JP2008281016A - スラストころ軸受及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】分離防止係合部の径方向寸法を全周に亘って大きくでき、かつ軸受全体を拡径化することなく、レース側筒部の周面とこれに対向する保持器周面との隙間を大きくすることができるようにする。
【解決手段】複数のころを保持した保持器30Aと少なくとも一つのレース20Aとを非分離にし、レースは、ころの軌道面となる環状板部と、環状板部の外径側または内径側から軌道面が形成されている側へ軸方向に延出させて設けた筒部と、筒部の延出端から環状板部寄りの径方向に連続して設けたフランジ部24と、フラジ部の周縁部における円周方向複数箇所に形成された切欠部25とを有し、保持器は、その外径側または内径側の円周方向複数箇所にレースのフランジ部の各切欠部に対応させて設けた突片33を有し、各切欠部の円周方向両端エッジ部と前記片の円周方向両端エッジ部35とは軸方向で係合可能に構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のころを保持した保持器とレースとを非分離にしたスラストころ軸受及びその製造方法に関する。
従来、この種のスラストころ軸受は、複数のころを保持した保持器とレースとを非分離にするため、レースの外径側または内径側に軸方向に沿うフランジ(以下「筒部」という)を設けるとともに、この筒部の先端の円周方向複数箇所に保持器の外径側または内径側の径方向に突出する爪を折曲形成し、これら爪に保持器が軸方向で引っ掛かるようにすることで、保持器とレースとが分解するのを防止するようにしている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開平9−189325号公報(図3) 特開2005−344799号公報(図1、図2)
ところで、トルクコンバータに使用されるスラストころ軸受については、偏心が付与された状態で使用される。そのため、軸受内部隙間が小さい場合には、レース筒部内径側と保持器外径側の間、またはレース筒部外径側と保持器内径側の間で、隙間詰まりが発生し、保持器の異常摩耗が生じる場合がある。このような問題は軸受内部隙間を大きくすることで解決し得るが、その場合、従来方式においては爪の突出長さを少なくとも要求される軸受内部隙間より大きくする必要があり、それに保持器の外径又は内径を合わせる必要がある。しかし、爪を長くするためには、前記筒部の軸方向長さを大きくする必要があり、軸受けの軸方向寸法を大きくせざるを得ない。
本発明の技術的課題は、分離防止係合部の径方向寸法を全周に亘って大きくでき、かつ軸受の軸方向寸法を大きくすることなく、レース側筒部の周面とこれに対向する保持器周面との隙間を大きくすることができるようにすることにある。
本発明に係るスラストころ軸受は、複数のころを保持した保持器と少なくとも一つのレースとを非分離にしてなるスラストころ軸受であって、前記レースは、ころの軌道面となる環状板部と、該環状板部の外径側または内径側から前記軌道面が形成されている側へ軸方向に延出させて設けた筒部と、該筒部の延出端から前記環状板部寄りの径方向に連続して設けたフランジ部と、該フランジ部の周縁部における円周方向複数箇所に形成された切欠部とを有し、前記保持器は、その外径側または内径側の円周方向複数箇所に前記レースのフランジ部の各切欠部に対応させて設けた突片を有し、前記各切欠部の円周方向両端エッジ部と前記各突片の円周方向両端エッジ部とは軸方向で係合可能に構成されてなるものである。
また、前記保持器の各突片は、その円周方向幅が対応する前記レースの各切欠部を通過可能な寸法に設定され、これら各突片を各切欠部と位置合わせして通過させることで前記レースに該保持器が組み込まれ、前記レースの各切欠部の各円周方向両端エッジ部のうち少なくとも等間隔位置にある3カ所のエッジ部をそれぞれ円周方向へ潰し塑性変形させて係止部を形成することで、これら係止部と前記各突片の円周方向両端エッジ部とが軸方向で係合可能に構成されてなるものである。
また、前記保持器の各突片は、その円周方向幅が対応する前記レースの各切欠部を撓んで通過できる弾性限度内で該各切欠部の円周方向幅より大きく設定されており、これら各突片と各切欠部の少なくとも一方を弾性変形させて各突片を各切欠部に通過させることで、通過後に元の形状に復帰させ、各切欠部の各円周方向両端エッジ部と各突片の円周方向両端エッジ部とが軸方向で係合可能となるように構成されてなるものである。
本発明に係るスラストころ軸受を製造する方法は、複数のころを保持した保持器と少なくとも一つのレースとを非分離にし、前記レースは、ころの軌道面となる環状板部と、該環状板部の外径側または内径側から前記軌道面が形成されている側へ軸方向に延出させて設けた筒部と、該筒部の延出端から前記環状板部寄りの径方向に連続して設けたフランジ部と、該フランジ部の周縁部における円周方向複数箇所に形成された切欠部とを有し、前記保持器は、その外径側または内径側の円周方向複数箇所に前記レースのフランジ部の各切欠部に対応させて設けた突片を有し、前記各切欠部の円周方向両端エッジ部と前記各突片の円周方向両端エッジ部とは軸方向で係合可能に構成されてなるスラストころ軸受を製造する方法であって、レースとなる環状板部に筒部を曲げ形成する工程と、前記筒部にフランジ部を曲げ形成する工程と、前記フランジ部の周縁部における円周方向複数箇所に所定円周方向幅を有する切欠部を形成する工程と、保持器における前記切欠部に対応する円周方向複数箇所に前記切欠部を通過可能な所定円周方向幅を有する突片を形成する工程と、前記各突片を前記各切欠部と位置合わせして通過させることで前記レースに前記保持器を組み込む工程と、前記保持器が組み込まれた前記レースの各切欠部の各円周方向両端エッジ部のうち少なくとも等間隔位置にある3カ所のエッジ部をそれぞれ円周方向へ潰し、塑性変形させて係止部を形成することで、前記各切欠部の円周方向両端エッジ部と前記各突片の円周方向両端エッジ部とが軸方向で係合可能となるようにして、保持器とレースとを非分離にし、一体化する工程と、を有することを特徴としている。
本発明に係るスラストころ軸受を製造する別の方法は、複数のころを保持した保持器と少なくとも一つのレースとを非分離にし、前記レースは、ころの軌道面となる環状板部と、該環状板部の外径側または内径側から前記軌道面が形成されている側へ軸方向に延出させて設けた筒部と、該筒部の延出端から前記環状板部寄りの径方向に連続して設けたフランジ部と、該フランジ部の周縁部における円周方向複数箇所に形成された切欠部とを有し、前記保持器は、その外径側または内径側の円周方向複数箇所に前記レースのフランジ部の各切欠部に対応させて設けた突片を有し、前記各切欠部の円周方向両端エッジ部と前記各突片の円周方向両端エッジ部とは軸方向で係合可能に構成されてなるスラストころ軸受を製造する方法であって、レースとなる環状板部に筒部を曲げ形成する工程と、前記筒部にフランジ部を曲げ形成する工程と、前記フランジ部の周縁部における円周方向複数箇所に所定円周方向幅を有する切欠部を形成する工程と、保持器における前記切欠部に対応する円周方向複数箇所に、円周方向幅が対応する前記レースの各切欠部を撓んで通過できる弾性限度内で該各切欠部の円周方向幅より大きく設定された突片を形成する工程と、前記各突片を前記各切欠部と位置合わせして、各突片と各切欠部の少なくとも一方を弾性変形させながら各突片を各切欠部に通過させることで、前記レースに前記保持器を組み込み、通過後に各突片または各切欠部が元の形状に復帰することで、各切欠部の各円周方向両端エッジ部と各突片の円周方向両端エッジ部とが軸方向で係合可能となるようにして、保持器とレースとを非分離にし、一体化する工程と、を有することを特徴としている。
本発明のスラストころ軸受及びその製造方法によれば、保持器とレースとを非分離とするための分離防止係合部を、レースの筒部から径方向に連続するフランジ部の周縁部に設けた切欠部の円周方向両端エッジ部と、その切欠部に対応させて保持器に設けた突片の円周方向両端エッジ部から構成しているので、分離防止係合部として制約を受けるのは、レース側の切欠部の円周方向寸法と保持器側の突片の円周方向寸法であり、フランジ部の径方向寸法については大きく設定することが可能となる。このため、レース側筒部の周面とこれに対向する保持器周面との隙間を大きくすることができ、軸とケーシングとの偏心量が大きくてもスラストころ軸受として使用できるという効果がある。また、分離防止係合部の径方向寸法は全周に亘って大きく設定しながら、軸受の軸方向寸法は小さくできて、信頼性の確保が容易となる。
実施の形態1.
以下、図示実施形態により本発明のスラストころ軸受及びその製造方法を説明する。
図1は本発明の実施の形態1に係るスラストころ軸受の概略構成をころの軌道面側より示す正面図、図2はそのレースをころの軌道面側より示す正面図、図3はその保持器のころを除く概略構成を示す正面図、図4はそのレースに保持器を組み付けた段階の概略構成を示す正面図、図5はそのレース筒部のフランジ部と保持器との関係を示す要部断面図、図6はそのレース筒部のフランジ部に形成した切欠部と保持器との関係を示す要部断面図である。
図1乃至図6のように本実施形態のスラストころ軸受1Aは、複数のころとしての針状ころ(以下、単に「ころ」という)31を保持した保持器30Aと単一のレース20Aとを非分離にして構成されている。なお、ころ31は、ここでは軸受用鋼よりなり端面形状が平面形と呼ばれるタイプのものを例に挙げているが、材料はステンレス合金やセラミック等、他のものでもよく、さらに端面の形状が球面形状となったものでもよいことは言うまでもない。
これを更に詳述すると、レース20Aは、例えば鋼板よりなり図2、図5及び図6のようにころ31の軌道面21となる環状板部22と、環状板部22の外径側から軌道面21が形成されている側へ軸方向に延出させて設けた筒部23と、筒部23の延出端から環状板部22寄りの径方向に連続して設けた内向きフランジ部24と、フランジ部24の周縁部における円周方向複数箇所に形成された円弧状の切欠部25と、保持器30A組付後に各切欠部25の各円周方向両端エッジ部26(図4)を円周方向へ潰し塑性変形させて形成した係止部27(図1)とを有している。なお、ここでは係止部27を各切欠部25の各円周方向両端エッジ部26にそれぞれ形成しているものを例に挙げて説明しているが、この係止部27は円周方向に等間隔で3ヶ所以上あれば、その機能を十分発揮できることは言うまでもない。
保持器30Aは、図3、図5及び図6のように例えば一枚の鋼製環状板から製作されたもので、その径方向途中領域の円周方向の複数箇所にころ31を保持するポケット32が設けられている。また、保持器30Aには、その外径側の円周方向複数箇所に、レース20Aのフランジ部24の各切欠部25を通過可能な円周方向幅に設定された円弧状の突片33が設けられている。また、各突片33間の外径側の円弧34は、レース20Aのフランジ部24の内径と一致する。したがって、各突片33を各切欠部25と位置合わせして通過させることでレース20Aに保持器30Aを組み込むことができる。そして、レース20Aの各切欠部25の各円周方向両端エッジ部26を円周方向へ潰し塑性変形させて係止部27を形成することで、これら係止部27によって各切欠部25の間口が狭められ、これら係止部27と各突片33の円周方向両端エッジ部35(図3)とが軸方向で係合可能に構成され、レース20Aと保持器30Aとが一体化されるようになっている。なお、各突片33間の外径側の円弧34の内径側にも後述する円弧状の突片36が形成されている。
次に、本実施形態のスラストころ軸受1Aを製造する方法について図1乃至図6を用いて説明する。まず、レースとなる環状板部22の外周側に筒部23を曲げ形成し、次いで筒部23に内向きフランジ部24を曲げ形成した後、フランジ部24の周縁部における円周方向複数箇所に、等間隔毎に所定円周方向幅を有する円弧状の切欠部25を形成し、焼き入れ、焼戻しにより折り曲げ部のひずみ取りを行い、レース20Aを作成する。
次いで、保持器における切欠部25に対応する円周方向複数箇所に切欠部25を通過可能な所定円周方向幅を有する円弧状の突片33を形成してから、ポケット32にころ31を取り付け、保持器30Aを作成する。なお、ここでは内径側の円弧状の突片36は用いないが、汎用性を持たせるために予め突片36も形成しておくことは好ましい。
次に、前述のようにして作成した保持器30Aをレース20Aに重ね合わせ、各突片33と各切欠部25との位置合わせを行い、そのまま各突片33を各切欠部25に通過させることで、レース20Aに保持器30Aを組み込み、組立体10(図4)を作成する。
次いで、保持器30Aが組み込まれたレース20Aの各切欠部25の各円周方向両端エッジ部26(円周方向で等間隔位置にある少なくとも3ヶ所以上のエッジ部)を、それぞれ円周方向へ潰し、塑性変形させて、図1のように係止部27を形成することで、各切欠部25の間口を狭め、各切欠部25の円周方向両端エッジ部と各突片33の円周方向両端エッジ部35とが軸方向で係合可能となるようにして、保持器30Aとレース20Aとを非分離にし、一体化する。なお、前記塑性変形前にエッジ部26を高周波焼鈍等して軟化させてもよい。
これにより、保持器とレースとを非分離とするための分離防止係合部が、レース20Aの筒部23から径方向に連続するフランジ部24の周縁部に設けた切欠部25の円周方向両端エッジ部と、その切欠部25に対応させて保持器30Aに設けた突片33の円周方向両端エッジ部35とから構成されたスラストころ軸受1Aの製造が完了する。
そして、このような構成を有するスラストころ軸受1Aにおいては、分離防止係合部として制約を受けるのは、レース20A側の切欠部25の円周方向寸法と保持器30A側の突片33の円周方向寸法であり、フランジ部24の径方向寸法については大きく設定することが可能となる。このため、レース側筒部23の周面(内周面)とこれに対向する保持器30Aの周面(外周面)との隙間を大きくすることができ、軸とケーシングとの偏心量が大きくてもスラストころ軸受として使用できるという効果がある。また、分離防止係合部の径方向寸法は全周に亘って大きく設定しながら、軸受の軸方向寸法は小さくできて、信頼性の確保が容易となる。
実施の形態2.
図7は本発明の実施の形態2に係るスラストころ軸受の概略構成をころの軌道面側より示す正面図であり、図中、前述の実施の形態1のものと同一部分には同一符号を付してある。なお、説明に当たっては前述の図2及び図3を参照するものとする。
図7のように本実施形態のスラストころ軸受1Bは、保持器30Bの各突片33Bまたは各切欠部25の少なくとも一方が撓んで、各突片33Bがその円周方向幅が対応するレース20Bの各切欠部25を通過できる弾性限度内で各切欠部25の円周方向幅より大きく(例えば0.6mm程度大きく)設定されている。そして、これら各突片33Bを弾性変形させて各切欠部25を通過させることで、通過後に元の形状に復帰させ、各切欠部25の各円周方向両端エッジ部26と各突片33Bの円周方向両端エッジ部35Bとが軸方向で係合可能となるように構成されてなるものである。それ以外の構成は実施の形態1と同様である。
次に、本実施形態のスラストころ軸受1Bを製造する方法について図7に基づき図2、図3、図5及び図6を参照しながら説明する。まず、図5及び図6のようにレースとなる環状板部22の外周側に筒部23を曲げ形成し、次いで筒部23に内向きフランジ部24を曲げ形成した後、フランジ部24の周縁部における円周方向複数箇所に、図2のように等間隔毎に所定円周方向幅を有する円弧状の切欠部25を形成し、焼き入れ、焼戻しにより折り曲げ部のひずみ取りを行い、レース20Bを作成する。
次いで、保持器30Bにおける切欠部25に対応する円周方向複数箇所に円周方向幅が対応するレース20Bの各切欠部25を撓んで通過できる弾性限度内で各切欠部の円周方向幅より大きな(0.6mm程度大きな)突片33Bを形成してから、図5及び図6のようにポケット32にころ31を取り付け、保持器30Bを作成する。なお、ここでも内径側の円弧状の突片36(図3)は用いないが、汎用性を持たせるために予め突片36も形成しておくことは好ましい。
次に、前述のようにして作成した保持器30Bをレース20Bに重ね合わせ、各突片33Bと各切欠部25との位置合わせを行い、そのまま各突片33Bまたは各切欠部25の少なくとも一方を弾性変形させながら各突片33Bを各切欠部25に通過させる。これにより、レース20Bに保持器30Bが組み込まれ、かつ通過後に各突片33Bまたは各切欠部25が元の形状に復帰することで、各切欠部25の各円周方向両端エッジ部26と各突片33Bの円周方向両端エッジ部35Bとが軸方向で係合可能となるようにして、保持器30Bとレース20Bとを非分離にし、一体化する。その後、軸受全体を焼き入れして硬化させる。
これにより、保持器30Bとレース20Bとを非分離とするための分離防止係合部が、レース20Bの筒部23から径方向に連続するフランジ部24の周縁部に設けた切欠部25の円周方向両端エッジ部26と、その切欠部25に対応させて保持器30Bに設けた突片33Bの円周方向両端エッジ部35Bとから構成されたスラストころ軸受1Bの製造が完了する。
そして、このような構成を有するスラストころ軸受1Bにおいては、分離防止係合部として制約を受けるのは、レース20B側の切欠部25の円周方向寸法と保持器30B側の突片33Bの円周方向寸法であり、フランジ部24の径方向寸法については大きく設定することが可能となる。このため、レース側筒部23の周面(内周面)とこれに対向する保持器30Bの周面(外周面)との隙間を大きくすることができ、軸とケーシングとの偏心量が大きくてもスラストころ軸受として使用できるという効果がある。また、分離防止係合部の径方向寸法は全周に亘って大きく設定しながら、軸受の軸方向寸法は小さくできて、信頼性の確保が容易となる。
実施の形態3.
図8は本発明の実施の形態3に係るスラストころ軸受の概略構成をころの軌道面側より示す正面図、図9はそのレースをころの軌道面側より示す正面図、図10はそのレースに保持器を組み付けた段階の概略構成を示す正面図、図11はそのレース筒部のフランジ部と保持器との関係を示す要部断面図、図12はそのレース筒部のフランジ部に形成した切欠部と保持器との関係を示す要部断面図であり、各図中、前述の実施の形態1のものと同一部分には同一符号を付してある。
図8乃至図12のように本実施形態のスラストころ軸受100Aは、複数のころとしての針状ころ(以下、単に「ころ」という)31を保持した保持器300Aと単一のレース200Aとを非分離にして構成されている。なお、ころ31は、ここでも軸受用鋼よりなり端面形状が平面形と呼ばれるタイプのものを例に挙げているが、材質はステンレス合金もしくはセラミック等、他のものでもよく、さらに端面の形状が球面形状となったものでもよいことは言うまでもない。
これを更に詳述すると、レース200Aは、例えば鋼板よりなり図9、図11及び図12のようにころ31の軌道面221となる環状板部222と、環状板部222の内径側から軌道面221が形成されている側へ軸方向に延出させて設けた筒部223と、筒部223の延出端から環状板部222寄りの径方向に連続して設けた外向きフランジ部224と、フランジ部224の周縁部における円周方向複数箇所に形成された円弧状の切欠部225と、保持器300A組付後に各切欠部225の各円周方向両端エッジ部226(図9)を円周方向へ潰し塑性変形させて形成した係止部227(図8)とを有している。なお、ここでも係止部227を各切欠部225の各円周方向両端エッジ部226にそれぞれ形成しているものを例に挙げて説明しているが、この係止部227は円周方向に等間隔で3ヶ所以上あれば、その機能を十分発揮できることは言うまでもない。
保持器300Aは、図8、図11及び図12のように例えば一枚の鋼製環状板から製作されたもので、その径方向途中領域の円周方向の複数箇所にころ31を保持するポケット32が設けられている。また、保持器300Aには、その外径側の円周方向複数箇所に、レース200Aのフランジ部224の各切欠部225を通過可能な円周方向幅に設定された円弧状の突片333が設けられている。また、各突片333間の内径側の円弧334は、レース200Aのフランジ部224の外径と一致する。したがって、各突片333を各切欠部225と位置合わせして通過させることでレース200Aに保持器300Aを組み込むことができる。そして、レース200Aの各切欠部225の各円周方向両端エッジ部226を円周方向へ潰し塑性変形させて係止部227を形成することで、これら係止部227によって各切欠部225の間口が狭められ、これら係止部227と各突片333の円周方向両端エッジ部335とが軸方向で係合可能に構成され、レース200Aと保持器300Aとが一体化されるようになっている。
次に、本実施形態のスラストころ軸受100Aを製造する方法について図8乃至図12を用いて説明する。まず、レースとなる環状板部222の内周側に筒部223を曲げ形成し、次いで筒部223に外向きフランジ部224を曲げ形成した後、フランジ部224の周縁部における円周方向複数箇所に、等間隔毎に所定円周方向幅を有する円弧状の切欠部225を形成し、焼き入れ、焼戻しにより折り曲げ部のひずみ取りを行い、レース200Aを作成する。
次いで、保持器における切欠部225に対応する円周方向複数箇所に切欠部225を通過可能な所定円周方向幅を有する円弧状の突片333を形成してから、ポケット32にころ31を取り付け、保持器300Aを作成する。
次に、前述のようにして作成した保持器300Aをレース200Aに重ね合わせ、各突片333と各切欠部225との位置合わせを行い、そのまま各突片333を各切欠部225に通過させることで、レース200Aに保持器300Aを組み込み、組立体110(図10)を作成する。
次いで、保持器300Aが組み込まれたレース200Aの各切欠部225の各円周方向両端エッジ部226(円周方向で等間隔位置にある少なくとも3ヶ所以上のエッジ部)を、それぞれ円周方向へ潰し、塑性変形させて、図8のように係止部227を形成することで、各切欠部225の間口を狭め、各切欠部225の円周方向両端エッジ部と各突片333の円周方向両端エッジ部335とが軸方向で係合可能となるようにして、保持器300Aとレース200Aとを非分離にし、一体化する。なお、前記塑性変形前にエッジ部226を高周波焼鈍等して軟化させてもよい。
これにより、保持器300Aとレース200Aとを非分離とするための分離防止係合部が、レース200Aの筒部223から径方向に連続するフランジ部224の周縁部に設けた切欠部225の円周方向両端エッジ部と、その切欠部225に対応させて保持器300Aに設けた突片333の円周方向両端エッジ部335とから構成されたスラストころ軸受100Aの製造が完了する。
そして、このような構成を有するスラストころ軸受100Aにおいては、分離防止係合部として制約を受けるのは、レース200A側の切欠部225の円周方向寸法と保持器300A側の突片333の円周方向寸法であり、フランジ部224の径方向寸法については大きく設定することが可能となる。このため、レース側筒部223の周面(外周面)とこれに対向する保持器300Aの周面(内周面)との隙間を大きくすることができ、軸とケーシングとの偏心量が大きくてもスラストころ軸受として使用できるという効果がある。また、分離防止係合部の径方向寸法は全周に亘って大きく設定しながら、軸受の軸方向寸法は小さくできて、信頼性の確保が容易となる。
実施の形態4.
図13は本発明の実施の形態4に係るスラストころ軸受の概略構成をころの軌道面側より示す正面図であり、図中、前述の実施の形態3のものと同一部分には同一符号を付してある。なお、説明に当たっては前述の図9を参照するものとする。
図13のように本実施形態のスラストころ軸受100Bは、保持器300Bの各突片333Bまたは各切欠部225の少なくとも一方が撓んで、各突片333Bが、その円周方向幅が対応するレース200Bの各切欠部225を通過できる弾性限度内で各切欠部225の円周方向幅より大きく(例えば0.6mm程度大きく)設定されている。そして、これら各突片333Bを弾性変形させて各切欠部225を通過させることで、通過後に元の形状に復帰させ、各切欠部225の各円周方向両端エッジ部226と各突片333Bの円周方向両端エッジ部335Bとが軸方向で係合可能となるように構成されてなるものである。それ以外の構成は実施の形態3と同様である。
次に、本実施形態のスラストころ軸受100Bを製造する方法について図13に基づき図9、図11及び図12を参照しながら説明する。まず、図11及び図12のようにレースとなる環状板部222の内周側に筒部223を曲げ形成し、次いで筒部223に外向きフランジ部224を曲げ形成した後、フランジ部224の周縁部における円周方向複数箇所に、図9のように等間隔毎に所定円周方向幅を有する円弧状の切欠部225を形成し、焼き入れ、焼戻しにより折り曲げ部のひずみ取りを行い、レース200Bを作成する。
次いで、保持器300Bにおける切欠部225に対応する円周方向複数箇所に円周方向幅が対応するレース200Bの各切欠部225を撓んで通過できる弾性限度内で各切欠部の円周方向幅より大きな(0.6mm程度大きな)突片333Bを形成してから、図11及び図12のようにポケット32にころ31を取り付け、保持器300Bを作成する。
次に、前述のようにして作成した保持器300Bをレース200Bに重ね合わせ、各突片333Bと各切欠部225との位置合わせを行い、そのまま各突片333Bまたは各切欠部225の少なくとも一方を弾性変形させながら各突片33Bを各切欠部225に通過させる。これにより、レース200Bに保持器300Bが組み込まれ、かつ通過後に各突片333Bまたは各切欠部225が元の形状に復帰することで、各切欠部225の各円周方向両端エッジ部226と各突片333Bの円周方向両端エッジ部335Bとが軸方向で係合可能となるようにして、保持器300Bとレース200Bとを非分離にし、一体化する。その後、軸受全体を焼き入れして硬化させる。
これにより、保持器300Bとレース200Bとを非分離とするための分離防止係合部が、レース200Bの筒部223から径方向に連続するフランジ部224の周縁部に設けた切欠部225の円周方向両端エッジ部226と、その切欠部225に対応させて保持器300Bに設けた突片333Bの円周方向両端エッジ部335Bとから構成されたスラストころ軸受100Bの製造が完了する。
そして、このような構成を有するスラストころ軸受100Bにおいては、分離防止係合部として制約を受けるのは、レース200B側の切欠部225の円周方向寸法と保持器300B側の突片333Bの円周方向寸法であり、フランジ部224の径方向寸法については大きく設定することが可能となる。このため、レース側筒部223の周面(外周面)とこれに対向する保持器300Bの周面(内周面)との隙間を大きくすることができ、軸とケーシングとの偏心量が大きくてもスラストころ軸受として使用できるという効果がある。また、分離防止係合部の径方向寸法は全周に亘って大きく設定しながら、軸受の軸方向寸法は小さくできて、信頼性の確保が容易となる。
本発明の実施の形態1に係るスラストころ軸受の概略構成をころの軌道面側より示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係るスラストころ軸受のレースをころの軌道面側より示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係るスラストころ軸受の保持器のころを除く概略構成を示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係るスラストころ軸受のレースに保持器を組み付けた段階の概略構成を示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係るスラストころ軸受のレース筒部のフランジ部と保持器との関係を示す要部断面図である。 本発明の実施の形態1に係るスラストころ軸受のレース筒部のフランジ部に形成した切欠部と保持器との関係を示す要部断面図である。 本発明の実施の形態2に係るスラストころ軸受の概略構成をころの軌道面側より示す正面図である。 本発明の実施の形態3に係るスラストころ軸受の概略構成をころの軌道面側より示す正面図である。 本発明の実施の形態3に係るスラストころ軸受のレースをころの軌道面側より示す正面図である。 本発明の実施の形態3に係るスラストころ軸受のレースに保持器を組み付けた段階の概略構成を示す正面図である。 本発明の実施の形態3に係るスラストころ軸受のレース筒部のフランジ部と保持器との関係を示す要部断面図である。 本発明の実施の形態3に係るスラストころ軸受のレース筒部のフランジ部に形成した切欠部と保持器との関係を示す要部断面図である。 本発明の実施の形態4に係るスラストころ軸受の概略構成をころの軌道面側より示す正面図である。
符号の説明
1A,1B,100A,100B スラストころ軸受、20A,20B,200A,200B レース、21,221 ころの軌道面、22,222 環状板部、23,223 筒部、24,224 フランジ部、25,225 切欠部、26,226 切欠部の円周方向両端エッジ部、27,227 係止部、30A,30B,300A,300B 保持器、31 ころ、33,33B,333,333B 突片、35,35B,335,335B 突片の円周方向両端エッジ部。

Claims (5)

  1. 複数のころを保持した保持器と少なくとも一つのレースとを非分離にしてなるスラストころ軸受であって、
    前記レースは、
    ころの軌道面となる環状板部と、
    該環状板部の外径側または内径側から前記軌道面が形成されている側へ軸方向に延出させて設けた筒部と、
    該筒部の延出端から前記環状板部寄りの径方向に連続して設けたフランジ部と、
    該フランジ部の周縁部における円周方向複数箇所に形成された切欠部とを有し、
    前記保持器は、
    その外径側または内径側の円周方向複数箇所に前記レースのフランジ部の各切欠部に対応させて設けた突片を有し、
    前記各切欠部の円周方向両端エッジ部と前記各突片の円周方向両端エッジ部とは軸方向で係合可能に構成されてなることを特徴とするスラストころ軸受。
  2. 前記保持器の各突片は、その円周方向幅が対応する前記レースの各切欠部を通過可能な寸法に設定され、これら各突片を各切欠部と位置合わせして通過させることで前記レースに該保持器が組み込まれ、前記レースの各切欠部の各円周方向両端エッジ部のうち少なくとも等間隔位置にある3カ所のエッジ部をそれぞれ円周方向へ潰し塑性変形させて係止部を形成することで、これら係止部と前記各突片の円周方向両端エッジ部とが軸方向で係合可能に構成されてなることを特徴とする請求項1記載のスラストころ軸受。
  3. 前記保持器の各突片は、その円周方向幅が対応する前記レースの各切欠部を撓んで通過できる弾性限度内で該各切欠部の円周方向幅より大きく設定されており、これら各突片と各切欠部の少なくとも一方を弾性変形させて各突片を各切欠部に通過させることで、通過後に元の形状に復帰させ、各切欠部の各円周方向両端エッジ部と各突片の円周方向両端エッジ部とが軸方向で係合可能となるように構成されてなることを特徴とする請求項1記載のスラストころ軸受。
  4. 複数のころを保持した保持器と少なくとも一つのレースとを非分離にし、前記レースは、ころの軌道面となる環状板部と、該環状板部の外径側または内径側から前記軌道面が形成されている側へ軸方向に延出させて設けた筒部と、該筒部の延出端から前記環状板部寄りの径方向に連続して設けたフランジ部と、該フランジ部の周縁部における円周方向複数箇所に形成された切欠部とを有し、前記保持器は、その外径側または内径側の円周方向複数箇所に前記レースのフランジ部の各切欠部に対応させて設けた突片を有し、前記各切欠部の円周方向両端エッジ部と前記各突片の円周方向両端エッジ部とは軸方向で係合可能に構成されてなるスラストころ軸受を製造する方法であって、
    レースとなる環状板部に筒部を曲げ形成する工程と、
    前記筒部にフランジ部を曲げ形成する工程と、
    前記フランジ部の周縁部における円周方向複数箇所に所定円周方向幅を有する切欠部を形成する工程と、
    保持器における前記切欠部に対応する円周方向複数箇所に前記切欠部を通過可能な所定円周方向幅を有する突片を形成する工程と、
    前記各突片を前記各切欠部と位置合わせして通過させることで前記レースに前記保持器を組み込む工程と、
    前記保持器が組み込まれた前記レースの各切欠部の各円周方向両端エッジ部のうち少なくとも等間隔位置にある3カ所のエッジ部をそれぞれ円周方向へ潰し、塑性変形させて係止部を形成することで、前記各切欠部の円周方向両端エッジ部と前記各突片の円周方向両端エッジ部とが軸方向で係合可能となるようにして、保持器とレースとを非分離にし、一体化する工程と、
    を有することを特徴とするスラストころ軸受の製造方法。
  5. 複数のころを保持した保持器と少なくとも一つのレースとを非分離にし、前記レースは、ころの軌道面となる環状板部と、該環状板部の外径側または内径側から前記軌道面が形成されている側へ軸方向に延出させて設けた筒部と、該筒部の延出端から前記環状板部寄りの径方向に連続して設けたフランジ部と、該フランジ部の周縁部における円周方向複数箇所に形成された切欠部とを有し、前記保持器は、その外径側または内径側の円周方向複数箇所に前記レースのフランジ部の各切欠部に対応させて設けた突片を有し、前記各切欠部の円周方向両端エッジ部と前記各突片の円周方向両端エッジ部とは軸方向で係合可能に構成されてなるスラストころ軸受を製造する方法であって、
    レースとなる環状板部に筒部を曲げ形成する工程と、
    前記筒部にフランジ部を曲げ形成する工程と、
    前記フランジ部の周縁部における円周方向複数箇所に所定円周方向幅を有する切欠部を形成する工程と、
    保持器における前記切欠部に対応する円周方向複数箇所に、円周方向幅が対応する前記レースの各切欠部を撓んで通過できる弾性限度内で該各切欠部の円周方向幅より大きく設定された突片を形成する工程と、
    前記各突片を前記各切欠部と位置合わせして、各突片と各切欠部の少なくとも一方を弾性変形させながら各突片を各切欠部に通過させることで、前記レースに前記保持器を組み込み、通過後に各突片または各切欠部が元の形状に復帰することで、各切欠部の各円周方向両端エッジ部と各突片の円周方向両端エッジ部とが軸方向で係合可能となるようにして、保持器とレースとを非分離にし、一体化する工程と、
    を有することを特徴とするスラストころ軸受の製造方法。
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