JP2020082650A - 媒体乾燥装置、印刷装置、ドラムのクリーニング方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】乾燥ドラムに付着した液体を容易にクリーニングすることを課題とする。【解決手段】本発明は、回転する円柱状のドラムの周面を加熱する加熱手段と、長尺状に連続し表面側に樹脂を含む液体が付着した印字媒体の表面側に前記周面を接触させ、裏面側に付着した前記液体を乾燥させる乾燥手段と、前記加熱手段によって前記樹脂の融点以上に加熱された前記周面をクリーニング媒体に接触させて前記周面のクリーニングを行うクリーニング手段と、を備えることを特徴とする。【選択図】図8
Description
本発明は、媒体乾燥装置、印刷装置、ドラムのクリーニング方法およびプログラムに関する。
従来、例えばインクジェットプリンタ等の印刷装置が存在する。例えば、特許文献1(特開2004−195780号公報)には、ノズルから吐出したインク等の液体を長尺状の連続した印字媒体に付着させて文字や画像を形成し、加熱した乾燥ドラムに印字媒体を接触させて、印字媒体に付着した液体を乾燥させる印刷装置が記載されている。
このような印刷装置は、印字媒体の両面を印刷するものがある。すなわち印刷装置は、印字媒体の表面側に液体を吐出して文字や画像を形成し、印字媒体の裏面側を加熱した乾燥ドラムに巻き付けて、印字媒体の表面側に付着した液体を乾燥させる。次に、印刷装置は、印字媒体の裏面側に液体を吐出して文字や画像を形成し、印刷装置に含まれる媒体乾燥装置は、印字媒体の表面側を加熱した乾燥ドラムに巻き付けて、印字媒体の裏面側に付着した液体を乾燥させる。
ところで、上述した印刷装置に含まれる媒体乾燥装置は、印字媒体の表面側を加熱した乾燥ドラムに巻きつけて印字媒体の裏面側に付着した液体を乾燥させる。そのため、印字媒体の表面側に付着している乾いた液体の一部が乾燥ドラムと接触することで、印字媒体の表面側から剥がれて乾燥ドラムに転写することがある。
乾燥ドラムに転写した液体は、印字媒体の予期せぬ位置に再転写することで、印字品質の低下の原因となる。そのため、媒体乾燥装置において、定期的に乾燥ドラムから印字媒体を外し、溶剤を含浸させた不織布等で乾燥ドラムの表面をクリーニングして、乾燥ドラムの表面に転写した液体を取り除いていた。
しかしながら、乾燥ドラムの表面をクリーニングする度に、媒体乾燥装置から印字媒体を外すことは多くの手間と時間を要する。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、乾燥ドラムに付着した液体を容易にクリーニングすることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、回転する円柱状のドラムの周面を加熱する加熱手段と、長尺状に連続し表面側に樹脂を含む液体が付着した印字媒体の表面側に前記周面を接触させ、裏面側に付着した前記液体を乾燥させる乾燥手段と、前記加熱手段によって前記樹脂の融点以上に加熱された前記周面をクリーニング媒体に接触させて前記周面のクリーニングを行うクリーニング手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、乾燥ドラムのクリーニングが容易に行え、メンテナンスに要する時間と手間を低減することができるという効果を奏する。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る媒体乾燥装置、印刷装置、ドラムのクリーニング方法およびプログラムの実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の実施の形態では、第2インクジェットプリンタを印刷装置の一例として説明するが、第2インクジェットプリンタ以外のプリンタを印刷装置としてもよい。
まず、図1を用いて、画像形成装置100について説明する。画像形成装置100は、用紙送出装置1、第1インクジェットプリンタ2、第2インクジェットプリンタ4、用紙巻取装置7を備える。用紙送出装置1、第1インクジェットプリンタ2、第2インクジェットプリンタ4、用紙巻取装置7は、通信回線Tを介して相互に通信可能に接続されている。また、画像形成装置100は、情報処理装置9と通信回線Tを介して電気的に接続されている。画像形成装置100は、通信回線Tを介して情報処理装置9から文字情報や数字情報等を含む印字データを受信可能である。
情報処理装置9は、例えばPC(Personal Computer)で構成され、画像形成装置100が印字する印字データを生成する。情報処理装置9は、生成した印字データを画像形成装置10に送信する。用紙送出装置1は、長尺状の連続紙がロール状に巻回され、表面側と裏面側を有する用紙(印字媒体)を、着脱自在に装着する。用紙送出装置1は、装着された用紙を第1インクジェットプリンタ2に送り出す。
第1インクジェットプリンタ2は、黒色またはカラーのインク(液体)を吐出するヘッドを備え、ヘッドからインクを吐出して用紙の表面側に付着させて画像を形成する。ここで、インクは、色材と溶剤、溶剤に分散された結晶性樹脂粒子を含む液体である。結晶性樹脂は所定の融点以上に熱せられると相変化を起こし結晶状態から液体に融解する。第1インクジェットプリンタ2は、情報処理装置9から受信した印字データのうち、用紙の表面側に印字する印字データに基づいて、用紙送出装置1から搬送された用紙の表面側にインクを吐出して、表面側に画像を形成する。
<色材>
色材としては特に限定されず、顔料、染料を使用可能である。顔料としては、無機顔料又は有機顔料を使用することができる。これらは、1種単独で用いても良く、2種以上を併用しても良い。また、混晶を使用しても良い。
色材としては特に限定されず、顔料、染料を使用可能である。顔料としては、無機顔料又は有機顔料を使用することができる。これらは、1種単独で用いても良く、2種以上を併用しても良い。また、混晶を使用しても良い。
<溶剤>
溶剤としては、水や有機溶剤を用いることができる。有機溶剤としては特に制限されず、水と併用する場合は水溶性有機溶剤を用いることができる。水溶性有機溶剤としては、多価アルコール類、多価アルコールアルキルエーテル類や多価アルコールアリールエーテル類などのエーテル類、含窒素複素環化合物、アミド類、アミン類、含硫黄化合物類が挙げられる。
溶剤としては、水や有機溶剤を用いることができる。有機溶剤としては特に制限されず、水と併用する場合は水溶性有機溶剤を用いることができる。水溶性有機溶剤としては、多価アルコール類、多価アルコールアルキルエーテル類や多価アルコールアリールエーテル類などのエーテル類、含窒素複素環化合物、アミド類、アミン類、含硫黄化合物類が挙げられる。
<結晶性樹脂>
結晶性樹脂としては、ポリオレフィンワックスがあげられ、1種類または2種類以上混合して使用することができる。ポリオレフィンワックスは、エチレン、プロピレン、ブチレン等から、それぞれそれら単一モノマーの重合によって作製されるポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、ポリブチレンワックス等の他、それらモノマーから作製される共重合体も含まれる。さらにオレフィン系炭化水素以外の共重合成分や各種官能基を、全モノマー構成成分の総量に対して50質量%未満の少量成分として導入した変性ポリオレフィンワックス含まれる。 結晶性樹脂は、主成分として用いるオレフィン系炭化水素としてエチレン、プロピレン、またはブチレンから選択される一種、または二種以上を用いたものが好ましく、主成分であるオレフィン系炭化水素としてエチレンのみ、プロピレンのみ、またはブチレンのみを用いたものがさらに好ましく、エチレンのみを用いたものがさらにより好ましい。
結晶性樹脂としては、ポリオレフィンワックスがあげられ、1種類または2種類以上混合して使用することができる。ポリオレフィンワックスは、エチレン、プロピレン、ブチレン等から、それぞれそれら単一モノマーの重合によって作製されるポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、ポリブチレンワックス等の他、それらモノマーから作製される共重合体も含まれる。さらにオレフィン系炭化水素以外の共重合成分や各種官能基を、全モノマー構成成分の総量に対して50質量%未満の少量成分として導入した変性ポリオレフィンワックス含まれる。 結晶性樹脂は、主成分として用いるオレフィン系炭化水素としてエチレン、プロピレン、またはブチレンから選択される一種、または二種以上を用いたものが好ましく、主成分であるオレフィン系炭化水素としてエチレンのみ、プロピレンのみ、またはブチレンのみを用いたものがさらに好ましく、エチレンのみを用いたものがさらにより好ましい。
第2インクジェットプリンタ4は、黒色またはカラーのインク(液体)を吐出するヘッドを備え、ヘッドからインクを吐出して用紙の裏面側に付着させて画像を形成する。第2インクジェットプリンタ4は、情報処理装置9から受信した印字データのうち、用紙の裏面側に印字する印字データに基づいて、第1インクジェットプリンタ2から搬送された用紙の裏面側にインクを吐出して、裏面側に画像を形成する。なお、第2インクジェットプリンタ4に使用するインクは、第1インクジェットプリンタ2に使用するインクと同等である。
用紙巻取装置7は、第2インクジェットプリンタ4で印字された用紙をロール状に巻き取る。
続いて、画像形成装置100の構成について説明する。図2は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置100の一例を示す概略側面図である。図2に示す画像形成装置100において、用紙送出装置1、第1インクジェットプリンタ2、表裏反転装置3、第2インクジェットプリンタ4、用紙巻取装置7が、用紙の搬送方向上流側から下流側(矢印Y1方向)に向けて略一直線状に配置されている。
用紙送出装置1は、用紙装着部11と用紙調整部12を備える。用紙装着部11は、長尺状に巻回された連続用紙を装着する軸である。用紙調整部12は、用紙装着部11に装着された用紙の最外周の用紙Pを一定の力で引き出す張力調整部である。用紙送出装置1は、用紙装着部11に装着された用紙を用紙調整部12を通して第1インクジェットプリンタ2に送り出す。用紙Pは、引き出された用紙の一面が表面側であり、他面が裏面側である。
第1インクジェットプリンタ2は、印字部2aと乾燥部2bを備える。印字部2aは用紙の表面側にインクの吐出を行う。乾燥部2bは、用紙Pの表面側に吐出されたインクを乾燥させて用紙への定着を行う。
印字部2aは、ヘッド21とプラテン22を含む。ヘッド21は一色または複数色のインクを個別に収納するタンクと、収納されているインクを用紙の表面側に吐出するインクジェット方式のノズルを含むヘッドである。各ノズルは、受信した印字データに基づいて、収納しているインクを用紙に向けて吐出する。プラテン22は、ヘッド21に対向して設けられており、ノズルがインクを吐出する領域において、ノズルと用紙の距離を一定に保つ役目を果たす。
乾燥部2bは、回転する円柱状の乾燥ドラム23を備える。乾燥ドラム23は、用紙Pが巻きつく外周面部23aを有し、図示しない熱源によって、少なくとも外周面部23aが温められる。そして、外周面部23aの温度は、巻き付けられた用紙Pの裏面側が外周面部23aとともに略一周する間に用紙Pの表面側に付着したインクが乾燥する温度であって、かつインクに含まれる樹脂が溶解する融点温度より低い温度である。また、乾燥ドラム23の回転速度は、用紙Pの搬送速度とほぼ同一速度である。そのため、用紙Pは、外周面部23aと互いに用紙Pの搬送方向にずれることがなく搬送される。
搬送部25は、回転するローラ25aおよびピンチローラ25bを含む。搬送部25は、ローラ25aとピンチローラ25bとで用紙Pを挟持してローラ25aを回転させることで、第1インクジェットプリンタ2内の用紙Pを搬送する。搬送部25は、用紙Pを表裏反転装置3に向けて搬送する。
表裏反転装置3は、用紙Pの表面側と裏面側の位置を反転させる公知の装置である。表裏反転装置3は、入口から搬入された用紙Pの表裏を反転して搬出する。例えば、用紙Pの表面側を上向き(すなわち裏面側が下向き)にして搬入された用紙Pは、表面側を下向き(すなわち裏面側が上向き)に搬出する。
第2インクジェットプリンタ4(印刷装置)は、印字部4aと乾燥部4bと搬送部45を備える。印字部4aは用紙の裏面側にインクの吐出を行う。乾燥部4bは、用紙Pの裏面側に付着したインクを乾燥させて用紙への定着を行う。
印字部4aは、印字ヘッド41とプラテン42を含む。印字ヘッド41は一色または複数色のインクを個別に収納するタンクと、収納されているインクを用紙の裏面側に吐出するインクジェット方式のノズルを含むヘッドである。各ノズルは、受信した印字データに基づいて、収納しているインクを用紙の裏面側に向けて吐出する。プラテン42は、印字ヘッド41に対向して設けられており、ノズルがインクを吐出する領域において、ノズルと用紙の距離を一定に保つ役目を果たす。
乾燥部4b(媒体乾燥装置)は、回転する円柱状の乾燥ドラム43と張力調整部44を備える。乾燥ドラム43は、用紙Pが巻きつく外周面部43aを有し、図5に示すドラム加熱部62によって、少なくとも外周面部43aが温められる。用紙Pの裏面に付着したインクを乾燥させるための乾燥ドラム43の外周面部43aの温度(第1温度(図6を参照))は、巻き付けられた用紙Pが外周面部43aとともに略一周する間に用紙Pの裏面側に付着したインクが乾燥する温度であって、かつインクに含まれる樹脂が溶解する融点温度より低い温度である。また、乾燥ドラム43の回転速度(第1回転速度(図6を参照))は、用紙Pの搬送速度(第1搬送速度(図6を参照))とほぼ同一速度である。そのため、用紙Pは、外周面部43aと互いに前後にずれることがない。
また、第2インクジェットプリンタ4は、ドラム加熱部62によって、乾燥ドラム43の外周面部43aの温度を変更することが可能である。第2インクジェットプリンタ4は、乾燥ドラム43の外周面部43aの温度を、インクに含まれる樹脂が溶解する融点温度より低い第1温度と、インクに含まれる樹脂が溶解する融点温度以上となる高い温度(第2温度)とに変更することが可能である。
張力調整部44は、移動可能なローラで構成される。当該ローラが矢印Y2方向に移動することで、乾燥ドラム43の外周面部43aに巻きつく用紙Pの張力を変化させることができる。ローラを矢印Y21方向(図3を参照)に移動させて用紙Pを外周面部43aに第2張力(図6を参照)で強く巻きつくようにすると、用紙Pと外周面部43aとの間の摩擦力が増加する。ローラを矢印Y22方向(図3を参照)に移動させて用紙Pを外周面部43aに第1張力(図6を参照)で弱く巻きつくようにすると、用紙Pと外周面部43aとの間の摩擦力が減少する。第2インクジェットプリンタ4は、張力調整部44によって、乾燥ドラム43の外周面部43aに巻きつく用紙Pの張力を変化させて、乾燥ドラム43の外周面部43aと外周面部43aに巻きつく用紙Pとの間の摩擦力を変化させることができる。
搬送部45は、回転するローラ45aおよびピンチローラ45bを含む。搬送部45は、ローラ45aとピンチローラ45bとで用紙Pを挟持してローラ45aを回転させることで、第2インクジェットプリンタ4内の用紙Pを搬送する。搬送部45は、用紙Pを用紙巻取装置7に搬送する。
用紙巻取装置7は、第2インクジェットプリンタ4から搬送された用紙Pを巻き取る。用紙巻取装置7は、用紙装着部71と用紙調整部72を備える。用紙装着部71は、第2インクジェットプリンタ4から搬送された用紙Pを巻き取るための軸である。用紙調整部72は、用紙装着部71が用紙Pを一定の力で巻き取ることができるための張力調整部である。
このように、画像形成装置100は、用紙送出装置1から送り出された用紙Pの表面側に第1インクジェットプリンタ2が印字を行う。そして表裏反転装置3が用紙Pの表裏の反転を行う。次に用紙Pの裏面側に第2インクジェットプリンタ4が印字を行う。そして用紙巻取装置7は、第2インクジェットプリンタ4から搬送された用紙Pを巻き取る。
次に、用紙Pの表面側に印刷されたインクが剥がれて乾燥ドラム43の外周面部43aに転写する現象、また外周面部43aに転写していたインクが用紙Pに付着する現象について説明する。図3は、乾燥部4bにおいて、インクの剥がれの一例を示す図である。図3に示すように、乾燥ドラム43は、矢印Y24方向に回転する。そして用紙Pは、矢印Y25方向に搬送される。また、乾燥ドラム43の外周面部43aは、用紙Pの表面側と接している。すなわち、用紙Pは、表面側を内側として外周面部43aに巻きついている。また、図3において、用紙Pの表面側には、ヘッド21から吐出され用紙Pに付着して乾燥したインクL1(以降「表面インクL1」という)が付着している。また、用紙Pの裏面側には、印字ヘッド41から吐出されたインクL2(以降「裏面インクL2」という)が付着している。
ここで、例えば表面インクL1が充分に乾いていない場合等には、用紙Pの表面側に付着している表面インクL1が、接触している外周面部43aに転写してしまう、インク剥がれが起きることがある。図3において、用紙Pから剥がれたインクL3が外周面部43aに転写している。また、用紙Pには、表面インクL1から剥がれたインクL3の跡L4が形成される。インクの跡L4は、周りの表面インクL1とは異なる色、例えば用紙Pの色として形成される。また、用紙Pの表面側には、用紙Pから剥がれて外周面部43aに転写されたインクL3が、汚れL5として再付着する。このような現象が発生すると、用紙Pの表面側に印字された画像が不明瞭となり、印字品質の低下に繋がる。
そのため、実施の形態では、クリーニングシートC(クリーニング媒体)を用いて乾燥ドラム43の外周面部43aのクリーニングを行う。詳細には、クリーニングシートCを用いて、用紙Pから剥がれて外周面部43aに転写されたインクL3のクリーニングを行う。実施の形態では、乾燥ドラム43の外周面部43aのクリーニングを図4のようにして行う。図4は、乾燥ドラム43のクリーニングを行うクリーニングシートを示す図である。図4において、使用し終えて新しい用紙Pに交換する用紙P(用紙P1)の終端部P1Eと、用紙P1と交換する新しい用紙P(第2印字媒体、用紙P2)の先端部P2Sの間に、クリーニングシートCを接続する。用紙P1の終端部P1EとクリーニングシートCの接続は例えばテープ等で貼り合わせて行う。クリーニングシートCと用紙P2の先端部P2Sとの接続も例えばテープ等で貼り合わせて行う。また、クリーニングシートCの用紙Pの搬送方向の長さは、外周面部43aに転写されたインクL3の量に応じて適宜決める。このような状態で搬送部45を駆動して、クリーニングシートCを外周面部43aの位置まで搬送する。
クリーニングシートCは、熱に強くてインクの吸収率が高い素材で形成する。そして、用紙送出装置1において、用紙P1の終端部P1Eと、用紙装着部11に装着された用紙P2の先端部P2Sの間にクリーニングシートCを接続する。そして、搬送部25、搬送部45、および用紙巻取装置7を駆動して、用紙P1、クリーニングシートC、用紙P2を搬送する。すると、クリーニングシートCは搬送されて、乾燥ドラム43の外周面部43aに巻きつく。この状態で搬送部25、搬送部45、および用紙巻取装置7を停止してクリーニングシートCの搬送を停止(すなわち、第2搬送速度が0である)するとともに、乾燥ドラム43を第2回転速度で回転する。
すると、回転している乾燥ドラム43の外周面部43aと停止しているクリーニングシートCとの間に摩擦が生じ、外周面部43aに転写されたインクL3がクリーニングシートCに吸収される。この際、張力調整部44を矢印Y21方向に移動させて第2張力とすると、クリーニングシートCと外周面部43aとの間の摩擦力を増加して、クリーニングシートCに吸収されるインクL3を増加させることができる。なお、クリーニングシートCが乾燥ドラム43の外周面部43aに巻きついた状態において、クリーニングシートCの搬送を停止するのではなく、乾燥ドラム43の第2回転速度と異なる第2搬送速度(乾燥ドラム43の回転速度より速い速度、または遅い速度)で搬送するようにしてもよい。
ここからは、第2インクジェットプリンタ4のハードウェア構成について説明する。図5は、印刷装置である第2インクジェットプリンタ4のハードウェア構成を示すブロック図である。図5に示すように、第2インクジェットプリンタ4は、CPU(Central Processing Unit)51、ROM(Read Only Memory)52、RAM(Random Access Memory)53、メモリ部54等を備えている。CPU51は制御主体となる。ROM52は各種プログラムを記憶する。RAM53はプログラムや各種データを展開する。メモリ部54は各種プログラムを記憶する。CPU51、ROM52、RAM53、メモリ部54は、互いにバス55を介して接続されている。CPU51とROM52とRAM53が、制御部500を構成する。すなわち、制御部500は、CPU51がROM52やメモリ部54に記憶されRAM53に展開された制御プログラムに従って動作することによって、後述する第2インクジェットプリンタ4に係る制御処理を実行する。
RAM53は、印字データ部531とワークエリア532を有する。印字データ部531は、情報処理装置9から受信した印字データを記憶する。当該印字データは、第1インクジェットプリンタ2が印字を行うデータと第2インクジェットプリンタ4が印字を行うデータとを含む。ワークエリア532は、呼び出した種々のデータを一時記憶する。
メモリ部54は、電源を切っても記憶情報が保持されるHDD(Hard Disc Drive)やフラッシュメモリ等の不揮発性メモリで構成される。メモリ部54は、制御プログラム部541と設定データ部542を有する。制御プログラム部541は、第2インクジェットプリンタ4を制御するための制御プログラムを記憶する。設定データ部542については、図6で後述する。
また、第2インクジェットプリンタ4の制御部500は、バス55および入出力部56を介して、操作部57、表示部58、印字ヘッド41、搬送部45、ドラム回転部61、ドラム加熱部62、張力印加部63を備える。
操作部57は、第2インクジェットプリンタ4を操作するキーボードである。操作部57は、搬送キー571と開始キー572とモード変更キー573を含む。搬送キー571は、例えば図4のように接続されたクリーニングシートCが乾燥ドラム43に巻きつく位置まで搬送させるためのキーである。開始キー572は、クリーニングシートCによって乾燥ドラム43の外周面部43aのクリーニングを開始するためのキーである。開始キー572を操作すると、所定時間だけ外周面部43aをクリーニングする。あるいは、開始キー572を操作している間、外周面部43aをクリーニングする。モード変更キー573は、第2インクジェットプリンタ4の動作モードを、用紙Pに印字を行う通常モードから外周面部43aのクリーニングを行うクリーニングモードに切り換えるキーである。モード変更キー573を再度操作すると、クリーニングモードから通常モードに切り換わる。
表示部58は、操作者に対して情報を表示する。例えば、表示部58は、所定時間が経過して、クリーニングが終了したことを示すメッセージを表示する。印字ヘッド41は、用紙Pの裏面側にインクを吐出する。搬送部45は、用紙PおよびクリーニングシートCを搬送する。ドラム回転部61は、乾燥ドラム43を回転させるためのモータである。ドラム加熱部62は、乾燥ドラム43の外周面部43aの温度を、第1温度または第2温度まで上昇させるために加熱するヒータである。張力印加部63は、乾燥ドラム43に巻きついた用紙Pの張力を第1張力または第2張力に調整するために、張力調整部44を矢印Y21方向または矢印Y22方向に移動させるためのモータである。
また、制御部500は、バス55を介して通信部64と接続している。通信部64は、通信回線Lを介して、用紙送出装置1、第1インクジェットプリンタ2、用紙巻取装置7、情報処理装置9と相互に情報の送受信が可能である。また、通信部64は、情報処理装置9から印字データを受信する。
なお、第1インクジェットプリンタ2も第2インクジェットプリンタ4と同等のハードウェア構成を備えている。ただし、第1インクジェットプリンタ2には、開始キー572は備えておらず、また、設定データ部542に記憶されえている情報に相当する情報は記憶されていない。
次に、設定データ部542について説明する。図6は、第2インクジェットプリンタ4の設定データ部542の一例を示すメモリマップである。設定データ部542は、第2インクジェットプリンタ4が吐出したインクを乾燥させる場合に乾燥ドラム43および用紙Pに設定する値と、乾燥ドラム43の外周面部43aをクリーニングする場合に乾燥ドラム43および用紙Pに設定する値を記憶する。設定データ部542は、第1温度部5421、第2温度部5422、第1回転速度部5423、第2回転速度部5424、第1搬送速度部5425、第2搬送速度部5426、第1張力部5427、第2張力部5428を有する。
第1温度部5421は、第2インクジェットプリンタ4が通常モード時の外周面部43aの温度である温度を記憶する。第1温度部5421には、乾燥ドラム43によって用紙Pの裏面に付着したインクを乾燥させるのに必要な温度が記憶される。第1温度部5421には、外周面部43aの温度がインクに含まれる樹脂が溶融する融点より低くなるような第1温度が設定される。第2温度部5422は、第2インクジェットプリンタ4がクリーニングモード時の乾燥ドラム43の温度を記憶する。第2温度部5422には、外周面部43aの温度が、乾燥ドラム43に転写したインクL3に含まれる樹脂が溶融する融点以上となるような第2温度が記憶される。
第1回転速度部5423は、第2インクジェットプリンタ4が通常モード時に乾燥ドラム43を回転する回転速度を記憶する。第1回転速度部5423には、乾燥ドラム43が略1回転する間に用紙Pの付着したインクが充分乾燥するだけの時間を確保できる第1回転速度を記憶する。第2回転速度部5424は、第2インクジェットプリンタ4がクリーニングモード時に乾燥ドラム43を回転する回転速度を記憶する。第2回転速度部5424には、外周面部43aに転写したインクL3がクリーニングシートCによって充分吸収できる第2回転速度が記憶される。第1回転速度部5423に記憶される第1回転速度と第2回転速度部5424に記憶される第2回転速度は、同一であっても異なっていてもよい。
第1搬送速度部5425は、第2インクジェットプリンタ4が通常モード時に乾燥ドラム43上を搬送する用紙Pの搬送速度(第1搬送速度)を記憶する。実施の形態では、第1搬送速度部5425に記憶されている用紙Pの第1搬送速度と、第1回転速度部5423に記憶されている乾燥ドラム43の第1回転速度は、同一値である。そのため、用紙Pは、外周面部43aをすべることなく(すなわち、外周面部43aの搬送速度と用紙Pの搬送速度が同じである)搬送される。第2搬送速度部5426は、第2インクジェットプリンタ4がクリーニングモード時に乾燥ドラム43上を搬送するクリーニングシートCの搬送速度(第2搬送速度)を記憶する。実施の形態では、第2搬送速度部5426に記憶されているクリーニングシートCの第2搬送速度と、第2回転速度部5424に記憶されている乾燥ドラム43の第2回転速度は、異なる値である。そのため、クリーニングシートCは、外周面部43aをすべりながら搬送される。実施の形態では、第2搬送速度部5426に記憶されているクリーニングシートCの第2搬送速度は0である。すなわち、外周面部43aのクリーニング中は、クリーニングシートCは搬送されない。
第1張力部5427は、第2インクジェットプリンタ4が通常モード時に乾燥ドラム43上を搬送する用紙Pの張力を記憶する。第1張力部5427には、乾燥ドラム43によって用紙Pの裏面に付着したインクを乾燥させるために、外周面部43aの温度が用紙Pに伝わり易い第1張力が記憶される。第2張力部5428は、第2インクジェットプリンタ4がクリーニングモード時に乾燥ドラム43上を搬送する用紙Pの張力を記憶する。第2張力部5428には、外周面部43aに転写されたインクL3をクリーニングシートCが吸い取るために必要な第2張力が記憶されており、実施の形態では、第1張力部5427に記憶されている第1張力より強い張力が記憶されている。
ここからは、第2インクジェットプリンタ4の機能構成について説明する。図7は、第2インクジェットプリンタ4の機能構成を示す機能ブロック図である。図7に示すように、第2インクジェットプリンタ4の制御部500は、制御プログラム部541に記憶され、RAM53に展開された制御プログラムに従うことで、印字部501、加熱制御部502、乾燥制御部503、搬送制御部504、張力付与部505、クリーニング部506として機能する。
印字部501(印字手段)は、ノズルを備え、ノズルから長尺状に連続し表面側に乾燥した液体が付着した印字媒体の裏面側に向けて樹脂を含む液体を吐出する機能を有する。
加熱制御部502(加熱手段)は、乾燥ドラム43の外周面部43aを加熱する機能を有する。加熱制御部502は、乾燥ドラム43の外周面部43aを、第1温度または第2温度になるまで加熱する。
乾燥制御部503(乾燥手段)は、長尺状に連続し表面側に樹脂を含むインクが付着した用紙Pの表面側に外周面部43aを接触させ、裏面側に付着したインクを乾燥させる機能を有する。
搬送制御部504(搬送手段)は、用紙PおよびクリーニングシートCを外周面部43aを搬送させる機能を有する。搬送制御部504は、用紙Pを外周面部43aを搬送する第1搬送速度とは異なる第2搬送速度でクリーニングシートCを搬送させる。
張力付与部505(張力付与手段)は、用紙Pに第1張力を印加する機能を有する。張力付与部505は、用紙Pに印加する張力より大きい第2張力をクリーニングシートCに印加する。
クリーニング部506(クリーニング手段)は、加熱手段502によって第2温度に加熱された外周面部43aをクリーニングシートCに接触させて外周面部43aのクリーニングを行う機能を有する。クリーニング部506は、外周面部43aを第2搬送速度で搬送されるクリーニングシートCによって、外周面部43aをクリーニングする。クリーニング部506は、用紙Pよりインクの吸収率が高い素材で形成されるクリーニングシートCを乾燥ドラム43に接触させる。クリーニング部506は、用紙P1と用紙P2の間に接続されたクリーニングシートCを使用して外周面部43aのクリーニングを行う。
ここからは、第2インクジェットプリンタ4の制御処理について説明する。図8は、第2インクジェットプリンタ4における制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。図8に示すように、第2インクジェットプリンタ4の制御部500は、情報処理装置9から印字データを受信したかを判断する(S11)。情報処理装置9から印字データを受信したと判断した場合には(S11のYes)、制御部500は、受信した印字データを印字データ部531に記憶する(S12)。次に印字部501は、印字データ部531に記憶した印字データに基づいて印字ヘッド41を駆動して、用紙Pの裏面側にノズルからインクを吐出して印字を行う(S13)。ノズルから吐出されたインクは用紙Pに付着する。
次に制御部500は、設定データ部542の第1温度部5421から第1温度を呼び出してワークエリア532に設定する(S14)。また、制御部500は、第1回転速度部5423から第1回転速度を呼び出してワークエリア532に設定する(S14)。また、制御部500は、第1搬送速度部5425から第1搬送速度を呼び出してワークエリア532に設定する(S14)。また、制御部500は、第1張力部5427から第1張力を呼び出してワークエリア532に設定する(S14)。
次に加熱制御部502は、ワークエリア532に記憶している第1温度に基づいて、外周面部43aが第1温度になるまで乾燥ドラム43を加熱する(S15)。また、制御部500は、ワークエリア532に記憶している第回転速度に基づいて、乾燥ドラム43を回転させる(S15)。また、搬送制御部504は、ワークエリア532に記憶している第1搬送速度に基づいて搬送部45を駆動して、外周面部43aにおいて用紙Pを第1搬送速度で搬送する(S15)。また、張力付与部505は、ワークエリア532に記憶している第1張力に基づいて張力調整部44を調整して、外周面部43aにおける用紙Pに第1張力を印加する(S15)。そして乾燥制御部503は、用紙Pの裏面に付着したインクを乾燥させる(S16)。そして制御部500は、処理を終了する。
また、S11において、印字データの受信ではないと判断した場合には(S11のNo)、制御部500は、第2インクジェットプリンタ4がクリーニングモードであるかを判断する(S21)。第2インクジェットプリンタ4がクリーニングモードであると判断した場合には(S21のYes)、制御部500は、搬送キー571が操作されたかを判断する(S22)。搬送キー571が操作されたと判断した場合には(S22のYes)、制御部500は、クリーニングシートCを外周面部43aの位置まで搬送させる(S23)。そして制御部500は、S22に戻る。
また、搬送キー571の操作ではないと判断した場合には(S22のNo)、制御部500は、開始キー572が操作されたかを判断する(S24)。開始キー572が操作されたと判断した場合には(S24のYes)、制御部500は、設定データ部542の第2温度部5422から第2温度を呼び出してワークエリア532に設定する(S25)。また、制御部500は、第2回転速度部5424から第2回転速度を呼び出してワークエリア532に設定する(S25)。また、制御部500は、第2搬送速度部5426から第2搬送速度を呼び出してワークエリア532に設定する(S25)。また、制御部500は、第2張力部5428から第2張力を呼び出してワークエリア532に設定する(S25)。
次に加熱部505は、ワークエリア532に記憶している第2温度に基づいて、外周面部43aが第2温度になるまで乾燥ドラム43を加熱する(S26)。また、制御部500は、ワークエリア532に記憶している第2回転速度に基づいて、乾燥ドラム43を回転させる(S26)。また、搬送制御部504は、ワークエリア532に記憶している第2搬送速度に基づいて搬送部45を駆動して、外周面部43aにおいて用紙Pを第2搬送速度で搬送する(S26)。また、張力印加部504は、ワークエリア532に記憶している第2張力に基づいて張力調整部44を調整して、外周面部43aにおいける用紙Pに第2張力を印加する(S26)。
次にクリーニング部506は、外周面部43aに搬送されたクリーニングシートCを用いて外周面部43aのクリーニングを行う(S27)。すなわち、クリーニング部506は、加熱制御部502が樹脂の融点以上の第2温度に加熱した外周面部43aを搬送されたクリーニングシートCに接触させて外周面部43aのクリーニングを行う。この際、クリーニング部506は、搬送制御部504によって第2搬送速度で搬送されるクリーニングシートCによって、外周面部43aをクリーニングする。また、クリーニング部506は、用紙Pよりインクの吸収率が高い素材で形成されるクリーニングシートCを乾燥ドラム43に接触させてクリーニングを行う。また、クリーニング部506は、使用が終了した用紙P1の終端部P1Eと次に使用する用紙P2の先端部P2Sの間に接続されたクリーニングシートCを使用して外周面部43aのクリーニングを行う。そして制御部500は、S21に戻る。なお、開始キー572が操作されていないと判断した場合には(S24のNo)、制御部500は、S21に戻る。
また、第2インクジェットプリンタ4がクリーニングモードではない(すなわち通常モード)と判断した場合には(S21のNo)、制御部500は、処理を終了する。
このように本発明の実施の形態によれば、乾燥ドラム43の外周面部43aを樹脂の融点以上に加熱し、搬送したクリーニングシートCを接触させて外周面部43aをクリーニングするようにした。そのため、乾燥ドラムのクリーニングが容易に行え、メンテナンスに要する時間と手間を低減することができる。
また、実施の形態によれば、クリーニングモードにおいて、乾燥ドラム43の回転速度とクリーニングシートCの搬送速度をずらした。そのため、外周面部43aに転写したインクがクリーニングシートCに付着し易くなる。
また、実施の形態によれば、外周面部43a上を用紙Pを搬送させる第1張力より、外周面部43a上をクリーニングシートCを搬送させる第2張力を大きくした。そのため、外周面部43aに転写したインクがクリーニングシートCに付着し易くなる。
また、実施の形態によれば、クリーニングシートCをインクの吸収率が高い素材で形成した。そのため、外周面部43aに転写したインクがクリーニングシートCに付着し易くなる。
また、実施の形態によれば、用紙Pの交換時に、使用を終了した用紙P1の終端部P1Eと、新たに交換する用紙P2の先端部P2Sの間にクリーニングシートCを接続して、クリーニングシートCを外周面部43aまで搬送してクリーニングを行うようにした。そのため、外周面部43aのクリーニングに要する用紙の量を減らすことができる。
なお、実施の形態では、用紙Pを印字媒体の一例として説明しが、これに限らず、印字媒体は用紙P以外の媒体であってもよい。また、実施の形態では、クリーニングシートCをクリーニング媒体の一例として説明したが、これに限らず、クリーニング媒体はクリーニングシートC以外の媒体であってもよい。
実施の形態の乾燥部4bで実行されるプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。
実施の形態の乾燥部4bで実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、実施の形態の乾燥部4bで実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、実施の形態の乾燥部4bで実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
実施の形態の乾燥部4bで実行されるプログラムは、上述した各部(印字部501、加熱制御部502、乾燥制御部503、搬送制御部504、張力付与部505、クリーニング部506)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMからプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、印字部501、加熱制御部502、乾燥制御部503、搬送制御部504、張力付与部505、クリーニング部506が主記憶装置上に生成されるようになっている。
また、実施の形態では、本発明を、乾燥部4bおよび第2インクジェットプリンタ4に適用して説明したが、これに限るものではなく、本発明を、乾燥部4bおよび第2インクジェットプリンタ4以外に適用してもよい。
1 用紙送出装置
2 第1インクジェットプリンタ
4 第2インクジェットプリンタ
4a 印字部
4b 乾燥部
7 用紙巻取装置
9 情報処理装置
41 印字ヘッド
43 乾燥ドラム
43a 外周面部
44 張力調整部
45 搬送部
51 CPU
52 ROM
53 RAM
54 メモリ部
61 ドラム回転部
62 ドラム加熱部
63 張力印加部
500 制御部
501 印字部
502 加熱部
503 乾燥部
504 搬送部
505 張力付与部
506 クリーニング部
542 設定データ部
571 搬送キー
572 開始キー
C クリーニングシート
L1 表面インク
L2 裏面インク
L3 インク
2 第1インクジェットプリンタ
4 第2インクジェットプリンタ
4a 印字部
4b 乾燥部
7 用紙巻取装置
9 情報処理装置
41 印字ヘッド
43 乾燥ドラム
43a 外周面部
44 張力調整部
45 搬送部
51 CPU
52 ROM
53 RAM
54 メモリ部
61 ドラム回転部
62 ドラム加熱部
63 張力印加部
500 制御部
501 印字部
502 加熱部
503 乾燥部
504 搬送部
505 張力付与部
506 クリーニング部
542 設定データ部
571 搬送キー
572 開始キー
C クリーニングシート
L1 表面インク
L2 裏面インク
L3 インク
Claims (8)
- 回転する円柱状のドラムの周面を加熱する加熱手段と、
長尺状に連続し表面側に樹脂を含む液体が付着した印字媒体の表面側に前記周面を接触させ、裏面側に付着した前記液体を乾燥させる乾燥手段と、
前記加熱手段によって前記樹脂の融点以上に加熱された前記周面をクリーニング媒体に接触させて前記周面のクリーニングを行うクリーニング手段と、
を備えた媒体乾燥装置。 - 前記印字媒体および前記クリーニング媒体を、前記周面を搬送させる搬送手段を更に備え、
前記搬送手段は、前記ドラムの回転速度とは異なる搬送速度で前記クリーニング媒体を前記周面を搬送させ、
前記クリーニング手段は、前記搬送速度で搬送される前記クリーニング媒体によって前記周面をクリーニングする、
請求項1に記載の媒体乾燥装置。 - 前記印字媒体に所定の張力を印加する張力付与手段を更に備え、
前記張力付与手段は、前記印字媒体に印加する張力より大きい張力を前記クリーニング媒体に印加する、
請求項1または2に記載の媒体乾燥装置。 - 前記クリーニング手段は、前記印字媒体より前記液体の吸収率が高い素材で形成される前記クリーニング媒体を前記周面に接触させる、
請求項1乃至3のいずれか一に記載の媒体乾燥装置。 - 前記搬送手段は、前記印字媒体と前記印字媒体と交換する第2印字媒体の間に前記クリーニング媒体を接続して搬送し、
前記クリーニング手段は、前記印字媒体と前記第2印字媒体の間に接続された前記クリーニング媒体を使用して前記周面のクリーニングを行う、
請求項2に記載の媒体乾燥装置。 - ノズルを備え、前記ノズルから長尺状に連続し表面側に樹脂を含む液体が付着した印字媒体の裏面側に向けて液体を吐出する印字手段と、
回転する円柱状のドラムの周面を加熱する加熱手段と、
前記印字媒体の表面側に前記周面を接触させ、裏面側に付着した前記液体を乾燥させる乾燥手段と、
前記加熱手段によって前記樹脂の融点以上に加熱された前記周面をクリーニング媒体に接触させて前記周面のクリーニングを行うクリーニング手段と、
を備えた印刷装置。 - 樹脂を含む液体が付着した印字媒体を、回転する円柱状のドラムの周面に接触させて前記液体を乾燥させる媒体乾燥装置における前記ドラムのクリーニング方法であって、
前記ドラムの周面を前記樹脂の融点以上に加熱する第1工程と、
前記融点以上に加熱した前記周面にクリーニング媒体を接触させて前記周面のクリーニングを行う第2工程と、
を含むドラムのクリーニング方法。 - 媒体乾燥装置としてのコンピュータを、
回転する円柱状のドラムの周面を加熱する加熱手段と、
長尺状に連続し表面側に樹脂を含む液体が付着した印字媒体の表面側に前記周面を接触させ、裏面側に付着した前記液体を乾燥させる乾燥手段と、
前記加熱手段によって前記樹脂の融点以上に加熱された前記周面をクリーニング媒体に接触させて前記周面のクリーニングを行うクリーニング手段と、
して機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018224578A JP2020082650A (ja) | 2018-11-30 | 2018-11-30 | 媒体乾燥装置、印刷装置、ドラムのクリーニング方法およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018224578A JP2020082650A (ja) | 2018-11-30 | 2018-11-30 | 媒体乾燥装置、印刷装置、ドラムのクリーニング方法およびプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020082650A true JP2020082650A (ja) | 2020-06-04 |
Family
ID=70905695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018224578A Pending JP2020082650A (ja) | 2018-11-30 | 2018-11-30 | 媒体乾燥装置、印刷装置、ドラムのクリーニング方法およびプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020082650A (ja) |
-
2018
- 2018-11-30 JP JP2018224578A patent/JP2020082650A/ja active Pending
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