JP2020082501A - タイルカーペットの粉砕分級システムおよびその方法 - Google Patents

タイルカーペットの粉砕分級システムおよびその方法 Download PDF

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Abstract

【課題】効率的にタイルカーペットの再資源化を行うこと。【解決手段】表面を被覆する繊維部と、裏面において前記繊維部を支持する樹脂製の板状部と、を含むタイルカーペットを、第1サイズのタイルカーペット片に粉砕する粗粉砕機と、前記粗粉砕機で粉砕された前記第1サイズのタイルカーペット片を、前記第1サイズよりも小さい第2サイズの粉体に粉砕する微粉砕機と、前記第2サイズの粉体を網状部材に載せて吸引しながら振動を加え、前記繊維部由来の粉体と前記板状部由来の粉体とに分離し、前記繊維部由来の粉体を吸引する第1分級機と、を備えたタイルカーペットの粉砕分級システム。【選択図】 図1

Description

本発明は、タイルカーペットの粉砕分級システムおよびその方法に関する。
上記技術分野において、特許文献1には、廃床材の切削粉砕装置が開示されている。
特開2003−88772号公報
しかしながら、上記文献に記載の技術では、切削によって廃床材の上部(主に繊維)と下部(主に樹脂)とを分離していた。そのため、廃床材から、繊維部分および樹脂部分を高効率に分離することができていなかった。
本発明の目的は、上述の課題を解決する技術を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るタイルカーペットの粉砕分級システムは、
表面を被覆する繊維部と、裏面において前記繊維部を支持する樹脂製の板状部と、を含むタイルカーペットを、第1サイズのタイルカーペット片に粉砕する粗粉砕機と、
前記粗粉砕機で粉砕された前記第1サイズのタイルカーペット片を、前記第1サイズよりも小さい第2サイズの粉体に粉砕する微粉砕機と、
前記第2サイズの粉体を網状部材に載せて吸引しながら振動を加え、前記繊維部由来の粉体と前記板状部由来の粉体とに分離し、前記繊維部由来の粉体を吸引する第1分級機と、
を備える。
上記目的を達成するため、本発明に係るタイルカーペットの粉砕分級方法は、
表面を被覆する繊維部と、裏面において前記繊維部を支持する樹脂製の板状部と、を含むタイルカーペットを、第1サイズのタイルカーペット片に粉砕する粗粉砕ステップと、 前記粗粉砕ステップで粉砕された前記第1サイズのタイルカーペット片を、前記第1サイズよりも小さい第2サイズの粉体に粉砕する微粉砕ステップと、
前記第2サイズの粉体を網状部材に載せて吸引しながら振動を加え、前記繊維部由来の粉体と前記製板状部由来の粉体とに分離し、前記繊維部由来の粉体を吸引する分級ステップと、
を含む。
本発明によれば、効率的にタイルカーペットの再資源化を行うことができる。
本発明の第1実施形態に係るタイルカーペットの粉砕分級システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るタイルカーペットの粉砕分級システムの概略構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るタイルカーペットの粉砕分級システムの詳細構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るタイルカーペットの粉砕分級システムの機械的構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るタイルカーペットの粉砕分級システムの機械的構成を示す図である。 本発明の第3実施形態に係るタイルカーペットの粉砕分級システムの詳細構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係るタイルカーペットの粉砕分級システムにおけるタイルカーペット属性と分級パラメータの一例を示す図である。
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態について例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の技術範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態としてのタイルカーペットの粉砕分級システム100について、図1を用いて説明する。タイルカーペットの粉砕分級システム100は、タイルカーペットを粉砕分級して再利用可能とするためのシステムである。
図1に示すように、タイルカーペットの粉砕分級システム100は、粗粉砕機101と、微粉砕機102と、分級機103とを含む。
粗粉砕機101は、表面を被覆する繊維部151と、裏面において繊維部151を支持する樹脂製の板状部152と、を含むタイルカーペット150を、第1サイズのタイルカーペット片111に粉砕する。
微粉砕機102は、粗粉砕機101で粉砕された第1サイズのタイルカーペット片111を、第1サイズよりも小さい第2サイズの粉体121に粉砕する。
分級機103は、第2サイズの粉体121を網状部材131に載せて吸引しながら振動を加え、繊維部由来の粉体132と板状部由来の粉体133とに分離する。分級機103は、繊維部由来の粉体132を吸引する。
以上の構成によれば、効率的にタイルカーペットの再資源化を行うことができる。
[第2実施形態]
次に本発明の第2実施形態に係るタイルカーペットの粉砕分級システム200について、図2を用いて説明する。図2は、本実施形態に係るタイルカーペットの粉砕分級システム200の概略構成を説明するための図である。
図2に示すように、タイルカーペットの粉砕分級システム200は、概して粗粉砕機201と、微粉砕機202、203と、分級機204〜207とを含む。
粗粉砕機201は、表面を被覆する繊維部251と、裏面において繊維部251を支持する樹脂製の板状部252と、を含むタイルカーペット250を、第1サイズ(例えば、最大径20〜25mm)のタイルカーペット片211に粉砕する。
タイルカーペット片211は、2つに分けられ、2台の微粉砕機202、203に搬送される。
微粉砕機202、203は、粗粉砕機201で粉砕されたタイルカーペット片211を、第1サイズよりも小さい第2サイズ(例えば、最大径1.5mm〜2.5mm)の粉体221に粉砕する。
分級機204〜207は、粉体221を網状部材241、251、261、271に載せて振動を加え、繊維部由来の粉体242と板状部由来の粉体243とに分離する。分級機204〜207は、繊維部由来の粉体242を吸引する。吸引された粉体242は、計量器212、213に集められる。計量器212、213に集められた粉体242は、それぞれで計量が行われた後、さらに、計量器214に送られる。
タイルカーペットの粉砕分級システム200は、分級機204〜207によって繊維部由来の粉体242が吸引された後の粉体から、さらに繊維部由来の粉体242を分離して吸引する分級機208、209を備えている。
分級機208、209で吸引された粉体242は、計量器214に集められ、計量が行われる。
分級機208、209で繊維部由来の粉体242が分離、吸引された後の、板状部由来の粉体243は、計量器215に集められ、計量が行われる。
これらの計量により、それぞれの分級機204〜209の機能や性能や状態などをチェックすることができる。
図3は、タイルカーペットの粉砕分級システム200の詳細構成を説明するためのブロック図である。ここでは、説明をわかりやすくするため、1つの微粉砕機202および1つの分級機204を用いた1系統の粉砕分級処理経路のみを示している。
金属検出機301は、タイルカーペット250に付着した金属片を検出する。タイルカーペット250は、元々、カーペット、絨毯、自動車のフロアマット等として使用されていたものが廃材となったものである。このため、タイルカーペット250は、フロアへ固定するための金属製固定具や、クリップ、ホチキスの針等の金属片を含んでいる場合がある。そのような金属片は、再資源化の妨げになるため、金属検出機301を用いて検出し、取り除く。金属片が取り除かれたタイルカーペット250は、投入コンベア302によって粗粉砕機201に投入される。
粗粉砕機201は、金属片が除去されたタイルカーペット250を、例えば、最大径が20〜25ミリの大きさを有する第1サイズのタイルカーペット片に粗粉砕する。
投入コンベア302は、金属片が除去されたタイルカーペット250を粗粉砕機201に搬送する。粗粉砕機201によって生成されたタイルカーペット片211は、スクリュ式のフィーダ303に空送され、フィーダ303がタイルカーペット片211を微粉砕機202に供給する。
次に、微粉砕機202によって粉砕された粉体221は、分級機204に供給され、繊維部由来の粉体242が分離された上で、さらに分級機208に供給される。分級機204、208で分離された繊維部由来の粉体242は計量器214に集められる一方で、分級機208に残った板状部由来の粉体243は、マグネットドラム304の供給される。
マグネットドラム304で、微粉金属が取り除かれた粉体は、一次金属検出器305および二次金属検出器306で金属検出処理が行われ、金属の割合が所定値以上の場合にはNG品と判断される。NG品と判断されなければ、微粉金属が取り除かれた粉体は、計量器215に集められる。
図4は、粗粉砕機201から分級機204までのタイルカーペットの粉砕分級システム機械的構成をさらに詳細に示した図である。
投入コンベア302は、金属片が除去されたタイルカーペット250を粗粉砕機201上部に設けられた投入口まで搬送する。粗粉砕機201は、一軸の粉砕機である。粗粉砕機201は不図示の固定刃と回転刃とを備えており、固定刃と回転刃との間でタイルカーペット250を粗粉砕する。固定刃および回転刃は、モータにより駆動される。タイルカーペット250は、固定刃および回転刃とが噛み合った瞬間に剪断される。
その結果、最大径が20〜25ミリの大きさを有するタイルカーペット片が生成される。タイルカーペット片は、粗粉砕機201の下部に設置された集積部に集積され、空送によって、サイクロン403に供給される。集塵機402の吸引力によってサイクロン403までの空送が実現される。
サイクロン403からスクリュ式のフィーダ303を経て、2つの微粉砕機202、203に供給されたタイルカーペット片は、最大径1.5〜2.5ミリの粉体に加工される。微粉砕機は、一軸の粉砕機であり、固定刃と回転刃とを備えている。微粉砕機202、203は、固定刃と回転刃よって、最大径が20〜25ミリの大きさを有するタイルカーペット片を微粉砕し、最大径1.5〜2.5ミリの粉体を生成する。この際、微粉砕機202、203の系内に熱が発生する。そこで微粉砕機202、203の系内に発生した熱により、微粉砕された廃材片が溶解する等の不具合が生じないように、微粉砕機202,203の内部に水を供給する。
微粉砕機202、203によって生成された粉体は、空送によってサイクロン406、407に搬送される。集塵機408、409の吸引力によってサイクロン406、407までの空送が実現される。
微粉砕機202、203によって生成された粉体は、導入管410〜413を介して、さらに分級機204〜207に送られる。
図5は、分級機204、205、208およびその周辺の機械的構成を示す図である。分級機204、205、208は、網状部材の網目の上で粉体を吸引しながら振動させてふるいにかけることで、粉体を大きさごとに分別し、さらに分別されて網目上の残った粉体を吸引することによって、分級を行う。
つまり、微粉砕機202、203によって生成された粉体のうち、比重の小さい粉体(繊維部に相当するタイルカーペットのパイル部分)は、網状部材の網目上に残存し、比重の大きい粉体(板状部に相当するタイルカーペットの塩化ビニル部分)は、上記網目を通って、最下部に蓄積する。網目上に残存した粉体は振動を与えられながら吸引される。
分級機208は、2段階目の分級を行うための装置であり、このように2段階になっていることにより、粉体を精度よく分級することができる。さらに下流に分級機を配置して、3段階以上の分級を行ってもよい。
分級機204、205と分級機208の分級パラメータは同一であっても、異なっていてもよい。分級機の分級パラメータは、分級される微粒子の種類によって、設定すればよい。分級機の分級パラメータとしては、例えば分級機204の振動数、網状部材の網目大きさ、吸引力、静電気、湿度などが挙げられる。これら分級パラメータの値をタイルカーペットの板状部に含まれる炭酸カルシウムの含有量に起因する板状部の重量との関係により定めてもよい。
本実施形態によれば、微粒子の大きさと比重の両面で粉砕分級を行うため、効率的にタイルカーペットの再資源化を行うことができる。
[第3実施形態]
次に本発明の第3実施形態に係るタイルカーペットの粉砕分級システムについて、図6を用いて説明する。図6は、本実施形態に係るタイルカーペットの粉砕分級システムの構成を説明するための図である。本実施形態に係るタイルカーペットの粉砕分級システム600は、上記第2実施形態と比べると、判定部601、分級制御部602、水分量検知部603、および温度制御部604を有する点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
判定部601は、粗粉砕機201に供給されるタイルカーペット250の属性を判定する。判定部601は、タイルカーペット250材質、形状、繊維部の繊維量、板状部の単位面積当たりの重量、板状部の比重の少なくともいずれか一つを判定する。
図7は、判定部601が判定するタイルカーペット250のタイルカーペット属性と、分級制御部602によって制御される分級機204の分級パラメータの一例を示した図である。図7に示されるように、カーペットタイプ701ごとにタイルカーペット属性702が特定されている。タイルカーペット属性702は、タイルカーペット250の繊維部251のタイルカーペット属性721及び板状部252のタイルカーペット属性722を含んでいる。タイルカーペット属性721は、繊維部251の材質、繊維形状、繊維量(kg/m2)を含んでいる。タイルカーペット属性722は、板状部252の材質、形状(縦mm×横mm×厚みmm)、重量(kg/m2)、比重を含んでいる。
分級制御部602は、判定部601において判定されたタイルカーペット250のタイルカーペット属性702に基づいて、分級機204の振動数(Hz)、網状部材の網目大きさ(網目径mm及びその割合%)、吸引力(m3/min/台)の少なくともいずれか一つを制御する。図7に示されるように、カーペットタイプ701ごとに形成されたタイルカーペット属性702に基づいて、分級機204の分級パラメータ703が制御される。分級パラメータ703は、分級機204の振動数731、分級機204の網状部材の網目大きさ732、分級機204の吸引力733を含んでいる。
例えば、図7において、A1のタイルカーペットの繊維部251が有するタイルカーペット属性721は、繊維部251の材質がPA(ポリアクリル)であり、繊維形状がループパイルであり、繊維量が0.5〜1.0(kg/m2)である。また、A1のタイルカーペットの板状部252が有するタイルカーペット属性722は、板状部252の材質がPVC(ポリ塩化ビニル)であり、形状(縦mm×横mm×厚みmm)が1,000mm未満×1,000mm未満×1〜3mmであり、重量が4.0〜4.5(kg/m2)であり、比重が1.6〜2.0である。そして、A1のタイルカーペット属性702に基づいて制御される分級機204の制御パラメータは、分級機204の振動数731が43〜44Hzであり、分級機204が備えている網状部材の網目大きさ732がφ1mm:60〜70%、φ4〜5mm:30〜40%であり、分級機204の吸引力733が20〜30m3/min/台である。なお、図7中、タイルカーペット属性721の欄において、PAはポリアクリル、PPはポリプロピレン、PVCはポリ塩化ビニルを示している。
水分量検知部603は、タイルカーペット片211の水分量を検知する。温度制御部604は、検知した水分量に応じて微粉砕機202における粉体の温度を制御する。温度制御部604は、タイルカーペット片211の水分量が第1所定値以上の場合に、微粉砕機202内部における粉体221の温度を上昇させ、タイルカーペット片211の水分量が第2所定値以下の場合に、微粉砕機202内部における粉体221の温度を下降させる。 温度制御部604は、微粉砕機202内部に温風を送り込む方法の他、微粉砕機の雰囲気温度を上げることにより、粉体221の温度を上昇させて、粉体221の水分量を減らすことができる。粉体221が濡れたまま分級機に入ってしまうことを防止し、分級精度を向上させることができる。
以上、本実施形態によれば、より一層、効率的にタイルカーペットの再資源化を行うことができる。
[他の実施形態]
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、それぞれの実施形態に含まれる別々の特徴を如何様に組み合わせたシステムまたは装置も、本発明の範疇に含まれる。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用されてもよいし、単体の装置に適用されてもよい。さらに、本発明は、実施形態の機能を実現する情報処理プログラムが、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給される場合にも適用可能である。
上記目的を達成するため、本発明に係るタイルカーペットの粉砕分級システムは、
表面を被覆する繊維部と、裏面において前記繊維部を支持する樹脂製の板状部と、を含むタイルカーペットを、第1サイズのタイルカーペット片に粉砕する粗粉砕機と、
前記粗粉砕機で粉砕された前記第1サイズのタイルカーペット片を、前記第1サイズよりも小さい第2サイズの粉体に粉砕する微粉砕機と、
前記第2サイズの粉体を網状部材に載せて吸引しながら振動を加え、前記繊維部由来の粉体と前記板状部由来の粉体とに分離し、前記繊維部由来の粉体を吸引する第1分級機と、
前記第1サイズのタイルカーペット片の水分量を検知する水分量検知部と、
前記微粉砕機における前記第2サイズの粉体の温度を前記水分量に応じて制御する温度制御部と、
を備える。
上記目的を達成するため、本発明に係るタイルカーペットの粉砕分級方法は、
表面を被覆する繊維部と、裏面において前記繊維部を支持する樹脂製の板状部と、を含むタイルカーペットを、第1サイズのタイルカーペット片に粉砕する粗粉砕ステップと、 前記粗粉砕ステップで粉砕された前記第1サイズのタイルカーペット片を、前記第1サイズよりも小さい第2サイズの粉体に粉砕する微粉砕ステップと、
前記第2サイズの粉体を網状部材に載せて吸引しながら振動を加え、前記繊維部由来の粉体と前記製板状部由来の粉体とに分離し、前記繊維部由来の粉体を吸引する分級ステップと、
前記第1サイズのタイルカーペット片の水分量を検知する水分量検知ステップと、
前記微粉砕ステップにおける前記第2サイズの粉体の温度を前記水分量に応じて制御する温度制御ステップと、
を含む。

Claims (8)

  1. 表面を被覆する繊維部と、裏面において前記繊維部を支持する樹脂製の板状部と、を含むタイルカーペットを、第1サイズのタイルカーペット片に粉砕する粗粉砕機と、
    前記粗粉砕機で粉砕された前記第1サイズのタイルカーペット片を、前記第1サイズよりも小さい第2サイズの粉体に粉砕する微粉砕機と、
    前記第2サイズの粉体を網状部材に載せて吸引しながら振動を加え、前記繊維部由来の粉体と前記板状部由来の粉体とに分離し、前記繊維部由来の粉体を吸引する第1分級機と、
    を備えたタイルカーペットの粉砕分級システム。
  2. 前記粗粉砕機に供給される前記タイルカーペットの属性を判定する判定部と、
    前記判定部において判定された前記タイルカーペットの属性に基づいて、前記第1分級機の振動数、網状部材の網目の大きさ、吸引力の少なくともいずれか一つを制御する制御部と、
    を備えた請求項1に記載の粉砕分級システム。
  3. 前記判定部は、前記属性として、前記タイルカーペットの材質、形状、前記繊維部の繊維量、前記板状部の単位面積当たりの重量、前記板状部の比重の少なくともいずれか一つを判定する請求項2に記載の粉砕分級システム。
  4. 前記第1サイズのタイルカーペット片の水分量を検知する水分量検知部をさらに有し、
    前記微粉砕機における前記第2サイズの粉体の温度を前記水分量に応じて制御する温度制御部をさらに備えた請求項1、2または3に記載の粉砕分級システム。
  5. 前記温度制御部は、
    前記第1サイズのタイルカーペット片の水分量が第1所定値以上の場合に、前記微粉砕機における前記第2サイズの粉体の温度を上昇させ、
    前記第1サイズのタイルカーペット片の水分量が第2所定値以下の場合に、前記微粉砕機における前記第2サイズの粉体の温度を下降させる請求項4に記載の粉砕分級システム。
  6. 前記第1サイズのタイルカーペット片は、最大径20mm〜25mmの小片であり、第2サイズの粉体は、径が1.5〜2.5mmである請求項1乃至5のいずれか1項に記載の粉砕分級システム。
  7. 前記第1分級機によって前記繊維部由来の粉体が吸引された後の粉体から、さらに前記繊維部由来の粉体を分離して吸引する第2分級機を、さらに備えた請求項1乃至6のいずれか1項に記載の粉砕分級システム。
  8. 表面を被覆する繊維部と、裏面において前記繊維部を支持する樹脂製の板状部と、を含むタイルカーペットを、第1サイズのタイルカーペット片に粉砕する粗粉砕ステップと、 前記粗粉砕ステップで粉砕された前記第1サイズのタイルカーペット片を、前記第1サイズよりも小さい第2サイズの粉体に粉砕する微粉砕ステップと、
    前記第2サイズの粉体を網状部材に載せて吸引しながら振動を加え、前記繊維部由来の粉体と前記板状部由来の粉体とに分離し、前記繊維部由来の粉体を吸引する分級ステップと、
    を含むタイルカーペットの粉砕分級方法。
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