JP2020083465A - 計量注出容器 - Google Patents

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古澤 光夫
Mitsuo Furusawa
古澤  光夫
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Abstract

【課題】内容物を一度に注出させる際も小分けにして注出させる際も、計り取った内容物の量が変わってしまうことがない計量注出容器を提案する。【解決手段】本発明の計量注出容器は、容器本体1を正立させた状態で胴部1bを押圧することによって、パイプ2の一方の開口部2aから他方の開口部2bを経て導入口3cから導入される容器本体1の内容物が計量室Kに収容され、更に、容器本体1を倒立させた状態で胴部1bを押圧することによって、パイプ2の一方の開口部2aから他方の開口部2bを経て導入口3cから導入される容器本体1の空気が計量室Kを加圧して、計量室Kに収容された内容物を注出口7cから注出させるものであって、計量室Kを、内容物が計り取られる計量スペースK1の容積に対し、計量スペースK1を除いたヘッドスペースK2の容積が大きくなるように構成したものである。【選択図】図1

Description

本発明は、容器本体に収容した内容物を計量して注出することができる計量注出容器に関する。
例えば特許文献1に示されているように、容器本体の口部に取り付けられる広口状の計量カップと、この計量カップの内側で起立する覆合筒の上部に設けた導入孔とを備える計量注出容器が知られている。この計量注出容器では、容器本体の胴部を押圧することによって収容した内容物を導入孔から計量カップ内に十分に流出させ、その後、押圧を解除して胴部が復元するに伴い、導入孔の高さを越えて流出した内容物が容器本体内に引き戻されることによって、所定量の内容物が計量カップに残留するようにしている。そして、容器本体を傾けることによって、計り取った内容物を計量カップから注出させることができる。
ところで特許文献1の計量注出容器は、傾けたコップから中身を溢すような要領で内容物を一気に注出させるものであるが、例えば意図したところを狙って内容物を注出させたい場合には、この計量カップの上部開口に、内容物を注出させるための小径開口を有する蓋壁を設けることが考えられる。このように構成する場合には、容器本体を倒立させて胴部を押圧すると、計量カップの内側で起立する覆合筒の導入孔を通して容器本体の空気が計量カップに導入され、これによって計量カップ内を加圧することができるため、小径開口から内容物を注出させることができると考えられる。
特開2002−68234号公報
ところで、このように構成される計量注出容器によれば、胴部への押圧具合によって、計量した内容物を一度に注出させることも、小分けにして注出させることも可能である。しかし、内容物を小分けにして注出する場合のように計量カップ内に内容物が残った状態で内容物の注出を停止すると、容器本体を倒立させていることによって、上述した導入孔は内容物に浸漬された状態になっている。このため、胴部が復元する際に、計量カップの内容物が導入孔から逆流して容器本体内に戻ってしまい、計り取った内容物の量が変わってしまうおそれがある。
本発明は、このような懸念事項を解消することを課題とするものであり、内容物を一度に注出させる際も小分けにして注出させる際も、計り取った内容物の量が変わってしまうことがない計量注出容器を提供することを目的とする。
本発明は、上方を開放させた口部、及び該口部に連結するとともに可撓性を有する胴部を備え、内容物を収容する容器本体と、
管状をなし一方の開口部が前記容器本体の底部近傍に位置するパイプと、
前記パイプを保持するとともに該パイプの他方の開口部に連通する導入口を有し、前記口部に保持される中間部材と、
前記導入口を取り囲んで前記中間部材に保持され、該中間部材との間で該導入口から導入される内容物を所定量収容する計量室を区画形成するとともに、該計量室の内容物を外界に向けて注出させる注出口を有する注出部材と、を備え、
前記容器本体を正立させた状態で前記胴部を押圧することによって、前記パイプの一方の開口部から該パイプの他方の開口部を経て前記導入口から導入される該容器本体の内容物が前記計量室に収容され、更に、該容器本体を倒立させた状態で該胴部を押圧することによって、該パイプの一方の開口部から該パイプの他方の開口部を経て該導入口から導入される該容器本体の空気が該計量室を加圧して、該計量室に収容された内容物を前記注出口から注出させる、計量注出容器において、
前記計量室を、前記容器本体を正立させた状態で前記胴部を押圧した際に該計量室に導入される内容物が計り取られる計量スペースの容積に対し、該計量スペースを除いたヘッドスペースの容積が大きくなるように構成した計量注出容器である。
前記注出部材は、前記導入口よりも前記注出口側において、径方向外側に広がる膨出部を有することが好ましい。
前記注出口は、前記容器本体の中心軸線に対して傾く向きに開口するものであって、
前記膨出部は、前記中心軸線に対して前記注出口が開口する向きと同じ側に位置するものであることが好ましい。
前記注出口は、前記容器本体の中心軸線に対して傾く向きに開口するものであって、
前記パイプの一方の開口部は、前記中心軸線に対して前記注出口が開口する向きとは逆側に開口するものであることが好ましい。
本発明の計量注出容器によれば、計量室を、内容物が計り取られる計量スペースの容積に対してヘッドスペースの容積が大きくなるように構成しているため、容器本体を倒立させた際、導入口を、計量室の内容物に浸漬されないところに位置させることができる。すなわち、内容物を小分けにして注出する際に胴部が復元しても、計量室の内容物が容器本体に戻されることがなく、計り取った内容物の量が変わってしまうことはない。
注出部材に、導入口よりも注出口側において、径方向外側に広がる膨出部を設ける場合は、ヘッドスペースの容積を大きくするにあたって注出部材の高さを抑えることができる。
また、膨出部を設けるにあたって、注出口が容器本体の中心軸線に対して傾く向きに開口する場合、注出口が下方を向くように容器本体を変位させると、内容物は、この膨出部に対して注出口が開口する向きとは逆側に優先的に溜まることになる。従って膨出部を、容器本体の中心軸線に対して注出口が開口する向きと同じ側に位置させることにより、膨出部を無用に大きくしてしまうことがない。
また、注出口が容器本体の中心軸線に対して傾く向きに開口するものであって、パイプの一方の開口部を、この中心軸線に対して注出口が開口する向きとは逆側に開口させる場合は、注出口が下方を向くように容器本体を変位させた際、この開口部はより上方に位置して容器本体の内容物に対する浸漬が防止されるため、容器本体の空気を計量室に確実に送給することができる。
本発明に従う計量注出容器の第一実施形態に関し、これを正立させた状態で示した側面視での断面図である。 図1の計量注出容器を上下逆さまに倒立させて内容物を注出させる状況について説明する図である。 図1の計量注出容器を傾けて倒立させて内容物を注出させる状況について説明する図である。 本発明に従う計量注出容器の第二実施形態に関し、これを正立させた状態で示した側面視での断面図である。 図4の計量注出容器を、注出口が下方を向くように傾けて倒立させて内容物を注出させる状況について説明する図である。 図4に示す計量注出容器の変形例を示した図である。
以下、本発明に従う計量注出容器の一実施形態について図1〜図4を参照しながら説明する。なお、本明細書等における「上」、「下」の関係は、特に言及しない場合は、図1に示すように容器本体(符号1)を正立させた状態での向きをいう。
図1に示す計量注出容器は、容器本体1と、パイプ2と、中間部材3と、パッキン4と、注出部材5で構成されている。ここで注出部材5は、注出部材本体6と、注出キャップ7で構成されるものである。
容器本体1は、概略円板状をなす底部1aと、概略円筒状をなし、底部1aの外縁部に連結する胴部1bと、胴部1bの上端部に段差をもって連結する段差部1cと、段差部1cよりも小径の円筒状であって、上方を開口させた状態で段差部1cに連結する口部1dと、口部1dの外周面に設けられる雄ねじ部1eとを備えている。本実施形態の容器本体1は合成樹脂製であって、胴部1bは可撓性を有している。また容器本体1には、洗浄剤(例えば洗濯用液体洗剤)や調味料をはじめとする種々の種類の内容物が収容可能である。なお、収容される内容物の粘度にも特段限定はなく、醤油などのように比較的低いものでもよいし、ソースや液みそのように比較的高いものでもよい。なお、内容物を注出させる際は、後述するように容器本体1に収容した空気も利用するため、内容物を容器本体1に収容する際は、図示したように内容物で完全に満たされないようにしておく。
パイプ2は、管状をなすとともに側面視で湾曲するように形作られるものであって、一方の開口部(底部側開口部)2aは、底部1aの外縁近傍に位置している。また他方の開口部(口部側開口部)2bは、口部1dの内側であって、容器本体1の中心軸線O上に位置している。
中間部材3は、円筒状をなし、中心軸線Oに沿って延在するとともに下端部にパイプ2を嵌合保持する筒状壁3aを備えている。筒状壁3aの上端部は、縦方向に延在するスリット3bによって切り欠かれていて、スリット3bの下端部に揃う位置に開口(導入口)3cが設けられている。また、筒状壁3aの下端部には、径方向外側に向けて延在する底壁部3dが設けられ、底壁部3dの外縁部には、口部1dの内周面に沿って上方に向けて延在する内側環状壁3eが設けられている。ここで内側環状壁3eの内周面には、雌ねじ部(第一雌ねじ部)3fが設けられている。そして内側環状壁3eの上端部には、径方向外側に向けて延在するフランジ部3gが設けられ、フランジ部3gの下面には、口部1dの外周面を取り囲む外側環状壁3hが設けられている。外側環状壁3hの内周面には、雄ねじ部1eに適合する雌ねじ部(第二雌ねじ部)3jが設けられている。そしてフランジ部3gの上面には、径方向に延在する溝部3kが設けられていて、フランジ部3gの外縁部には、段差部1cを取り囲む外周壁3mが設けられている。
このような中間部材3は、筒状壁3aにパイプ2を嵌合保持した状態で、容器本体1の雄ねじ部1eに第二雌ねじ部3jを螺合させて保持される。
パッキン4は、ドーナツ板状をなすとともに軟質材で形成されるものであり、底壁部3dに載置される。
そして注出部材本体6は、内側環状壁3eよりも小径になる下部環状壁6aと、下部環状壁6aの外周面に設けられ、第一雌ねじ部3fに適合する雄ねじ部6bとを備えている。また下部環状壁6aの上端部には、径方向外側に延在する下部フランジ壁6cが設けられていて、下部フランジ壁6cの下面には、中間部材3の溝部3kに嵌まり込む凸部6dが設けられている。そして下部フランジ壁6cの外縁には、上方に向けて延在する側壁6eが設けられている。ここで側壁6eは、導入口3cよりも上方において径方向外側に向けて全周に亘って広がる膨出部6fと、膨出部6fに連結するとともに上方に向かって外径が徐々に小さくなる縮径部6gを備えている。また縮径部6gの上端には、環状をなす上部環状壁6hが設けられ、上部環状壁6hの外周面には、径方向外側に向けて突出する外向き凸部6jが設けられている。
このように形成される注出部材本体6は、中間部材3の第一雌ねじ部3fに雄ねじ部6bを螺合させて保持され、中間部材3との間に空間(計量室)Kを区画形成する。このときパッキン4は、底壁部3dと下部環状壁6aで挟持されるため、これらの間は液密に封止される。また、上述した凸部6dは、第一雌ねじ部3fと雄ねじ部6bの螺合が完了したところで溝部3kに嵌まり込むように構成されている。このため、注出部材本体6が中間部材3から不用意に外れることがない。なお計量室Kのうち、図1に示すように容器本体1を正立させた状態で導入口3cよりも下方に位置するスペースは、後述するように内容物が所定量計り取られるスペースであって、本明細書等ではこの部分を計量スペースK1と称する。また、計量室Kにおいて計量スペースK1を除いたスペース(導入口3cよりも上方に位置するスペース)を、ヘッドスペースK2と称する。またヘッドスペースK2の容積は、計量スペースK1の容積よりも大きくなっている。
注出キャップ7は、上部環状壁6hを取り囲むとともに、内向き爪状に形成されて外向き凸部6jに係合する環状係合壁7aと、環状係合壁7aの上端部に連結する頂壁7bと、頂壁7bの中央部を貫通して計量室Kに通じる注出口7cと、注出口7cを取り囲んで頂壁7bから起立する注出筒7dと、頂壁7bの外縁部から下方に向けて延在する外周壁7eとを備えている。また注出口7cの上方には、円板状をなすとともに、ヒンジ7fを介して外周壁7eに開閉可能に連結する蓋壁7gが設けられていて、蓋壁7gの下面には、蓋壁7gを閉じた際に注出筒7dの内周面に液密に当接するシール筒7hが設けられている。
このような構成となる計量注出容器から内容物を注出するには、まず、図1に示すように容器本体1を正立させた状態で胴部1bを押圧する。これにより容器本体1に収容された内容物は加圧され、底部側開口部2aからパイプ2内に内容物が入り込み、更に口部側開口部2bを通って筒状壁3a内を通過し、導入口3cから計量室Kに導入される。なおここでは、胴部1bは十分に押圧されて、内容物は導入口3cを越えるまで計量室Kに収容されるものとする。また、計量室Kに内容物を導入する際には、計量室Kの空気を外界に逃がして内容物と空気がスムーズに置換できるようにするため、図中に仮想線で示すように、蓋壁7gは開いておくことが好ましい。
内容物を計量室Kに収容した後は、胴部1bへの押圧を解除して胴部1bを復元させる。胴部1bが復元すると、押圧時よりも容器本体1の内容積が増えて容器本体1が減圧されるため、計量室Kにおいて導入口3cを越えて収容されていた内容物は、容器本体1に引き戻されることになる。すなわち、導入口3cよりも下方に溜まっている内容物だけが計量室Kに残ることになるため、決まった量の内容物を計量することができる。
その後は、図2に示すように容器本体1を倒立させる。このとき、容器本体1の空気は底部1a側に移動するため、パイプ2の底部側開口部2aは、内容物の液面N1よりも上方に位置することになる。また図1に示したように、ヘッドスペースK2の容積は計量スペースK1の容積よりも大きくなっているため、図2に示すように導入口3cは、計量室Kに収容されている内容物の液面N2よりも上方に位置することになる。そしてこの状態で胴部1bを押圧すると、容器本体1の空気は加圧されて底部側開口部2aからパイプ2内に入り込み、更に口部側開口部2bを通って筒状壁3a内を通過し、導入口3cから計量室Kに導入される。これにより計量室Kは、導入された空気よって加圧されるため、計量室Kに収容されていた内容物を、注出口7cから注出させることができる。なお導入口3cは、計量室Kに収容されている内容物の液面N2よりも上方に位置しているため、内容物を小分けにして注出させる場合のように、計量室Kに内容物が残った状態で胴部1bが復元しても、計量室Kの内容物が導入口3cから逆流することはない。
また本実施形態の筒状壁3aは、図3に示すように容器本体1の中心軸線Oに沿って延在していて、導入口3cは、計量室K内において径方向中央部に位置している。ここで、導入口3cが計量室K内において片寄った位置(中心軸線Oからずれた位置)に設けられていると、図示したように容器本体1を傾けて倒立させた際、容器本体1を傾ける方向によっては、導入口3cが内容物の液面N2の下に潜ってしまうことが考えられるが、本実施形態ではこのようなおそれがないため、決まった量の内容物を確実に注出させることができる。
次に本発明に従う計量注出容器の第二実施形態について、図4、図5を参照しながら説明する。本実施形態の計量注出容器は、上述した注出部材5に替えて、注出部材8で構成される。また注出部材8は、注出部材本体9と、注出キャップ10で構成される。
注出部材本体9は、上述した下部環状壁6a、雄ねじ部6b、下部フランジ壁6c、凸部6d、側壁6eと同様の構成になる下部環状壁9a、雄ねじ部9b、下部フランジ壁9c、凸部9d、側壁9eを備えている。また側壁9eは、導入口3cよりも上方において径方向外側に向けて広がる膨出部9fと、中心軸線Oに対して傾くように延在する傾斜部9gを備えている。なお膨出部9fは、先に述べた膨出部6fのように、中心軸線Oを周回するように全周に亘って径方向外側に広がるものでもよいが(図4において仮想線で示す部分を設けてもよいが)、本実施形態では、中心軸線Oに対して注出キャップ10が位置する側にのみ設けられている。また傾斜部9gの上端には、環状をなすとともに傾斜部9gと同方向に延在する上部環状壁9hが設けられ、上部環状壁9hの外周面には、径方向外側に向けて突出する外向き凸部9jが設けられている。
このように形成される注出部材本体9も、上述した注出部材本体6と同様に、中間部材3に装着することによって、中間部材3との間に計量室Kを区画形成する。また本実施形態の計量室Kも、容器本体1を正立させた状態で導入口3cよりも下方に位置する計量スペースK1の容積に対し、計量スペースK1を除いたヘッドスペースK2の容積の方が大きくなっている。
注出キャップ10は、注出部材本体9に装着される注出キャップ本体11と、注出キャップ本体11に対してスライド可能に取り付けられる栓体12で構成されている。
注出キャップ本体11は、上部環状壁9hを取り囲むとともに、内向き爪状に形成されて外向き凸部9jに係合する環状係合壁11aと、環状係合壁11aの上端部に連結する頂壁11bと、頂壁11bの中央部において上部環状壁9hと同方向に延在する軸状部11cと、軸状部11cの径方向外側において頂壁11bを貫通して計量室Kに通じる連通口11dと、連通口11dを取り囲んで上部環状壁9hと同方向に延在するとともに、栓体12を摺動可能に保持する環状保持壁11eと、頂壁11bの外縁部に連結するとともに環状係合壁11aを取り囲む外周壁11fとを備えている。
また栓体12は、環状保持壁11eを収容する凹部を有するとともに環状保持壁11eに摺動可能に保持されるベース12aと、ベース12aの中央部を貫通する注出口12bを備えている。ここで注出口12bは、栓体12を注出キャップ本体11に向けてスライドさせた際は、軸状部11cが挿通することによって閉鎖される一方、注出キャップ本体11から離れる向きに栓体12をスライドさせる場合は、連通口11dを通して計量室Kに通じるものである。
なお、先に説明した実施形態と同様に、本実施形態でも湾曲したパイプ2を使用しているが、底部側開口部2aが開口する向きは、注出口12bが開口する向きとは逆側になっている。
このように構成される計量注出容器においては、図4に示すように容器本体1を正立させた状態で胴部1bを押圧することによって、容器本体1の内容物を計量室Kに導入することができる。また、計量室Kにおいて導入口3cを越えて収容されていた余分な内容物は、胴部1bが復元する際に容器本体1に引き戻されるため、所定量の内容物を計量することができる。なお、内容物の計量を行う際、図中に仮想線で示すように栓体12を注出キャップ本体11から離れる向きにスライドさせておけば、計量室Kの空気を外界に逃がして容器本体1からの内容物をスムーズに導入させることができる。
その後は、図5に示すように、注出口12bが下方を向くように容器本体1を傾けて倒立させ、胴部1bを押圧する。これにより、容器本体1の空気は加圧されて底部側開口部2aからパイプ2内に入り込み、更に口部側開口部2bを通って筒状壁3a内を通過し、導入口3cから計量室Kに導入される。これにより計量室Kは、導入された空気よって加圧されるため、計量室Kに収容されていた内容物を、注出口12bから注出させることができる。なお、本実施形態でもヘッドスペースK2の容積は計量スペースK1の容積よりも大きくなっているため、導入口3cは、計量室Kに収容されている内容物の液面N2よりも上方に位置する。従って、内容物を小分けにして注出させる場合でも、計量室Kの内容物が導入口3cから逆流することはない。なお、膨出部6fを設けることによってヘッドスペースK2の容積を大きくすることができるが、本実施形態では図5に示すように、仮想線で示す部分は省略して、中心軸線Oに対して注出キャップ10が位置する側にのみ設けているため、ヘッドスペースK2の容積を大きくするために必要となる部分を最小限に抑えることができる。
以上、本発明について具体的な実施形態を示しながら説明したが、本発明に従う計量注出容器は、上述した実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に従う範疇で種々の変更を加えたものも含まれる。例えば上述した注出キャップ本体11と栓体12は別異の部材であったが、図6に示すように、注出キャップ本体11と栓体12とを連結する薄板状の連結片13を設けることによって、これらを一つの部材で構成することができる。また、第一実施形態における注出キャップ7と第二実施形態における注出キャップ10を、相互に入れ替えるように構成してもよい。そして、注出部材本体6と注出キャップ7とを結合させて(注出部材本体9と注出キャップ10も同様)、一つの部材で構成するようにしてもよい。また、上述した実施形態では、主に雄ねじと雌ねじを利用して部材同士が保持されるように構成したが、アンダーカットを利用するようにしてもよい。
1:容器本体
1a:底部
1b:胴部
1c:段差部
1d:口部
1e:雄ねじ部
2:パイプ
2a:底部側開口部(一方の開口部)
2b:口部側開口部(他方の開口部)
3:中間部材
3a:筒状壁
3b:スリット
3c:導入口
3d:底壁部
3e:内側環状壁
3f:第一雌ねじ部
3g:フランジ部
3h:外側環状壁
3j:第二雌ねじ部
3k:溝部
3m:外周壁
4:パッキン
5:注出部材
6:注出部材本体
6a:下部環状壁
6b:雄ねじ部
6c:下部フランジ壁
6d:凸部
6e:側壁
6f:膨出部
6g:縮径部
6h:上部環状壁
6j:外向き凸部
7:注出キャップ
7a:環状係合壁
7b:頂壁
7c:注出口
7d:注出筒
7e:外周壁
7f:ヒンジ
7g:蓋壁
7h:シール筒
8:注出部材
9:注出部材本体
9a:下部環状壁
9b:雄ねじ部
9c:下部フランジ壁
9d:凸部
9e:側壁
9f:膨出部
9g:傾斜部
9h:上部環状壁
9j:外向き凸部
10:注出キャップ
11:注出キャップ本体
11a:環状係合壁
11b:頂壁
11c:軸状部
11d:連通口
11e:環状保持壁
11f:外周壁
12:栓体
12a:ベース
12b:注出口
13:連結片
K:計量室
K1:計量スペース
K2:ヘッドスペース
N1:容器本体に収容した内容物の液面
N2:計量室に収容した内容物の液面
O:容器本体の中心軸線

Claims (4)

  1. 上方を開放させた口部、及び該口部に連結するとともに可撓性を有する胴部を備え、内容物を収容する容器本体と、
    管状をなし一方の開口部が前記容器本体の底部近傍に位置するパイプと、
    前記パイプを保持するとともに該パイプの他方の開口部に連通する導入口を有し、前記口部に保持される中間部材と、
    前記導入口を取り囲んで前記中間部材に保持され、該中間部材との間で該導入口から導入される内容物を所定量収容する計量室を区画形成するとともに、該計量室の内容物を外界に向けて注出させる注出口を有する注出部材と、を備え、
    前記容器本体を正立させた状態で前記胴部を押圧することによって、前記パイプの一方の開口部から該パイプの他方の開口部を経て前記導入口から導入される該容器本体の内容物が前記計量室に収容され、更に、該容器本体を倒立させた状態で該胴部を押圧することによって、該パイプの一方の開口部から該パイプの他方の開口部を経て該導入口から導入される該容器本体の空気が該計量室を加圧して、該計量室に収容された内容物を前記注出口から注出させる、計量注出容器において、
    前記計量室を、前記容器本体を正立させた状態で前記胴部を押圧した際に該計量室に導入される内容物が計り取られる計量スペースの容積に対し、該計量スペースを除いたヘッドスペースの容積が大きくなるように構成した計量注出容器。
  2. 前記注出部材は、前記導入口よりも前記注出口側において、径方向外側に広がる膨出部を有する請求項1に記載の計量注出容器。
  3. 前記注出口は、前記容器本体の中心軸線に対して傾く向きに開口するものであって、
    前記膨出部は、前記中心軸線に対して前記注出口が開口する向きと同じ側に位置するものである請求項2に記載の計量注出容器。
  4. 前記注出口は、前記容器本体の中心軸線に対して傾く向きに開口するものであって、
    前記パイプの一方の開口部は、前記中心軸線に対して前記注出口が開口する向きとは逆側に開口するものである請求項1〜3の何れか一項に記載の計量注出容器。
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