化するため、期待するほどの鉄損低減効果が得られないことが明らかとなった。
本発明は、従来技術が抱える上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、脱炭焼鈍時の昇温速度を極めて早くした場合であっても、磁気特性、特に鉄損特性に優れる方向性電磁鋼板を製造する方法を提案することにある。
発明者らは、上記課題の解決に向け、脱炭焼鈍の昇温パターンが磁気特性に及ぼす影響に着目して鋭意検討を重ねた。その結果、脱炭焼鈍の急速加熱で昇温途中の中間温度で短時間の保定処理を施す際、該中間温度の前後で昇温速度を変化させる、具体的には、室温から中間温度までの低温域では昇温速度を遅く、かつ、中間温度より高温域では昇温速度を早くすることで、磁束密度の低下を招くことなく、低鉄損の方向性電磁鋼板を安定して得られることを見出し、本発明を開発するに至った。
すなわち、本発明は、C:0.02〜0.10mass%、Si:2.0〜8.0mass%およびMn:0.02〜1.0mass%を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる成分組成を有する鋼素材を熱間圧延して熱延板とし、必要に応じて熱延板焼鈍を施した後、1回もしくは中間焼鈍を挟む2回以上の冷間圧延を施して最終板厚の冷延板とし、一次再結晶焼鈍を兼ねた脱炭焼鈍を施した後,鋼板表面にMgOを主体とした焼鈍分離剤を塗布し、純化処理を含む仕上焼鈍を施す一連の工程からなる方向性電磁鋼板の製造方法において、上記脱炭焼鈍の室温から700℃までの昇温時に、300℃以上500℃以下の任意の中間温度で0.1〜5.0秒間保持する保定処理を施してから再度加熱する際に、室温から上記中間温度までの平均昇温速度を200℃/s以下とし、かつ、上記保定処理後の上記中間温度から700℃までの平均昇温速度を400℃/s以上とすることを特徴とする方向性電磁鋼板の製造方法を提案する。
本発明の方向性電磁鋼板の製造方法は、上記脱炭焼鈍を800℃以上の任意の均熱温度で施す際に、750℃から均熱温度までの平均昇温速度を10℃/s以下とすることが好ましい。
また、本発明の方向性電磁鋼板の製造方法は、上記脱炭焼鈍の昇温時において、室温から上記中間温度までの平均昇温速度を150℃/s以下とすることが好ましい。
また、本発明の上記鋼素材は、上記成分組成に加えてさらに、下記A群およびB群のうちの少なくとも1群のインヒビター形成成分を含有することが好ましい。

・A群;Al:0.005〜0.050mass%およびN:0.003〜0.020mass%
・B群;Se:0.003〜0.030mass%およびS:0.002〜0.03mass%から選ばれる1種または2種
また、本発明の上記鋼素材は、上記成分組成に加えてさらに、下記C群およびD群のうちの少なくとも1群の成分を含有することが好ましい。

・C群;Cr:0.01〜0.50mass%、Cu:0.01〜0.50mass%およびP:0.005〜0.50mass%のうちから選ばれる1種または2種以上
・D群;Ni:0.01〜1.50mass%、Sb:0.005〜0.50mass%、Sn:0.005〜0.50mass%、Bi:0.005〜0.50mass%、Mo:0.005〜0.100mass%、B:0.0002〜0.0025mass%およびNb:0.0010〜0.0200mass%のうちから選ばれる1種または2種以上
本発明によれば、脱炭焼鈍の急速加熱で昇温途中の中間温度で短時間の保定処理を施す際、該中間温度の前後の昇温速度を適正化することで、高磁束密度かつ低鉄損の方向性電磁鋼板を安定して製造することが可能となる。したがって、本発明によれば、変圧器等の鉄心材料として好適な方向性電磁鋼板を提供することができる。
脱炭焼鈍時の昇温パターンが方向性電磁鋼板の磁束密度Bに及ぼす影響を示すグラフである。 脱炭焼鈍時の昇温パターンが方向性電磁鋼板の鉄損W17/50に及ぼす影響を示すグラフである。
本発明を開発する契機となった実験について説明する。
<実験1>
C:0.055mass%、Si:3.18mass%、Mn:0.12mass%を含有する鋼スラブを連続鋳造にて製造し、1400℃の温度に加熱した後、熱間圧延して板厚2.2mmの熱延板とし、1050℃×60秒の熱延板焼鈍を施した後、冷間圧延して1.5mmの中間板厚とし、1130℃×100秒の中間焼鈍を施した後、最終冷間圧延して板厚0.23mmの冷延板に仕上げた。次いで、50vol%H−50vol%Nで露点が60℃の湿潤雰囲気下で、850℃×120秒の一次再結晶焼鈍を兼ねた脱炭焼鈍を施した。この際、昇温途中の中間温度500℃で1秒間保持する保定処理し、室温(25℃)から500℃までの平均昇温速度および保定処理後の500℃から700℃までの平均昇温速度を種々に変更した。なお、室温(25℃)から500℃までの平均昇温速度は、その温度差である475℃を、保定処理時間を含んだ加熱所要時間で除した平均昇温速度である。また、700℃から750℃までは50℃/s、750℃から均熱温度である850℃までは5℃/sで昇温した。その後、MgOを主体とする焼鈍分離剤を塗布し、乾燥した後、室温から1200℃まで約20℃/時間で昇温して二次再結晶を完了させた後、水素雰囲気下で、1200℃に10時間保持する純化処理を行う仕上焼鈍を施し、製品板とした。
上記のようにして得た製品板からサンプルを採取し、磁気特性をJIS C2550−1:2011に記載のエプスタイン試験法で測定した。得られた磁束密度Bと昇温パターンとの関係を図1に、鉄損W17/50と昇温パターンとの関係を図2に示す。これらの図より、中間温度である500℃より高温側(500℃から700℃まで)の平均昇温速度を400℃/s以上とした場合には、中間温度より低温側(室温(25℃)から500℃まで)の昇温速度条件により、磁気特性が大きく変化しており、中間温度より低温側の平均昇温速度を200℃/s以下とすることで、従来の全期間(室温(25℃)から700℃まで)を200℃/s程度の平均昇温速度とする場合と同等以上の磁気特性が得られることがわかる。特に室温(25℃)から500℃までの昇温速度を150℃以下とすることで、従来よりも優れた鉄損特性が得られる。
本実験結果のように、中間温度より高温側(500℃から700℃まで)の平均昇温速度を400℃/s以上とした場合に、中間温度より低温側(室温(25℃)から500℃まで)の平均昇温速度条件により磁気特性が大きく変化する理由については、現時点では十分に明らかではないが、発明者らは次のように考えている。
上述したように、脱炭焼鈍時の急速加熱の効果は、50℃/s程度の通常加熱速度であれば優先的に形成するγファイバー(<111>//ND方位)の発達を抑制し、二次再結晶の核となる{110}<001>組織の発生を促進するなどの一次再結晶集合組織の改質を介し、二次再結晶後の結晶粒を小さくすることで、低鉄損化が達成されるということである。よって、再結晶が始まる500℃から700℃までの昇温速度をより速くすることで、二次再結晶後の結晶粒微細化効果がより発揮されると期待される。
そのうえで、本実験では、急速加熱途中の中間温度で短時間の保定処理を採用している。上述の通り、この処理は磁気特性の安定化には必須と考えており、この作用は、歪の蓄積しやすい<111>//ND圧延安定方位の歪の開放を優先して起こさせ、該方位の再結晶を抑制することにより、<111>//ND方位の圧延組織から生じる<111>//ND方位の再結晶粒を減少させることにあると考えている。しかし、室温から500℃のような低温域での昇温速度が速いと、鋼中に固溶したCが移動する時間が短いため、圧延により導入された転位をCで固着することが困難となり、その結果、中間温度での保定処理時に、過度に歪が開放されて回復組織となり、再結晶後の方位やその後の二次再結晶に悪影響を与える。しかし、低温域の昇温速度を遅くすることで、転位がCで固着されて動きにくくなり、中間温度での保定処理時における歪の解放と残存のバランスがとれ、磁気特性が良好となったものと考えられる。
このようなメカニズムから考えると、400℃/s以上という超急速加熱においては、昇温途中における保定処理の時間は特許文献5に記載された時間(1〜10秒)よりも短くする必要があると思われる。また、Cが転位の固着に有効に作用するためには、素材のC量は0.02mass%以上であれば、十分であると考えられる。また、上述した理由から、本発明は保定処理温度(中間温度)から700℃までの昇温速度が極めて速い場合を対象としており、この温度域の昇温速度が400℃/s未満の場合は対象外とする。
次に、本発明の方向性電磁鋼板の製造に用いる鋼素材(スラブ)が有すべき成分組成について説明する。
C:0.02〜0.10mass%
上述したように、素材中のCが0.02mass%に満たないと、Cによる転位の固着効果が発現しないため、磁気特性に悪影響がある。一方、0.10mass%を超えると、製品板の磁気時効が問題とならない0.005mass%以下に脱炭焼鈍で低減することが困難になる。よって、Cは0.02〜0.10mass%の範囲とする。好ましくは、0.025〜0.08mass%の範囲である。
Si:2.0〜8.0mass%
Siは、鋼の比抵抗を高め、鉄損を改善するために必要な元素であるが、2.0mass%未満であると上記効果が十分に得られず、一方、8.0mass%を超えると、鋼の加工性が劣化し、圧延して製造することが困難となる。よって、Siは2.0〜8.0mass%の範囲とする。好ましくは、2.5〜4.0mass%の範囲である。
Mn:0.02〜1.0mass%
Mnは、熱間加工性を良好にするために必要な元素であるが、0.02mass%未満では上記効果が十分に得られず、一方、1.0mass%を超えると、製品板の磁束密度が低下するようになる。したがって、Mnは0.02〜1.0mass%の範囲とする。好ましくは、0.05〜0.30%の範囲である。
本発明の鋼素材(スラブ)は、上記成分以外の残部は、Feおよび不可避不純物である。ただし、本発明では、上記基本成分に加えて、二次再結晶を安定して発現させるため、下記A群およびB群のうちの少なくとも1群のインヒビター形成成分を含有することができる。
・A群;Al:0.005〜0.050mass%およびN:0.003〜0.020mass%
・B群;Se:0.003〜0.030mass%およびS:0.002〜0.03mass%から選ばれる1種または2種
二次再結晶を生じさせるために、インヒビターを利用する場合には、インヒビターとしてAlNを利用するとき(AlN系)と、MnSおよびMnSeから選ばれる1種または2種を利用するとき(MnS・MnSe系)と、上記両インヒビターを併合して利用するとき(AlN+MnS・MnSe系)のいずれかから選択することができる。
具体的には、AlN系の場合には、AlおよびNをそれぞれAl:0.005〜0.050mass%およびN:0.003〜0.020mass%の範囲で含有させることが好ましい。また、MnS・MnSe系の場合には、Se:0.003〜0.030mass%およびS:0.002〜0.03mass%から選ばれる1種または2種を含有させることが好ましい。また、AlN+MnS・MnSe系の場合には、Al:0.005〜0.050mass%およびN:0.003〜0.020mass%に加えて、Se:0.003〜0.030mass%およびS:0.002〜0.03mass%から選ばれる1種または2種を含有させることが好ましい。それぞれ添加量が上記下限量より少ない場合にはインヒビター効果が十分に得られず、一方、上記上限量を超えると析出したインヒビターがスラブ加熱時に未固溶のまま残存し、インヒビター効果が低減するため、二次再結晶が不安定化し、十分な磁気特性が得られなくなる。
さらに、本発明の鋼素材(スラブ)は、上記成分に加えて、下記C群およびD群のうちの少なくとも1群の成分を含有することができる。

・C群;Cr:0.01〜0.50mass%、Cu:0.01〜0.50mass%およびP:0.005〜0.50mass%のうちから選ばれる1種または2種以上
・D群;Ni:0.01〜1.50mass%、Sb:0.005〜0.50mass%、Sn:0.005〜0.50mass%、Bi:0.005〜0.50mass%、Mo:0.005〜0.100mass%、B:0.0002〜0.0025%およびNb:0.0010〜0.0200のうちから選ばれる1種または2種以上
C群の元素であるCr,CuおよびPは、いずれも鉄損を低減する効果がある元素であり、Cr:0.01〜0.50mass%、Cu:0.01〜0.50mass%およびP:0.005〜0.50mass%のうちから選ばれる1種または2種以上を単独または複合して含有することができる。それぞれの元素の含有量が上記下限値より少ない場合には、上記磁気特性効果が十分に得られず、一方、上記上限値を超えると、二次再結晶粒の発達が抑制され、磁気特性が劣化するようになる。
また、D群の元素であるNi、Sb、Sn、Bi、Mo、BおよびNbは、いずれも磁束密度を向上する効果がある元素であり、Ni:0.01〜1.50mass%、Sb:0.005〜0.50mass%、Sn:0.005〜0.50mass%、Bi:0.005〜0.50mass%、Mo:0.005〜0.100mass%、B:0.0002〜0.0025mass%およびNb:0.0010〜0.0200mass%のうちから選ばれる1種または2種以上を単独または複合して添加できる。それぞれの元素の含有量が上記下限値より少ない場合には、上記磁気特性向上効果が十分に得られず、一方、上記上限値を超えると、二次再結晶粒の発達が抑制されて磁気特性が劣化するようになる。
次に、本発明の方向性電磁鋼板の製造方法について説明する。
本発明の方向性電磁鋼板の製造に用いる鋼素材は、上記成分組成を有する鋼を常法の精錬プロセスで溶製した後、従来公知の造塊−分塊圧延法または連続鋳造法で鋼素材(スラブ)を製造してもよいし、あるいは、直接鋳造法で100mm以下の厚さの薄鋳片を製造してもよい。
上記スラブは、通常の方法で加熱して熱間圧延する。熱間圧延前のスラブ加熱は、インヒビター形成成分を含む場合は、1400℃程度まで加熱し、一方、インヒビター成分を含まない場合は、1250℃以下の温度に加熱する。なお、1400℃のような高温まで加熱する場合は、加熱効率の観点から、誘導加熱方式を採用することが望ましい。また、インヒビター形成成分を含有しない場合には、鋳造後、加熱することなく直ちに熱間圧延してもよい。さらに、薄鋳片の場合には、スラブと同様、熱間圧延を行ってもよいし、熱間圧延を省略して、そのまま以降の工程に進めてもよい。
次いで、上記の熱間圧延して得た熱延板は、必要に応じて熱延板焼鈍を施す。良好な磁気特性を得るためには、熱延板焼鈍温度は800℃以上1150℃以下とするのが好ましい。熱延板焼鈍温度が800℃未満であると、熱間圧延で形成されたバンド組織が残留し、整粒の一次再結晶組織を得ることが困難になり、二次再結晶の発達が阻害されるおそれがある。一方、熱延板焼鈍温度が1150℃を超えると、熱延板焼鈍後の結晶粒が粗大化しすぎて、整粒の一次再結晶組織を得られなくなるおそれがある。
熱延後あるいは熱延板焼鈍を施した後の熱延板は、1回の冷間圧延または中間焼鈍を挟む2回以上の冷間圧延して最終板厚の冷延板とする。上記中間焼鈍を実施する場合の焼鈍温度は、900℃以上1200℃以下とするのが好ましい。中間焼鈍温度が900℃未満であると、再結晶粒が細かくなり、一次再結晶組織におけるGoss核が減少し、製品板の磁気特性が劣化するおそれがある。一方、1200℃を超えると、熱延板焼鈍のときと同様に結晶粒が粗大化しすぎて、整粒の一次再結晶組織を得られなくなるおそれがある。
なお、再結晶集合組織を改善して磁気特性をより向上させる観点からは、最終板厚とする最終冷間圧延は、鋼板温度を100℃〜300℃に高めて圧延する温間圧延を採用することが有効である。
最終板厚とした冷延板は、次いで、本発明において最も重要な工程である、一次再結晶焼鈍を兼ねた脱炭焼鈍を施す。脱炭焼鈍における昇温パターンは、先述した理由により、室温(25℃)から700℃までの温度区間を、室温から300℃以上500℃以下の任意の温度(中間温度)までを平均昇温速度200℃/s以下で加熱し、該中間温度で0.1〜5.0秒間の短時間保持する保定処理を施した後、再度、保定処理後の中間温度から700℃までを平均昇温速度400℃/s以上で加熱することが必要である。
ここで、上記保定処理する中間温度を300℃以上500℃以下とする理由は、300℃未満では歪の解放が不十分であり、一方、500℃を超えると、再結晶が開始するからである。また、上記保定処理する時間を0.1〜5.0秒間とする理由は、0.1秒未満では、保定処理の効果が十分ではなく、一方、5.0秒を超えると歪が解放されて回復組織となるからである。
なお、上記保定処理は、その効果の発生メカニズムの観点から考えると、1回でも複数回でも問題ないが、複数回の場合は、保持時間の合計が上記範囲内に入る必要がある。また、保定処理中の温度変動は、−20℃/s〜+20℃/sの範囲に制御するのが好ましい。
また、室温から300℃以上500℃以下の任意の温度(中間温度)までの平均昇温速度は、200℃/s以下とする必要があるが、先述した図2からわかるように、室温から300〜500℃間の中間温度までの平均昇温速度を150℃/s以下とすると、より良好な磁気特性が得られる。ただし、この区間の昇温速度が遅いと処理時間が長時間化するため、操業性の観点から、平均昇温速度は20℃/s以上とするのが好ましい。ここで、室温から中間温度までの平均昇温速度は、その温度差を、保定処理時間を含んだ加熱所要時間で除した平均昇温速度である。
また、本発明においては、保定処理後の中間温度から700℃までの平均昇温速度は、400℃/s以上とする必要があるが、好ましくは600℃/s以上である。なお、この温度区間の昇温速度の上限は、加熱設備にもよるが、経済性を考慮すれば、1250℃/s程度である。
なお、脱炭焼鈍における均熱温度は、脱炭を十分に行う観点から800℃以上900℃以下であることが好ましい。ただし、上記した700℃から均熱温度までの昇温速度については、特に限定しない。また、750℃から均熱温度までの平均昇温速度は、脱炭時間をより多く確保する観点から10℃/s以下とするのが好ましい。
また、脱炭焼鈍時の雰囲気は、脱炭性を確保する観点から、湿潤雰囲気とするのが好ましく、露点で30℃以上とするのがより好ましい。また、同じく脱炭性を確保する観点から、雰囲気には水素ガス(H)を含有させることが好ましく、その濃度は5vol%以上70vol%以下とするのがより好ましい。
次いで、上記脱炭焼鈍を施した鋼板は、焼鈍時の鋼板同士の融着を防止するとともに、フォルステライト被膜を形成するため、MgOを主体とする焼鈍分離剤を鋼板表面に塗布し、乾燥した後、二次再結晶焼鈍と純化処理を含む仕上焼鈍を施す。
上記仕上焼鈍の焼鈍温度は、二次再結晶を発現し、完了させるためには、800℃以上の温度で20時間以上保持することが望ましい。また、鋼中の不純物を除去して磁気特性を向上したり、フォルステライト被膜を形成させたりする場合には、上記二次再結晶を完了させた後、さらに1180℃以上の温度に昇温し、水素雰囲気下で、該温度に3時間以上保持する純化処理を施すことが好ましい。
上記仕上焼鈍後の鋼板は、鋼板表面に付着した未反応の焼鈍分離剤を除去する水洗やブラッシング、酸洗等を行い、その後、平坦化焼鈍を施して形状を矯正することが、鉄損低減のためには有効である。
なお、本発明の鋼板を積層して使用する場合には、鉄損を改善するため、上記した平坦化焼鈍あるいはその前後の工程において、鋼板表面に絶縁被膜を被成することが好ましく、より鉄損を低減のためには、上記絶縁被膜に張力付与被膜を採用するのが好ましい。さらに、上記絶縁被膜を被成するに当たっては、バインダーを介したり、物理蒸着法や化学蒸着法によって無機物を鋼板表面に蒸着させたりした後、被膜を被成するのが好ましい。これにより、被膜密着性に優れかつ鉄損低減効果が大きい被膜が得られる。
C:0.035mass%、Si:3.53mass%、Mn:0.06mass%、Al:0.032mass%、Se:0.019mass%およびN:0.009mass%を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる成分組成を有する鋼スラブを、1420℃の温度に加熱した後、熱間圧延して板厚2.7mmの熱延板とし、次いで、この熱延板に1050℃×50秒の熱延板焼鈍を施した後、冷間圧延して最終板厚が0.23mmの冷延板に仕上げた。
次いで、上記冷延板に、50vol%H−50vol%Nで露点が60℃の湿潤雰囲気下で、840℃×120秒の一次再結晶焼鈍を兼ねた脱炭焼鈍を施した。この際、昇温途中の500℃で0.3秒間保持する保定処理を施すとともに、室温(25℃)から上記500℃までの平均昇温速度および保定処理後の500℃から700℃までの平均昇温速度を表1に記載したように種々に変化させた。なお、室温(25℃)から500℃までの平均昇温速度は、温度差である475℃を、保定処理時間を含む加熱所要時間で除した値である。さらに、700℃から750℃までは40℃/sの昇温速度とし、750℃から均熱温度(840℃)までの昇温速度は、表1に記載したように種々に変化させた。
次いで、上記脱炭焼鈍後の鋼板は、MgOを主体とする焼鈍分離剤を塗布・乾燥し、その後、室温から平均昇温速度15℃/時間で窒素雰囲気下で昇温して二次再結晶を完了させた後、さらに、1180℃まで昇温し、水素雰囲気下で該温度に4時間保持して純化処理する仕上焼鈍を施し、製品板とした。
斯くして得た製品板から、サンプルを採取し、JIS C2550−1:2011に記載のエプスタイン試験法で磁気特性を測定し、その結果を表1に併記した。同表から、本発明に適合する条件で製造した鋼板は、いずれも磁束密度Bおよび鉄損W17/50が優れていることがわかる。
Figure 2020084303
表2に記載した成分組成を有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる鋼スラブを1320℃の温度に加熱した後、熱間圧延して板厚2.0mmの熱延板とし、次いで、上記熱延板に1070℃×80秒の熱延板焼鈍を施し、冷間圧延して最終板厚0.20mmの冷延板に仕上げた。次いで、上記冷延板に、50vol%H−50vol%Nで、露点55℃の湿潤雰囲気下で、825℃×120秒の一次再結晶焼鈍を兼ねた脱炭焼鈍を施した。この際、昇温途中の300℃で3.0秒間保持する保定処理を施すとともに、室温(25℃)から上記300℃までを平均昇温速度100℃/sおよび上記保定処理後の300℃から700℃までを平均昇温速度500℃/sで加熱した。なお、上記室温(25℃)から500℃までの平均昇温速度は、温度差である275℃を、保定処理時間を含む加熱所要時間で除した値である。さらに、700℃から750℃までは平均昇温速度25℃/sで、750℃から均熱温度(840℃)までは平均昇温速度3℃/sで加熱した。
上記脱炭焼鈍後の鋼板は、MgOを主体とする焼鈍分離剤を塗布・乾燥し、その後、窒素雰囲気下で900℃の温度に50時間保持して二次再結晶を完了させた後、さらに、1250℃まで昇温し、水素雰囲気下で該温度に10時間保持して純化処理する仕上焼鈍を施し、製品板とした。
斯くして得た製品板から、サンプルを採取し、JIS C2550−1:2011に記載のエプスタイン試験法で磁気特性を測定し、その結果を表2に併記した。同表から、本発明に適合する成分組成の素材を用い、本発明に適合する条件で製造した鋼板は、いずれも磁束密度Bおよび鉄損W17/50が優れていることがわかる。
Figure 2020084303

Claims (5)

  1. C:0.02〜0.10mass%、Si:2.0〜8.0mass%およびMn:0.02〜1.0mass%を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる成分組成を有する鋼素材を熱間圧延して熱延板とし、必要に応じて熱延板焼鈍を施した後、1回もしくは中間焼鈍を挟む2回以上の冷間圧延を施して最終板厚の冷延板とし、一次再結晶焼鈍を兼ねた脱炭焼鈍を施した後,鋼板表面にMgOを主体とした焼鈍分離剤を塗布し、純化処理を含む仕上焼鈍を施す一連の工程からなる方向性電磁鋼板の製造方法において、
    前記脱炭焼鈍の室温から700℃までの昇温時に、300℃以上500℃以下の任意の中間温度で0.1〜5.0秒間保持する保定処理を施してから再度加熱する際に、室温から前記中間温度までの平均昇温速度を200℃/s以下とし、かつ、前記保定処理後の前記中間温度から700℃までの平均昇温速度を400℃/s以上とすることを特徴とする方向性電磁鋼板の製造方法。
  2. 前記脱炭焼鈍を800℃以上の均熱温度で施す際に、750℃から均熱温度までの平均昇温速度を10℃/s以下とすることを特徴とする請求項1に記載の方向性電磁鋼板の製造方法。
  3. 前記脱炭焼鈍の昇温時における室温から前記中間温度までの平均昇温速度を150℃/s以下とすることを特徴とする請求項1または2に記載の方向性電磁鋼板の製造方法。
  4. 前記鋼素材は、前記成分組成に加えてさらに、下記A群およびB群のうちの少なくとも1群のインヒビター形成成分を含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の方向性電磁鋼板の製造方法。

    ・A群;Al:0.005〜0.050mass%およびN:0.003〜0.020mass%
    ・B群;Se:0.003〜0.030mass%およびS:0.002〜0.03mass%から選ばれる1種または2種
  5. 前記鋼素材は、前記成分組成に加えてさらに、下記C群およびD群のうちの少なくとも1群の成分を含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の方向性電磁鋼板の製造方法。

    ・C群;Cr:0.01〜0.50mass%、Cu:0.01〜0.50mass%およびP:0.005〜0.50mass%のうちから選ばれる1種または2種以上
    ・D群;Ni:0.01〜1.50mass%、Sb:0.005〜0.50mass%、Sn:0.005〜0.50mass%、Bi:0.005〜0.50mass%、Mo:0.005〜0.100mass%、B:0.0002〜0.0025mass%およびNb:0.0010〜0.0200mass%のうちから選ばれる1種または2種以上
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