JP2020082089A - 自動車の板金修復具 - Google Patents
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Abstract
【課題】幅広い事故の現場において活用できる自動車の板金修復具を提供すること。【解決手段】地面に立設されるポール1と、ポールから1方向に水平に延伸されポール1に対して水平方向に回動不能かつ上下方向に移動可能に係合されるバー2と、バー2をポール1の上方に移動させるために牽引するワイヤ31を引くウインチ3と、バー2のポール1に対する上下方向の移動を止める固定機構と、ポール1の下端からバー2と垂直な水平方向の両側に伸びる転倒防止部材12とを備える、自動車の板金修復具を提供する。【選択図】図1
Description
本発明は、変形してしまった自動車の板金を修復するための、自動車の板金修復具に関する。
事故等により、自動車の板金が凹んでしまうことがある。かかる損傷を修復するため、凹んだ部分に把持具(ワッシャー等)を取り付け、把持具をワイヤで牽引する。特許文献1には、かかる板金修復用補助具が開示されている。
ここで、ワイヤの把持具とは反対の側が強固に固定されていることが必要である。従来、地面に固定される指示タワーによってワイヤの把持具とは反対の側を固定することが一般的であり、特許文献1にも、支持タワーの利用が開示されており、支持タワーの固定のための装備が用いられている。
しかし、事故の現場に支持タワー及び固定のための装備を設置することは、必ずしも容易でない。事故の現場の地形、土質等が各種あるためである。
本発明は、幅広い事故の現場において活用できる自動車の板金修復具を提供することを課題とする。
本発明の自動車の板金修復具は、
地面に立設されるポールと、
前記ポールから1方向に水平に延伸され、前記ポールに対して水平方向に回動不能かつ上下方向に移動可能に係合されるバーと、
前記バーを前記ポールの上方に移動させるために牽引するワイヤを引くウインチと、
前記バーの前記ポールに対する上下方向の移動を止める固定機構と、
前記ポールの下端から前記1方向と垂直な水平方向の両側に伸びる転倒防止部材とを備えることを特徴とする。
地面に立設されるポールと、
前記ポールから1方向に水平に延伸され、前記ポールに対して水平方向に回動不能かつ上下方向に移動可能に係合されるバーと、
前記バーを前記ポールの上方に移動させるために牽引するワイヤを引くウインチと、
前記バーの前記ポールに対する上下方向の移動を止める固定機構と、
前記ポールの下端から前記1方向と垂直な水平方向の両側に伸びる転倒防止部材とを備えることを特徴とする。
この特徴によれば、ポールとバーとによって、自動車の板金修復具が固定される(後述実施例参照)。自動車の板金修復具を支持タワーとして利用することができ、幅広い事故の現場において活用できる。
本発明の自動車の板金修復具は、
板金を引き出すために用いる把持具を牽引するワイヤを係合する引出補助具を備え、
前記バーは、前記引出補助具を固定するための孔部を備えることを特徴とする。
板金を引き出すために用いる把持具を牽引するワイヤを係合する引出補助具を備え、
前記バーは、前記引出補助具を固定するための孔部を備えることを特徴とする。
この特徴によれば、引出補助具を用いて、バーに対向する箇所に存する凹んだ板金を修復することができる。
本発明の自動車の板金修復具は、
前記バーを牽引するワイヤと、前記把持具を牽引するワイヤとが、同一のウインチに引かれることを特徴とする。
前記バーを牽引するワイヤと、前記把持具を牽引するワイヤとが、同一のウインチに引かれることを特徴とする。
この特徴によれば、1のウインチを活用してバーを牽引するワイヤと把持具を牽引するワイヤの両方を引くことができ、コンパクトな自動車の板金修復具となる。
本発明の自動車の板金修復具は、
前記ポールは、前記引出補助具を固定するための孔部を備えることを特徴とする。
前記ポールは、前記引出補助具を固定するための孔部を備えることを特徴とする。
この特徴によれば、引出補助具を用いて、ポールに対向する箇所に存する凹んだ板金を修復することができる。
本発明によれば、幅広い事故の現場において活用できる自動車の板金修復具を提供することができる。
以下、本発明の実施例を説明する。
図1は、自動車の板金修復具を示す図である。板金修復具Rは、ポール1、バー2及びウインチ3を備えている。
ポール1は、下端が地面に接する棒状部材である。ポール1は、複数の孔11及び下端に設けられた転倒防止部材12を備えている。
バー2は、車体5の下方に設置され、車体5を持ち上げる部材である。バー2は、1つの孔21、孔部22及びリング23を備えている。
ウインチ3は、ワイヤ31を牽引する。ワイヤ31にはフック31aが付されている。なお、図ではウインチ3をポール1の上部に設けたが、他の場所に設けてもよい。ワイヤ31がバー2のポール1に接する箇所を上方に移動させることができれば、ウインチ3の位置は任意に設計してよい。
図2は、ポールとバーの関係を示す図である。図1におけるA線の断面を示すものである。ポール1は、断面方形である。バー2は、ポール1の断面の少なくとも3辺に接している。これにより、バー2は、ポール1に対して図において黒矢印で示す水平方向には回動できない。また、バー2は、図面垂直の上下方向には、ポール1に対して移動できる。
バー2は、リング23を付するための接側部23aを備えている。
ポール1とバー2の関係は、図2に示したものに限定されない。バー2が、ポール1に対して、水平方向には回動できず上下方向には移動できるような構造は多く考えられる。水平方向には回動できず上下方向には移動できることが本願発明の本質であるので、この本質を充足するならば、他の構造であってもよい。
以下、板金を修復する手順について説明する。
図3は、車体を傾斜させる手順を示す図である。板金を修復するに先立って、車体5の一側を持ち上げ、車体5を傾斜させる。
まず、図3(A)に示すように、バー2を車体の下に挿入する、タイヤによって車体の下に空間が形成されているので、容易である。
次に、ウインチ3を回動させ、ワイヤ31、フック31a、リング23を介して、バー2のポール1に接する箇所を上方に移動させる。図3(B)に示すように、バー2によって車体5が持ち上げられる。
ポール1とバー2とが、図2に示したように角度を固定されているので、図3(B)に示すように、バー2に合わせてポール1も傾斜する。
図4は、車体を傾斜させた状態における安定を説明する図である。図3(B)の状態において、ポール1とバー2とを上面から見たものである。バー2と車体5とが接する車重負荷点6において、車体5の重量がバー2に掛かる。この重量をポール1とバー2の地面に接する端点1a及び2aで支える。すなわち、ポール1及びバー2が車重によって地面に押し付けられて固定される。
ここで、ポール1及びバー2が、端点1a及び2aを結ぶ線を中心に回動して転倒してしまうことを、転倒防止部材12によって防止する。転倒防止部材12は、ポール1の端点1aから、バー2と垂直に、水平方向の両側に伸びている。
以上に述べたように、ポール1及びバー2は、車体5を持ち上げることによって地面に固定され、支持タワーとして機能することができる。
車体5を持ち上げる高さは、修復する部位に応じて定めることができる。修復する部位が車体5の底面である場合には、図3(B)のS方向から修復する部位が視認できるくらいまで車体5(の一側)を持ち上げることが好ましい。修復する部位が車体5の側面である場合には、車体5を持ち上げずに視認できるので、ポール1及びバー2を地面に固定するために若干持ち上げる。
車体5を持ち上げると、バー2がポール1に対して移動する。移動後の位置として、複数の孔11のうちの1つと孔21の位置を合わせ、孔11のうちの1つと孔21に留具(例えば金属棒、非図示)を挿入する。これによって、バー2のポール1に対する上下方向の移動を止めることができる。すなわち、孔11、孔21、留具によって固定機構が形成される。
図5は、板金の牽引を示す図である。修復する部位が車体5の底面であるとして説明する。修復する部位に、把持具41を取り付ける。
把持具41は、リング41aが、ワイヤ41bを介して備えられている。すなわち、リング41aを牽引することで、板金(修復する部位)が牽引される。
引出補助具4を、バー2の孔部22のうち、修復する部位に近接したものに差し込んで取り付ける。引出補助具4は、ワイヤをバー2に略直交する方向にガイドする部材である。修復する部位が車体5の底面であれば、バー2に面しており、修復する部位に近接した孔部22が存在する。
ワイヤ31を、引出補助具4に着装し、フック31aをリング41aに係合する。この状態で、ウインチ3を回動させて、ワイヤ31、リング41a及び把持具41を牽引する。すなわち、修復する。
以上詳細に説明したように、本実施例の板金修復具Rによれば、ポール1及びバー2が車重によって固定され、引出補助具4をバー2に取り付けて、板金(修復する部位)を牽引することができる。幅広い事故の現場において活用できる。
なお、実施例では車体5の底面を修復するものとしたが、側面を修復することもできる。その場合、引出補助具4を、ポール1の孔11のうち、修復する部位に近接したものに差し込んで取り付ければよい。
また、ワイヤ31を着脱するための、フック31aとリング23、41aの組合せは、他の構造でもよい。ワイヤ31を着脱可能とし、バー2及び把持具41の両方を牽引できるような、任意の設計が可能である。
幅広い事故の現場において活用できる自動車の板金修復具である。多くの修理業者及び個人による利用が考えられる。
R 板金修復具
1 ポール
1a 端部
11 孔(固定機構の一部)
12 転倒防止部材
2 バー
2a 端部
21 孔(固定機構の一部)
22 孔部
23 リング
3 ウインチ
31 ワイヤ
31a フック
4 引出補助具
41 把持具
41a リング
41b ワイヤ
5 車体
6 車重負荷点
1 ポール
1a 端部
11 孔(固定機構の一部)
12 転倒防止部材
2 バー
2a 端部
21 孔(固定機構の一部)
22 孔部
23 リング
3 ウインチ
31 ワイヤ
31a フック
4 引出補助具
41 把持具
41a リング
41b ワイヤ
5 車体
6 車重負荷点
Claims (4)
- 地面に立設されるポールと、
前記ポールから1方向に水平に延伸され、前記ポールに対して水平方向に回動不能かつ上下方向に移動可能に係合されるバーと、
前記バーを前記ポールの上方に移動させるために牽引するワイヤを引くウインチと、
前記バーの前記ポールに対する上下方向の移動を止める固定機構と、
前記ポールの下端から前記1方向と垂直な水平方向の両側に伸びる転倒防止部材とを備えることを特徴とする、自動車の板金修復具。 - 板金を引き出すために用いる把持具を牽引するワイヤを係合する引出補助具を備え、
前記バーは、前記引出補助具を固定するための孔部を備えることを特徴とする、請求項1に記載の自動車の板金修復具。 - 前記バーを牽引するワイヤと、前記把持具を牽引するワイヤとが、同一のウインチに引かれることを特徴とする、請求項2に記載の自動車の板金修復具。
- 前記ポールは、前記引出補助具を固定するための孔部を備えることを特徴とする、請求項2又は3に記載の自動車の板金修復具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018215103A JP2020082089A (ja) | 2018-11-15 | 2018-11-15 | 自動車の板金修復具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018215103A JP2020082089A (ja) | 2018-11-15 | 2018-11-15 | 自動車の板金修復具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020082089A true JP2020082089A (ja) | 2020-06-04 |
Family
ID=70905367
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018215103A Pending JP2020082089A (ja) | 2018-11-15 | 2018-11-15 | 自動車の板金修復具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020082089A (ja) |
-
2018
- 2018-11-15 JP JP2018215103A patent/JP2020082089A/ja active Pending
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