JP2020081027A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像表示手段を用いながらも画像表示と異なる形態での図柄表示を可能にする。【解決手段】複数の光透過部54a,56a,58aを所定の図柄を表示可能な配列で形成した光透過部材54,56,58と、画像表示部52の画像表示を制御する表示制御手段とを備え、画像表示部52の前面側に光透過部材54,56,58を位置させた状態で、当該光透過部材54,56,58の光透過部54a,56a,58aの形成位置に合わせて画像表示部52に表示する画像を表示制御手段が制御することで、当該光透過部54a,56a,58aを透過した光により図柄を表示するよう構成した。【選択図】図5

Description

本発明は、判定条件の成立を契機として行われる当り判定の結果を、演出表示手段に表示される飾り図柄の組合せで報知可能に構成された遊技機に関するものである。
従来より、パチンコ機やパチスロ機と言った遊技機が広く遊技に供されている。例えばパチンコ機は、パチンコ球(遊技球)が流下可能な遊技領域が画成された遊技盤に、パチンコ球が入賞可能な始動入賞口や、演出図柄を変動表示する図柄表示装置(演出表示手段)が設けられている。このようなパチンコ機では、遊技領域を流下するパチンコ球が始動入賞口へ入賞することを契機として始動入賞口へのパチンコ球の入賞を判定条件の成立として当りか否かに関する当否判定が行われ、当該当否判定の結果に基づいて図柄表示部の演出図柄を変動表示したり、図柄表示部で各種の演出表示をするよう構成されている。そして、当否判定の結果が当りである場合には、図柄表示部に特定の組合せで演出図柄(例えば同一図柄の三つ揃等)を表示して、当りであることを遊技者に認識可能に報知し、その後に遊技者に有利な当り遊技(大当り遊技や小当り遊技)が付与される。このような当り遊技では、特別入賞口を開閉可能に閉鎖する特別入賞装置の開閉部材が適宜の開閉パターンで開閉動作されて、特別入賞口へのパチンコ球の入賞機会が与えられ、遊技者が賞球を獲得し得るよう構成されている(例えば特許文献1参照)。
特開2002−113194号公報
ところで、前記図柄表示手段としては、当該遊技機のコンセプト等に合わせて液晶ディスプレイ(LCD)等の画像表示を利用した画像表示手段や、縦横に複数のLEDを配置したドットマトリクス式の図柄表示手段、複数のセグメントLED(例えば7セグメントや14セグメント、16セグメント等)を用いたセグメント式の図柄表示手段等が利用されている。特に、多彩な演出が容易に実現できることから画像表示手段を採用した遊技機が主流となっているのが現状である。このような状況下において、ドットマトリクス式の図柄表示手段等の画像表示手段以外の図柄表示手段を採用しようとすると、その調達コストが嵩むばかりでなく、専用の設計が必要になる煩雑さが問題となっている。また、近年は画像表示手段の大型化が進んでおり、同様のサイズのドットマトリクス式の図柄表示手段等は非常に高価になる難点がある。このため、ドットマトリクスに似せた画像を画像表示手段に表示することで代用することが行われているものも、画像表示手段の表示であるることが容易に判別でき、質感に乏しい難点がある。
そこで本発明は、従来の技術に内在する前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、画像表示手段を用いながらも画像表示とは異なる形態での図柄表示を可能にした遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため、本発明の請求項1に係る発明は、
判定条件の成立を契機として当否判定を行う当否判定手段を備え、前記当否定手段の判定が特定の判定結果となることを契機として当り遊技を付与するよう構成された遊技機において、
画像を表示可能な画像表示手段(52)と、
複数の光透過部(54a,56a,58a)を所定の図柄を表示可能な配列で形成した光透過部材(54,56,58)と、
前記画像表示手段(52)の画像表示を制御する表示制御手段とを備え、
前記画像表示手段(52)の前面側に前記光透過部材(54,56,58)を位置させた状態で、当該光透過部材(54,56,58)の光透過部(54a,56a,58a)の形成位置に合わせて画像表示手段(52)に表示する画像を前記表示制御手段が制御することで、当該光透過部(54a,56a,58a)を透過した光により図柄を表示するよう構成したことを要旨とする。
このように、画像表示手段を利用してドットマトリクス表示やセグメント表示といった光源の発光位置の組み合わせによる表示形態での図柄表示が可能になる。また、画像表示手段の表示画像の光を光透過部材の光透過部を透過させることで、光源としてLEDを利用した表示装置を用いることなく質感の高い表示ができる。
請求項2に係る発明は、
前記当否判定手段の判定を契機として演出を決定する演出決定手段を備え、
前記演出決定手段の決定に基づいて前記表示制御手段が前記画像表示手段(52)の表示色を制御することで、前記光透過部(54a,56a,58a)を透過した光により同一の図柄を異なる色彩で表示し得るよう構成したことを要旨とする。
このように、画像表示手段を利用することで、ドットマトリクス表示や7セグメント表示といった点光源を組み合わせた表示形態で図柄を多様な色彩で表示することができる。
請求項3に係る発明は、
前記画像表示手段(52)の前面側に前記光透過部(56a,58a)が重なる第1位置と、当該画像表示手段(52)の前面から光透過部(56a,58a)が退避した第2位置とに前記光透過部材(56,58)を移動可能に構成し、
前記光透過部材(56,58)が前記第1位置にある状態では、前記光透過部(56a,58a)を透過した光により図柄を表示すると共に、前記光透過部材(56,58)が前記第2位置にある状態では、前記画像表示手段(52)の表示画像により図柄を表示するよう構成したことを要旨とする。
このように、光透過部材を移動可能にすることで、画像表示手段による図柄表示と、ドットマトリクス表示や7セグメント表示といった点光源を組み合わせた表示形態での図柄表示とを任意に変更して図柄表示を行うことができ、演出の多様化を図り得る。
本発明に係る遊技機によれば、画像表示手段を用いながらも画像表示とは異なる形態での図柄表示が可能となる。
本発明の好適な実施例に係るパチンコ機を示す正面図である。 実施例に係る遊技盤を示す正面図である。 (a)は、第1の光透過部材を示す概略正面図であり、(b)は、第3の光透過部材を示す概略正面図であり、(c)は、第1の光透過部材の前面側に第3の光透過部材が状態を示す説明図である。 実施例に係る第1〜第3の光透過部材と、画像表示部との位置関係を示す概略説明図である。 (a)は、図3のA−A線の要部断面図であり、(b)は、図3のB−B線の要部断面図である。
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、実施例では、遊技球としてパチンコ球を用いて遊技を行うパチンコ機を例に挙げて説明する。また、以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」とは、特に断りのない限り、図1に示すようにパチンコ機を前側(遊技者側)から見た状態で指称する。
(パチンコ機10について)
実施例に係るパチンコ機10は、図1に示すように、前方へ開口するよう形成されて遊技店の図示しない設置枠台に設置される基体11,12と、前記基体11,12の前側開口を覆うよう当該基体11,12に対して開閉可能に支持されて遊技機前面を形成する前面部材13とを備えており、当該基体11,12や前面部材13を設置基材として各種部材を設置することで遊技機が構成されるようになっている。具体的に、パチンコ機10の基体は、前後に開口する矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に縦置き姿勢で設置される固定枠としての外枠11の開口前面側に、本体枠としての中枠12を開閉および着脱可能に組み付けて構成されており、当該中枠12に遊技盤20が着脱可能に配設されると共に、当該遊技盤20に演出表示部17や可動体(図示せず)等の各種演出部品が配設されている。
そして、前記中枠12の前面側には、前記遊技盤20の遊技領域21の前側に前後に開口する窓口13aが形成された前記前面部材としての前枠13が開閉可能に組み付けられている。前枠13には、ガラス板や透明な合成樹脂材で形成された透視保護板13bが窓口13aを覆うよう配設されており、遊技盤20を前側から目視可能な状態で保護している。図1に示す如く、前記前枠13には、窓口13aを囲繞するようランプ装置(発光手段)18が配設されると共に、前枠13の上部位置に、音声や効果音を出力可能なスピーカ(音出力手段)19が配設されている。そして、ランプ装置18に設けられたLED等の発光体(図示せず)を点灯・点滅したり、前記スピーカ19から適宜の音声を出力することで、前記演出表示部17で行われる各種の表示演出(図柄変動演出)に合わせて光による演出や音による演出を行い得るよう構成されている。
前記前枠13における窓口13aの下方位置には、パチンコ球(遊技媒体)を貯留可能な球受け皿(貯留部)14,15が設けられており、当該前枠13と一体的に球受け皿14,15を開閉し得るようになっている。実施例の前枠13には、上球受け皿14および下球受け皿15が上下の位置関係で設けられている。なお、前記上下の球受け皿14,15の一方および両方を、前枠13とは個別に中枠12に組み付けるようにしてもよい。また、1つの球受け皿14,15のみを備える構成とすることもできる。
前記パチンコ機10(実施例では前枠13)の前面右下部位置には、打球発射装置(図示せず)を作動する操作ハンドル16が設けられている。前記操作ハンドル16は、左回転方向に付勢された操作レバー16aを備えており、該操作レバー16aを右回転するよう遊技者が操作することで打球発射装置が作動されて、前記上球受け皿14に貯留されたパチンコ球が前記遊技盤20の遊技領域21に向けて1球ずつ発射されるよう構成されている。
(遊技盤20について)
実施例の前記遊技盤20は、ベニヤ材や合成樹脂材により形成された板部材であって、該遊技盤20の後側に前記演出表示部17が着脱自在に組み付けられている。遊技盤20の前側には、図2に示す如く、前面(盤面)に配設された略円形状の案内レール22によりパチンコ球が流下可能(移動可能)な遊技領域21が画成されて、前記打球発射装置から発射されたパチンコ球が当該遊技領域21内に打ち出されることで遊技が行われるようになっている。この遊技盤20は、前後に貫通する装着口が適宜位置に形成されており、各装着口に対して各種遊技構成部品が前側から取り付けられるようになっている。ここで、実施例の前記遊技盤20には、図2に示す如く、前記案内レール22で囲まれた遊技領域21の略中央の装着口に、前後に開口する開口部25aが形成された枠状装飾体25が取り付けられ、該枠状装飾体25の開口部25aを介して演出表示部17の表示面17aが遊技盤20の前面から視認し得るよう構成されている。なお、遊技領域21の最下部位置にアウト口23が形成され、遊技領域21に打ち出されてアウト口23に入球したパチンコ球が機外に排出されるようになっている。
(枠状装飾体25について)
前記遊技盤20に配設される前記枠状装飾体25は、図2に示す如く、前記遊技盤20の装着口に沿って延在する環状に形成され、パチンコ球が前記演出表示部17の前側を横切って流下(落下)するのを規制し得るよう当該枠状装飾体25の少なくとも上部側が遊技盤20の前面より前方に突出する庇状に形成されている。なお、枠状装飾体25は、最上部から左右方向に下方傾斜する傾斜状に形成され、遊技領域21に打ち出されたパチンコ球を枠状装飾体25の上部で滞ることなく左側方または右側方へ誘導し得るよう形成されている。
(入球部について)
図2に示すように、前記遊技盤20には、遊技領域21を流下するパチンコ球が入球可能な複数の入球部(具体的には、第1始動入賞部31、第2始動入賞部32、特別入賞部41、ゲート部48、普通入賞部45)が設けられており、パチンコ球が入球した入球部に応じた制御が実行されることで所定の遊技を行い得るようになっている。具体的に、前記遊技盤20には、図2に示す如く、前記枠状装飾体25の下方位置に、遊技領域21に臨んで該遊技領域21(枠状装飾体25の左側の領域)を流下するパチンコ球が入賞可能な第1始動入賞部31が配設されると共に、該第1始動入賞部31の下方に第2始動入賞部32が配設されている。また、枠状装飾体25の右側方に、遊技領域21(枠状装飾体25の右側の領域)を流下するパチンコ球が通過可能なゲート部48が配設されている。また、枠状装飾体25の下方右寄りの位置に、遊技領域21(枠状装飾体25の右側の領域)に臨んで特別入賞部41が配設されている。
(始動入賞部31,32について)
前記第1および第2始動入賞部(入球部)31,32は、遊技領域21を流下するパチンコ球が入賞可能な始動入賞口(入球口)31a,32aが設けられる。ここで、第1始動入賞部31は、第1始動入賞口31aが遊技領域21に常時開放する常時開放型の入賞部とされ、第2始動入賞部32は、所定の開放条件および閉鎖条件に従って第2始動入賞口32aが始動用開閉部材(開閉手段)32bにより開閉される開閉型の入賞部とされている。なお、第2始動入賞部32は、始動用開閉部材32bを開閉作動するソレノイドを備え、メイン制御基板(図示せず)によって駆動制御されるよう構成される。
前記第1および第2始動入賞部31,32は、該第1および第2始動入賞口31a,32aに入賞したパチンコ球を始動入賞検出センサが検出するよう構成され、当該始動入賞検出センサの検出を契機として所定数の賞球が払い出されるようになっている。また、第1および第2始動入賞検出センサによるパチンコ球の検出(すなわち第1および第2始動入賞口31a,32aへのパチンコ球の入賞)を契機として、前記メイン制御基板60が各種入賞情報(大当り判定用乱数等の遊技情報)を取得し、この取得した入賞情報に基づいて当否判定が行われるよう構成されている。そして、当否判定の結果に基づいてメイン制御基板が演出制御基板に制御信号を出力して前記演出表示部17で演出が実行されるようになっている。
(特別入賞部41について)
前記特別入賞部41は、遊技領域21に対して特別入賞口41aを開閉自在に閉成する開閉部材41bを備えており、ソレノイドの駆動に伴って閉部材41bが開閉動作するよう構成されている。また、前記特別入賞部41には、前記特別入賞口41aに入賞したパチンコ球を検出する検出手段としての特別入賞検出センサが設けられ、特別入賞検出センサがパチンコ球を検出(すなわち特別入賞口41aへのパチンコ球の入賞による検出条件の成立)することを契機として所定数の賞球が払い出されるようになっている。そして、当否判定が当りの判定結果となることを契機として、遊技者に有利な大当り遊技(特別遊技)が付与される。具体的には、前記演出表示部17で行われる図柄変動において、該演出表示部17での図柄変動が終了した後に特別入賞部41を所定の開放条件で開放して遊技者が賞球を獲得可能な大当り遊技が付与される。
(演出表示部17について)
実施例の演出表示部17は、図2〜図4に示すように、画像表示により演出を行う画像表示部52と、複数の光透過部54a,56a,58aを所定の図柄を表示可能な配列で形成した光透過部材54,56,58とを備えており、当該画像表示部52の前面側に前記光透過部材54,56,58を位置させた状態で、当該光透過部材54,56,58の光透過部54a,56a,58aの形成位置に合わせて画像表示部52に画像を表示することで、当該光透過部54a,56a,58aを透過した光により図柄が表示されるようになっている。この画像表示部52としては、液晶パネルを収容ケースに収容した液晶表示装置や、有機エレクトロルミネッセンス等のように各種の画像を表示可能な従来公知の表示装置である。なお、本実施例では、演出表示部17として液晶表示装置を用いた例により説明する。
前記光透過部材54,56,58は、基材60と、当該基材60に前後に貫通するよう形成された複数の貫通孔62と、当該貫通孔62に合わせて設けられて貫通孔62を塞ぐレンズ部64とを備えており、当該貫通孔62およびレンズ部64により前記光透過部54a,56a,58aを構成している。なお、光透過部54a,56a,58aは、光を透過しない合成樹脂等により遮光性を有するよう形成されて、当該光透過部材54,56,58の後側から照射された光が光透過部54a,56a,58aのみを透過するようになっている。ここで、実施例の演出表示部17は、光透過部材54,56,58として複数(実施例では3つ)備えており、以下の説明では、必要に応じて第1の光透過部材54、第2の光透過部材56および第3の光透過部材58として区別する場合がある。
前記第1の光透過部材54は、図3(a)、図4に示すように、前記画像表示部52の表示領域の前面側の一部に重なる位置に固定的に配置されると共に、当該第1の光透過部材54の基材60に対して縦方向および横方向に一定間隔で複数形成した円孔状の貫通孔62をレンズ部64で塞ぐことでドット状に光透過部54aが設けられている。すなわち、前記画像表示部52において前記第1の光透過部材54の後方に重なる領域に表示した画像により発光させた光透過部54aの発光位置の組み合わせにより、ドットマトリクス状の表示形態で文字や記号、数字、絵柄等の各種の図柄を表示し得るようになっている(図5(a)参照)。なお、実施例では、前記画像表示部52の表示領域の内で前面下側に重なるよう前記第1の光透過部材54を配置してある。
前記第2の光透過部材56は、図4に示すように、前記画像表示部52の表示領域の前面側に重なる重なり位置(第1位置)と、当該画像表示部52の前面から光透過部56aが退避した退避位置(第2位置)とに移動可能に構成されており、図示しないモータ等の駆動手段を駆動することで重なり位置および退避位置の間を移動するようになっている。ここで、第2の光透過部材56は、重なり位置において前記画像表示部52の表示領域の内で前面上側に重なると共に、退避位置において当該画像表示部52より上方に位置するよう構成されている。また、第3の光透過部材58は、重なり位置において前記第1の光透過部材54の前側に重なると共に、退避位置において前記画像表示部52より下方に位置するようになっている。
この第2の光透過部材56は、前記第1の光透過部材54と同様に、基材60に対して縦方向および横方向に一定間隔で形成した前後に貫通する複数の円孔状の貫通孔62をレンズ部64で塞ぐことで光透過部56aが設けられており、前記画像表示部52において重なり位置にある第2の光透過部材56の後方に重なる領域に表示した画像により発光させた光透過部56aの発光位置の組み合わせによりドットマトリクス状の表示形態で各種の図柄を表示し得るよう構成されている。そして、前記第2の光透過部材56が退避位置にある状態では、当該画像表示部52の表示画像により図柄を表示し得るようになっている。ここで、第2の光透過部材56が重なり位置にある状態では、第1の光透過部材54と第2の光透過部材56とにより画像表示部52の表示領域の前面全体が覆われるよう構成されており、当該第1の光透過部材54の光透過部54aの発光位置と第2の光透過部材56の光透過部56aの発光位置とを組み合わせにより図柄を表示し得るになっている。すなわち、前記第1の光透過部材54の単独で図柄を表示する場合よりもドットマトリクス状の表示形態で図柄を表示可能な領域が広くなっている。
また、図4に示すように、前記第2の光透過部材56は、退避位置にある状態で前記枠状装飾体25の上部に設けた光透過性の装飾部26の後側に重なるよう構成されている。そして、退避位置にある第2の光透過部材56の後側に前面にLED等の発光体27aを備えた発光基板27が配置されている。すなわち、前記第2の光透過部材56が退避位置にある状態では、当該第2の光透過部材56の光透過部56aを透過した発光体27aの光が照射されて前記装飾部26を発光させ得ると共に、当該第2の光透過部材56が重なり位置にある状態では、発光体27の光が直接照射されることにより装飾部26を発光させ得るようになっている。
前記第3の光透過部材58は、図3(b)に示すように、前記第1の光透過部材54および第2の光透過部材56とは異なる配列で光透過部58aが設けられている。具体的には、前記第3の光透過部材58の基材60に対して、縦方向に延在して前後に貫通する長孔状の貫通孔62と、横方向に延在して前後に貫通する長孔状の貫通孔62とを略8字状をなすよう形成すると共に、当該貫通孔62をレンズ部64で塞ぐことで7セグメント状に光透過部58aが設けられている。すなわち、第3の光透過部材58が重なり位置にある状態では、画像表示部52において第1の光透過部材54の後方に重なる領域に画像を表示することで、当該第1の光透過部材54の光透過部54aを透過した光により第3の光透過部材58の光透過部58aが発光して、その発光位置の組み合わせにより7セグメント状の表示形態で各種の図柄を表示し得るようになっている(図5(b)参照)。なお、実施例では、第3の光透過部材58の1つの貫通孔62の後方に第1の光透過部材54の光透過部58a(貫通孔62)が複数臨むよう構成されている(図3(c)参照)。
ここで、前記演出制御基板は、メイン制御基板で実行された当否判定の結果に基づいて前記演出制御基板が前記演出表示部17で演出が実行する演出を決定し、決定した演出に応じて前記第2の光透過部材56および第3の光透過部材58の夫々を重なり位置および退避位置の何れかに位置させると共に、決定した演出に合わせた画像を画像表示部52に表示して図柄変動を実行させるよう構成されている。すなわち、第1の光透過部材54の光透過部54aを透過した光によってドットマトリクス状の表示形態で図柄を変動表示することができる。この実施例では、第2の光透過部材56および第3の光透過部材58の夫々を退避位置に位置させる場合に、前記第1の光透過部材54の光透過部54aの形成位置に合わせて画像表示部52を所定の表示色での発光および消灯を制御することで、当該第1の光透過部材54の光透過部54aを透過した光により図柄変動を実行すると共に、当該第1の光透過部材54より上方側の表示領域において所定のキャラクター等の演出画像を表示して演出を実行するよう構成されている。
また、第2の光透過部材56を重なり位置に位置させると共に第3の光透過部材58を退避位置に位置させる場合には、前記第1の光透過部材54および第2の光透過部材56の光透過部56aの形成位置に合わせて画像表示部52を所定の表示色での発光および消灯を制御することで、当該第1の光透過部材54および第2の光透過部材56の光透過部54a,56aを透過した光により図柄変動を実行するよう構成されている。すなわち、第1の光透過部材54および第2の光透過部材56の光透過部54a,56aを透過した光により図柄変動を実行することで、第1の光透過部材54の光透過部54a,56aを透過した光のみによって図柄変動を実行する場合よりも目立つ形態で図柄を変動表示することができる。
また、第2の光透過部材56を退避位置に位置させると共に第3の光透過部材58を重なり位置に位置させる場合には、前記第3の光透過部材58の光透過部58aの形成位置に合わせて画像表示部52を所定の表示色での発光および消灯を制御することで、前記第1の光透過部材54の光透過部58aを透過して第3の光透過部材58の光透過部58aを透過した光により図柄変動を実行するよう構成されている。すなわち、第3の光透過部材58の光透過部58aを透過した光により図柄変動を実行することで、第1の光透過部材54や第2の光透過部材56の光透過部54a,56aを透過した光によって図柄変動を実行する場合とは異なる形態(すなわち7セグメント状の表示形態)で図柄を変動表示することができる。
ここで、演出制御基板は、前記メイン制御基板での当否判定の結果に応じて画像表示部52の表示色を決定するよう構成されており、光透過部54a,56a,58aを透過した光により同じ図柄を異なる色彩で表示し得るようになっている。具体的に、実施例では、前記第1〜第3の光透過部材54,56,58の光透過部54a,56a,58aの形成位置に合わせて「白色」および「赤色」で発光し得るよう構成されており、メイン制御基板での当否判定の結果がはずれの場合よりも当りの場合に画像表示部52を「赤色」を決定し易くなるよう構成され、赤色の光により図柄変動が行われることで大当りになる期待感を高めている。
(実施例の作用)
次に、実施例に係るパチンコ機10の作用につき説明する。
前記前枠13の前面側に設けられた前記操作ハンドル16の操作レバー16aを遊技者が回転操作することでパチンコ球が前記遊技領域21内に打ち出され、当該遊技領域を流下するパチンコ球が前記第1始動入賞部31または第2始動入賞部32に入賞することを契機として、前記メイン制御基板により当否判定が行われ、当該当否判定の判定結果に応じて前記演出表示部17で図柄変動が行われる。そして、当否判定が当りの判定結果となることで、図柄変動の結果、演出表示部17に所定の図柄組合せで演出図柄が表示され他後に当り遊技が生起される。
ここで、複数の光透過部54a,56a,58aを所定の図柄を表示可能な配列で形成した第1〜第3の光透過部材54,56,58を、前記演出表示部17の画像表示部52の前面側に位置させた状態で、当該第1〜第3の光透過部材54,56,58の光透過部54a,56a,58aの形成位置に合わせて画像表示部52に表示する画像を制御することで、当該光透過部54a,56a,58aを透過した光により図柄が表示される。すなわち、液晶表示装置等の画像表示部52にドットマトリクス状の表示形態やセグメント状の表示形態等に似せた画像を表示することなく、光透過部54a,56a,58aの発光位置の組み合わせによりドットマトリクス状の表示形態やセグメント状の表示形態で表示形態での図柄表示が可能になる。また、画像表示部52の表示画像の光を光透過部材54,56,58の光透過部54a,56a,58aを透過させることで、光源としてLEDを利用した表示装置を用いることなく質感の高い表示ができる。
また、演出表示部の画像表示部52に合わせて光透過部材54,56,58を用意するだけでよく、汎用的に用いられる画像表示部52を流用することができるから、ドットマトリクス状の表示形態やセグメント状の表示形態で図柄表示するための専用の表示装置を用意する必要がなく、コストを低廉に抑制できる。また、液晶表示装置等の画像表示部52を利用することで、ドットマトリクス状の表示形態やセグメント状の表示形態といった点光源を組み合わせた表示形態で図柄を多様な色彩で表示することが可能になる。
また、第2の光透過部材56のように画像表示部52の前面側に重なる重なり位置と、画像表示部52の前面側から退避した退避位置とに移動可能にすることで、画像表示部52による図柄表示と、ドットマトリクス状やセグメント状といった第2の光透過部材56の光透過部54a,56a,58aを透過した点光源を組み合わせた表示形態での図柄表示とを任意に変更して図柄表示を行うことができ、演出の多様化を図り得る。
そして、第3の光透過部材58のように第1の光透過部材54の前側に重なる重なり位置と、当該第1の光透過部材54の前面側から退避した退避位置とに移動可能にすることで、第1の光透過部材54の光透過部54aを透過した光による図柄表示と、第1の光透過部材54の光透過部54aを介して第3の光透過部材58の光透過部58aを透過した光による図柄表示とで、異なる形態での図柄表示を任意に変更して図柄表示を行うことができ、演出の多様化を図り得る。
(変更例)
なお、遊技機としては、前述したものに限らず、種々の変更が可能である。
(1) 実施例では、液晶表示装置等からなる画像表示手段の前面下側に重なるよう光透過部材(第1の光透過部材)を配置したが、これに限らず、画像表示手段の前面側の任意の位置に重なるよう光透過部材を配置することができる、
(2) 実施例では、複数の光透過部材(第1および第2の光透過部材)により画像表示手段の前面全体を覆うようにしたが、1つの光透過部材で画像表示手段の前面全体を覆うようにしてもよく、また3つ以上の光透過部材で画像表示手段の前面全体を覆うことも可能である。
(3) 実施例では、第1の光透過部材を画像表示手段の前面に重なるよう固定的に配置したが、第2の光透過部材と同様に、画像表示手段の前面側に重なる第1位置と、当該画像表示手段の前面から退避した第2位置とに移動可能に構成しても良い。
(4) 光透過部材に形成する光透過部は、実施例のように円形状の貫通孔をレンズ部で塞ぐ形態に限らず、多角形状や楕円状に形成した貫通孔をレンズ部で塞ぐようにしてもよい。すなわち、光透過部は任意の形状および数で形成することができる。
(5) 光透過部材は、光透過性の合成樹脂等で形成した基材の一部を着色したりシール等を貼付することで光を透過しない遮光部を形成することで光透過部を形成することも可能である。
(6) また、光透過部材は、実施例では、第1の光透過部材を画像表示手段の前面に重なるよう固定的に配置したが、第2の光透過部材と同様に、画像表示手段の前面側に重なる第1位置と、当該画像表示手段の前面から退避した第2位置とに移動可能に構成しても良い。
(7) 実施例では、光透過部材の光透過部を透過させた光により図柄変動を表示させると共に画像表示手段において演出画像を表示するようにしたが、これに限らず、画像表示手段の表示画像により図柄変動を表示して、光透過部材の光透過部を透過させた光により演出用の文字や絵柄等の図柄を表示するようにしてもよい。
(8) 実施例では、遊技機としてパチンコ機を例示して説明したが、これに限られるものではなく、アレンジボール機やピンボール機、スロットマシン機等の各種遊技機を採用し得る。なお、遊技領域を流下する遊技球が入球可能な入球口を備えた遊技機に対して好適に適用することができる。
52 画像表示部(画像表示手段)
54 第1の光透過部材(光透過部材)
56 第1の光透過部材(光透過部材)
58 第1の光透過部材(光透過部材)
54a,56a,58a 光透過部

Claims (3)

  1. 判定条件の成立を契機として当否判定を行う当否判定手段を備え、前記当否定手段の判定が特定の判定結果となることを契機として当り遊技を付与するよう構成された遊技機において、
    画像を表示可能な画像表示手段と、
    複数の光透過部を所定の図柄を表示可能な配列で形成した光透過部材と、
    前記画像表示手段の画像表示を制御する表示制御手段とを備え、
    前記画像表示手段の前面側に前記光透過部材を位置させた状態で、当該光透過部材の光透過部の形成位置に合わせて画像表示手段に表示する画像を前記表示制御手段が制御することで、当該光透過部を透過した光により図柄を表示するよう構成した
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記当否判定手段の判定を契機として演出を決定する演出決定手段を備え、
    前記演出決定手段の決定に基づいて前記表示制御手段が前記画像表示手段の表示色を制御することで、前記光透過部を透過した光により同一の図柄を異なる色彩で表示し得るよう構成した請求項1記載の遊技機。
  3. 前記画像表示手段の前面側に前記光透過部が重なる第1位置と、当該画像表示手段の前面から光透過部が退避した第2位置とに前記光透過部材を移動可能に構成し、
    前記光透過部材が前記第1位置にある状態では、前記光透過部を透過した光により図柄を表示すると共に、前記光透過部材が前記第2位置にある状態では、前記画像表示手段の表示画像により図柄を表示するよう構成した請求項1または2記載の遊技機。
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