JP2020079839A - 光部品収納箱 - Google Patents

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JP2020079839A JP2018212305A JP2018212305A JP2020079839A JP 2020079839 A JP2020079839 A JP 2020079839A JP 2018212305 A JP2018212305 A JP 2018212305A JP 2018212305 A JP2018212305 A JP 2018212305A JP 2020079839 A JP2020079839 A JP 2020079839A
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沖 栄輔
Eisuke Oki
栄輔 沖
慎祐 佐藤
Chikasuke Sato
慎祐 佐藤
横地 隆径
Takamichi Yokochi
隆径 横地
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Nippon Tsushin Denzai KK
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Nippon Tsushin Denzai KK
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Abstract

【課題】引き出し部を傾けない状態で引き出し部の移動を規制することができる光部品収納箱を提供する。【解決手段】一実施形態に係る光部品収納箱1は、ラックに固定されるベース部10と、ベース部10から一方向D1に引き出される引き出し部20と、を備え、引き出し部20の一方向D1側には、複数の外部コネクタのそれぞれが接続される複数のアダプタ21が露出しており、引き出し部20の一方向D1の反対方向D2側には、光部品に光接続するケーブルが延び出しており、引き出し部20は、一方向D1及び鉛直方向D4の双方に交差する左右方向D3に延びる揺動軸41を中心として揺動自在とされたレバー部40を有し、レバー部40は、鉛直上方に向かって窪む凹部を有し、ベース部10は、ベース部10から引き出し部20が一定量引き出されたときに当該凹部に入り込むストッパ30を有する。【選択図】図2

Description

本発明の一側面は、光部品収納箱に関する。
特許文献1には、ラック(光配線盤)に収納されるトレイ状のスプライスユニットとして使用される引出型シャーシが記載されている。引出型シャーシには光ファイバが収納される。引出型シャーシは一定方向に引き出し可能とされており、引出型シャーシが引き出された状態で光ファイバの収納作業及びメンテナンスが行われる。この引出型シャーシは、枠体と、枠体から引き出されるトレイとを有する。トレイは、枠体から一定量引き出されると、枠体に対して斜め下方に傾く前傾姿勢となる。
特許文献2には、停止位置を備えた光ファイバ機器ガイド及びレールが記載されている。光ファイバ機器ガイドは、光部品が収容されるシャーシと、シャーシに対して引き出される光ファイバ機器引出しとを備える。光ファイバ機器引出しは、シャーシから一定量引き出されると、シャーシとの接続部分を軸として斜め下方に傾いて停止する。また、光ファイバ機器ガイドは、光ファイバ機器引き出しが傾きすぎることを制限する引出し傾き制限部材を備える。
特開2009−164224号公報 特表2012−527653号公報
前述した引出型シャーシ及び光ファイバ機器引出しのように、光部品を収納する光部品収納箱は、ベース部と、ベース部から引き出される引き出し部とを備える。前述した引出型シャーシ及び光ファイバ機器引出しでは、引き出し部は、ベース部から一方向に一定量引き出された後に斜め下方に傾く。よって、斜め下方に傾いていない状態では、引き出し部の一方向への移動が規制されていない。従って、引き出し部が斜め下方に傾いていない状態では、引き出し部の一方向への移動が規制されていないので、引き出し部が移動することにより光部品収納箱に対する作業を行いにくいという問題が発生しうる。
具体的には、光部品収納箱の引き出し部には複数のアダプタが露出しており、複数のアダプタに対して外部コネクタを挿抜する作業を行うことがある。前述したように引き出し部の一方向への移動が規制されていない場合、アダプタに外部コネクタを挿抜する作業を行うときに引き出し部が動くことがある。よって、アダプタに対する外部コネクタの挿抜を行いにくく、引き出し部の移動に伴って外部コネクタを誤って抜いてしまったり、或いは、アダプタと外部コネクタの結合が不十分のままとしてしまったりして、光信号が断絶する懸念がある。
本発明の一側面は、引き出し部を傾けない状態で引き出し部の移動を規制することができる光部品収納箱を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る光部品収納箱は、光部品を収納する光部品収納箱であって、ラックに固定されるベース部と、光部品を収納すると共にベース部から一方向に引き出される引き出し部と、を備え、引き出し部の一方向側には、複数の外部コネクタのそれぞれが接続される複数のアダプタが露出しており、引き出し部の一方向の反対方向側には、光部品に光接続するケーブルが延び出しており、引き出し部は、一方向及び鉛直方向の双方に交差する方向に延びる揺動軸を中心として揺動自在とされたレバー部を有し、レバー部は、鉛直上方に向かって窪む凹部を有し、ベース部は、ベース部から引き出し部が一定量引き出されたときに凹部に入り込むストッパを有する。
本発明によれば、引き出し部を傾けない状態で引き出し部の移動を規制することができる。
図1は、実施形態に係る光部品収納箱の平面図である。 図2は、図1の光部品収納箱の引き出し部が一定量引き出された状態を上方から見た斜視図である。 図3は、図1の光部品収納箱の引き出し部が更に引き出された状態を示す斜視図である。 図4は、図1の光部品収納箱の引き出し部を示す斜視図である。 図5は、図1の光部品収納箱の引き出し部を一定量引き出した状態を示す斜視図である。 図6は、図5の状態における引き出し部のレバー部と、ベース部のストッパとを示す斜視図である。 図7は、図6のレバー部の凹部がストッパを前方に乗り越えて引き出し部が更に引き出された状態を示す斜視図である。
[本願発明の実施形態の説明]
最初に本願発明の実施形態の内容を列記して説明する。一実施形態に係る光部品収納箱は、光部品を収納する光部品収納箱であって、ラックに固定されるベース部と、光部品を収納すると共にベース部から一方向に引き出される引き出し部と、を備え、引き出し部の一方向側には、複数の外部コネクタのそれぞれが接続される複数のアダプタが露出しており、引き出し部の一方向の反対方向側には、光部品に光接続するケーブルが延び出しており、引き出し部は、一方向及び鉛直方向の双方に交差する方向に延びる揺動軸を中心として揺動自在とされたレバー部を有し、レバー部は、鉛直上方に向かって窪む凹部を有し、ベース部は、ベース部から引き出し部が一定量引き出されたときに凹部に入り込むストッパを有する。
一実施形態に係る光部品収納箱では、光部品を収納する引き出し部はベース部から一方向に引き出される。引き出し部の当該一方向側には複数のアダプタが露出しており、複数のアダプタには複数の外部コネクタのそれぞれが接続される。また、引き出し部の当該一方向の反対方向側には、収納される光部品に光接続するケーブルが延び出している。引き出し部は揺動自在とされたレバー部を有し、レバー部の揺動軸は、当該一方向及び鉛直方向の双方に交差する方向に延びている。レバー部は鉛直方向に揺動すると共に鉛直上方に向かって窪む凹部を有し、ベース部は引き出し部が一定量引き出されるときにレバー部の凹部に入り込むストッパを有する。よって、引き出し部を一方向に一定量引き出すと、レバー部の凹部にストッパが入り込むので、引き出し部を傾けることなく引き出し部の一方向への移動を規制することができる。引き出し部は一定量一方向に引き出された状態で一方向への移動が規制されるので、光部品収納箱に対する作業を行いやすくすることができる。すなわち、引き出し部を傾けることなく且つ引き出し部の一方向への移動が規制された状態でアダプタへの外部コネクタの接続等を行うことができる。その結果、作業時における引き出し部の移動を規制できるので、外部コネクタの挿抜等の作業を行いやすくすることができると共に、光信号の断絶等を回避することができる。
一実施形態に係る光部品収納箱において、レバー部は、ストッパが凹部に入り込んだときにレバー部を持ち上げる摘み部を有してもよい。この場合、レバー部の凹部にストッパが入り込んだ状態において、摘み部によってレバー部を持ち上げることができるので、凹部からストッパを外すことができる。よって、摘み部でレバー部を持ち上げて引き出し部を更に引き出すことができる。
[本発明の実施形態の詳細]
本発明の実施形態に係る光部品収納箱の具体例を図面を参照しながら説明する。本発明は、以下の具体例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示され、特許請求の範囲と均等の範囲における全ての変更が含まれることが意図される。図面の説明において、同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。
図1は、本実施形態に係る光部品収納箱1を示す平面図である。図2は、光部品収納箱1を斜め上方から見た斜視図である。図1及び図2に示されるように、光部品収納箱1は、枠状とされたベース部10と、ベース部10から一方向D1に引き出されると共に光部品を収納する引き出し部20とを備える。光部品収納箱1は、例えば、データセンタのラックに取り付けられる箱状の部材であって、ラックの光配線架を構成する。一方向D1は引き出し部20がベース部10から引き出される方向(図1及び図2では左方向)を示している。ベース部10に対して引き出し部20は、一方向D1、及びその反対方向D2に移動可能とされている。
引き出し部20は一方向D1側に複数のアダプタ21を保持している。一例として、アダプタ21はLCアダプタである。例えば、引き出し部20の一方向D1を向く面20aにおいて、複数のアダプタ21は、左右方向D3及び鉛直方向D4の双方に沿って格子状に配列されている。例えば、左右方向D3は、一方向D1及び反対方向D2の双方に直交すると共に引き出し部20が延在する方向に相当し、一方向D1及び鉛直方向D4に延びる平面に直交する方向である。
複数のアダプタ21のそれぞれには外部コネクタを接続可能とされている。また、引き出し部20の反対方向D2側には、引き出し部20の内部の光部品に光接続するケーブル22が延び出しており、例えば、ケーブル22は光ファイバを保持するフレキ管を含んでいる。引き出し部20の内部には、例えば、各アダプタ21の内部に設けられる内部コネクタ、及び内部コネクタから延びる光ファイバケーブルが設けられていてもよいし、ケーブル22が接続する内部コネクタが設けられていてもよい。このように、引き出し部20の内部に収納される光部品の種類は適宜変更可能である。
引き出し部20の一方向D1の端部且つ左右方向D3の両端のそれぞれには、左右方向D3の両端側に突出する突出部23が設けられており、突出部23にはナイラッチ24が貫通している。ベース部10の左右方向D3両端のそれぞれには、一方向D1に突出する第1突出部11と、第1突出部11の一方向D1の端部から左右方向D3の外側に突出する第2突出部12とが設けられている。
第2突出部12は一方向D1(反対方向D2)に貫通する貫通孔12aを有し、貫通孔12aにはナイラッチ24が着脱自在に嵌合する。ベース部10から引き出し部20が引き出されていない状態ではナイラッチ24が貫通孔12aに嵌合している。ベース部10から引き出し部20を引き出す際は、ナイラッチ24の嵌合を解除してナイラッチ24を貫通孔12aから離間させながらベース部10から引き出し部20を引き出す。
図3は、光部品収納箱1の全体を示す斜視図である。図3に示されるように、ベース部10は、上方が開口する矩形箱状とされている。ベース部10は、左右方向D3を向く一対の側面部15と、反対方向D2を向く背面部16と、下方に向けられる底面部17とを備える。各側面部15は前述した第1突出部11及び第2突出部12を有し、第1突出部11の根元側(反対方向D2側)にはストッパ30が設けられる。ストッパ30については後に詳述する。
側面部15は、上端がベース部10の左右方向D3の内側に折り曲げられた折り曲げ部15aを有する。一対の折り曲げ部15aと底面部17との間に引き出し部20が配置される。これにより、引き出し部20の鉛直方向D4への移動が規制される。背面部16は左右方向D3に沿って並ぶと共に下方に凹む一対の切り欠き16aを有し、例えば、一対の切り欠き16aのいずれかからケーブル22が通される。また、背面部16は、一対の切り欠き16aの間において左右方向D3及び鉛直方向D4の双方に延在する壁部16bと、壁部16bの上端において一方向D1に突出する突出部16cとを有する。側面部15、背面部16及び底面部17は、例えば、共に平板状とされている。
図4は、光部品収納箱1の引き出し部20を示す斜視図である。図3及び図4に示されるように、引き出し部20は、左右方向D3の両端のそれぞれに位置する側面部25と、前述した光部品を覆う上面部26と、一方向D1の端部に位置する前面部27と、前述した光部品が載せられる底面部28とを有する。上面部26は、一方向D1の端部にアダプタ21を保持するアダプタ保持部26aを有し、アダプタ保持部26aと前面部27との間には上方に開口する空間Sが形成されている。この空間Sでは、アダプタ21に外部コネクタを挿抜する作業等が行われる。空間Sの一方向D1の長さは、一例として、10cm以上且つ15cm以下であるが、適宜変更可能である。
上面部26は、例えば、上面部26の反対方向D2側において左右方向D3に並ぶと共に鉛直方向D4に貫通する一対の貫通孔26bと、反対方向D2の端部から下方に折り曲げられる折り曲げ部26cとを有する。前面部27は、左右方向D3に並ぶと共に一方向D1(反対方向D2)に貫通する一対の貫通孔27aを有する。また、底面部28は一方向D1の端部において上方に折り曲げられると共に前面部27に接触する折り曲げ部28aを有し、折り曲げ部28aの左右方向D3の両端のそれぞれには上方に突出する突出部28bが設けられている。
側面部25は、一方向D1及び反対方向D2に延びる貫通孔25aと、側面部25の前端下部から反対方向D2に凹む切り欠き部25bとを備える。貫通孔25aは、ベース部10に対する引き出し部20の一方向D1及び反対方向D2へのスライドを可能にすると共に左右方向D3及び鉛直方向D4への移動を規制するレールとして機能する。貫通孔25aは、切り欠き部25bの上方から反対方向D2に延びる直線部25cと、直線部25cの反対方向D2の端部から斜め下方に延びる傾斜部25dとを有する。
貫通孔25aには、前述したベース部10のストッパ30が左右方向D3に挿通される。ストッパ30はベース部10の側面部15からベース部10の内側に突出しており、ストッパ30の当該突出した部分が貫通孔25aに挿通されている。従って、ストッパ30が貫通孔25aの直線部25cに挿通されているときには、ストッパ30によってベース部10に対する引き出し部20の上下移動が規制される。また、ストッパ30が貫通孔25aの傾斜部25dに挿通されているときには、ベース部10に対して引き出し部20が斜め下方に傾斜する。
側面部25には、レバー部40が鉛直方向D4に揺動自在に取り付けられる。レバー部40は、一定方向に長く延びる板状とされている。レバー部40の長さは、例えば、前述した空間Sの一方向D1の長さよりも長い。レバー部40は、例えば、引き出し部20の左右方向D3の片側に設けられる。
レバー部40は、レバー部40の一方向D1の端部付近に設けられる揺動軸41から反対方向D2に延びる第1直線部40Aと、第1直線部40Aから反対方向D2に延びる第2直線部40Bと、第2直線部40Bから更に反対方向D2に延びる幅広部40Cとを有する。第1直線部40Aは、レバー部40を鉛直方向D4に揺動可能とする揺動軸41と、レバー部40の揺動を一定範囲内に規制する揺動規制部42と、レバー部40を持ち上げる摘み部45とを備える。
揺動軸41は、レバー部40の一方向D1の端部に設けられており、反対方向D2に延びるレバー部40の揺動の中心軸として機能する。従って、レバー部40は、揺動軸41を中心として鉛直方向D4に揺動自在とされている。揺動規制部42は、揺動軸41の反対方向D2に設けられており、側面部25に形成された貫通孔25gに左右方向D3に挿通されている。
貫通孔25gは、切り欠き部25bの上方に形成されると共に一定の高さを有し、揺動規制部42は貫通孔25gの高さの範囲で鉛直方向D4に移動可能とされている。このように、揺動規制部42が貫通孔25gの内部において鉛直方向D4に移動することにより、レバー部40が鉛直方向D4に移動しつつもレバー部40の揺動が一定範囲内(揺動規制部42が貫通孔25gを移動可能な範囲内)に規制される。
摘み部45は、揺動軸41の反対方向D2側に設けられる。具体的には、摘み部45は、揺動規制部42の上方において揺動軸41の反対方向D2側から反対方向D2に延びている。例えば、摘み部45は、第1直線部40Aの反対方向D2の端部まで延びている。摘み部45は、レバー部40を上方に揺動させるために指等で摘ままれる部位である。この摘み部45によって、指等でレバー部40を容易に持ち上げることが可能となる。摘み部45は、第1直線部40Aの上端においてレバー部40の左右方向D3の外側に折り曲げられて形成されている。このように、摘み部45が左右方向D3の外側に折り曲げられていることにより、摘み部45は指等で摘まみやすい形状とされている。
第2直線部40Bは第1直線部40Aから反対方向D2に延び出しており、例えば、第2直線部40Bの幅は第1直線部40Aの幅よりも狭い。第2直線部40Bは、アダプタ保持部26aよりも反対方向D2側に延びており、第2直線部40Bの反対方向D2側に幅広部40Cが設けられる。幅広部40Cは、第2直線部40Bから上方に突出すると共に反対方向D2に更に延びており、全体として略直角三角形状とされている。
幅広部40Cは、第2直線部40Bから上方に延びる第1辺40aと、第1辺40aの上端から反対方向D2に延びる第2辺40bと、第2辺40bの反対方向D2の端部から第2直線部40Bに向かって斜め下方に延びる第3辺40cとを有する。幅広部40Cは、前述したストッパ30が引っ掛かる凹部43を有する。凹部43は、鉛直上方に窪んでおり、例えば、第3辺40cにおいて逆U字状に形成されている。
次に、ベース部10から引き出し部20を引き出すときにおける光部品収納箱1の各部の動作について説明する。まず、引き出し部20がベース部10から引き出されていない初期状態ではナイラッチ24が第2突出部12の貫通孔12aに嵌合しており、この状態から引き出し部20をベース部10から一方向D1に引き出す。初期状態から引き出し部20を一定量一方向D1側に引き出すと、貫通孔25a(直線部25c)をストッパ30が反対方向D2に相対移動した後に、例えば図5に示される状態で一方向D1への引き出し部20の引き出しが規制される。
図5及び図6に示されるように、ベース部10から引き出し部20を一定量引き出すと、ベース部10のストッパ30がレバー部40の第2直線部40Bから幅広部40Cに反対方向D2側に相対移動し、そしてストッパ30がレバー部40を持ち上げた後に凹部43に入り込む。レバー部40の凹部43にストッパ30が入り込んだ状態では引き出し部20の一方向D1への引き出しが規制されるので、例えば、この状態でアダプタ21に外部コネクタを挿抜する作業等を行うことが可能となる。図5及び図6に示される状態から更に引き出し部20を引き出す場合には、例えば、摘み部45を摘まんでレバー部40を持ち上げながら引き出し部20を引き出す。このようにレバー部40を持ち上げながら引き出し部20を引くことにより凹部43からストッパ30が反対方向D2に抜け出るので、更に引き出し部20を引き出すことが可能となる。
図7に示されるように、更に引き出し部20を引き出すとレバー部40の全体がベース部10から露出し、ストッパ30は引き出し部20に対して更に貫通孔25a(直線部25c)内で反対方向D2に相対移動する。そして、ストッパ30が貫通孔25aの傾斜部25dに到達するまで引き出し部20が引き出されると、ベース部10に対して引き出し部20が斜め下方に傾斜して引き出し部20が最も引き出された状態となる。この状態では、ケーブル22の導入及び融着接続を行ったり、初期工事を行うことが可能である。
引き出し部20をベース部10に戻すときには、引き出し部20を持ち上げて引き出し部20をベース部10に一方向D1に押し込む。このとき、ストッパ30は、貫通孔25aを一方向D1に相対移動すると共に幅広部40Cの第3辺40cを押し上げて凹部43cに入り込む。この状態では引き出し部20のベース部10に対する反対方向D2への移動が規制される。
更に引き出し部20をベース部10に押し込むときには、例えば摘み部45を摘まんでレバー部40を持ち上げながら引き出し部20を押し込むことにより、凹部43からストッパ30が一方向D1側に相対移動して引き出し部20をベース部10に押し込むことが可能となる。このように引き出し部20を押し込むと、ナイラッチ24が第2突出部12の貫通孔12aに嵌合可能となり引き出し部20が初期状態に戻される。
次に、前述した実施形態に係る光部品収納箱1の作用効果について詳細に説明する。光部品収納箱1では、光部品を収納する引き出し部20はベース部10から一方向D1に引き出される。引き出し部20の一方向D1側には複数のアダプタ21が露出しており、複数のアダプタ21のそれぞれには複数の外部コネクタのそれぞれが接続される。また、引き出し部20の一方向D1の反対方向D2側には、収納される光部品が光接続するケーブル22が延び出している。
引き出し部20は揺動自在とされたレバー部40を有し、レバー部40の揺動軸41は、一方向D1及び鉛直方向D4の双方に交差する左右方向D3に延びている。レバー部40は鉛直方向D4に揺動すると共に鉛直方向D4上方に向かって窪む凹部43を有し、ベース部10は引き出し部20が一定量引き出されるときにレバー部40の凹部43に入り込むストッパ30を有する。よって、引き出し部20を一方向D1に一定量引き出すとレバー部40の凹部43にストッパ30が入り込むので、引き出し部20を傾けることなく引き出し部20の一方向D1への移動を規制することができる。
引き出し部20は一定量一方向D1に引き出された状態で一方向D1への移動が規制されるので、光部品収納箱1に対する作業を行いやすくすることができる。具体的には、引き出し部20はベース部10に対して傾いていない状態で移動が規制されるので、一定量前面側に引き出された状態を維持してアダプタ21に対する外部コネクタの挿抜作業等を容易に行うことができる。
このように、引き出し部20を傾けることなく且つ引き出し部20の一方向D1への移動が規制された状態でアダプタ21への外部コネクタの接続等を行うことができる。その結果、外部コネクタの挿抜等の作業を行いやすくすることができ、光信号の断絶等を回避することができる。従って、引き出し部20を一方向D1に一定量引き出した状態で引き出し部20を傾けずに停止させることができるので、光部品収納箱1に対する作業の作業性を向上させることができる。
レバー部40は、ストッパ30が凹部43に入り込んだときにレバー部40を持ち上げる摘み部45を有する。従って、レバー部40の凹部43にストッパ30が入り込んだ状態において、摘み部45によってレバー部40を持ち上げることができるので、凹部43からストッパ30を外すことができる。よって、摘み部45でレバー部40を持ち上げて引き出し部20を更に引き出すことができる。
以上、本発明に係る光部品収納箱の実施形態について説明した。しかしながら、本発明は、前述した実施形態の内容に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した要旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。すなわち、光部品収納箱のベース部及び引き出し部の各部の形状、大きさ、数、材料及び配置態様は、上記の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、前述の実施形態では、レバー部40が引き出し部20の左右方向D3の片側に設けられる例について説明した。しかしながら、レバー部40は、引き出し部20の左右方向D3の両側に設けられてもよい。このように、レバー部の配置態様、形状、大きさ及び数については適宜変更可能である。更に、ストッパの配置態様、形状、大きさ及び数についても適宜変更可能である。また、前述の実施形態では、LCアダプタであるアダプタ21の例について説明した。しかしながら、アダプタ及び各光コネクタの規格は、LCに限定されず適宜変更可能である。
1…光部品収納箱、10…ベース部、11…第1突出部、12…第2突出部、12a…貫通孔、15…側面部、15a…折り曲げ部、16…背面部、16a…切り欠き、16b…壁部、16c…突出部、17…底面部、20…引き出し部、20a…面、21…アダプタ、22…ケーブル、23…突出部、24…ナイラッチ、25…側面部、25a…貫通孔、25b…切り欠き部、25c…直線部、25d…傾斜部、25g…貫通孔、26…上面部、26a…アダプタ保持部、26b…貫通孔、26c…折り曲げ部、27…前面部、27a…貫通孔、28…底面部、28a…折り曲げ部、28b…突出部、30…ストッパ、40…レバー部、40A…第1直線部、40a…第1辺、40B…第2直線部、40b…第2辺、40C…幅広部、40c…第3辺、41…揺動軸、42…揺動規制部、43…凹部、45…摘み部、D1…一方向、D2…反対方向、D3…左右方向、D4…鉛直方向、S…空間。

Claims (2)

  1. 光部品を収納する光部品収納箱であって、
    ラックに固定されるベース部と、
    前記光部品を収納すると共に前記ベース部から一方向に引き出される引き出し部と、
    を備え、
    前記引き出し部の前記一方向側には、複数の外部コネクタのそれぞれが接続される複数のアダプタが露出しており、
    前記引き出し部の前記一方向の反対方向側には、前記光部品に光接続するケーブルが延び出しており、
    前記引き出し部は、前記一方向及び鉛直方向の双方に交差する方向に延びる揺動軸を中心として揺動自在とされたレバー部を有し、
    前記レバー部は、鉛直上方に向かって窪む凹部を有し、
    前記ベース部は、前記ベース部から前記引き出し部が一定量引き出されたときに前記凹部に入り込むストッパを有する、
    光部品収納箱。
  2. 前記レバー部は、前記ストッパが前記凹部に入り込んだときに前記レバー部を持ち上げる摘み部を有する、
    請求項1に記載の光部品収納箱。
JP2018212305A 2018-11-12 2018-11-12 光部品収納箱 Pending JP2020079839A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110286445A (zh) * 2019-05-24 2019-09-27 武汉光迅科技股份有限公司 一种斜出光纤适配器基座及光纤适配器安装装置
US11809007B2 (en) 2020-06-12 2023-11-07 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Optical component housing box

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