JPH01282021A

JPH01282021A - スライド式サンルーフの通電構造

Info

Publication number: JPH01282021A
Application number: JP63112855A
Authority: JP
Inventors: Kunihide Sugimoto; 杉本　訓秀; Tomio Furuki; 古木　富美夫
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 1988-05-10
Filing date: 1988-05-10
Publication date: 1989-11-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］〈産業上の利用分野〉本発明は、電気素子を荷重るサンルーフパネルを用いた
スライド式サンルーフの通電構造に関する。

〈従来の技術〉従来、自動車の屋根に設けられた開口部を開閉可能なサ
ンルーフパネルを設Ｃプることにより、屋根側から外気
を車掌内に取り入れ可能となり、開放感や爽快感を高め
るようにしたサンルーフがある。更に、このサンルーフ
パネルにガラスを用いて、サンルーフパネルを閉じた状
態でも太陽光を車掌内を取り入れることにより、快適性
をより高めるにうにすると共に、強い陽射を遮るための
サンシェードを設（プたものかある。しかしながら、−
・般にサンシェードを手動により開閉するため、その操
作性が煩雑化するという不都合がある。

ところで、分散型液晶シートを２枚のカラス間に挟み込
んでサンドイッヂ構造にした調光カラスが提案されてい
る。この調光ガラスは、電圧を加えない状態では光を余
り通さないか、電圧を加えた状態ではほとんど透明な状
態となるばかりでなく、その印加電圧をオン・オフする
ことにより瞬時にその透明度を変えることができる。こ
の調光ガラスをサンルーフガラスとして用いることによ
リ、サンシェードを必要としなくなる。

しかしながら、サンルーフカラスを開いた際には車室内
に直接太陽光が入るため、１ノ°ンルーフガラスを透明
にする必要がない。従って、開時には電圧を印加したま
までおくと、そのときの電力の消費が無駄になるという
問題がある。そこで、スイッチを操作して電圧の供給を
遮断すれば良いが、その操作が煩雑化しがちであり、更
にその操作を忘れ易いという問題がある。

〈発明が解決しようとする課題〉このような従来技術の問題点に鑑み、本発明の主な目的
は、簡単な構造により無駄な電力の消費を防止できるス
ライド式υンルーフの通電構造を提供することにある。

［発明の構成］〈課題を解決するための手段〉このような目的は、本発明によれば、車輌の屋根に設け
られた開口部を開閉するべくスライド可能でおりかつ電
気素子を有するサンルーフパネルと、前記サンルーフパ
ネル側に設（プられ、かつ前記電気素子に接続された第
１の導電手段と、前記車輌側に設けられ、かつ電気回路
に接続された第２の導電手段とを有し、前記サンルーフ
パネルか全開位置にあるときにのみ前記両導電手段が互
いに接触することにより、前記電気回路と前記電気素子
とが互いに電気的に接続されることを特徴とするスライ
ド式サンルーフの通電構造を提供することにより達成さ
れる。

〈作用〉このようにすれば、サンルーフパネルが全開位置におる
ときにのみ、サンルーフパネルに設けられた電気素子と
車輌側に設けられた電気回路とを互いに電気的に接続す
ることかできる。

〈実施例〉以下に添付の図面を参照して本発明を特定の実施例につ
いて詳細に説明する。

第１図は本発明か適用された自動車のスライド式サンル
ーフの要部を概略的に示ず平面図であり、左右対称をな
すため、その−・方について以下に示す。車輌の屋根を
構成するルーフパネル１０車輌の前方部には開口部２が
開設されており、開口部２を閉塞可能なサンルーフパネ
ルとしてのサンルーフカラス３を開閉することにより、
外気を任意に車室内に取入れることができる。

ルーフパネル１の車室内側には、ルーフパネル１の下面
から所定の間隔をもってサンルーフフレームが取イ」け
られており、サンルーフフレーム１には、ルーフパネル
１の開口部２と対応する室内側開口部５が開設されてい
る。サンルーフフレーム４の車輌の前後方向に沿う側方
部には、左右対称にかつ互いに平行をなすガイドレール
６が配設されている。

サンルーフカラス３の周縁部にはその下面及び端面を保
持する枠としての金属製のガラスホルダアが一体的に取
付けられており、ガラスホルダアのガイドレール６に沿
う部分の車輌の前後部には、フロントステー８及びリヤ
ステー９がそれぞれ左右対称に設けられている。サンル
ーフガラス３は、各ステー８．９を介してガイドレール
６によりガイドされて車輌の前後方向にスライドし、開
口部２を開閉する。

また、リヤステー９には、サンルーフガラス３の後方側
を上下方向にも動かすための公知のリンク機構を介して
、プッシュプルケーブル１１のインナケーブルの遊端部
か連結されている。プッシュプルケーブル１１は、可撓
性を有するインナケーブルの外周面にワイヤを螺旋状に
巻回してなる公知形式のものであり、ガイドレール６に
支持されると共にサンルーフフレーム４の後方に延出さ
れ、かつサンルーフフレーム４の後端縁に沿うように配
設されている。サンルーフフレーム４の後端の中央部に
はその後方側にギヤ装置１２が配設されており、プッシ
ュプルケーブル１１のインナケーブルの基端部が、サン
ルーフモータ１３に連結されたギヤ装置１２内の駆動ギ
ヤと歯合している。

従って、サンルーフモータ１３を正逆転させることによ
り、プッシュプルケーブル１１のインナケーブルが進退
して、リヤステー９を介して動かされるサンルーフカラ
ス３が、ルーフパネル１の後方側下面とサンルーフフレ
ーム４との間に格納されたり、開口部２を閉塞すること
となる。

第２図はフロン１〜ステ一８部分を示す分解斜視図であ
る。サンルーフガラス３の周縁には、全開時に開口部と
の間をシールするためのウェザ−ストリップ１４が固着
されている。尚、ガラスボルダ７とサンルーフガラス３
とは、両者間に封入された接着剤により互いに固着され
ている。

ガラスホルダ７の下面には、絶縁シート３４を介して、
例えばボルト１８をもってフロントステー８の基端部が
固設され、ガラスホルダ７の下面から下方に向けて延出
するフロントステー８の遊端部が、前記したガイドレー
ル６に一体的に形成されて開口部２の内方側に向けて開
放されたコ字状断面を有するガイド溝部１７内に突入し
ている。

その突入端部にモールド成形されたスライダ１９が、ガ
イド溝部１７内にて車輌の前後方向にスライド自在に受
容されている。尚、ガイドレール６には、ガイド溝部１
７の車輌側方側に、リヤステー９の前記したリンク機構
をスライド自在に支持するためのレール面部２１と、プ
ッシュプルケーブル１１をガイドするガイド孔部２２と
がそれぞれ一体的に形成されている。

ところで、サンルーフカラス３は、電気素子としての例
えば分散型液晶シート２３を２枚のガラス板間に挾持し
てなるものである。図に示されるように、−リーンルー
フガラス３の端面１５には液晶シート２３に正負の電圧
を印加するための一対の端子３５が凸段されており、各
端子３５には印加電圧供給用リード線２４の一端がそれ
ぞれ接続されている。一方のリード線２４の他端にはコ
ネクタ３２が取付けられており、他方のリード線２４の
他端が導体からなるフロントステー８に接続されている
。

ガイドレール６には、ガイド溝部１７の車輌側方側の外
壁面２６に絶縁体２７を介して、スライド方向に沿って
延在する通電レール２８が固設されている。また、フロ
ントステー８のガラスホルダ７とガイドレール６との間
に露出する部分には長板状の導体からなるブラシ２９の
基部が絶縁体３０を介して固着されている。ブラシ２９
は、その基部からガイド溝部１７の外面に沿って１字状
をなし、かつその遊端を通電レール２８に臨むように曲
折されている。ブラシ２９の遊端には、通電レール２８
に粘接するように凸状をなす接点部３１が設けられてい
る。

ブラシ２８の基端には一方のリード線２４の］ネクタ３
２が結合され、通電レール２８の車輌前方の先端部と、
ガイドレール６の車輌前方の端部に固設された給電端子
３６の基端部とには、車輌側に設けられた電気回路とし
ての図示されない電圧供給ユニットに電気的に接続され
た］ネクタ３３がそれぞれ結合される。第２図に示すよ
うに、ナンルーフガラス３の全開位置において、フロン
トステー８の端面３７に給電端子３６の遊端部が弾発的
に当接し、開時には両者が接触しなくなるため、全開状
態においてのみ液晶シート２３に電圧供給ユニットから
印加電圧を供給することができる。

印加電圧を液晶シート２３に供給すると液晶分子が整列
して、液晶シート２３が透明な状態になり、印加電圧の
供給を止めると不透明な状態となる。従って、従来のガ
ラスサンルーフに用いていたサンシェードを設（プるこ
となく、車室内への採光を任意に行うことかできるため
、１）−ンシェードを操作する煩雑さを解消することが
できる。また、開口部から直接採光できる開状態のとき
には、サンルーフガラス３を透明にしたまま、すなわち
印加電圧を供給したままの状態に放置して無駄な電力を
消費することがない。

また、給電端子３６をガイドレール６に設けることに限
らず、例えば第３図に示されるように、サンルーフフレ
ーム４の車輌前方部に設けても良い。尚、第３図におっ
ては前記実施例に相当する部分には同一の符号を付して
その詳しい説明を省略する。

この実施例にあっては、サンルーフカラス３の車輌前方
側端面からガラスホルダ７の適所に開設されたスロット
３８を介して印加電圧入力用リード片３９が取出されて
あり、その遊端部がカラス＝　１０− ホルダ７の下面に絶縁体４０を介して固着されている。

従って、図に示す全開状態においてのみ、リード片３９
に給電端子３６の遊端部が弾発的に接触し、液晶シート
２３に印加電圧を供給することができ、サンルーフガラ
ス３を図の矢印の向きにスライドさせて開状態にした場
合には、前記と同様に印加電圧を供給したままの状態に
放置することによる無駄な電力を消費することがない。

尚、給電端子３６にあっては、正の電圧を供給する端子
に限ることなく、アース端子として用いても良いことは
云うまでもない。

また本発明にあっては、上記実施例に示したようにサン
ルーフガラスに液晶シートを設けたスライド式サンルー
フに限ることなく、例えば表示体などをサンルーフパネ
ルに設けるようにしたスライド式サンルーフについても
適用可能である。即ち、開状態のときにはサンルーフパ
ネルと共に表示体もスライドするため、見えにくくなり
、このようなときにも表示体に電力を供給することは、
前記と同様に無駄となる。尚、ガラスパネルに限ること
なく、樹脂製おるいは金属製の１ノンルーフパネルでお
っても良い。

［発明の効果］このように本発明によれば、スライド式ザンルーフパネ
ルの電気素子に接続された第１の導電手段と、車輌側に
設けられかつ電気回路に接続された第２の導電手段とを
、サンルーフパネルが全開位置におるとぎにのみ互いに
電気的に接触させることにより、開状態のときに電気素
子と電気回路とが電気的に接続されたまま放置されて無
駄な電力が消費されることを防止できるため、その効果
は極めて人である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明か適用されたスライド式サンルーフの
要部を概略的に示す平面図である。第２図は、本発明に基づく通電構造を示す要部斜視図で
おる。第３図は、通電構造の別の実施例を示す断面図である。１・・・ルーフパネル　　２・・・開口部３・・・サン
ルーフガラス４・・・サンルーフフレーム５・・・室内
側開口部　　６・・・ガイドレール７・・・ガラスホル
ダ　　８・・・フロントステー９・・・リヤステー１１・・・プッシュプルケーブル１２・・・ギヤ装置　　　１３サンルーフモータ１４・
・・ウェザ−ストリップ１５・・・端面　　　　　１７・・・ガイド溝部１８・
・・ボルト　　　　１９・・・スライダ２１・・・レー
ル面部　、２２・・・ガイド孔部２３・・・液晶シート
　　２４・・・リード線２６・・・外壁面　　　　２７
・・・絶縁体２８・・・通電レール　　２９・・・ブラ
シ３０・・・絶縁体　　　　３１・・・接点部３２．３
３・・・コネクタ３４・・・絶縁シート３５・・・端子
　　　　　３６・・・給電端子３７・・・端面　　　　
　３８・・・スロット３９・・・リード片　　　４０・
・・絶縁体時　許　出　願　人　　本田技研工業株式会
社代　　　理　　　人　　弁理士　大　島　陽　−一　
　１３　−

Claims

【特許請求の範囲】

車輌の屋根に設けられた開口部を開閉するべくスライド
可能でありかつ電気素子を有するサンルーフパネルと、
前記サンルーフパネル側に設けられ、かつ前記電気素子
に接続された第１の導電手段と、前記車輌側に設けられ
、かつ電気回路に接続された第２の導電手段とを有し、
前記サンルーフパネルが全閉位置にあるときにのみ前記
両導電手段が互いに接触することにより、前記電気回路
と前記電気素子とが互いに電気的に接続されることを特
徴とするスライド式サンルーフの通電構造。