JP2020082649A - 記録装置 - Google Patents

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隆宏 奥田
Takahiro Okuda
隆宏 奥田
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Abstract

【課題】大容量化されたヘッドの交換作業に要する時間を短くしてヘッドの交換作業を容易に行うと共に、液滴の無駄をなくすること。【解決手段】記録装置10は、インクが供給されると共にインクを吐出する交換可能な記録ヘッド22と、記録ヘッド22のインクの吐出回数に基づいて記録ヘッド22の寿命が近付いていることを検出した際に、記録ヘッド22へのインクの供給を停止すると共に、記録ヘッド22からロール紙Pに所定量の液滴を吐出させた後に記録ヘッド22の交換を指示するCPU100と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、記録媒体に対してインクを吐出して記録を行う記録装置に関する。
従来、プリンタ、ファクシミリ、複写装置又はこれらの複合機等の画像形成装置としては、インク滴等の記録液の液滴を吐出する記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式のインクジェット記録装置等が知られている。液体吐出記録方式の画像形成装置は、搬送する用紙等の記録媒体に対して記録ヘッドから記録液を吐出して画像形成を行なう。液体吐出記録方式の画像形成装置には、記録ヘッドが主走査方向に移動しながら液滴を吐出して画像を形成するシリアル型画像形成装置と、記録ヘッドを固定して、移動する記録媒体に液滴を吐出して画像を形成するライン型ヘッドを用いるライン型画像形成装置と、がある。
ライン型ヘッドは、シリアル型用の短尺のヘッドに比べて1ヘッド当たりのノズル数が多いため、吐出される液滴が曲がる噴射曲がり、又は液滴を吐出できなくなる吐出不能等の吐出不良が発生し易くなる。これに対して、従来のライン型画像形成装置は、ノズルの性能を維持回復する回復機構を備えているが、回復機構の回復動作によっても吐出不良を無くすことが困難であるため、ヘッドを容易に交換できる構成とすることが好ましい。
また、多数のノズルを有するライン型ヘッドは、シリアル型画像形成装置で使用される短尺の記録ヘッドに比べて、大量のインクを保持させておくことができ、そのインクの量も増加する傾向にある。このため、ライン型ヘッドの交換を行う場合に、ヘッド内のインクがノズルから漏れ出して装置内を汚すことになるという課題を有する。従って、従来のライン型画像形成装置では、ヘッド交換時のインク漏れを防止するために、ヘッド交換時にヘッドの内部のインクを抜く作業が必要となる。
特許文献1は、ヘッドの交換時に、ヘッド内を大気に連通させた状態でノズルからインクを吐出させてヘッド内のインクを排除することにより、ヘッド内に液体がほとんど残存しない状態にするライン型画像形成装置を開示している。これにより、ヘッドの交換を行う場合に、ヘッド内のインクがノズルから漏れ出して装置内を汚すことがないようにすることができる。
特開2008−221623号公報
しかしながら、特許文献1においては、ヘッド内のインク量の大容量化により、ヘッドの交換作業時にヘッドのノズルからインクを吐出させるのに時間を要するという課題を有する。
本発明の目的は、大容量化されたヘッドの交換作業に要する時間を短くしてヘッドの交換作業を容易に行うことができると共に、記録液の無駄をなくすことができる記録装置を提供することである。
本発明の記録装置は、液滴が供給されると共に液滴を吐出する交換可能な液滴吐出手段と、前記液滴吐出手段の液滴の吐出回数に基づいて前記液滴吐出手段の寿命が近付いていることを検出した際に、前記液滴吐出手段への液滴の供給を停止すると共に、前記液滴吐出手段から記録媒体に所定量の液滴を吐出させた後に前記液滴吐出手段の交換を指示する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、大容量化されたヘッドの交換作業に要する時間を短くしてヘッドの交換作業を容易に行うことができると共に、記録液の無駄をなくすことができる。
本発明の実施の形態に係る記録装置の模式図である。 本発明の実施の形態に係る記録装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る記録装置のインク供給機構の模式図である。 本発明の実施の形態に係る記録ヘッド交換前処理を示すフロー図である。 本発明の実施の形態に係る記録装置の記録ヘッドのインクが下限値に達した際のインク供給機構の模式図である。 本発明の実施の形態に係る記録装置の記録ヘッドのインクの所定量の吐出を終了した際のインク供給機構の模式図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
<記録装置の構成>
本発明の実施の形態に係る記録装置10の構成について、図1及び図2を参照しながら、詳細に説明する。記録装置10は、ホストPC12に接続され、ここではプリンタを例示する。ホストPC12は、ここではパーソナルコンピュータを例示する。
記録装置10は、記録ヘッド22と、供給ユニット24と、搬送機構26と、回復ユニット40と、キャッピング機構50と、を有している。また、記録装置10は、CPU100と、インターフェイス102と、プログラムROM104と、イメージメモリ106と、ワークRAM108と、ドットカウンタ110と、記録ヘッド制御回路112と、出力ポート114と、を有している。更に、記録装置10は、モータ駆動部116と、ヘッドアップダウンモータ118と、キャッピングモータ122と、ポンプモータ124と、弁駆動部126と、残量検出センサ314と、を有している。
液滴吐出手段としての記録ヘッド22は、記録ヘッド22K、記録ヘッド22C、記録ヘッド22M及び記録ヘッド22Yを備えている。記録ヘッド22Kは、ブラックのインクを吐出する。記録ヘッド22Cは、シアンのインクを吐出する。記録ヘッド22Mは、マゼンタのインクを吐出する。記録ヘッド22Yは、イエローのインクを吐出する。記録ヘッド22K、22C、22M、22Yは、寿命に達した際に交換可能になっている。
記録ヘッド22K、22C、22M、22Yは、所謂ラインヘッドであり、ロール紙Pの搬送方向Aに直交する幅方向に沿ってインクの吐出口であるノズルが配列されている。記録ヘッド22K、22C、22M、22Yの各々の幅方向の長さは、記録装置10で記録できるロール紙Pのうちの最大の幅よりも少し長い。記録ヘッド22K、22C、22M、22Yは、搬送方向Aに沿って並んで配置されており、ヘッドアップダウンモータ118が駆動することにより記録位置と待機位置との間をB方向に移動すると共に、画像形成中は固定されて動かない。
記録ヘッド22K、22C、22M、22Yの各々は、記録装置10に備えられるインクタンク28K、28C、28M、28Yからインクを各々供給される。記録ヘッド22Kは、記録ヘッド制御回路112から転送される記録データに基づいてブラックインクを選択的に吐出する。同様に、記録ヘッド22C、22M、22Yは、記録ヘッド制御回路112から転送される記録データに基づいてこの順に各色のインクを吐出する。
供給ユニット24は、記録媒体であるロ−ル紙Pを搬送機構26に供給する。
搬送機構26は、供給ユニット24から供給されるロール紙Pを搬送方向Aに向けて搬送する。搬送機構26は、ロ−ル紙Pを載置して搬送する搬送ベルト26aと、搬送モータ26bと、搬送ベルト26aに張力を与えるローラ26cと、を備えている。
搬送モータ26bは、モータ駆動部116の制御で駆動して、搬送ベルト26aを回動させる。
回復ユニット40は、回復動作のときに記録ヘッド22K、22C、22M、22Yのインク吐出口形成面22Ks、22Cs、22Ms、22Ysからインクを除去するキャッピング機構50を備えている。回復ユニット40は、記録ヘッド22K、22C、22M、22Yからのインクの吐出状態を初期の吐出状態に回復することにより、記録ヘッド22K、22C、22M、22Yから安定してインクを吐出できるようにする。
キャッピング機構50は、記録ヘッド22K、22C、22M、22Yの各々に独立して設けられており、後述のキャップ308と、各々図示しないブレード、インク除去部材及びブレード保持部材等と、から構成されている。
制御手段としてのCPU100は、記録データの受信、記録動作及びロール紙Pのハンドリング等の記録装置10の全般の制御を行う演算処理装置である。CPU100は、イメージメモリ106又はワークRAM108を用いながら、プログラムROM104に記憶されている処理プログラムに基づいて動作する。CPU100は、ドットカウンタ110から入力されるカウント値及び残量検出センサ314から入力される検出結果に基づいて、後述の記録ヘッド交換前処理を実行する。
CPU100は、インターフェイス102から入力されるコマンドを解析した後に、インターフェイス102から入力される記録データのイメージデータをイメージメモリ106にビットマップ展開して描画する。
CPU100は、キャッピングモータ122又はヘッドアップダウンモータ118を駆動させるための制御信号を出力ポート114に出力する。CPU100は、ロール紙Pを供給ユニット24から繰り出すための図示しないロールモータ、又は搬送モータ26bを駆動するための制御信号を出力ポート114に出力する。CPU100は、記録ヘッド22のクリーニング動作時や回復動作時において、ポンプモータ124を駆動するための制御信号を出力ポート114に出力する。CPU100は、弁駆動部126の駆動を制御する。
CPU100は、図示しない先端検出センサからのロール紙Pの搬送方向Aの先端の検出結果に基づいて、一定速度で搬送されるロ−ル紙Pにインクを吐出し始めるタイミング(記録タイミング)を決定する。CPU100は、搬送機構26により搬送されるロ−ル紙Pの記録開始位置が記録ヘッド22の直下に到達した際に、イメージメモリ106から記録データを読み出し、読み出した記録データを記録ヘッド制御回路112に転送する。これにより、CPU100は、ロール紙Pに対してインクを選択的に吐出させて記録を行う。
インターフェイス102は、ホストPC12に接続して、ホストPC12から送信される記録データやコマンドを受信してCPU100に出力する。
プログラムROM104には、処理プログラム及びテーブル等が記憶されている。
イメージメモリ106には、CPU100により記録データの各色成分のイメージデータがビットマップ展開される。
ワークRAM108は、CPU100の作業用のメモリである。
ドットカウンタ110は、記録ヘッド22から吐出されるインクの吐出回数をカウントし、そのカウント値をCPU100に出力する。ドットカウンタ110でカウントされるカウント値は、記録装置10の電源をオフにしても消去されずに保持され、記録ヘッド22が交換された際にリセットされる。
記録ヘッド制御回路112は、CPU100から転送される記録データのうちの記録ヘッド22K、22C、22M、22Yに対応する色の記録データを、記録ヘッド22K、22C、22M、22Yに各々転送する。
出力ポート114は、CPU100から入力される制御信号をモータ駆動部116に出力する。
モータ駆動部116は、出力ポート114から入力される制御信号に基づいて、搬送モータ26b、ヘッドアップダウンモータ118、キャッピングモータ122又はポンプモータ124の駆動を制御する。
ヘッドアップダウンモータ118は、モータ駆動部116の制御で駆動して、ロール紙Pに画像を形成する記録位置と記録位置から退避する待機位置との間で記録ヘッド22を移動させる。
キャッピングモータ122は、モータ駆動部116の制御で駆動して、キャッピング機構50を動作させる。
ポンプモータ124は、モータ駆動部116の制御で駆動して、後述のポンプ309を動作させる。
弁駆動部126は、CPU100の制御により駆動して、後述のインク供給機構300の弁を開閉させる。
残量検出手段としての残量検出センサ314は、記録ヘッド22に設けられている。残量検出センサ314は、記録ヘッド22内のインクの液面を管理しており、記録ヘッド22の液室S内に貯留されているインクの液面を検出し、その検出結果をCPU100に出力する。残量検出センサ314からCPU100に入力される検出結果は、記録ヘッド22の液室S内に貯留されているインクの残量を示している。
<インク供給機構の構成>
本発明の実施の形態に係るインク供給機構300の構成について、図3を参照しながら、詳細に説明する。
なお、図3において、記録ヘッド22は記録ヘッド22K、22C、22M、22Yの各々を示しており、インクタンク28はインクタンク28K、28C、28M、28Yの各々を示している。
インク供給機構300は、インクタンク28と、ドットカウンタ110と、リフィル弁301と、弁302と、弁303と、供給弁304と、バッファ弁305と、バッファ室306と、を有している。インク供給機構300は、圧力センサ307と、キャップ308と、ポンプ309と、廃液タンク310と、インク供給流路311と、流路312と、流路313と、バッファタンク315と、流路316と、流路317と、流路318と、を有している。供給弁304とバッファ弁305とは、圧力調整手段を構成している。
インクタンク28は、インクを貯留しており、貯留しているインクをインク供給流路311、バッファタンク315及び流路317を介して記録ヘッド22に供給する。インクタンク28は、上部に大気開放部29を備えており、記録ヘッド22からインクタンク28に向かうインクの流れが発生した場合であっても抵抗なく記録ヘッド22にインクが流れる構成になっている。
リフィル弁301は、インク供給流路311に設けられ、弁駆動部126が駆動することによりインク供給流路311を開閉する。
弁302は、流路313に設けられ、弁駆動部126が駆動することにより流路313を開閉する。
弁303は、流路316に設けられ、弁駆動部126が駆動することにより流路316を開閉する。
供給弁304は、流路312に設けられ、弁駆動部126が駆動することにより流路312を開閉する。
バッファ弁305は、弁駆動部126が駆動することにより開閉してバッファ室306の内圧を調整する。
バッファ室306は、負圧を貯留する。
圧力検出手段としての圧力センサ307は、バッファ室306に備えられ、記録ヘッド22のインクを貯留させる液室S内の圧力を検出する。
キャップ308は、前述のキャッピング機構50に設けられている。キャップ308は、キャッピングモータ122が駆動することにより、待機位置に移動した記録ヘッド22K、22C、22M、22Yのインク吐出口形成面22Ks、22Cs、22Ms、22Ysを覆う。キャップ308は、キャッピングモータ122が駆動することにより、記録位置に移動した記録ヘッド22K、22C、22M、22Yのインク吐出口形成面22Ks、22Cs、22Ms、22Ysを外部に露出させる。
ポンプ309は、流路318に設けられている流路318を閉塞可能なチューブポンプであり、ポンプモータ124が駆動することにより動作して、記録ヘッド22内のインクの加圧又は吸引を行うために圧力を発生させる。なお、ポンプ309は、チューブポンプに限らず、チューブポンプ以外の圧力を自在に発生することが可能なポンプにすることができる。
廃液タンク310は、記録ヘッド22内に残ったインクを貯留して回収する。
インク供給流路311は、インクタンク28とバッファタンク315との間に設けられ、リフィル弁301が開状態の際にインクタンク28とバッファタンク315とを連通する。
流路312は、バッファ室306と記録ヘッド22との間に設けられ、供給弁304が開状態の際にバッファ室306と記録ヘッド22とを連通する。
流路313は、バッファ室306とキャップ308との間に設けられ、弁302が開状態の際にバッファ室306とキャップ308とを連通する。
バッファタンク315は、インクタンク28からインク供給流路311を介して供給されるインクを貯留し、貯留しているインクを流路317を介して記録ヘッド22に供給する。
流路316は、バッファ室306とバッファタンク315との間に設けられ、弁303が開状態の際にバッファ室306とバッファタンク315とを連通する。
流路317は、記録ヘッド22とバッファタンク315との間に設けられ、記録ヘッド22とバッファタンク315とを連通している。
流路318は、バッファ室306と廃液タンク310との間に設けられ、バッファ室306と廃液タンク310とをポンプ309を介して連通している。
<回復動作>
本発明の実施の形態に係る回復動作について、図3を参照しながら、詳細に説明する。
CPU100は、加圧回復を行う場合に、まずリフィル弁301を閉状態及び供給弁304を開状態にする。そして、CPU100は、ポンプモータ124を駆動させてポンプ309を加圧駆動させ、ポンプ309で発生させた圧力をバッファ室306及び流路312を介して記録ヘッド22の液室Sの上部の空気層に伝播させて記録ヘッド22内に正圧を加える。
また、CPU100は、吸引回復を行う場合に、まず弁302、弁303、供給弁304及びバッファ弁305を閉状態にして、ポンプモータ124を駆動させてポンプ309を減圧駆動させ、バッファ室306に規定の負圧を貯留する。そして、CPU100は、弁302を開状態とすることにより、流路313及びキャップ308を介して記録ヘッド22に負圧を加える。
<記録ヘッド交換前処理>
本発明の実施の形態に係る記録ヘッド交換前処理について、図4から図6を参照しながら、詳細に説明する。
図4に示す記録ヘッド交換前処理は、記録装置10がロール紙Pに画像を記録する記録処理を開始したタイミングで開始され、記録処理を実行中に所定の制御周期毎に実行される。
まず、CPU100は、ドットカウンタ110から入力されたカウント値が所定値以上となって記録ヘッド22の寿命が近づいているか否かを判定する(S1)。
CPU100は、記録ヘッド22の寿命が近づいている場合に(S1:Yes)、リフィル弁301を閉じて、インクタンク28から記録ヘッド22へのインクの供給を停止させる(S2)。
次に、CPU301は、残量検出センサ314から入力される検出結果に基づいて、記録ヘッド22の液室S内のインクの液面が残量検出センサ314の下限値になったか否かを判定する(S3)。この下限値は、残量検出センサ314により検出可能な下限値である。
CPU100は、記録ヘッド22の液室S内のインクの液面が下限値より上である場合に(S3:No)、ステップS3の処理を繰り返す。一方、CPU100は、図5に示すように記録ヘッド22の液室S内のインクの液面が下限値以下になった場合に(S3:Yes)、記録ヘッド22の寿命が近付いていることを検出したときからのロール紙Pへの記録に必要なインク滴量が記録ヘッド22の液室S内のインクの残量以上にならない所定量のインク量を算出する(S4)。
具体的には、CPU100は、プログラムROM104に予め記憶されている記録ヘッド22の液室S内のインクの液面が下限値以下になった場合の液室S内の残りのインク量を、プログラムROM104から読み出す。CPU100は、読み出した記録ヘッド22の液室S内の残りのインク量と、ステップS1で記録ヘッド22の寿命が近付いていることを検出したときからの記録に必要なインク滴の発数と、を比較する。CPU100は、その比較結果に基づいて、記録媒体に画像を記録するのに必要な所定量のインク量(液滴量)を算出する。
CPU100は、記録を停止したときに記録ヘッド22の液室S内のインクがある程度残っているように所定量のインク量を算出する。これにより、ロール紙Pへの記録中におけるインク切れを防ぐことができる。また、CPU100は、所定量のインク量を算出する際に、区切りの良い記録位置まで記録媒体に画像を記録するのに必要な所定量のインク量を算出することが好ましい。ここで、区切りの良い記録位置は、ページ毎の記録を終了する位置等である。これにより、記録ヘッド22の交換を終了した後の記録動作を再開する際に、容易に記録動作を再開させることができる。
また、CPU100は、弁駆動部126の駆動を制御して弁302、弁303、供給弁304及びバッファ弁305を閉じた状態にし、記録ヘッド22に対してステップS4で算出したインク量のインクの吐出を開始させる。
更に、CPU100は、ステップS4で算出したインク量のインクを記録ヘッド22から吐出させる過程において、圧力センサ307で記録ヘッド22の液室S内の圧力を監視する。そして、CPU100は、記録ヘッド22の液室S内が極度に負圧になっている場合に、弁駆動部126の駆動を制御して供給弁304及びバッファ弁305を開閉させて記録ヘッド22の液室S内の圧力を大気圧に等しくなるように調整する。このように、CPU100は、記録ヘッド22の液室S内が極度に負圧になってインクの吐出の弊害にならないように、必要に応じて供給弁304及びバッファ弁305を開閉させて記録ヘッド22内の圧力を調整する。
次に、CPU100は、記録処理を継続して、記録ヘッド22から算出したインク量のインクを吐出したか否かを判定する(S5)。
CPU100は、記録ヘッド22から算出したインク量のインクを吐出していない場合に(S5:No)、ステップS5の処理を繰り返す。
一方、CPU100は、図6に示すように、算出したインク量のインクを記録ヘッド22から吐出した場合に(S5:Yes)、記録処理を終了する(S6)。
次に、CPU100は、弁駆動部126の駆動を制御して供給弁304及びバッファ弁305を開いて記録ヘッド22内を大気に連通した状態にする。
次に、CPU100は、記録ヘッド22に残ったインクを吐出させて排出させて、記録ヘッド22内のインクを空にすると共に(S7)、記録ヘッド22の交換を指示する。これにより、これまでキャップ吸引では抜くことができなかったノズルのインクを確実に排出することが可能となる。
一方、CPU100は、ドットカウンタ110から入力されたカウント値が所定値未満で記録ヘッド22の寿命が近づいていない場合に(S1:No)、記録ヘッド交換前処理を終了する。また、CPU100は、記録ヘッド22の液室S内のインクの液面が下限値ではない場合に(S2:No)、記録ヘッド交換前処理を終了する。なお、CPU100は、次の記録ヘッド交換前処理を開始する前に、ホストPC12から受信した記録データの記録を終了した際には記録処理を終了する。
このように、ドットカウンタ110によって記録ヘッド22の寿命を把握して記録ヘッド22が寿命に達する前に、リフィル弁301を閉じて記録ヘッド22の液室S内へのインクの供給を停止し、記録に要するインクを記録ヘッド22の液室S内のインクで賄う。これにより、記録ヘッド22が寿命になったときの廃インク量を抑制することができる。
また、寿命に達した記録ヘッド22の交換時において、記録ヘッド22の液室S内のインク量は少量であるため、記録ヘッド22の液室S内のインクをキャップ308内に廃棄する際に、速やかに処理を終わらせることができる。また、この際に、記録ヘッド22のインク吐出口形成面をキャップ308で覆うことにより、インク垂れを防止することができる。
更に、記録ヘッド22のインクの残量が残量検出センサ314により検出可能な下限値に達した検出結果を得た後に所定量のインク量を吐出させるため、残量検出センサ314で検出できない残量までインクを吐出して記録処理を行うことができる。
本実施の形態では、記録ヘッド22のインクの吐出回数に基づいて記録ヘッド22の寿命が近付いていることを検出した際に、記録ヘッド22へのインクの供給を停止し、記録ヘッド22からロール紙Pに所定量のインクを吐出させた後に記録ヘッド22の交換を指示する。これにより、大容量化されたヘッドの交換作業に要する時間を短くしてヘッドの交換作業を容易に行うことができると共に、インクの無駄をなくすることができる。
また、本実施の形態によれば、残量検出センサ314による検出結果に基づいて所定量のインクを吐出させることにより、記録ヘッド22の寿命が近付いていることを検出した際に、正確な量のインクを吐出させることができる。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であることは言うまでもない。
具体的には、上記実施の形態において、記録ヘッド22のインクの残量が残量検出センサ314の下限値以外の値に達した際に、残量検出センサ314の検出結果に基づいて所定量のインク量を求めてもよい。
また、上記実施の形態において、記録ヘッド22の寿命が近付いていると判定した場合に、残量検出センサ314の検出結果に関わらず所定量のインク量を吐出するようにしてもよい。この場合には、記録ヘッド22のインクの残量を十分に少なくすることができる所定量のインク量をROM等のメモリに予め記憶しておくことができる。
10 記録装置
22 記録ヘッド
26 搬送機構
28 インクタンク
29 大気開放部
40 回復ユニット
50 キャッピング機構
100 CPU
110 ドットカウンタ
112 記録ヘッド制御回路
116 モータ駆動部
124 ポンプモータ
126 弁駆動部
300 インク供給機構
301 リフィル弁
302 弁
303 弁
304 供給弁
305 バッファ弁
306 バッファ室
307 圧力センサ
308 キャップ
309 ポンプ
310 廃液タンク
311 インク供給流路
312 流路
312 流路
313 流路
314 残量検出センサ
315 バッファタンク
316 流路
317 流路
318 流路

Claims (7)

  1. 液滴が供給されると共に液滴を吐出する交換可能な液滴吐出手段と、
    前記液滴吐出手段の液滴の吐出回数に基づいて前記液滴吐出手段の寿命が近付いていることを検出した際に、前記液滴吐出手段への液滴の供給を停止すると共に、前記液滴吐出手段から記録媒体に所定量の液滴を吐出させた後に前記液滴吐出手段の交換を指示する制御手段と、
    を有することを特徴とする記録装置。
  2. 前記液滴吐出手段における液滴の残量を検出する残量検出手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記残量検出手段による検出結果に基づいて前記所定量の液滴を吐出させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記液滴吐出手段の寿命が近付いていることを検出したときからの記録媒体への記録に必要な液滴量が前記検出結果より求まる前記残量以上にならない前記所定量の液滴を吐出させる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記残量が前記残量検出手段により検出可能な下限値に達した前記検出結果を得た後に前記所定量の液滴を吐出させる、
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の記録装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記所定量の液滴を吐出させて区切りの良い記録位置まで記録媒体に画像を記録する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の記録装置。
  6. 前記液滴吐出手段の液滴を貯留させる液室S内の圧力を検出する圧力検出手段と、
    前記液滴吐出手段から前記所定量の液滴を吐出させる過程において前記圧力検出手段により検出する前記液室S内の圧力が負圧となった場合に、前記液室S内の圧力を大気圧に等しくなるように調整する圧力調整手段と、
    を有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の記録装置。
  7. 前記制御手段は、
    前記液滴吐出手段に前記所定量の液滴を吐出させた後に前記液滴吐出手段に残っている液滴を排出させる、
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の記録装置。
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