JP2020080983A - バンドの連結構造 - Google Patents

バンドの連結構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2020080983A
JP2020080983A JP2018215416A JP2018215416A JP2020080983A JP 2020080983 A JP2020080983 A JP 2020080983A JP 2018215416 A JP2018215416 A JP 2018215416A JP 2018215416 A JP2018215416 A JP 2018215416A JP 2020080983 A JP2020080983 A JP 2020080983A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
band
small diameter
hole
piece
diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018215416A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7157635B2 (ja
Inventor
健太郎 大越
Kentaro Ogoshi
健太郎 大越
功 瀬戸島
Isao Setojima
功 瀬戸島
恭 高橋
Yasushi Takahashi
恭 高橋
伊藤 達也
Tatsuya Ito
達也 伊藤
渡邉 純一
Junichi Watanabe
純一 渡邉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Watch Co Ltd
Priority to JP2018215416A priority Critical patent/JP7157635B2/ja
Publication of JP2020080983A publication Critical patent/JP2020080983A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7157635B2 publication Critical patent/JP7157635B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Clamps And Clips (AREA)

Abstract

【課題】バンドの連結構造において、Cリングを用いることなく駒を連結する。【解決手段】バンド1の連結構造は、バンド1の幅方向Wに配列された外駒10及び中駒20と、外駒10及び中駒20の、配列された方向に沿って延びた連結用の孔に挿入された連結軸50と、を備え、連結軸50は、他の部分の外径よりも小さく形成されている小径軸部52を有し、外駒10及び中駒20の少なくとも一方は、連結軸50の外径より小さく小径軸部52よりも大きく形成されている小径孔21c,21cと、小径孔21cに繋がって形成され、連結軸50が挿入されたとき小径孔21cの径を弾性変形により連結軸50の外径まで拡げる切込み21dと、を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、バンドの連結構造に関する。
腕時計を腕に装着するためのバンドとして、手首の周方向に沿って複数の駒体を連結したものがある。このようなバンドの駒体は、バンドの幅方向の両端に配置される外駒と、2つの外駒の間に配置される1つ以上の中駒とを連結して構成されている。
外駒と中駒との連結構造としては、いわゆるCリング方式が知られている。Cリング方式は、外駒と中駒とにそれぞれ、バンドの幅方向に延びた細い孔が形成され、外駒と中駒とを並んだ配置とした上で各孔に共通の細いピンを通し、このピンを介して外駒と中駒とを連結した構造である。この連結構造は、ピンが孔から脱落するのを防止するために、孔に、断面C字状の筒(Cリング)を配置したものである。
Cリングは内径がピンの外径より小さく形成されているが、Cリングが弾性によりCリングの内側にピンを通すことができ、Cリングにピンを通した状態では、Cリングとピンとは弾性力による摩擦力で一体化される。
一方、Cリングの配置されている孔の部分は、孔の他の部分より径が大きく形成されているため、Cリングの外周面は孔の面に接触しないが、外側に広がったCリングの外径は孔の他の部分の径よりも大きいため、Cリングは孔から脱落しない。これにより、Cリングと一体化したピンが、孔から脱落することなく、孔内に保持される(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−28445号公報
しかし、Cリング方式の連結構造で用いられるCリングは非常に小さいため、駒の孔に設置して連結ピンを通す駒の連結作業において、精密な動作が要求され、手間が掛るという問題がある。また、メンテナンス等のためにピンを駒から取り外した際に、Cリングは孔から脱落して紛失し易い。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであって、Cリングを用いることなく駒を連結するバンドの連結構造を提供することを目的とする。
本発明は、バンドの幅方向に配列された外駒及び中駒と、前記外駒及び前記中駒の、配列された方向に沿って延びた連結用の孔に挿入された連結軸と、を備え、前記連結軸は、他の部分の外径よりも小さく形成されている小径軸部を有し、前記外駒及び前記中駒の少なくとも一方は、前記連結軸の前記外径より小さく前記小径軸部よりも大きく形成されている小径孔と、前記小径孔に繋がって形成され、前記連結軸が挿入されたとき前記小径孔の径を弾性変形により前記連結軸の外径まで拡げる切込みと、を有するバンドの連結構造である。
本発明に係るバンドの連結構造によれば、Cリングを用いることなく駒を連結することができる。
本発明に係るバンドの連結構造が適用された実施形態1の腕時計用のバンドをおもて面側から見た斜視図である。 図1に示したバンドの外駒体を示す平面図である。 図1に示した中駒のうち小径孔が形成された中駒を示す斜視図である。 図1に示した中駒のうち図3に示した中駒を除いた他の中駒のうち代表として中駒を示す図3相当の斜視図である。 図1に示したバンドのA−A線に沿った面による、連結軸を除いた断面図である。 図1に示した連結軸を示す平面図である。 中駒の孔(小径孔)に連結軸の他の部分が挿入された状態を示す、図1におけるB−B線に沿った断面を示す断面図である。 中駒の孔(小径孔)に連結軸の小径軸部が挿入された状態を示す、図1におけるB−B線に沿った断面を示す断面図である。 切込みの他の形態(その1)を示す図3相当の斜視図である。 切込みの他の形態(その2)を示す図3相当の斜視図である。 切込みの他の形態(その3)を示す図3相当の斜視図である。 切込みの他の形態(その4)を示す図3相当の斜視図であり、弾性変形前の状態を示す。 切込みの他の形態(その4)を示す図3相当の斜視図であり、弾性変形後の状態を示す。 連結軸の他の形態を示す平面図である。 本発明に係るバンドの連結構造が適用された実施形態2の腕時計用のバンドをおもて面側から見た斜視図である。 図15に示したバンドに用いられている連結軸を示す図6相当の平面図である。 図15に示したバンドにおける、図5相当の断面図である。
以下、本発明に係るバンドの連結構造の実施形態について、図面を用いて説明する。
<実施形態1>
図1は本発明に係るバンドの連結構造が適用された一例の腕時計用のバンド1をおもて面側から見た斜視図、図2は図1に示したバンド1の外駒体10を示す平面図、図3は図1に示した中駒20のうち小径孔21cが形成された中駒21を示す斜視図、図4は図1に示した中駒20のうち図3に示した中駒21を除いた他の中駒22,23,24,25のうち代表として中駒22を示す図3相当の斜視図、図5は図1に示したバンド1のA−A線に沿った面による、連結軸50を除いた断面図、図6は図1に示した連結軸50を示す平面図である。
本実施形態の連結構造が適用されたバンド1は、図1に示すように、外駒体10、中駒20及び連結軸50を備え、これらは同一材料の例えばチタンで形成されている。バンド1は、図1に示すように、外駒体10及び中駒20が、バンド1の幅方向Wに並んで配置されている。
外駒体10は、図2に示すように、幅方向Wの両端にそれぞれ配置された外駒11及び外駒14と、両外駒11,14の間に、互いに幅方向Wに隙間を開けて配置された2つの中駒12,13とが、幅方向Wに延びた桟15(連結軸とは別の連結部材)によって、一体に連結されている。
中駒22は、図4に示すように、バンド1の長さ方向Lに2つ並んでいて、それぞれ幅方向Wに延びた連結用の孔22c(図5参照)が形成されている。他の中駒23,24,25も中駒22と同様の形状を有し、それぞれ、幅方向Wに延びた連結用の孔23c,24c,25c(図5参照)が形成されている。中駒21,22,23,24,25は互いに独立した別体構造である。なお、各孔22c,23c,24c,25cは、直径d1で形成されている。
中駒21も、図3に示すように、バンド1の長さ方向Lに2つ並んで、それぞれ幅方向Wに延びた連結用の孔21c(図5参照;小径孔)が形成されている。孔21cは、他の孔22c,23c,24c,25cよりも小さい直径d2(<d1)で形成されている。これら各中駒21−25に形成された連結用の孔21c−25cは、図6に示した連結軸50が幅方向Wに挿入される孔である。
中駒21には、さらに、2つの孔21c,21c同士を繋ぐ、幅方向Wに貫通した切込み21dが形成されている。この切込み21dは、図3に示した矢印方向(2つの孔21c,21cを結んだ方向に直交する方向)に拡がる弾性変形により、孔21cの直径d2を大きくする機能を有する。
図2に示した外駒体10の各外駒11,14及び中駒12,13にも、バンド1の長さ方向Lに2つ並んで、それぞれ幅方向Wに延びた連結用の孔11c,14c,12c,13c(図5参照)が形成されている。各孔11c,14c,12c,13c,21cは一直線上に配置されている。
外駒体10で一体化された外駒11、中駒12、中駒13及び外駒14と、中駒21,22、中駒23及び中駒24,25とを、図1に示すように長さ方向Lの配置をずらした千鳥配置(ジグザグ)としたとき、これらの各駒11,21,22,12,23,13,24,25,14の孔11c,21c,22c,12c,23c,13c,24c,25c,14cは、図5に示すように、軸Cを共通にして一直線上に並んだ配置となる。
そして、例えば、外駒11の幅方向Wに延びた外側の端面11aの側から、図6に示した連結軸50を、その一方の端部50aから孔11cに挿入し、連結軸50が、全ての駒11,21,22,12,23,13,24,25,14の孔11c,21c,22c,12c,23c,13c,24c,25c,14cに挿入された状態で、全ての駒11,21,22,12,23,13,24,25,14が、連結軸50を介して連結され、図1に示すようにバンド1を構成する。
連結軸50は、図6に示すように、長手方向(バンド1の幅方向Wに対応)の一部52が、他の部分51の外径よりも直径が小さく形成されている。すなわち、他の部分51の直径d3に対して、一部52(以下、小径軸部52という。)の直径d4は小さい(d4<d3)。
ここで、長手方向における小径軸部52の形成されている位置は、連結軸50が駒11,21,22,12,23,13,24,25,14の孔11c,21c,22c,12c,23c,13c,24c,25c,14cに挿入された状態(図1参照)で、中駒21の孔21cに通された部分となるように設定されている。
上述した外駒11の孔11c等の直径d1と、中駒21の孔21cの直径d2と、連結軸50の他の部分51の直径d3と、連結軸50の小径軸部52の直径d4とは、以下の大小関係に設定されている。
d4<d2<d3<d1
以上のように構成されたバンド1は、図5に示すように配列された駒11,21,22,12,23,13,24,25,14の孔11c,21c,22c,12c,23c,13c,24c,25c,14cに、例えば外駒11の端面11aの側から、連結軸50を挿入することで連結される。この連結の過程では、まず、連結軸50の他の部分51(直径d3)が外駒11の孔11c(直径d1(>d3))に挿入される。孔11cは他の部分51よりも太いため、連結軸50は孔11cに対して緩い状態で挿入されている。
連結軸50の挿入が進み、連結軸50の他の部分51(直径d3)が中駒21の孔21c(直径d2)に到達すると、孔21cは他の部分51よりも細い(d2<d3)。しかし、連結軸50が押し込まれ、他の部分51が孔21cに挿入され始めると、図7に示すように、切込み21dが2つの孔21c,21cを結ぶ直線に直交する方向に開くように中駒21が弾性変形する。
これにより、孔21cは、他の部分51の外形に沿うように直径d3まで大きく広がり、他の部分51が孔21cを通る。このとき、孔21cは軸Cに向かう弾性変形による垂直抗力が作用するため、他の部分51と孔21cとの間に強い摩擦力が作用し、連結軸50は孔21cに対してきつい状態で挿入されている。
連結軸50の挿入がさらに進むと、他の部分51は、他の中駒22の孔22c等(直径d1)を通過する。中駒22の孔22c等は他の部分51よりも太い(d3<d1)ため、この部分では他の部分51と孔22cとは緩い状態となる。
そして、連結軸50の挿入がさらに進むと、中駒21の孔21cから他の部分51が離脱し、図8に示すように、孔21cに小径軸部52(直径d4)が通された状態となる。小径軸部52は中駒21の孔21cよりも細い(d4<d2)ため、小径軸部52は孔21cに緩い状態で挿入されている。なお、他の部分51も、他の部分51よりも直径が大きい孔22c等に通されているため、連結軸50は全体が、孔11c等に対して、軸C回りの回転方向に関して緩い状態で挿入されている。
一方、中駒21の孔21cは、他の部分51よりも細いため、幅方向W(軸C方向)については、小径軸部52と他の部分51との境界に形成された直径方向の段差部が、孔21cの外側の面に突き当たるため、動きが規制され、連結軸50が孔21cから脱落するのを阻止し、駒同士を連結することができる。
以上、詳細に説明したように、本実施形態のバンド1の連結構造は、Cリングを用いることなく駒同士(外駒体10と中駒20と)を連結することができる。
また、本実施形態のバンド1の連結構造は、連結軸50の全ての部分(小径軸部52及び他の部分51)が、それらよりも直径の大きい孔(孔22c、孔21c)に配置されているため、連結軸50と各駒11,21等との間で、軸Cまわりの回転方向については緩い状態で挿入されており、外駒体10と中駒20との間での、軸C回りの屈曲動作を滑らかに維持することができる。
なお、本実施形態の連結構造が適用されたバンド1は、外駒体10、中駒20及び連結軸50がいずれもチタンをレーザ加工することで形成しているため、レーザ加工時の加熱で酸化、焼結することで、摺動部での潤滑性が向上する。したがって、外駒体10の孔11c等と連結軸50との間、及び中駒20と連結軸50との間の摩擦抵抗力低減することができる。
本実施形態のバンド1の連結構造は、中駒21の2つの孔21c,21cを繋ぐ切込み21dが、平板状の空間で形成されているが、本発明に係るバンドの連結構造における切込みは、平板状の空間に限定されるものではなく、例えば、図9に示す湾曲した板状の空間であってもよいし、図10に示すように、複数の曲面を有する板状の空間であってもよい。すなわち、本発明に係るバンドの連結構造における切込みは、小径孔の径を大きくするように駒を弾性変形させる機能を発揮するように形成されていればよい。
したがって、本発明のバンドの連結構造における切込みは、駒の2つの小径孔同士を繋ぐ形態に限定されない。すなわち、例えば、図11に示すように、切込み21dは、小径孔である孔21cと中駒21の外形の外側の空間60とを繋ぐ、幅方向Wに延びて形成されているものであってもよい。このように形成された切込み21dも、図3,9,10に示した切込み21dと同様の作用、効果を発揮する。
ただし、図3,9,10に示した、2つの孔21c,21c同士を繋ぐ切込み21dは、切込みが中駒21の外面に露出しないため、外観を滑らかに形成する観点では優れている。一方、図11に示した切込み21dは、中駒21の外面に切込み21dが露出するため、この露出した切込み21dの開口を、中駒21の個性的なデザインとして利用することができる。
また、本発明のバンドの連結構造における切込みは、小径孔を他の小径孔と繋ぐもの(図3,9,10参照)や、外形の外側と繋ぐもの(図11参照)に限定されず、例えば、図12に示すように、孔21c(小径孔)の半径方向外側に、孔21cの半径方向外側に面した壁21hを薄肉化する、例えばC字状の、周方向に延びた周方向切込み21fと、孔21cと周方向切込み21fとを繋ぐ半径方向切込み21gと、を有するものを適用することもできる。
このように形成された切込みは、孔21cの外側の壁21hを薄肉化するため、壁21hを弾性変形させることができ、この壁21hの弾性変形により、図13に示すように孔21cを直径d3まで大きくさせることができる。
図14は、連結軸50の変形例を示す図6と同様の平面図である。図6に示した連結軸50は、小径軸部52と、小径軸部52に隣接する他の部分51との間で、直径dが不連続となる段差を有する形態であるが、連結軸50は、図14に示すように、小径軸部52と、小径軸部52に隣接する他の部分51との間で、外径が軸方向に沿って連続的に変化して形成されていてもよい。
例えば、図14に示した連結軸50は、小径軸部52と他の部分51との境界が、小径軸部52が接線方向となる円弧Rで形成されることで、外径が軸方向に沿って連続的に変化して形成されている。
このように形成された連結軸50によると、駒側に形成された小径孔に小径軸部が配置された状態から、連結軸50を軸方向に移動させる荷重を掛けた際に、小径孔に、小径軸部よりも径の大きい他の部分が進入している過程で、外径が連続して変化していることで、段差が形成されているものよりも進入が容易になる。
これにより、連結されている状態のバンド1であっても、連結軸50を駒から取り外すことが可能となり、メンテナンス性を向上させることができる。
<実施形態2>
実施形態1のバンド1の連結構造は、小径孔を中駒21に形成した形態であるため、幅方向Wの両端に配置される2つの外駒11,14を一体に形成した外駒体10を適用している。しかし、小径孔を2つの外駒にそれぞれ適用した形態においては、2つの外駒を含めたすべての駒を独立した別体構造とすることもできる。
すなわち、例えば、図15に示した、本発明の実施形態2であるバンド101の連結構造は互いに別体の2つの外駒111,112と、両外駒111,112の間に挟まれた1つの中駒120と、これらを連結する連結軸150とが連結された構造である。
ここで、外駒111,112及び中駒120には、図17に示すように、連結軸150が通される連結用の孔111c,111e,120c,112e,112cが形成されている。ここで、孔111cと孔111eは外駒111に形成され、幅方向Wの外側に孔111cが形成され、中駒120と隣接する内側に孔111eが形成されている。
同様に、孔112cと孔112eは外駒112に形成され、幅方向Wの外側に孔112cが形成され、中駒120と隣接する内側に孔112eが形成されている。なお、外側の孔111c,112cは直径d1であり、内側の孔111e,112eは、直径d1より小さい直径d2(<d1)である。孔120cは中駒120に形成され、直径d1である。
なお、図15においては、外駒112についてのみ、孔112c,112eと孔112c,112eとを繋ぐ切込み112dを表示しているが、外駒111についても、孔111c,111eと孔111c,111eとを繋ぐ切込み111dが形成されている。
一方、連結軸150は、図16に示すように、長手方向(バンド101の幅方向Wに対応)の2つの一部152が、他の部分151よりも直径が小さく形成されている。すなわち、他の部分151の直径d3に対して、一部152(以下、小径軸部152という。)の直径d4は小さい(d4<d3)。
ここで、長手方向における小径軸部152の形成されている位置は、連結軸150が駒111,120,112の孔111c,111e,120c,112e,112cに挿入された状態(図17参照)で、孔111e,112eに通された部分となるように設定されている。
上述した孔111c等の直径d1と、孔111e,112eの直径d2と、連結軸150の他の部分151の直径d3と、連結軸150の小径軸部152の直径d4とは、以下の大小関係に設定されている。
d4<d2<d3<d1
以上のように構成された実施形態2のバンド101は、実施形態1のバンド1と同様の作用、効果を発揮する。また、2つの外駒111,112は独立していても、連結軸150に対して幅方向Wの外側に移動することができないため、連結軸150から外側に脱落することがなく、したがって、2つの外駒111,112を実施形態1の外駒体10のように、一体化する必要が無い。
また、各実施形態は、腕時計のバンドを例示したが、本発明に係るバンドの連結構造は、腕時計のバンドの連結構造に限定されるものではなく、ブレスレット等その他装飾品のバンドの連結構造にも適用することができる。
1 バンド
10 外駒体
12,13,21−25 中駒
21c 孔(小径孔)
21d 切込み
50 連結軸
51 他の部分
52 小径軸部(一部)
C 軸
L 長さ方向
W 幅方向

Claims (7)

  1. バンドの幅方向に配列された外駒及び中駒と、前記外駒及び前記中駒の、配列された方向に沿って延びた連結用の孔に挿入された連結軸と、を備え、
    前記連結軸は、他の部分の外径よりも小さく形成されている小径軸部を有し、
    前記外駒及び前記中駒の少なくとも一方は、前記連結軸の前記外径より小さく前記小径軸部よりも大きく形成されている小径孔と、前記小径孔に繋がって形成され、前記連結軸が挿入されたとき前記小径孔の径を弾性変形により前記連結軸の外径まで拡げる切込みと、を有するバンドの連結構造。
  2. 前記切込みは、前記小径孔の半径方向外側に、前記小径孔の半径方向外側に面した壁を薄肉化する周方向に延びた周方向切込みと、前記小径孔と前記周方向切込みとを繋ぐ半径方向切込みと、を有する請求項1に記載のバンドの連結構造。
  3. 前記切込みは、前記小径孔と前記駒の外側の空間とを繋ぐ、前記幅方向に貫通して形成されている請求項1に記載のバンドの連結構造。
  4. 前記小径孔を有する前記孔は、前記バンドの長さ方向に2つ配列して形成され、
    前記切込みは、2つの前記孔のそれぞれの前記小径孔同士を繋いでいる請求項1に記載のバンドの連結構造。
  5. 前記連結軸は、前記小径軸部と、前記小径軸部に隣接する前記小径軸以外の部分との間で、外径が軸方向に沿って連続的に変化して形成されている請求項1から4のうちいずれか1項に記載のバンドの連結構造。
  6. 前記小径孔は前記中駒に形成され、
    前記バンドの幅方向の両端に配置された2つの前記外駒は、前記連結軸とは別の連結部材により一体に形成されている請求項1から5のうちいずれか1項に記載のバンドの連結構造。
  7. 前記外駒、前記中駒及び前記連結軸は、チタンで形成されている請求項1から6のうちいずれか1項に記載のバンドの連結構造。
JP2018215416A 2018-11-16 2018-11-16 バンドの連結構造 Active JP7157635B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018215416A JP7157635B2 (ja) 2018-11-16 2018-11-16 バンドの連結構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018215416A JP7157635B2 (ja) 2018-11-16 2018-11-16 バンドの連結構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020080983A true JP2020080983A (ja) 2020-06-04
JP7157635B2 JP7157635B2 (ja) 2022-10-20

Family

ID=70904540

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018215416A Active JP7157635B2 (ja) 2018-11-16 2018-11-16 バンドの連結構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7157635B2 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH262361A (fr) * 1947-06-18 1949-06-30 A C Miserez & Fils S A Dispositif de fixation de deux pièces en métal mince.
EP0217016A1 (fr) * 1985-09-27 1987-04-08 Camille Piquerez S.A. Bracelet articulé
JP3033873U (ja) * 1996-07-22 1997-02-07 株式会社バンビ 時計バンドにおける連結用ピンの抜出し防止装置
JP3033874U (ja) * 1996-07-22 1997-02-07 株式会社バンビ 時計バンドにおける連結用ピンの抜出し防止装置
JP2000135105A (ja) * 1998-10-30 2000-05-16 Seiko Corp 腕時計用バンドの製造方法
JP2001197911A (ja) * 2000-01-17 2001-07-24 Namiki Precision Jewel Co Ltd 腕時計用バンド
JP2004159896A (ja) * 2002-11-13 2004-06-10 Beakooru Japan Kk 連結構造及び腕時計
JP2009028445A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Seiko Epson Corp 連結具を備えた時計バンド、および時計

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH262361A (fr) * 1947-06-18 1949-06-30 A C Miserez & Fils S A Dispositif de fixation de deux pièces en métal mince.
EP0217016A1 (fr) * 1985-09-27 1987-04-08 Camille Piquerez S.A. Bracelet articulé
JP3033873U (ja) * 1996-07-22 1997-02-07 株式会社バンビ 時計バンドにおける連結用ピンの抜出し防止装置
JP3033874U (ja) * 1996-07-22 1997-02-07 株式会社バンビ 時計バンドにおける連結用ピンの抜出し防止装置
JP2000135105A (ja) * 1998-10-30 2000-05-16 Seiko Corp 腕時計用バンドの製造方法
JP2001197911A (ja) * 2000-01-17 2001-07-24 Namiki Precision Jewel Co Ltd 腕時計用バンド
JP2004159896A (ja) * 2002-11-13 2004-06-10 Beakooru Japan Kk 連結構造及び腕時計
JP2009028445A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Seiko Epson Corp 連結具を備えた時計バンド、および時計

Also Published As

Publication number Publication date
JP7157635B2 (ja) 2022-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3926418B2 (ja) ヘッド付ヒンジピンを含むモジュール式コンベヤチェーン
US20070060429A1 (en) Chain and method for blanking hole in chain plate
JP2002364651A (ja) ころがり軸受保持器
JP2020080983A (ja) バンドの連結構造
US20130239610A1 (en) Assembly type accessory
EP3056762A1 (en) Link unit
JP4453740B2 (ja) ベルト式無段変速機のシャフト、無段変速機用固定側シーブ、その製造方法及び無段変速機
JP2008281058A (ja) ローラチェーン
JP2007333063A (ja) 波型保持器
JP7085430B2 (ja) 玉軸受の組立方法
JP3140055U (ja) 駒連結構造のバンド
JP2000326028A (ja) 組立式カムシャフト
JP5845642B2 (ja) バンド
JP2003189914A (ja) 帯状装身具
JPH07224821A (ja) 結合用軸ピン
JP2010019323A (ja) トルクロッド
JPH11280727A (ja) C形リング
JP6012952B2 (ja) ころ軸受の製造方法
KR101962576B1 (ko) 분리형 너트
JP2004159896A (ja) 連結構造及び腕時計
JP2004248843A (ja) 指輪
JP2008281016A (ja) スラストころ軸受及びその製造方法
JP7090988B2 (ja) バンドの製造方法
JP4283885B2 (ja) ホールキャップ
KR0135095Y1 (ko) 고정수단이 형성된 부쉬

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210521

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220628

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220729

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221007

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7157635

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150