JP2020072613A - 太陽電池ユニット、建築物、カバー - Google Patents

太陽電池ユニット、建築物、カバー Download PDF

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Abstract

【課題】通気孔による通気効率を向上させる。【解決手段】カバー40は、太陽電池アレイ200の一縁部を覆うカバー本体41と、カバー本体41の内側面から壁部12と複数の太陽電池モジュール20とに囲まれた内部空間へ向けて突出する複数の通気部42とを有している。複数の通気部42の各々には、通気部42を貫通して内部空間とカバー本体41の外側面に面する外部空間とを連通する通気孔42aが設けられている。通気孔42aの開口面積は、外部空間側から内部空間側へ向かうに連れて次第に小さくなっている。【選択図】図5

Description

本発明は、太陽電池ユニット、建築物、カバーに関する。
特許文献1には、太陽電池モジュールの化粧カバー装置が開示されている。この太陽電池モジュールの化粧カバー装置では、屋根面に設置した架台上に太陽電池モジュールが固定され、太陽電池モジュール側面と架台が化粧カバーで覆われている。そして、屋根の軒先と並行な方向の上下の化粧カバーに多数の換気孔が設けられている。
特開平7−153984号公報
しかしながら、特許文献1に開示された太陽電池モジュールの化粧カバー装置では、単に化粧カバーに多数の換気孔が設けられているだけであるので、換気孔(通気孔)による通気効率を向上させることが困難である。
本発明は、壁部に設けられる太陽電池ユニットに関する。この太陽電池ユニットは、複数の太陽電池モジュールと、前記壁部に固定されて前記複数の太陽電池モジュールが前記壁部との間に間隔をおいて前記壁部の一方端から他方端へ向かう第1方向に並ぶように前記複数の太陽電池モジュールを支持する架台とを有する太陽電池アレイと、前記太陽電池アレイの一縁部に設けられるカバーとを含んでいる。前記カバーは、前記太陽電池アレイの一縁部を覆うカバー本体と、前記カバー本体の内側面から前記壁部と前記複数の太陽電池モジュールとに囲まれた内部空間へ向けて突出する複数の通気部とを有している。前記複数の通気部の各々には、該通気部を貫通して前記内部空間と前記カバー本体の外側面に面する外部空間とを連通する通気孔が設けられている。前記通気孔の開口面積は、前記外部空間側から前記内部空間側へ向かうに連れて次第に小さくなっている。
また、本発明は、複数の太陽電池モジュールと、壁部に固定されて前記複数の太陽電池モジュールが前記壁部との間に間隔をおいて前記壁部の下端から上端へ向かう第1方向に並ぶように前記複数の太陽電池モジュールを支持する架台とを有する太陽電池アレイの一縁部に設けられるカバーに関する。このカバーは、前記太陽電池アレイの一縁部を覆うカバー本体と、前記カバー本体の内側面から前記壁部と前記複数の太陽電池モジュールとに囲まれた内部空間へ向けて突出する複数の通気部とを含んでいる。前記複数の通気部の各々には、該通気部を貫通して前記内部空間と前記カバー本体の外側面に面する外部空間とを連通する通気孔が設けられている。前記通気孔の開口面積は、前記外部空間側から前記内部空間側へ向かうに連れて次第に小さくなっている。
本発明によれば、開口面積が外部空間側から内部空間側へ向かうに連れて次第に小さくなるように通気孔を通気部に設けることにより、外部空間から通気孔を通じて内部空間に吹き出された空気により内部空間に過流が発生する。これにより、外部空間における気圧に対して内部空間における気圧が負圧となるので、通気孔による通気効率が向上する。
太陽電池ユニットが設けられた建築物の構成を例示する正面図である。 実施形態の太陽電池ユニットの構成を例示する正面図である。 実施形態の縦軸材の構成を例示する正面図である。 実施形態の太陽電池ユニットの構成を例示する水平断面図である。 実施形態の太陽電池ユニットの構成を例示する垂直断面図である。 実施形態の下縁カバーの構成を例示する平面図である。 実施形態の下縁カバーの構成を例示する断面図である。
以下、実施の形態を図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相当部分には同一の符号を付しその説明は繰り返さない。
(建築物)
図1は、実施形態による太陽電池ユニット10を備えた建築物11の構成を例示している。この建築物11は、太陽電池ユニット10の他に、壁部12と基礎13とを備えている。太陽電池ユニット10は、壁部12に設けられている。この例では、建築物11は、住宅を構成しており、壁部12は、地面(具体的には基礎13)に対して垂直に設けられており、その上端部が住宅のバルコニーの一部を構成している。
なお、以下の説明における「上」「下」「左」「右」「前」「後」は、設置状態の太陽電池ユニット10を正面から見た場合の方向を示している。また、以下の説明における段数は、下から数えた段数である。
(太陽電池ユニット)
図2は、壁部12に設けられた太陽電池ユニット10を例示している。太陽電池ユニット10は、複数(この例では10個)の太陽電池モジュール20と、複数の太陽電池モジュール20を支持する架台30とを含むとともに、必要に応じて後述の各種カバーを含んでいる。
〔太陽電池モジュール〕
複数の太陽電池モジュール20と架台30とが太陽電池アレイ200を構成している。太陽電池モジュール20は、矩形の板状に形成され、光を電力に変換する。具体的には、太陽電池モジュール20は、電気的に接続された複数の太陽電池セル(光を電力に変換する部品)を有しており、それらの太陽電池セルが樹脂などの封止材およびフレームなどにより保護されている。また、複数の太陽電池モジュール20は、モジュール接続用ケーブル(図示を省略)によって電気的に接続されている。
〔架台〕
架台30は、壁部12に固定されている。そして、架台30は、複数の太陽電池モジュール20が壁部12との間に間隔をおいて壁部12の一方端である下端から他方端である上端へ向かう第1方向(この例では上下方向、以下同様)に並ぶように複数の太陽電池モジュール20を支持する。この例では、10個の太陽電池モジュール20は、第1方向を列方向とし第1方向と直交する第2方向(この例では左右方向、以下同様)を行方向とする5行2列の行列状に配置されている。すなわち、2つの太陽電池モジュール20の列(第1方向に並ぶ5つの太陽電池モジュール20により構成された列)が構成されている。また、10個の太陽電池モジュール20は、第1方向および第2方向と直交する第3方向(この例では前後方向、以下同様)において壁部12と間隔をおいて対向している。
図2〜図5に示すように、この例では、架台30は、10個の太陽電池モジュール20を支持するために、2つのセンタ縦軸材31と、2つのサイド縦軸材32と、12個の補強部材33と、10個の支持部材34とを有している。また、壁部12には、4つのセンタ取付具15と、8つのサイド取付具16とが設けられている。なお、図4では、太陽電池モジュール20と補強部材33と支持部材34との図示が省略されている。図5は、図2のV−V線における断面図に相当する。
〈センタ取付具〉
図3に示すように、4つのセンタ取付具15は、2つのセンタ縦軸材31が取り付けられる部材であり、太陽電池アレイ200の左右方向(第2方向)における中央部に設けられて上下方向(第1方向)に間隔をおいて配置されている。
図4に示すように、この例では、センタ取付具15は、水平方向における断面(第1方向と直交する断面)の形状がT字状に形成されており、それぞれが矩形の板状に形成された前面プレート151と連結プレート152とを有している。前面プレート151は、その板面が前後方向(第3方向)と直交して壁部12と間隔をおいて対向するように配置されている。連結プレート152は、その板面が左右方向(第2方向)と直交するように配置され、前面プレート151の背面の左右方向(第2方向)における中央部と建築物11の構造躯体(例えば柱、図示を省略)とを連結している。センタ取付具15は、例えば、鋼板により形成されている。
〈サイド取付具〉
図3に示すように、8つのサイド取付具16は、サイド縦軸材32が取り付けられる部材であり、4つのサイド取付具16が太陽電池アレイ200の右縁部(第2方向における一縁部)に設けられて上下方向(第1方向)に間隔をおいて配置され、残りの4つのサイド取付具16が太陽電池アレイ200の左縁部(第2方向における他縁部)に設けられて上下方向(第1方向)に間隔をおいて配置されている。
図4に示すように、この例では、サイド取付具16は、水平方向における断面(第1方向と直交する断面)の形状がL字状に形成されており、それぞれが矩形の板状に形成された前面プレート161と連結プレート162とを有している。前面プレート161は、その板面が前後方向(第3方向)と直交して壁部12と間隔をおいて対向するように配置されている。連結プレート162は、その板面が左右方向(第2方向)と直交するように配置され、前面プレート161の背面の左右方向における外側(太陽電池アレイ200の第2方向の中央から遠い側)の縁部と建築物11の構造躯体(例えば柱、図示を省略)とを連結している。サイド取付具16は、例えば、鋼板により形成されている。
〈センタ縦軸材〉
図3に示すように、2つのセンタ縦軸材31は、線状部材(直線状に延びる部材)であり、それぞれが上下方向(第1方向)に沿うようにして、太陽電池アレイ200の左右方向(第2方向)における中央部に配置されている。そして、2つのセンタ縦軸材31は、左右方向に並ぶように4つのセンタ取付具15に取り付けられている。
この例では、各センタ縦軸材31は、2つのセンタ柱部材310と、1つの架橋材311とを含んでいる。
2つのセンタ柱部材310は、線状に形成され、それぞれが導電性を有しており、上下方向(第1方向)に沿うようにして、それぞれの間に隙間を隔てて上下方向(第1方向)に並んで配置されている。図4に示すように、センタ柱部材310は、水平方向における断面(第1方向と直交する断面)の形状がL字状に形成されており、それぞれが上下方向(第1方向)に延びる前面部310aと側面部310bとを有している。センタ柱部材310は、例えば、メッキ鋼板により形成されている。
前面部310aは、矩形の板状に形成され、その板面が前後方向(第3方向)と直交するように配置されてセンタ取付具15に取り付けられている。この例では、前面部310aは、センタ取付具15にねじ止めされている。側面部310bは、矩形の板状に形成され、その板面が左右方向(第2方向)と直交するように配置され、その前縁部が前面部310aの左右方向(第2方向)における縁部に繋がっている。
架橋材311は、導電性を有する線状部材であり、上下方向(第1方向)に沿うようにして、その両端部が2つのセンタ柱部材310にそれぞれ接続されている。この接続により、2つのセンタ柱部材310が電気的にも接続される。この例では、架橋材311は、矩形の板状に形成され、その両端部(上下方向における両端部)が2つのセンタ柱部材310の側面部310bにそれぞれ接続されている。架橋材311は、例えば、メッキ鋼板により形成されている。
〈サイド縦軸材〉
図3に示すように、2つのサイド縦軸材32は、線状部材であり、それぞれが上下方向(第1方向)に沿うようにして、太陽電池アレイ200の左右方向(第2方向)における両縁部にそれぞれ配置されている。そして、右側(第2方向における一端側)に配置されたサイド縦軸材32は、右側に配置された4つのサイド取付具16に取り付けられ、左側(第2方向における他端側)に配置されたサイド縦軸材32は、左側に配置された4つのサイド取付具16に取り付けられている。この例では、2つのサイド縦軸材32が太陽電池アレイ200の左右方向(第2方向)における両縁部をそれぞれ構成している。
また、この例では、各サイド縦軸材32は、2つのサイド柱部材320を含んでいる。2つのサイド柱部材320は、線状に形成され、それぞれが導電性を有しており、上下方向(第1方向)に沿うようにして、それぞれの間に隙間を隔てて上下方向(第1方向)に並んで配置されている。図4に示すように、サイド柱部材320は、水平方向における断面(第1方向と直交する断面)の形状がZ字状に形成されており、それぞれが上下方向(第1方向)に延びる平面部320aと外側面部320bと内側面部320cとを有している。サイド柱部材320は、例えば、メッキ鋼板により形成されている。
平面部320aは、矩形の板状に形成され、その板面が前後方向(第3方向)と直交するように配置されてサイド取付具16に取り付けられている。この例では、平面部320aは、サイド取付具16にねじ止めされている。外側面部320bは、矩形の板状に形成され、その板面が左右方向(第2方向)と直交するように配置され、その後縁部が平面部320aの左右方向における外側(太陽電池アレイ200の第2方向の中央から遠い側)の縁部に繋がっている。内側面部320cは、矩形の板状に形成され、その板面が左右方向(第2方向)と直交するように配置され、その前縁部が平面部320aの左右方向における内側(太陽電池アレイ200の第2方向の中央に近い側)の縁部に繋がっている。
〈補強部材〉
図2に示すように、12個の補強部材33は、線状部材であり、それぞれが左右方向(第2方向)に沿うように配置されている。具体的には、6つの補強部材33が上下方向(第1方向)に所定の間隔をおいて配置されて右側(第2方向における一端側)のセンタ縦軸材31と右側のサイド縦軸材32とに取り付けられている。残りの6つの補強部材33が第1方向に所定の間隔をおいて配置されて左側(第2方向における他端側)のセンタ縦軸材31と左側のサイド縦軸材32とに取り付けられている。この例では、第6段目(すなわち最上段)の左右の補強部材33が太陽電池アレイ200の上縁部に相当する。
図2および図5に示すように、この例では、補強部材33は、矩形の板状に形成され、その板面が前後方向(第3方向)と直交するように配置され、その一端部(第2方向における一端部)がセンタ縦軸材31を構成するセンタ柱部材310の前面部310aに取り付けられ、その他端部(第2方向における他端部)がサイド縦軸材32を構成するサイド柱部材320の平面部320aに取り付けられている。この例では、補強部材33は、センタ柱部材310とサイド柱部材320とにねじ止めされている。補強部材33は、例えば、メッキ鋼板により形成されている。
〈支持部材〉
図2に示すように、10個の支持部材34は、それぞれが左右方向(第2方向)に延伸するように形成されている。10個の支持部材34のうち5つの支持部材34は、右側(第2方向における一端側)のセンタ縦軸材31と右側のサイド縦軸材32とに取り付けられた6つの補強部材33のうち第1段目から第5段目までの5つの補強部材33にそれぞれ取り付けられ、上下方向(第1方向)に並ぶ右側の5つの太陽電池モジュール20をそれぞれ支持している。10個の支持部材34のうち残りの5つの支持部材34は、左側(第2方向における他端側)のセンタ縦軸材31と左側のサイド縦軸材32とに取り付けられた6つの補強部材33のうち第1段目から第5段目までの5つの補強部材33にそれぞれ取り付けられ、上下方向(第1方向)に並ぶ左側の5つの太陽電池モジュール20をそれぞれ支持している。この例では、第1段目(すなわち最下段)の左右の支持部材34が太陽電池アレイ200の下縁部に相当する。
図5に示すように、この例では、支持部材34は、それぞれが左右方向(第2方向)に延びる固定部34aと受け部34bと連結部34cとを有している。支持部材34は、例えば、メッキ鋼板により形成されている。なお、支持部材34における固定部34aと受け部34bと連結部34cは、一体に形成された部材である必要はなく、例えば、別部材で形成された固定部34aと受け部34bと連結部34cとが組み合わせられて支持部材34が形成されていても構わない。また、受け部34bは、支持部材34bの全長に連続形成されたものでなくてもよく、部分的に形成されていても構わない。
固定部34aは、矩形の板状に形成され、その板面が前後方向(第3方向)と直交するように配置されて補強部材33に固定されている。この例では、固定部34aは、補強部材33にねじ止めされている。受け部34bは、垂直方向における断面(第2方向と直交する断面)の形状がL字状に形成され、上下方向に延びる第1面部と、前後方向に延びて後縁部が第1面部の下縁部に繋がる第2面部とを有している。そして、受け部34bは、固定部34aの前方下方に配置され、太陽電池モジュール20の下縁部を受けて支持している。連結部34cは、矩形の板状に形成され、固定部34aの下縁部から受け部34bの上縁部へ向けて前方下方に傾斜して固定部34aの下縁部と受け部34bの上縁部とを連結している。
なお、この例では、第1段目の支持部材34には、後述する下縁カバー40が取り付けられている。第1段目の支持部材34の受け部34bと下縁カバー40のカバー本体41の前面部41bとの間には、第1段目の太陽電池モジュール20の下縁部が挿入される下側溝部が形成されている。また、この下側溝部には、垂直方向における断面の形状がH字状に形成された下側緩衝材34dが設けられている。下側緩衝材34dは、例えば、ガスケットにより形成されている。第1段目の太陽電池モジュール20の下縁部は、下側緩衝材34dを介して下側溝部に挿入されている。
また、第2段目から第5段目までの支持部材34には、後述するフロントカバー50が取り付けられている。第2段目の支持部材34の受け部34bとフロントカバー50の前面部50bとの間には、第2段目の太陽電池モジュール20の下縁部が挿入される下側溝部が形成されている。第1段目の支持部材34と同様に、この下側溝部には、下側緩衝材34dが設けられている。第2段目の太陽電池モジュール20の下縁部は、下側緩衝材34dを介して下側溝部に挿入されている。なお、第3段目から第5段目までの支持部材34およびフロントカバー50の構成は、第2段目の支持部材34およびフロントカバー50の構成と同様となっている。
また、第2段目の支持部材34の受け部34bおよび連結部34cと第2段目の補強部材33との間には、第1段目の太陽電池モジュール20の上縁部が挿入される上側溝部が形成されている。この上側溝部には、垂直方向における断面の形状がL字状に形成された上側緩衝材34eが設けられている。上側緩衝材34eは、例えば、ガスケットにより形成されている。第1段目の太陽電池モジュール20の上縁部は、上側緩衝材34eを介して上側溝部に挿入されている。なお、第3段目から第5段目までの支持部材34および補強部材33の構成は、第2段目の支持部材34および補強部材33の構成と同様となっている。
〔各種カバー〕
また、図2,図4,図5に示すように、この例では、太陽電池ユニット10は、2つの下縁カバー40と、8つのフロントカバー50と、2つの上縁カバー60と、2つのサイドカバー70とを含んでいる。
〔下縁カバー(カバー)〕
図2に示すように、2つの下縁カバー40は、直線状に延びる板状部材であり、複数の太陽電池モジュール20と架台30とにより構成される太陽電池アレイ200の下縁部に設けられ、それぞれが左右方向(第2方向)に沿うようにして、太陽電池アレイ200の下縁部を覆っている。この例では、2つの下縁カバー40のうち1つの下縁カバー40は、第1段目の右側(第2方向における一端側)の支持部材34に取り付けられ、第1段目の右側の支持部材34の下縁部および第1段目の右側の太陽電池モジュール20の下縁部を覆う。2つの下縁カバー40のうち残りの1つの下縁カバー40は、第1段目の左側(第2方向における他端側)の支持部材34に取り付けられ、第1段目の左側の支持部材34の下縁部および第1段目の左側の太陽電池モジュール20の下縁部を覆う。
図2,図5〜図7に示すように、この例では、下縁カバー40は、カバー本体41と、複数(この例では5つ)の通気部42とを有している。下縁カバー40は、例えば、ステンレス鋼により形成されている。なお、図6は、下縁カバー40の上面図に相当し、図5は、図6のV−V線における断面図に相当し、図7は、図6のVII−VII線における断面図に相当する。
〈カバー本体〉
カバー本体41は、直線状に延びる板状部材であり、左右方向(第2方向)に沿うようにして、太陽電池アレイ200の下縁部(この例では第1段目の支持部材34の下縁部)を覆っている。この例では、カバー本体41は、垂直方向における断面(第2方向と直交する断面)の形状がL字状に形成されており、それぞれが左右方向(第2方向)に延びる平面部41aと前面部41bと延出部41cとを有している。
平面部41aは、矩形の板状に形成され、第1段目の支持部材34の下面部(この例では受け部34bの下面部)に取り付けられている。この例では、平面部41aは、支持部材34にねじ止めされている。そして、平面部41aは、太陽電池アレイ200の下縁部(この例では第1段目の支持部材34の下面部)と壁部12との間の隙間を覆っている。前面部41bは、矩形の板状に形成され、その板面が前後方向(第3方向)と直交するように配置され、その下縁部が平面部41aの前縁部に繋がっている。このような構成により、下縁カバー40のカバー本体41の前面部41bと第1段目の支持部材34の受け部34bとの間に下側溝部(第1段目の太陽電池モジュール20の下縁部が挿入される溝部)が形成されている。延出部41cは、平面部41aの後縁部から壁部12に沿うように延出し、壁部12と接触している。
〈通気部〉
複数の通気部42は、カバー本体41の内側面からカバー本体41の内側面に面する内部空間(カバー本体41の内側面と壁部12と複数の太陽電池モジュール20とに囲まれた内部空間)へ向けて突出している。そして、複数の通気部42の各々には、通気孔42aが設けられている。通気孔42aは、通気部42を貫通して内部空間とカバー本体の外側面に面する外部空間とを連通している。通気孔42aの開口面積は、外部空間側から内部空間側へ向かうに連れて次第に小さくなっている。
この例では、複数の通気部42は、カバー本体41の前後方向(第3方向)の中央部において左右方向(第2方向)に一直線上に配列されている。また、通気部42は、楕円錐状に形成され、その底面の長軸が前後方向(第3方向)を向いて短軸が左右方向(第2方向)を向いている。通気部42と同様に、通気孔42aは、楕円錐状に形成されている。通気部42および通気孔42aは、例えば、パンチプレス加工により形成されている。なお、通気孔42aの大きさ(最大開口面積)は、小動物(例えば小鳥など)が侵入することができない大きさに設定されていることが好ましい。
〈排水孔〉
また、カバー本体41には、複数(この例では6つ)の排水孔43が設けられている。複数の排水孔43は、それぞれがカバー本体41を貫通して内部空間と外部空間とを連通している。
この例では、複数の排水孔43は、カバー本体41の前後方向(第3方向)の中央部において左右方向(第2方向)に一直線上に配列されている。また、排水孔43は、左右方向(第2方向)に延びる長穴状に形成されている。なお、排水孔43の大きさは、小動物(例えば小鳥など)が侵入することができない大きさに設定されていることが好ましい。
〈通気部と排水孔の配置〉
また、複数の通気部42と複数の排水孔43は、太陽電池アレイ200の下縁部に沿う方向(第2方向、この例では左右方向)において通気部42と排水孔43とが交互に並ぶように設けられている。
この例では、5つの通気部42と6つの排水孔43は、左右方向(第2方向)において6つの排水孔43の間に5つの通気部42がそれぞれ配置されるように設けられている。また、複数の通気部42の通気孔42aの中心を通過する第1仮想直線(左右方向の延びる複数の通気部42の中心線)は、複数の排水孔43の中心を通過する第2仮想直線(左右方向に延びる複数の排水孔43の中心線)と前後方向(第3方向)に離間している。具体的には、第1仮想直線は、第2仮想直線の後に位置している。
〔フロントカバー〕
図2に示すように、8つのフロントカバー50は、直線状に延びる板状部材であり、それぞれが左右方向(第2方向)に沿うように配置されている。8つのフロントカバー50のうち4つのフロントカバー50は、第2段目から第5段目までの4つの右側(第2方向における一端側)の支持部材34にそれぞれ取り付けられ、これらの4つの右側の支持部材34の下縁部および第2段目から第5段目までの右側の太陽電池モジュール20の下縁部を覆う。8つのフロントカバー50のうち残りの4つのフロントカバー50は、第2段目から第5段目までの4つの左側(第2方向における他端側)の支持部材34にそれぞれ取り付けられ、これらの4つの左側の支持部材34の下縁部および第2段目から第5段目までの左側の太陽電池モジュール20の下縁部を覆う。
図2および図5に示すように、この例では、フロントカバー50は、垂直方向における断面(第2方向と直交する断面)の形状がL字状に形成されており、それぞれが左右方向(第2方向)に延びる平面部50aと前面部50bを有している。フロントカバー50は、例えば、ステンレス鋼により形成されている。
平面部50aは、矩形の板状に形成され、支持部材34の下面部(この例では受け部34bの下面部)に取り付けられている。この例では、平面部50aは、支持部材34にねじ止めされている。前面部50bは、矩形の板状に形成され、その板面が前後方向(第3方向)と直交するように配置され、その下縁部が平面部50aの前縁部に繋がっている。このような構成により、フロントカバー50の前面部50bと支持部材34の受け部34bとの間に下側溝部(太陽電池モジュール20の下縁部が挿入される溝部)が形成されている。
〔上縁カバー〕
図2に示すように、2つの上縁カバー60は、直線状に延びる板状部材であり、複数の太陽電池モジュール20と架台30とにより構成される太陽電池アレイ200の上縁部に設けられ、それぞれが左右方向(第2方向)に沿うようにして、太陽電池アレイ200の上縁部を覆っている。この例では、2つの上縁カバー60のうち1つの上縁カバー60は、第6段目の右側(第2方向における一端側)の補強部材33に取り付けられ、第5段目の右側の太陽電池モジュール20の上縁部を覆う。2つの上縁カバー60のうち残りの1つの上縁カバー60は、第6段目の左側(第2方向における他端側)の補強部材33に取り付けられ、第5段目の左側の太陽電池モジュール20の上縁部を覆う。
図2および図5に示すように、この例では、上縁カバー60は、それぞれが左右方向(第2方向)に延びる固定部60aと前面部60bと連結部60cを有している。上縁カバー60は、例えば、ステンレス鋼により形成されている。
固定部60aは、矩形の板状に形成され、その板面が前後方向(第3方向)と直交するように配置されて第6段目の補強部材33に固定されている。この例では、固定部60aは、補強部材33にねじ止めされている。前面部60bは、矩形の板状に形成され、その板面が前後方向(第3方向)と直交するように固定部60aの前方下方に配置され、太陽電池モジュール20の上縁部を覆っている。連結部60cは、矩形の板状に形成され、固定部60aの下縁部から前面部60bの上縁部へ向けて前方下方に傾斜して固定部60aの下縁部と前面部60bの上縁部とを連結している。
なお、この例では、上縁カバー60の前面部60bおよび連結部60cと第6段目の補強部材33との間には、第5段目の太陽電池モジュール20の上縁部が挿入される上側溝部が形成されている。この上側溝部には、垂直方向における断面の形状がL字状に形成された緩衝材60dが設けられている。緩衝材60dは、例えば、ガスケットにより形成されている。第5段目の太陽電池モジュール20の上縁部は、緩衝材60dを介して上側溝部に挿入されている。
〔サイドカバー〕
図2および図4に示すように、2つのサイドカバー70は、直線状に延びる板状部材であり、複数の太陽電池モジュール20と架台30とにより構成される太陽電池アレイ200の左右方向(第2方向)における両縁部である両側縁部にそれぞれ設けられている。そして、各サイドカバー70は、それぞれが上下方向(第1方向)に沿うように配置されて太陽電池アレイ200の両側縁部を覆っている。この例では、2つのサイドカバー70のうち1つのサイドカバー70は、右側(第2方向における一端側)のサイド縦軸材32に取り付けられ、上下方向に並ぶ5つの右側の太陽電池モジュール20の右縁部(外側面部320b)および右側のサイド縦軸材32の右縁部(外側面部320b)を覆う。2つのサイドカバー70のうち残りの1つのサイドカバー70は、左側(第2方向における他端側)のサイド縦軸材32に取り付けられ、上下方向に並ぶ5つの左側の太陽電池モジュール20の左縁部(外側面部320b)および左側のサイド縦軸材32の左縁部(外側面部320b)を覆う。
図2,図4,図5に示すように、この例では、サイドカバー70は、カバー本体71を有している。サイドカバー70は、例えば、ステンレス鋼により形成されている。
〈カバー本体〉
カバー本体71は、直線状に延びる板状部材であり、上下方向(第1方向)に沿うように配置され、上下方向(第1方向)に並ぶ5つの右側の太陽電池モジュール20の側縁部(第2方向における縁部)およびサイド縦軸材32の側縁部を覆っている。この例では、カバー本体71は、上下方向(第1方向)と直交する断面の形状がL字状に形成されており、それぞれが上下方向(第1方向)に延びる平面部71aと前面部71bとを有している。
平面部71aは、矩形の板状に形成され、その板面が左右方向(第2方向)と直交するように配置され、サイド縦軸材32を構成する2つのサイド柱部材320の外側面部320bに取り付けられている。この例では、平面部71aは、2つのサイド柱部材320にねじ止めされている。そして、平面部71aは、その後縁部が壁部12と接触しており、太陽電池アレイ200の側縁部(この例ではサイド縦軸材32を構成する2つのサイド柱部材320の側縁部)と壁部12との間の隙間を覆っている。前面部71bは、矩形の板状に形成され、その板面が前後方向(第3方向)と直交するように配置され、その左右方向における外側(太陽電池アレイ200の第2方向の中央から遠い側)の縁部が平面部71aの前縁部に繋がっている。
〈通気孔〉
また、カバー本体71(具体的には平面部71a)には、複数の通気孔72が設けられている。複数の通気孔72は、カバー本体71を左右方向(第2方向)に貫通してカバー本体71の内側面に面する内部空間(カバー本体71の内側面と壁部12と複数の太陽電池モジュール20とに囲まれた内部空間)とカバー本体71の外側面に面する外部空間とを連通している。この例では、複数の通気孔72は、前後方向(第3方向)において壁部12とサイド縦軸材32を構成する2つのサイド柱部材320の平面部320aとの間に配置され、上下方向(第1方向)において一直線上に配列されている。また、通気孔72は、前後方向(第3方向)に延びる長穴状に形成されている。なお、通気孔72の大きさは、小動物(例えば小鳥など)が侵入することができない大きさに設定されていることが好ましい。
〈サイドカバーの取り付け〉
サイドカバー70のカバー本体71は、太陽電池アレイ200の側縁部に取り付けられる。この例では、サイドカバー70のカバー本体71は、導電性を有し、サイド縦軸材32を構成する2つのサイド柱部材320に取り付けられる。具体的には、サイドカバー70のカバー本体71の平面部71aに第1ねじ孔H1が設けられ、サイド柱部材320の外側面部320bに第2ねじ孔H2が設けられており、第1ねじ孔H1と第2ねじ孔H2とを連通させた状態でねじ孔H1,H2にねじB1を締め込むことにより、サイドカバー70のカバー本体71の平面部71aがサイド柱部材320の外側面部320bにねじ止めされている。また、このサイドカバー70の取り付けにより、2つのサイド縦軸材32が電気的にも接続される。なお、サイドカバー70のカバー本体71は、複数のねじB1によりサイド柱部材320に取り付けられている。
〔太陽電池ユニットの組立作業〕
次に、太陽電池ユニット10の組立作業について説明する。なお、この例では、太陽電池ユニット10の構成が左右対称となっているので、以下では、太陽電池ユニット10の右側の構成を例に挙げて説明する。
まず、壁部12に設けられた4つのセンタ取付具15にセンタ縦軸材31(詳しくは2つのセンタ柱部材310と架橋材311)を取り付け、壁部12に設けられたサイド取付具16にサイド縦軸材32(詳しくは2つのサイド柱部材320)を取り付ける。
次に、第1段目および第2段目の補強部材33をセンタ縦軸材31とサイド縦軸材32とに取り付け、下縁カバー40が取り付けられた第1段目の支持部材34を第1段目の補強部材33に取り付ける。次に、第1段目の太陽電池モジュール20の下縁部を第1段目の支持部材34と下縁カバー40との間の下側溝部に挿入し、第1段目の太陽電池モジュール20を壁部12側に傾斜させて、第1段目の太陽電池モジュール20の上縁部を第2段目の補強部材33に接触させる。これにより、第1段目の太陽電池モジュール20が設置される。
次に、第3段目の補強部材33をセンタ縦軸材31とサイド縦軸材32とに取り付け、フロントカバー50が取り付けられた第2段目の支持部材34を第2段目の補強部材33に取り付ける。これにより、第1段目の太陽電池モジュール20の上縁部が第2段目の支持部材34と第2段目の補強部材33との間の上側溝部に挿入された状態となる。次に、第2段目の太陽電池モジュール20の下縁部を第2段目の支持部材34とフロントカバー50との間の下側溝部に挿入し、第2段目の太陽電池モジュール20を壁部12側に傾斜させて、第2段目の太陽電池モジュールの20の上縁部を第3段目の補強部材33に接触させる。これにより、第2段目の太陽電池モジュール20が設置される。
以上のような作業を繰り返して第3段目から第5段目までの太陽電池モジュール20を設置する。
そして、第6段目の補強部材33に上縁カバー60を取り付ける。これにより、第5段目の太陽電池モジュール20の上縁部が上縁カバー60と第6段目の補強部材33との間の上側溝部に挿入された状態となる。
次に、複数の太陽電池モジュール20と架台30とにより構成される太陽電池アレイ200の側縁部(この例ではサイド縦軸材32を構成する2つのサイド柱部材320)にサイドカバー70を取り付ける。具体的には、サイドカバー70の第1ねじ孔H1とサイド柱部材320の第2ねじ孔H2とを連通させた状態でねじ孔H1,H2にねじB1を締め込む。これにより、サイドカバー70が2つのサイド柱部材320にねじ止めされる。
〔実施形態による効果〕
以上のように、実施形態による太陽電池ユニット10では、開口面積が外部空間側から内部空間側へ向かうに連れて次第に小さくなるように通気孔42aを通気部42に設けることにより、図7に示すように、外部空間から通気孔42aを通じて内部空間に吹き出された空気により内部空間に過流が発生する。これにより、外部空間における気圧に対して内部空間における気圧が負圧となるので、通気孔42aによる通気効率が向上する。したがって、通気孔42aを通じて内部空間に吹き出された空気の流れによる複数の太陽電池モジュール20の冷却効果が向上し、太陽電池モジュール20の温度上昇による発電効率の低下が抑制される。
また、実施形態による太陽電池ユニット10では、下縁カバー40のカバー本体41に複数の通気部42とともに複数の排水孔43(内部空間と外部空間とを連通する排水孔43)が設けられている。このような構成により、カバー本体41の内側面に流れ着いた水が複数の排水孔43を通じて外部空間へ排出される。これにより、太陽電池ユニット10の排水が適切に行われる。
また、実施形態による太陽電池ユニット10では、太陽電池アレイ200の下縁部に沿う方向(この例では左右方向)において通気部42と排水孔43とが交互に並ぶように複数の通気部42と複数の排水孔43が設けられている。このような構成により、複数の通気部42と複数の排水孔43とがそれぞれ纏めて配置されている場合よりも、複数の通気孔42aによる通気と複数の排水孔43による排水とが偏りなく行われる。これにより、通気と排水とが効果的に行われる。
また、実施形態による太陽電池ユニット10では、下縁カバー40が太陽電池アレイ200の下縁部(この例では第1段目の支持部材34の下縁部)に設けられている。このような構成により、太陽電池アレイ200の下縁部を下縁カバー40で保護されるので、人(例えば子どもなど)が太陽電池アレイ200の下縁部の構成要素(具体的には太陽電池モジュール20の下縁部)に触れて負傷する危険性が低減される。また、太陽電池ユニット10の下縁部の意匠性が向上する。
また、実施形態による太陽電池ユニット10では、下縁カバー40が太陽電池アレイ200の下縁部(この例では第1段目の支持部材34の下縁部)と壁部12との間の隙間を覆っている。このような構成により、太陽電池アレイ200の下縁部と壁部12との間の隙間への小動物(例えば小鳥など)の侵入が防止される。これにより、小動物の侵入に起因する太陽電池モジュール20およびモジュール接続用ケーブル(図示を省略)の破損が防止される。また、下縁カバー40よりも上側に位置する壁部12の目地に塗布されたシーリング(図示を省略)が直射日光から保護されるので、シーリングの耐久性が向上する。さらに、複数の太陽電池モジュール20を接続するモジュール接続ケーブル(図示を省略)が太陽電池アレイ200の下縁部と壁部12との間の隙間から食み出すことが防止される。これにより、太陽電池ユニット10の下縁部の意匠性が向上する。また、モジュール接続ケーブルの食み出しが防止されるので、太陽電池アレイ200の下縁部と壁部12との間の隙間から食み出したモジュール接続ケーブルを引き戻すための作業が不要となり、そのような引き戻し作業によるモジュール接続ケーブルの破損が防止される。また、モジュール接続ケーブルの食み出しが防止され、モジュール接続ケーブルの直射日光による劣化が防止される。
また、実施形態による太陽電池ユニット10では、サイドカバー70のカバー本体71に複数の通気孔72が設けられている。このような構成により、複数の太陽電池モジュール20の裏面に面する内部空間に空気の流れが発生し、その空気の流れにより複数の太陽電池モジュール20が冷却される。これにより、太陽電池モジュール20の温度上昇による発電効率の低下が抑制される。
また、実施形態による太陽電池ユニット10では、太陽電池アレイ200の側縁部を構成するサイド縦軸材32にサイドカバー70が取り付けられる。そのため、複数の太陽電池モジュールにサイドカバーが取り付けられように太陽電池ユニットが構成されている場合よりも、サイドカバー70の取り付けが容易となる。
また、実施形態による太陽電池ユニット10では、サイド縦軸材32を構成する複数(この例では2つ)のサイド柱部材320に導電性を有するサイドカバー70が取り付けられる。このような構成により、サイドカバー70により複数のサイド柱部材320が電気的に接続されるので、例えば、複数のサイド柱部材320とサイドカバー70との組合せを接地線(複数の太陽電池モジュール20を接地するための電流経路)として利用することが可能である。
また、実施形態による太陽電池ユニット10では、サイドカバー70が太陽電池アレイ200の側縁部(この例ではサイド縦軸材32を構成する2つのサイド柱部材320の側縁部)に設けられている。このような構成により、太陽電池ユニット10の側縁部の意匠性が向上する。
また、実施形態による太陽電池ユニット10では、サイドカバー70のカバー本体71(具体的には平面部71a)が太陽電池アレイ200の側縁部(この例ではサイド縦軸材32を構成する2つのサイド柱部材320の側縁部)と壁部12との間の隙間を覆っている。このような構成により、太陽電池アレイ200の側縁部と壁部12との間の隙間への小動物(例えば小鳥など)の侵入が防止される。これにより、小動物の侵入に起因する太陽電池モジュール20およびモジュール接続用ケーブル(図示を省略)の破損が防止される。また、サイドカバー70よりも太陽電池アレイ200の左右方向における内側(第2方向の中央に近い側)に位置する壁部12の目地に塗布されたシーリング(図示を省略)が直射日光から保護されるので、シーリングの耐久性が向上する。
(その他の実施形態)
以上の説明では、第1方向が上下方向である場合を例に挙げたが、これに限らず、第1方向は、例えば、上下方向から前後方向および/または左右方向に傾斜した状態で壁部12の下端から上端へ向かう方向であってもよい。第2方向および第3方向についても同様である。
また、以上の説明では、太陽電池モジュールの数が10である場合を例に挙げたが、これに限らず、太陽電池モジュールの数は、10よりも少なくてもよいし、10よりも多くてもよい。壁部12に設けられるセンタ取付具15およびサイド取付具16の数や、太陽電池ユニット10の他の構成要素(例えばサイド縦軸材32を構成するサイド柱部材320など)の数についても、同様である。
また、以上の説明では、複数の通気部42(開口面積が外部空間側から内部空間側へ向かうに連れて次第に小さくなるように通気孔42aが設けられた通気部)を有するカバーの一例として、太陽電池アレイ200の下縁部(一縁部の一例)に設けられた下縁カバー40を例に挙げたが、これに限らず、複数の通気部42を有するカバーは、太陽電池アレイ200の別の一縁部に設けられていてもよい。例えば、太陽電池アレイ200の側縁部(第2方向における縁部)に設けられるサイドカバー70は、図4および図5に示した複数の通気孔72の代わりに、図5〜図7に示した複数の通気部42を有していてもよい。このように構成した場合も、外部空間から通気部42の通気孔42aを通じて内部空間に吹き出された空気により内部空間に過流が発生して外部空間における気圧に対して内部空間における気圧が負圧となるので、通気孔による通気効率が向上する。
また、以上の実施形態を適宜組み合わせて実施してもよい。以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、ここに開示する技術、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
10 太陽電池ユニット
11 建築物
12 壁部
13 基礎
200 太陽電池アレイ
20 太陽電池モジュール
30 架台
31 センタ縦軸材
32 サイド縦軸材
33 補強部材
34 支持部材
40 下縁カバー(カバー)
41 カバー本体
42 通気部
42a 通気孔
43 排水孔
50 フロントカバー
60 上縁カバー
70 サイドカバー

Claims (6)

  1. 壁部に設けられる太陽電池ユニットであって、
    複数の太陽電池モジュールと、前記壁部に固定されて前記複数の太陽電池モジュールが前記壁部との間に間隔をおいて前記壁部の一方端から他方端へ向かう第1方向に並ぶように前記複数の太陽電池モジュールを支持する架台とを有する太陽電池アレイと、
    前記太陽電池アレイの一縁部に設けられるカバーとを含み、
    前記カバーは、前記太陽電池アレイの一縁部を覆うカバー本体と、前記カバー本体の内側面から前記壁部と前記複数の太陽電池モジュールとに囲まれた内部空間へ向けて突出する複数の通気部とを有し、
    前記複数の通気部の各々には、該通気部を貫通して前記内部空間と前記カバー本体の外側面に面する外部空間とを連通する通気孔が設けられ、
    前記通気孔の開口面積は、前記外部空間側から前記内部空間側へ向かうに連れて次第に小さくなっている太陽電池ユニット。
  2. 請求項1に記載された太陽電池ユニットにおいて、
    前記カバーは、前記太陽電池アレイの下縁部に設けられている太陽電池ユニット。
  3. 請求項2に記載された太陽電池ユニットにおいて、
    前記カバー本体には、該カバー本体を貫通して前記内部空間と前記外部空間とを連通する複数の排水孔が設けられている太陽電池ユニット。
  4. 請求項3に記載された太陽電池ユニットにおいて、
    前記複数の通気部と前記複数の排水孔は、前記太陽電池アレイの下縁部に沿う方向において通気部と排水孔とが交互に並ぶように設けられている太陽電池ユニット。
  5. 壁部と、
    前記壁部に設けられる太陽電池ユニットとを含む建築物であって、
    前記太陽電池ユニットは、請求項1〜4のいずれか1つに記載された太陽電池ユニットである建築物。
  6. 複数の太陽電池モジュールと、壁部に固定されて前記複数の太陽電池モジュールが前記壁部との間に間隔をおいて前記壁部の一方端から他方上端へ向かう第1方向に並ぶように前記複数の太陽電池モジュールを支持する架台とを有する太陽電池アレイの一縁部に設けられるカバーであって、
    前記太陽電池アレイの一縁部を覆うカバー本体と、
    前記カバー本体の内側面から前記壁部と前記複数の太陽電池モジュールとに囲まれた内部空間へ向けて突出する複数の通気部とを含み、
    前記複数の通気部の各々には、該通気部を貫通して前記内部空間と前記カバー本体の外側面に面する外部空間とを連通する通気孔が設けられ、
    前記通気孔の開口面積は、前記外部空間側から前記内部空間側へ向かうに連れて次第に小さくなっているカバー。
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