JP2020083390A - 包装袋体 - Google Patents

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Abstract

【課題】製袋充填包装機により生成される包装袋体に、二つの被包装物の封入空間を、合理的に形成できるようにする。【解決手段】左右のフィルム縁部Fa、Fb間に付された左右の谷折り部と、前記左右の谷折り部間に付された山折り部Feと、左側のフィルムF縁部Faと前記山折り部Fe、及び、右側のフィルムF縁部Fbと前記山折り部Feとを上下方向x’に亘って一体化させる第一のシール部1と、前記第一のシール部1に一端2a側を重ね合わせて前記上下方向x’に交叉する向きに続く上下の第二のシール部2とによって、前記第一のシール部1と前記左側の谷折り部Fcと前記上下の第二のシール部2とによって形成された被包装物Mの左側封入空間3と、前記第一のシール部1と前記右側の谷折り部Fdと前記上下の第二のシール部2とによって形成された被包装物Mの右側封入空間4とを備えてなる。【選択図】図2

Description

この発明は、製袋充填包装機により生成される包装袋体の改良に関する。
製袋充填包装機によって生成される包装袋体において、二つの被包装物(内容物)の封入空間を備えたものとして特許文献1に示されるものがある。
特許文献1のものでは、フィルムの一面にヒートシール可能なシーラント層を備えたフィルムを用いた三方シール包装において、フィルムの搬送方向に沿うように形成されるヒートシール部と、フィルムの折った箇所との間に、フィルムの搬送方向に沿った区分ヒートシール部を形成することにより、製袋充填包装機を用いた三方シール包装によって生成される一つの包装袋体が二つの被包装物の封入空間を備えるようにしている。
特許第5646142号公報
この発明が解決しようとする主たる問題点は、製袋充填包装機により生成される包装袋体に、二つの被包装物の封入空間を、より合理的に形成できるようにする点にある。
前記課題を達成するために、この発明にあっては、第一の観点から、包装袋体を、ヒートシール可能な一枚のフィルムにおける左右のフィルム縁部間に付された左右の谷折り部と、
前記左右の谷折り部間に付された山折り部と、
左側のフィルム縁部と前記山折り部、及び、右側のフィルム縁部と前記山折り部とを上下方向に亘って一体化させる第一のシール部と、
前記第一のシール部に一端側を重ね合わせて前記上下方向に交叉する向きに続く上下の第二のシール部とによって、
前記第一のシール部と前記左側の谷折り部と前記上下の第二のシール部とによって形成された被包装物の左側封入空間と、
前記第一のシール部と前記右側の谷折り部と前記上下の第二のシール部とによって形成された被包装物の右側封入空間とを備えてなる、ものとした。
また、前記課題を達成するために、この発明にあっては、第二の観点から、包装袋体を、摂氏100度〜145度の低温度帯でヒートシールをしたときのシール強度よりも、これよりも高温の高温度帯でヒートシールしたときに、そのシール強度を高くするように構成された一枚のフィルムにおける左右のフィルム縁間に付された左右の谷折り部と、
前記左右の谷折り部間に付された山折り部と、
左側のフィルム縁部と前記山折り部、及び、右側のフィルム縁部と前記山折り部とを上下方向に亘って一体化させる前記低温度帯において形成された第一のシール部と、
前記第一のシール部に一端側を重ね合わせて前記上下方向に交叉する向きに続く前記高温度帯において形成された上下の第二のシール部とによって、
前記第一のシール部と前記左側の谷折り部と前記上下の第二のシール部とによって形成された被包装物の左側封入空間と、
前記第一のシール部と前記右側の谷折り部と前記上下の第二のシール部とによって形成された被包装物の右側封入空間とを備えてなる、ものとした。
前記第二の観点にかかる包装袋体において、前記第一のシール部の形成範囲内において、二カ所の前記第二のシール部間の距離が狭まるように、前記第二のシール部を形成させるようにすることが、この発明の態様の一つとされる。
この発明によれば、製袋充填包装機により生成される包装袋体に、二つの被包装物の封入空間を、合理的に形成することができる。
図1は、この発明の一実施の形態にかかる包装袋体(第一例)の斜視図である。 図2は、前記第一例の平面図及びその要部の拡大断面図である。 図3は、この発明の一実施の形態にかかる包装袋体(第二例)の右側面図であり、なお、左側面図は右側面図と対称に表れる。 図4は、この発明の一実施の形態にかかる包装袋体(第三例)の右側面図であり、なお、左側面図は右側面図と対称に表れる。 図5は、この発明の一実施の形態にかかる包装袋体(第四例)の右側面図であり、なお、左側面図は右側面図と対称に表れる。 図6は、前記第四例の要部の拡大図である。 図7は、前記第一例を生成する製袋充填包装機の要部斜視図である。 図8は、前記製袋充填包装機を構成するフィルムを内側に通してこれを断面をいわばW字状とするように折り込むガイド手段の斜視図である。 図9は、前記ガイド手段によって断面をいわばW字状とするように折り込まれると共に、途中から搬送方向に沿った第一のシール部を形成されたフィルムの要部の斜視構成図である。 図10は、図9におけるA−A線位置ので断面図である。
以下、図1〜図10に基づいて、この発明の典型的な実施の形態について説明する。この実施の形態にかかる包装袋体Pは、製袋充填包装機によりにより連続的に生成されるものである。
また、かかる包装袋体Pは、フィルムの一面にヒートシール可能なシーラント層(図示は省略する。)を備えたフィルムFを用いて生成されるものである。具体的には、かかる包装袋体Pは、前記フィルムFのシーラント層の形成側を内側として、その搬送途中から後述のように折り込んだ状態において施される後述の第一のシール部と上下の第二のシール部とによって、その左右にそれぞれ被包装物の封入空間を持つようになっている。
具体的には、包装袋体Pは、一枚のフィルムFに対し、その搬送途中から左右のフィルム縁部Fa、Fb間に左右の谷折り部Fc、Fdを施すと共に、前記左右の谷折り部Fc、Fd間に山折り部Feを施して、前記フィルムFの搬送方向xに直交する向きの断面をいわばW字状とした状態から、後述の第一のシール部1と上下の第二のシール部2とを施すことで、連続的に生成されるようになっている。
第一のシール部1は、前記フィルムFの搬送方向xに沿うように形成されるシール部であって、左側のフィルム縁部Faと前記山折り部Fe、及び、右側のフィルム縁部Fbと前記山折り部Feとを包装袋体Pの上下方向x’(図示の例では、前記搬送方向xと一致)に亘って一体化させるように形成される。
前記第二のシール部2は、前記フィルムFの搬送方向xに交叉する方向に沿って形成されるシール部であって、前記第一のシール部1に一端2a側を重ね合わせて前記上下方向x’に交叉する向きに続く。前記第二のシール部2の他端2bは、前記谷折り部Fc、Fdに至る。前記第二のシール部2は、フィルムFの搬送方向xにおいて、先行して施された第二のシール部2との間に間隔を開けて、つまり、間欠的に形成される。
前記のように断面をいわばW字状とするように折り込まれたフィルムFに前記第一のシール部1を形成させることで、フィルムFは、搬送途中から、二つの筒状空間Ffを形成する。被包装物Mは、先順位で施される第二のシール部2を充填底として前記筒状空間Ffの一方と、他方とにそれぞれ送り込まれる。先順位で施される第二のシール部2と次順位で施される第二のシール部2との間が一袋の包装袋体Pとなる。
第二のシール部2は、後述の包装装置4(製袋充填包装機)の横シールロール8によって形成される。連続的に生成される包装袋体Pは、第二のヒートシール部2の範囲内においてフィルムFの搬送方向xに直交する向きの仮想の線分L(図7参照)に沿って切り分けられ、あるいは、この仮想の線分Lに沿って形成されるミシン目によって切り分け可能にされ、先順位で施される第二のヒートシール部2における前記仮想の線分Lの上側が二カ所の第二のヒートシール部2の一方となり、後順位で施される第二のヒートシール部2における前記仮想の線分Lの下側が二カ所の第二のヒートシール部2の他方となる。
すなわち、この実施の形態にかかる包装袋体Pは、前記第一のシール部1と前記左側の谷折り部Fcと前記上下の第二のシール部2とによって形成された被包装物Mの左側封入空間3と、
前記第一のシール部1と前記右側の谷折り部fdと前記上下の第二のシール部2とによって形成された被包装物Mの右側封入空間4とを備える。
前記第一のシール部1は後述の包装装置6の一対の縦シールロール7によって形成でき、前記第二のシール部2は後述の包装装置6の一対の横シールロール8によって形成できるが、前記フィルムFはシーラント層の形成側を内側として前記のように折り込まれていることから、フィルムFのシーラント層の非形成側ではヒートシール(溶着)が生じない。すなわち、前記左側封入空間3を画成する図2において符号3aで示す右側封入空間4側に向けられたフィルム面と、前記右側封入空間4を画成する図2において符号4aで示す左側封入空間3側に向けられたフィルム面との間にはヒートシールが生じない。
この実施の形態にあっては、包装袋体Pは、前記のように断面をいわばW字状とするように折り込まれたフィルムFから生成されることから、側面視の状態において一方が他方の裏側にあって重なり合い、かつ、前記左側封入空間3と前記右側封入空間4とは実質的に同じ形状と大きさとを持つ。
これにより、この実施の形態にあっては、製袋充填包装機により生成される包装袋体Pに、二つの被包装物Mの封入空間を、合理的に形成することができる。
典型的には、前記左側封入空間3及び前記右側封入空間4の一方に充填・封入される被包装物Mと、前記左側封入空間3及び前記右側封入空間4の他方に充填・封入される被包装物Mとは、包装袋体Pの開封時に混ざり合うことで一定の効能を生じさせるものとすることが予定される(例えば、一方の被包装物Mをケチャップとする場合に他方の被包装物Mをこれと同時にホットドックに添加される粒マスタードとする、一方の被包装物Mを二液硬化型の接着剤の一方液とする場合に他方の被包装物Mを二液硬化型の接着剤の他方液とする、など)。
また、この実施の形態にあっては、かかる包装袋体Pは、摂氏100度〜145度の低温度帯でヒートシールをしたときのシール強度よりも、これよりも高温の高温度帯でヒートシールしたときに、そのシール強度を高くするように構成されたフィルムFを用いて生成されるものとなっている。
また、かかる包装袋体Pを構成するフィルムFは、凝集破壊、または、界面剥離もしくは層間剥離可能にヒートシールされるシーラント層(図示は省略する。)を有するものとなっている。
そして、前記第一のシール部1は、前記低温度帯において形成されている。また、前記第二のシール部2は、前記高温度帯において形成されている。
第一のシール部1のシール強度(ヒートシール強さ、剥離強度)は、易開封性を考慮すると1N/15mm〜7N/15mmの範囲、好ましくは4N/15mm〜6N/15mmの範囲としておくことが好ましい。第二のシール部2のシール強度はこれより高く、典型的には10N/15mm以上としておくことが好ましい。かかるシール強度は、JIS規格番号Z1707:1997に基づく。このシール強度は、上下二枚の平板シーラー間にシーラント層を向き合わせて二枚のフィルムFを、2.0kg/cm2の圧力で1秒間挟み込むんで形成されたヒートシール部を15mm幅の短冊状の試験片とし、この試験片を構成する二枚のフィルムFの剥離が生じたときの力の大きさである。かかる二枚の平板シーラーの下側の平板シーラーは摂氏80度に保ち、上側の平板シーラーの温度を変化させて所定温度毎に試験片を生成させることで、前記条件を満たすフィルムFを選定することが可能とされる。前記低温度帯および高温度帯の範囲がこの種のヒートシールにおいて実用上利用される温度範囲にあると共に、その範囲が一定の幅を持つフィルムFを利用することで、前記の機能を備えた包装袋体Pを安定的に生成させることができる。このようなフィルムFとしては、前記シーラント層を、ポリエチレンを主成分としてこれにエチレン・プロピレンコポリマーとポリブテンを混ぜたもの、又は、ポリエチレンを主成分としてこれにエチレン・プロピレンコポリマーとブテン・α−オレフィンコポリマーを混ぜたものが利用できることが分かった。
包装袋体Pの中央側を把持して、典型的には二本の指で挟んで、左側封入空間3と右側封入空間4とを同時に押圧すると、被包装物Mを介して前記左側封入空間3及び右側封入空間4を膨らませる向きの力(図2において符号3a、4aで示すフィルム面と符号3b、4bで示すフィルムF面とを引き離す向きの力)が第一のシール部1に作用する。第一のシール部1は第二のシール部2に比べシール強度が低くなっていることから、第二のシール部2の破壊を生じさせない状態で第一のシール部1における二カ所の第二のシール部2間に位置される領域を破壊してこの領域において左側封入空間3と右側封入空間4とをそれぞれ外部に連通させることができる。これにより、前記領域から被包装物Mを容易に注出させることができる。
なお、図中、符号5で示すのは、左側のフィルム縁Fa及び右側のフィルム縁Fbと第一のシール部1との間に残された未シール部である。
図3は、前記第二のシール部2は、前記第一のシール部1の形成範外では二カ所(上下)の前記第二のシール部2間の距離を広くするが、前記第一のシール部1の形成範囲内においては、二カ所の前記第二のシール部2間の距離が狭くなるように、形成させた第二例を示している。
第二例では、二カ所の第二のシール部2における下側の第二のシール部2が、第一のシール部1に連続する一端2a(第一のシール部1に重なり合う一端)側に、包装袋体Pの内側(包装袋体Pの内方、つまり、被包装物Mの充填空間側)に向けて突き出す痕部2cを持ち、この痕部2cによって前記第一のシール部1の形成範囲内において、二カ所の前記第二のシール部2間の距離が狭まるようにしている。
具体的には、第二例では、第二のシール部2は、谷折り部Fd側から、谷折り部Fdと右側のフィルム縁Fdとの間の中間位置よりもやや右側のフィルム縁Fdに近い箇所2dまでを、フィルムFの搬送方向xに直交する向きに続く帯状で、かつ、細幅とすると共に、この箇所2dと第一のシール部1の範囲内に位置される前記一端2aとの間を前記痕部2cによって拡幅としている。
第二例では、前記痕部2cは、第一のシール部1の範囲内に位置される外側輪郭線2eをフィルムFの搬送方向xに沿わせると共に、第一のシール部1の内縁1aよりも包装袋体Pの中央側に位置される内側輪郭線2fを第一のシール部1側に近づくに連れて痕部2cの幅(痕部2cの図2における左右方向の寸法)を漸減させるように傾斜させ、外側輪郭線2eと内側輪郭線2fとの間にフィルムFの搬送方向xに直交する頂部輪郭線2gを持った態様となっている。図2において、下方に位置される第二のシール部2の痕部2cの頂部輪郭線2gと上方に位置される第二のシール部2との間において、二カ所の前記第二のシール部2間の距離が最小化されている。
前記第二のシール部2は、前記第一のシール部1の形成範囲内において、二カ所の第二のシール部2間の距離が狭まるように形成されていることから、包装袋体Pの中央側を把持することにより作用される前記押圧力は第一のシール部1における二カ所の第二のシール部2間に位置される領域(前記二カ所の第二のシール部2の一方の痕部2cの頂部輪郭線2gとこれに対向する第二のシール部2の他方との間)に集中し、前記押圧力を過大に作用させなくてもこの領域において第一のシール部1を破壊してこの領域において左側封入空間3と右側封入空間4とをそれぞれ外部に連通させることができる。これにより、前記領域から被包装物Mを容易に注出させることができる。前記領域は、第一のシール部1の一部であることから、注ぎ口的な機能を持ち、被包装物Mを不規則に漏れさせることなく所望の方向に向けて送り出す。
図4は、上側の第二のシール部2が、第一のシール部1に連続する一端2a側に、包装袋体Pの内側に向けて突き出す痕部2cを持ち、かつ、下側の第二のシール部2が、第一のシール部1に連続する一端2a側に、包装袋体Pの内側に向けて突き出す痕部2cを持つようにして、 前記第一のシール部1の形成範囲内において、二カ所の第二のシール部2間の距離がより狭まるようにした第三例を示している。
図5および図6は、前記第一のシール部1を、ジグザグ状又は蛇行状をなすように形成させて、前記第一のシール部1の外縁1bであって包装袋体Pの内側にもっとも入り込んだ箇所1cが、前記第一のシール部1の内縁1aであって包装袋体Pの外側にもっとも入り込んだ箇所1dよりも、包装袋体Pの内側に位置されるようにした第四例を示している(箇所1cと箇所1d間の距離を図6において符号zで示す。)。この第四例では、第二のシール部2の一端2aは第一のシール部1の外縁1bとフィルム縁部Fa、Fbとの間に位置するようになっている。また、この第四例では、二カ所の第二のシール部2における下側の第二のシール部2が、第一のシール部1に連続する一端2a(第一のヒートシールに重なり合う一端)側に、包装袋体Pの内側(包装袋体Pの内方、つまり、被包装物Mの充填空間側)に向けて突き出す痕部2cを持ち、この痕部2cによって前記第一のシール部1の形成範囲内において、二カ所の前記第二のシール部2間の距離が狭まるようにしている。
このようにした場合、前記包装袋体Pの押圧したときに、第一のシール部1における二カ所の第二のシール部2間に位置される領域における、前記第一のシール部1の外縁1bであって包装袋体Pの内側にもっとも入り込んだ箇所1cが破壊さえされれば、被包装物Mを注出させることができ、被包装物Mの注出がより容易となる。
図示の例では、前記第一のシール部1の外縁1bであって包装袋体Pの内側にもっとも入り込んだ箇所1cは弧状輪郭線1eによって形成されているが、この箇所1cの前方に位置される前記第一のシール部1の内縁1aは、この箇所1eを通るフィルムFの搬送方向xに直交する仮想の線分y上に頂部を形成させた尖った山状輪郭線1fによって形成されている。これにより、この例にあっては、包装袋体Pを前記のように押圧したときに、山状輪郭線1fの頂部から第一のシール部1を破壊しやすく、この頂部の破壊をきっかけに前記箇所1cがよりスムースに破壊されるようになっている。
また、図示の例では、第一のシール部1は、いわゆるベタシールとなっているが、微細な凹凸によって碁盤目状を呈するなど、必要に応じてベタシール以外の態様としても構わない。また、図示の例では、第二のシール部2も、いわゆるベタシールとなっているが、第二のシール部2内に搬送方向xに直交する向きのすじ目を形成させるなど、必要に応じてベタシール以外の態様としても構わない。
図7に、前記包装袋体Pを生成する包装装置6の一例の要部を示す。図中、符号7は前記第一のシール部1を形成させるための縦シールロールであり、符号8は前記第二のシール部2を形成させるための横シールロールである。縦シールロール7および横シールロール8はそれぞれ一対づつあって、内蔵される図示しない加熱手段により所定の温度に加熱されるようになっていると共に、フィルムFの搬送方向xにその回転軸線を直交させるようにして配置される。フィルムFはロール状に巻き取られた状態で用意され、そこから引き出されて一対の縦シールロール7間に先ず送り込まれ、次いで一対の横シールロール8間に送り込まれる。一対の縦シールロール7はそれぞれ、フィルムFを間にして突き合わされる第一のシール部1を形成させる周回フランジ7a(縦シールロール7の回転軸線を巡る向きの外鍔)を備えており、これによりフィルムFに前記第一のシール部1が形成される。また、一対の横シールロール8にはそれぞれ、その回転軸線に沿った向きに続く突出部8aが形成されており、一方の横シールロール8の突出部8と他方の横シールロール8の突出部8aがフィルムFを間にして突き合わされるようになっている。これによりフィルムFに前記第二のシール部2が形成される。図中、符号9は引き出されたフィルムFを内側に通してこれを前記のように断面をいわばW字状とするように折り込むガイド手段である。また、図中、符号10は前記被包装物Mの充填管である。充填管は2本あって、一方の充填管10は一対の縦シールロール7の間を通じて前記筒状空間Ffの一方内に吐出口を位置させ、他方の充填管10は一対の縦シールロール7の間を通じて前記筒状空間Ffの他方内に吐出口を位置させるように配される。
なお、当然のことながら、本発明は以上に説明した実施態様に限定されるものではなく、本発明の目的を達成し得るすべての実施態様を含むものである。
P 包装袋体
F フィルム
Fa 左側のフィルム縁部
Fb 右側のフィルム縁部
Fc 左側の谷折り部
Fd 右側の谷折り部
Fe 山折り部
x’ 上下方向
1 第一のシール部
2 第二のシール部
2a 一端
3 左側封入空間
4 右側封入空間

Claims (3)

  1. ヒートシール可能な一枚のフィルムにおける左右のフィルム縁部間に付された左右の谷折り部と、
    前記左右の谷折り部間に付された山折り部と、
    左側のフィルム縁部と前記山折り部、及び、右側のフィルム縁部と前記山折り部とを上下方向に亘って一体化させる第一のシール部と、
    前記第一のシール部に一端側を重ね合わせて前記上下方向に交叉する向きに続く上下の第二のシール部とによって、
    前記第一のシール部と前記左側の谷折り部と前記上下の第二のシール部とによって形成された被包装物の左側封入空間と、
    前記第一のシール部と前記右側の谷折り部と前記上下の第二のシール部とによって形成された被包装物の右側封入空間とを備えてなる、包装袋体。
  2. 摂氏100度〜145度の低温度帯でヒートシールをしたときのシール強度よりも、これよりも高温の高温度帯でヒートシールしたときに、そのシール強度を高くするように構成された一枚のフィルムにおける左右のフィルム縁間に付された左右の谷折り部と、
    前記左右の谷折り部間に付された山折り部と、
    左側のフィルム縁部と前記山折り部、及び、右側のフィルム縁部と前記山折り部とを上下方向に亘って一体化させる前記低温度帯において形成された第一のシール部と、
    前記第一のシール部に一端側を重ね合わせて前記上下方向に交叉する向きに続く前記高温度帯において形成された上下の第二のシール部とによって、
    前記第一のシール部と前記左側の谷折り部と前記上下の第二のシール部とによって形成された被包装物の左側封入空間と、
    前記第一のシール部と前記右側の谷折り部と前記上下の第二のシール部とによって形成された被包装物の右側封入空間とを備えてなる、包装袋体。
  3. 前記第一のシール部の形成範囲内において、二カ所の前記第二のシール部間の距離が狭まるように、前記第二のシール部を形成させてなる、請求項2に記載の包装袋体。
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