JP2020082834A - 通電装置及びその装置を備えるサンルーフ装置 - Google Patents

通電装置及びその装置を備えるサンルーフ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】可動パネルが車両のルーフの開口部を開放する場合に端子を保護できる通電装置及びその装置を備えるサンルーフ装置を提供する。
【解決手段】サンルーフ装置に設けられる通電装置30は、可動パネルに設けられる電気部品に電気的に接続され、可動パネルの移動に伴い移動可能な第1通電部30Aと、可動パネルがルーフの開口部を閉鎖する閉位置に位置する場合に第1通電部30Aと電気的に接続され、可動パネルが開口部を開放する開位置に位置する場合に第1通電部30Aと電気的に接続されない第2通電部30Bとを備える。第2通電部30Bは、第2ハウジング34と、第1通電部30Aの第1端子32と接触可能であって第2ハウジング34から一部が突出する第2端子35と、可動パネルが開位置に位置する場合に第2端子35のうちの第2ハウジング34から突出する部分を覆うカバー機構40とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、通電装置及びその装置を備えるサンルーフ装置に関する。
従来のサンルーフ装置として、例えば特許文献1に記載された開放可能な車両ルーフ用の構造ユニットが知られている。このユニットは、カバーと、このカバーを取り付けるためのユニバーサルフレームとからなる。ユニバーサルフレームは、カバーが車両ルーフの開口部を完全に又は部分的に開放できるような変位運動および上昇運動が可能なように構成されている。また、ユニバーサルフレームには、コンタクトピンが設けられている。例えば、カバーがソーラー発電器を備える場合には、カバーの閉鎖位置においてコンタクトピンは、ソーラー発電器と電気的に接触する。
特開2000−127871号公報
ところで、特許文献1では、カバーが車両ルーフの開口部を開放する場合、コンタクトピンは、ユニバーサルフレームの外部に露出する。このため、コンタクトピンに水や埃が付着しやすい。
本発明の目的は、可動パネルが車両のルーフの開口部を開放する場合に端子を保護できる通電装置及びその装置を備えるサンルーフ装置を提供することにある。
上記課題を解決する通電装置は、車両のルーフに設けられた開口部の両側縁部に設けられるレールと、前記レールに沿って移動可能に設けられ、前記レールに沿った移動を通じて前記開口部を開閉する可動パネルと、を備えるサンルーフ装置に設けられ、前記可動パネルに設けられた電気部品に対して通電可能に構成される通電装置であって、前記電気部品に電気的に接続され、前記可動パネルの移動に伴い移動可能な第1通電部と、前記可動パネルが前記開口部を閉鎖する閉位置に位置する場合に前記第1通電部と電気的に接続され、前記可動パネルが前記開口部を開放する開位置に位置する場合に前記第1通電部と電気的に接続されない第2通電部と、を備え、前記第2通電部は、ハウジングと、前記第1通電部の第1端子と接触可能であって前記ハウジングから一部が突出するように前記ハウジングに収容された第2端子と、前記ハウジングに設けられ、前記可動パネルが前記開位置に位置する場合に前記第2端子のうちの前記ハウジングから突出する部分を覆うカバー機構と、を備える。
この構成によれば、可動パネルが開口部を開放する場合に第2通電部の第2端子がカバー機構によって通電装置の外部に露出することが抑制される。このため、第2端子に水や埃が付着することを抑制できる。
上記通電装置において、前記サンルーフ装置は、前記可動パネルが前記閉位置から前記開位置に移動する場合、前記可動パネルが前記閉位置から前記可動パネルにおける前記車両の前後方向の前端部を中心に回動して前記可動パネルの後部が上動するチルトアップ動作し、チルトアップ動作した状態を維持して前記レールに沿って移動するように構成され、前記第1通電部は、前記可動パネルの前端部に設けられ、前記第2通電部は、前記車両の幅方向において前記第1通電部と同じ位置に設けられ、前記カバー機構は、前記ハウジングに収容可能であり、前記第2端子の延在方向と直交する方向において前記第2端子を覆うシャッターと、前記シャッターが前記ハウジングから突出するように前記シャッターを付勢する第1付勢部材と、を備え、前記可動パネルが前記閉位置に移動する場合、前記第1通電部が前記シャッターを前記ハウジングに向けて押すことによって前記シャッターから前記第2端子が突出して前記第1端子と接触し、前記可動パネルが前記閉位置から前記開位置に移動する場合、前記第1通電部が前記ハウジングから離間することによって前記第1付勢部材が前記シャッターを付勢して前記シャッターが前記第2端子を覆うことが好ましい。
この構成によれば、可動パネルが開位置に位置する場合にシャッターが第2端子を覆うため、シャッターが設けられてない場合と比較して、第2端子に水や埃が付着することを抑制できる。
上記通電装置において、前記カバー機構は、前記シャッターの開口部を開閉可能に覆うカバーと、前記シャッターに設けられ、前記カバーが前記シャッターの開口部を閉鎖する閉位置に向けて付勢する第2付勢部材と、を備え、前記可動パネルが前記閉位置に移動する場合、前記第1通電部が前記シャッターを前記ハウジングに向けて押すことによって前記第2端子が前記カバーを押して前記シャッターから露出し、前記可動パネルが前記閉位置から前記開位置に移動する場合、前記第1通電部が前記ハウジングから離間することによって前記第2端子が前記カバーよりも前記ハウジング側に位置し、前記第2付勢部材が前記カバーを付勢して前記カバーが前記シャッターの開口部を閉鎖することが好ましい。
この構成によれば、可動パネルが開位置に位置する場合にシャッター及びカバーが第2端子を覆うため、シャッター及びカバーが設けられてない場合と比較して、第2端子に水や埃が付着することを一層抑制できる。
上記通電装置において、前記車両の幅方向において、前記第2通電部は、前記レールよりも外側かつ前記レールと隣り合うように設けられることが好ましい。
この構成によれば、第2通電部がレール上に設けられないため、可動パネルの移動を阻害することを抑制できる。
上記通電装置において、前記第2端子は、複数個設けられ、前記複数個の第2端子が前記レールの延在方向に配列されるように前記第2通電部が設けられることが好ましい。
この構成によれば、車両の幅方向と比較してスペースが確保しやすい車両の前後方向に複数個の第2端子を配列することによって、隣り合う第2端子の間の距離を確保しやすくなる。このため、隣り合う第2端子の電気的絶縁性を確保しやすくなる。
上記課題を解決するサンルーフ装置は、上記通電装置と、前記レールと、前記可動パネルと、を備える。
上記通電装置及びその装置を備えるサンルーフ装置によれば、可動パネルが車両のルーフの開口部を開放する場合に端子を保護できる。
ルーフを斜め上方から見た斜視図。 サンルーフ装置の一実施形態についてその構造を示す平面図。 同実施形態のサンルーフ装置のガイドレール及びその周辺の平面図。 図3の4−4線の断面を模式的に示す断面図。 通電装置の一実施形態についてその構造を示す分解斜視図。 図5の6−6線の断面を模式的に示す断面図。 可動パネルがスライド動作によって移動した場合の通電装置の第1通電部の第2通電部に対する移動の様子を示す側面図。 可動パネルがチルト動作位置に位置した場合の第1通電部の第2通電部に対する移動の様子を示す側面図。 可動パネルがチルトダウン動作した場合の第1通電部の第2通電部に対する移動の様子を示す側面図。 (a)〜(c)は、第1通電部の第2通電部に対する移動に伴う第2通電部のシャッター及びカバーの移動の様子を示す断面図。 変形例の通電装置についてその構造を示す分解斜視図。 変形例の通電装置についてその構造を示す分解斜視図。 変形例の通電装置について、(a)〜(c)は、第1通電部の第2通電部に対する移動に伴う第2通電部のシャッター及びカバーの移動の様子を示す断面図。
以下、通電装置を備えるサンルーフ装置の一実施形態について説明する。以下の説明において、車両の前後方向を「前後方向」といい、車両の幅方向を「幅方向」といい、車両の高さ方向上方を「上方」といい、車両の高さ方向下方を「下方」という。また、車室内方に向かう幅方向内側を「車内側」といい、車室外方に向かう幅方向外側を「車外側」という。
図1に示すように、自動車などの車両のルーフ10には、略四角形の開口部10aが形成されている。開口部10aには、サンルーフ装置11が搭載されている。サンルーフ装置11は、前後方向に移動して開口部10aを開閉する、例えばガラス板からなる略四角形の可動パネル12を備える。可動パネル12には、電気部品12aが設けられている。電気部品12aは、調光パネル、ソーラー発電器、及びセンサのいずれか1つを含む。図1では、電気部品12aとして調光パネルが可動パネル12に設けられた構成を示している。
可動パネル12は、その前部を中心に一方向に回動することによって後部が上動するチルトアップ動作、前部を中心に他方向に回動することによって後部が下動するチルトダウン動作、及び前後方向へのスライド動作可能に開口部10aに取り付けられている。可動パネル12の開閉動作においては、チルトアップ状態のままスライド動作する、いわゆるアウタースライディング式が採用されている。
図2に示すように、開口部10aの幅方向両側縁部には、一対のガイドレール13が配設されている。各ガイドレール13は、例えばアルミニウム合金の押出材からなり、長手方向に一定断面を有して前後方向に延在する。図3に示すように、各ガイドレール13は、レール13aと、桶部13bと、中間部13cとが幅方向に並ぶように構成されている。レール13a及び桶部13bは、上方を開口して前後方向に連通する略U字溝状に形成されている。中間部13cは、前後方向に延びる平面状に形成されている。レール13aは、桶部13bよりも車内側に位置している。中間部13cは、幅方向においてレール13aと桶部13bとの間に位置している。桶部13bは、全閉状態にある可動パネル12の幅方向両縁部の下方に配置されている。桶部13bは、全閉状態にある可動パネル12の幅方向両縁部とこれに対向する開口部10aの縁部との間から浸入した水を受けるためのものである。
図2に示すように、各レール13aには、機能部品20が前後方向に移動可能に案内及び支持されている。両機能部品20には、それらの間に橋渡しされる状態で可動パネル12が連係及び支持されている。両機能部品20は、ガイドレール13の延在方向に沿う前後方向への移動にともない、可動パネル12をチルトアップ動作、チルトダウン動作、又はスライド動作させる。
また図2に示すように、両ガイドレール13の前端同士は、幅方向に延在するフロントハウジング14を介して連結されている。フロントハウジング14の長手方向の中間部には、例えば出力ギヤを有する電動モータなどの電気的駆動源15が設置されている。電気的駆動源15は、例えば樹脂材料からなる略帯状の一対の駆動ベルト16の各々を介して各機能部品20に連結されており、両機能部品20を同時に前後方向に移動させる。
各機能部品20は、可動パネル12をスライド動作させる駆動シュー21と、可動パネル12をチルトアップ動作又はチルトダウン動作させる従動シュー22とを有する。
駆動シュー21は、駆動ベルト16に連結されており、レール13aに対して前後方向に移動可能に装着されている。駆動シュー21は、電気的駆動源15によって駆動ベルト16がガイドレール13の延在方向に沿って前後方向に移動することによってレール13aの延在方向に沿って前後方向に移動する。駆動シュー21は、図示しない支持ブラケットを介して可動パネル12に連結されている。支持ブラケットは、幅方向において可動パネル12の両縁部の下面に取り付けられている。支持ブラケットは、可動パネル12の前後方向の略全長にわたって延在している。
従動シュー22は、支持ブラケットに設けられている。従動シュー22は、例えば駆動シュー21よりも車両の前方に配置されている。従動シュー22は、幅方向から見て円形に形成されている。可動パネル12は、例えば支持ブラケットがその前方部位(従動シュー22)を支点に後方部位が上昇するように回動することによってチルトアップ動作し、前方部位(従動シュー22)を支点に後方部位が下降するように回動することによってチルトダウン動作する。
図3及び図4に示すように、サンルーフ装置11は、可動パネル12の電気部品12a(図1参照)に対して通電可能な通電装置30を備える。通電装置30は、可動パネル12の移動にともない移動可能な第1通電部30Aと、可動パネル12の移動に対して移動しない第2通電部30Bとを備える。第1通電部30Aは、前後方向において可動パネル12の前端部に設けられ、可動パネル12の電気部品12aに電気的に接続されている。第2通電部30Bは、一対のレール13aのうちの一方のレール13aにおける前後方向の前端部に設けられている。より詳細には、第2通電部30Bは、ガイドレール13の中間部13cにおける前後方向の前端部に設けられている。すなわち、第2通電部30Bは、レール13aよりも車外側かつレール13aと隣り合うように設けられている。幅方向において、第2通電部30Bの配置位置は、第1通電部30Aの配置位置と等しい。第2通電部30Bは、可動パネル12が開口部10aを閉鎖する閉位置に位置する場合に第1通電部30Aと電気的に接続され、可動パネル12が開口部10aを開放する開位置に位置する場合に第1通電部30Aと電気的に接続されないように構成される。
図5及び図6を参照して、通電装置30の詳細な構成について説明する。以下の説明において、通電装置30の高さ方向を「高さ方向Z」とし、通電装置30の幅方向を「幅方向W」とする。高さ方向Z及び幅方向Wに直交する方向を「長さ方向L」とする。幅方向Wは、車両の幅方向と等しい。高さ方向Zにおいて車両の下方に向かう方向を「下方」とし、車両の上方に向かう方向を「上方」とする。幅方向Wにおいて、車外側に向かう方向を「外方」とし、車内側に向かう方向を「内方」とする。長さ方向Lにおいて車両の前方に向かう方向を「前方」とし、車両の後方に向かう方向を「後方」とする。本実施形態では、長さ方向Lは、車両の前後方向と平行な方向である。このため、以下の説明において、長さ方向Lにおいても車両の前方に向かう方向を「前方」とし、車両の後方に向かう方向を「後方」とする。
図5に示すように、第1通電部30Aは、下方に向けて開口する箱状の第1ハウジング31と、第1ハウジング31に収容される一対の第1端子32と、各第1端子32に電気的に接続される第1ケーブル33とを備える。
第1ハウジング31は、可動パネル12(図4参照)に取り付けられる。一例では、第1ハウジング31は、可動パネル12の支持ハウジングに取り付けられる。第1ハウジング31は、幅方向Wの寸法よりも長さ方向Lの寸法が大きくなるように形成されている。一例では、第1ハウジング31の幅方向Wの寸法は、ガイドレール13の中間部13cの幅方向の寸法よりも小さい。
一対の第1端子32は、電気的絶縁性を確保できるように長さ方向L(前後方向)に間隔を空けて配列されている。各第1端子32は、第1ハウジング31によって保持されている。各第1端子32は、電気伝導体からなり、雌型端子を構成している。一対の第1端子32のうちの一方は電源側端子を構成し、他方は接地側端子を構成している。すなわち、一対の第1端子32のうちの一方は可動パネル12に設けられた電気部品12aの電源側電極と電気的に接続され、他方は電気部品12aの接地側電極と電気的に接続されている。
各第1端子32は、端子部32a及び接続部32bを有する。端子部32a及び接続部32bは、一体に設けられている。端子部32aは、長さ方向Lから見て下方に開口する略C字状に形成された端子本体部32cと、端子本体部32cの下端部32dから下方に向かうにつれて幅方向Wに広がるように延びる案内部32eとを有する。端子本体部32cの下端部32dの長さ方向Lの寸法は、端子本体部32cの下端部32dよりも上方の部分の長さ方向Lの寸法よりも大きい。案内部32eの長さ方向Lの寸法は、端子本体部32cの下端部32dの長さ方向Lの寸法と等しい。接続部32bは、端子部32aの上方に位置している。接続部32bは、高さ方向Z及び長さ方向Lに沿って延びる板状に形成されている。
第1ケーブル33は、各第1端子32と可動パネル12に設けられた電気部品12aとを電気的に接続する。第1ケーブル33は、一対の第1端子32のうちの一方の接続部32bに電気的に接続された第1ケーブル33Aと、他方の接続部32bに電気的に接続された第1ケーブル33Bとを含む。第1ケーブル33A,33Bは、長さ方向Lに延び、第1ハウジング31の側壁31aのうちの後方の部分から引き出されている。
第2通電部30Bは、箱状の第2ハウジング34と、第2ハウジング34に一部が収容される一対の第2端子35と、各第2端子35に接続される第2ケーブル36とを備える。
第2ハウジング34は、幅方向Wの寸法よりも長さ方向Lの寸法が大きくなる箱状に形成されている。一例では、第2ハウジング34の幅方向Wの寸法は、ガイドレール13の中間部13cの幅方向の寸法よりも小さい。第2ハウジング34は、ガイドレール13の中間部13c(図4参照)に取り付けられる。より詳細には、第2ハウジング34は、長さ方向Lが前後方向と平行となるようにガイドレール13の中間部13cに取り付けられる。これにより、第2ハウジング34は、車両の幅方向の寸法よりも前後方向の寸法が大きくなる箱状に構成される。第2ハウジング34を構成する上壁には、開口34aが設けられている。開口34aの前後方向(長さ方向L)の寸法は、開口34aの車両の幅方向(幅方向W)の寸法よりも大きい。
一対の第2端子35は、電気的絶縁性を確保できるように前後方向(長さ方向L)に間隔を空けて配列されている。各第2端子35は、第2ハウジング34によって保持されている。各第2端子35は、電気伝導体からなり、雄型端子を構成している。一対の第2端子35のうちの一方は電源側端子を構成し、他方は接地側端子を構成している。一対の第2端子35は、例えば車両に設けられたバッテリ(図示略)に電気的に接続されている。
図6に示すように、各第2端子35は、端子部35a及び接続部35bを有する。端子部35a及び接続部35bは、一体に設けられている。端子部35aは、高さ方向Zに沿って延びる板状に形成されている。端子部35aは、その板厚方向が幅方向Wと平行になるように配置されている。接続部35bは、端子部35aよりも下方に位置している。
一対の第2端子35は、端子部35aの上方の一部が第2ハウジング34から突出するように第2ハウジング34に収容されている。端子部35aの上方の一部は、第2ハウジング34の開口34aを介して第2ハウジング34から突出している。
第2ケーブル36は、各第2端子35と上記バッテリとを電気的に接続する。第2ケーブル36は、一対の第2端子35のうちの一方の接続部35bに電気的に接続された第2ケーブル36Aと、他方の接続部35bに電気的に接続された第2ケーブル36Bとを含む。第2ケーブル36A,36Bは、前後方向(長さ方向L)に延び、第2ハウジング34の側壁34bのうちの前方の部分から引き出されている。
第2通電部30Bは、可動パネル12が開位置に位置する場合に第2端子35のうちの第2ハウジング34から突出する端子部35aを覆うカバー機構40をさらに備える。カバー機構40は、高さ方向Zにおいて第2ハウジング34及び一対の第2端子35に対して移動可能に構成されている。
カバー機構40は、第2ハウジング34に収容可能であり、第2端子35の延在方向である高さ方向Zと直交する方向において第2端子35を覆うシャッター50と、シャッター50が第2ハウジング34から突出するようにシャッター50を付勢する第1付勢部材41とを備える。
図5及び図6に示すように、シャッター50は、高さ方向Zから見て四角枠状となる筒状に形成されている。シャッター50の長さ方向Lの寸法は、シャッター50の幅方向Wの寸法よりも大きい。シャッター50は、第2ハウジング34の開口34aに挿入されている。シャッター50には、一対の第2端子35が挿入されている。シャッター50は、筒状の本体部51と、本体部51の上端部に設けられた上方フランジ52と、本体部51の下端部に設けられた下方フランジ53とを有する。
本体部51は、その長さ方向Lの寸法が幅方向Wの寸法よりも大きくなるように形成されている。本体部51は、第2ハウジング34の開口34aに挿入されている。
上方フランジ52は、本体部51から長さ方向Lに突出する上方フランジ52aと、本体部51から幅方向Wに突出する上方フランジ52bとを有する。上方フランジ52aは、第2ハウジング34の開口34aの内縁よりも長さ方向Lに突出している。上方フランジ52bは、第2ハウジング34の開口34aの内縁よりも幅方向Wに突出している。このように、上方フランジ52は、第2ハウジング34の開口34aの周縁部の上面に接触可能となるように構成されている。本体部51から突出する上方フランジ52aの長さは、本体部51から突出する上方フランジ52bの長さよりも長い。上方フランジ52aの先端部は、先端縁に向かうにつれて下方に傾斜する傾斜部52cが形成されている。
下方フランジ53は、本体部51の長さ方向Lの両端部から長さ方向Lに突出している。下方フランジ53は、第2ハウジング34の開口34aの周縁部の下面と高さ方向Zにおいて対向するように構成されている。
第1付勢部材41は、第2ハウジング34に収容されている。第1付勢部材41の一例は、コイルばねである。第1付勢部材41は、その下端部が第2ハウジング34の支持部34xに取り付けられ、上端部が下方フランジ53の下面に取り付けられ、高さ方向Zに圧縮可能である。支持部34xは、第2ハウジング34の下方に設けられ、第2ケーブル36と第1付勢部材41との接触を回避する隔壁の機能を有する。第2ケーブル36は、支持部34xによって仕切られた第2ハウジング34の下方の空間に配置されている。各第2端子35は、支持部34xに挿入され、第2ハウジング34の下方の空間に接続部35bが配置されるように構成される。支持部34xは、各第2端子35を支持するように構成されてもよい。
カバー機構40は、シャッター50の開口部51aを開閉可能に覆うカバー42と、カバー42が開口部51aを覆う閉位置に向けて付勢する第2付勢部材43とを備える。カバー42及び第2付勢部材43は、シャッター50に設けられている。
カバー42は、長さ方向Lが長手方向となる板状に形成されている。カバー42の長さ方向Lの両端部には、第2付勢部材43が取り付けられている。第2付勢部材43は、シャッター50の開口部51a内に配置されている。第2付勢部材43の一例は、トーションばねである。第2付勢部材43の一方の端部はカバー42に接触し、他方の端部はシャッター50に接触している。
次に、図7〜図10を参照して、可動パネル12の開閉動作に伴う第1通電部30Aの移動、及び第1通電部30Aが第2通電部30Bに嵌合する動作について説明する。
可動パネル12(図3参照)が開位置から閉位置に移動する閉動作において、まず可動パネル12が前方にスライド動作する。可動パネル12の前端部がレール13a(図3参照)のうちの前方の部分からレール13aの前端部に移動する過程において、可動パネル12の前端部は、車両の前方に向かい移動するにつれて下降に移動し、チルト動作位置に位置する。次に、チルト動作位置において、可動パネル12がチルトダウン動作することに伴い可動パネル12の前端部が下降して閉位置に移動することによって可動パネル12が開口部10a(図3参照)を全閉状態にする。
この過程において、図7および図8に示すように、可動パネル12の前方への移動に伴い、高さ方向Zにおいて第1通電部30Aが第2通電部30Bに接近する。可動パネル12がチルト動作位置に位置すると、第1通電部30Aは、高さ方向Zにおいて第2通電部30Bと対向するように位置する。このとき、第1通電部30Aの前方部分が第2通電部30Bのシャッター50の前方部分を高さ方向Zの下方に向けて押すことによって、シャッター50が第2通電部30Bの第2ハウジング34に対して高さ方向Zの下方に移動する。そして可動パネル12がチルトダウン動作を終了して可動パネル12が開口部10aを全閉状態にする場合、図9に示すように、第1通電部30Aは、第2通電部30Bに嵌め合わせられる。
具体的には、図10(a)に示すように、可動パネル12の前端部の下降に伴い、第1通電部30Aの全体がシャッター50の全体を高さ方向Zの下方に向けて押す。より詳細には、第1通電部30Aの第1ハウジング31の下端部とシャッター50の上方フランジ52bとが当接した状態で第1通電部30Aがシャッター50を下方に向けて押す。
シャッター50が第2ハウジング34に対して高さ方向Zの下方に移動することにより、図10(b)に示すように、一対の第2端子35の上端部がシャッター50に設けられたカバー42を押す。カバー42は、一対の第2端子35によって押されてシャッター50の開口部51aを開口する。そして第1通電部30Aによってシャッター50が第2ハウジング34に対して高さ方向Zの下方にさらに移動すると、図10(c)に示すように、第2端子35は、開口部51aから高さ方向Zの上方に突出し、第1通電部30Aの第1端子32と接触する。より詳細には、第2端子35の上端部は、第1端子32の案内部32eによって端子本体部32cの下端部32dに案内され、下端部32dと接触する。これにより、第1通電部30Aと第2通電部30Bとが導通する。すなわち、車両の電源と、可動パネル12に設けられた電気部品12aとが電気的に接続され、電気部品12aに電力が供給可能となる。
可動パネル12が閉位置から開位置に移動する開動作では、可動パネル12の閉動作とは逆の動作が行われる。すなわち、可動パネル12が閉位置から上昇することによって、第1通電部30Aが第2通電部30Bの第2ハウジング34から高さ方向Zに離間する。これに伴い、第1付勢部材41(図6参照)によってシャッター50が第1通電部30Aの第1ハウジング31に接触した状態で高さ方向Zの上方に移動する。第1端子32は、第2端子35に対して高さ方向Zの上方に移動することによって、第1端子32と第2端子35とが接触しない状態、すなわち第2端子35に対して第1端子32が高さ方向Zの上方に位置する状態となる。これにより、第1通電部30Aと第2通電部30Bとが導通していない状態となる。すなわち、車両の電源から電気部品12aに電力が供給不能となる。さらに、第1通電部30Aが第2通電部30Bの第2ハウジング34から高さ方向Zの上方に移動すると、シャッター50が高さ方向Zの上方に移動するため、第2端子35の上端部がシャッター50の上壁よりも下方に位置する。この場合、第2付勢部材43によってカバー42がシャッター50の開口部51aを覆う。そして可動パネル12は、チルトアップ動作を行い、スライド動作によって後方に移動する。
本実施形態の作用について説明する。
第1通電部30Aが第2通電部30Bから離間して位置している場合、第1付勢部材41によってシャッター50が上方に付勢され、一対の第2端子35がシャッター50に収容された状態となる。このため、一対の第2端子35の上端部は、シャッター50に設けられたカバー42と接触しない。カバー42は、第2付勢部材43によってシャッター50の開口部51aを覆う。このように、カバー機構40によって一対の第2端子35のうちの第2ハウジング34から突出する部分が第2通電部30Bの外部に露出することが抑制される。
本実施形態の効果について説明する。
(1)第2通電部30Bは、可動パネル12が開位置に位置する場合に一対の第2端子35のうちの第2ハウジング34から突出する部分を覆うカバー機構40を備える。この構成によれば、可動パネル12が車両のルーフに設けられた開口部10aを開放する場合に一対の第2端子35が通電装置30の外部に露出することが抑制される。このため、一対の第2端子35に水や埃が付着することを抑制できる。
(2)カバー機構40は、第2ハウジング34に収容可能であり、幅方向Wおよび長さ方向Lから一対の第2端子35を覆うシャッター50と、シャッター50が第2ハウジング34から突出するようにシャッター50を付勢する第1付勢部材41とを備える。この構成によれば、可動パネル12が閉位置に移動する場合、第1通電部30Aがシャッター50を第2ハウジング34に向けて押すことによってシャッター50から一対の第2端子35が突出して一対の第1端子32と接触する。これにより、第1通電部30Aと第2通電部30Bとが導通する。一方、可動パネル12が閉位置から開位置に移動する場合、第1通電部30Aが第2ハウジング34から離間することによって第1付勢部材41がシャッター50を付勢してシャッター50が上方に移動する。これにより、シャッター50が一対の第2端子35を幅方向Wおよび長さ方向Lから覆う。したがって、シャッター50が設けられていない通電装置と比較して、一対の第2端子35に水や埃が付着することを抑制できる。
(3)カバー機構40は、シャッター50の開口部51aを開閉可能に覆うカバー42と、シャッター50に設けられ、カバー42が開口部51aを覆う閉位置に向けて付勢する第2付勢部材43とを備える。この構成によれば、可動パネル12が閉位置に移動する場合、第1通電部30Aがシャッター50を第2ハウジング34に向けて押すことによって一対の第2端子35がカバー42を押してシャッター50から露出する。これにより、一対の第2端子35と一対の第1端子32とが接触可能となる。一方、可動パネル12が閉位置から開位置に移動する場合、第1通電部30Aが第2ハウジング34から移動することによって一対の第2端子35がカバー42よりも第2ハウジング34側に位置し、第2付勢部材43がカバー42を付勢してカバー42がシャッター50の開口部51aを覆う。したがって、シャッター50及びカバー42が設けられていない通電装置と比較して、一対の第2端子35に水や埃が付着することを一層抑制できる。
(4)幅方向において、第2通電部30Bは、レール13aよりも外側かつレール13aと隣り合うように設けられている。この構成によれば、第2通電部30Bがレール13a上に設けられていないため、レール13aにおける可動パネル12の移動を阻害することを抑制できる。
(5)第2通電部30Bは、一対の第2端子35がレール13aの延在方向に配列されるように設けられている。この構成によれば、車両の幅方向と比較してスペースが確保しやすい車両の前後方向に一対の第2端子35を配列することによって、一対の第2端子35の間の距離を確保しやすくなる。このため、一対の第2端子35の電気的絶縁性を確保しやすくなる。
(6)第2端子35は、その板厚方向が車両の幅方向に沿うように配置されている。この構成によれば、第1端子32と第2端子35との接触面積を確保するとともに幅方向における通電装置30のサイズを小さくできる。
(7)シャッター50が下方に移動する場合、上方フランジ52が第2通電部30Bの第2ハウジング34に当接することによって、シャッター50の高さ方向Zの下方への移動が規制される。これにより、シャッター50が第2ハウジング34に対して高さ方向Zの下方に過度に移動することが抑制される。このため、可動パネル12が開動作する場合に、シャッター50の上端部が第2ハウジング34の開口34aにかじることによってシャッター50の移動の妨げになることが抑制される。
(変更例)
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。以下の説明において、上記実施形態の形態と共通する部分については、上記実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
・実施形態において、第1端子32および第2端子35の形状は任意に変更可能である。一例では、第1端子32は、第2端子35が挿通可能な筒状に形成されてもよい。一例では、第2端子35は、丸棒状又は四角棒状に形成されてもよい。
・実施形態において、第1端子32および第2端子35の個数は任意に変更可能である。第1端子32および第2端子35はそれぞれ、1個でもよいし、3個以上であってもよい。一例として、図11は、第1端子32および第2端子35が3個の場合の通電装置30を示している。図11に示すように、3個の第1端子32A,32B,32Cは、長さ方向L(前後方向)に間隔を空けて配列され、3個の第2端子35A,35B,35Cは、長さ方向Lに間隔を空けて配列されている。3個の第1端子32のうちの1個は、接地側電極を構成し、残りの2個の第1端子32は、電源側電極を構成している。3個の第2端子35のうちの1個は、接地側電極を構成し、残りの2個の第2端子35は、電源側電極を構成している。一例では、第1端子32Aが接地側電極を構成し、第2端子35Aが接地側電極を構成している。第1端子32B,32Cが電源側電極を構成し、第2端子35B,35Cが電源側電極を構成している。第1端子32A〜32Cは、前方から後方に向けて、第1端子32A、第1端子32B、及び第1端子32Cの順に配列されている。第2端子35A〜35Cは、前方から後方に向けて、第2端子35A、第2端子35B、及び第2端子35Cの順に配列されている。
第1ケーブル33は、3本の第1ケーブル33A,33B,33Cを含む。第2ケーブル36は、3本の第2ケーブル36A,36B,36Cを含む。第1ケーブル33Aは、第1端子32Aに電気的に接続され、第1ケーブル33Bは、第1端子32Bに電気的に接続され、第1ケーブル33Cは、第1端子32Cに電気的に接続されている。第1ケーブル33Aは、第1ハウジング31の前方の側壁31aから引き出され、第1ケーブル33B,33Cは、第1ハウジング31の後方の側壁31aから引き出されている。第2ケーブル36Aは、第2端子35Aに電気的に接続され、第2ケーブル36Bは、第2端子35Bに電気的に接続され、第2ケーブル36Cは、第2端子35Cに電気的に接続されている。第2ケーブル36A,36Bは、第2ハウジング34の前方の側壁34bから引き出され、第2ケーブル36Cは、第2ハウジング34の後方の側壁34bから引き出されている。
このような構成の通電装置30では、第1端子32と第2端子35とが導通することによって、可動パネル12に設けられた複数の電気部品12a又は複数種類の電気部品12aに電力が供給可能となる。
・実施形態のカバー42は、一対の第2端子35に対して共通のカバーであったが、これに限られない。カバー42として、各第2端子35に対応する個別のカバーであってもよい。この場合、各カバーに第2付勢部材43が取り付けられる。
・実施形態において、シャッター50の上方フランジ52の形状は任意に変更可能である。一例では、図12に示すように、上方フランジ52は、上方フランジ52aを省略し、シャッター50の幅方向Wの中央部のみに設けられた上方フランジ52bから構成されてもよい。上方フランジ52bの下面において長さ方向Lの両端部には、上方フランジ52bの長さ方向Lの端縁に向かうにつれて上方に傾斜する傾斜部52dが設けられている。第2通電部30Bの第2ハウジング34には、上方フランジ52bを収容する収容部34cが設けられている。収容部34cは、上方フランジ52bの下面が接触可能な平坦部34dと、上方フランジ52bの両端の傾斜部52cが接触可能な傾斜部34eとを有する。傾斜部34eは、長さ方向Lにおいて平坦部34dから離れる方向に向かうにつれて上方に傾斜するように形成されている。
この構成によれば、可動パネル12が閉位置に移動する場合、第1通電部30Aがシャッター50を押すことによってシャッター50が第2ハウジング34に向けて移動する。そしてシャッター50の上方フランジ52bが第2ハウジング34の収容部34cに接触することによってシャッター50の下方への移動が規制される。この場合、上方フランジ52bの傾斜部52cが収容部34cの傾斜部34eによって案内されることによって、上方フランジ52bが収容部34cに収容されやすくなる。したがって、上方フランジ52bが収容部34cから長さ方向Lにずれた状態で接触することが抑制される。
・実施形態において、高さ方向Zにおける一対の第1端子32の位置、および、高さ方向Zにおける一対の第2端子35の位置はそれぞれ、任意に変更可能である。すなわち高さ方向Zにおける一対の第1端子32の下端部の位置は互いに異なってもよい。また高さ方向Zにおける一対の第2端子35の上端部の位置は互いに異なってもよい。一例では、一対の第1端子32のうちの前方の第1端子32の下端部が後方の第1端子32の下端部よりも上方に位置し、一対の第2端子35のうちの前方の第2端子35の上端部が後方の第2端子35の上端部よりも上方に位置してもよい。
・実施形態において、図13(a)〜(c)に示すように、第1通電部30Aは、第1ハウジング31における下方に向けて開口する開口部31bを覆うカバー37をさらに備えてもよい。また第1通電部30Aは、カバー37が開口部31bを覆う閉位置に向けて付勢する第3付勢部材38をさらに備えてもよい。
図13(a)に示すように、可動パネル12の下降に伴い、第1通電部30Aの全体がシャッター50の全体を高さ方向Zの下方に向けて押す場合、シャッター50が第2ハウジング34に対して高さ方向Zの下方に移動することにより、図13(b)に示すように、一対の第2端子35の上端部がシャッター50に設けられたカバー42を押す。カバー42は、一対の第2端子35によって押されてシャッター50の開口部51aを開口する。そして第1通電部30Aによってシャッター50が第2ハウジング34に対して高さ方向Zの下方にさらに移動すると、図13(c)に示すように、第2端子35は、開口部51aから高さ方向Zの上方に突出し、カバー37を押す。カバー37は、第2端子35によって押されて第1通電部30Aの開口部31bを開口する。そして第2端子35は、第1端子32と接触する。
可動パネル12が閉位置から開位置に移動する開動作では、可動パネル12が閉位置から上昇することによって、第1通電部30Aが第2通電部30Bの第2ハウジング34から高さ方向Zに離間する。これに伴い、第2端子35がカバー37よりも下方に移動する場合、第3付勢部材38によってカバー37が第1ハウジング31の開口部31bを覆う閉位置に移動する。さらに、第1通電部30Aが第2通電部30Bの第2ハウジング34から高さ方向Zの上方に移動すると、シャッター50が高さ方向Zの上方に移動するため、第2端子35の上端部がシャッター50の上壁よりも下方に位置する。この場合、第2付勢部材43によってカバー42がシャッター50の開口部51aを覆う。なお、第1通電部30Aが第3付勢部材38を備えていない場合、カバー37の自重によってカバー37が閉位置に移動するように構成されてもよい。
・実施形態において、一対の第1端子32の配列方向および一対の第2端子35の配列方向は任意に変更可能である。一例では、一対の第1端子32および一対の第2端子35は、幅方向に配列されてもよい。
10…ルーフ、11…サンルーフ装置、10a…開口部、12…可動パネル、12a…電気部品、13a…レール、30…通電装置、30A…第1通電部、30B…第2通電部、32,32A,32B,32C…第1端子、34…第2ハウジング(ハウジング)、35,35A,35B,35C…第2端子、40…カバー機構、41…第1付勢部材、42…カバー、43…第2付勢部材、50…シャッター、51a…シャッターの開口部。

Claims (6)

  1. 車両のルーフに設けられた開口部の両側縁部に設けられるレールと、前記レールに沿って移動可能に設けられ、前記レールに沿った移動を通じて前記開口部を開閉する可動パネルと、を備えるサンルーフ装置に設けられ、前記可動パネルに設けられた電気部品に対して通電可能に構成される通電装置であって、
    前記電気部品に電気的に接続され、前記可動パネルの移動に伴い移動可能な第1通電部と、
    前記可動パネルが前記開口部を閉鎖する閉位置に位置する場合に前記第1通電部と電気的に接続され、前記可動パネルが前記開口部を開放する開位置に位置する場合に前記第1通電部と電気的に接続されない第2通電部と、
    を備え、
    前記第2通電部は、ハウジングと、前記第1通電部の第1端子と接触可能であって前記ハウジングから一部が突出するように前記ハウジングに収容された第2端子と、前記ハウジングに設けられ、前記可動パネルが前記開位置に位置する場合に前記第2端子のうちの前記ハウジングから突出する部分を覆うカバー機構と、を備える
    通電装置。
  2. 前記サンルーフ装置は、前記可動パネルが前記閉位置から前記開位置に移動する場合、前記可動パネルが前記閉位置から前記可動パネルにおける前記車両の前後方向の前端部を中心に回動して前記可動パネルの後部が上動するチルトアップ動作し、チルトアップ動作した状態を維持して前記レールに沿って移動するように構成され、
    前記第1通電部は、前記可動パネルの前端部に設けられ、
    前記第2通電部は、前記車両の幅方向において前記第1通電部と同じ位置に設けられ、
    前記カバー機構は、前記ハウジングに収容可能であり、前記第2端子の延在方向と直交する方向において前記第2端子を覆うシャッターと、前記シャッターが前記ハウジングから突出するように前記シャッターを付勢する第1付勢部材と、を備え、
    前記可動パネルが前記閉位置に移動する場合、前記第1通電部が前記シャッターを前記ハウジングに向けて押すことによって前記シャッターから前記第2端子が突出して前記第1端子と接触し、
    前記可動パネルが前記閉位置から前記開位置に移動する場合、前記第1通電部が前記ハウジングから離間することによって前記第1付勢部材が前記シャッターを付勢して前記シャッターが前記第2端子を覆う
    請求項1に記載の通電装置。
  3. 前記カバー機構は、前記シャッターの開口部を開閉可能に覆うカバーと、前記シャッターに設けられ、前記カバーが前記シャッターの開口部を閉鎖する閉位置に向けて付勢する第2付勢部材と、を備え、
    前記可動パネルが前記閉位置に移動する場合、前記第1通電部が前記シャッターを前記ハウジングに向けて押すことによって前記第2端子が前記カバーを押して前記シャッターから露出し、
    前記可動パネルが前記閉位置から前記開位置に移動する場合、前記第1通電部が前記ハウジングから離間することによって前記第2端子が前記カバーよりも前記ハウジング側に位置し、前記第2付勢部材が前記カバーを付勢して前記カバーが前記シャッターの開口部を閉鎖する
    請求項2に記載の通電装置。
  4. 前記車両の幅方向において、前記第2通電部は、前記レールよりも外側かつ前記レールと隣り合うように設けられる
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の通電装置。
  5. 前記第2端子は、複数個設けられ、
    前記複数個の第2端子が前記レールの延在方向に配列されるように前記第2通電部が設けられる
    請求項4に記載の通電装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の通電装置と、
    前記レールと、
    前記可動パネルと、
    を備えるサンルーフ装置。
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