JP2020080985A - 内視鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】糸縛り部を用いなくともケーブル線の外皮先端側を、小径化を図って確実に固定できる構成を具備する内視鏡を提供する。【解決手段】基板ユニットと、基板ユニットに電気的に接続されるとともに、リード線73と、該リード線73を覆うシールド層72と、該シールド層72を覆う外皮71とを具備するケーブル線70と、基板ユニットとケーブル線70における部位70cとを覆う保護チューブ46と、保護チューブ46が覆う空間46iに充填される樹脂100と、保護チューブ46によって覆われた部位70cの外皮71に形成されるとともに、ケーブル線70の外周面70gの一部が凹むように形成された凹部80と、を有し、樹脂100は、空間46iの部位70cにおけるケーブル線70と保護チューブ46との隙間90と、凹部80とに充填されている。【選択図】図4

Description

本発明は、基板ユニットにケーブル線が電気的に接続された構成を有する内視鏡に関する。
近年、内視鏡は、医療分野及び工業用分野において広く利用されている。医療分野において用いられる内視鏡は、細長い挿入部を被検体となる体腔内に挿入することによって、体腔内の臓器を観察することができる。
また、工業用分野において用いられる内視鏡は、内視鏡の細長い挿入部をジェットエンジン内や、工場の配管等の被検体内に挿入することによって、被検体内の被検部位の傷及び腐蝕等の観察を行うことができる。
内視鏡の挿入部の先端側に位置する先端部及び湾曲部内に、被検体内を撮像する撮像ユニットが設けられている。
撮像ユニットは、被検体内を観察する光学系や、該光学系を介して被検体内を撮像する撮像素子や、該撮像素子に電気的に接続された基板ユニットや、該基板ユニットに電気的に接続されるとともに、撮像信号を内視鏡に接続された外部装置へと伝送するケーブル線を具備している。
ここで、ケーブル線は、リード線と、該リード線を覆うシールド層と、該シールド層を覆う外皮とから主要部が構成されており、リード線が基板ユニットに電気的に接続される構成を有している。
また、挿入部の延在方向における基板ユニットと外皮の先端側部位との間は、熱収縮チューブ等の保護チューブによって覆われており、該チューブによって覆われた空間に、エポキシ接着剤等の樹脂が充填されている。
尚、樹脂は、基板ユニットに対する防湿性や耐衝撃性等を確保するため空間に充填されている。
また、保護チューブは、ケーブル線の先端側や、基板ユニットへのケーブル線の接続部における成形性を高めるとともに、熱膨張に伴う接着剤の飛び出し等を防ぐものである。
さらに、外皮の先端側の外周面に、挿入部に設けられた湾曲部の湾曲動作に伴い、ケーブル線が後方に引っ張られてしまうことにより外皮が後方に移動し、シールド層やリード線の先端側部位が露出されてしまうことを防ぐため、糸縛り部が設けられている。
ところが、外皮の先端側の固定に糸縛り部が設けられていると、該糸縛り部において、ケーブル線が大径化してしまうといった問題があった。
このような問題に鑑み、特許文献1には、外皮の先端側の外周面にスリットを設け、スリットに糸縛り部を落とし込むことにより、ケーブル線の糸縛り部における大径化を防いだ構成を具備する内視鏡が開示されている。
特許第06230771号公報
しかしながら、特許文献1に開示された内視鏡の構成では、やはり外皮の先端側の固定のために糸縛り部を用いている。
このため、従来に比べればスリットに落とし込んでいる分、ケーブル線の糸縛り部における小径化を図れるものの糸縛り部の外径が外皮外周面の外径よりも大きくなってしまうといった問題は残っていた。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、糸縛り部を用いなくともケーブル線の外皮先端側を、小径化を図って確実に固定できる構成を具備する内視鏡を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明の一態様による内視鏡は、基板ユニットと、前記基板ユニットに電気的に接続されるとともに、リード線と、該リード線を覆うシールド層と、該シールド層を覆う外皮とを具備するケーブル線と、前記基板ユニットと前記ケーブル線における前記基板ユニット側の部位とを覆う保護チューブと、前記保護チューブが覆う空間に充填される樹脂と、前記保護チューブによって覆われた前記基板ユニット側の部位の前記外皮に形成されるとともに、前記ケーブル線の外周面の一部が凹むように形成された凹部と、を有し、前記樹脂は、前記空間の前記基板ユニット側の部位における前記ケーブル線と前記保護チューブとの隙間と、前記凹部とに充填されている。
本発明によれば、糸縛り部を用いなくともケーブル線の外皮先端側を、小径化を図って確実に固定できる構成を具備する内視鏡を提供することができる。
第1実施の形態の内視鏡を具備する内視鏡装置の斜視図 図1中の先端部及び湾曲部内に設けられた撮像ユニットの部分断面図 図2のケーブル線の先端側の拡大斜視図 図2の撮像ユニットにおいて、IV線で囲った部位を保護チューブだけ断面にして示した部分拡大側面図 図4中のV-V線に沿うケーブル線の断面図 図5の凹部の変形例を示すケーブル線の断面図 図4の外皮に形成される凹部が、挿入部の延出方向に沿って複数形成された変形例を示す図 図4の外皮に形成される凹部が、挿入部の延出方向かつ外周方向に沿って複数千鳥状に形成された変形例を示す図 図4の撮像ユニットから保護チューブを除去した変形例を示す図 図5の外皮とシールド層との隙間にも樹脂が充填された変形例を示す部分断面図 第2実施の形態の内視鏡における撮像ユニットにおいて、図4と同じ部位を保護チューブだけ断面にして示した部分拡大側面図 第3実施の形態の内視鏡における撮像ユニットにおいて、図4と同じ部位を保護チューブだけ断面にして示した部分拡大側面図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1実施の形態)
図1は、本実施の形態の内視鏡を具備する内視鏡装置の斜視図である。
図1に示すように、内視鏡装置1は、内視鏡2と、該内視鏡2に照明光を供給する光源装置3と、内視鏡2の後述する撮像ユニット30(図2参照)に対して信号処理を行うビデオプロセッサ4と、内視鏡画像を表示するモニタ5とを具備して主要部が構成されている。
内視鏡2は、被検体内に挿入される細長の挿入部6と、該挿入部6の延在方向Eの基端(以下、単に基端と称す)に設けられた操作部7と、該操作部7から延出されたユニバーサルコード8と、該ユニバーサルコード8の延出端に設けられた内視鏡コネクタ9とを具備して主要部が構成されている。
内視鏡コネクタ9は、光源装置3に着脱自在に接続される。このことにより、光源装置3から照明光が内視鏡2内に設けられた図示しないライトガイドに供給される。
また、内視鏡コネクタ9に、接続ケーブル10の一端が接続されている。接続ケーブル10の他端に設けられた電気コネクタ10aは、ビデオプロセッサ4に着脱自在となっている。ビデオプロセッサ4は、図示しない映像ケーブルを介してモニタ5と接続される。
挿入部6は、該挿入部6の延在方向Eにおいて、先端側(以下、単に先端側と称す)から順に、硬質の先端部11と、該先端部11の基端に連設された湾曲部12と、該湾曲部12の基端に連設されるとともに操作部7の延在方向Eの先端(以下、単に先端と称す)まで延出された可撓性を有する可撓管部13とを具備して主要部が構成されている。
先端部11の先端面に、観察窓33aと、複数の照明窓16(図1では1つのみ示す)と、図示しない処置具チャンネルの先端開口17と、図示しない洗浄用ノズル等が設けられている。
尚、照明窓16は、光源装置3から図示しないライトガイドを介して供給された照明光を被検体内へと供給する。
操作部7は、先端側から順に、折れ止め部7aと、処置具挿入口が形成された処置具挿入部7bと、操作者によって把持される把持部を有する操作部本体7cとを具備して主要部が構成されている。
処置具挿入部7bにおける処置具挿入口は、操作部7及び挿入部6内に設けられた処置具チャンネルに処置具を挿通させるためのものであり、処置具チャンネルの先端は、先端部11の先端面に、先端開口17として開口されている。
また、操作部本体7cに、湾曲部12を湾曲操作するための湾曲操作ノブ19や、送気送水スイッチ21や、吸引スイッチ22や、スイッチボックス23等が設けられている。
次に、先端部11及び湾曲部12内に設けられる撮像ユニット30の構成について、図2、図3を用いて説明する。
図2は、図1中の先端部及び湾曲部内に設けられた撮像ユニットの部分断面図、図3は、図2のケーブル線の先端側の拡大斜視図である。
図2に示すように、先端部11及び湾曲部12内に設けられた撮像ユニット30は、先端部11を構成する図示しない先端硬質部材に対して挿入部6の延在方向Eに沿って形成された孔に、先端側が挿入されてビス等により固定されている。
撮像ユニット30は、観察光学系ユニット31と、該観察光学系ユニット31の延在方向Eの基端側(以下、単に基端側と称す)に連設された撮像素子ユニット40とを具備して主要部が構成されている。
観察光学系ユニット31は、レンズ枠32と、該レンズ枠32に保持されている複数のレンズ群33とを具備して主要部が構成されている。
レンズ群33は、先端側から順に、上述した観察窓を構成する第1レンズ33aと、該第1レンズ33aの延在方向Eの後方(以下、単に後方と称す)に固定された第2レンズ33bと、該第2レンズ33bの後方に固定された第3レンズ33cと、該第3レンズ33cの後方に固定された第4レンズ33dと、該第4レンズ33dの後方に固定された第5レンズ33eとから構成されている。各レンズ33a〜33eは、レンズ枠32の内周面に接着剤等によって固定されている。尚、レンズ群33を構成するレンズ数は、5つに限定されない。
また、レンズ枠32内において、第1レンズ33aと第2レンズ33bとの間に、絞り34が設けられており、第2レンズ33bと第3レンズ33cとの間に、絞り35が設けられている。
さらに、第3レンズ33cと第4レンズ33dとの間に、スペーサ36が設けられている。
このように構成された観察光学系ユニット31は、レンズ群33を介して、被検体内の被写体からの光を撮像素子ユニット40の後述する固体撮像素子チップ42の撮像面42aに入光させる。
撮像素子ユニット40は、撮像素子保持枠41と、固体撮像素子チップ42と、ガラスリッド43と、カバーガラス44と、補強枠45と、保護チューブ46と、基板ユニット52と、ケーブル線70とを具備して主要部が構成されている。
撮像素子保持枠41は、先端側がレンズ枠32の基端側の外周に嵌合固定されており、基端側に、第5レンズ33eの後方に位置するようカバーガラス44が固定されている。
カバーガラス44の基端面に、ガラスリッド43が接着剤等によって固定されており、ガラスリッド43の基端面に、固体撮像素子チップ42が接着剤等によって固定されている。
固体撮像素子チップ42は、CCDやCMOS等から構成されており、レンズ群33、カバーガラス44、ガラスリッド43を介して撮像面42aに結像された光を光電変換し、撮像信号を、ケーブル線70を介してビデオプロセッサ4に伝送するものである。
ガラスリッド43は、固体撮像素子チップ42の撮像面42aを保護するためのものであり、カバーガラス44は、ガラスリッド43の位置決め用に用いられるものである。
基板ユニット52は、回路基板50と、電子部品51とから主要部が構成されている。
回路基板50は、フレキシブル基板やリジット基板等から構成されており、固体撮像素子チップ42に電気的に接続されているとともに、固体撮像素子チップ42の後方に延出されている。
電子部品51は、各種集積回路、コンデンサ、抵抗、トランジスタ等から構成されており、回路基板50に実装されている。
また、回路基板50に、ケーブル線70から引き出されたリード線73の先端が電気的に接続されている。
ケーブル線70は、挿入部6、操作部7、ユニバーサルコード8、内視鏡コネクタ9内に挿通されており、電気コネクタ10aを介してビデオプロセッサ4と電気的に接続されている。
補強枠45は、先端側が、撮像素子保持枠41の基端側の外周面に固定されている。また、保護チューブ46は、例えば熱収縮チューブから構成されている。
さらに、保護チューブ46は、基板ユニット52及び補強枠45の外周を覆うように、先端側が、補強枠45の先端側とともに撮像素子保持枠41の基端側の外周面に固定されており、基端側が、ケーブル線70における基板ユニット52側の部位、即ち先端側を覆うよう、外皮71の先端側の外周に固定されている。
また、撮像ユニット30において、保護チューブ46によって覆われた被覆領域C内の空間46iに、樹脂100が充填されている。尚、樹脂100は、絶縁性の樹脂、例えばエポキシ接着剤から構成されている。
ここで、図3に示すように、ケーブル線70は、絶縁性の樹脂材等で形成された外皮71内に、複数のリード線73が設けられた、所謂多芯ケーブルである。
具体的には、ケーブル線70は、複数のリード線73と、該リード線73を覆うシールド層72と、該シールド層72を覆う外皮71とから主要部が構成されている。
より具体的には、外皮71の下層に複数本の金属素線を撚り合されることにより形成されたシールド層72が配置され、シールド層72によって覆われる誘電体等からなるシース77に複数のリード線73が保持されている。
各リード線73は、導体芯線73aが絶縁体73bによって覆われ、さらに絶縁体73bの外周が、複数本の金属素線を網状に撚り合せることにより形成されたシールド層73cによって覆われ、シールド層73cが絶縁体のシース73dによって被覆された同軸線から構成されている。尚、各リード線73は、導体芯線73aのみから構成されていても構わない。
このように構成されたケーブル線70の回路基板50への接続に際しては、ケーブル線70の先端側において外皮71が切断されシールド層72が露出され、更に、シース77から複数のリード線73が先端側に延出され導体芯線73aが露出される。
次いで、ケーブル線70の先端に露出されたシールド層72にジャンパ線85の基端が巻き付けられて半田付けや導電性の接着剤等によって固定され、ジャンパ線85の先端が、補強枠45に半田付けや導電性の接着剤等で固定される。
その後、シールド層72と補強枠45とがジャンパ線85により電気的に接続されてシールド層72をグランド電位とした上で、複数のリード線73の導体芯線73aが、回路基板50の所定のランドに半田付けによって接続される。
その結果、ケーブル線70は、回路基板50に電気的に接続される。
次に、ケーブル線70における外皮71の先端側の固定構造について、上述した図3及び図4〜図6を用いて説明する。
図4は、図2の撮像ユニットにおいて、IV線で囲った部位を保護チューブだけ断面にして示した部分拡大側面図、図5は、図4中のV-V線に沿うケーブル線の断面図、図6は、図5の凹部の変形例を示すケーブル線の断面図である。
図3、図4に示すように、保護チューブ46によって覆われた被覆領域Cにおける基板ユニット52側の部位、即ち、外皮71を被覆する領域70cに、ケーブル線70の外周面70gの一部が凹むように凹部80が形成されている。
具体的には、領域70cは、挿入部6に沿って先端部11の先端面から湾曲部12の基端までの間に位置している。
また、領域70cに、図5に示すように外皮71を貫通することにより、シールド層72をケーブル線70の外周面70gと保護チューブ46の内周面との隙間90に露出させる孔から構成された凹部80が形成されている。尚、凹部80の個数は、1つであっても複数であってもいくつであっても構わない。
また、図6に示すように、凹部80は、隙間90にシールド層72を露出させずに、外皮71の外周面71gの一部が単に凹むことにより形成されていても構わない。また、凹部80は、外皮71に対して、例えばカッタで形成される。
ここで、空間46iに充填された樹脂100は、隙間90と凹部80にも充填されている。
このことにより、外皮71の先端側は、空間46iにおいて、樹脂100によりケーブル線70におけるシールド層72、リード線73や、基板ユニット52等と一体的に固定される。
尚、その他の撮像ユニット30の構成は、従来と同じであるため、その説明は省略する。
このように、本実施の形態においては、空間46iにおいて、ケーブル線70の外皮71に、外周面70gの一部が凹むように、凹部80が形成されていると示した。
また、空間46iに充填された樹脂100は、ケーブル線70と保護チューブ46との隙間90及び凹部80にも充填されていると示した。
このことによれば、隙間90を介して凹部80内に充填された樹脂100によって、外皮71に対して、既知のアンカー効果が生じる。
このため、外皮71が、樹脂100により、ケーブル線70におけるシールド層72、リード線73や、基板ユニット52等と一体的に固定される。
このことから、外皮71の先端側の固定に従来のような糸縛り部を用いなくても、湾曲部12が湾曲した際の外皮71の後退を確実に防ぐことができる。即ち、外皮の先端側を確実に固定することができる。
また、糸縛り部を用いることがないことから、その分だけ、ケーブル線70の先端側を小径化することができる。
以上から、糸縛り部を用いなくともケーブル線70の外皮71先端側を、小径化を図って確実に固定できる構成を具備する内視鏡2を提供することができる。
尚、以下、変形例を、図7、図8を用いて示す。図7は、図4の外皮に形成される凹部が、挿入部の延出方向に沿って複数形成された変形例を示す図、図8は、図4の外皮に形成される凹部が、挿入部の延出方向かつ外周方向に沿って複数千鳥状に形成された変形例を示す図である。
上述した本実施の形態においては、図4に示すように、外皮71の外周面71gに対して凹部80は、延在方向Eにおける同じ位置に複数形成されている場合を例に挙げて示した。
これに限らず、図7に示すように、延在方向Eに沿って、異なる位置に複数凹部80が形成されていても構わない。
加えて、図8に示すように、外皮71の外周面71gの外周方向において異なる位置に凹部80が形成されることにより、凹部80が千鳥状に形成されていても良いことは勿論である。
このことによれば、凹部80に充填された樹脂100による上述した外皮71に対するアンカー効果がより高まるため、上述した本実施の形態よりもよりケーブル線70の先端側を強固に固定することができる。
尚、その他の効果は、上述した本実施の形態と同じである。
また、以下、別の変形例を、図9を用いて示す。図9は、図4の撮像ユニットから保護チューブを除去した変形例を示す図である。
上述した本実施の形態においては、保護チューブ46の空間46iに樹脂100が充填されていると示したが、図4と同様の領域に樹脂100が硬化しておれば、図9に示すように、撮像ユニット30に保護チューブ46を用いない構成においても適用可能である。
このような構成によっても、外皮71の外周面71gに付着した樹脂が凹部80にも充填されることにより、上述した本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
尚、その他の効果は、上述した本実施の形態と同じである。
さらに、以下、別の変形例を、図10を用いて示す。図10は、図5の外皮とシールド層との隙間にも樹脂が充填された変形例を示す部分断面図である。
図10に示すように、凹部80が外皮71を貫通する孔から構成されている場合、外皮71とシールド層72との隙間95にも樹脂100が充填されていると、隙間90に充填された樹脂100とともに、上述した本実施の形態よりもより強固に外皮71の先端側を固定することができる。
尚、この図10に示す構成は、上述した本実施の形態に示したように、撮像ユニット30に保護チューブ46を用いる場合においても、図9に示したように保護チューブ46を用いない場合においてもどちらにも適用可能である。
また、その他の効果は、上述した本実施の形態と同じである。
さらに、凹部80に対する樹脂100の接着性を高める他の構成として、凹部80及び外皮71の外周面71g及び内周面に、既知のテトラエッチ処理を施す構成が考えられる。
このような構成によれば、テトラエッチ処理により、樹脂100と外皮71との接着性がより高まり、凹部80を用いた外皮71に対するアンカー効果が高まることから、上述した本実施の形態よりもより強固に外皮71の先端側を固定することができる。
(第2実施の形態)
図11は、本実施の形態の内視鏡における撮像ユニットにおいて、図4と同じ部位を保護チューブだけ断面にして示した部分拡大側面図である。
この第2実施の形態の内視鏡の構成は、上述した図1〜図6に示した第1実施の形態の内視鏡と比して、シールド層の金属素線が外皮とシールド層との隙間に引き出されている点が異なる。
よって、この相違点のみを説明し、第1実施の形態と同様の構成には同じ符号を付し、その説明は省略する。
本実施の形態においては、図11に示すように、凹部80が外皮71を貫通する孔から構成されている場合において、シールド層72を構成する金属素線72sの先端側の一部が、凹部80を介して隙間90へと引き出されている。また、引き出された素線72sが、隙間90において樹脂100にて覆われている。
尚、その他の構成は、上述した第1実施の形態と同じである。
このような構成によれば、隙間90において引き出された素線72sが樹脂100と絡みあうことにより、凹部80を介した樹脂100とシールド層72との接着性を向上させる。さらに、凹部80に素線72sが引っ掛かりやすくなるため、外皮71の後方側への移動をより確実に防止することができる。
尚、その他の効果は、上述した第1実施の形態と同じである。
(第3実施の形態)
図12は、本実施の形態の内視鏡における撮像ユニットにおいて、図4と同じ部位を保護チューブだけ断面にして示した部分拡大側面図である。
この第3実施の形態の内視鏡の構成は、上述した図1〜図6に示した第1実施の形態の内視鏡、図11に示した第2実施の形態の内視鏡と比して、凹部の平面形状が円形に形成されている点が異なる。
よって、この相違点のみを説明し、第1、第2実施の形態と同様の構成には同じ符号を付し、その説明は省略する。
本実施の形態においては、図12に示すように、外皮71に形成される凹部80は、平面形状が円形に形成されている。
尚、この場合、凹部80は、例えばレーザ照射によって外皮71の少なくとも一部が除去されることにより、例えば複数の斑点状に形成される。
また、その他の構成は、上述した第1、第2実施の形態と同じである。
このような構成によれば、カッタで形成するよりも外皮71に対して凹部80が形成しやすくなる。
尚、その他の効果は、上述した第1、第2実施の形態と同じである。
2…内視鏡
46…保護チューブ
46i…空間
52…基板ユニット
70…ケーブル線
70c…基板ユニット側の部位
70g…外周面
71…外皮
71g…外周面
72…シールド層
73…リード線
80…凹部
90…隙間
95…間
100…樹脂

Claims (6)

  1. 基板ユニットと、
    前記基板ユニットに電気的に接続されるとともに、リード線と、該リード線を覆うシールド層と、該シールド層を覆う外皮とを具備するケーブル線と、
    前記基板ユニットと前記ケーブル線における前記基板ユニット側の部位とを覆う保護チューブと、
    前記保護チューブが覆う空間に充填される樹脂と、
    前記保護チューブによって覆われた前記基板ユニット側の部位の前記外皮に形成されるとともに、前記ケーブル線の外周面の一部が凹むように形成された凹部と、
    を有し、
    前記樹脂は、前記空間の前記基板ユニット側の部位における前記ケーブル線と前記保護チューブとの隙間と、前記凹部とに充填されていることを特徴とする内視鏡。
  2. 前記凹部は、前記外皮の外周面の一部が凹むように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  3. 前記凹部は、前記外皮を貫通することにより前記隙間に前記シールド層を露出させる孔であることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  4. 前記基板ユニット側の部位における前記外皮と前記シールド層との間に、さらに前記樹脂が充填されていることを特徴とする請求項3に記載の内視鏡。
  5. 前記シールド層は、金属の素線が撚り合わされることにより形成されており、
    前記素線の一部は、前記孔から前記隙間に引き出され、該隙間に引き出された前記素線は、前記樹脂に覆われていることを特徴とする請求項3に記載の内視鏡。
  6. 前記凹部は、レーザ照射によって前記外皮の少なくとも一部が除去されることにより複数の斑点状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
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Citations (3)

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JP2000031444A (ja) * 1998-07-13 2000-01-28 Olympus Optical Co Ltd 固体撮像装置
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