JP2020076390A - エンジン始動制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動二輪車において、盗難を確実に防止することができると共に、エンジンの始動時にライダーが変速機等の動力伝達部の遮断を怠った場合の急発進を確実に防止することができるエンジン始動制御装置を提供する。【解決手段】エンジンと、エンジンを始動させる際に駆動するスタータ12と、を備える自動二輪車に搭載され、スタータ12の駆動を制御するエンジン始動制御装置1は、自動二輪車に搭載される複数のセンサからの信号に基づいて、スタータ12を駆動する条件が満たされているか否かを判定し、条件が満たされていると判定した際にスタータ12の駆動を許可する制御部21を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、自動二輪車に搭載されたスタータの駆動を制御するエンジン始動制御装置に関する。
従来の自動二輪車におけるエンジンを始動する方法としては、キーによってイモビライザーによる認証が成功した場合にエンジン始動を許可し、その後にライダーの操作によってスタータを駆動する方法と、キーレスシステムの認証ユニットが車両に近づいてイモビライザーによる認証が成功した場合にエンジン始動を許可し、その後にライダーの操作によってスタータを駆動する方法と、がある。
アフターマーケットにて販売されている簡易的なスタータは、振動を検出することにより盗難を防止しているため、盗難の誤検出の可能性が高く精度の高いものではないと共に、実際に盗難にあったときには未動作の可能性が高い。また、このような簡易的なスタータは、車両の状態を判断することなくエンジン始動を許可するために安全性が低い。
また、四輪車においては、防犯性が高いため、一般に、遠隔操作によってエンジンを始動させて、予めエンジンを暖機させておくシステムを搭載している車両が知られている。
かかる状況において、特許文献1は、制御回路が入力回路を介して入力される信号の出力状態を検出し、それらの検出信号がエンジン始動条件として登録されている状態と一致しているか否かを判断し、一致している場合にはエンジン始動信号を出力してエンジンを始動させ、一致していない場合にはエンジン始動には不適合な状態であるとして無効化するエンジン始動装置を開示している。
特開平9−329075号公報
しかしながら、本発明者の検討によれば、自動二輪車は四輪自動車と比べて軽量であるため盗難にあい易いと共に、エンジンの始動時にライダーが変速機等の動力伝達部の遮断を怠った場合には急発進し易いため、エンジンを始動させる際に駆動するスタータの駆動条件の設定について、更なる改良の余地がある。
本発明は、以上の検討を経てなされたものであり、自動二輪車において、盗難を確実に防止することができると共に、エンジンの始動時にライダーが変速機等の動力伝達部の遮断を怠った場合の急発進を確実に防止することができるエンジン始動制御装置を提供することを目的とする。
以上の目的を達成するべく、本発明は、エンジンと、前記エンジンを始動させる際に駆動するスタータと、を備える自動二輪車に搭載され、前記スタータの駆動を制御するエンジン始動制御装置であって、前記自動二輪車に搭載される複数のセンサからの信号に基づいて、前記スタータを駆動する条件が満たされているか否かを判定し、前記条件が満たされていると判定した際に前記スタータの駆動を許可する制御部を有することを第1の局面とする。
本発明の第1の局面にかかるエンジン始動制御装置によれば、エンジンと、エンジンを始動させる際に駆動するスタータと、を備える自動二輪車に搭載され、スタータの駆動を制御するエンジン始動制御装置であって、自動二輪車に搭載される複数のセンサからの信号に基づいて、スタータを駆動する条件が満たされているか否かを判定し、条件が満たされていると判定した際にスタータの駆動を許可する制御部を有するものであるため、自動二輪車において、盗難を確実に防止することができると共に、エンジンの始動時にライダーが変速機等の動力伝達部の遮断を怠った場合の急発進を確実に防止することができる。
図1は、本発明の実施形態におけるエンジン始動制御装置の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施形態におけるエンジン始動制御処理を示すフロー図である。
以下、図面を適宜参照して、本発明の実施形態におけるエンジン始動制御装置につき、詳細に説明する。
<エンジン始動制御装置の構成>
まず、図1を参照して、本実施形態におけるエンジン始動制御装置の構成につき、詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態におけるエンジン始動制御装置の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態におけるエンジン始動制御装置1は、ECU(Electronic Control Unit)等の電子制御装置によって構成され、自動二輪車に搭載されて、エンジンの始動を制御する。エンジン始動制御装置1は、自動二輪車に搭載される図示を省略するバッテリから電力を供給されて動作する。
エンジン始動制御装置1は、制御部11を機能ブロックとして備えていると共に、暖機計時用タイマ22を備えている。
制御部11は、エンジン始動制御処理を実行することにより、自動二輪車に搭載される複数のセンサからの信号に基づいて、スタータ12を駆動する条件が満たされているか否かを判定し、この条件が満たされていると判定した際にスタータ12の駆動を許可する。
具体的には、制御部11は、バッテリ電圧センサ2から入力されるバッテリ電圧に応じたバッテリ電圧検出信号、サイドスタンドセンサ3から入力されるサイドスタンドの状態に応じたサイドスタンド状態検出信号、ギアポジションセンサ4から入力されるギアポジションに応じたギアポジション検出信号、バンクアングルセンサ5から入力されるバンク角に応じたバンク角検出信号、イグニッションスイッチ6から入力されるイグニッションスイッチの操作状態に応じたイグニッションスイッチ操作状態検出信号、フューエルゲージ7から入力される残燃料に応じた残燃料検出信号、スタータスイッチ8から入力されるスタータスイッチの操作状態に応じたスタータスイッチ操作状態検出信号、クランク角センサ9から入力されるクランク角に応じたクランク角検出信号、水温センサ10から入力される水温に応じた水温検出信号、及び車速センサ11から入力される車速に応じた車速検出信号に基づいて、暖機計時用タイマ22を用いながら、スタータ12、燃料噴射弁13、点火栓14、ヘッドライト15又はグリップヒータ16の動作を制御する。
ここで、バンクアングルセンサ5は、自動二輪車の左右方向の傾きを検出するセンサと、自動二輪車の転倒を検出する転倒センサと、を兼ねている。また、イグニッションスイッチ6は、ONとOFFとハンドルロックとの3つの操作位置の何れかに切り替え可能になっている。
<エンジン始動制御処理>
次に、図2を参照して、本実施形態におけるエンジン始動制御処理につき、詳細に説明する。
図2は、本発明の実施形態におけるエンジン始動制御処理を示すフロー図である。
図2に示すエンジン始動制御処理は、イグニッションスイッチ6がOFFからONに切り替えられてエンジン始動制御装置1が稼働したタイミングで開始となり、エンジン始動制御処理はステップS1の処理に進む。エンジン始動制御処理は、所定の制御周期毎に繰り返し実行される。
ステップS1の処理では、制御部21が、図示しない車両故障診断システム等による診断結果に基づいて、車両システムに異常なしであるか否かを判定する。判定の結果、車両システムに異常なしである場合には、制御部21は、車両の状態を正常に検出できると判断して、エンジン始動制御処理をステップS2の処理に進める。一方、車両システムに異常ありである場合には、制御部21は、車両の状態を正常に検出できないと判断して、エンジン始動制御処理をステップS10の処理に進める。
ステップS2の処理では、制御部21が、バッテリ電圧センサ2から入力されるバッテリ電圧に応じたバッテリ電圧検出信号に基づいて、バッテリ電圧が所定電圧以上であるか否かを判定する。判定の結果、バッテリ電圧が所定電圧以上である場合には、制御部21は、スタータ12を駆動できるバッテリ電圧であると判断して、エンジン始動制御処理をステップS3の処理に進める。一方、バッテリ電圧が所定電圧未満である場合には、制御部21は、スタータ12を駆動できないバッテリ電圧であると判断して、エンジン始動制御処理をステップS10の処理に進める。
ステップS3の処理では、制御部21が、サイドスタンドセンサ3から入力されるサイドスタンドの状態に応じたサイドスタンド状態検出信号に基づいて、サイドスタントが起立状態である(サイドスタンドが出ている)か否かを判定する。判定の結果、サイドスタンドが起立状態である場合には、制御部21は、自動二輪車が駐車状態であると判断して、エンジン始動制御処理をステップS4の処理に進める。一方、サイドスタンドが格納状態である場合には、制御部21は、自動二輪車が駐車状態ではないと判断して、エンジン始動制御処理をステップS10の処理に進める。
ステップS4の処理では、制御部21が、ギアポジションセンサ4から入力されるギアポジションに応じたギアポジション検出信号に基づいて、ギアポジションがニュートラルであるか否かを判定する。判定の結果、ギアポジションがニュートラルである場合には、制御部21は、自動二輪車の発進時の飛び出しを防止できると判断して、エンジン始動制御処理をステップS5の処理に進める。一方、ギアポジションがニュートラルでない場合には、制御部21は、自動二輪車が発進時に飛び出す可能性があると判断して、エンジン始動制御処理をステップS10の処理に進める。
ステップS5の処理では、制御部21が、バンクアングルセンサ5から入力されるバンク角に応じたバンク角検出信号に基づいて、車両が転倒していないか否かを判定する。判定の結果、車両が転倒していない場合には、制御部21は、エンジン始動は安全であると判断して、エンジン始動制御処理をステップS6の処理に進める。一方、車両が転倒している場合には、制御部21は、エンジンの始動は危険であると判断して、エンジン始動制御処理をステップS10の処理に進める。
ステップS6の処理では、制御部21が、イグニッションスイッチ6から入力されるイグニッションスイッチの操作状態に応じたイグニッションスイッチ操作状態検出信号に基づいて、ハンドルロックをしているか否かを判定する。判定の結果、ハンドルロックをしている場合には、制御部21は、盗難を防止できると判断して、エンジン始動制御処理をステップS7の処理に進める。一方、ハンドルロックしていない場合には、制御部21は、盗難の恐れがあると判断して、エンジン始動制御処理をステップS10の処理に進める。
ステップS7の処理では、制御部21が、フューエルゲージ7から入力される残燃料に応じた残燃料検出信号に基づいて、燃料量が所定量以上であるか否かを判定する。判定の結果、燃料量が所定量以上である場合には、制御部21は、燃料欠乏により走行不可にならないと判断して、エンジン始動制御処理をステップS8の処理に進める。一方、燃料量が所定量未満である場合には、制御部21は、燃料欠乏により走行不可となる可能性があると判断して、エンジン始動制御処理をステップS10の処理に進める。
ステップS8の処理では、制御部21が、スタータスイッチ8から入力されるスタータスイッチ8の操作状態に応じたスタータスイッチ操作状態検出信号に基づいて、エンジン始動要求が有ったか否かを判定する。具体的には、制御部21は、スタータスイッチ8がONの操作位置に切り替えられたことを示すスイッチ操作状態検出信号が入力されたか否かを判定する。判定の結果、エンジン始動要求が有った場合には、制御部21は、エンジン始動制御処理をステップS9の処理に進める。一方、エンジン始動要求が無い場合には、制御部21は、エンジン始動制御処理をステップS10の処理に進める。
ステップS9の処理では、制御部21が、スタータ12の駆動を許可することによりエンジンの始動を許可する。これにより、ステップS9の処理は完了し、エンジン始動制御処理はステップS11の処理に進む。
ステップS10の処理では、制御部21が、スタータ12の駆動を不許可とすることによりエンジンの始動を不許可にする。これにより、ステップS10の処理は完了し、エンジン始動制御処理はステップS11の処理に進む。
ステップS1からステップS8までの処理は、スタータ12を駆動する駆動条件を満たしているか否かを判定する処理である。この駆動条件は、車両の状態を監視して安全及び正常にエンジンを始動するための条件である。
ステップS11の処理では、制御部21が、エンジン始動を許可したか否かを判定する。判定の結果、エンジン始動を不許可にした場合には、制御部21は、エンジン始動制御処理をステップS12の処理に進める。一方、エンジン始動を許可した場合には、制御部21は、エンジン始動制御処理をステップS13の処理に進める。
制御部21は、エンジンの始動を許可した場合に、燃料噴射弁13及び点火栓14を駆動させてエンジンを始動させることにより暖機運転を開始する。制御部21は、ライダーによる図示しない操作部の操作によって任意の暖機時間が設定された場合には、エンジンを始動したタイミングで、暖機計時用タイマ22に対して設定された暖機時間を計時するカウント処理を開始させる。また、制御部21は、エンジンを始動したタイミングで、グリップヒータ16や図示しないシートヒータをONさせる。更に、制御部21は、周囲への影響に配慮するために、エンジンを始動したタイミングでヘッドライト15の点灯を禁止する制御を行う。
ステップS12の処理では、制御部21が、燃料噴射弁13及び点火栓14の少なくとも一方の駆動を停止してエンジンを始動させないか又はエンジンを停止させる。これにより、ステップS12の処理は完了し、エンジン始動制御処理は終了する。
ステップS13の処理では、制御部21が、クランク角センサ9から入力されるクランク角に応じたクランク角検出信号に基づいてエンジン回転数を算出し、算出したエンジン回転数に基づいてエンジンが始動済みか否かを判定する。判定の結果、エンジンが始動済みの場合には、制御部21は、エンジン始動制御処理をステップS14の処理に進める。一方、エンジンが始動していない場合には、制御部21は、エンジン始動制御処理をステップS12の処理に進める。
ステップS14の処理では、制御部21が、水温センサ10から入力される水温に応じた水温検出信号に基づいて、水温が所定温度以上上昇しているか否かを判定する。判定の結果、水温が所定温度以上上昇している場合には、制御部21は、オーバーヒートの可能性があると判断してオーバーヒートを防止するために、エンジン始動制御処理をステップS12の処理に進める。一方、水温が所定温度以上上昇していない場合には、制御部21は、オーバーヒートしないと判断して、エンジン始動制御処理をステップS15の処理に進める。
ステップS15の処理では、制御部21が、バンクアングルセンサ5から入力されるバンク角に応じたバンク角検出信号の出力値に変化があったか否かを判定する。判定の結果、バンク角検出信号の出力値に変化があった場合には、制御部21は、自動二輪車が駐車状態から起こされて盗難される恐れがあると判断して、エンジン始動制御処理をステップS12の処理に進める。一方、バンク角検出信号の出力値に変化がない場合には、制御部21は、自動二輪車が駐車状態のままで盗難される恐れがないと判断して、エンジン始動制御処理をステップS16の処理に進める。制御部21は、例えば、バンク角検出信号の出力値が所定の範囲以内である場合にはバンク角検出信号の出力値に変化がないと判定し、バンク角検出信号の出力値が所定の範囲を超えた場合にバンク角検出信号の出力値に変化があったと判定する。
ステップS16の処理では、制御部21が、車速センサ11から入力される車速に応じた車速検出信号に基づいて、車速が発生したか否かを判定する。判定の結果、車速が発生した場合には、制御部21は、盗難の恐れがあると判断して、エンジン始動制御処理をステップS12の処理に進める。一方、車速が発生していない場合には、制御部21は、盗難の恐れがないと判断して、エンジン始動制御処理をステップS17の処理に進める。
ステップS17の処理では、制御部21が、暖機計時用タイマ22によってカウントしたカウント値に基づいてライダーが設定した暖機時間が経過したか否かを判定する。判定の結果、暖機時間が経過した場合には、制御部21は、エンジン始動制御処理をステップS12の処理に進める。一方、暖機時間が経過していない場合には、制御部21は、エンジン始動制御処理をステップS18の処理に進める。このように、例えば屋外が寒いときにエンジンを遠隔操作によって始動させ、ライダーは暖機時間が経過してエンジンが停止した直後に屋外に出て暖気運転の完了した状態の自動二輪車に乗ることができるので、屋外で寒さに耐えながら暖機運転の完了を待つ必要をなくすることができる。
ステップS18の処理では、制御部21が、エンジンの運転を継続する。これにより、ステップS18の処理は完了し、エンジン始動制御処理は終了する。
ステップS11、及びステップ13からステップS17までの処理は、エンジン始動後に自動二輪車にダメージを及ぼす可能性や盗難の可能性が高い中止条件を満たしているか否かを判定する処理である。制御部21は、この中止条件を満たす場合には、エンジンを停止して自動二輪車の電源をOFFにし、次回のエンジン始動時にはスタータ12を手動でのみ駆動可能にする。
以上の本実施形態におけるエンジン始動制御装置1では、自動二輪車に搭載される複数のセンサからの信号に基づいて、スタータ12を駆動する条件が満たされているか否かを判定し、条件が満たされていると判定した際にスタータ12の駆動を許可するものであるため、自動二輪車において、盗難を確実に防止することができると共に、エンジンの始動時にライダーが変速機等の動力伝達部の遮断を怠った場合の急発進を確実に防止することができる。
本発明は、部材の種類、形状、配置、個数等は前述の実施形態に限定されるものではなく、その構成要素を同等の作用効果を奏するものに適宜置換する等、発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることはもちろんである。
以上のように、本発明においては、自動二輪車において、盗難を確実に防止することができると共に、エンジンの始動時にライダーが変速機等の動力伝達部の遮断を怠った場合の急発進を確実に防止することができるエンジン始動制御装置を提供することができ、その汎用普遍的な性格から自動二輪車のエンジン始動制御装置に広範に適用され得るものと期待される。
1…エンジン始動制御装置
2…バッテリ電圧センサ
3…サイドスタンドセンサ
4…ギアポジションセンサ
5…バンクアングルセンサ
6…イグニッションスイッチ
7…フューエルゲージ
8…スタータスイッチ
9…クランク角センサ
10…水温センサ
11…車速センサ
12…スタータ
13…燃料噴射弁
14…点火栓
15…ヘッドライト
16…グリップヒータ
21…制御部
22…暖機計時用タイマ

Claims (1)

  1. エンジンと、前記エンジンを始動させる際に駆動するスタータと、を備える自動二輪車に搭載され、前記スタータの駆動を制御するエンジン始動制御装置であって、
    前記自動二輪車に搭載される複数のセンサからの信号に基づいて、前記スタータを駆動する条件が満たされているか否かを判定し、前記条件が満たされていると判定した際に前記スタータの駆動を許可する制御部を有する、
    ことを特徴とするエンジン始動制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021001854A1 (en) * 2019-07-02 2021-01-07 Hero MotoCorp Limited Starting system of vehicle
CN114458460A (zh) * 2022-02-11 2022-05-10 一汽解放汽车有限公司 作业车辆远程控制装置、方法及车辆

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