JP4413745B2 - 再生骨材の製造方法とその装置 - Google Patents

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Description

本発明は、再生骨材の製造方法とその装置に関する。更に詳しくは、コンクリートの土木、建造物廃材等の原料を切り替え経路の選択により供給し、繰り返し破砕し且つ粒径別に篩い分けして回収し効率よく再生骨材を製造する再生骨材の製造方法とその装置に関する。
建造物の解体等には大量のコンクリート廃材やアスファルト廃材等が発生する。このようなコンクリート廃材等は、一般に一部は道路の路盤材や埋め立て、埋め戻し等に再利用されているが大半は廃棄処分されている。最近は特に廃棄処分のものについて、環境保全の観点から極力再利用されるように見直しがなされている。又、安易に廃棄処分がなされないように法的規制もなされている。
従って、これらコンクリート廃材等を再利用することは、従来以上に積極的に行わねばならず至上命題となっている。再利用のためには、コンクリート廃材等を骨材に変える必要がある。骨材は通常自然界の砂や岩石等が利用されていたが、これらの天然骨材は限りがあり、自然破壊に結びつき、又、枯渇問題の解消のためと、廃材の有効利用とが相まって、コンクリート廃材等の骨材化の要請が最近富に強くなっている。
骨材化は、一般に原料を破砕設備で破砕して行われる。しかし、従来破砕設備で破砕された骨材は吸水のもとになるモルタル分が付着したものとなっていている。これらをそのまま再度コンクリートの骨材として再利用すると、モルタル分の吸水性によりコンクリートの強度が低下してしまい品質低下を招くという問題点が生じていた。これらの問題点を解消するため種々の技術提案がなされており、製品としては、原料をモルタル分の除去された骨材としなければならない。
このため、従来から篩い装置により段階的に篩うことによりモルタル分を区分けし、粒径の異なる骨材となるように分別している。またその改良技術も提案されている。例えば、破砕設備で破砕された原料を篩い分けしてモルタル分を除去し、且つ破砕の繰り返しを行い、異なる粒径に分類された骨材として回収される方法が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。又、破砕された原料を水を使用せず加熱しすりもみした後、細骨材と微粉に分別する方法も提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2004−238274号公報 特開2003−190827号公報 特開2002−362951号公報
しかしながら、従来の方法は、どうしても過剰設備になる傾向があり、例えば、湿式設備の場合、水処理施設が必要となり、加熱式再生設備の場合は、設備費、燃料費がコストアップになる。前述した提案技術においては、破砕された原料からモルタル分を除去し分別して骨材を回収すること自体問題はないが、骨材の製造は一定のものになってしまい、特定の粒径の骨材が多く製造されるという問題点を有していた。
破砕設備、篩い設備は固定化しているので設置される篩いの網目に応じて、又供給される原料に従い常に同じ粒径の骨材製造に偏ってしまうのである。しかし、骨材の製造にはJIS等の規格にも適用させねばならない。適応しない骨材は再度破砕機に送り込み破砕させることが必要となる。前述の提案になる装置によれば篩われて取り残された原料は全て自動的に破砕機に送り込まれることになる。
これにより必然的に特定の粒径の骨材が連続して大量に製造されストックされることになる。骨材の需要は種々雑多で多様化している。最初に投入された原料によって骨材の製造が左右されるのは偏った骨材製造となってしまうのである。従って、これを避け、どのような原料が供給されてもフレキシブルに対応した骨材の製造ができる技術が望まれていて、これが実現できれば、現状の設備も有効に活用でき、所望する粒径の骨材を必要量コントロールして製造できることになる。従来、選択形式で骨材を製造する考え方は提案されていない。
本発明は、このような従来の問題点を解決するためになされたものであり、次の目的を達成する。
本発明の目的は、コンクリート等の廃材を破砕した後の原料を篩いと再破砕への供給経路をフレキシブルに選択できるようにし、効率よく骨材を製造できる再生骨材の製造方法とその装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、篩い装置で篩われた原料を再篩いと再破砕への供給を切り替えて選択できるようにし、効率よく骨材を製造できる再生骨材の製造方法とその装置を提供することにある。
本発明は、前記目的を達成するために次の手段をとる。
本発明1の再生骨材の製造方法は、
土木、建造物廃材からなる原料を供給する工程と、前記原料を破砕機で破砕する工程と、前記破砕機から篩い分けを行うための篩い分け装置に前記原料が送られる経路の途中において、破砕された前記原料を、前記破砕機に戻すための一方の供給経路、又は、前記篩い分け装置に供給するための他方の供給経路の何れかを選択して切り替える第1切り替え工程と、前記一方の供給経路が選択されたとき、選択された前記一方の供給経路に前記原料を供給して前記破砕機へ戻す第1戻し工程と、前記他方の供給経路が選択されたとき、選択された前記他方の供給経路に前記原料を供給して前記篩い分け装置に導く工程と、前記篩い分け装置に導かれた前記原料を、粒径別に篩い分けする工程と、前記篩い分けする工程において篩い分けされ、粒径が所定の大きさ以下の前記原料を粒径別に回収する工程と、前記篩い分けする工程において篩い分けされ、粒径が所定の大きさを超える前記原料を前記破砕機に戻す第2戻し工程とからなる。
本発明2の再生骨材の製造方法は、本発明1において、
前記第1切り替え工程で切り替え供給され前記破砕機に戻す前記原料を前記一方の供給経路途中で保持する工程付加されていることを特徴とする。
本発明3の再生骨材の製造方法は、本発明1において、
前記篩い分けする工程は、複数段階の篩い処理を行い、複数の粒径の骨材に分別する工程を含むことを特徴とする。
本発明4の再生骨材の製造方法は、本発明1において、
篩い分けられた前記原料を前記回収装置に回収するための回収経路の途中において、前記原料を前記破砕機へ戻すための経路と、前記原料を前記回収装置に回収させるための経路に切り替えて供給する第2切り替え工程を付加したことを特徴とする。
本発明5の再生骨材の製造方法は、本発明1〜4において、
前記原料の供給量を計測する工程と、前記原料の供給量が所定量に達した時に前記原料の供給を停止させる工程を付加したことを特徴とする。
本発明6の再生骨材の製造方法は、本発明1〜4において、
前記原料の単位時間当たりの単位時間供給量を一定又は略一定に制限する工程と、前記原料を供給する供給時間が所定の時間に達した場合に原料の供給を停止させる工程を付加したことを特徴とする。
本発明7の再生骨材の製造方法は、本発明1〜6において、
前記第1切り替え工程は、所定の時間で、破砕された前記原料を前記篩い分け装置へ供給する前記他方の供給経路と前記破砕機へ供給する前記一方の供給経路に切り替える制御を行う処理が付加されている工程であることを特徴とする。
本発明8の再生骨材の製造装置は、
土木、建造物廃材からなる原料を供給する供給機と、供給された前記原料を破砕する破砕機と、前記破砕機で破砕された前記原料を粒径別に篩い分けするための篩い分け装置と、前記篩い分け装置で篩い分けされ、粒径が所定の大きさ以下の前記原料を粒径別に回収するための回収装置と、前記篩い分け装置で篩い分けされ、粒径が所定の大きさを超える前記原料を前記破砕機に戻すための経路と前記破砕機から前記篩い分け装置に前記原料が送られる経路の途中に設けられ、前記破砕機で破砕された前記原料を、前記破砕機に戻す経路と前記篩い分け装置に導く経路の何れかを選択して切り替えるための第1切り替え装置と前記第1切り替え装置において前記破砕機に戻す経路が選択されたとき、前記原料を前記第1切り替え装置から前記破砕機へ戻す一方の供給経路と前記第1切り替え装置において前記篩い分け装置に導く経路が選択されたとき、前記原料を前記第1切り替え装置から前記篩い分け装置へ導く他方の供給経路とからなる。
本発明9の再生骨材の製造装置は、本発明8において、
前記一方の供給経路に、前記第1切り替え装置で切り替えて供給され前記破砕機へ戻す前記原料を前記一方の供給経路の途中で保持するための中間保持装置を設けたことを特徴とする。
本発明10の再生骨材の製造装置は、本発明8において、
前記篩い分け装置で篩い分けられた前記原料を前記回収装置に回収するための回収経路には、前記原料を前記破砕機へ戻すための経路と、前記原料を前記回収装置に回収させるための経路とを選択して、前記破砕機と前記回収装置とに切り替え供給するための第2切り替え装置設けられていることを特徴とする。
本発明11の再生骨材の製造装置は、本発明8〜10において、
前記原料の供給量を計測する供給量測定装置と、前記供給量を合計する演算装置と、前記供給量が所定量に達した時に前記供給機を停止させる制御装置とを付加したことを特徴とする。
本発明12の再生骨材の製造装置は、本発明8〜10において、
前記原料の単位時間当たりの単位時間供給量を一定又は略一定にする供給量制限装置と、前記原料の供給時間が所定の時間に達した場合に前記供給機を停止させる制御装置とを付加したことを特徴とする。
本発明13の再生骨材の製造装置は、本発明8〜12において、
破砕された前記原料を前記篩い分け装置へ供給する前記他方の供給経路と前記破砕機へ供給する前記一方の供給経路を所定の時間で切り替える制御装置を付加したことを特徴とする。
本発明は、破砕された原料を再度破砕する経路と篩い装置への経路とに選択して供給できる製造形態にした上、篩い装置で篩われた原料も特定の粒径の骨材として回収できる経路と再度破砕する経路に選択して供給できる製造形態とした。このため、段階的に従来同様に篩いにかけてモルタル分の付着しない骨材を分別して回収できるようにした上、必要とする粒径の骨材が無駄なく有効に製造できることとなった。
以下、本発明に関わる再生骨材の製造方法及び装置の最適な実施の形態について、図面をもとにその詳細を説明する。図1は、本発明の再生骨材の製造装置の概要を示す構成図である。尚、図1において、各構成部分は、簡略的な構成体として示している。コンクリート廃材等の原料は、原料ホッパー装置1に投入される。この原料ホッパー装置1の下部にはベルトフィーダー1bが設けられホッパー1aから落下する原料を受けて破砕機2へ搬送する。このベルトフィーダー1bはベルトコンベアが適用されている。
ベルトフィーダー1bは、バッチ方式で生産する場合等に、各バッチの引き出し量を一定又は略一定にするために、次のような制御を行うとよい。ベルトフィーダー1bに、原料の供給量を計測する供給量測定装置、原料の供給量を合計する演算装置、原料の合計供給量が所定量に達した時にベルトフィーダー1bを停止させる制御装置等を設け、所定量の原料が通過した場合に停止させる制御をするとよい。例えば、ベルト上の質量を計測する荷重検出装置、ベルトの速度(移動量)を検出する速度検出装置、制御装置等から構成されているベルトスケールなどが使用できる。
また、ベルトフィーダー1bに、単位時間当たりの単位時間供給量を一定又は略一定にする供給量制限装置と、供給時間が所定の時間に達した場合にベルトフィーダー1bを停止させる制御装置を設けてもよい。例えば、ベルトフィーダー1bの稼働時間をタイマ等で設定できるようにしておき制御してもよい。
破砕機2は種々のタイプがあり、どの種類のものでもよいが、例えば竪型衝撃式破砕機が適用される。破砕機2で破砕された破砕後の原料は篩い装置であるスクリーン装置3に送られる。このスクリーン装置3は振動スクリーンである。しかし、回転式やその他の形式の選別機であってもよい。本発明の構成においては、スクリーン装置3に送られる経路の途中に原料の搬送先を選択できる切り替え装置4を設けている。
この切り替え装置4を設けたことで、破砕機2からの原料は、この切り替え装置4の切り替えにより、一方はスクリーン装置3に導かれる。又、スクリーン装置3側を遮断して切り替えると、他方は原料を破砕機2側に戻す経路5に導かれる。即ち、この切り替え装置4は、一方を遮断すると他方に通じ、他方を遮断すると一方に通じ、どちらか一方のみ通じる切り替え構成になっている。
本実施の形態においては、2つの切り替え経路を有する切り替え装置4としているが2つ以上であってもよいことはいうまでもない。この破砕機2側の経路5の途中には、原料を保持するための中間ホッパー装置6が設けられている。前述同様に、この中間ホッパー装置6の中間ホッパー6aの下部に中間フィーダー6bが設けられているので、必要に応じ中間ホッパー6aの原料を破砕機2に中間フィーダー6bを介して供給することができる。
破砕機2に供給された原料は、更に細かく破砕される。この2つの経路に対する切り替えは、制御指令に基づき原料搬送中にどちらかの経路を選択して自動的に切り替えることができる。スクリーン装置3に搬送された原料は、篩い装置、即ち、スクリーン装置3により篩われる。スクリーン装置3は3段階の篩いが可能な構成になっていて、搬送された原料は、3種類の粒径に分別される。本実施の形態においては、スクリーンの網目は概ね20mm、5mm、2.5mmの3種類にセットされている。
従って、最上部に位置する第1スクリーン3aでは、粒径20mm以下の原料は通過するが、20mm以上の原料は通過せず経路7を介して中間ホッパー装置6へ導かれる。この第1スクリーン3aを通過した原料は、その下に位置する第2スクリーン3bに落下する。この第2スクリーン3bでは、粒径5mm以下の原料は通過するが、5mm以上の原料は通過せず20mmから5mmの範囲の原料として回収経路9を介して第1回収装置8に回収される。
この回収経路9には第2の切り替え装置10が設けられていて、切り替えによる一方の経路が前述の第1回収装置8に直結するようになっている。切り替えによる他方の経路11は中間ホッパー装置6に導かれるようになっている。粒径5mm以下で通過した原料は第2スクリーン3bの下に設けられた第3スクリーン3cに落下する。第3スクリーン3cでは、粒径2.5mmの網目に設定されていて、2.5mm以下の原料がこのスクリーン装置3の最終粒径の原料として回収装置12に回収される。
2.5mm以上の原料は5mm〜2.5mmの範囲の原料として回収経路13を介して第2回収装置14に回収される。又、この回収経路13には第3の切り替え装置15が設けられていて、切り替えによる一方の経路が前述の第2回収装置14に直結している。又、他方の経路13aに切り替えられると、原料は中間ホッパー装置6に導かれる。即ち、篩われてとり残された原料が中間ホッパー装置6に供給されるようになっている。
又、この切り替え装置15は、3段切り替えとなっていて、残る3つ目の切り替え経路13bは、回収装置12に導かれ、5mm〜0の範囲の砂として回収することも可能としている。このようにスクリーン装置3で篩われた原料は、20mmから5mmの範囲の原料として、5mm〜2.5mmの範囲の原料として、そして2.5mm以下の原料として3段階に分別されて各々個別の回収装置8、14、12に回収される。
2.5mm以下の原料については、本実施の形態では回収装置12に回収されることになるが、この回収装置12は分級機16として設けられ、更に0.6mm以下の原料を分級している。即ち、2.5mmから0.6mmの範囲の砂としての原料を回収装置18に、0.6mm以下の粉末状のものを微粒分として分別して回収装置17にそれぞれ回収している。分級機16は乾式振動エア分級機としている。
しかし、分級機16は湿式分級機その他の分級機であってもよい。これら各々個別の回収装置8、14、17、18で回収された原料が再利用に使用される再生骨材となる。本発明は、以上説明した構成で再生骨材を製造するが、次に製造工程の特徴、運転手順等について更に詳述する。原料は、建設重機等を用いてホッパー1aに投入される。投入された原料はベルトフィーダー(例えばベルトスケール等が設置されたベルトフィーダー)1bにより一定量の原料として破砕機2へ供給される。破砕機2により破砕された原料は、概ね粒径40mm以下に破砕される。
破砕された原料は1回の破砕で所望の粒径になることが少ないので、再度破砕できるようにすることが望ましい。この粒径の原料は前述のように、先ず第1スクリーン3aで篩われることになるが、粒径20mm以上の原料は、中間ホッパー装置6に供給される。従来の繰り返し式の再生骨材製造においては、篩われなかった原料は全て直接破砕機2に導かれ破砕されていた。本発明においては、切り替え装置4を設けることで、スクリーン装置3側への供給と中間ホッパー装置6側への供給を選択できるようにした。
本発明に示す中間ホッパー装置6は原料供給のバッファの機能を有したものとなっている。最初に投入される原料の状況をみて、少ない状況のときは自動的に中間ホッパー6aからの原料を供給できるようにしている。この中間ホッパー装置6を介しての破砕構成はバッチ処理として施工されることが多い。この機能を有効に活用するために、ベルトフィーダー1bによるホッパー1aからの原料供給を中止した方がよいこともある。
このようにすることで破砕機2のオーバーロードを防止している。また原料を循環させ破砕することにより原料は徐々に細かく破砕でき、比較的粒径の小さい骨材を回収するのには極めて有効である。この場合は、前述したように破砕当初は原料をすぐスクリーン装置3に供給せず、切り替え装置4を介して破砕機2に戻し、繰り返し破砕するようにするとよい。これによりモルタル分は除去され、原料も細分化される。
第2スクリーン3bからの回収経路9および第3スクリーン3cからの回収経路13にもそれぞれ切り替え装置10、15を設けて破砕機2に原料を戻せる構成にしたことで、前述の粒径の小さい再生骨材の製造は加速される。切り替え装置4、10、15は、手動切り替えも可能としているが、本実施の形態においてはタイマー、シーケンス制御部等を備えた制御装置で制御されるようにしている。切り替え装置4、10、15を設けたことで、細粒度の骨材を多く必要とする場合には、その需要に応じることができ、極めて有効に効率よく製造ができるのである。
また中間レベルの粒度の原料を多く必要とする場合には、切り替え装置4、10、15の開閉動作によって破砕機2へ戻す量を制限すればよい。この切り替え装置4、10、15の開閉動作のタイミングは、図示していないがベルトフィーダー1b等に設置されたセンサー等により原料の有無と量をコントロールしながら、あるいは目視管理をしながら制御装置を制御し、最も適する条件にセットして稼動させればよい。途中でもし所望の破砕粒径になっていなければ、スクリーン装置3通過後も繰り返し破砕できる構成になっているので、規格に適応した性状になったところで切り替え装置4、10、15を開閉して原料を所望する回収装置8、14、12に導き、骨材としてストックする。
製造装置内の循環が終了したとき、すなわち1バッチの処理が終了したとき、ベルトフィーダ1bは、次のバッチの原料を自動的に定量供給するとよい。この処理(循環)の終了は、中間フィーダ6b等に設置したセンサ(例えば、通過センサ)等で確認することができる。また、作業者が目視で処理の終了を確認してもよい。
このように切り替え装置4、10、15を設けたことにより必要とする粒径の骨材をフレキシブルに得ることができる。又、図示していないが、スクリーン装置3上部に吸気ダクトを設け、バックフィルター等で微粒分を吸引し、微粒分の含有量を制御することも可能である。更に、吸引ダクトを設けることで、ビニール片等の塵芥類の除去も可能であり、スクリーン装置3に磁性体を設けることで鉄材の細片を除去することも可能である。このように、切り替え装置を有する製造装置としたことで、連続稼動において、例えば、昼間は路盤材の製造に、夜間には再生骨材の製造にといったように時間を区切って使用形態を分けることも可能である。これにより製造の効率が一層増すことになる。
以上、種々の形態について説明したが、本発明は、本実施の形態に限定されないことはいうまでもない。例えば、スクリーン装置は3段階として説明したが、これに限定されない。又、切り替え装置の数も説明内容に限定されず、網目の種類も説明内容に限定されないことはいうまでもない。
図1は、本発明の再生骨材の製造装置の概要を示す構成図である。
符号の説明
1…原料ホッパー装置
2…破砕機
3…スクリーン装置
4、10、15…切り替え装置
5…経路
6…中間ホッパー装置
7…経路
8、12、14、17、18…回収装置
16…分級機

Claims (13)

  1. 土木、建造物廃材からなる原料を供給する工程と、
    前記原料を破砕機で破砕する工程と、
    前記破砕機から篩い分けを行うための篩い分け装置に前記原料が送られる経路の途中において、破砕された前記原料を、前記破砕機に戻すための一方の供給経路、又は、前記篩い分け装置に供給するための他方の供給経路の何れかを選択して切り替える第1切り替え工程と、
    前記一方の供給経路が選択されたとき、選択された前記一方の供給経路に前記原料を供給して前記破砕機へ戻す第1戻し工程と、
    前記他方の供給経路が選択されたとき、選択された前記他方の供給経路に前記原料を供給して前記篩い分け装置に導く工程と
    前記篩い分け装置に導かれた前記原料を、粒径別に篩い分けする工程と、
    前記篩い分けする工程において篩い分けされ、粒径が所定の大きさ以下の前記原料を粒径別の回収装置に回収する工程と、
    前記篩い分けする工程において篩い分けされ、粒径が所定の大きさを超える前記原料を前記破砕機に戻す第2戻し工程と
    からなる再生骨材の製造方法。
  2. 請求項1に記載された再生骨材の製造方法において、
    前記第1切り替え工程で切り替え供給され前記破砕機に戻す前記原料を前記一方の供給経路途中で保持する工程付加されている
    ことを特徴とする再生骨材の製造方法。
  3. 請求項1に記載された再生骨材の製造方法において、
    前記篩い分けする工程は、複数段階の篩い処理を行い、複数の粒径の骨材に分別する工程を含む
    ことを特徴とする再生骨材の製造方法。
  4. 請求項1に記載された再生骨材の製造方法において、
    篩い分けられた前記原料を前記回収装置に回収するための回収経路の途中において、前記原料を前記破砕機へ戻すための経路と、前記原料を前記回収装置に回収させるための経路に切り替えて供給する第2切り替え工程を付加した
    ことを特徴とする再生骨材の製造方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載された再生骨材の製造方法において、
    前記原料の供給量を計測する工程と、
    前記原料の供給量が所定量に達した時に前記原料の供給を停止させる工程を付加した
    ことを特徴とする再生骨材の製造方法。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載された再生骨材の製造方法において、
    前記原料の単位時間当たりの単位時間供給量を一定又は略一定に制限する工程と、
    前記原料を供給する供給時間が所定の時間に達した場合に前記原料の供給を停止させる工程を付加した
    ことを特徴とする再生骨材の製造方法。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載された再生骨材の製造方法において、
    前記第1切り替え工程は、所定の時間で、破砕された前記原料を前記篩い分け装置へ供給する前記他方の供給経路と前記破砕機へ供給する前記一方の供給経路に切り替える制御を行う処理が付加されている工程である
    ことを特徴とする再生骨材の製造方法。
  8. 土木、建造物廃材からなる原料を供給する供給機と、
    供給された前記原料を破砕する破砕機と、
    前記破砕機で破砕された前記原料を粒径別に篩い分けするための篩い分け装置と、
    前記篩い分け装置で篩い分けされ、粒径が所定の大きさ以下の前記原料を粒径別に回収するための回収装置と、
    前記篩い分け装置で篩い分けされ、粒径が所定の大きさを超える前記原料を前記破砕機に戻すための経路と
    前記破砕機から前記篩い分け装置に前記原料が送られる経路の途中に設けられ、前記破砕機で破砕された前記原料を、前記破砕機に戻す経路と前記篩い分け装置に導く経路の何れかを選択して切り替えるための第1切り替え装置と
    前記第1切り替え装置において前記破砕機に戻す経路が選択されたとき、前記原料を前記第1切り替え装置から前記破砕機へ戻す一方の供給経路と
    前記第1切り替え装置において前記篩い分け装置に導く経路が選択されたとき、前記原料を前記第1切り替え装置から前記篩い分け装置へ導く他方の供給経路と
    からなる再生骨材の製造装置。
  9. 請求項8に記載された再生骨材の製造装置において、
    前記一方の供給経路に、前記第1切り替え装置で切り替えて供給され前記破砕機へ戻す前記原料を前記一方の供給経路の途中で保持するための中間保持装置を設けた
    ことを特徴とする再生骨材の製造装置。
  10. 請求項8に記載された再生骨材の製造装置において、
    前記篩い分け装置で篩い分けられた前記原料を前記回収装置に回収するための回収経路には、前記原料を前記破砕機へ戻すための経路と、前記原料を前記回収装置に回収させるための経路とを選択して、前記破砕機と前記回収装置とに切り替え供給するための第2切り替え装置設けられている
    ことを特徴とする再生骨材の製造装置。
  11. 請求項8〜10のいずれか1項に記載された再生骨材の製造装置において、
    前記原料の供給量を計測する供給量測定装置と、
    前記供給量を合計する演算装置と、
    前記供給量の合計が所定量に達した時に前記供給機を停止させる制御装置とを付加した
    ことを特徴とする再生骨材の製造装置。
  12. 請求項8〜10のいずれか1項に記載された再生骨材の製造装置において、
    前記原料の単位時間当たりの単位時間供給量を一定又は略一定にする供給量制限装置と、
    前記原料の供給時間が所定の時間に達した場合に前記供給機を停止させる制御装置とを付加した
    ことを特徴とする再生骨材の製造装置。
  13. 請求項8〜12のいずれか1項に記載された再生骨材の製造装置において、
    破砕された前記原料を前記篩い分け装置へ供給する前記他方の供給経路と前記破砕機へ供給する前記一方の供給経路を所定の時間で切り替える制御装置を付加した
    ことを特徴とする再生骨材の製造装置。
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