JP2020081732A - 収納家具 - Google Patents

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Abstract

【課題】側板に、棚部材を取付けるための加工を施す必要がなく、かつ、棚部材を単位収納庫の幅寸法と近い幅寸法で製造した場合でも、棚部材を単位収納庫に容易に収納することができる、収納家具を提供する。【解決手段】ロッカー1は、一つの筐体の内部を板材で仕切って複数の収納空間Sを設け、それぞれの収納空間Sの前面開口部を開き扉3で開閉する構造の単位収納庫2を複数設け、単位収納庫2の内部には、棚板部25と棚板部25の両端部にそれぞれ連結される脚部26と、を備える棚部材24が収容され、棚部材24は、棚板部25とそれぞれの脚部26とに分割可能に構成される。【選択図】図5

Description

本発明は収納家具に関し、詳細には収納家具の利便性を向上させる技術に関するものである。
従来、一つの筐体の内部を板材で仕切って複数の収納空間を設け、それぞれの収納空間の前側開口部を開き扉で開閉する構造の単位収納庫を複数設けた収納家具が用いられている(例えば、特許文献1及び特許文献2を参照)。また、収納家具に棚を設ける手法としては、側板に係止孔を設け、係止孔に棚板を支持するための支持部材を取り付ける構造等が一般的に用いられている(例えば、特許文献3を参照)。
特開2002−290083号公報 特開2002−219027号公報 実開平1−128626号公報
上記の特許文献1又は特許文献2に記載の収納家具において、特許文献3に記載の構造を用いて棚を設けようとすると、側板に支持部材を取付けるために、部材追加や部品加工が必要となる。この場合、収納家具の製造コストが嵩む上、収納空間内部の体裁(外観上や突起物や孔等で収納物が引っ掛かる等)が悪くなる。
そこで、例えば、正面視下向きコ字状やロ字状の棚部材を、収納空間を構成する底板に載置する構成が考えられる。しかし、スチール製収納家具の場合、側板の縁部を折り曲げ加工しており、前面開口部の幅寸法が、収納空間の幅寸法よりも小さく形成されていることが多い。このため、収納空間の幅寸法と略同じ寸法の棚部材を設置する際、棚部材を斜めにして挿入する必要がある。このため、棚部材の下部(脚部)が干渉して設置しづらく、また、収納空間の高さと棚の高さとの関係等、棚部材を設置するための制約が大きい。
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、側板に、棚部材を取付けるための加工を施す必要がなく、かつ、棚部材を単位収納庫の幅寸法と近い幅寸法で製造した場合でも、棚部材を単位収納庫に容易に収納することができる、収納家具を提供することである。
本発明は、上記課題を解決するために、以下に構成する収納家具を提供する。
(1)一つの筐体の内部を板材で仕切って複数の収納空間を設け、それぞれの収納空間の前面開口部を扉で開閉する構造の単位収納庫を複数設けた収納家具において、前記単位収納庫の内部には、棚板部と、該棚板部の両端部にそれぞれ連結される脚部と、を備える棚部材が収容され、前記棚部材は、前記棚板部とそれぞれの前記脚部とに分割可能に構成される、収納家具。
(2)前記前面開口部の幅寸法は、前記収納空間の幅寸法よりも小さく形成される、(1)に記載の収納家具。
(3)前記脚部の下端部に係合突起が形成され、前記単位収納庫の前記底板に被係合孔が開口され、前記係合突起が前記被係合孔と係合することにより、前記脚部が前記底板に固定される、(1)又は(2)に記載の収納家具。
(4)前記棚板部の上面に係合突起挿入孔が形成され、上段の前記棚部材における前記係合突起が、下段の前記棚部材における前記係合突起挿入孔に挿入されることにより、複数の前記棚部材が積層して収容可能とされる、(3)に記載の収納家具。
(5)前記脚部の上端部は、他の脚部の下端部と連結可能に構成される、(1)から(4)の何れか一に記載の収納家具。
以上における本発明に係る収納家具は、以下に示す効果を奏する。
(1)の構成によれば、側板に、棚部材を取付けるための加工を施す必要がなく、かつ、棚部材を単位収納庫の幅寸法と近い幅寸法で製造した場合でも、棚部材を単位収納庫に容易に収納することができる。
(2)の構成によれば、棚部材を前面開口部に容易に挿通することができる。
(3)の構成によれば、棚部材を単位収納庫に容易に固定できる。
(4)の構成によれば、棚部材を積層して使用することが可能となる。
(5)の構成によれば、脚部を連結して棚部材を構成することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る収納家具を示す斜視図。 単位収納庫の内部構造を示す分解図。 単位収納庫の内部構造を示す平面図。 単位収納庫の内部構造を示す内側面図。 棚部材を示す斜視図。 棚部材の連結構造を示す斜視図。 棚部材と底板との組付構造を示す斜視図。 (a)及び(b)は棚部材の固定手順を示す正面図。 (a)から(c)は棚部材と底板との係合状態を示す平面図。 棚部材を積み重ねる手順を示す斜視図。 積み重ねた状態の棚部材を示す斜視図。 脚部を連結して棚部材を構成する手順を示す斜視図。 脚部を連結した状態の棚部材を示す斜視図。
図1から図13を用いて、本発明に係る収納家具の一実施形態であるロッカー1について説明する。以下では、ロッカー1に対向する使用者の視点によりロッカー1の左右方向を規定する。即ち、ロッカー1に対向する使用者の右側(図1における右上側)をロッカー1における右側方とする。また、ロッカー1における使用者側(図1における右下側)をロッカー1の前方とする。
本実施形態に係るロッカー1は、単位収納庫2を複数備えた多段式のパーソナルロッカーとして構成されている。即ち、ロッカー1は、例えばオフィス内でロッカー1を使用する複数の使用者ごとに、書類、書籍、及び、携帯電話やモバイルコンピュータ等などを内部に収容して保管するために用いられる。
図1から図4に示す如く、ロッカー1は、天板11、ベース部材12、側板13、及び背板14で形成される一つの筐体の内部を板材で仕切ることにより、複数の収納空間Sが形成される。ロッカー1には、それぞれの収納空間Sの前側開口部を開き扉3で開閉する構造の単位収納庫2が複数個設けられる。
本実施形態に係るロッカー1においては、側板13の一形態である内側板13iで筐体を左右方向に仕切ることにより、単位収納庫2が左右方向に二個隣接して配置される。また、ロッカー1は筐体を底板15で上下方向に仕切ることにより、単位収納庫2が上下方向に三段に重ねて配置される。即ち、ロッカー1には図1に示す如く合計六個の単位収納庫2が形成される。それぞれの単位収納庫2の構成は配置箇所を除いて同様に構成される。以下では、図1及び図2に示す如く、左上に配置される単位収納庫2の構成を中心に説明する。
なお、本発明に係る収納家具は、一つの筐体の内部を少なくとも板材(本実施形態における内側板13i及び底板15)で仕切って複数の収納空間を設ける構成であれば良く、単位収納庫を一段又は一例で構成しても差し支えない。また、ロッカー1における単位収納庫2の個数は本実施形態に限定されるものではなく、左右方向に三個以上で並べたり、上下方向に四段以上で重ねたりしても差し支えない。
本実施形態に係るロッカー1において、筐体を構成する部材(天板11、ベース部材12、側板13、及び、背板14)、開き扉3、筐体の内部を仕切る内側板13i、底板15等の板材は、スチール製の板金を適宜折り曲げることにより構成されている。なお、後述する他の部材である棚部材24、ペントレイ22、扉トレイ23等は樹脂製部材で構成される。
開き扉3は、開き扉3の吊元側に設けられる上下二個のヒンジ4を介して筐体に組付けられる。詳細には図2に示す如く、ヒンジ4は開き扉3に固定されるヒンジ本体4aと、筐体に固定される固定板4bとで構成される。底板15の前側には前框部16が設けられ、天板11及び前框部16のそれぞれの前面に固定板4bが固定される。そして、二個のヒンジ本体4aが二枚の固定板4bに対してそれぞれ回動可能に連結されることにより、単位収納庫2において開き扉3が開閉可能に組付けられる。
本実施形態に係るロッカー1において、それぞれの単位収納庫2には開き扉3が同じ方向に開くように設けられる。具体的には図1に示すごとく、全ての開き扉3は右側に設けられた吊元がヒンジ4により筐体に連結されている。即ち、ロッカー1は、使用者が開き扉3を上面視で反時計回りに回動させることにより単位収納庫2が開き、開き扉3を上面視で時計回りに回動させることにより単位収納庫2が閉じるように構成されている。
開き扉3の戸先側端部における上下方向中央部には、ダイヤル式のロック部材5が設けられる。本実施形態に係るロッカー1において、ロック部材5にはダイヤル錠が採用されているが、ロック部材としてシリンダ錠、プッシュボタン錠、又は、ICカード錠を採用することも可能である。ロック部材5にはラッチ6が設けられる。開き扉3が単位収納庫2を閉塞する際には、ラッチ6は側板13の前側端部に固定されたラッチ受部材7と係合する。
開き扉3の上部には、左右に長手方向を有する長孔である貫通溝3aが開き扉3を貫通して開口されている。単位収納庫2において開き扉3が閉塞されている際には、この貫通溝3aを介して郵便物や書類等を収納空間Sの内部に投入することができる。貫通溝3aから投入された郵便物等は、開き扉3の後面(収納空間S側の面)に設けられた扉トレイ23の内側に落下する。単位収納庫2の使用者は、開き扉3を開いてから扉トレイ23の内部にある郵便物等を取り出すことができる。
図1から図4に示す如く、単位収納庫2の内部には左右方向に長い長方形状のペントレイ22が設けられる。詳細には図2に示す如く、底板15における開口部側(前側)には、単位収納庫2の収納空間Sと、単位収納庫2の下方に位置する空間(本実施形態においては、直下の単位収納庫2の収納空間)と、を連通する孔部15cが開口されている。そして、図1に示す如く、底面が下方に膨出するペントレイ22が孔部15cに挿入される。
ペントレイ22は孔部15cに嵌め殺しにより固定されており、容易に取り外すことができないように構成されている。即ち、使用者がペントレイ22を取り外して上下に重なる他の単位収納庫2の内部を視認することができないように構成されている。
図1から図6に示す如く、本実施形態に係るロッカー1において、単位収納庫2の内側板13i(側板13)における開き扉3の吊元近傍に、単位収納庫2の内側に面する、電源供給用の接続ユニット30が設けられている。本実施形態において、全ての開き扉3は右側の吊元がヒンジ4により筐体に連結されているため、接続ユニット30は単位収納庫2において右側に位置する内側板13i又は側板13に設けられる。より詳細には、左側に位置する単位収納庫2では、接続ユニット30は内側板13iに設けられる。一方、右側に位置する単位収納庫2では、接続ユニット30は右側の側板13に設けられる(図3を参照)。
なお、開き扉3の吊元と接続ユニット30との両方を、単位収納庫2における左側に配置する構成とすることも可能である。この場合、左側に位置する単位収納庫2では、接続ユニット30は左側の側板13に設けられる。一方、右側に位置する単位収納庫2では、接続ユニット30は左側の内側板13iに設けられる。
接続ユニット30は、板金を折り曲げて形成した中空形状のケース部31と、ケース部31に固定される接続部であるコンセント32とで構成される。コンセント32は図示しないねじによりケース部31に固定される。コンセント32からは配線33が延出される(図4を参照)。
本実施形態において、接続ユニット30の接続部は電源供給用のコンセント32として構成されているが、接続部に例えばUSB端子のコネクタを設けることにより、接続ユニット30を情報通信用として構成することも可能である。また、接続部にコンセント32とコネクタの両方を設けることにより、接続ユニット30を電源供給用及び情報通信用として構成することもできる。
図2に示す如く、ケース部31は板金を折り曲げて構成した略筒状の部材である。本実施形態において、ケース部31は長手方向に直交する断面視で略C字状に形成されているが、ケース部31として筒状の部材を採用することも可能である。即ち、ケース部31は内部に空間を有する中空形状であれば良く、その具体的形状は限定されるものではない。
ケース部31の下端部には係合爪31aが折り曲げられて形成されている。また、ケース部31の短手方向の端部には、コンセント32が表出する側と反対の部分には、図示しない磁石が接着された折り返し部31bが形成されている。
また、図2に示す如く、単位収納庫2の底板15における開き扉3の吊元近傍には、単位収納庫2と単位収納庫2の下方に位置する空間(本実施形態においては、直下の単位収納庫2の収納空間)とを連通する貫通孔15aが開口されている。そして、ケース部31を内側板13iに固定する際には、貫通孔15aに係合爪31aを係合させた状態で、磁石を内側板13iに吸着させるのである。このように、ケース部31は貫通孔15aの上側で上下方向に沿って設けられる。
図1、図3、及び、図4に示す如く、単位収納庫2における収納空間Sの内部後方には棚部材24が収容される(図2では棚部材24の図示を省略している)。図3及び図8(b)に示す如く、棚部材24は単位収納庫2の幅寸法と近い幅寸法で形成される。これにより、棚部材24が単位収納庫2の内部で移動することにより生じるがたつきを防止している。本実施形態における棚部材24は図5に示す如く、棚板部25と、棚板部25の左右両側に連結される二枚の脚部26と、で構成されており、図6に示す如く棚板部25と脚部26とに分割可能とされている。
図5に示す如く、二枚の脚部26は棚板部25の左右両側に連結される。本実施形態において、二枚の脚部26は同形状に形成されている。これにより、何れの脚部26についても同様に、棚板部25の両側のどちらにも組付け可能とされる。図6に示す如く、棚板部25の下面における左右両側には、前後二箇所に被係合部25a、前端部に被挿入孔25b、前後方向中央部に被挿入溝25cがそれぞれ形成されている。被係合部25aは内部に棒状体が形成されている。また、脚部26の上端部には、前後二箇所に係合部26a、前端部に挿入突起26b、前後方向中央部に挿入片26cがそれぞれ形成されている。係合部26aは二枚一組の係合片で構成されている。
脚部26を棚板部25に連結する際には図6に示す如く、挿入突起26bを被挿入孔25bに、挿入片26cを被挿入溝25cにそれぞれ挿入すると同時に、係合部26aを被係合部25aと係合させる。詳細には、係合部26aにおける二枚の係合片が被係合部25aの棒状体を挟み込むことにより、係合部26aと被係合部25aとが係合する。これにより、図5に示す如く棚板部25と脚部26とが連結する。
棚板部25と脚部26とが連結した状態において、係合部26aと被係合部25aとは上下方向に数mm程度の相対変位が可能な状態で係合している。このため、棚板部25と脚部26とが連結状態にあっても、係合部26aの基端部(根元)側の面である脚部26の上面と棚板部25の下面との間に小さな間隙を形成することができる。このため、棚板部25と脚部26とは連結状態であっても、相対的な若干の回動変位が許容されている(図8(a)を参照)。
図1及び図4に示す如く、棚部材24は底板15に固定される。詳細には図7に示す如く、脚部26の下端部には、前後二箇所に係合突起26d、二つの係合突起26dの間に弾性突起26eがそれぞれ形成されている。係合突起26dは後方に向かって折り曲げて形成されている。また、弾性突起26eは下方に突出するとともに、上方に弾性変形可能に構成されている。一方、底板15における左右両端部には、前後二箇所に被係合孔15b、二つの被係合孔15bの間に固定孔15dがそれぞれ開口されている。
棚部材24を底板15に固定する際には図7及び図9(a)〜(c)に示す如く、それぞれの係合突起26dを被係合孔15bに挿入した状態で脚部26を後方に変位させる。図9に示す如く、それぞれの被係合孔15bは、係合突起26dを案内しやすいように前部が内側に幅広く形成されている。係合突起26dが後方に変位することにより、係合突起26dは被係合孔15bと係合し、脚部26は上下方向の変位が規制される。同時に、弾性突起26eが固定孔15dに挿入され、脚部26の前後方向の変位が規制される。これにより、脚部26が底板15に固定されるため、棚部材24は単位収納庫2の内部で固定される。
本実施形態においては、脚部26を後方に変位させて係合突起26dと被係合孔15bとが係合した状態において、棚板部25の後端と背板14とが軽く接する、又は、クリアランスが僅かに形成されるように設定している(図3及び図4を参照)。このように、ロッカー1は、棚部材24を前方から後方に向けてスライド変位させることにより、上下方向の変位を確実に規制しつつ、棚板部25と背板14とを接近させている。これにより、ロッカー1においては、棚板部25の後方から物が落ちるような間隙が棚板部25の背後に生じないように構成される。
また、本実施形態に係るロッカー1においては図3及び図4に示す如く、棚部材24の前側には接続ユニット30が隣接して固定される。より具体的には図3及び図4に示す如く、接続ユニット30は縦長形状に形成されるとともに、棚部材24の前端から内側板13iの前端の折曲部との間の空間において、長手方向を上下方向に向けて固定される。これにより、棚部材24は接続ユニット30に規制されて前方へ変位不能となるため、脚部26が前方に変位することを防止できる。即ち、本実施形態においては係合突起26dと被係合孔15bとの係合を解除され難くすることにより、底板15から棚部材24を外れ難く構成している。
脚部26を底板15から取り外す場合は、底板15の下方から固定孔15dを介して弾性突起26eを押し上げる。そして、弾性突起26eを上方に弾性変形させて前後方向の規制を解除した状態で、脚部26を前方に変位させる。これにより、係合突起26dと被係合孔15bとの係合が解除され、脚部26を上方に持ち上げることが可能となる。
図11に示す如く、棚部材24は二個以上積層して配置することも可能である。詳細には図10に示す如く、棚板部25の上面における左右両端部には、前後二箇所に係合突起挿入孔25d、二つの係合突起挿入孔25dの間に弾性突起挿入孔25eがそれぞれ開口されている。図10に示す如く、それぞれの係合突起26dを係合突起挿入孔25dに挿入し、弾性突起26eを弾性突起挿入孔25eに挿入することにより、棚部材24が積層して配置される。
図13に示す如く、棚部材24は二枚の脚部26を連結して構成することも可能である。詳細には図12に示す如く、脚部26の下端部には、前後二箇所に被係合部26f、前端部に被挿入孔26g、前後方向中央部に被挿入溝26hがそれぞれ形成されている。被係合部26fは内部に棒状体が形成されている。
二枚の脚部26を互いに連結する際には図12に示す如く、挿入突起26bを被挿入孔26gに、挿入片26cを被挿入溝26hにそれぞれ挿入すると同時に、係合部26aを被係合部26fと係合させる。詳細には、係合部26aにおける二枚の係合片が被係合部26fの棒状体を挟み込むことにより、係合部26aと被係合部25aとが係合する。これにより、図13に示す如く二枚の脚部26を連結した棚部材24が形成される。
上記の如く、本実施形態に係るロッカー1において、単位収納庫2の内部に棚部材24が収容され、棚部材24は、棚板部25とそれぞれの脚部26とに分割可能に構成されている。これにより、図3及び図8(b)に示す如く棚部材24を単位収納庫2の幅寸法と近い幅寸法で製造した場合でも、上記の如く棚板部25と脚部26との相対的な回動変位が許容されているため、棚部材24を傾けて収容する際に、棚板部25と脚部26との相対角度を変化させることができる。具体的には図8(a)に示す如く、棚板部25を傾けた際に下側に位置する脚部26と棚板部25との相対角度を大きくして、上側に位置する脚部26と棚板部25との相対角度を小さくすることにより、棚部材24の幅寸法を小さくすることができる。このため、単位収納庫2の内部に棚部材24を収容する際の入れやすさを向上させることが可能となる。
上記の如く、本実施形態に係るロッカー1においては、棚部材24を単位収納庫2に収容する際に、棚板部25と脚部26との相対角度を変化させて棚部材24の形状を変えることができるため、単位収納庫2の前面開口部等に引っかかることなく棚部材24を単位収納庫2に収容することが可能となる。また、例えば棚板部と脚部とが一体であった場合には一つしか挿入できない大きさの前面開口部であっても、本実施形態においては棚板部25と脚部26とを分割した構成とすることにより、二段以上の棚部材24を設置することが可能となる
また、本実施形態においては図8(b)に示す如く、棚板部25の外形状は正面視で見たときに、下窄みで傾斜する(下側の幅寸法が上側の幅寸法よりも若干小さい)ように形成している。これにより、図8(a)に示す如く棚板部25を傾斜させた際に、外形状を矩形で形成した場合よりも幅寸法を小さくして、単位収納庫2の内部に棚部材24を入れやすくしている。
また、本実施形態に係るロッカー1においては、棚部材24を設けるために側板13及び内側板13iに部材の追加や部品の加工を行う必要がないため、ロッカー1の製造コストを抑制することができ、また、収納空間Sの内部の体裁悪化を防止できる。即ち、ロッカー1によれば、側板13及び内側板13iに、棚部材24を取付けるための加工を施す必要がなく、かつ、棚部材24を単位収納庫2の幅寸法と近い幅寸法で製造した場合でも、棚部材24を単位収納庫2に容易に収納することが可能となる。
このように、ロッカー1によれば、棚部材24を単位収納庫2に容易に収納することができるため、作業者の作業負担を低減することが可能となる。なお、棚板部25と脚部26とを分割した状態で単位収納庫2に収容し、単位収納庫2の内部で棚部材24を組み立てる構成とすることも可能である。
なお、本実施形態においては、単位収納庫2の前面開口部の寸法と、棚部材24(脚部26)の高さ寸法との関係は、棚板部25と脚部26とを連結した状態で棚部材24を二個まで傾けて収容でき、棚部材24を三段以上に積み重ねる際には、棚板部25と脚部26とを別々に入れて単位収納庫2の内部で組み立てることにより収容できるように設定されている(図8(a)及び(b)を参照)。また、前面開口部の寸法と棚部材24の寸法の関係により、単位収納庫2に収容可能な棚部材24の段数は変化するが、棚板部25と脚部26とを連結した状態では一つも棚部材24を収容できない空間でも、棚板部25と脚部26とを分割することにより棚部材24を収容することが可能となる。
この際、それぞれの被係合孔15bは図9に示す如く前側が幅広く形成されているため、係合突起26dを被係合孔15bに容易に案内することができる。詳細には、脚部26が傾いており、図9に示す如く脚部26の下端部が少し内側に位置する場合でも、係合突起26dを被係合孔15bに挿入することができる。そして、脚部26を後方に変位させることにより、被係合孔15bが係合突起26dを外側に案内する。これにより、脚部26を底板15に組付けた際には、脚部26を底板15に対して直立させることができる。
また、本実施形態に係るロッカー1においては図8(b)に示す如く、側板13等の前端部が折り曲げて形成されているため、前面開口部の幅寸法Loが収納空間Sの幅寸法Lsよりも小さく形成されている。この場合でも、図8(a)に示す如く棚部材24を棚板部25と脚部26との相対角度を変化させた状態で単位収納庫2に収容することができる。即ち、収納空間Sよりも幅寸法の狭い前面開口部であっても、棚部材24を容易に挿通することができ、作業負担を低減することができる。
また、本実施形態に係るロッカー1においては、脚部26の下端部に係合突起26dが形成され、底板15に被係合孔15bが開口されている。そして、図7に示す如く係合突起26dが被係合孔15bと係合することにより、脚部26が底板15に固定される。このように、係合突起26dと被係合孔15bによって脚部26と底板15とを連結する構成とすることにより、別途工具等を必要とせずに棚部材24を単位収納庫2に容易に固定することが可能となる。
また、本実施形態に係るロッカー1においては、棚板部25の上面に係合突起挿入孔25dが形成されている。そして、図10に示す如く上段の棚部材24における係合突起26dが、下段の棚部材24における係合突起挿入孔25dに挿入されることにより、複数の棚部材24が積層して収容可能とされる。このように、本実施形態においては棚板部25の上面に脚部26の下端部を載置可能とすることにより、図11に示す如く棚部材24を積層して使用することが可能となる。なお、上段の棚部材24における係合突起26dと、下段の棚部材24における係合突起挿入孔25dとは、ほぼ同形状で、かつ、同じ位置関係で配置されている。このため、図11に示す如く棚部材24を積層した場合、二つの棚部材24は前後左右方向の相対変位が規制され、互いに位置決めがなされる。
なお、棚部材24を積層する際には、上段の棚部材24のうち、脚部26のみを下段の棚部材24に連結した後で、上段の棚板部25を脚部26に連結する構成とすることもできる。これにより、棚板部25と脚部26とを別々に入れて単位収納庫2の内部で組み立てないと複数個の棚部材24を収容できない場合であっても、単位収納庫2の内部で棚部材24を積層することが可能となる。
なお、変形例として、上段の棚部材24における脚部26を下段の棚部材24における棚板部25に係合するように構成しても良い。具体的には、棚板部25の上面に、係合突起26dと係合可能な被係合部を形成し、係合突起26d(又は、別途構成した係合部)と被係合部とを係合させることにより、複数の棚板部24を積層するのである。このように構成することにより、上段の棚部材24における脚部26のみを下段の棚部材24に連結して自立させ、その後に上段の棚板部25を上方から嵌めることで組み立てることができる。なお、係合突起26d(係合部)と被係合部との係合手段は、底板15に対する係合と同じスライド係合でも、上下方向で嵌合させるような方式でも良い。
上記の如く、棚部材24を複数個積層して単位収納庫2に収容する場合、単位収納庫2において棚部材24が占める空間が大きくなる。このため、一個の棚部材24を収容する場合と比較して、棚部材24の収納作業がより難くなる。しかし、本実施形態に係るロッカー1においては、上記の如く棚板部25と脚部26との相対角度を変化させた状態で単位収納庫2に収容することができる。このため、棚部材24を複数個積層して単位収納庫2に収容する場合であっても、棚部材24を単位収納庫2に容易に収納することができる。即ち、このような作業の容易性は、棚部材24を複数個積層して単位収納庫2に収容する際に、より顕著な効果を発揮することができる。
また、本実施形態に係るロッカー1において、二枚の脚部26は図12に示す如く、挿入突起26bを被挿入孔26gに、挿入片26cを被挿入溝26hにそれぞれ挿入すると同時に、係合部26aを被係合部26fと係合させることができる。これにより、脚部26の上端部は、他の脚部26の下端部と連結可能に構成される。本実施形態においては上記の如く構成することにより、図13に示す如く脚部26を連結して棚部材24を構成することが可能となる。即ち、棚部材24の内部空間(棚板部25の下方の空間)を大きくして、比較的高さの大きい物を収容する場合でも、容易に棚部材24の高さを調整することができる。
1 ロッカー(収納家具) 2 単位収納庫
3 開き扉 3a 貫通溝
4 ヒンジ 4a ヒンジ本体
4b 固定板 5 ロック部材
6 ラッチ 7 ラッチ受部材
11 天板 12 ベース部材
13 側板 13i 内側板
14 背板 15 底板
15a 貫通孔 15b 被係合孔
15c 孔部 15d 固定孔
16 前框部 22 ペントレイ
23 扉トレイ 24 棚部材
25 棚板部 25a 被係合部
25b 被挿入孔 25c 被挿入溝
25d 係合突起挿入孔 25e 弾性突起挿入孔
26 脚部 26a 係合部
26b 挿入突起 26c 挿入片
26d 係合突起 26e 弾性突起
26f 被係合部 26g 被挿入孔
26h 被挿入溝 30 接続ユニット
31 ケース部 31a 係合爪
31b 折り返し部 31d 固定孔
32 コンセント(接続部) 33 配線
S 収納空間

Claims (5)

  1. 一つの筐体の内部を板材で仕切って複数の収納空間を設け、それぞれの収納空間の前面開口部を扉で開閉する構造の単位収納庫を複数設けた収納家具において、
    前記単位収納庫の内部には、棚板部と、該棚板部の両端部にそれぞれ連結される脚部と、を備える棚部材が収容され、
    前記棚部材は、前記棚板部とそれぞれの前記脚部とに分割可能に構成される、収納家具。
  2. 前記前面開口部の幅寸法は、前記収納空間の幅寸法よりも小さく形成される、請求項1に記載の収納家具。
  3. 前記脚部の下端部に係合突起が形成され、前記単位収納庫の前記底板に被係合孔が開口され、
    前記係合突起が前記被係合孔と係合することにより、前記脚部が前記底板に固定される、請求項1又は請求項2に記載の収納家具。
  4. 前記棚板部の上面に係合突起挿入孔が形成され、
    上段の前記棚部材における前記係合突起が、下段の前記棚部材における前記係合突起挿入孔に挿入されることにより、複数の前記棚部材が積層して収容可能とされる、請求項3に記載の収納家具。
  5. 前記脚部の上端部は、他の脚部の下端部と連結可能に構成される、請求項1から請求項4の何れか1項に記載の収納家具。
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