JP2020077083A - 応対支援システム、及び応対支援方法 - Google Patents

応対支援システム、及び応対支援方法 Download PDF

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真 岩山
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健一 横手
林 秀樹
Hideki Hayashi
秀樹 林
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正裕 本林
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Abstract

【課題】応対者の業務を支援して応対者が効率よく業務を遂行できるようにする。【解決手段】質問者が操作する質問者装置と応対者が操作する応対者装置との間で行われる対話処理における応対者の作業を支援する応対者作業支援システムであって、過去に行われた対話処理の内容を含む対話情報と、対話処理において利用可能な文書に関する情報である文書情報と、を記憶し、質問者が入力した質問文に類似する内容を含む対話情報から取得される一つ以上の例文を、応対者が質問文に対する返答文の作成に利用可能な状態で応対者装置に表示し、質問文に類似する内容を含む対話情報において利用されている一つ以上の文書である関連文書の文書情報を、応対者が返答文の作成に利用可能な状態で応対者装置に表示し、応対者による編集を受け付け、編集結果に基づき返答文を生成する。【選択図】図16

Description

本発明は、応対支援システム、及び応対支援方法に関する。
特許文献1には、電話がオペレータに転送されるまでに顧客が入力した内容をオペレータに伝え、経験の浅いオペレータでも適切に顧客の問い合わせに対して対応可能とすることを目的として構成された、コールセンターシステムについて記載されている。コールセンターシステムは、顧客端末からの入力情報を受信し、顧客端末からの入力に応じて、あらかじめ設定された合成音声で応答し、顧客端末からの入力情報を入力履歴データベースに入力履歴として随時記録し、顧客からオペレータによる対応を希望する入力がされた場合に、顧客端末と業務端末とを介した通話を可能にし、入力履歴データベースに記録されている入力履歴を業務端末に送信する。
特許文献2には、より利便性の高いコールセンタを実現することを目的として構成されたコールセンタ支援装置について記載されている。コールセンタ支援装置は、コールセンタへの電話発信を可能とする電話発信コマンドを含んだウェブページを生成して提供し、少なくともウェブページ提供手段が提供したウェブページに含まれる電話発信コマンドを用いた電話発信を着信し、所定の電話応対要員と通話可能に接続するとともに、必要な情報を取得して電話応対要員に提示し、電話発信可能な文字列であって、生成したウェブページの提供先ユーザに関する情報を示す文字列を電話発信コマンドに付加し、着信した電話発信に含まれる、付加された文字列が示す提供先ユーザに関する情報に基づいて必要な情報を取得して電話応対要員に提示する。
特開2008−61145号公報 特開2004−15763号公報
特許文献1,2には、コールセンタやサービスセンタ等において、商品を購入した顧客等の質問者からの電話による問い合わせに対応する応対者を支援する仕組みについて記載されている。昨今では、従来の電話による対応に加え、質問者と応対者との間でメッセージを送受信する、いわゆるチャット方式による対応も行われている。
こうした質問者からの問い合わせに対する応対業務を効率よく遂行するには、応対者が相応の知識や経験を有している必要があり、そのための人材育成や人材確保にかかる人的負担やコストが課題となる。また同一の製品やサービスに対する質問に対する返答については内容が共通することが多いため、応対業務の効率化に際しては応対者が過去の応対事例を効率よく活用できるようにすることが有効である。
本発明は、こうした背景に鑑みてなされたものであり、応対者の業務を支援して応対者が効率よく業務を遂行できるようにすることが可能な、応対支援システム、及び応対支援方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一つは、質問者が操作する質問者装置と応対者が操
作する応対者装置との間で行われる対話処理における前記応対者の作業を支援する応対者作業支援システムであって、過去に行われた前記対話処理の内容を含む対話情報と、前記対話処理において利用可能な文書に関する情報である文書情報と、を記憶する記憶部、前記質問者が入力した質問文に類似する内容を含む前記対話情報から取得される一つ以上の例文を、前記応対者が前記質問文に対する返答文の作成に利用可能な状態で前記応対者装置に提示する例文提示部、前記質問文に類似する内容を含む前記対話情報において利用されている一つ以上の前記文書の前記文書情報を、前記応対者が前記返答文の作成に利用可能な状態で前記応対者装置に提示する文書提示部、及び、前記応対者による編集を受け付けるとともに、前記編集の結果に基づき前記返答文を生成する返答文生成部、を備える。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明を実施するための形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、応対者は効率よく応対業務を遂行することが可能になる。
応対支援システムの概略的な構成を示す図である。 サーバ装置、質問者装置、及び応対者装置を構成するハードウェアの一例として示す情報処理装置のブロック図である。 質問者装置の一例として示すスマートフォンの外観図である。 (a)は、応対者装置の一例として示すデスクトップ型パーソナルコンピュータ、(b)は、応対者装置の一例として示すノートブック型パーソナルコンピュータである。 質問者装置が備える主な機能を示す図である。 応対者装置が備える主な機能を示す図である。 サーバ装置が備える主な機能を示す図である。 案件管理情報の一例である。 応対者情報の一例である。 対話情報の一例である。 文書情報の一例である。 質問/返答情報の一例である。 単語情報の一例である。 対話処理を説明するフローチャートである。 質問側画面の一例である。 応対側画面の一例である。 詳細画面の一例である。 返答文生成処理を説明するフローチャートである。
以下、実施形態につき図面を参照しつつ説明する。以下の説明において、同一のまたは類似する構成に同一の符号を付して重複した説明を省略することがある。
図1に一実施形態として示す応対支援システム1の概略的な構成を示している。応対支援システム1は、質問者からの質問(問い合わせ)に返答する作業を行う応対者の作業を支援する情報処理システムである。質問者は、例えば、企業や公共機関等の組織によって提供される商品やサービスの提供を受ける顧客であり、また応対者は、例えば、上記組織の側において顧客からの質問に対応する業務を行う者である。
同図に示すように、応対支援システム1は、サーバ装置10、一つ以上の質問者装置2
0、及び応対者装置30を含む。サーバ装置10、質問者装置20、及び応対者装置30は、通信ネットワーク5を介して双方向通信が可能なように接続されている。通信ネットワーク5は、例えば、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、公衆通信網、専用線等である。
質問者装置20は、質問者が操作する情報処理装置であり、例えば、スマートフォンやパーソナルコンピュータである。応対者装置30は、例えば、サービスセンタやコールセンタ等で応対者側の組織が運用する情報処理装置である。質問者装置20と応対者装置30との間では、通信ネットワーク5を介して、いわゆるチャット方式による対話処理を行うことができる。
サーバ装置10は、通信ネットワーク5を介して質問者装置20及び応対者装置30と通信し、質問者装置20及び応対者装置30との間での各種情報(テキストデータ、文書データ、画像データ等)の送受信、質問者装置20及び応対者装置30の夫々において取得(入力)される情報の受信、各種情報処理、質問者装置20及び応対者装置30へのソフトウェア(プログラム)の配信等を行う。
図2は、サーバ装置10、質問者装置20、及び応対者装置30を構成するハードウェアの一例として示す情報処理装置100のブロック図である。同図に示すように、情報処理装置100は、プロセッサ11、主記憶装置12、補助記憶装置13、入力装置14、出力装置15、及び通信装置16を備える。これらの各構成は、図示しないバス等の通信手段を介して互いに通信可能に接続されている。情報処理装置100は、その構成の全部または一部がクラウドシステム(cloud system)のクラウドサーバ(cloud server)のような仮想的な資源によって実現されるものであってもよい。
プロセッサ11は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等を用いて構成される。プロセッサ11が、主記憶装置12に格納されているプログラムを読み出して実行することにより、サーバ装置10、質問者装置20、及び応対者装置30の夫々の機能が実現される。
主記憶装置12は、プログラムやデータを記憶する装置であり、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、不揮発性半導体メモリ(NVRAM(Non Volatile RAM))等である。
補助記憶装置13は、例えば、SSD(Solid State Drive)、SDメモリカード等の
各種不揮発性メモリ(NVRAM:Non-volatile memory)、ハードディスクドライブ、光学式
記憶装置(CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等)、クラウドサーバの記憶領域等である。補助記憶装置13に格納されているプログラムやデータは主記憶装置12に随時読み込まれる。
入力装置14は、外部から情報の入力を受け付けるインタフェースであり、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、カードリーダ、マイクロフォン、カメラ(撮影装置)等である。またセンサ装置107を入力装置14として機能させてもよい。
出力装置15は、各種の情報を出力するインタフェースであり、例えば、画像表示装置(液晶モニタ、LCD(Liquid Crystal Display)、グラフィックカード等)、印字装置等)、音声出力装置(スピーカ等)等である。
通信装置16は、通信ネットワーク5を介した他の装置との間の通信を実現する有線方式または無線方式の通信インタフェースであり、例えば、NIC(Network Interface Ca
rd)、無線通信モジュール、USB(Universal Serial Interface)モジュール、シリアル通信モジュール等である。尚、通信装置16を、他の装置からの情報の入力を受け付ける入力装置14として機能させてもよい。また通信装置16を、他の装置に情報を出力する出力装置15として機能させてもよい。
情報処理装置100は、上記の構成に加えて、例えば、オペレーティングシステム、ファイルシステム、デバイスドライバ、DBMS(DataBase Management System)等をさらに備えていてもよい。情報処理装置100は、各種の情報(データ)を、例えば、データベースのテーブルやファイルシステムによって管理されるファイルとして記憶する。
図3は質問者装置20の一例として示すスマートフォンの外観図である。同図に示すように、例示する質問者装置20は、入力装置14として、タッチパネル21(ディスプレイ24の表面に付属)、マイクロフォン22、及びカメラ23を備える。また質問者装置20は、出力装置15として、ディスプレイ24及びスピーカ25を備える。
図4(a)は、応対者装置30の一例として示すデスクトップ型パーソナルコンピュータである。同図に示すように、例示する応対者装置30は、筐体31(プロセッサ11、主記憶装置12、補助記憶装置13、及び通信装置16を収容)、入力装置14としてのキーボード32、出力装置15としてのディスプレイ33を備える。
図4(b)は、応対者装置30の一例として示すノートブック型パーソナルコンピュータである。同図に示すように、例示する応対者装置30は、筐体31(プロセッサ11、主記憶装置12、補助記憶装置13、及び通信装置16を収容)、入力装置14としてのキーボード32、出力装置15としてのディスプレイ33を備える。
図5に質問者装置20が備える主な機能を示している。同図に示すように、質問者装置20は、記憶部205、通信制御部210、及び表示制御部220を備える。これらの機能は、質問者装置20のプロセッサ11が、質問者装置20の主記憶装置12に格納されているプログラムを読み出して実行することにより実現される。上記のプログラムは、例えば、通信ネットワーク5を介してサーバ装置10からダウンロードされる。
記憶部205は、質問者装置20の出力装置15に表示する情報である表示情報251、及び質問者装置20の入力装置14を介して受け付けた情報である入力情報252を記憶する。表示情報251は、例えば、Webページに関する情報であり、例えば、マークアップ言語で記述されたデータ、テキストデータ、文書データ、画像データ等を含む。
通信制御部210は、通信ネットワーク5を介して、サーバ装置10や応対者装置30と通信する。通信制御部210は、サーバ装置10からの表示情報251の受信、サーバ装置10への入力情報252の送信等を行う。
表示制御部220は、出力装置15による情報(文字、文書、画像、映像、音声等)の表示や入力装置14から入力される情報(テキストデータ、音声データ等)の受け付けを行う。尚、表示制御部220は、例えば、Webブラウザとして機能し、サーバ装置10の後述するWebサーバ150から通信ネットワーク5を介して提供されるWebページ(例えば、後述する質問側画面を含む)を出力装置15に表示する。
図6に応対者装置30が備える主な機能を示している。同図に示すように、応対者装置30は、記憶部305、通信制御部310、及び表示制御部320を備える。これらの機能は、応対者装置30のプロセッサ11が、応対者装置30の主記憶装置12に格納されているプログラムを読み出して実行することにより実現される。上記のプログラムは、例
えば、通信ネットワーク5を介してサーバ装置10からダウンロードされる。
記憶部305は、応対者装置30の出力装置15に表示する情報である表示情報351、及び応対者装置30の入力装置14を介して受け付けた情報である入力情報352を記憶する。表示情報351は、例えば、Webページに関する情報であり、例えば、マークアップ言語で記述されたデータ、テキストデータ、文書データ、画像データ等を含む。
通信制御部310は、通信ネットワーク5を介してサーバ装置10や質問者装置20と通信する。通信制御部310は、サーバ装置10からの表示情報351の受信、サーバ装置10への入力情報352の送信等を行う。
表示制御部320は、出力装置15による情報(文字、文書、画像、映像、音声等)の表示や入力装置14から入力される情報(テキストデータ、音声データ等)の受け付けを行う。表示制御部320は、Webブラウザとしての機能を有し、サーバ装置10の後述するWebサーバ150から通信ネットワーク5を介して提供されるWebページ(後述する応対側画面1600や詳細画面1700を含む)を出力装置15に表示する。
同図に示すように、表示制御部320は、応対側画面表示制御部321、及び詳細画面表示制御部322を含む。応対側画面表示制御部321は、後述する応対側画面1600の表示に関する制御や入力装置14を介した情報の入力の受け付けを行う。詳細画面表示制御部323は、後述する詳細画面1700の表示に関する制御や入力装置14を介した情報の入力の受け付けを行う。
図7にサーバ装置10が備える主な機能を示している。同図に示すように、サーバ装置10は、記憶部105、通信制御部110、セッション管理部120、返答文生成部130、Webサーバ150、テキスト/音声変換部160、及び音声/テキスト変換部170を備える。これらの機能は、サーバ装置10のプロセッサ11が、サーバ装置10の主記憶装置12に格納されているプログラムを読み出して実行することにより実現される。
記憶部105は、案件管理情報151、応対者情報152、対話情報153、文書情報154、質問/返答情報155、及び単語情報156を記憶する。
通信制御部110は、通信ネットワーク5を介して質問者装置20や応対者装置30と通信する。
セッション管理部120は、質問者装置20と応対者装置30との間で行われる通信(例えば、チャットのための通信)のセッションの管理(例えば、チャットによる対話処理の開始時におけるセッションの確立やチャットの終了時におけるセッションの終了等)を行う。
返答文生成部130は、質問者から送られてくる質問文に対する返答文の生成に関する処理を行う。返答文生成部130は、例文提示部131と文書提示部132とを含む。
例文提示部131は、質問者から送られてくる質問文に類似する内容を含んだ対話情報に基づく例文を、対話情報153や質問/返答情報155に基づき生成し、生成した例文を質問文に対する返答文の作成に利用可能な状態で応対者装置30の出力装置15に表示する。
文書提示部132は、質問者から送られてくる質問文に類似する内容を含んだ対話処理で利用されている文書(以下、関連文書とも称する。)に関する情報(以下、文書情報(
後述する文書情報154)と称する。)を、返答文の作成に利用可能な状態で応対者装置30の出力装置15に表示する。
Webサーバ150は、通信ネットワーク5を介して、質問者と応対者との間でのチャットによる対話処理の機能を実現するためのWebページを質問者装置20及び応対者装置30に提供する。またWebサーバ150は、質問者装置20及び応対者装置30に、上記機能を実現するためのプログラムやデータを配信する。
テキスト/音声変換部160は、音声合成の仕組みにより、テキストデータを音声データに変換し、音声データに基づく音声を出力装置15に出力してテキストデータの読み上げを行う。
音声/テキスト変換部170は、入力装置14に入力された音声データを、音声認識の仕組みによりテキストデータに変換し、変換後のテキストデータを、後述する質問側画面や応対側画面の所定欄に表示する。
図8にサーバ装置10の記憶部105が記憶する案件管理情報151の一例を示す。案件管理情報151には、過去に行われた対話処理に関する情報が管理される。同図に示す案件管理情報151は、質問者と応対者との間で行われる一連の対話(以下、案件と称する。)毎に生成される。
同図に示すように、案件管理情報151は、案件ID1511、質問者ID1512、応対者ID1513、応対者の経験度1514、開始日時1515、及び終了日時1516の各項目を含む。
案件ID1511には、案件毎に付与される識別子(以下、案件IDと称する。)が設定される。質問者ID1512には、当該案件の質問者の識別子(以下、質問者IDと称する。)が設定される。応対者ID1513には、当該案件の応対者の識別子(以下、応対者IDと称する。)が設定される。応対者の経験度1514には、当該案件の応対者の経験度が設定される。開始日時1515には、当該案件のセッションの開始日時が設定される。終了日時1516には、上記セッションの終了日時が設定される。
図9にサーバ装置10の記憶部105が記憶する応対者情報152の一例を示す。応対者情報152は、応対者毎に作成され、応対者に関する情報が管理される。応対者情報152の内容は、例えば、サーバ装置10の入力装置14を介して人が設定する。
同図に示すように、応対者情報152は、応対者ID1521、経験度1522、応対者氏名1523、過去対応案件1524、応対者評価値1525、及び応対者装置ID1526の各項目を含む。
応対者ID1521には、前述した応対者IDが設定される。経験度1522には、当該応対者の経験度が設定される。応対者氏名1523には、当該応対者の氏名が設定される。過去対応案件1524には、当該応対者が過去に対応した案件の案件IDが設定される。応対者評価値1525には、当該応対者の評価値が設定される。応対者装置ID1526には、当該応対者が対話処理で利用する応対者装置30の識別子(以下、応対者装置IDと称する。)が設定される。
図10にサーバ装置10の記憶部105が記憶する対話情報153の一例を示す。対話情報153には過去に行われた対話処理の情報が管理される。対話情報153は、一連の対話を構成する発言毎に生成される。従って、一つの案件IDについて一つ以上の対話情
報153が生成される。
同図に示すように、対話情報153は、案件ID1531、連番1532、テキストデータ1533、参照リンク1534、ベクトル表現1535、関連文書ID1536、文書内位置情報1537、重要度1538、類似対話情報1539、処理日時1540、及び発言者種別1541の各項目を含む。
案件ID1531には、当該対話情報153が構成要素となっている案件の案件IDが設定される。連番1532には、発言毎の識別子(以下、連番と称する。)が設定される。尚、対話情報153は、案件ID1531と連番1532との組み合わせにより一意に特定される。
テキストデータ1533には、発言の内容がテキストデータ形式で設定される。参照リンク1534には、当該発言の中でリンクが設定されている場合に当該リンクの所在を示す情報(例えば、URL(Uniform Resource Locator))が設定される。
ベクトル表現1535には、テキストデータ1533の内容をベクトル形式で表現(以下、ベクトル化とも称する。)したデータ(以下、ベクトル形式データとも称する。)が設定される。テキストデータをベクトル形式データに変換する方法については後述する。
関連文書ID1536には、当該発言について関連文書が存在する場合に当該関連文書の識別子(以下、関連文書IDと称する。)が設定される。
文書内位置情報1537には、関連文書内の所定位置(発言に関連(類似)する記述の位置)を示す情報(以下、文書内位置情報と称する。)が設定される。
重要度1538には、当該対話情報153の重要度が設定される。尚、重要度は、当該対話情報153を返答時の例文として利用した場合における有用性を示す指標である。本例では重要度は数値で表すものとし、値が大きい程、重要度(有用性)が高いものとする。サーバ装置10は、重要度を、例えば、応対者が過去に返答文を作成する際に例文として利用した回数が多い程大きくなるように設定する。またサーバ装置10は、重要度を、例えば、当該対話情報153が生成された時点からの経過時間が長い程小さくなるように設定する。
類似対話情報1539には、当該対話情報153と内容が類似する他の対話情報を特定する情報(他の対話情報153の案件IDと連番の組み合わせ)が設定される。サーバ装置10は、2つの対話情報153の類似度として、例えば、各対話情報153のベクトル表現1535のコサイン類似度を用いる。
図11にサーバ装置10の記憶部105が記憶する文書情報154の一例を示す。本実施形態における文書とは、返答文の作成に際して応対者が利用(返答文への引用、リンクの設定、返答文への添付等)する文書(製品マニュアル、サービスマニュアル等)をいう。文書情報154には、応対者が返答文の作成に際して利用可能な文書(関連文書を含む)の文書情報が管理される。
同図に示すように、文書情報154は、文書ID1542、文書データ所在1543、アイコンデータ所在1544、ページ番号1545、記載範囲1546、関連対話情報1547、重要度1548、及びベクトル表現1549の各項目を含む。尚、文書データ(文書の実体)を文書情報154として管理してもよい。
文書ID1542には、文書名等の文書の識別子(以下、文書IDと称する。)が設定される。
文書データ所在1543には、当該文書の所在を示す情報(URLやファイルシステムにおけるパス名等)が設定される。
アイコンデータ所在1544には、当該文書の簡易表示に際して用いるアイコンデータの所在(URLやファイルシステムにおけるパス名等)が設定される。
ページ番号1545には、当該文書中のページ番号が設定される。記載範囲1546には、当該文書中の記載範囲を特定する情報(例えば、位置座標)が設定される。
関連対話情報1547には、当該文書に関連(類似)する対話情報153を特定する情報(案件IDと連番の組み合わせ)が設定される。関連対話情報1547の内容は、例えば、返答文の生成に際し当該文書が利用された際にサーバ装置10の返答文生成部130が設定する。
重要度1548には、当該文書の重要度(当該文書を返答文の作成に利用した場合の有用性を示す情報)が設定される。本実施形態では、重要度は数値で表し、値が大きい程、重要度(有用性)が高いものとする。重要度は、例えば、当該文書が返答文の作成に利用された回数が多い程大きくなる。また重要度は、例えば、当該文書が登録されてからの経過時間が長い程小さくなる。
ベクトル表現1549には、当該文書の内容のベクトル形式データが設定される。
図12にサーバ装置10の記憶部105が記憶する質問/返答情報155の一例を示す。質問/返答情報155には、過去の対話処理における、質問文と返答文とが対応づけて管理される。質問/返答情報155は、例えば、案件管理情報151と対話情報153とに基づき生成される。
同図に示すように、質問/返答情報155は、質問文1551、ベクトル表現1552、案件番号1553、連番1554、返答文1555、ベクトル表現1556、案件番号1557、連番1558、及び重要度1559の各項目を含む。
質問文1551には、質問文がテキストデータ形式で設定される。ベクトル表現1552には、質問文1551のベクトル形式データが設定される。案件番号1553には、当該質問文の案件番号が、連番1554には、当該質問文の連番が、夫々設定される。
返答文1555には、質問文1551に対する返答として作成された返答文がテキストデータ形式で設定される。ベクトル表現1556には、返答文1555のベクトル形式データが設定される。案件番号1557には、当該返答文の案件番号が、連番1558には、当該返答文の連番が、夫々設定される。
重要度1559には、当該質問文1551と返答文1555の組み合わせの重要度が設定される。この重要度は、例えば、返答文の作成に際し上記組み合わせが利用された回数に応じて定まる。例えば、上記回数が多い程、重要度が高くなる。
図13にサーバ装置10の記憶部105が記憶する単語情報156の一例を示す。単語情報156は、質問文や返答文、文書をベクトル化する際に利用される。同図に示すように、単語情報156には、一意に付与される数値であるtag_ID1561と、単語の
テキストデータである単語名1562との対応が管理される。
単語情報156に含まれているtag_ID1561の数がNである場合、質問文や返答文はN次元のベクトルに変換される。例えば、質問文や返答文のベクトル形式への変換に際し、変換後のN次元ベクトルの各要素(tag_ID1561に対応する各要素)は、対応する単語名1562の内容が質問文や返答文に含まれていれば「1」に、含まれていなければ「0」に設定される。尚、要素の表現方法は必ずしもこのような二値表現に限定されず、例えば、少数表現等を用いて類似度をより細かく表現するようにしてもよい。また単語毎に重み付けを設定して要素の値を求めるようにしてもよい。
本実施形態では、一例として変換後のベクトル形式を(126,1)、(145,1)、(2223,1)のように表す。上記の例は、変換前の文(質問文または返答文)がtag_ID1561が「126」、「145」、「2223」の単語を含んでおり、それ以外のtag_ID1561の単語は含んでいない場合である。
<処理説明>
続いて、応対支援システム1において行われる処理について説明する。
図14は、対話処理に際してサーバ装置10が行う処理(以下、対話処理S1400と称する。)を説明するフローチャートである。以下、同図とともに対話処理S1400について説明する。尚、サーバ装置10は、通信ネットワーク5を介して、質問者装置20には質問者用のWebページ(以下、質問側画面と称する。)を、また応対者装置30には応対者用のWebページ(以下、応対側画面と称する。)を、夫々提供することにより、上記対話処理のための環境を実現する。
まずサーバ装置10のセッション管理部120は、質問者装置20からセッション開始要求を受信すると(S1411:YES)、応対者を決定し(S1412)、質問者装置20(質問側画面)と応対者装置30(応対側画面)との間に対話処理のセッションを確立する(S1413)。
続いて、質問者が質問側画面に質問文を入力すると(S1414:YES)、返答文生成部130が、質問文に対する返答文を生成する処理(以下、返答文生成処理S1415と称する。)を実行する(S1415)。返答文生成処理S1415の詳細については後述する。
尚、S1412における応対者の決定は、例えば、入力装置14を介して人が行ってもよいし、また例えば、S1414で入力された質問文に類似する質問文についての対応を過去に行った経験のあるもしくは経験度の高い応対者を選出する等、質問文に基づき適切な応対者を自動的に決定するようにしてもよい。
また質問者は、質問文をキーボード等の入力装置14を介してテキストデータとして直接入力してもよいし、音声により入力してもよい。音声による場合、音声/テキスト変換部170が音声をテキストデータに変換する。
続いて、返答文生成部130は、返答文生成処理S1415によって生成された返答文(返答文を記載した質問側画面)を質問者装置20に送信する(S1416)。
尚、S1414からS1417までの処理は、質問者装置20または応対者装置30に対して終了操作が行われるまでの間、繰り返し行われる(S1417:NO)。サーバ装置10の記憶部105は、終了操作が行われたことを検知すると(S1417:YES)
、一連の対話処理の内容を対話情報153や質問/返答情報155に反映(記憶)する(S1418)。ここで返答文の作成に例文が利用されている場合、返答文生成部130は当該例文の対話情報153の重要度1538を増大させる。また返答文の作成に文書が利用されている場合、返答文生成部130は、当該返答文の対話情報153の関連文書ID1536に関連文書IDを設定し、当該文書の文書情報154の重要度1548を増大させ、関連対話情報1547の内容を更新する。また星形のアイコン画像1742が新たに設定されている場合、返答文生成部130は、対話情報153の文書内位置情報1537を更新し、さらに例文が利用されている場合は当該例文の対話情報の重要度1538を増大させる。
図15に質問者装置20の出力装置15に表示される質問側画面の一例を示す。同図に示すように、質問側画面1500は、質問文入力欄1501、タイムライン表示欄1502、文書表示欄1503、及び終了ボタン1504を有する。
質問文入力欄1501には、質問者が質問文をテキストデータ形式で入力する。同図に示すように、質問文入力欄1501には、音声入力ボタン1571、撮影ボタン1572、及び送信ボタン1573が設けられている。
音声入力ボタン1571は、音声認識の仕組みを利用して質問文入力欄1501に質問文を入力する場合に質問者が操作する。撮影ボタン1572は、画像や映像を撮影して質問文入力欄1501に入力する場合に質問者が操作する。これらのボタン以外にも、例えば、画像や映像を入力するためのボタンを質問文入力欄1501に設けてもよい。質問者が送信ボタン1573を操作すると、質問文入力欄1501の内容がWebサーバ150に送信され、Webサーバ150により質問者装置20のタイムライン表示欄1502及び応対者装置30のタイムライン表示欄1631が更新される。尚、質問文は、テキスト/音声変換部160により音声として質問者装置20や応対者装置30の出力装置15から出力してもよい。
タイムライン表示欄1502の内容はWebサーバ150によって随時更新され、質問者が入力した質問文と応対者が入力した返答文とが時系列順に表示される。
文書表示欄1503には、応対者が質問者に提供した関連文書に関する情報を表示するための画像である関連文書縮小画像1505が表示される。質問者が関連文書縮小画像1505を操作すると、関連文書の内容や関連文書に関する情報が出力装置15に表示される。
図16に、サーバ装置10によって生成され応対者装置30の出力装置15に表示される応対側画面の一例を示す。同図に示すように、応対側画面1600は、返答文入力欄1621、タイムライン表示欄1631、返答例文選択欄1641、及び文書選択欄1651を有する。
返答文入力欄1621には、応対者がテキストデータ形式等で返答文を入力する。同図に示すように、返答文入力欄1621には、音声入力ボタン1622、撮影ボタン1623、文書添付ボタン1624、及び送信ボタン1627が設けられている。音声入力ボタン1622、撮影ボタン1572の機能については質問側画面1500と同様であるので説明を省略する。応対者は文書添付ボタン1624を操作することで文書情報154の任意の文書の文書データを選択して返答文に添付することができる。このとき選択可能な文書の文書情報を文書選択欄1651等に表示してもよい。
これらのボタン以外にも、例えば、画像や映像を入力するためのボタンを返答文入力欄
1621に設けてもよい。応対者が送信ボタン1627を操作すると、返答文入力欄1621の内容がWebサーバ150に送信され、Webサーバ150により質問者装置20のタイムライン表示欄1502及び応対者装置30のタイムライン表示欄1631の内容が更新される。
タイムライン表示欄1631の内容はWebサーバ150によって随時更新され、質問者が入力した質問文と応対者が入力した返答文とが時系列順に表示される。尚、返答文は、テキスト/音声変換部160により音声として質問者装置20や応対者装置30の出力装置15から出力されるようにしてもよい。
返答例文選択欄1641には、現在返答中の質問文に類似する過去の返答文(以下、例文とも称する。)の一覧が表示される。返答文は類似度の高いものから優先表示(本例では最上位に優先表示)される。尚、例文が画像データの参照リンク(URL)を含む場合、返答例文選択欄1641には例文とともに当該画像データの縮小画像が表示される。
同図に示すように、各例文1642には、確認ボタン1643及び選択ボタン1644が設けられている。応対者が確認ボタン1643を操作すると、サーバ装置10は後述の詳細画面1700を表示する。選択ボタン1644が操作されると、当該例文が返答文入力欄1621に入力される。当該例文について関連文書が存在する場合は関連文書表示ボタン1645が表示される。
応対者が関連文書表示ボタン1645を操作すると、文書選択欄1651に関連文書に関する情報(関連文書の縮小画像、関連文書のアイコン画像、文書情報154の内容等)が表示される。
文書選択欄1651に表示される各関連文書のアイコン画像1652には、確認ボタン1654、選択ボタン1655、例文数の表示欄1656、及びリンク挿入ボタン1657が設けられている。
確認ボタン1654が操作されると、サーバ装置10は、後述の詳細画面1700を表示する。選択ボタン1655が操作されると、対応する関連文書の情報(リンク情報や文書データのアイコン画像等)が返答文入力欄1621に入力される。例文数の表示欄1656には、当該関連文書を引用している例文の数が表示される。リンク挿入ボタン1657が操作されると、当該関連文書の所在を示す情報(URL等)が返答文入力欄1621に入力される。
図17は、図16の応対側画面1600における確認ボタン1643または確認ボタン1654が操作された場合にサーバ装置10によって生成され、応対者装置30に表示される画面(以下、詳細画面1700と称する。)の一例である。
同図に示すように、詳細画面1700は、例文一覧の表示欄1711、タイムラインの表示欄1712、及び関連文書の表示欄1713を有する。
例文一覧の表示欄1711には、現在対応中(返答文を作成中)の質問文に関連する過去の返答文(例文)の一覧が表示される。返答文は類似度の高いものから優先表示(本例では最上位に優先表示)される。尚、図16の応対側画面1600における確認ボタン1643が操作されることにより詳細画面1700が表示された場合、詳細画面1700には、確認ボタン1643に対応する返答文1721が最優先表示(本例では最上位に表示)される。
各返答文1721には、質問文との文脈一致度を示す情報1722や返答評価を示す情報1723が併せて表示される。また各返答文1721には、確認ボタン1724と選択ボタン1725が併せて表示される。確認ボタン1724が操作されると、対応する例文の前後の発言(タイムライン)がタイムラインの表示欄1712に表示される。また選択ボタン1725が操作されると、対応する例文が図16の応対側画面1600の返答文入力欄1621に入力される。
タイムラインの表示欄1712に表示される現在選択中の発言やその前後の発言には、選択ボタン1731が表示される場合がある。この選択ボタン1731を操作することで、応対者は対応する発言の内容を図16の応対側画面1600の返答文入力欄1621に表示させることができる。
またタイムラインの表示欄1712の発言には、質問文との文脈一致度を示す情報1732、返答評価を示す情報1733、及び類似返答の関連文書選択ボタン1734等が表示される場合もある。応対者は、類似返答の関連文書選択ボタン1734を操作することで、当該例文の対話情報153の関連文書1536に設定されている関連文書を関連文書の表示欄1713に表示させることができる。
例文一覧の表示欄1711の例文と関連する関連文書の所定位置との間には、矢線1741が自動表示される。また同図に示すように、タイムラインの表示欄1712の発言と関連する関連文書の所定位置との間には矢線1743が自動表示される。
関連文書の表示欄1713に表示されている関連文書の所定位置には、星形のアイコン画像1742が付されている。このアイコン画像1742は、過去に応対者(現在対応中の応対者とは別の応対者である場合もある)が新規ボタン1744を操作(ドラッグ&ドロップ等)することにより設定したものであり、過去の応対時に応対者が参照した位置を示す付箋としての意味を持つ。同図に示す新規ボタン1744は、関連文書の所定位置に付箋を設定する際に操作(付箋を付したい位置にドラッグ&ドロップする等)される。
図18は、図14における返答文生成処理S1415の詳細を説明するフローチャートである。以下、同図とともに説明する。
まずサーバ装置10の返答文生成部130が、単語情報156に基づき、質問文から特徴的な単語(話題要素)を抽出し、質問文をベクトル化する(S1811)。
続いて、返答文生成部130は、質問/返答情報155からS1414で入力された質問文に類似する内容(質問文または返答文)を含む一つ以上の質問/返答情報155を検索し、検索した質問/返答情報155における返答文を例文として図16の返答例文選択欄1641に表示する(S1812〜S1813)。また返答文生成部130は、対話情報153に基づき、検索した上記返答文に関連文書が存在するか否かを判定し、存在する場合、その関連文書の文書情報を図16の文書選択欄1651に表示する。
また返答文生成部130は、文書情報154からS1414で入力された質問文の内容に類似する文書を検索し、検索された一つ以上の文書の文書情報を図16の文書選択欄1651に表示する(S1814〜S1815)。
続いて、返答文生成部130は、応対側画面1600において、確認ボタン(確認ボタン1643または確認ボタン1654)が操作されたか否かを判定する(S1821)。上記確認ボタンが操作されたと判定すると(S1821:YES)、返答文生成部130は、出力装置15に詳細画面1700を表示する(S1822)。一方、上記確認ボタン
が操作されていないと判定した場合(S1821:NO)、処理はS1831に進む。
続いて、返答文生成部130は、応対側画面1600または詳細画面1700において、選択ボタン1644、選択ボタン1655、選択ボタン1725、選択ボタン1731、関連文書選択ボタン1734、及び確認ボタン1726、のいずれかが操作されたか否かを判定する(S1831)。いずれかのボタンが操作されたと判定した場合(S1831:YES)、返答文生成部130は、操作されたボタンに対応する処理(例文や関連文書の表示、返答文入力欄1621への例文や関連文書に関する情報の入力等)を行う(S1832)。いずれの選択ボタンも操作されていないと判定した場合(S1831:NO)、処理はS1833に進む。
返答文生成部130は、S1821〜S1832の処理を繰り替えし行いつつ、返答文入力欄1621における返答文の編集を受け付ける(S1833)。
送信ボタン1627が操作されると(S1834:YES)、返答文生成部130は、その時点の返答文入力欄1621の内容を返答文として、図14のS1416以降の処理を行う。
尚、以上の処理において、質問文に類似する質問文または類似する返答文の検索は、例えば、次のようにして行う。即ち、サーバ装置10の返答文生成部130は、例えば、質問文をベクトル化したベクトル表現データと、質問/返答情報155のベクトル表現1552またはベクトル表現1556)とのコサイン類似度dを求める。コサイン類似度dの計算においてはハッシュ化を行って処理の高速化を図ってもよい。例文の優先度は、質問/返答情報155の重要度1559の値iとを用いて、例えば次式から求める。
例文の優先度=A×d+B×i (但し、A,Bは定数)
また以上の処理において、質問文に類似する文書の検索は、例えば、次のようにして行う。即ち、サーバ装置10の返答文生成部130は、例えば、質問文をベクトル化したもの(ベクトル表現データ)と文書情報154のベクトル表現1549とのコサイン類似度dを求める。コサイン類似度dの計算においてはハッシュ化を行って処理の高速化を図ってもよい。文書の優先度は、文書情報154の重要度1548の値iとを用いて、例えば次式から求める。
文書の優先度=C×d+D×i (但し、C,Dは定数)
以上の仕組みを利用して、応対者は、例えば、以下の態様で返答文を作成することができる。
例えば、応対者は、応対側画面1600に表示される例文を利用して返答文を作成することができる。その場合、応対者は、応対側画面1600において例文を選択し、選択ボタン1644を操作する。上記操作が行われると、選択された例文が返答文入力欄1621に表示される。応対者は必要であれば表示された例文を編集することもできる。文書選択欄1651に関連文書が表示されている場合には、例えば、リンク挿入ボタン1657を操作して返答文入力欄1621に関連文書のリンク情報を入力することもできる。
また例えば、応対者は、例文を利用せず、入力装置14を操作して自ら返答文入力欄1621に返答文を作成することもできる。尚、例文を利用しない場合でも、文書選択欄1651に関連文書が表示されている場合、応対者はリンク挿入ボタン1657を操作して返答文入力欄1621に関連文書のリンク情報を入力することができる。
また例えば、応対者は、詳細画面1700を利用して返答文を作成することができる。
その場合、応対者は、応対側画面1600において返答例文選択欄1641に表示されている例文の一つ、もしくは、文書選択欄1651に表示されている関連文書のアイコン画像1652のうちの一つを選択し、確認ボタン1643または確認ボタン1654を操作する。上記操作が行われると、詳細画面1700が表示される。
詳細画面1700の表示に際し、サーバ装置140は、現在選択中の例文を含むタイムラインの情報をタイムラインの表示欄1712に表示する。またサーバ装置140は、現在選択中の例文の関連文書の文書情報を文書情報154から検索し、検索した文書情報を関連文書の表示欄1713に表示する。またサーバ装置140は、対話情報153の関連文書IDや文書内位置情報1537に基づき、矢線1741や星形のアイコン画像1742を詳細画面1700に表示する。またサーバ装置140は、文書情報154の関連対話情報1547に対応する対話情報153の内容を例文一覧の表示欄1711に表示する。このとき、関連文書の表示欄1713に表示されている関連文書と類似度が高い例文が優先表示(上位に表示)される。
応対者は、選択ボタン1725を操作することで、例文を応対側画面1600の返答文入力欄1621に入力することができる。また応対者は、確認ボタン1724を操作することで、対応する例文のタイムラインをタイムラインの表示欄1712に表示させることができる。また応対者は、類似返答の関連文書選択ボタン1734を操作することで、当該例文の対話情報153の類似対話情報1539に設定されている関連文書の文書情報を関連文書の表示欄1713に表示させることができる。また応対者は、タイムラインの表示欄1712に表示されている、現在選択中の例文の前後の例文に設けられている選択ボタン1731を操作することで、選択中の例文の前後の例文を応対側画面1600の返答文入力欄1621に入力することができる。
また適切な例文が見つからずに新規の返答文を自分で作成する場合、応対者は、新規ボタン1751を操作(関連文書の所定位置にドラッグ&ドロップ等)することで、詳細画面1700を利用して当該新規に作成する返答文を関連文書内の所定位置と対応づける設定を行うことができる。この設定内容は、サーバ装置10により対話情報153に反映され、後の返答に際して利用される。
以上に説明したように、本実施形態の応対支援システム1によれば、返答文の生成に際し、質問者が入力した質問文に類似する内容を含む一つ以上の例文が提示されるので、応対者は例文を利用して適切な返答文を効率よく作成することができる。また質問文に類似する内容を含む対話情報において利用されている一つ以上の文書の文書情報154が提示されるので、提示される文書を利用して応対者は適切な返答文を効率よく作成することができる。
また一つ以上の例文が提示される場合は質問文との類似度の高い例文や文書(関連文書を含む)が優先して提示されるので、応対者は質問文との関係を考慮しつつ適切な返答文を効率よく作成することができる。
また詳細画面1700には、例文と当該返答文で利用された関連文書の文書内の所定位置との対応を示す矢線1741が表示されるので、応対者は質問文と関連文書との関係を視覚的に把握することができ、適切な返答文を効率よく作成することができる。
また詳細画面1700には、例文の前後における対話処理における発言がタイムライン形式で表示され、上記発言を返答文の作成に利用することができるため、例文の選択肢が広がり、応対者は適切な返答文を効率よく作成することができる。
また詳細画面1700には、タイムライン形式で表示された発言と関連文書の文書内の所定位置との対応を示す矢線1743が表示されるので、応対者はタイムライン形式で表示された発言と関連文書との関係を視覚的に把握することができ、適切な返答文を効率よく作成することができる。
また応対者は、返答文の作成に際し、当該返答文に当該返答文と関連する関連文書の所定位置を特定する情報を設定することができるので、後の応対時における返答文の作成の効率化に寄与することができる。
以上、本発明について実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記の実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また上記実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることができる。
また上記の各構成、機能部、処理部、処理手段等は、それらの一部または全部を、例えば、集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また上記の各構成、機能等は、プロセッサが夫々の機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリやハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、またはI
Cカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また各図において、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、必ずしも実装上の全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。例えば、実際にはほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
また以上に説明した情報処理装置の各種機能部、各種処理部、各種データベースの配置形態は一例に過ぎない。各種機能部、各種処理部、各種データベースの配置形態は、各情報処理装置がハードウェアやソフトウェアの性能、処理効率、通信効率等の観点から最適な配置形態に変更し得る。
1 応対支援システム
5 通信ネットワーク
10 サーバ装置
105 記憶部
110 通信制御部
120 セッション管理部
130 返答文生成部
131 例文提示部
132 文書提示部
150 Webサーバ
160 テキスト/音声変換部
170 音声/テキスト変換部
151 案件管理情報
152 応対者情報
153 対話情報
154 文書情報
155 質問/返答情報
156 単語情報
20 質問者装置
220 表示制御部
30 応対者装置
320 表示制御部
321 応対側画面表示制御部
322 詳細画面表示制御部
S1400 対話処理
S1415 返答文生成処理
1500 質問側画面
1600 応対側画面
1700 詳細画面

Claims (15)

  1. 質問者が操作する質問者装置と応対者が操作する応対者装置との間で行われる対話処理における前記応対者の作業を支援する応対者作業支援システムであって、
    過去に行われた前記対話処理の内容を含む対話情報と、前記対話処理において利用可能な文書に関する情報である文書情報と、を記憶する記憶部、
    前記質問者が入力した質問文に類似する内容を含む前記対話情報から取得される一つ以上の例文を、前記応対者が前記質問文に対する返答文の作成に利用可能な状態で前記応対者装置に表示する例文提示部、
    前記質問文に類似する内容を含む前記対話情報において利用されている一つ以上の前記文書である関連文書の前記文書情報を、前記応対者が前記返答文の作成に利用可能な状態で前記応対者装置に表示する文書提示部、及び、
    前記応対者による編集を受け付けるとともに、前記編集の結果に基づき前記返答文を生成する返答文生成部、
    を備える、応対者作業支援システム。
  2. 請求項1に記載の応対者作業支援システムであって、
    過去に行われた前記対話処理における前記質問文と前記返答文とを対応づけた質問/返答情報を記憶し、
    前記例文提示部は、前記質問者が入力した質問文に類似する質問文を含んだ前記質問/返答情報から取得される返答文を前記例文として前記応対者装置に表示する、
    応対者作業支援システム。
  3. 請求項1に記載の応対者作業支援システムであって、
    前記対話情報は、前記返答文と当該返答文で利用された前記関連文書の該当箇所とを対応づけた情報を含み、
    前記例文提示部は、前記例文と前記関連文書の該当箇所との対応を示す情報を前記応対者装置に表示する、
    応対者作業支援システム。
  4. 請求項1に記載の応対者作業支援システムであって、
    前記対話処理における前記例文の前後における発言をタイムライン形式で表示し、
    前記例文提示部は、前記発言を前記質問文に対する返答文の作成に利用可能な状態で前記応対者装置に提示する、
    応対者作業支援システム。
  5. 請求項4に記載の応対者作業支援システムであって、
    前記対話情報は、前記返答文と当該返答文で利用された前記文書の該当箇所とを対応づけた情報を含み、
    前記例文提示部は、タイムライン形式で表示された前記発言と前記文書の該当箇所との対応を示す情報を前記応対者装置に表示する、
    応対者作業支援システム。
  6. 請求項1に記載の応対者作業支援システムであって、
    前記記憶部は、返答文の生成に際して利用した前記関連文書の所定箇所を特定する情報を受け付けて前記対話情報として記憶し、
    前記文書提示部は、前記関連文書の前記文書情報の提示に際し前記所定箇所を示す情報を前記応対者装置に表示する、
    応対者作業支援システム。
  7. 請求項1に記載の応対者作業支援システムであって、
    前記例文提示部は、前記質問者が入力した質問文との類似度が高い内容を含む前記対話情報から取得される例文を優先して前記応対者装置に表示する、
    応対者作業支援システム。
  8. 請求項1に記載の応対者作業支援システムであって、
    前記例文提示部は、前記質問文をベクトル化したデータと前記対話情報をベクトル化したデータとの間のコサイン類似度を求め、前記コサイン類似度に基づき、前記質問文と前記対話情報の内容とが類似するか否かを判定する、
    応対者作業支援システム。
  9. 請求項1に記載の応対者作業支援システムであって、
    前記返答文生成部は、前記応対者装置に表示される返答文の入力欄を介して前記応対者による編集を受け付け、前記応対者が前記例文を選択すると前記入力欄に前記例文を自動表示する、
    応対者作業支援システム。
  10. 請求項1に記載の応対者作業支援システムであって、
    前記返答文生成部は、前記応対者装置に表示される返答文の入力欄を介して前記応対者による編集を受け付け、前記応対者が前記関連文書を選択すると前記入力欄に前記関連文書の前記文書情報を前記返答文に自動的に付帯させる、
    応対者作業支援システム。
  11. 請求項1に記載の応対者作業支援システムであって、
    前記返答文生成部は、
    前記応対者装置に表示される返答文の入力欄を介して前記応対者による編集を受け付け、
    前記対話処理における前記例文の前後における発言をタイムライン形式で表示し、
    前記応対者が前記例文の前後における発言を選択すると前記入力欄に前記発言を自動表示する、
    応対者作業支援システム。
  12. 請求項1に記載の応対者作業支援システムであって、
    前記返答文生成部は、前記応対者装置に表示される返答文の入力欄を介して前記応対者による編集を受け付け、
    前記文書情報は、前記文書の所在を示す情報であり、
    前記返答文生成部は、前記応対者によるボタン操作を受け付けると前記入力欄に前記文書の所在を示す情報を自動表示する、
    応対者作業支援システム。
  13. 質問者が操作する質問者装置と応対者が操作する応対者装置との間で行われる対話処理における前記応対者の作業を支援する方法であって、
    情報処理装置が、
    過去に行われた前記対話処理の内容を含む対話情報と、前記対話処理において利用可能な文書に関する情報である文書情報と、を記憶するステップ、
    前記質問者が入力した質問文に類似する内容を含む前記対話情報から取得される一つ以上の例文を、前記応対者が前記質問文に対する返答文の作成に利用可能な状態で前記応対者装置に表示するステップ、
    前記質問文に類似する内容を含む前記対話情報において利用されている一つ以上の前記文書である関連文書の前記文書情報を、前記応対者が前記返答文の作成に利用可能な状態
    で前記応対者装置に表示するステップ、
    前記応対者による編集を受け付けるとともに、前記編集の結果に基づき前記返答文を生成するステップ、
    を実行する、応対者作業支援方法。
  14. 請求項13に記載の応対者作業支援方法であって、
    前記情報処理装置が、
    過去に行われた前記対話処理における前記質問文と前記返答文とを対応づけた質問/返答情報を記憶するステップ、
    前記質問者が入力した質問文に類似する質問文を含んだ前記質問/返答情報から取得される返答文を前記例文として前記応対者装置に表示するステップ、
    をさらに実行する、応対者作業支援方法。
  15. 請求項13に記載の応対者作業支援方法であって、
    前記対話情報は、前記返答文と当該返答文で利用された前記関連文書の該当箇所とを対応づけた情報を含み、
    前記情報処理装置が、前記例文と前記関連文書の該当箇所との対応を示す情報を前記応対者装置に表示するステップ、
    をさらに実行する、応対者作業支援方法。
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